ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071109i514.htm 7〜9月のHIV感染274人、四半期で過去最多
厚生労働省エイズ動向委員会は9日、今年7月2日から9月30日までの3か月間に報告された
エイズウイルス(HIV)の新規感染者数が274人に上ったと発表した。
四半期ベースでは今年の第2四半期(4―6月)の270人を抜いて過去最多。
委員会によると、内訳は男性254人(第2四半期251人)、女性20人(同19人)。
年齢別にみると、40歳代以上が増加しており、
40―49歳が53人(同38人)、50歳以上が29人(同25人)に上った。
感染経路別では、同性間の性的接触による場合が183人(同182人)と最多。
一方、エイズを発症して患者と認定された人は女性13人を含む114人で、
2004年7―9月(126人)に次いで過去2位。
同委員会の岩本愛吉委員長(東京大教授)は「感染に歯止めがかかっていない。
あらゆる世代に感染の可能性があり、身近な問題として予防に努めて欲しい」と話している。
(2007年11月9日20時29分 読売新聞)