1 :
【^▽^】 :
何故わたくしがエロネタを執拗に扱うのか、疑問に思っている人方もいるかと思う。
そこで、ここらでその疑問に答えておきたい。
私はかつて、ある民族運動に参加していた。
しかし街頭での演説や募金活動、これらは惨々たる無視で応酬されるのが常だった。
あらゆる政治運動は、まず、何より人目を惹かなければ「無効」なのである…!
諸君らは、ナチスの機関誌にエロ漫画が連載されていたことを御存知だろうか…?
ナチはドイツで政権奪取に成功すると、
国内におけるいかなる性的娯楽・性的表現を禁じた。
ところが例外がたったひとつだけあった。
それが自身の機関誌に連載されるエロ漫画だったのである。
(内容は、ユダヤ人がドイツ娘を強姦する、という陳腐な者の繰り返しだったが…)
ナチは、性的娯楽を求めた大衆の目が党機関誌に集中するように仕向けたのである。
そして、それは当然のように大成功を収めたのである…!
この馬鹿野郎どもッ!
私(わたくし)がエロ小説を執筆する動機は、大衆を煽動する技術を磨くためであるッ!
コラージュや直リンで注目を集める理由は、大衆の反応を考察するためであるッ!
あらゆる政治的活動に従事する者は、笑い者になることを怖れてはならない。
馬鹿にされることを怖れてはならない。
一見愚劣で、低レベルなキャンペーンを張ることに躊躇してはならない。
あらゆるチャンスを捉えて、大衆の耳目を惹くことを心掛けなければならない。
必要とあれば、性的要素・エロティックな表現の行使をためらってはならない。
http://ep.st22.arena.ne.jp/cgi-bin/remix/bbs.cgi?area=ero15 私(わたくし)の愚行は、すべてはやがて起こす政治活動に向けての布石である。
私はいかなる嘲笑を浴びようとも、このような方法による群集理論の実践をやめない!
2 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 03:52
今日も「N○K楽しい水泳教室」が始まった。
司会の上○早苗が競泳水着で登場する。
「今日もスゴイぞ…!」
僕はテレビの前で笑みを漏らした。
それほどブラウン管の中の上○早苗はとんでもない格好をしていた。
カラダにピッチリと密着した白い薄手の競泳水着。
ノーブラのロケット型オッパイが、まるで「揉んでください」と
挑発しているかのようにブラブラ揺れている。
白い競泳水着は、今年37歳になった上田早苗の見ごたえのあるボディ・ラインを
“意図的に”浮き出させていた。
「まずは準備体操からです」
男性インストラクターの池○が、愛想笑いを浮かべて早苗に指示を出した。
元体操のオリンピック選手だった池○は、
筋肉質な体を極小ビキニで覆い、まるでAV男優のような格好をしていた。
「まず両手を大きく開いて、ピンと伸ばしてください。
そして、脚を肩幅の1.5倍に開いてください」
池○の指示により、早苗は全国放送の画面の中で「大の字」となった。
早苗のアトミックなボディは、実に大の字がサマになった。
「上田さん、しばらくそのままにしていてください。
それでは画面の前のみなさんは、僕と呼吸法を御一緒に…」
池○は早苗を大の字ポーズで固定させたまま、ダラダラと意味のない解説を始めた。
3 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 03:53
池谷は約3分間ほど要領を得ない解説をしていたが、その池谷がくだらない解説をしている間中、TVカメラは早苗のカラダの隅々まで接写しまくった。
まず、両腕を大きく上げている早苗の脇の下がアップにされ、数日間処理を禁じられている腋毛が髭剃り後のようにボツボツと映し出された。
カメラは序々に移動し、ハッキリとカタチの浮き出たロケット型の胸を捉えた。顔と胸が何度も交互にアップにされ、
