1 :
日本@名無史さん:
明治維新関連のスレは他にもあるけど、このスレでは、現在の
近代史学界において「明治維新」がどのように捉えられているか、
通説的な研究の水準を確認することをテーマにしたい。
案外、自分が通説だと思っていることが、他人にとっては通説では
ない場合もあるので、意見交換をして、それを調整しようというのが
目的の一つ。
というわけで当スレでは、「自分は明治維新をこう解釈している」
という個人的な見解を示すのではなく、「学界では現在この学者の、
この意見が有力視されている」という話をお願い。
戦後の史学史・研究史に詳しい人が参加してくれるとありがたい。
多分このスレでは坂本龍馬も新選組も話題に上らないので、
初歩的幕末史ファンの人にとっては退屈で硬いスレになると
思うけど、よかったらたまに覗いてみてね。
今後いい具合にスレが育てば、幕末維新史理解の役に立つと思う。
明治維新とは何か。
「革命」か「改革」か。
「維新」を英訳する場合、どの単語で表現するか。
……というような問題は、戦後一頃盛んに追求されていたけど、
だいたい80年代から90年代初頭にかけては、維新史の理論に
関わる研究や論争は下火になっていたと思う。
でも最近、また維新史研究が活発になってきたよね。
4 :
日本@名無史さん:2001/06/23(土) 23:41
かつて学界で支配的だった、
「明治維新=絶対主義制の形成過程」
とみるマルクス主義的歴史学の立場にある学者は、もうほとんど
いないと思うけど、かといって70年代の「近代化論」のように
脳天気な明治維新史観が学界で有力になったとも思えない。
そもそも「革命か、改革か」という問題設定自体がすでにアウト・
オブ・デイトである、という意見も聞かれるようだし・・・
じゃあ今の所、学界の共通認識はどうなっているのよ、という話
をしていきたいと思うのでよろしくね。
5 :
日本@名無史さん:2001/06/23(土) 23:41
ちなみに近年の総括的な維新史研究の動向で目立ったものを挙げると、
・中央公論社『日本の近代』刊行開始
・吉川弘文館『幕末維新論集』刊行開始
・鳥海靖他編『日本近現代史研究事典』(東京堂出版)
・『歴史評論』589号(1999.5)「明治維新史研究の現在」特集
等があるように思う。(個人の著作を除く)
他に何かあったかな。
このスレちょっととっつきにくいよ。
でも、おもしろくなりそうだからがんばってね。
でもsage
ちなみにどういうわけか、いくつかのスレにマルチポストで
ここへリンクが張られたようだけど私ではないよ。
9 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 00:49
>>5 吉川の『幕末維新論集』はいいね。全部で十巻ぐらいに
なりそうなのかな。『史学雑誌』の「回顧と展望」で
紹介されたここ十年ほどの好論文が収録されていて
便利だわ。
10 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 01:04
明治天皇が長州出身でないなら禁門の変の時、朝敵だった長州藩はいつまでたっても浮かばれない(長州藩がキャスチングボード握れない)だろうが。
長州のみかたになってくれる明治天皇だから薩長藩閥政治だろ!!もっと日本史勉強せい!!!。
11 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 01:12
>>9 現在7冊ほど刊行されているかな。各巻の個別の編者とは別に
全巻の監修者として、
田中彰
松雄正人
そして今話題の(?) 宮地正人
の三名が名を連ねている。まあ妥当な人選だよね。
12 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 01:13
ついでにフランスの歴史教科書にはフランス革命はなかったと書いてある。(藁)
ルイ16世が不慮の死を遂げられその子17世が幼少の時病死。16世の弟ルイ18世が王位につく。つまりフランス革命はなかった。
日本の場合
孝明天皇が痘そうでなくなり明治天皇が突然たくましくなられる過程で佐幕攘夷派(公武合体徳川派)から倒幕開国派(薩長派)に突然変更。朝敵から一転して薩長藩閥政府へ。
14 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 01:24
そういえば最近は学界でも「明治維新史」というよりも
「幕末維新史」というフレーズが普及しつつあるね
15 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 02:01
研究史を不足なく把握しておくことって大事なんだけど
けっこう骨が折れるんだよなあ。
16 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 02:56
研究の動向を探るには、基本的には「回顧と展望」を
数年分まとめ読みするという方法があるんだろうけど
維新研究史・学説史を手堅くまとめた書籍として
たとえば
1.石井孝『学説批判明治維新論』(吉川弘文館、1961)
2.田中彰『明治維新史観の研究』(北海道大学図書刊行会、1987)
があると思うんだけど、どうかね。
ただ、1は当時主流だった講座派理論の立場から
書かれたものだし、2は好著だけど明治以降〜戦後
しばらくまでしか叙述がないんだよね。
俺としては2に次ぐ研究史をまとめたものが欲しい
んだけど、そんな便利な文献ってないかな・・・
17 :
大:2001/06/24(日) 03:41
君たちの論調からいくと伊藤岩倉がマリア様だね(藁)
18 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 04:48
講座派学者は死に絶えたと思っていいのか
19 :
o:2001/06/24(日) 14:38
aho
20 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 14:54
>>5 >吉川の『幕末維新論集』はいいね。
まだ読んでないんだけど書き下ろしの論文集じゃなかったんですね。
21 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 14:58
>>16 >>5で挙がっている
>・『歴史評論』589号(1999.5)「明治維新史研究の現在」特集
に研究史の整理がありましたよ。
22 :
αジョーカーω:2001/06/24(日) 15:01
明治維新は絶対主義的側面を持つ近代市民革命である(藁
23 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 18:20
現代文庫版の遠山維新史および6月復刊の井上維新史を改めて読みましょう。
ところで『展望日本歴史』東京堂書店は維新史どうなってるの?
