まさに500兆。
日本が保有する米国債は、政府・民間合せて総額500兆に達する額になっている。
これは米国債の実に半数近くを日本一国が保有している計算になる。
かつて橋本龍太郎が米国債を売りたいといったという話は
ここで誰かが言っているようにアメリカの強さを示すような話ではない。
逆に「売りたい」と発言しただけで、
米株価が大きく値下がりするほどの影響がでている。
それを見越した上での橋本流の遠まわしなアプローチ・圧力であって、
日本が米国債を買い支えていない限り米経済は簡単に崩壊するということを示す例。
むしろその頃よりも日本の米国債保有高は飛躍的に増えており、影響力もそれだけ増大している。
日本に首根っこを掴まれ、支えられて持ちこたえている米国経済という現状が見て取れる。