まるで視聴者に「顔と胸を見比べるように」呼びかけているようであった。早苗のいかにも気まずそうな表情が実に小気味良かった。
その後、表情といっしょに早苗の上半身が50秒ほど固定されて映しだされた。いい気味だった。
カメラは更に下部へ移動し、大きく脚を広いた股間とフトモモをアップにして停止した。37歳のぶっといフトモモは実に魅力的だった…。
隠すことができずにさらされている巨乳は、実に魅力的だった…!そして、まるで90年代初期のバブル水着のようなカットの股間脇からは、
同じく数日間の処理を禁じられた剃り跡がポツポツと映し出されていた。何故かカメラは、そこで意味もなく数十秒間停止してしまった…。
あたかも「サービスタイム」とでも言いたげに、カメラは執拗に彼女の陰毛の剃り残しを映し込んでいた…「それじゃぁ上田さん、今度は後を向いてください…」
池谷の陰湿な声がお茶の間に流れる…
4 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 03:54
「キヒヒ…いい気味だ、早苗さん…!」
プールサイドで巨乳を揺すられている早苗をカメラ越しに見て、
密かにほくそえんでいる中年男がいた。
NHKの番組を委託されている製作会社の社長・徳光であった。
この徳光という人物は、民放の深夜バラエティなどで
高視聴率を稼ぐ敏腕プロデューサーだったが、
通勤電車の痴漢行為で懲戒免職になったという履歴の持主であった。
その後、番組の製作会社を起こし、
いくつかのくだらぬ番組の製作を手掛けた後、
得意の世渡りを発揮して、まんまとNHKの系列にもぐり込むことに成功していた…
「いいぞ、池谷…!」
徳光は臭い息をまき散らしながら、呼吸を荒くしてつぶやいた。
いつもの善良そうなつくり笑顔が、まるで嘘のような凶暴な顔つきであった。
(実際嘘だったのだが…)
細いタレ目をいよいよ細め、いかにも善良そうなつくり笑顔をふりまき、
ちょっとした人情話にワザとらしく涙を流す…
周囲から“徳光の代名詞”とされているこれら日常の行住坐臥は、
すべてその冷酷な本性を隠すための徳光の擬態であった。
“他人を利用して取り入るため”の、徳光の執拗な演技であった…
徳光の本性は、盗撮や痴漢を繰り返し、
“目的のためなら手段を選ばない凶暴な変質者”であった…
その“異常な変質者・徳光”に目をつけられたのが、
NHKの巨乳人妻アナウンサー・上田早苗だったのである…!
5 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 03:55
「まだまだこれからだぞ、早苗さん…!
あんたが恥をかくのはこれからだ…!」
TVカメラの前でジャンプをさせられている上田早苗を見ながら、
徳光はその薄い唇を冷酷そうに歪めた…
「ハイ、それじゃ今度は、屈伸しながらのジャンプです。
水泳では準備運動を怠ると命の危険に関わりますから、
念入りにやります…!」
プールサイトでは、池谷が準備運動の続行を早苗に促していた。
他人の顔色に敏感な池谷は、早苗の表情に戸惑の色が浮かんだのを見て、
断固として、強い口調で早苗にプレッシャーをかけた…
不服そうに苦笑いを浮かべる早苗に対して、池谷は容赦なかった。
実は、池谷を背後で操っていたのは徳光であった。
かつて世界の大舞台で活躍していた体操選手は、今や、
徳光の製作会社の所属タレントであり、社員におちぶれていたのだ。
池谷に早苗へのいじめを指示したのは徳光であった。
池谷は、心の中では徳光を軽蔑しきっていたが、
セクシーアイドルとの離婚訴訟で徳光に金の面倒を見てもらっていた手前、
徳光の機嫌をとるためなら何でもするつもりだった。
徳光も池谷も、お互い腹の中では相手を馬鹿にしあっていたが、
目的のために、これまたお互いを利用しあっていた…
常人から見ると、吐き気をもよおすような人間風景ではあった。
しかし、ウジ虫たちの汚らしい悪意は、
豊満な早苗の肉体に対し、さらに凶暴なキバを剥いた…!
