1 :
日本@名無史さん:
誰レベルかなあ
2 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 14:33:58
第三十九回 三島由紀夫氏追悼会 「憂国忌」に五百名
憂国の情念、絶望状況に光を見つけようと熱狂的雰囲気のなか
**************************************
平成二十一年十一月二十五日、あの驚天動地の衝撃から三十九年目の命日。
ことしの憂国忌は日本政治の中枢・永田町の星陵会館に五百名近い参加者を得て、静粛に盛大に、開催された。
開会の辞をのべた松本徹氏(山中湖、三島文学館館長)は先般の山中湖でのレイクサロンの報告を兼ねて、近況を述べられた。
つづいて「三島思想は現代に蘇るか」と題されたシンポジウム。司会は文藝評論家の富岡幸一郎、パネラーは発言順に西部邁、西村幸祐、杉原志啓の各氏。会場内には発起人の玉利斉氏、花田紀凱氏らも。
会場はときにシーンとなり、あるいは絶大な拍手。あっという間の100分が過ぎた。
会場ロビィでは関連図書ならびに過去の憂国忌のポスターの販売が行われ、会場整備後、近くのレストランは場所を移動し、懇親会。
ここには遠く東北、近畿などからの参加者も加わり、和やかななかにも厳粛に懇談が進んだ。懇親会には発起人の井尻千男、西尾幹二、堤堯、田中英道、藤井厳喜氏ら70名近くが遅くまで三島論に花を咲かせた。
(事務局よりお知らせ)当日の概要は近く、小誌に紹介されます。
またシンポジウム全記録は来年早々の『表現者』に掲載予定。賛助会員の皆様には、刊行後、贈呈されます。さらに櫻チャンネルUチューブで画像配信の予定があります。
◇
3 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 17:01:12
糞以下
4 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 17:26:26
アッー!
5 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 18:56:19
たいした文学実績も残さずオナニー死したゴミ
>>5 「ミシマの作品くらいは読まなくてはね」
byビョーク
来日した際の発言
7 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 19:57:40
ビョーク(笑)
8 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 20:21:29
この場合のビョークが何の権威になるのか。ビョークが読まなければ三島に価値が無いのか。
三島さんの遺作である「豊穣の海」を読むと・・
「春の雪」では、公爵家の御曹司・清顕と幼馴染の伯爵令嬢・綾倉聡子の蟠りある恋心。
「奔馬」では、飯沼勲の純粋なる国家・日本国の思い入れと国家の成り立ちに関する深い関心。
「暁の寺」では、唯識論を交えた仏教の認識を明確化しようとする試み。
「天人五衰 」では、人生の破壊と、実は何も無いのだと謳う三島の気持ち。
「豊穣の海」とは、私は読んだ後、人には余進めることは出来ないと思った。
ただ、三島さんは究極の憂国を示した「飯沼勲」と最後に全ての無を示した「綾倉聡子」対比を、本多の言葉と人生をから、伝えるべきものを投影したかったのかも知れない。
11 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 22:09:30
>>8 三島読者はミック・ジャガーから美智子皇后まで網羅してるんだけど。
12 :
日本@名無史さん:2009/11/26(木) 22:56:11
>>11 あなたの言っていることは
池田大作読者はティナ・ターナーから太田昭宏まで網羅しているんだけど。
と同じ手法なんだがその自覚はあるのかな?
13 :
日本@名無史さん:2009/11/27(金) 11:05:36
14 :
日本@名無史さん:2009/11/27(金) 11:08:09
>>12 全然違いますよ。それらの人は創価学会の会員だからでしょう。
三島読者は別にお互い同じ宗教でも団体でもないから。
15 :
日本@名無史さん:2009/11/27(金) 15:53:43
三島ゲイ夫の本なんぞリアルで見たことが無い
16 :
日本@名無史さん:2009/11/27(金) 16:17:03
>>14 他人の権威を持って権威づける方法としての創価学会の手法と11の手法は一体何が違うのかと尋ねています。
こんなに立派な人達が読んでるんだからその作品は素晴らしいんだ。というのは広告手法の範囲から出ないのではないか
という疑問があります。
17 :
日本@名無史さん:2009/11/27(金) 16:29:00
三島由紀夫は一般の日本人に愛され読まれていますが何か?
誰が読んだということに何の意味があるのか
19 :
日本@名無史さん:2009/11/28(土) 20:18:20
>>18 意味がなけりゃ、気にしなけりゃいいんじゃない、そもそもあんたが。
20 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 00:13:55
西郷さん。
明治の政治家で、今もなほ「さん」づけで呼ばれてゐる人は、貴方一人です。
その時代に時めいた権力主義者たちは、同時代人からは畏敬の目で見られたかもしれないが、
後代の人たちから何らなつかしく敬慕されることがありません。
あなたは賊として死んだが、すべての日本人は、あなたをもつとも代表的な日本人として見てゐます。
(中略)
…あなたの心の美しさが、夜明けの光りのやうに、私の中ではつきりしてくる時が来ました。
時代といふよりも、年齢のせゐかもしれません。
とはいへそれは、日本人の中にひそむもつとも危険な要素と結びついた美しさです。
この美しさをみとめるとき、われわれは否応なしに、ヨーロッパ的知性を否定せざるをえないでせう。
三島由紀夫
「銅像との対話――西郷隆盛」より
21 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 00:15:12
あなたは涙を知つてをり、力を知つてをり、力の空しさを知つてをり、理想の脆さを知つてゐました。
それから、責任とは何か、人の信にこたへるとは何か、といふことを知つてゐました。
知つてゐて、行ひました。
この銅像の持つてゐる或るユーモラスなものは、あなたの悲劇の巨大を逆に証明するやうな気がします。
……………………。
三島君。
おいどんはそんな偉物ではごわせん。人並みの人間でごわす。敬天愛人は凡人の道でごわす。
あんたにもそれがわかりかけてきたのではごわせんか?
三島由紀夫
「銅像との対話――西郷隆盛」より
22 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 00:17:24
このやうな日本の生温い状況が、現在および将来にどのやうな意味を持つてゐるかを探つてみれば、これは
安保以前、安保以後の問題ではなく、精神の問題であると考へられる。
精神といふと、またいつもの精神主義かといはれるかもしれないが、われわれの決意としては、吉田松蔭の
「汝は功業をなせ、我は忠義をなす」との信念で行くほかないと思つてゐる。
「功業」といふのは、自分が大政治家として権力を握らなければ役立たない。そしてその権力を背景として
自分の考へたことを実現していくことが「功業」の意味で、それはいづれは大勲位の勲章をもらつて、
うまくすると国葬にまでしてもらへるみちです。
しかし、「忠義」は枯野に野垂れ死にするみちです。何の効果もなく、人のわらふところになるかもしれず、
その瞬間瞬間には、全く狂人の行ひとしか見えないやうなことになるかもしれないわけです。
三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松蔭は狂はなければならなかつたといふことについて」より
23 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 00:18:43
吉田松蔭が「狂」といふことを盛んに言ひ出したのは晩年ですが、やはり松蔭の時代にも、全てをシニカルに
見てわらひ飛ばすやうな江戸末期の民衆の世界があつたわけで、とにかく毎日が楽しければよく、明日のことなど
考へる必要がないではないか、お国なんかどうなつてもよいといふやうな民衆の心理的基調があつた。
さういふ基本的メンタリティがあつたわけです。
さういふ状況の中で、松蔭は、孤立して狂つてゐるのではないかと疑はれるほど精神が先鋭化していくのを
自覚したに違ひない。そして、松蔭が異常に孤立した、自分一人しかゐない、自分が狂人だと思つた段階から
明治維新は動き出したわけです。
三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松蔭は狂はなければならなかつたといふことについて」より
24 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 00:33:05
>>19 伝統とか、保守が保守すべきものとかを考えるとき誰の視点に立つて評価すべきかは気になるとは思いますよ。
保守すべきも何も現に読み次がれてますから。
26 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 01:11:34
それはそうですよ。私もあなたも読んでいます。そう言いたい所ですが、6〜7までのビョークのレスが結構象徴的なんじゃないかと思うんです。
あの辺の感覚の人は日本で読まれているってだけじゃ不満なんだろうと思ってるんじゃないか。しかし私には何が不満なのかが分からないんですよ。
>>26 あんたが不満だから、ただ事実を述べただけのことにそんなに絡むだけの話。
>>26 あんたが不満(三島が海外でも読まれていることに)だから、ただ事実を述べただけのことにそんなに絡むだけの話。
29 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 09:40:49
「豊穣の海」と書いて視覚的違和感を感じないのか。
そういうセンスのヤツ多いよな。
原稿まできれいな達筆だった三島が泣くぞ。
誰が指示者であるという事柄では評価はできないと言うんだったら
どんなに痛い人間が三島指示者であっても、まともな人が非指示者であっても評価とは関係ないという事か
じゃあこのスレではまだ一度も評価されてないな
31 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 13:47:09
指示者(笑)
32 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 13:54:00
33 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 13:54:51
文章きれいだよね。日本語を美しく使ってる。三島本人は、自己陶酔型のナルシストだと思う。
三島は自己陶酔型ではないね。
陶酔とは反対の、自己にも他者にも冷静な批判者。
35 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 16:12:23
本人はともかく評論家に自己陶酔型が多い気がする。
誰が読者であるということで評価は出来ないが
糞以下とかいう自分の判断だけを述べた放言も
論証を果たさない限り印象操作に過ぎませんよ
37 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 21:31:09
三島由紀夫の「文章読本」というのを読んでみては?
