朝鮮への植民地支配は本当に残酷だったのか rigel5

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489名無しさん@お腹いっぱい。
新潮45 2015年1月号
■Review■
・BOOK
「検証・日本統治下朝鮮の戦時動員」/「敵国日本」のために戦った朝鮮兵
   ◆ 著・ブランドン・パーマー、評・雑文家・平山周吉
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/backnumber/20141218/
 著者は未編集の史料を精査していく過程で、「極めておぞましい記述のみが活字になる現状に
気づく。英語圏の研究もそれに引き摺られている。日本での研究の主流は「日本政府が謝罪し、
賠償金を支払わせるための議論の材料」を提供する側面が強いとのことである。「やれやれ」の
世界である。
          (中略)
 朝鮮総督府は「一枚岩の、覇権主義に走る強大な悪魔的機構」ではない。「絶対的な権力を
誇っていた」というのは事実誤認である。それどころか、「将来の必要性を予測する洞察力に欠け」、
「応急処置的な対応を迫られ」る不完全な権力であり、「複雑な法体系を作り上げ、朝鮮社会に
対する過度の抑圧を可能な限り避けるよう努めた」官僚組織だった、というのである。
          (中略)
 ちなみに、「職業的詐話師」吉田清治の“証言”も半信半疑ながら取り上げられている。訳注で
その旨は注記され、著者はコメントを寄せている。
「これまでに読んだ慰安婦関連の話の多くから判断するに、著者は彼女らの多くは日本に恨みを
抱いていないと考えるものである」。


検証 日本統治下朝鮮の戦時動員1937-1945
ブランドン パーマー (著), Brandon Palmer (原著), & 1 その他
http://www.amazon.co.jp/dp/4794220855