6 :
日本@名無史さん :2000/10/03(火) 10:21
いいぞ〜
続けろ〜
7 :
日本@名無史さん :2000/10/03(火) 10:45
パチパチパチ...
いいぞ、ヘンタイオヤジ!
8 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:55
変態…?
実に喜ばしい褒め言葉だッ!
それこそまさに、ナティス機関紙におけるユダヤ人主人公が
ドイツ大衆から受けた罵倒そのものに他ならない!
わたくしのプロパガンダは成果をあげている…!
9 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:56
「少し姿勢が悪いですね、上田アナは…。背筋が曲がっている」
池谷は、
“胸の揺れを意識して、心持ち前かがみになってしまっている早苗の姿勢”に
目をつけ、勝ち誇ったようにその欠点を指摘し始めた。
本当はもう十分に姿勢は良かったのだが、陰湿な利己主義者である池谷は、
徳光の機嫌をとるために、必要以上に早苗に恥をかかせようとした。
「もっと胸を貼ってください、上田アナ?
そんなことじゃ事故が恐くて、とても水の中になんかいれられませんよ…
姿勢を正してください。指をピンと伸ばして“気を付け”の姿勢をとってください」
水泳のことにはほとんど素人(しろうと)同然の池谷が、偉そうに説教をたれる。
池谷は早苗に直立不動の姿勢をとらせると、適当な解説をつけて時間を稼ぎながら、
その様子を前後左右からじっくり撮影させた。
もちろん男性視聴者の中には、
こんな糞野郎の説明を聴いているマヌケなど一人もいなかった。
男性視聴者の目は、上田早苗のたぷたぷ揺れるおっぱいと、
牛のようにデカくて魅力的なケツに完全に集中されていた。
この番組の録画のためにわざわざ録画可能なLDを購入した中年オヤジなどは、
池谷が数秒間画面を独占すると、
激昂して卓上の灰皿をテレビ画面に投げつけたくらいであった。
「池谷は黙って番組を進行させればそれでよろしい。
余計なセリフを吐いてアップを独占する必要などない」
これが男性視聴者の声であった。
すると、この集団テレパシーが通じたのか、クズ野郎が次の指令を出し始めた。
10 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:57
「それじゃあ上田アナ、横を向いて。次はジャンプ50回です」
人間のクズ・池谷は、ここまでくるともはや“一匹の鬼”であった。
ただでさえ胸の大きい早苗は、何もしなくても、ちょっと身体を揺するだけでも、
フットボールのようなカタチのいいオッパイがぶるんぶるん揺れるのである。
しかも今は競泳用の水着を着用しているため、ノーブラである。
その白い競泳用の水着は、まるでパソコンのキーボード・カバーのように薄く、
早苗のおっぱいのカタチを露骨に浮き立たせているのだ。
「スタジオパーク」では決して見ることのできない部分、
すなわち、早苗の“おっぱいの下の汗のたまる部分”まで、
競泳用の薄い生地がぴっちりと密着して、そのカタチを浮き出させているのだ。
早苗の“フットボールおっぱい”の全貌が、この番組では完全に公開されているのだ。
37歳・女盛りの人妻人気女子アナウンサーの巨乳が、
本人の意向とは無関係に、強制的に公開されているのだ…
これ以上、この人気女子アナウンサーに何を強要できるというのだろう…?
しかしこのうじ虫には、そんな人間らしい思いやりなど露(つゆ)ほどもなかった。
徳光を利用することを固く決意している池谷は、
悲しそうな顔をしてうなだれる上田早苗に対して、
ジャンプ50回を平然と、しかもいつになく毅然とした態度で宣告したのである…!