私が読んだ2冊は好著だったんだけど。
24 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 22:32
>>23 東京堂の『展望日本歴史』の維新史はまだ出ていないようですね。
編者は誰に予定されているか分かりますか?
25 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 22:51
>かつて学界で支配的だった、
>
> 「明治維新=絶対主義制の形成過程」
>
>とみるマルクス主義的歴史学の立場にある学者は、もうほとんど
>いないと思うけど、かといって70年代の「近代化論」のように
>脳天気な明治維新史観が学界で有力になったとも思えない。
ちょっと待ちな(笑)
その「明治維新=絶対主義の形成過程」に対抗してでてきた
「明治維新=ブルジョア革命」説もまた労農派マルクス主義者
を中心とするマルクス主義的歴史学じゃないのかね(笑)。
そもそもマルクスが、当時では卓絶した「フランス革命」研究者
理論家であったことを忘れるなよ(笑)
おれは日本史ではないのでわかんねえけど、
日本史事典を見る限り、80年代以前の論争を放擲したまま、
個別実証主義に走ったためか、80年代以前の理論的枠組み
のまんまという印象を受けた。
そこんとこどなたかご教示下され
26 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 22:56
さらに、誤解している奴がいると行けないので書くと、
講座派議論の要諦は、
「明治維新=絶対主義革命の形成過程」と把握するとともに、
自由民権運動・大日本帝国憲法制定・帝国議会開催、による変質、
1900年初頭、日本資本主義の確立、帝国主義への同時転化、
を説くものであって、明治期間中における日本の政治・経済体制の
変容を説いていることを忘れてはいけない。
27 :
25:2001/06/24(日) 23:09
維新とは改革か、革命かなんて議論が消滅しているらしいが、
消滅してもいざ何か書くとなると、改めて自分の明治維新観
が問われちゃって、結局先人の議論的枠組みを援用している
だけなのかもしれませんが…
28 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 23:12
>>20 書き下ろしではなくて、主に90年代に発表された雑誌論文
をテーマ別に収録したものだよ>『幕末維新論集』
凡例によれば、とくに加筆訂正はされていないみたい。
90年代初頭に明治維新史学会が編集した「明治維新史研究」
シリーズを受け継ぐ出版企画だろう。同じ吉川弘文館だし。
29 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 23:18
>>23 井上維新史(『日本現代史』ですね?)が復刊されるのは
たぶん初めてだよね。研究史上では遠山の『明治維新』と
並び賞されるのに(戦後の研究の基盤としてね)、いままで
手軽に入手できなかったのが難点だったけど、良かったね。
『展望日本歴史』の明治維新の巻はまだ見かけないね。
戦後の代表的な論文を収録するという企画ですよね。
楽しみ。ほんと、編者は誰だろ?
30 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 23:29
>>25 そーそー、いや別に労農派を無視したわけじゃないんですが(笑
でも今日マルクス主義歴史学というと、すぐに講座派が連想される
ってところもありますよね。
で、ご指摘の通り、80年以前の論争や学説をよく整理しないまま
個別の実証研究に走ってしまって、維新史を大きな枠組みでとらえず
テーマが細分化されたのも確かですね。
現在ようやく、それを整理してみようという動きになっているんじゃ
ないですかね。
31 :
日本@名無史さん:2001/06/24(日) 23:59
幕末維新論集のどこがいい?わからん。
それから『歴史評論』の明治維新史研究の現在、
最初の2本はいいが、あとの2本は駄目だったな。
とくに会津の一揆の奴は最高につまらない。
しかも、あれと同じ内容の論文、他でも見たぞ。あれしか書けないの?あの研究者。名前忘れたが。
32 :
日本@名無史さん:2001/06/25(月) 00:02
>>31 もしかしたら田崎さんのこと?