冷静さや簡潔明瞭というのは三島はあまり好きではなさそうに思えるんだが。
>>37 三島由紀夫は冷静かつ情熱的なものが好きなんだよ。
一番嫌っているのは、お涙頂戴の偽善や猥褻に訴える安易なもの。
39 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 22:26:27
そこで問題ですw
その三島が
「ぼくはねえ、がっかりしたよ」
と本人に直接電話をした相手の作家は誰か?
ボデイビル、ボクシング、剣道、ハラキリ・・・今にして思えば、三島が好んだものは類型的にして
滑稽。
41 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 22:38:47
>>42 いや、ジャズピアニストの山下洋輔が、三島の顔まねするような滑稽さ・・・といってもわからんだろうな。
世代が違うようだし。
45 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 22:49:07
俺はそれわかる。晩年の三島をある意味ギャグの素材として捉える文化人もけっこういた・
,,-''"´ ̄ ̄ ̄`"''- 、
/ \
/ '、
,' r'"´ ̄ ̄`" ̄ ̄`ヽ |
| .| 二ニ |.|
| ./ _,,;;:==='' '==:;;,_リ
.⊥ .| 'ミ'´,.=、 , ,.=、`ツ
(⌒`ヽ_| く● _) .、〈.●_).{
| ヽく `ー一' .'、'ー‐'',
.\_ \ ,ィ´ヽ ) .|
.| '、 / `⌒(て´ヽ ,
.| '、 l ( ^ー'二二ー^ /
>>43 正解
.| \ ` /
/.\ '、 \ /
''"´ヽ .`"'- ,,`''- ,,_ /、
\  ̄ ̄ ̄ ̄ノ "''
47 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 22:57:03
あまりにコテコテだったってことだろう。晩年のフレディ・マーキュリーでもファッションその他の指向が、はたから
見ればコテコテなのに、本人はその異様さに気づいてない・・・という状況が確かにあった。
>>44 その人自体は知ってるけど、そんなつまんなそうな冷笑ギャグは知らないね。
その人の陳腐な音楽の方がよっぽど滑稽だと思うけど。
49 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 23:06:45
>>48 いや三島が好きなようだけど、晩年の三島に対しては 「この人はこんなとこいっちゃってしょうがないな」
みたいな空気があったんだよ。
>>47 それがいいんじゃないの。
音楽、芸術家としても、つまんない自称オシャレな即興ジャズよりはるかに上だし。
>>49 だからそれが?
そんな空気や、サヨク全盛社会を批判してたから、変な目でマスコミ大衆社会が自分を扱うのなんか解りきってるに決まってるでしょう。
そう自身で書いてるし。
52 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 23:22:42
だから、三島由紀夫は美意識の人だったといわれることも多いけど、最晩年はそれが滑稽ともとらえられてる
ことに本人は気づいてなかったと、ずっといってるんだが。つまり一般世間との感覚の乖離だ。それが最終的に
はあのような事件を起こすことになったし、文学的にも「天人五衰」などに現れてる。
もっといえば、ボデイビルなど筋肉の鎧をまとっても跳ね返すことのできない虚無が忍び寄ってた。これを単に
右翼思想などととらえるようでは理解が浅いと思う。
>>52 右翼思想?誰もそんなこと言ってないけど。
三島の思想はそんな世間の枠の右翼左翼を超えた不変思想だから。
あんたの、その陳腐な浅い理解の「虚無」とは全く違う次元のニヒリズムですよ。
もっと深く三島の作品読んだら?
>>52 それから、何度も言うけど三島は、自身がピエロにみられていることなんか百も承知でしたよ。
あなたのその程度の理解が一般人の限度なのもね。
55 :
日本@名無史さん:2009/11/29(日) 23:46:51
まあ、俺は三島のよい読者ではないがね。しかし彼も日本文学史上、「死にいたる病」に強くとらえ
られた一人。
>>55 なんかあなたは、江藤淳とか石原慎太郎の三島評の一部を繋ぎ合わせて適当に予想してるような印象評だね。
自殺したから病とか短絡しすぎ。
106:名無しさん@九周年 2008/10/23(木) 11:19:28 ID:MKKkrhYW0
>>97 当時マスコミの少なくない人間が、三島にそれなりの脅威を感じていた。
それが自爆したことによる快哉は大きかったようだね。
三島のクーデターは1970年、あさま山荘が1972年だ。
まだ学生運動の正体が一般には知られておらず、マスコミも心行くまで左の旗を振っていた。
ニヤニヤ笑う自衛隊員の顔をことさらに流したのは、「三島の主張はキチガイ沙汰なのだ」という
マスコミの強い主張だわな。実際クレイジーではあったが。
ちなみに成田闘争の時、TBS社員が取材車で過激派の運搬をしていたことが判明して
問題になったことがあった。責任を取って田英夫がTBSを退社したのが1970年。
今のマスコミ報道にも強い「誰かの意図」が動いているけど、
当時のそれは、はるかにあからさまだった。
三島事件の報道は、時代背後とまわりの人間模様を強く考えながら見ないと真実がみえんわな。
60 :
日本@名無史さん:2009/12/02(水) 13:20:40
中田英寿=三島由紀夫
62 :
日本@名無史さん:2009/12/03(木) 17:19:34
このやうな日本の生温い状況が、現在および将来にどのやうな意味を持つてゐるかを探つてみれば、
これは安保以前、安保以後の問題ではなく、精神の問題であると考へられる。
精神といふと、またいつもの精神主義かといはれるかもしれないが、われわれの決意としては、
吉田松蔭の「汝は功業をなせ、我は忠義をなす」との信念で行くほかないと思つてゐる。
「功業」といふのは、自分が大政治家として権力を握らなければ役立たない。
そしてその権力を背景として自分の考へたことを実現していくことが「功業」の意味で、
それはいづれは大勲位の勲章をもらつて、うまくすると国葬にまでしてもらへるみちです。
しかし、「忠義」は枯野に野垂れ死にするみちです。何の効果もなく、人のわらふところになるかもしれず、
その瞬間瞬間には、全く狂人の行ひとしか見えないやうなことになるかもしれないわけです。
三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松蔭は狂はなければならなかつたといふことについて」より
63 :
日本@名無史さん:2009/12/03(木) 17:21:36
吉田松蔭が「狂」といふことを盛んに言ひ出したのは晩年ですが、やはり松蔭の時代にも、全てを
シニカルに見てわらひ飛ばすやうな江戸末期の民衆の世界があつたわけで、とにかく毎日が楽しければよく、
明日のことなど考へる必要がないではないか、お国なんかどうなつてもよいといふやうな民衆の
心理的基調があつた。さういふ基本的メンタリティがあつたわけです。
さういふ状況の中で、松蔭は、孤立して狂つてゐるのではないかと疑はれるほど精神が先鋭化していくのを
自覚したに違ひない。そして、松蔭が異常に孤立した、自分一人しかゐない、自分が狂人だと思つた段階から
明治維新は動き出したわけです。
三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松蔭は狂はなければならなかつたといふことについて」より
64 :
日本@名無史さん:2009/12/03(木) 20:13:56
文学者として豊饒の海以降に書き続ける気はなかったんだろうか
元々、文学の枠だけで収まる才の人じゃなかったんじゃない?
