三角縁神獣鏡は誰が作った?

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407珍説紹介
井沢ネタなんですが、まあ閑話休題ってことで。

1991年の年末、TBSで『新世界紀行』という番組を放映しました。
テーマは「卑弥呼、空白の世紀」
作家井沢元彦が、旅(夜はマージャンかフーゾクだろうか)をしながら歴史を騙ります。
さて、同夜の井沢は金海良洞里古墳群へ。
そこで井沢は言います。「この金海で出土した三角縁神獣鏡は、日本でも出土されています!」
△縁を知らない視聴者が対象の番組らしいと思いながら見た画面には、
どう見ても方格規矩鏡が写っています。
しかし、井沢は三角縁神獣鏡と断定します。言いつづけます。言い張りつづけます。
その後も井沢は番組の中で論理にならない推理を繰り広げます。
@卑弥呼は魏から鏡をもらった
A卑弥呼は鏡を太陽信仰に使ったらしい
B日本では卑弥呼の鏡らっし三角縁神獣鏡が多数出土
C韓国でも三角縁神獣鏡(おい!)が出土した
D韓国の祈祷師ムーダンと卑弥呼の比較
E卑弥呼の本質は日韓共通の太陽信仰で間違いない
             と結論づけます。
結論を導く過程で既に結論と同じ仮定が使われてたりしますが、
その叙述法は、井沢ならではの「論理」でした。

そこで言いたい。
井沢、お前よー、普通に三角縁神獣鏡見たことないんか?
金海で△縁がホントに出土したんか?
取材先でちゃんと実物見たんか?マージャンしてただけなんちゃうか?
編集責任が自分に無いからデタラメでも何でもかまわんのか?

ソース:『謎と不思議の旅』二見書房(TBS編)、『卑弥呼伝説』実業之日本社(井沢元彦)