あの人ネタあれしかないんでしょ。
おれんとこにも案内来たけど、今年の夏もどっかのセミナーでやるみたいよ(藁。
33 :
日本@名無史さん:2001/06/25(月) 10:57
アゲ
34 :
日本@名無史さん:2001/06/25(月) 22:29
>>14 >「幕末維新史」というフレーズが普及しつつあるね
いままでの学界では、どちらかといえば「明治維新」という語
が主流で、「幕末維新」という言葉は、一般向けの歴史出版
社の図書名のような印象があるよね。
たとえば事典類でも、新人物往来社の『幕末維新史事典』、
『幕末維新人名事典』とか。
日本歴史学会の『明治維新人名辞典』(吉川弘文館)と
対照的だね。
でも近年は維新史学会のドン・田中彰も、『幕末維新史の研究』
というタイトルの著作を上梓しているし、今回の「幕末維新論集」
シリーズで、今後は「幕末維新」の語が定着するかな。
35 :
日本@名無史さん:2001/06/25(月) 22:30
>>31 たしかに雑誌発表時には注目されたのに当叢書に収録されて
いない論文もありますよね。幕末政争史を緻密に再検証した
青山忠正の論稿なども、編者としては入れたかったらしいけど、
直前に青山の単行本が刊行されたので見送ったそうですね。
私もまだまだ勉強中なんですが、「この論文だけはどうしても
入れて欲しかった」というのがあれば、よければ教えてください。
『歴史評論』「明治維新史研究の現在」 特集、一本目の青山
忠正の研究史整理は、要領よくまとまっていて便利でしたね。
これも現在は青山の論文集に収録されていますね。
青山忠正「明治維新の史学史―『絶対主義』と『変革主体』」(『明治維新と国家形成』吉川弘文館、2000年)
36 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 01:37
>>29 今年度の「回顧と展望」の近代史総説の冒頭に井上の著作の
復刊ニュースが掲げられているね。
37 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 03:15
>>31 執筆者の名前は田崎公司ですね。たしかに同じようなことずっとやってますね。
明治維新史研究の現在というテーマとはほどとおい論文でしたね。つまらなすぎます。
38 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 03:15
中央大学博士課程の某君、ココにいましたか・・。
39 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 13:54
田崎氏、会津出身というのが売りだけど、
実はたんなる親の代の流入者というイタい事実(藁。
40 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 17:23
幕末維新史…講座派の服部之聡が使ってなかったっけ…
41 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 18:37
服部之総大好き! 全集まで買った。
彼の発想豊かなところは羨ましい。
「黒船前後」なんかいいよね、あえてエッセイをあげるが。
42 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 23:22
43 :
日本@名無史さん:2001/06/26(火) 23:23
>>36 井上清の『日本現代史 I 明治維新』は、元版を持っている
ので復刻版の購入はどうするかな。
たしかにこの本は研究史上重要な著作だけど、あくまで今日
では古典として扱われるべきものだけに、そのまま復刊する
よりも、詳細な解説を付して欲しいところだね。
もっとも、少なくとも旧仮名遣いは改められるだろうけど(笑
井上清って、いつも遠山茂樹のついでに論じられるような感じ
で、彼の維新史研究を単体で論じたものはあまり無いように
思うので、復刊を機にちょっと本格的な井上論を解説に期待。
なんだかんだ言って、「回顧と展望」冒頭で取り上げられる辺り、
やはり一つの画期であったには違いないよね。
44 :
日本@名無史さん:2001/06/27(水) 00:44
書店に並んでたよ>井上維新史
45 :
日本@名無史さん:2001/06/27(水) 03:00
>>43 私も古本で捜して買った。
今回の復刻版には,宮地正人の解説がつくそうだが,どうしようかな。
46 :
名無しさん@1周年:2001/06/27(水) 21:06
古きをたずね新しきを知る…いいっすね。
このスレッドは名スレッドの予感が
講座派といえば、日本資本主義発達史講座が
古本屋で全12巻3000円で売られていたよ。
どうしようかなあ…
47 :
日本@名無史さん:2001/06/27(水) 23:19
>>46 おおっ安い! 絶対買いです。
復刻版でしょ? 私は3万近く出して買ったなー。
48 :
日本@名無史さん:2001/06/28(木) 01:23
>> 43 訂正自己レス
井上『日本現代史』元版の文章は旧仮名遣いだったような印象
があったけど、よく確かめてみたら漢字が旧字体なだけだった。
失礼。
復刻版の解説は宮地正人か。面白そうだね。
49 :
日本@名無史さん:2001/06/28(木) 01:56
>>46 「講座派」の名称の元になったシリーズだね>『日本資本主義発達史講座』
その値段からすると復刻版ではなくてオリジナルかな。
たしか1980年代初頭に『講座』刊行50周年を記念して岩波
から復刻されたんだよね。大石嘉一郎の詳細な解説や資料
を収めた別冊が2冊付属するね。
50 :
日本@名無史さん:2001/06/28(木) 19:47
h
51 :
日本@名無史さん:2001/06/28(木) 22:57
回顧と展望の冒頭で騙られていたのにびっくり。む〜
52 :
日本@名無史さん:2001/06/29(金) 23:24
田崎って人、このスレでぼろくそにいわれてるけど、
本人このスレみたら、どう思うんだろう?
