戦前の歴史を一言で云うのなら
「強制開国によって弱肉強食の世界に放り込まれた日本は
国力(軍事力とそれを担保する経済力)を求めて彷徨った」
もちろん国家は人間の集合体なのだから当然誤りもあっただろう。
まずそれを検証するのが先なのであって
美徳の為に非難するというのは全くもって馬鹿げている。
(悪徳になっていないよね?)
それと検証と言ってもただ「それは何故だ?」と自問すればいい。
「軍が政府の許可を得ず勝手な行動をした」
その答えは何だ?
「きぃーーー 日本人は血に飢えた侵略者気質だからだ きぃーーー」 か?
私の答えは既に書いた
>>164。
では満州国建国についての問題点は?
その正当性を粘り強く国際社会にアピール出来なかったのかと言うこと
当時(建国直後)、満州国建国の正当性についての論理的構築が完全ではなかったのは事実だが、
溥儀がトップになった事で盤石な土台は出来ていた。
その後に発刊された二つの書籍、
F・ジョンストン『紫禁城の黄昏』と1934年
ブロンソン・レー著『満州国出現の合理性』1936年
これらがその土台の上に構築され、誰も否定しようがない事実(満州国建国)となっていただろう。
何故怠ったのか?
それは塘沽協定や満州国承認国の増加、満州国内の安定(資料コピペ)といった既成事実化に満足してしまったのだろう。
とにかく粘り強くやっていればイギリスはその論理に納得し、満州国を承認したかもしれない。
続く・・・
PS・・・・何で清版図を承継出来たの?