関東軍が全員玉砕すればソ連の南下は防げた

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409名無しさん@お腹いっぱい。
>塘沽協定

 これは単なる停戦協定です。これ以前も以後も中華民国は満州国を認めていませんし違法占領されているとの主張を変えていません。
 現地の戦闘にケリをつけたもので国家間の関係にケリをつけたものではありません。

>新兵中心でわずか200人、しかも実弾も持たせない夜間訓練で「仕掛けてる」?

 395氏ではありませんが、仕掛けているというのは戦争ではなく挑発的行為という意味でしょう。
 もともと駐屯は国際法的に認められていたのですが、支那駐屯軍の増兵には中国政府の同意が必要であるにもかかわらず同意を得ずに増兵してしまいました。
 その駐屯区域の拡大も同意を得られず一方的宣言に依りましたし演習地区も中国側から変更するよう要請されていました。(地域は別として演習自体は認められている)陣前で演習されれば偶発事故を起こし易い訳で中国側の要請には妥当な点があります。
 治安の悪化もありますから日本の増兵にも理由が無いわけではありませんが、華北分離工作などで反発を招き塘沽協定以降も逐次浸食を続けた政策が対日感情と治安の悪化を招いたのですから自業自得ではあります。
 
>上海で虎の子のドイツ式兵団が敗北した時点で泥縄でしょ
あそこで勝っていれば、上海を足がかりに満州を手に入れるするつもりだったんだろう

 中国の抗戦準備はまだ整っていない状態で後数年は必要と考えられていました。
 ドイツ式兵団である「調整師」は当時としては精鋭でしたが、抗戦開始までに計画の編制装備を完備したものは恐らく1つもなく、編成数も計画に及びません。
 「調整師」を補完する役割の「整理師」に至っては尚更という状態でした。
 蒋介石は本当は未だ本格抗戦に立ち上がりたくなかったのですが、盧溝橋事件後の両国の対応のエスカレートから立ち上がらざるを得なくなったと言えます。
 上海戦は南京方面からの日本軍が攻勢を続けた場合、急速に準備未了の中国心臓部に到達する危険があり、日本の増援兵団を上海方面に吸引することで作戦方向を誘導するという戦略によるとされます。
 その意味では中国は戦略目的を果たしたといえます。