伊藤博文は日韓併合に反対だった

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1日本@名無史さん
 ヨーロッパ列強諸国にみる植民地経営政策は採ってはならないと、
韓国の植民地化には強い反対意見をもっていた
伊藤博文(日本の初代首相)が、
初代の韓国統監として赴任したのであるが、外交権を持つ
保護国しての運営の任にあたっていた。その伊藤博文が
明治42年(1909年)に暗殺されたことによって、
日本の対韓政策は変更することとなるのであるが、
韓国側の方では、政府部内のみならず、
民間からも日韓併合の意向が示されていた。
「日韓同祖論」が根強かったのでもある。
明治43年(1910年)日韓併合条約が締結されるのであるが、
日本はこの併合に極めて慎重を期し、諸関係国に打診したところ、どこも反対はなく、
それのみならず、米国のマスコミさえも、東アジアの安定のためには、日韓併合条約を支持するとい
う姿勢を示している。結局一国の反対もなかったのである。
2田中清玄研究家:2001/08/23(木) 01:59
伊藤博文の対ロシア政策がくわしく知りたいんだけど。
暗殺されるときもロシアとの折衝に行くはずだった
(それを妨害した安重根て…?)
あまり、それにふれてる本がない。
あったら教えてくで
3ハン版住人:2001/08/23(木) 02:06
>>1
暗殺される時にはもう、朝鮮の独立を諦めていました。
独立反対派ではありません。賛成派でもありませんが。
伊藤博文にも、見捨てられたんです。
4日本@名無史さん:2001/08/23(木) 16:02
韓国併合前の統監伊藤に,韓国に日本人移民を入れるよう直談判したのは,
誰あろう新渡戸稲造。伊藤は韓国人の主体性を認め,この意見に反対して
いたんだけど…。結果は新渡戸路線に。
5日本@名無史さん:2001/08/23(木) 16:15
日本人移民って何か意味があったのかな?満州と違ってそんなに広大な
耕地もないだろうし。
6日本@名無史さん:2001/08/23(木) 16:37
>>5
日本って開国直後から過剰人口論が盛んで,解決策は
農業移民排出と考えられていました。20世紀初頭は
当然満韓移民集中論です。
で,韓国には広大な荒蕪地が有り余っているって宣伝
が行われて,日本人移民受け入れにうってつけの場所
だというイメージが流布されたのです。後の満州移民
の時とやり口が同じです。
それで東拓が創られ,日本人移民を受け入れていく態
勢はとられていくのです。
この路線の理論的指導者に新渡戸が,抵抗勢力が伊藤
というわけだったのです。
7しろうと:2001/08/23(木) 18:00
5000円札の新渡戸稲造って、そゆことした人だったのか…
知らんかったよ。
あの韓国が、よくモンク言わないな。
8日本@名無史さん:2001/08/23(木) 18:39
>>6
それってイメージじゃなくて事実じゃないの。
9日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:10
>>7
韓国国民が敵視すべきは,伊藤より新渡戸なのにね。
でも日本人も,新渡戸が何をした人か判っている人は殆どいないだろうし。
10月に日テレ系列で新渡戸顕彰の番組があるんだけど,どうせこの件は取り
上げられないだろうなー。

>>8
韓国の「荒蕪地」イメージ流布については,10数年前の「史学雑誌」に研究
が載っているので,それを参照してみてください。今手元にないので,書誌デ
ータは後日ということで。
10日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:16
そうか、てっきり伊藤は併合派だから暗殺されたのかと思っていた。
伊藤も、もう自分に併合をとめる力はないことはわかっていたと思うけど、
もし、伊藤が暗殺されなければ、ことのなりゆきは変わっていた可能性も
あるということか。

となると、韓国の英雄である安重根は、併合を招いた張本人(とゆーか、
併合の口実をつくった)と言えるかも知れない。
11日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:21
≫となると、韓国の英雄である安重根は、併合を招いた張本人(とゆーか、
併合の口実をつくった)と言えるかも知れない。

