182 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
東条英機首相と陸軍はハワイ攻撃を知っていたことを示す典拠
○「昭和16年10月9日ないし10月13日、山口県室積沖在泊中の旗艦「長門」において
連合艦隊のハワイ空襲作戦を含む最終図演が行われた。
これには参謀本部作戦課の久門有文中佐および竹田宮恒徳王少佐が加わった。」
「昭和16年10月19日、永野軍令部総長はハワイ作戦実施に同意の決裁を下した。
参謀本部首脳及び作戦当局はその計画を知らされていたので、
意見があれば表明し得る筋合いであるが、もとより、そのようなことはなかった。」
出典: 戦史叢書 大本営陸軍部 大東亜戦争開戦経緯(5) 防衛庁防衛研修所戦史室編纂
出典: 戦史叢書 「大本営陸軍部」(2) 防衛庁防衛研修所戦史室編纂 P406
○海軍軍令部が10月20日ハワイ攻撃を決定したのを受け、
陸軍側は南方作戦計画の時刻規制等を検討した。
「参謀本部は10月23日、次ぎのような研究案を得た。 略
ハワイ空襲は日本時間のX日零時、すなわちハワイの黎明であるが
シンガポールにおいてはX−1日22時の真夜中前である。 略
かくて大本営陸軍部としてはハワイ空襲とマレー作戦の時刻の規制に関しては
陸海軍中央協定所定でなんら差し支えないものと考えた。」
出典:戦史叢書 「大本営陸軍部」(2) 防衛庁防衛研修所戦史室編纂 P541〜543
○11月3日には永野海軍軍令部総長と杉山陸軍参謀総長が昭和天皇に陸海両軍の
作戦内容を上奏するため列立して読み上げた。ハワイ空襲作戦も詳細な説明を行っている。
ご下問奏答あり。
出典: 戦史叢書(76) 大本営陸軍部 大東亜戦争開戦経緯<5> 防衛庁防衛研修所戦史室編纂 P336
○「ハワイ奇襲実施についてもこのときに遅くとも正式な作戦として陸軍側に伝わっており、
東條首相自身、参謀本部作戦課に知らされている。」
出典: 『海軍大学教育』「第三章 真珠湾作戦と海大」実松譲 光人社
出典: 『明治百年史叢書 杉山メモ -大本営・政府連絡会議等筆記- 上下巻』参謀本部編 原書房