三島の自殺によって文学の終焉を実感、作家志望を断念した猪瀬直樹は三島の「仮面の告白」をマーケティングリサーチによる成功例として、彼独特の三島文学評論を展開しています。
太宰の命と引き換えにベストセラーとなった「人間失格」が懺悔録であった事から、自分にもまた懺悔に値する内面的問題があるはずだと、三島が倒錯的同性愛の世界を捏造したという事を、
三島の独身時代の異性遍歴や同性愛文献の研究、某心理学者を訪問しての自己分析、等の経緯を取材し追求しています。
また終戦後の焼け跡では進駐軍の解放ムードから性的通俗本が氾濫していたという時代背景もあって、
私小説を逆手に取った性的倒錯者のスキャンダラスな手記ということであればベストセラー間違いなしと、三島は睨んだという考察もしています。
67 :
日本@名無史さん:2009/12/04(金) 06:44:48
>>63 だから松陰の狂はシニカルな民衆に対するものなんかでは全然ないから。
いい加減これを貼るのはやめてくれ。
三島のバカさ加減を宣伝してるようで恥ずかしくなるんだ。
>>67 全然ないとか、言い切るあなたがバカでしょう。誰も100%正しい解釈なんて歴史でできないわけだから。
うざいね、サヨ歴史厨は。
>>66 もうそのコピペは古いんだよ。
猪瀬自身が、三島の少年期の同性愛傾向の告白は正直な告白だったと訂正してますよ。
初恋の女性にフラれた原因を自己分析するための、小説だったと言い換えてます。
>>67 >>63をよく読めバカ。
松陰の狂はシニカルな民衆に対するもの、なんて主旨でいってない。
71 :
日本@名無史さん:2009/12/04(金) 19:34:57
>>70 文章読解力の無いバカ乙。
で、お前の言う趣旨って何だ?
72 :
日本@名無史さん:2009/12/04(金) 19:48:24
>>71 横ですが
あなたの方が明らかに早合点でしょう。
民衆に「対して」ではなく、↓
「さういふ状況の中で、松蔭は、孤立して狂つてゐるのではないかと疑はれるほど精神が先鋭化していくのを
自覚したに違ひない。そして、松蔭が異常に孤立した、自分一人しかゐない、自分が狂人だと思つた段階から
明治維新は動き出したわけです。」
73 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 08:23:17
だから民衆の基調と松陰の狂って全然関係ないんだろ。
そういう状況の中で孤立〜自覚したってのは何なんだよ。
全く無意味なこと書いてるんだよ。
もっとひどいのは、
狂人だと思った段階から明治維新が動き出したって件り。
もうアホ通り越してるじゃん。
「動き出したわけです」だってよ、爆笑!
74 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 10:20:17
>>73 どこが意味不明なんだか。そのまま読んで解らなきゃよっぽどのバカだわ。
75 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 10:24:55
>>73 ついには、言葉尻をああだこうだ言う低レベルの文句にまで落ちぶれたバカの典型、ご愁傷様でした。
76 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 11:07:56
「三笠・長門見学」
船は横須賀の波止場へ着いた。ポーッと汽笛が鳴る。
私達は桟橋を渡つた。薄曇りで、また酷い暑さの今日は、海迄だるさうだ。
併し、僕達は元気よく船から飛び出す。三笠の門の前に集合し、そして芝生の間の路に歩を運ぶ。
艦前に来て再び集まり、三笠保存会の方から、艦の歴史やエピソォドを伺つた。
お話が終ると私は始めて三笠を全望した。
見よ!此の勲高き旗艦を。そしてマストにはZ信号がかゝげられてゐる。
時に、雲間を割つて出でた素晴らしき陽は、この海の館を愈々荘厳ならしめた。
艦頭の国旗は、うすらな風にひるがへり、今にも三笠は、大波をけつて走り出さうだ。
一昔前はどんな設備で戦つてゐたのか、早く見たくなつた。
やがて案内の人にともなはれて急な階段を上り、艦上に入る。よく磨かれた大砲が海に向つて突き出てゐる。
こゝで日本の大きな威力が世界に見せられたわけだ。
伏見宮様の御負傷の御事どもをお聴きして、えりを正した。其処此処に戦士者の写真が飾られてあるのも哀れだ。
(続く)
平岡公威(三島由紀夫)
中等科一年、12歳の作文
77 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 11:08:36
「三笠・長門見学」
私達は最上の甲板に登つて東郷大将の英姿を想像してみた。
手に望遠鏡、頭上には高くZ信号。……皇国の興廃此の一戦にあり、各員一層奮励努力せよ……。
とは単なる名文ではなくて、心の底から叫んだ愛国の声ではないか。
士官の室が大変立派なのにも驚いた。又会議室へ行つて此処でどんな戦略が考へられたかと思つた。
艦の全体にペンキで戦痕が記されてある。
こんなに沢山弾を受けたのに一つも艦の心臓部に命中しなかったのは畏い極み乍ら、天皇の御稜威のいたす所であらう。
艦を出て、暫時休憩し、昼食を摂る。休憩が済むと、再び海に沿うた道を歩く。
そここゝにZ信号記念品販売所等と看板があるのも横須賀らしい。さうする中に海軍工廠の門内へ入つた。
…其の内にランチへ乗る。さうして五分も経たないで長門につく。
先づ此れを望んで、さつきの三笠と較べて見ると、余りにその設備の新式なのに驚いた。
艦上には四十サンチの素晴らしい大砲がある。
…あゝ日本の精鋭長門、こんな軍艦があつてこそ、日本の海は安全なのであらう。
平岡公威(三島由紀夫)
中等科一年、12歳の作文
78 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 14:44:28
ゴミレス連投するな。こういう馬鹿の美意識はもう要らん。
80 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 16:32:59
160cmちょっとくらいで生来、胃弱だった人間が無理矢理ベンチプレスで90kg挙げられるようになったという所が素晴らしいと思う。
81 :
日本@名無史さん:2009/12/05(土) 18:52:39
一人必死な三島アンチが張り付いてるな
83 :
日本@名無史さん:2009/12/06(日) 05:45:44
>>80 ネウヨがその妄想を実際に実行に移したような人物だったんだな。
84 :
日本@名無史さん:2009/12/06(日) 05:48:21
>>82 三島アンチっていうより、三島信者を刺激するのが楽しいんだと思う。
ブツブツしたデキモノをボリボリかきむしるような快感っていうか。
87 :
日本@名無史さん:2009/12/06(日) 10:05:37
西郷隆盛と蓮田善明と三島由紀夫と、この三者をつなぐものこそ、蓮田の歌碑にきざまれた三十一文字の
調べなのではないか。西郷の挙兵も、蓮田や三島の自裁も、みないくばくかは、「ふるさとの駅」の
「かの薄紅葉」のためだったのではないだろうか。
滅亡を知るものの調べとは、もとより勇壮な調べではなく、悲壮な調べですらない。
それはかそけく、軽く、優にやさしい調べでなければならない。
なぜならそういう調べだけが、滅亡を知りつつ亡びて行くものたちのこころを歌いうるからだ。
江藤淳
「南州残影」より
俺は団塊の一つ下だ。70年に三島の最後はテレビで見た。衝撃だった。
今でもこんな日本人がいるのかと。その後丸山明宏と天地茂の黒蜥蜴の映画を
学生時代文化祭かなんかで見たな。しかし本当に彼が天才だということは
今になってはっきりと分かるようになった。彼は日本人の魂を訴え続けたように
感ずる。そして最後に自らの行動でそれを究極なものにしたと思うな。
天才ゆえの悲劇か。
89 :
日本@名無史さん:2009/12/06(日) 17:15:41
>>74 >>75 もうすこしまともに反論しろよ。
三島は松陰の狂に自分を重ね合わせたいんだろ。
現代日本で民衆とはかけ離れたあさってのことやってる自分と、松陰の狂を重ね合わせて、自分も後世松陰のように多くの門人や歴史に影響を与えたと言われるようになりたいって願望。
そこを明治維新論としてみるからおかしくなるんだ。
やつにはそんなこと語る能力はないし、語る気もない。
大体あの貼り付けによると、孤立して→狂って思ってるようだけど、どっちかっていうと狂→孤立ってほうだし、そもそも松陰がきっかけで明治維新が動き出したわけではなく、あくまで明治維新の流れの中に松陰がいて影響力があったわけだからな。
残念ながら、時代は全く動きだしてるわけでもないとこで現代の松陰たらんとしても、そりゃ無理でしたってとこ。
あと、決定的におかしいのは、松陰自身が自分を狂人だと自覚したのかって。
第一三島だって自分ことを狂人だなんて思ってもいなかったろう。
他人からはそう思われるかもしれんってだけでさ。
歴史や文学、その行動、全てにおいてチンプンカンプンなところを華麗な文体を駆使して言いくるめる、煙に巻く、そういう似非くさいとこが三島の魅力なんだがな。
徹底的に似非、しかし最後だけがリアルなんだから始末に負えない。
>>89 だから、松陰の影響力がなければ明治維新は起こらなかったんでしょう。
それを三島は文学的な表現で言ってるんだから、要は松陰の思想からすでに明治維新の序曲が始まってたわけだから、
そこまでねちっこく言葉尻をうだうだ女々しく追及する意味が不明。
>>89 偉そうに人を似非だの言うなら、あんたは自分の信念や思想に殉じることができるんですか?