53 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 00:31
>>52 このスレで何度か触れられているように、田崎の論文が掲載
されたのは、『歴史評論』の「明治維新史研究の現在」特集の
号なんだけど、この論稿に、とくに今日的な新しさがみられな
かったかどうかは、この分野に疎い私には判断できない。
どうなんだろうね、実際のところ。
雑誌の巻頭言によれば、編集部から田崎に委任されたテーマ
は、「維新政権による地方支配の実態」だったようだ。このテー
マ自体は今日の維新史研究にとってとても大切なものだけど、
特集に則して言えば、たしかに会津一地方の事例よりも、もっと
広く全域的な地方研究の今日的水準を示してほしかった気はするね。
ただ、田崎以外にこのテーマに積極的に取り組んだものがない
のであれば、今回の発表が彼の既発表の論稿と比べて、さほど
目新しさが無かったとしても、それなりの意味はあるのだろうけどね。
54 :
田崎氏大ブレイクか?:2001/06/30(土) 13:41
民衆思想研究会
日時:2001/8/25、13:30〜
会場:福島県喜多方市立図書館2F閲覧室
研究発表:田崎公司「会津ヤーヤー一揆の終結過程」その他3名、懇親会あり
宿泊費13,000円その他諸費用
翌日は会津民衆運動関係地を巡る一泊二日のセミナーだそうです。
下見たら事務局が田崎氏になってました(藁。
55 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 18:58
>下見たら事務局が田崎氏になってました
超笑った。
56 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 18:58
>>1にきちんと答えると,
「未完のブルジョア革命」by中村政則
57 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 23:29
(スレを立てた1っす)
ほんの一週間前に立てたばかりなのに、あっという間にレス
が50を越えて驚いてます。もちろん私も参加しているけど、
当初は10も続かないかもしれないと予想していた(笑
井上本の復刊のことは念頭に無かったけど、タイムリーだった
ね。遠山茂樹『明治維新』とともに刊行から50年経ったそうで、
やはり節目ではあるね。
二人の著作は戦後の維新史研究に大きな指標を与えたわけ
だけど、50年の間に人の価値観や歴史観も大きく変化している
ので、この辺で戦後の維新史研究の到達点を探るのも面白い
かもしれない。
「明治維新とは何か」という問題が学界で今どう扱われているのか、
それをメインに出版情報などの周辺の話題も交えながらぼちぼち
語り合っていきたいね。
学術的なテーマといっても、そこは2チャンネルというカジュアル
な掲示板なので、あくまで気楽に参加してね。
58 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 23:31
んでは、私なりの拙い把握で恐縮だけど、いちおう今日の維新史
研究をめぐる状況を大雑把に見とこうね。
東欧社会主義体制の解体やソ連の消滅、バブル経済の崩壊
などで既存の価値体系が揺らいで、その影響は史学界にも
あらわれているわけだよね。
維新史研究の分野でも、80年代の終わり頃に、それまで主流
的見解だった「明治国家は絶対主義国家であって、明治維新
は革命ではない」という講座派的見解に対し、やっぱり革命
だったんじゃないの? という意見がちらほらと出された。
(後進国型のブルジョア革命)
で、これを受けてそれまで理論的論究を避け実証研究に没頭
していた近代史学界にも、あらためて「明治維新とは何だった
のか」という根本的な問題に取り組む機運が高まってきて、その
結果90年代後半からいろいろと注目すべき見解が出されたよう
に思う。
59 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 23:33
偶然なのかもしれんが、とくに20世紀最後の3年間(1998年〜
2000年)に、力のある学者による自己の研究の総括的な著作が
相次いで刊行された。
べつに21世紀に間に合わせようという意図があったわけじゃない
んだろうけど、ベテランから若手まで一通りの意見が出揃ったよう
なので、ここらで90年代の維新史研究の傾向を見ておきましょ、
という次第です。
60 :
日本@名無史さん:2001/06/30(土) 23:44
>>56 中村政則も、明治維新の新たな分析視角を積極的に発表している人だよね。
個人的に中村を含め、90年代に注目すべき見解を出している研究者が
三人ほどいるので、またあらためて紹介したいと思います。
61 :
日本@名無史さん:2001/07/01(日) 00:19
62 :
日本@名無史さん:2001/07/01(日) 00:28
>>46 もし、戦前刊行のオリジナルの『日本資本主義発達史講座』 だったら伏字が多いので、その部分を復元した復刻版の方がいいよ。
月報もすべて別冊として復刻されているし。
それにしても大部で場所をとるし、岩波文庫には無いのかな?