彼はA級戦犯です。
なぜ称えるのか、日本人には余り理解できんな。
12日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:25
日本の著名人を殺した韓国人は、彼ぐらいしかいないからじゃない?
13日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:33
暗殺者を誇るとは・・・
まだ李舜臣で自慢する方がマシだ。
14日本@名無史さん:2001/08/23(木) 19:58
新渡戸は台湾でいろいろ技術指導していた方が有名だが…
15日本@名無史さん:2001/08/23(木) 20:01
>>11
A級戦犯という名称は、戦勝国の一方的価値観による弾劾に使われる
蔑称なので、この場合ふさわしくないな
16日本@名無史さん:2001/08/23(木) 20:51
>10
そうだよね。伊藤が生きていたら、ことが穏やかに運んで「併合」
とまではいかなかったかもしれない。
(でも、あの次点でかなり高齢だったから、どうせ亡くなって
彼の影響は少なかったかもしれないが)

日本政府にしたところで、総理までつとめた人物が暗殺されるってことは、
相手に文句をつける理由を作ってくれたようなもの。
ということで、私は、安重根の伊藤暗殺は、
併合を進めたかった日本政府の謀略だと思う。
近代の日本ってこういうの得意だったものね
17日本@名無史さん:2001/08/23(木) 21:02
>>16
それは安重根は日本政府の意をくんで暗殺したと言うこと?
18日本@名無史さん:2001/08/23(木) 21:08
>1
伊藤は「完全併合」に反対だっただけだ。
第二次日韓協約を韓国に押しつけ外交権を奪ったのは伊藤の責任。
だから韓国植民地化に関して伊藤の罪は重い。
19日本@名無史さん:2001/08/23(木) 21:21
伊藤って私生活とかはどうしようもない人物だったけど,
朝鮮人を「やればできる」(原文を忘れたのでご容赦)人種として
見ていた。その点からすれば,彼の植民地観ってアメリカのそれに
近いものがあったかも。でも朝鮮民族を劣等民族として見る勢力の
方が強くなる。その代表は新渡戸なんだよね。
新渡戸と比較されることで,伊藤の評価も多少は変わるかもしれない。
20日本@名無史さん:2001/08/23(木) 22:37
>伊藤って私生活とかはどうしようもない人物だったけど

どういうこと?英雄色を好むってこと?
21日本@名無史さん:2001/08/23(木) 23:06
>>18
罪とかそういうこと言うなよ。荒れるから。
22日本@名無史さん:2001/08/23(木) 23:47
>>20
伊藤ってのは稀代の好き者というか,ロリコンというか…。
半玉の水揚げ専門だったらしいし,当時の人々もそれを承知
していたらしいし。
伊藤が暗殺された時に,それを聞かされた小学生が,あの色狂い
が…,っていう感想をもらしたってくらい。
23日本@名無史さん:2001/08/23(木) 23:47
新渡戸ってそんなこと言うイメージはないけどね
24日本@名無史さん:2001/08/23(木) 23:50
>>23
今までの新渡戸像が間違っているんです。
というか,植民地史研究では常識だったんだけど。
ただ,新渡戸には熱狂的な「ファン」がいて,彼らの
ものしか本になっていないからなー。
(例:佐藤全弘)
25日本@名無史さん:2001/08/23(木) 23:56
うわあ、勉強になります。
このスレ。
26日本@名無史さん:2001/08/25(土) 20:40
なんかね、韓国併合史の勉強をしていて
福沢諭吉とか嫌いになった。
何が「天は人の上に・・・」だよ。
あのことばばかりが一人歩きして、福沢は偉人・・・ってイメージが強いけど
朝鮮人や中国人は、人じゃないのかっていいたくなるよな。
27日本@名無史さん:2001/08/25(土) 20:55
易姓革命のお国柄だからかいな?
旧支配層(両班)にとって、自分たちの利益を保持してくれたし、
民衆は治安が維持されて税金は安くなったし・・・・
28 :2001/08/25(土) 20:59
>>26
併合前の韓国と台湾は荒廃しきった未開の地。
中国人が台湾をけがいの地と評し、韓国にいた宣教師達が韓国併合を熱烈に支持
したのには理由がある。
幕末の人の感性で見ても、蛮族としか映らなかったのは当然。
福沢は日本と中国、トルコを半開国として、同列に分類していた。
29日本@名無史さん:01/08/26 12:25
>>26
最初福沢は、元々は朝鮮独立派だよ。
金玉均による改革が失敗し、金玉均の末路で考え方を変えたんだ。
福沢は金玉均ら、朝鮮人の留学生の援助をしていた。
その前は、アジア諸国の同盟による欧米からの独立だよ。
そういえば、その思想の本(誰が書いたか忘れた)
に共感して、安重根が暗殺したとか。
30日本@名無史さん:01/08/26 13:18
>>26
福沢が興亜から脱亜にいたるまでの歴史的経緯を見ると
脱亜になったのも仕方が無いように思えるけどなあ
31新渡戸ファンだが、伊藤の方が偉いな:01/08/26 13:37
今回朝鮮に来たのは、植民研究の材料を得るためである旨を述べた。
これを聞くと直に公は、「朝鮮に内地人を移すといふ議論が大分あるやうだが、
我輩はこれに反対してをるのぢや」
といきなり述べられたから、
「然し朝鮮人だけでこの国を開くことが、果して出来ませうか」
といふと、
「君朝鮮人はえらいよ、この国の歴史を見ても、その進歩したことは、
日本より遙以上であつた時代もある。この民族にしてこれしきの国を自ら経営できない理由はない。
才能においては決してお互に劣ることはないのだ。然るに今日の有様になつたのは、人民が悪いのぢやなくて、
政治が悪かつたのだ。国さへ治まれば、人民は質に於ても量に於ても不足はない」
と幾分か語気の強いいひ方で滔々とやられた。