三島の考え方や思想に反論したり共感しないのは許せるけど、信念に殉じた人を、できもしないあんたが似非だの言う資格はないね。
>>89 まだ三島が死んでから40年足らずですからね。長期的な歴史から見れば誰が三島の影響を受けるか未知の可能性はまだまだあるよ。
93 :
日本@名無史さん:2009/12/06(日) 18:00:01
反日亡国論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E6%97%A5%E4%BA%A1%E5%9B%BD%E8%AB%96 反日亡国論とは、日本の新左翼の政治思想の一つ。
命名者は大森勝久(北海道庁爆破事件の死刑囚)である。
従来、反日思想の根拠とされたのは、いわゆる「明治以降の日本帝国主義が為した悪行」
であった。「反日亡国論」は、歴史をはるかに遡って、日本国の建国そのものを否定し、
その国家と民族の絶滅を主張する反ユダヤ主義に匹敵する過激思想である。
いわゆる「日本人」は、反日亡国論を全面的に受け入れて反日運動の闘士となることで、
初めて「抑圧者・犯罪民族」という「原罪」から解放されるとする。
※日本人絶滅を最終目標とする、左翼の異常な思想である
94 :
日本@名無史さん:2009/12/07(月) 19:23:34
>>91 終末思想に駆られて集団焼身自殺した海外のカルト教団を称えろってのと
同じ理屈になってるけど、その自覚はあるか?
95 :
日本@名無史さん:2009/12/07(月) 20:59:43
三島はもともと胃が弱く、お茶漬けを何よりの好物としていた。
しかし30歳以降はボディビル・剣道・ボクシングなどで自己鍛錬を重ねて胃弱を克服し、
それ以降は好んで脂っこい料理を食べるようになった。
好物を問われると、胸を張って「ビフテキ」と答えた。
>>94 だから、あなたがそれをカルトと呼ぶってことは、そいつらが本気でそれを信仰、狂信してたってことをあなた自身が認めるんでしょ?
そして三島と同一視してるってことは、三島が本気で思想に殉じたことを皮肉にもあなた自身が認めてますよ。
思想の中身はともあれ、何らかの思想に殉じた人を、似非とおちょくることは誰にもできないでしょう。
死んだことが本気だった具現だからね。
人命第一主義を唱えて、三島思想の中身を批判したりするのは、あなたはあなたなりの価値観があるでしょうからご自由にどうぞ。
97 :
日本@名無史さん:2009/12/09(水) 06:56:08
>>90 だからさ、三島は松陰の狂から維新が動き出したって言ってんだろ。
それは違うっしょって反論したのに、なんで松陰の影響力がなければ明治維新は「起こらなかったんでしょう」って言うわけ?
頭大丈夫か?
松陰の影響はあったさ、大いに。しかし、維新が起こる起こらないってこととは全然違うよ。当たり前すぎることだろそんなこと。
それに松陰の「思想から」なんて話を変えるな。三島は「狂」ってことを言ってるんだ。
三島は似非さ、いろいろな点において。これは悪口で言ったわけじゃないんだがな。
小説家だろ、三島は。似非で当然だろ。
似非って言うからいかんかったか?虚構の担い手とでも言えばいいのか?
しかし、小説、文学の分野でおさまってればいいものを三島は行動しだしたんだ。
似非でいられなかった、我慢できなかった小説家。
が、その行動そのものが板についてないというか、なんとも滑稽な感じがしないか?いろいろとさ。
が、前にも書いたが、ラストはリアルだったんだ。
ここらへんの似非と実際、虚構と現実、認識と行動、こういうことをテーマに「豊饒の海」を書いたのは素晴らしかったね。
>>92 そりゃいるだろ、そんなもの。くさるほど。
未知の可能性なんて適当なことじゃなくて、いくらでもいただろ。
おいらだって立派に影響を受けた一人だ。
だがなあ、明治維新における長州人等の受けた影響なんかと比べると月とすっぽんなんだよ。
三島は松陰を目指したか憧れたか知らんが、その域にはぜ〜んぜん及ばなかったことくらいアホでもわかるだろ。
>>97 はあ?
松陰の「狂」も思想を形成する大事な要素や表れでしょう。それ抜きには語れないし、影響があるのは当たり前。
起こるか起こらない、って実際に明治維新は起きたわけで、未来視点から見れば松陰の存在は外せないでしょう。
何をくどくど言葉尻で言ってんだか。
それに三島のこの発言は長い論調のなかの一節で、何も三島の思想の全てが松陰の影響でもないし、全ての手本でもないんだよ。
何か勝手に三島をパターン化してるようだけど。
三島があんたが思ってる歴史人物や歴史のパターンと当てはまらないからと言って、似非と断じるのは、それこそあんたが似非でしょうよ。
豊饒の海もあんたが言うような二元論の単純なテーマじゃないから。
>>97 それから、昔の武人や行動者は、和歌をたしなんだりし、決して詩的なもの文学的な風雅な心と全く無縁の者ばかりじゃないよ。
様々な思想や哲学と文学は根は同じ要素だからね。
剣を失へば詩は詩ではなくなり、詩を失へば剣は剣でなくなる……こんな簡単なことに、明治以降の日本人は、
その文明開化病のおかげで、久しく気づかなかつた。大正以降の西欧的教養主義がこの病気に拍車をかけ、
さらに戦後の偽善的な平和主義は、文化のもつとも本質的なものを暗示するこの考へ方を、異端の思想として
抹殺するにいたつたのである。
(中略)
以前から、終戦時における大東塾の集団自決が、一体何を意味するかといふことは、私の念頭を離れなかつた。
神風連は攻撃であり、大東塾は身をつつしんだ自決である。しかしこの二つの事件の背景の相違を考へると、
いづれも同じ重さを持ち、同じ思想の根から生れ、日本人の心性にもつとも深く根ざし、同じ文化の本質的な
問題に触れた行動であることが理解されたのであつた。
三島由紀夫
「一貫不惑」より
影山氏の「日本民族派の運動」を読む人は、かういふ氏の思想の根を知ることによつて、さらに興趣を増すことと
思はれる。氏はおそろしいほど実証的であり、歴史を正す一念において、博引旁証、及ばざるところがない。
忘れつぽい日本人から見ると、その点、却つて日本人離れがしてゐる。実に皮肉なことだが、神風連の事件
そのものが、純潔に自分の思想を守つて抵抗するといふ徹底性の点で、却つて西欧人に理解されやすい要素を
含んでゐると思はれるのと、このことは照応してゐる。西欧化した日本人が、西欧から
学ばなかつた唯一のものこそ、思想に対するこのやうな西欧人の態度なのである。
(中略)又、思想的立場を異にする花田清輝氏などに対しても、本書は公正な態度で、さはやかな記述をしてをり、
その点、思想上の敵に対して卑劣な悪罵の限りをつくす一部の左翼人の著書とは対蹠的である。(中略)
昭和の文学史は、あまりに多くのイデオロギッシュな歪曲や、眼界のせまい文壇人の文壇意識などによつて
毒されてきた。今後昭和の戦前戦中の文学について語る者は、必ず本書に目をとほすことなしには、公正な目を
養ふことができないであらう、と私は信ずる。
三島由紀夫
「一貫不惑」より
「テロリスト」でいいだろう
103 :
日本@名無史さん:2009/12/09(水) 19:53:36
>>94 いつ三島が楯の会全員に集団自決をせよと命じたの?