63 :
日本@名無史さん:2001/07/01(日) 10:53
>>1=
>>57=
>>58=
>>59 今日的地平の把握に,現在東大出版会から刊行中の『日本経済史』
第1巻の石井寛治氏のコラムが有用かと思われます。
>>46 さすがに岩波文庫にはならないと思います。文庫に入れて欲しい作品は
『講座』以外にたくさんあるんだけど,無理だろうなー。
64 :
日本@名無史さん:2001/07/01(日) 22:46
石井先生のご著書かあ…。
日本近代金融史研究を買ってないから
後回し…くすん
――――――――――――――――――
マスター、徳仁と雅子様を宮内庁が必要以上に囲うのはなぜ???・・・
__ __ .r――――――――――――――――――
∨ | 明治天皇は1年で40センチ背丈がのびた???・・・
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
U ∩ [] ∨%(´∀` ) < ソレはネ、秋篠宮様(北朝)とちがい徳仁は大室家(南朝)から岸が養子にしたから
宮内庁の役人も政治家(橋本、麻生太郎も)もいつこのことが国民にばれるのか
__ ∧ ∧__∧_∧___)_ | ヒヤヒヤしているからサッ!!!。
( ,,)日( .)□ \______________
― / | ― ( )――― .
\(__.ノ ━┳━)
━┳━ └ ┃―・゛
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄
66 :
1:2001/07/01(日) 23:44
>>63 おお、そういうコラムがあったのかぁ。教えてくれてどうもありがとう。
さっそく読んでみます。去年出た本ですね。
石井寛治は近代日本経済史が専門なんだろうけど、小学館の
『大系日本の歴史』で「開国と維新」の巻を担当していたね。
一般向けの通史ってバランスのとれた記述が求められるので、
それが書ける人は、やはり学説史の把握がしっかりとできている
人だと思う。
67 :
1:2001/07/01(日) 23:55
私の学説史理解や研究動向の把握が未熟であることは十分承知
しているので、というかマジで知らないことばかりなので、
詳しい方からいろいろとご教示いただきたいと思っています。
個人的な目論見としては、私はテーマだけを提言して、あとは
「名無史」の中に埋没して諸賢からレクチャーを受けたいと思っ
ているのだけど(笑、しばらくは1として、未熟ながらある程度
スレの方向性を立てておくね。
68 :
1:2001/07/01(日) 23:59
とりあえず私のみた範囲内では、現在、明治維新の総体的な捉え方
について積極的に発言している研究者のうち、長老・中堅・若手の
三世代から代表を選ぶと、
田中彰
中村政則
青山忠正
といった人々が印象に残ったので、さしあたってこの人たちが
維新をどう捉えているのか、講座派とは違うどのような分析方法
を提言しているのか、その辺を見ていきたいと思っている。
やはり若い研究者ほど講座派的発想から自由になる印象があるね。
(中村政則も、中堅というより長老格入りしつつある人だけど)
69 :
1:2001/07/02(月) 00:01
もちろんこの人たち以外にも維新史学のキーパーソンは存在する
ので、おいおいそれらの学者のことも……
個別的な分野で優れた業績のある研究者もいると思うけど、さしあたって
は、維新史を大きな枠組みで捉えている人々を取り上げたいと思う。
「おい、そんな若造よりこの学者の意見が重要だろ」とか、
「それは旧い研究なので、この最新の論稿に目を通しておけ」という
意見もぜひよろしくね。
あと
>>63氏のように手ごろな研究史をまとめた文献の紹介も嬉しい
です。
70 :
1=53=57:2001/07/02(月) 00:09
>>61 >田崎論文への見解もどうぞ
えーと、
>>53が私の意見です。お恥ずかしい。
たしかにこの特集の他の論稿は、研究史をまとめたり、今後の
展望について触れたりしているのだけど、田崎のものは会津一
地方の報告だったので物足りなかった。
地方がテーマなだけに全国の状況を一般化するのは難しいとは
思うのだけど、この分野(維新当初の地方政治の実態)で第一人者
として目されるのは誰なんでしょうね?
71 :
:2001/07/02(月) 00:26
田崎論文に限らず、幕末維新の民衆一揆ネタもう飽きた。
だってみんな安丸良夫の焼き直しばっかなんだもん!
72 :
日本@名無史さん:2001/07/03(火) 23:45
まあ、そう言うなや。
また〜りやろうぜ。
講座派から自由になっても、たんに理論がないだけの、
つまらない論文ではしょうがないでしょう。
他の分野から見れば、グランド・セオリーや
独創的なミドル・セオリーなしの実証論文なんて
読む気が失せますです
73 :
日本@名無史さん:2001/07/03(火) 23:56
まあ、一頃のドグマ擁護的な研究態度への反省(というか
嫌悪?)から実証研究が隆盛したという経緯もあるのだろう
けど、そういう傾向に再考を促がすことが今年度の「回顧と
展望」にも書いてあったね。
74 :
日本@名無史さん:2001/07/04(水) 18:41
age
75 :
日本@名無史さん:2001/07/06(金) 17:12
結局、幕末維新史研究とは
日本近代をどう把握するのか?という
根元的な問題設定無しでは、成り立たないんだよ。
講座派批判者はその点を理解しているのかな?
