>>16 >できません、法律より下位なので、議会が法案を提出すれば、終わりです。
? 法案を議会が提出するだけでは終わりにならず、両議院の議決と天皇の裁可を経て法律が成立しなければ終わりになりません。
実際に法律制定によって独立命令が無効になった事例は知りません(たぶんないと思います)。
>>信教の自由は法律の留保すらないので、法律によらずに「天皇が」制限できる。
>出来ません。
いえ。実際の運用として、法律によらずして信教の自由は制限されていました。
学説もそれを追認していました(美濃部ほか)。
>議会の承認がなければ、天皇自らそれが無効であると宣言しなければならない、
>つまり自分の行動を自分で否定しなければならず、赤っ恥です。結局できるわけがない。
実際に議会の承諾が得られず無効になった緊急勅令はいくらでもあります。
また、「赤っ恥」をかかないように、議会の承諾を得られなさそうな緊急勅令を事前に緊急勅令によって廃止している事例がたくさんあります。
>イギリスや(第二次大戦)フランス(アルジェリア)では、実際に発動され、
>人権が制限されました国がありますが、それについてはどう思われます?
緊急勅令の制度のないイギリスは非常大権に頼らざるを得なかったでしょうが、日本の場合は緊急勅令や戒厳令で対応できます。これらの緊急権の上に更に非常大権を認めるのは明らかに過剰です。
仏領アルジェリアは植民地です。日本の植民地は憲法が事実上施行されておらず、いわば恒久的に非常大権が行われたとも解釈できる状態でした。