『新渡戸稲造全集第5巻 偉人群像 第廿七章 伊藤公』
(教文館、昭和45年)550−551頁

この後新渡戸はプロイセンの植民政策を例に
二時間も日本人入植の利を説き続けたが、上手くいかなかったらしい。
32新渡戸ファンだが、伊藤の方が偉いな:01/08/26 13:39
ほんと、旧千円札や現一万円札に抗議した韓国人は
何で今の五千円札に抗議しないんだろう?
33日本@名無史さん:01/08/26 13:49
>>27
無辜の民にとっては、
仕事があって、飯が食えて、勉強できて、
いつ殺されるかというような不安のない平和さえ
保証してくれれば、支配者が誰だろうと
関係無いですしね。
イデオロギーなんて二の次。
日本だって同じ。アメリカに思想侵略されても、
ほとんどの人は別に困らないし。
34日本@名無史さん:01/08/26 13:52
>>32
日本人でも新渡戸さんのことを知らない人が多いように、
あちらでは、更に知られていないってことなのかなぁ?
35みんな:01/08/26 13:54
>>32
知らないんだよ
36日本@名無史さん:01/08/26 14:13
>>26
学問のススメよんだ時ないの?
「天は〜作らず」といヘリ。って書いてあるでしょ。
米独立宣言には平等と書かれているが、人間は平等ではない。
職業には貴賎がある、その違いは学問のあるなしによって決まる。
って書かれているんだよ。

要するに、学歴板の元祖といってもよい(藁
37日本@名無史さん:01/08/26 15:02
>>33
アメリカに支配されて困らない人なんてほとんどいないよ。逆に。英語しゃべれないし。
左っぽい妄想はやめてね

>>26
福沢にすれば、支那や朝鮮は「悪友」であって、つきあってると損ばっかりするってことだよ
だから脱亜っていうよりは脱支もしくは脱鮮だね。
38日本@名無史さん:01/08/26 16:00
植民地を持つってそんなに悪いのか?当時は強国が植民地・保護国を持つのが
当然だった。帝国主義の時代だったんだよ。持たなきゃ国益につながらないと
認識されていたんだよ?植民地にされたくないなら強くなったらいいわけで。
当時の常識を現代の平和ボケした常識で見るなよ。
39日本@名無史さん:01/08/26 16:55
>>37

>>27
>旧支配層(両班)にとって、自分たちの利益を保持してくれたし、
>民衆は治安が維持されて税金は安くなったし・・・・

という部分について、
治安の悪い状態で、安心して暮らせない日々を送っていた民衆にとっては、
(易姓革命のお国柄でもあるし)他民族支配であろうが、安定した日常を
送れる方がいい、という人々も多かったのではないか。
という推測と、
現在のヨコモジ好き・欧米文化好きの日本の状況を揶揄したつもりだったのですよ。
なのでアメリカについては、あえて「思想侵略」と書いたのです。

ちょっと飛躍した書き方だったので、わかりにくかったと思います。
すみません。
40日本@名無史さん:01/08/26 16:57
名前欄 入れ忘れましたが、39=33です。
41日本@名無史さん
新渡戸の糞番組,10/8放映だよ。
いかに美化してくるかが,楽しみ。

>>38
誰もそんな判断はしていないはずだけど。
要は,伊藤博文像の虚実を明らかにする格好の
材料が韓国併合に関してだったということ。