という疑問を捨てきれない。
76 :
1:2001/07/07(土) 00:08
えーと、前回
>>68で挙げた三人の維新史研究家のうち、今日は
田中彰についてね。
田中彰は、遠山茂樹に継ぎ今日まで維新史研究をリードしている
学者だと見ていいだろう。講座派的立場から研究を始めた人だけ
ど、戦後の研究家の中では後進ということもあって、あまりイデオ
ロギー先行的なところがなく手堅い実証研究も続けてきた人だよ
ね。
この分野の第一人者と目されている田中は、一般向けの通史や
講座などでも明治維新の総論を担当することが多く、「明治維新
とは何か」という性格規定について最も積極的に発言してきた研
究者の一人だと思う。
77 :
1:2001/07/07(土) 00:09
田中の最新の明治維新論は1998年刊行の『長州藩と明治維新』
(吉川弘文館)で展開されている。田中は従来の「改革」か「革命」
かという二者択一的な分析視角を批判し、だいたい次のような見
解を示している。
明治維新とは、日本における封建と近代、内圧と外圧、伝統と
革新、「復古」と「維新」などという相反する価値観が共存し、癒着
し、その両者の複合によって創出された「複合変革」ないし「複合
革命」ともいうべき近代的変革(革命)
……維新の革命的要素を否定する伝統的講座派見解からみる
と、わりと融通性のある意見だとは思うけど、その反面当り障り
の無い見解という印象もあるね。
ただしこれは田中の消極性を示すのではなく、長年実証研究と
的確な研究史整理を続けてきた田中ならではの実感なんだろう。
78 :
1:2001/07/07(土) 00:11
で、この田中の維新論に対して学界がどういう反応を示している
のか知りたい所だけど……
彼の著作は発表される度に必ず「回顧と展望」で言及される割
には、書評などで批評されたものをあまり見かけない気がする。
べつに「ご意見番」的存在の田中に、みんな遠慮しているわけ
じゃないんだろうけど、異論を差し挟むほどではない穏やかな
論旨だからかね?
田中の維新論に対する批判を知っている人は教えてね。
79 :
1:2001/07/07(土) 00:19
>>75 そうそう、幕末維新史研究って、独立した分野というより、
もっと広く近代史全体の枠組みの中で捉えられるべきもの
なんだよね。
講座派批判に関しては、今日まったく見るべきところのない
旧説として顧みないというものより、どういう点に問題があっ
たのか、丹念に検討しているものが結構多いように思う。
いずれそのことについても取り上げてみたいね。
80 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 00:29
最近の数量経済史には維新史っていう考え方が薄いよね。
江戸時代から続く成長の一通過点という感じかな?
81 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 00:38
>>80 その数量経済史にも影響与えた網野善彦に言わせりゃ、
中世末の大転換に比べれば明治維新なんて屁みたいなもの(藁。
82 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 00:48
現在刊行中の講談社の通史シリーズは責任監修が網野
らしいけど、もしかして全時代を社会史的視座で貫く
という方針なのかな? 近代以降も。
83 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 01:39
まあ維新などといっても所詮超反動思想に基いた簒奪事件ですから。
84 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 02:30
網野の考え方にも一理あるんだが、しかし土地の売買が自由になったという
制度変革についてはどう考えているのだろうか?