三島は森田に対しても、自決の現場で死ぬのは自分だけで充分だと
森田の自決を押し止めてるんだよ。キチガイ新興宗教の集団自殺と
三島の自決が一緒だと思うんなら、どこが一緒かきちっと説明してもらおう。
104 :
日本@名無史さん:2009/12/09(水) 19:55:12
105 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 02:15:55
>>102 テロ=悪
じゃないからな
戦前の右翼テロ事件で捕まった人達も
国民からの多くの減刑嘆願で救われてるし。
106 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 02:31:13
>>105 それ善悪の基準じゃなくね
ナチス時代全盛期にユダヤ人を集団リンチすると賞賛されるわけだが
それをもって正義だとは言えない
テロ=悪ではないってのは同意だが。
法が正義、違法が悪とは限らないし、権力側の判断が正義ではないというのは明白
そうすると善悪を決めるものは無くなるわけだが、そこは現代の基準で判断するしかないな
107 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 02:33:33
売春婦の倅で高卒知的顔面障害者キチガイ汚物犯罪者、黒田大輔
梅毒持ち結婚詐欺師の倅で包茎低学歴精神障害者変態統失、近藤将勝
wwwwwwwwwwwwwwwww
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108 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 04:04:49
>>106 時代地域によって価値観が変わるわけだから
テロは絶対悪でもなく絶対善でもないって
言いたかったわけだよ。
YP体制打破の為には三島の非常手段も
俺は肯定的に容認する。
109 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 07:43:21
しんだらいみないよ・・・
>>105 >戦前の右翼テロ事件で捕まった人達も
>国民からの多くの減刑嘆願で救われてるし。
そんな奴いるのかよ。
名前挙げてみろよ。
>>106 現代の基準=法律あるいはモラルから見れば、歴史的な維新は全部「悪」になるから、そんなものに照らし合わせることはナンセンス。
>>110 二・二六事件の将校達に対して農民民衆は同情的でした。
政府や統制派軍部が断罪するほど悪とは思ってない。
北一輝の土地改革案その他は、皮肉にも戦後米軍占領軍が参考にしたほど。
113 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 11:09:51
猪瀬直樹「三島由紀夫は、七十年に自衛隊のバルコニーに立って演説するわけです。
あの演説のとき、自衛隊員に罵倒されたでしょう。あれ、吉本さん、どうご覧になってました?」
吉本隆明「なんてやろうだ!と思ってました。
死ぬ気でいる人間の言葉を、自衛隊に入隊して一緒に訓練した人間の言うことを、黙って
聞いてやることぐらいしたらいいじゃないか。
これじゃ、三島さんが気の毒だ…、というのがホンネでしたね。」
1994年12月2日号「週刊ポスト」より
114 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 11:10:49
三島さんのこと少し判ってきたことがある。
(中略)イランとか、近東イスラム教の国家っていうのは、祭政一致でしょ。
あの振舞いは西欧からは不可解なはずなんです。
でも、ぼくは戦争中の天皇というものを見ていると非常によく判る。
あれで類推すれば、もの凄くよく判る面があります。
アジア的な部分で、ラマ教とか、イスラムとか、生き神さまを作っといて、それを置いとくわけですね。
(中略)三島さんは、多分、ぼくの考えですけれども、インドへ行って、インドにおけるイスラム教の
あり方みたいなものを見て、仏教も混こうしているわけでしょう。
そこの所で、天皇というものを国際的観点から再評価したと思います。
それがぼくは三島さんの自殺当時判らなかったのです。
(中略)三島さんが国際的な視野を持ってきて、インドとか近東とかそういう所の祭政一致的考え方、
それだと思うんです。それ以外に日本なんて意味ないよと考えたとぼくは思うんです。
吉本隆明
「映画芸術」誌上、小川徹との対談より
115 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 11:12:18
私は作家として三島由紀夫とは何んの接点もなかった。そう言っていいにちがいない。
彼がすぐれた文学者であったことは私にも判っている。
なみなみならぬ、ケンランたる才能の持ち主であったことも心得ている。
たとえば、「自決」前年の「蘭陵王」――ああいう作品はなかなか書けるものではない。
しかし、人間には好みというものがある。文学の好みにおいて、私は彼と接点がなかった、そう言えばいいだろう。
(中略)
とにかく好みというものがある。私には読んでいるとお尻の下がむずがゆくなって読み通せない作家がある。
いい作家かも知れないが、それを重々判っていても、駄目だ。三島由紀夫にはそんなことはなかった。けっこう読めた。
小田実
「三島由紀夫との接点」より
116 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 11:13:52
思想家としての接点はどうか。
…考えてみると、彼はあのころ大学の時計塔にたてこもった「過激派」の学生にいたく共感し、学生は学生で、
彼が「自決」したとき、われわれは負けたと言ったものだ。
…そこでも私が彼と接点がなかったことは、彼の「自決」後、ある雑誌のインタビューで、私は彼の死について
しゃべった――そのインタビュー記事の題名は、「私は畳の上で死にたい」。それがすべてを言いあらわしている。
小田実
「三島由紀夫との接点」より
117 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 11:14:56
しかし、接点がひとつあった。確実にあったと思う。
私はそのころベトナム反戦運動に精を出していた。
…私はこの「ただの市民」の運動を自分で考えてやり出し、自分でそれなりに力も時間も金も出してやった。
そして、小説もとにかく書いていた。
三島も「楯の会」で同じことをしていた。彼は「楯の会」を自分で考えてやり出し、力と時間と金も出し、
小説も書きながらやっていた。
それが二人の接点だった。そのころも私はそう思っていたし、今も思っている。
ついでにもうひとつ言っておけば、そうした意味での接点を私が感じとったのは、あとにも先にも、彼ひとりだ。
小田実
「三島由紀夫との接点」より
どうでもいいが、嫁も子もある三島をゲイというのは無理があるだろ、バイならわかるが
三島って全共闘と同じ臭いがする
>>112 いかにもまともな歴史書を読んだことない低レベル。
全然答えになってない。0点。
農民民衆が同情的だってのは俗説で、
別に当時のアンケート調査かなんかで立証されてるわけではない。
そもそも「助命嘆願で減刑」なんてあの時代にありえるわけがない。
軍国主義日本をナメんなよ。
>>118 > どうでもいいが、嫁も子もある三島をゲイというのは無理があるだろ、バイならわかるが
世間知らずだなあ
既婚子持ちゲイなんて腐るほどいるわけで
ごめん、世間知らずってのは言い過ぎだったかな
普通なひとは知らない狭い世界のことだしね
123 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 12:02:06
>>118 たぶん、男しか好まない本当のゲイではないよ。
十代後半か二十歳くらいのときの大学ノートに、「将来ぼくに子供ができて、もし彼が天才に憧れたら、どう叱っていさめようか…
こんな苦しい暗い寂莫な青春を与えたくない」みたいな記述があったから。
124 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 12:06:24
>>120 アンケートで立証できないから俗説ってのはおかしいでしょ。
政府がそういうのを一切遮断したなら、そういうものがなかったことになるわけだから。
125 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 12:10:53
>>121 その世間にざらにいるという話は、だから三島個人がそうだということには全くならないんだけど。
>>124 だから民衆の「助命嘆願で減刑」になったって誰だよ。
ちゃんと答えろよ。
127 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 14:12:50
>>126 知らないよ。
私は
>>105じゃないから。
二・二六事件に関してはその当時一般人民衆の一人の小学生だった三島が影響されて、大東塾の客員会員になってるよ。
三島の先輩も当時二・二六事件に関する擁護的な文章を書いてるよ。
民衆が同情的だったというのは俗説じゃないから。
日本史板なのに民衆史というか、「民衆」の定義も知らないんだねえ。
祖父が樺太庁長官、父が大蔵省官僚という家庭の子どもを普通「民衆」とは言わない。
よしんば仮に「民衆」だったとしても、そんな個別少数事例をもって
いきなり普遍化・一般化することは科学の定式として許されない。
論理学とか習わなかった?
