天皇誕生ブッチ事件 週刊文春2006年2月23日号、24-25ページより、記事原文ママである。
「あの日は夕方六時半からご一家と黒田夫妻がお揃いで、天皇陛下の七十二歳のお誕生日をお祝いする予定でした。
ところが愛子さまがむずかられて、雅子さまが一緒に東宮御所に戻られてしまった。
すぐお戻りになる予定だったので、お箸もつけずに待たれていたのですが、東宮御所から何の連絡もないまま時間が過ぎていった。
御所から連絡を入れても東宮職の返事が曖昧で、状況がよくわからなかったそうです。
結局、雅子さまがご不在のまま御夕餐は始まりました。
天皇陛下もさすがにご不快の様子で、せっかくのお祝いのお席も雰囲気がすっかり冷めてしまわれたといいます」(皇室関係者)
御夕餐を終えられた後、雅子さまのご到着をお待ちになっているところへ、ようやくお戻りになると連絡が入ったのだという。
「両陛下はじっとお待ちでしたが、すでに二時間以上が過ぎていました。
連絡が入った後、皇后さまは長い御廊下を歩いて玄関までお迎えに出られたそうです。
そこで十五分ほどお待ちになったのですが、なかなかお車がご到着にならないので、皇后さまは御食堂にお戻りになられました。
しかし、ご一家が揃って席についたままお待ちになっていては雅子さまも気まずいだろうと、
紀子さまと黒田清子さんがそろって御廊下に出てお迎えすることにしたといいます。
御廊下から一緒にお話をしながら入れば、お気楽だろうと気配りされたのです。
それなのに、戻られた雅子さまは『どうも』と軽く会釈をされただけで席に着かれてしまわれたといいます。
その場の状況を目の当たりにされて、紀子さまは思わず泣き出されてしまった。
この日のお祝い御膳はとりわけ重い意味があったからでしょう。
天皇陛下がご病気の中でお誕生日をお迎えになる意味は非常に大きいですし、
秋篠宮ご夫妻が縁結びをされた黒田夫妻が初めて出席するお祝い御膳でもあったからです。
紀子さまのお気持ちには格別のものがおありだったと思います」(同前)