今の早苗に、助け舟を出してくれる者など一人もいなかった…
上田早苗は再びTVカメラで横向きになると、池谷の指示通りに胸を反(そ)らし、
そのデカパイをダプンダプンとダイナミックに上下させながら、
寂しそうな顔でジャンプ50回を始めた…
11 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:57
私(わたくし)がやりたいことは、劣情を煽動する事などでは断じてない。
それは私の小説を読み進めば容易に理解できることである。
私が小説の中で描きたいことは、人間の「心に潜む陰湿さ」である。
人間の「汚らしさ」である。
私(わたくし)が真にしたいことは、
19世紀のロシアのインテリゲンツィアたちが好んで行ったような、
「心の闇」の暴露・解剖なのである。
私は、貴様らが私の言葉に関心を持つよう、強引に仕向ける…!
レーニンが言ったように、「背中を押して」「肩を揺さぶる」・…!
そのためには、エロティックな表現の行使ごときは全く躊躇しない。
笑い者にされるくらい、馬鹿扱いされることくらい、
あの戦争で死んでいった人のことを思えば、それが一体何だというのか?
私(わたくし)は馬鹿どもを啓蒙するために、クズどもの視線を集めるために、
この政治板において陰湿な妄想小説を断固として連載するッ…!
私の小説に嫌悪を感じ、反発する者は既に私の掌の中にいる。
釈尊の掌に閉じ込められた孫悟空にひとしい…。
どうか クズども
わたくしと行動を共にせよ
一緒に行進せよ
思想を一(いつ)にせよ
↓エロ小説過去ログ
http://ep.st22.arena.ne.jp/cgi-bin/remix/bbs.cgi?area=ero15
12 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:58
「ふっ…、やってますね、徳さん…?」
興奮してモニターを眺めている徳光の背後に、いつのまにか、
薄ら笑いを浮かべた20代のスカした男が立っていた。
「何だ、関口さんですか…。脅かさないでくださいよォ…」
徳光は、媚びを含んだ例のワザとらしい笑顔をつくると、
自分より30歳以上も歳下の若造を“さんづけ”で呼んで、
その肩を、さも親しげに叩いた。
当然、演技である…
「関口さん」と呼ばれたこの青年は、
「スタジオパークからこんにちは」という上田早苗のレギュラー番組で、
早苗と司会のコンビを組んでいる若者であった。
傲慢な性格の徳光が、この若者を持ち上げるのにはそれなりの理由があった。
この青年の父親は、関口宏之という役者あがりの業界実力者で、
いくつもの番組製作会社を経営しており、
NHKの会長とも親交を持つ超大物であった。
ハタチそこそこのこの若造が、いきなり天下のNHKの看板番組に抜擢されたのは、
当然、この業界実力者である父親のコネクションの力が背景にあった。
その息子である彼は、実力者である父親の威光をハナにかけ、
徳光に対しても、常に“路傍の犬”でも扱うようなぞんざいな態度で接していた。
「これ、ウチのオヤジからの差入れです…」
若者は、面倒臭そうにセリフを吐くと、
“これ以上ない”というくらいに横柄な態度で、
現金の束をそのまま直(じか)に徳光の前のテーブルに放り投げた。
見栄坊の徳光は外では羽振りよく金をバラまいていたが、
実は自分の会社の経営は火の車であり、
それを埋めるために関口から多額な資金の援助を受けていたのだ…
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
13 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:58
「オイ、徳さん。アンタ、上田早苗の弱み握ってンだって…?
俺にも一枚噛ませてくれよ…」
「へっ…?いっ…一体なんのことです…?」
「おトボケはナシにしようぜ、徳さん…!