あ、高卒以下の方ですかw
129 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 15:16:11
>>128 少数だと何故、断定できるの?アンケートもしてないんでしょう。
あんたこそ、科学的根拠もなく少数意見と決めつけてますけどね。
学歴しか自慢できない中味は低脳なんでしょうか?
130 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 15:21:43
>>128 それから私は普遍化一般化なんてしてませんよ。ただそういう二・二六事件に擁護的な子供たちがいたという事実だけを述べただけ。
131 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 15:42:10
二・二六事件の青年将校の多くが農村出身で家族が農村民衆なのは事実だし、
収容病院近くの林で切腹した河村青年将校を看病していた病院関係者たちも二・二六事件を擁護している事実がある。
その他、その当時の民衆による擁護的な記述は決して少なくはないのですよ。
つーか、あれだな。
当時の民衆大衆が226事件をどう見ていたかなんてことは当然誰かが研究してるはずだから、
キミが言ってることを証明してる著作やら学術雑誌の論文やらを教えて欲しいな。
(俺の感だとむしろ逆のことを証明しているような気がするが。
歴史学ってのは俗説を否定しなけりゃ意味ないからw)
ここは日本史板なんだから、それがマナーってもんだろ。
冬休みに入る前に大学の図書館に調べに行くからよろしくな。
133 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 16:13:07
>>128 >父が大蔵省官僚
残念、農林省の官吏ですね。
まあ、「民衆」が誰だとか、それが多数だとか少数だとかなんて議論としちゃ不毛だろ。
東大全共闘との討論集会でも三島がひとたび「民衆」という言葉を使ったら
とたんに傍聴学生から「民衆って一体誰のことだよ!」とヤジられてたからな。
二・二六に関して言えば、事件の背景に農村の疲弊があったことは事実。
その事実を軍部の中枢が権力闘争の具に用いたことも事実。
農村の疲弊により被害を被っていた「民衆」の不満を、
青年将校らが十分に汲み取れなかったことも事実。
仮にこれらの事実を立証できないとしても、
人間のやることなんてたかが知れてる半面、
一筋縄では決していかないわけだから、
少なくとも三島のような美的・抽象的な事件の理解は、
彼の夢物語のうちの一つと考えなければ収拾がつけられないだろうと俺は思うよ。
134 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 16:39:49
三島は偉大だったんだよ、結局のところ。
135 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 16:57:33
>>133 歴史的な事件や政治、あるいはその他もろもろの人間生活が全く誰かの夢物語や理想から無縁だと思っている時点で、
あんたは人間社会を語る資格はないね。
136 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 17:02:10
>>132 歴史学なんかで、何もかもすべて解ると思ってる時点であんたは間抜けなバカだよ。
そこにはその研究者のイデオロギーや恣意や捏造が入らないとも限らないからね。
>そこにはその研究者のイデオロギーや恣意や捏造が入らないとも限らないからね。
オマエ自身が一番イデオロギー、恣意、捏造の塊そのものだがな。
>>137 私は歴史学なんかやってませんけど。そんな学者の恣意であやふやな捏造できるものなんかどうでもいいしね。
139 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 18:35:02
>>135 >人間生活が全く誰かの夢物語や理想から無縁だと思っている
別にそんなこと言った覚えはないけどな。
じゃ、お前さんの歴史学とやらは
「誰かの夢物語や理想」をどうやって把握しようとするわけ?
俺はそんなことは不毛だと言ってるんだがな。
だから、三島を歴史学的のどう評価するか、という問題に対して俺は、
「三島?あれは夢物語だから歴史学では分析できないね」で仕舞いだよ。
ただ、以上の回答は歴史上の誰かの夢物語や理想を否定するものでもなんでもない。
誰かの夢物語や理想で歴史が成り立っている面があることも十分承知しております。
140 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 18:51:59
>>110 >>120 >>126 ※血盟団事件や神兵隊事件
公判中全国から寄せられた減刑嘆願書は30万通にも上った。
※五・一五事件
助命嘆願運動が起こり、117万人が減刑嘆願書に署名した
141 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 19:11:12
英霊の声の
「などてすめらぎは人間となりたまひし」
が二・二六事件に対する三島の見解を
一言で言い表してるね。
>>139 誰もお前の抽象的な歴史判断なんか聞いちゃいないわ。
三島の歴史的意義は、反天皇、天皇廃止論者をあぶり出すリトマス試験紙の役目をしていることです。
144 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 19:53:13
もし今もご存命ならば、おんとし85歳の好々爺の幽鬼翁おじいちゃんかしら・・、たしかに、昭和は
われわれの視界から、どんどん遠ざかっていき、いつの間にかはるか遠くにいってしまったよなあ。
146 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 20:54:22
どいつもこいつも大口叩いてるが、MISIMAの首画像くらいは拝見してるんだろうな>ALL
俺は、とても見る度胸はないが。
147 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 22:05:45
>>136 プッ。
歴史には興味あるけど、歴史学は嫌いだなんて、落ちこぼれの負け惜しみ丸出しじゃん。
つーか、こういう学歴コンプレックスの輩は
文学だろうが哲学だろうが、
「学」を生業としている人間そのものが本音では皆嫌いなんだろうがなw
>>147 何かと言えば学歴だの学だの、あんたこそ学歴コンプレックスなんでは?
今どき学歴がどうのとか、いったいいつの時代の感覚なんだか。きっとあんたの学生時代は大学行くのが珍しかったんでしょうね。
三島は高卒以下の者に楯の会入会認めなかったよ。
あと三島が東大入ったのは
「東大を堂々と批判するためには自分自身が東大出身にならなければならない」
という理由。
たしかに低学歴だったりしたら、東大乗り込んで全共闘相手に
論争挑むなんてことはできなかったろうからな。
三島自身が学歴コンプw
150 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 23:00:11
三島先生は天才
東大なんて余裕で合格されました
三島の時代は旧制高校・大学の時代。
しかし、三島は一高→東京帝大ではなく、
学習院から大学本科に潜り込んだので、
本当の意味での東京帝大生とは言えない。
今でいえば、私大から東大学部後期に編入したか、
あるいは大学院だけ東大というバッタモノ。
いわゆる学歴ロンダリング。
残念だったねw
152 :
日本@名無史さん:2009/12/10(木) 23:40:56
アンチがやたら必死な件
>>151 そんなものに本当もなにもないでしょう。あんたバカじゃないの?
三島は別に東大だから天才じゃなくて、東大入る前から、天才作家だったからそんなもの関係ないんだよ。
東大なんか作家活動の片手間に入っただけで、あんたみたいな学歴厨と違うから。
名もないあんたと雲泥の差でしょう。
>>152 きっと粘着アンチは激しい三島コンプレックスの人なんでしょう。
155 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 00:08:02
ずっと同じアンチ一人が張り付いてる気がする
156 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 07:39:52
どいつもこいつも大口叩いてるが、MISIMAの首画像くらいは拝見してるんだろうな>ALL
学歴詐称三島w
ニセ東大生三島w
158 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 17:58:05
三島の西郷どんとの対話って、腐女子同人誌の
ボーイズラブのはしりって聞いたんですが、本当ですか?
