基礎からわかる従軍慰安婦問題

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241ウンコさん
>>231
>そう言えば名乗り出た慰安婦の圧倒的多数はインドネシアの2万人なんだから、
>「大部分が金目当てのニセモノ」って言うのは事実としてその通りだろう。
>(2回募集して一人も名乗り出なかったので、3回目に「200万円の賠償金」
>を出したらいきなり2万人以上名乗り出たというのは爆笑だ)

これは何に書いてあったのでしょうか?また、そもそも、2万人以上という登録者は
「従軍慰安婦」ではなく、「性暴力被害者」の誤りです。これは、かの秦氏自身も
承知しているところで、1997年の雑誌掲載論文には次のように書いています。

「川田文子さんは、7年間も慰安婦をやった女性のサービス回数に、レイプ裁判の
1回300万円という解決金を掛けて一人当り七百数十億円という賠償金を算出してい
ます。彼女が調査したインドネシアでは、日本軍による「性暴力被害者」が2万2千
人も名のりをあげているそうですから、同じように掛けてみると1千兆円を優に超え
ます。」(『SAPIO』1997年1月15日号,再掲『現代史の光と影』グラフ社、53ページ)

もっとも秦氏は、この時点でも、この調査を呼びかけたの人物を川田文子だと勘違い
していました。どうやら秦氏は、1996年の時点で、朝日新聞を誤読して、登録者を
「性暴力被害者」ではなく「従軍慰安婦」、調査主体を兵補協会でなく川田文子と
思っていたようです。これに関して、次のサイトでは、秦氏のこれらの誤解が顕著に
あらわれている1996年論文『歪められた私の論旨』を、新聞をたどって批判していま
す。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/ianfu/hata/971008.htm
http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/ianfu/hata/971027.htm

秦氏が、登録者に関して修正したのは、1996年の論文のすぐ後に、川田文子からの反
論をうけてのことだと思われます。しかし、依然として調査主体はただし川田氏と勘
違いしていました。その後、1999年の『慰安婦と戦場の性』において、調査の主体が
兵補協会であることを正しく認識したものの、「彼〔兵補協会を率いるタスリップ・
ラハルジョ〕が登録を呼びかけたのが「慰安婦」なのか、「性暴力被害者」なのか
明確でないが、96年3月に締め切ったときは、2万2千人を超えていた」(315ページ)
を書いているところを見ると、依然として登録者に関してよくわからないところが
あるようです。