アンタへの援助を打ち切って、
トメさんを代りにしても、コッチは全然問題ないんだぞ…!」
関口は、徳光とライバル関係にある会社社長・福留(通称トメさん)を引き合いに出し、
徳光を揺さぶった。
そのドスのきいた口調や態度は、まるで経済ヤクザのそれであり、
普段の番組内で見せている、あの愛想の良さはカケラもなかった。
あるのは、徳光に対する軽蔑だけである。
この男もまた“卑劣な偽善者”のひとりであり、ろくでなしの一人であった…
「ここに、“上田早苗を使った番組製作”に関する、
俺なりの企画、書いといたからよォ…、検討しといてくれよ。
まぁ、拒否権なんて今のアンタにゃねえだろーけどよ…」
アゴを傲然と上げ、徳光を睥睨しながら自分の用件だけ言い渡すと、
徳光の都合など関心がないのか、関口は返事も聞かぬまま
編集室を出ていってしまった…
しばらくは呆然と放心していた徳光だったが、
とにかくも関口の置いていった企画書を開いてみた。
そして、その内容を一読して、その余りの凄まじさに思わず嬌声をあげてしまった…
「こ…これは…?」
そこには、信じられないような企画の内容が、冷然と列記されていた…
14 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 11:59
「こ…これは…?」
そこには、信じられないような企画の内容が、冷然と列記されていた…
「スタパ内におけるお昼の体操・レオタード(ブラ不可)・モデル上田早苗」
「ビーチ・バレー学習番組・極薄ビキニ・期間1年間・モデル上田早苗」
「トライアスロン講習・極薄競泳水着・期間1年間・モデル上田早苗」
「間違いだらけの下着選び・正しい下着の着用法・モデル上田早苗」
「来シーズンの水着紹介・サポーター(水着用下着)無・モデル上田早苗」
「秘湯温泉紹介・タオルのみ・入浴インタビュアー上田早苗」
「全裸脱毛エステ体験記・モデル上田早苗」
「妊娠出産ドキュメント・モザイク無・被験者上田早苗」・…
その常軌を逸した企画の内容群は、そこそこ実現の可能性を感じさそうなものから、
この段階ではほとんど実現不可能と思われたものまで、実に40数種にわたっていた…
しかし、この時点ではこれら異常な企画群が、
業界の超実力者・関口の力により、“すべて実現”されることになろうとは、
さすがの変質者・徳光にも想像のおよばないところであった…
15 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 12:01
「チッ…!
関口の倅(せがれ)のやつ、本当にこんな企画が通ると思ってんのか?
ここは天下のNHKだぞ?
てめえのオヤジが幅を効(き)かしてる“赤坂の民放”じゃねえんだぞ…!
あの気違いめ…!」
徳光は、子供同然の年齢の若者からコケにされたことで逆上し、
自分の変質者ぶりを棚にあげ、関口を罵った。
関口とのやり取りが済んで、ふと我にかえると、
いつの間にかプールサイドでの準備運動の撮影は終了しており、
早苗への指導を終えた池谷が、得意気な顔をして編集室に入ってきた…
「どんなもんですか、徳さん?
あの上田アナの顔、見ましたか…?
半分、ベソかいてましたよ…!
俺もなかなかやるでしょう…?」
池谷が上機嫌で自分の仕事をアピールした瞬間に、それは起こった。
「ボンクラッ!」
徳光の、“恐ろしいくらいの怒号”が部屋中に響いたッ!
“遠慮をする必要のない飼犬”の笑顔を見た瞬間、
その瞬間までこらえていた怒りが、突然、制御を失ったのだ。
池谷のいかにも“晴れ々々とした嬉しそうな顔”が、
たった今味あわされた徳光の劣等感に、塩を塗り込んでしまったのだ!
「けーーーーッ…!」
怪鳥のような奇声を発すると徳光は、池谷のモモに、重いローキックを決めた。
「とッ…トメ…じゃなかった、徳さん、いや、しゃッ…社長、何すか!?コレ!?」
いつものこととはいえ、動揺を抑えかねた池谷は、持ち前の軽薄そうな声で抗議した。
だが、そのか細い抗議が終わらないうちに、
徳光のさらなる咆哮が池谷にふりかかった…!
「てめえはキヨ(清原)と同じだッ!
うぬぼれだけ強ぇくせに、仕事ができねえ!
てめえは高給取るだけが能の、人間のクズだッ!