159 :
158:2009/12/11(金) 18:04:52
このスレの三島ファンの皆様方の書き込み内容を見るに、
三島ファンと同人ヲタ腐女子には相当程度の重なり合いがあると思うので、
私が聞いた話にはそれなりの信憑性があるのではないでしょうか。
160 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 18:45:27
しかし、「みし」だけでググっても、
「三島由紀夫 生首」ってワードが出てくるのには、恐れ入ったわw
>>158 西郷隆盛好きは老若男女日本中にいたるところにいるよ。
162 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 19:54:07
あれは張リボテだよ。かっかっか。
たしかにこのスレで一人頑張ってる三島オタって女じゃないかって気がする。
でも女のネットウヨクってのも怖いというか、寂しいよな。
好きでもないのにスレ粘着して、すぐにウヨとかレッテル貼りする奴のがみっともない、というか、情けないね。
いやなら見にこなきゃいいのにネチネチと女々しく、あの手この手でバカ丸出しだ。
たしかにこのスレで一人頑張ってる三島アンチって男じゃないかって気がする。
でも男のネットサヨクってのも怖いというか、寂しいよな。
私は、研究室で突然三島の死を聞いたとき、どういうわけかすぐに連想したのは、高山彦九郎であり、神風連であり、
横山安武であり、相沢三郎などであった。
これらの人々の行動はいずれも常識を越えた「狂」の次元に属するものとされている。
この「狂」の伝統がどのようにして、日本に伝えられているのか、それはまだだれもわからないのではないだろうか。
ただ、すべての「異常」な行動を「良識」によって片づけることは、これまでの日本人の心をよくとらえ切っていない。
日本人は、否、人間は、自分の内部の「狂」をもっと直視すべきではないだろうか。
三島は私の知るところでは非常に「愚直」な人物である。
私のいう意味は、幕末の志士たちのいう「頑鈍」の精神であり、私としてはほめ言葉である。
私は三島をノーベル賞候補作家というよりも、その意味では、むしろ無名のテロリスト朝日平吾あるいは
中岡良一などと同じように考えたい。
橋川文三
「狂い死の思想」より
167 :
日本@名無史さん:2009/12/11(金) 23:49:13
官僚のなれの果てだし。
>>168 橋川文三「三島由紀夫論集成」という本に載ってました。
170 :
日本@名無史さん:2009/12/12(土) 15:14:43
>>98 必死に話し紛らわしたいようだのう。
松陰の狂から明治維新が「動き出した」という三島の文がどうなんだってことからどんどんそれてるぜ。
>三島の思想の全てが松陰の影響
こんなことこのスレの中で誰も言ってねえし。
>歴史人物や歴史のパターンと当てはまらないからと言って、似非と断じる
だからさ、そういう理由で似非って言ってるわけじゃないでしょ。
読解力あるの?
あと、言葉尻とかいうけど、突っ込みいれられてるのは誰の文章なのかわかってるんか?
三島由紀夫大先生だぜ。文学のプロ中のプロ、日本一の大文豪の三島由紀夫先生。
細部まできっちり計算された技巧派の三島の文章に、言葉尻だとか揚げ足取りとかそんな逃げはありえんでしょ。
そもそもその程度で読まれてるんじゃ三島も浮かばれねーな。
>>170 未来からみれば、そこから動きだしたと解釈する人がいても別におかしくないでしょう。
あんたとは違う意見ってだけの話を、何もそこまで粘着しなくても。
バカ丸出し。
172 :
日本@名無史さん:2009/12/12(土) 17:53:50
>>171 三島と西郷のホモ同人誌描いたことある?
174 :
日本@名無史さん:2009/12/13(日) 20:00:56
175 :
日本@名無史さん:2009/12/13(日) 20:23:12
未来の人が馬鹿なら同じ系列と解釈するかもしれんが…
176 :
日本@名無史さん:2009/12/13(日) 20:46:03
そうだなw
不良番長に興味でてきた
>>125 逆に妻子持ちでもゲイでないとは限らないとも言えるわな。
>>179 その世間にいるという話は、だから三島個人がそうだということには全くならないんだけど。
うむ
182 :
日本@名無史さん:2009/12/17(木) 21:56:23
古から男性とも女性ともセックスできない人は大物になれない。
特に文化人や芸能人はその傾向が強い。
キリスト教が蔓延する前の世界は、もっと自由だった。
全てをキリスト教的に考えたって面白くないよ。
んなわけない
>>182 男色は、将軍や武士の一部にあったものじゃない?
185 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 21:42:09
天賦のもの、その質量ともに、作家としてこゝ何十年来、無類の人だつた。
その才能を人工する努力と、その多彩さに於ても、想像を絶した人だつた。
しかも絢爛とした人工造形に、天恵の感情がつねに匂つてゐる、かういふ評語を、殆ど第一級点で当てることが
出来るやうな文士だつた。
その上に、わが使命観を自ら律したその今生の風懐は、エヴエレスト山の頂を超えた。それは不思議なことか、
当然のことか、彼は、学ぶ以前に、知つてゐた。わが平安盛期の文脈の情意の如きも、それを学んだと思へない先に、
少年の彼は、驚くべき濃密度で知つてゐたことだつた。
彼を初めて知つたころから、東京帝国大学の学生だつた時代にかけての印象である。
私が彼を知つたのは、その中学校時代の終り方だつた。
保田輿重郎
「たゞ一人」より
186 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 21:43:12
日本の民と国との歴史の上で、天地にわたる正大なる気を考へる時、偉大なる生の本願を、文人の信実として
表現した人は、戦後世代の中で、日本の文学の歴史は、三島由紀夫たゞ一人を記録する。
過渡期を超越したこの人である。
…三島氏は、日本人について、「繊細優美な感受性と、勇敢な気性との、たぐい稀な結合」と云つた。
そして「これだけ精妙繊細な文化伝統を確立した民族なら、多少野蛮なところがなければ衰亡してしまふ」と云ふ。
この史観と実践倫理を、彼の一代の生き方の上に重ねた時、わが身心は、たゞおののく感じである。
保田與重郎
「たゞ一人」より
187 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 21:44:34
三島由紀夫氏の最後の四巻本の小説は、小説の歴史あつてこの方、何人もしなかつたことを、小説の歴史に
立脚した上でなしあげようとしたのであらう。さういふ思ひが、十分に理解されるやうな大作品である。
三島氏も、人のせぬおそるべきことを考へ、ほとほとなしとげた。
そこには人間の歴史あつてこの方の小説の歴史を、大網一つにつつみ込むやうな振る舞ひが見える。
人を、心に於て、最後に解剖してゆくやうな努力は、私に怖ろしいものと思はれた。
三島氏ほどの天才が思つてゐた最後の一念は、皮相の文学論や思想論に慢心してゐる世俗者よりも、さういふものとは
無縁無垢の人に共感されるもののやうにも思はれる。
その共感を言葉でいひ、文字で書けば、うそになつて死んでしまふやうな生の感情である。
保田與重郎
「日本の文学史」より
188 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 21:47:26
私が三島由紀夫氏を初めて知つたのは、彼が学習院中等部の上級生の時だつた。
…そのあと高等部の学生の頃にも、東京帝国大学の学生となつてからも、何回か訪ねてきた。
ある秋の日、南うけの畳廊下で話してゐると、彼の呼吸が目に顕つたので、不思議なことに思つた。
吐く息の見えるわけはなく、又寒さに白く氷つてゐるのでもない。
長い間不思議に思つてゐたが、やはりあの事件のあとで拙宅へきた雑誌社の人で、三島氏を知つてゐる者が、
彼は喘息だつたからではないかと云つた。
私はこの齢稚い天才児を、もつと不思議の観念で見てゐたので、この話をきいたあとも、一応そうかと思ひ、
やはり別の印象を残してゐる。
保田與重郎
「天の時雨」より
