なぜ俺がロリコンになったのかを考えていた。
ロリコンとの出会いは、友達が道で拾ったアリスクラブという名のロリコン
雑誌を、冗談で俺の部屋に隠して、それを見つけたふりをしてからっかって
きたこと。
面倒だったから、「はいはい、俺はロリコンですよ」と適当に応えていた。
それから、俺はロリコンというネタでからかわれるようになった。
俺は、昔から何に対してもこだわりが無かった。
もの凄く好きなものもなければ、特に嫌いなものもない。
こだわりが無い、それが今でも俺の最大の欠点だと認識している。
だから、倫理的にもこだわりは無い。
自分が被害者でないのなら、警察に捕まらないのなら、人殺しでさえ娯楽と
して受け入れてしまうだろう。
ロリコン雑誌を読んでも、それを嫌悪することもなく、感想はロリもいいなあ
程度だった。
その時点では、まだ俺はロリコンでは無かった。
そのロリコン雑誌はお気に入りではあったが、まだ普通の年齢の女性が好き
だった。
だが、友達はロリコンネタで盛り上がる。
漫画やゲーム、テレビや映画などに出てくる女性で、誰が一番好みなのかの
話になると、友達は必ずロリキャラを指差し、「お前はこいつだよな〜」と
言ってくる。面倒なので「はいはい、そうですよ」とあしらう。
俺には「髪が長い方がいい」「乳がでかい方がいい」「年上の方がいい」
などの具体的な好みがなかった。
だから、ロリ好きという他人が付けたレッテルは、女性の好みを考える上で
悩まなくてすみ、楽だったといえる。
そんな会話を何年も続けていると、自分からロリが好きだと言うようになった。
会話のパターンは決まっているのだから、自分から言ったほうが面倒でなく
ていい。単にそれだけの理由だ。
そんなことを続けていると、当然ロリを多く見ることになる。
ネタにも使う。しかも、自分をロリコンだと言うのことにも慣れてしまう。
そうなると、本当にロリコンになった気になってくる。
そんな生活を続けているうちに、俺は高校生になっていた。
そして、ある女の子を好きになる。その子は小学生、妹の友達。
美形ではないが、眼鏡をかけた、かわいく愛嬌のある子だった。
俺は、相変わらず中学時代の友達と遊んでいた。
その女のコはよく家に遊びにきていた。
友達はあのネタでからかってくる。
「お前の好みの子が来たぞ」と。
俺は冗談で「小学生はエエのう」などと適当に返していた。
その女の子に「好きだよ〜愛している〜」などと言ったり、抱きついたりも
していた。半年もそんなやり取りを続けていると、しだいにその子に対する
気持ちが微妙に変わっていることに気がついた。
その子が家にくるのを楽しみにしていることに気がついたのだ。
自分の気持ちに驚いた、あせった、そして悩んだ。
小学生に「好きだ」と告白する訳にも行かない、しかも妹の友達。
悩む日々が続く。その子が来ても、もう気楽に声はかけられなかった。
そんなある日夢を見た、その子を犯す夢を。
そこまで自分が追い詰められていることを知った。
このままでは犯罪者になってしまう。
だから、その子のことを考えるのは辞めることにした。
急に態度を変えたことを、その子は不思議がっていたが無視をした。
そして、時間が経つにつれ、徐々にその子のことは忘れていった。
俺が、本当にロリコンになったのだと気がついたのは、そのことがあった
からだ。「アリスクラブ」でオナをしだしたのも、それからだった。
こうして、1人のロリコン男が誕生し、おかんにオナしてるとこを見られた。