85 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 21:37
www.terra.es/personal6/goojapan/schoolgirl/01t.html
86 :
1:2001/07/07(土) 22:07
いちおう田中彰の幕末維新史研究の代表著作ね。
1.『明治維新政治史研究』(青木書店、1963年)
2.『幕末維新史の研究』(吉川弘文館、1996年)
3.『長州藩と明治維新』(吉川弘文館、1998年)
学説史・明治維新観を考察したもの
1.『明治維新と歴史教育』(青木書店、1970年)
2.『明治維新観の研究』(北海道大学図書刊行会、1987年)
一般向けの通史や講座、歴史事典などで総論を執筆したもの(1990年以降)
1.『日本の歴史 15 開国と倒幕』(集英社、1992年)
2.「明治維新」『国史大辞典 13』(吉川弘文館、1992年)
3.「世界史のなかの明治維新」(『新視点日本の歴史 6 近代編』、新人物往来社、1993年)
4.「『開国』から『維新』へ」(『日本の近世 18 近代国家への志向』、中央公論社、1994年)
5.「近代日本の序幕―世界史のなかの明治維新」(『近代日本の軌跡 1 明治維新』、吉川弘文館、1994年)
6.『明治維新<岩波ジュニア新書 日本の歴史>』(岩波書店、2000年)
87 :
1:2001/07/07(土) 22:09
田中の初期の研究について論じたもの(90年代に発表されたもの)
1.渡辺尚志「歴史学からみた明治維新」(『一橋論叢』、121巻4号、1999年)
2.青山忠正「明治維新の史学史―『絶対主義』と『変革主体』」(『明治維新と国家形成』、吉川弘文館、2000年)
田中の最近の著作の書評などを知っている人は教えてね。
88 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 23:11
「孝明天皇暗殺の真犯人が、初代総理大臣になった伊藤博文であったのは真実である。
そして、この暗殺は南朝革命のために睦仁親王暗殺、将軍家茂暗殺とリンクしていた。
彼が、人斬り名人と認められたのは17才頃であるが、大物を斬殺する度に名前を変え、幼名は利助であったが、利介、利輔、俊輔などと名前を変えてきている。
大室寅之祐(明治天皇)は、長州奇兵隊の伊藤博文の力士隊の隊士であったから、伊藤の子分同様であった。
大室寅之祐と、殺害された睦仁親王(孝明天皇の実子)は性格も能力も全く異なり、東京遷都のとき京都で仕えていた女官を全員解雇したのも、口封じの意味があったのだろう。
大室寅之祐(明治天皇)と睦仁親王は正反対の性格と体格で誰でも一目でその違いがわかった。
寅之祐は勇壮で体が大きく、乗馬、相撲が得意だった(もと、力士隊にいたから当然か)。
睦仁親王は女のように華奢で病気がちで、乗馬ができなかった。
寅之祐は達筆だったが、睦仁親王は字が下手だった。
睦仁親王は幼時、種痘をしたはずなのに、寅之祐の口の周りには5,6個の痘痕があった。
これほど著しい違いがあったにもかかわらず、その正体がばれなかったのは、この時代天皇と接触するものはごく少数の側近だけだから、側近の口さえ封じれば誤魔化せたのである。側近も、優遇されれば生命の危険を冒してまで国民に真実を明かす必要はなかった。生活第一だから。
「忠節なる臣民」とか「赤子」とかおだてられながら牛や豚のように酷使され、鉄砲玉となって戦争の犠牲になった人々は、国家のために死んだのではなく、天皇暗殺という”大逆罪”を犯した伊藤博文の隠蔽工作の犠牲者なのである。」
あり得ないこと書かないでくれ。
空想、妄想は夢の中でやれ。
90 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 23:19
大室寅之祐の弟、庄吉(1853〜1926)の孫、大室近祐(1905〜1995)は祖父庄吉から聞いた話として、
「わしが12,3歳のころ、伊藤俊輔は毎日のように家に来て兄(寅之祐)を連れだし、石城山に登っていた」
という。
石城山の練兵場では常時四〇〇人近い兵が銃陣訓練を重ねており、時には近くの皇座山で鹿狩りなども行われていたから、寅之祐の士気を鼓舞して乗馬や剣術を教えたり、同年輩の隊員と角力をとって鍛えるにも最適の道場であった。
このときの寅之祐との深い関係が、維新後の伊藤博文の権力を作ったのである。
91 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 23:42
田中彰って明治維新史学会の会長でしたっけ?
92 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 23:46
もっとさあ明治維新は革命というじじつをまじめに考察しないと、、、
ぜんぜんリアリティーがないんだよ。
93 :
日本@名無史さん:2001/07/07(土) 23:54
>>92 従来の研究で使用されてきた「革命」の概念自体が西洋をモデル
としていただけに(それも理想化した)、もう少し検討し直そう
という動きになっているのではないかな?
たぶん現在の学界では、一頃のように革命概念を無条件に使用
している人はいないと思う。
まあ、どういう維新論が主流になりつつあるのか色々見てみよう。
94 :
日本@名無史さん :2001/07/07(土) 23:57
学習院の鵜飼さん、博論通ったみたいね。
95 :
1:2001/07/08(日) 00:01
>>91 田中は初代の会長でしたね。現在は同会顧問だったと思います。
現在の会長は佐々木克じゃなかったかな?
『戊辰戦争』、『大久保利通と明治維新』などの著作のある。
96 :
1:2001/07/08(日) 00:17
>>94 鵜飼政志も条約改正史や遠山茂樹論など積極的に論稿を発表
している若手研究者ですね。学界でどう評価されているのか
は知らないけど。
この人もわりと研究史に対する視座が強く感じられる人だと思う。
彼には明治維新の性格規定に関する論稿はないのかな?