クワタ以下のストッパー失格のゴミ野郎だッ!」
訳のわからない怒号を発しながら、徳光は池谷を激しく殴打した…
(徳光は逆上すると、いつも巨人ネタを口走った。
(だが、決して巨人が好きというわけではなかった。
(それどころか、実際には徳光は“巨人が大嫌い”であった…
(徳光は普段から「巨人が好きだ」と公言していたが、
(実はそれは、徳光にとっては、
(単に“読売系列の仕事をとるための営業トーク”に過ぎなかった…
(徳光は、自分が相手に取り入るためなら平気で嘘をつけ、また、つくだけでなく、
(それを“根気よく”、そして“執拗に”、演技し続けることができた…
(この意味でも徳光は“異常人”であった…
16 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 12:01
「少しは仁志や、俺様のことを見習えッ…!」
最後の絶叫と共に強烈な“麻酔蹴り”を池谷に見舞って、やることをやってしまうと、
ヒステリー患者らしく、徳光は突然落ちつきを取り戻した。
すると一転、池谷の機嫌をとるように、照れたような顔をして詫びを入れ始めた…
「悪かったな、池谷…?」
いかにも申し訳なさそうな猫なで声で徳光はそう言ったが、
その声に反して顔つきは全然申し訳なさそうではなく、逆に爽快感さえ醸していた。
これだけの暴行を加えておきながら、その態度には微塵も反省の色はなかった…
「これで何か、メシでも食べてってくれよな…?」
床に転がる池谷の耳元に、いかにも恩着せがましく千円札(1万円札ではない)を
そっと置くと、徳光は何事もなかったかのように、あたかも
“何かいいことでもしたかのような満たされた顔”をして、部屋から出ていってしまった…
「抑えるんだ、幸彦…、耐えるんだ…、
こいつを利用することしか、俺の生きる道はないんだ…」
池谷は、屈辱とフトモモの痛みに必死に耐えながら、
押し殺したような声で自分に言い聞かせた…
毎度のことながら池谷は、その場の怒りはこらえながらも、徳光への復讐を誓った…
しかし、池谷の徳光への怨みは深く潜航し、その怒りは、
すべて立場の弱い早苗への憎しみに転化・収斂されていった…
だが、一見激情に突き動かされたように見える徳光のこの行動は、
すべてある冷酷な計算に裏打ちされた“芝居”であった…!
陰険な徳光は、自分が池谷をいびれば、上下関係に弱い池谷の怒りが、
立場の弱い早苗にその矛先を向けていくことを、正確に見抜いていたのだ…
徳光はどうしようもなくくだらない男だったが、このような卑劣な男の常として、
他人の劣情につけ込んで、その人間を操ることがうまかった。
池谷は、常人から比べても見劣りするほど愚劣な人間だったが、
徳光のような権謀家から見れば、それを操ることは造作もないことだった…
「見ていろよ、上田アナ…!」
徳光の人間学の“方程式”通り、単純な性格の池谷は、復讐に燃えた目で、
その屈辱感・怒りを“早苗の豊満な肉体”に叩きつけることを誓った…
17 :
【^▽^】 :2000/10/03(火) 12:02
ナゼ、わたくしがウザい行動を採(と)るのか?
街頭で乱闘を繰り広げたナティスと同じ理由である。
ナゼ、わたくしがおかしな顔文字【^▽^】を用いるのか?
ナチスが滑稽なカギ十字を使用したのと同じ理由である。
ナゼ、わたくしが汚らしい言葉で罵倒を繰り返すのか?
レーニンが労働者を、ヒトラーが愛国者を煽ったのと同じ理由である。
すべては、愚衆どもの耳目を集めるために他ならない。
ハッキリと諸君らのためである。
18 :
日本@名無史さん :2000/10/03(火) 12:07
ま、今回は楽しませてもらったよ。
基本的にはあんたのこと嫌いだが。
あげんなよ
あげたら同類だぞ
20 :
掃除屋 :
あぼーん