素朴な疑問、名前とつなぐ「の」について

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@1周年
最近ふと疑問に思ったことがある。
蘇我馬子(そがのうまこ)、中臣鎌足(なかとみのかまたり)
菅原道真(すがわらのみちざね)、藤原道長(ふじわらのみちなが)
平清盛(たいらのきよもり)、源頼朝(みなもとのよりとも)
って感じで、平安時代までは間に「の」をいれて呼ぶ。
しかし、鎌倉時代以降、
北条時宗(ほうじょうときむね)、新田義貞(にったよしさだ)
足利尊氏(あしかがたかうじ)、織田信長(おだのぶなが)
…などなど
と「の」を入れない。
なぜ「の」を入れなくなったのか。なぜ鎌倉時代からなのか?
おそらく「姓」と「氏」の違いだと思うんだが、どうなんでしょうか?
そうすると豊臣秀吉は「とよとみのひでよし」と呼ぶべきだなので…
ああわからない。
2名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 16:45
>1
正しい
3:2000/07/17(月) 16:54
えっこれで終わり?



〜終〜
4名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 17:00

>北条時宗(ほうじょうときむね)、新田義貞(にったよしさだ)
>足利尊氏(あしかがたかうじ)、織田信長(おだのぶなが)

公式にはそれぞれ平朝臣時宗、源朝臣義貞、源朝臣尊氏、平朝臣信長、
豊臣朝臣秀吉
5名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 17:07
>なぜ「の」を入れなくなったのか。なぜ鎌倉時代からなのか?
正確に言うと、平安中期〜平安末からですね。
6名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 17:21
なぜ読み方がわかったのでしょう?
かなで書かれた資料もあった?
7名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 20:08
姓(かばね)で呼ぶときは江戸時代でも「の」をいれて呼んでたようですね。
こういうの有職故実事典とかにのってないかな?

大河では朝廷の使者が「とよとみのあそんひでより」って呼んでいたが、これは根拠はなんだったんだろう?
8名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 22:25
朝廷によって(というより秀吉の要求で)
豊臣が源平藤橘と並ぶ氏とみなされたからです。
9名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 22:26
というより
秀吉が朝廷に「豊臣朝臣」を作らせた。
107:2000/07/18(火) 00:15
>8、9
じゃなくて、なんで「の」つけて読み上げたかの根拠のことなんですが…
11名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 00:36
今でも宮中の歌会始なんかでは
「の」を入れて呼んでなかったっけ?
12なぜなら:2000/07/18(火) 01:53
「の」をつけると語幹が悪いから。
13名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 11:00
>7
>(かばね)で呼ぶときは江戸時代でも「の」をいれて呼んでたようですね。

>なんで「の」つけて読み上げたかの根拠のこと

自分で答えてるんじゃない?
姓と名字の区別によって「の」のあるなしはきまる。
というより、姓と苗字は似て非なるものだから、本来一緒にしてはいけない。
だから正確には、源義経(みなもとのよしつね)ではなく源朝臣義経(みなもとのあそんよしつね)であり、
豊臣朝臣秀頼(とよとみのあそんひでより)。


14名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 11:20
「の」は同格です。
15名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 11:26
司馬遼太郎『この国のかたち』になんか書いてあったよ。
たぶん1巻だったと思うけど。今手もとにないもんで
16:2000/07/18(火) 17:08
まだ続いていましたか(^^)。なんかうれしいですね。
皆様のレスには大変感謝しております。
さて、現代の慣例に従えば、朝臣をとばして人名を読むわけですが、
今後は豊臣氏だけは「の」を入れないと呼ばないということですね。
あと、信長、秀吉、家康の3人を並べて書くときは、
平(朝臣)信長、豊臣(朝臣)秀吉、源(朝臣)家康、又は
織田信長、羽柴秀吉、徳川家康
ということですか。
17七篠権兵衛:2000/07/19(水) 14:58
姓と名がまだ確たるルールにのっとっていなかった時代。
固有名「マヒト」「スクヒコ」「ツキシネ」など、同名を区別するために
氏族名称、または所在地名で区別した。当時は「の」ではなく、「な」が助詞だったろう。
「中臣鎌子」は「中臣氏族の鎌子」
ドイツ貴族名の「フォン」に相当すると思う。
もっと古い時代には、氏族名も姓もなく、所在をあらわす「つむを挟んでいた。
「吉備」の「日子」は「キビツヒコ」、サオネツヒコのように。
18補足>17
臣系の豪族の姓(葛城、平群、蘇我)は地名、
連系の豪族の姓(大伴、物部、中臣)は職掌の名前、と高校のとき習った。