97 :
日本@名無史さん:2001/07/08(日) 00:19
1さんは鵜飼氏ではなかったのですね(藁。
私はずっと疑ってたのですが。
98 :
1:2001/07/08(日) 00:31
>>97 ぜんぜん違います。マジで超初心者ですから。
鵜飼氏はWeb上での研究交流や情報交換についても積極的に提唱
しているようですが、でも2chには参加しないでしょうね(笑
99 :
日本@名無史さん:2001/07/08(日) 01:13
>93
詳しくは知らないけど本場フランスでも革命200周年の1989年頃から
伝統的なフランス革命研究の見直しが図られたようだね。
100 :
日本@名無史さん:2001/07/08(日) 01:22
田中氏って小学館の『日本の歴史』での担当巻への思い入れが強いように思われる。
101 :
日本@名無史さん:2001/07/08(日) 12:39
小学館の『日本の歴史』を田中彰が書いたのはたしか70年代だろ?
90年代に発表した集英社の『日本の歴史』の「開国と維新」と比べてどう?
102 :
日本@名無史さん:2001/07/08(日) 23:38
あげよう
103 :
日本@名無史さん:2001/07/12(木) 19:45
ageyou
104 :
100他:2001/07/12(木) 23:22
>>101 もう一度読み比べたいんだけど,今余裕ないの。ごめん。
105 :
日本@名無史さん:2001/07/13(金) 03:22
もうすでに皆さんご存じのことかとは思うが
カキコがないようなので一応。
展望日本歴史
17開国と維新 久留島浩・奥村弘 ヒロシコンビ
18近代の経済構造 武田晴人・中林真幸 既刊
19明治憲法体制 安田浩・源川真希
以上より近代研究者名には浩・真という字の多いことが分かる。
106 :
日本@名無史さん:2001/07/13(金) 09:52
>>105 これこれ,せめて収録された人の名まで対象にしなさいよ。
17の収録内容はまじで気になるので。
107 :
日本@名無史さん:2001/07/14(土) 22:40
明治維新って言っても、
経済構造が変わったわけではないからね
108 :
日本@名無史さん:2001/07/15(日) 21:49
「こいつはたまに出てくるけど、読む価値ないよ」て学者ってどんなのがいる?
たとえばこのスレッドの途中で出てきた田崎公司って人がそうなんだろうけど、
それ以外ではどんな人がいます?
109 :
日本@名無史さん:2001/07/16(月) 02:20
さかもとたかお
>>107 それは封建制の連続って意味で? それとも「経済社会」の連続って意味?
111 :
日本@名無史さん:2001/07/16(月) 13:49
坂本たかおはイデオロギーはともかくとして、
明治期の思想史研究にはいいものもあるよ。
田崎ナントカとはレベルが違いすぎます。
112 :
キド:2001/07/16(月) 21:51
芝原拓自・井上勝生・・・。
こういったところからは、もう何か出てこないんでしょうか?
113 :
日本@名無史さん:2001/07/16(月) 21:53
sage
114 :
日本@名無史さん:2001/07/16(月) 23:37
>>112 芝原さんって病床におられるのでは?
井上さんはお元気だけど,あんまり維新史やっていないよね,最近。
115 :
日本@名無史さん:2001/07/16(月) 23:41
井上清ってまだ生きてるの?
116 :
日本@名無史さん:2001/07/17(火) 00:13
>>115 復刊本に「死んだ」とは書いていなかったようなので,まだご健在では?
ちなみに
>>114の「井上さん」は井上勝生氏のことね。
117 :
日本@名無史さん:2001/07/17(火) 22:08
学界のことは分かりませんが、学習院の井上勲(いさお)先生が
はっきりと「青山氏の研究は面白くない」とおっしゃられてましたよ(笑)。
わたしにとっては、キツイ一言だった・・・。
118 :
日本@名無史さん:2001/07/17(火) 22:45
青山って、大名の青山家の子孫?
119 :
日本@名無史さん:2001/07/17(火) 23:13
ははは、幕臣の?
たしかに「忠」がついてるけど・・・(笑)。
120 :
日本@名無史さん:2001/07/18(水) 20:25
井上清は京都でぴんぴんしているらしい。
俺としては、講座派理論の総括をしてほしいな、
とおもう今日この頃
121 :
日本@名無史さん:2001/07/18(水) 22:19
122 :
日本@名無史さん:2001/07/18(水) 22:29
この「名スレッド」もだんだん生命力を失ってきたかな?
それとも、まともな人間はみな忙しいのか・・・。
いやきっと、また盛りかえすだろう。
なぜなら、最初から読めば分かるけれど、このスレはまだ中途だもの。
123 :
日本@名無史さん:2001/07/18(水) 23:00
ごめんなさい,忙しいのです。
維新史は直接のテーマではないので,今余裕がありません。
また時間ができたら発言します。
124 :
日本@名無史さん:2001/07/24(火) 20:41
いいスレなのであげます。
125 :
X:
長州がキャスティングボード握ったのね