大室寅之祐が明治天皇になったと言える勇気を持とう

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550日本@名無史さん
およそ朝廷は政治の表舞台から遠ざかっている間に、恐ろしく世間
知らずの存在になってしまった。徳川慶喜から「あなた達のように
古事記や日本書紀から抜け出てないような考えでは困る!」とまで
言われている。
薩長の幹部にしてみれば、朝廷とはどーしょーもない状況だっただ
ろう。公家の中で彼らと遣り合えるのは岩倉くらいだ。
明治維新は、今から考えれば簡単にできたと思えるのであって、
当時、徳川の体制を倒すとか、廃藩して海外列強に耐えうる中央
集権国家を作るなんてのは、家康や秀吉の仕事よりも、恐ろしい
エネルギーが必要なはずだ。
そのトップには、聖徳太子と頼朝と信長を併せたようなカリスマ性
ある人物を据えねばならなかったはず。演出は大久保、桂、岩倉ら
がやるにしても、やはり主演をそれなりの人物に演じてもらわねば
と考えるだろう。で、新帝を見る。望みがあるならそのままいけ
る。しかし、バカボンのような、一目で将来が絶望的だとわかる
帝であったら。その不安感は相当なものだろう。彼らの脳裏に
ある決意がよぎっても何ら不思議ではあるまい。