189 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 21:48:32
彼がそのわかい晩年で考へた、天皇は文化だといふ系譜の発想の実体は、日本の土着生活に於いて、生活であり、
道徳であり、従つて節度とか態度、あるひは美観、文芸などの、おしなべての根拠になつてゐる。
三島氏が最後に見てゐた道は、陽明学よりはるかにゆたかな自然の道である。
武士道や陽明学にくらべ、三島氏の道は、ものに至る自然なる随神(かんながら)の道だつた。
そのことを、私はふかく察知し、粛然として断言できるのが、無上の感動である。
保田與重郎
「天の時雨」より
190 :
日本@名無史さん:2009/12/18(金) 23:58:02
191 :
日本@名無史さん:2009/12/19(土) 01:12:28
三島を馬鹿にする俺って凄いでしょ的な
2ちゃんによくある自惚れオナニー
192 :
日本@名無史さん:2009/12/19(土) 02:54:24
自己紹介乙
193 :
日本@名無史さん:2009/12/19(土) 03:13:43
日本語でおk
195 :
日本@名無史さん:2009/12/26(土) 22:07:30
三島氏らは、ただ一死を以て事に当たらんとしたのである。
そのことの何たるかを云々することは私の畏怖して自省究明し、その時の来り悟る日を待つのみである。
私は故人に対し謙虚でありたいからである。
三島氏の文学の帰結とか、美学の終局点などといふ巷説は、まことににがにがしい。
その振る舞ひは創作の場の延長ではなく、まだわかつてゐないいのちの生まれる混沌の場の現出であつた。
国中の人心が幾日もかなしみにみだれたことはこの混沌の証である。
保田與重郎
「天の時雨」より
196 :
日本@名無史さん:2009/12/26(土) 22:09:29
私は日本民族の永遠を信じる。
今や三島氏は、彼がこの世の業に小説をかき、武道を学び、演劇をし、楯の会の分列行進を見ていた、
数々のこの世の日々よりも、多くの国民にとつてはるかに近いところにゐる。
今日以後も無数の国民の心に生きるやうになつたのだ。
さういふ人々とは、三島由紀夫といふ高名な文学を一つも知らない人々の無数をも交えてゐる。
保田與重郎
「天の時雨」より
197 :
日本@名無史さん:2009/12/26(土) 22:11:07
総監室前バルコニーで太刀に見入つてゐる三島氏の姿は、この国を守りつたへてきたわれらの祖先と神々の、
最もかなしい、かつ美しい姿の現にあらはれたものだつた。
しかしこの図の印象は、この世の泪といふ泪がすべてかれつくしても、なほつきぬほどのかなしさである。
豊麗多彩の作家は最後に天皇陛下万歳の声をのこして、この世の人の目から消えたのである。
日本の文学史上の大作家の現身は滅んだ。
保田與重郎
「天の時雨」より
198 :
日本@名無史さん:2009/12/29(火) 21:36:24
そういえば、初期タイプのブリーフでボディビルをやっている三島の写真を
見たことがある。
199 :
日本@名無史さん:2009/12/30(水) 20:09:07
三島こそ現代の日本に本当に必要な人材だったと思う。
本当に残念だ。
いまは三島先生のような偉大な人っていないなぁ。
いまの若者はセレブしか尊敬しないんだよ。
くすぶっている無名無力のオッサンなんて、石コロでもみるような目で見ている。
若者の向上心は、セレブを見ることで、いっそう刺激され、
がんばろうって気にさせる。
逆に若者はダメオヤジが大嫌い。
ダメオヤジの惨めさには、やる気を萎えさせるものがある。
若者のためを思うなら、セレブを見せろ!
200 :
日本@名無史さん:2010/01/01(金) 02:01:38
作家として成功した三島先生がうらやましい・・・・。
好きなことを仕事にし、大成している人がたくさんいる。
彼らは、夢と富と現世肯定の精神を持っている。
そういう人たちを横目に、やりたくもない仕事を薄給でし、
現世否定の精神で生きていくのは耐えられない。
好きなことを仕事に選びたい。
世界は夢を叶えたもののためにある。
三島は現世で成功を掴んでたのにもかかわらず
現状の日本を憂えて「生命尊重以上の価値」を
命をかけて体現したことに心をうたれる。
ll
203 :
日本@名無史さん:2010/01/21(木) 15:41:38
ある政治家が「狂気の沙汰」と呼び、これに迎合するかのようにある作家が「精神分裂症」と診断した。
病理学的な狂気は三島由紀夫君にはなかった。
狂気とかたづけてしまえば、その時点で政治家も作家も、一切の思考を停止し、責任を回避することができる。
ソ連のような国では、多くの健康な作家が精神病院に入れられている。
独裁者と怠惰な思考喪失者にとっては、人を狂人あつかいにすることほど簡易軽便な処理法はない。
「賊と呼び狂と呼ばんも、他評に任ぜん」という句は、維新志士たちの辞世の漢詩にときどき出てくる。
出典はシナにあるかもしれぬが、これが古今に通じる志士の心である。
三島君自身も狂人呼ばわりの「他評」はもとより覚悟していた。
林房雄
「悲しみの琴」より
204 :
日本@名無史さん:2010/01/21(木) 15:43:26
だいぶ以前のことだが、三島君は私の家に遊びに来た時、デパートの売子たちの無知と無礼粗暴な態度を怒り罵倒し、
「こういうのが現代の若者だというなら、僕はできるだけ長生きして彼らが復讐を受けるのを自分の目で見てやりたい。
それ以外に対抗策はありませんね」と真顔で言って私を笑わせてたことがある。
彼にもこのような意味の長生きを考えていた一時期があった。
いわゆる「夭折の美学」を捨て、図太く生きて戦後の風潮と戦ってやろうと決意したのだ。
林房雄
「悲しみの琴」より
205 :
日本@名無史さん:2010/01/21(木) 15:45:01
彼が週刊誌に荒っぽい雑文めいたものを書きはじめ、グラビアにも登場しはじめたとき、「いったいどうしたのだ」
とたずねたら、「戦後という世相と戦うためには、こんな戦術も必要でしょう」と笑って答えた。
だが、この「長生き戦術」または「毒をもって毒を制する戦略」はやがて捨てられた。
怒れる戦士は迂回作戦を軽蔑しはじめ、単刀直入を決意した。
『英霊の声』はこの視角から読まねばならぬ作品である。
林房雄
「悲しみの琴」より
206 :
日本@名無史さん:2010/01/21(木) 15:46:10
三島君の熱望は決して政治概念としての天皇の復活、したがって明治憲法復元論でもなく、ただ左右の全体主義
(共産主義とファシズム)に対抗する唯一の理念としての「文化の全体性と統括者としての天皇」の復活と定立であった。
このような定立が、「古代の夢」は別として、日本の歴史において実現された実例があったかどうかは
論争的として残るが、その試みが幾たびか行われて、多くの忠臣と志士がこの夢に命を捧げたことは事実である。
林房雄
「悲しみの琴」より
なるほど
208 :
日本@名無史さん:2010/01/22(金) 20:22:25
209 :
日本@名無史さん:2010/01/27(水) 22:12:53
三島は天才だね。
後世への影響も凄い。
好き・嫌いなら嫌いな人もいるだろうが、
それで三島の天才を否定するのは幼児性でしかない。
三島を語る人の数と質をみるだけでそれは明らかだ。
210 :
日本@名無史さん:2010/01/27(水) 23:57:40
三島は結局、自衛隊市ヶ谷駐屯地を己の死に場所とした。
…多くの自衛隊員の前で演説し、そして腹を切るという壮烈な死の花道として、士官学校、大本営、参謀本部など、
かつて日本陸軍のメッカといわれた市ヶ谷を選んだ。
…三島は隊員に決起を促すため方面総監室を占拠し、総監を人質にするという暴挙に出たが、そのために三島を
恨んだり、非難する声は今でも自衛隊内部では少ない。
事件の当日、会議中に総監室の異状を知った方面総監部三部の防衛班長中村菫正(のぶまさ)二佐は、隊員の通報で
総監室に駆けつけ、幕僚長室から総監室に通じるドアを体当たりで開けて中に飛び込み、振りかざした三島の刀で
右手を二回にわたり斬りつけられる。(中略)
思いもかけなかった刃傷事件の発生に、総監部の各事務室の片隅に警棒が常時置かれるようになったのは、
この事件以降のことである。
原竜一
「熱海の青年将校――三島由紀夫と私――」より
211 :
日本@名無史さん:2010/01/27(水) 23:58:22
(中略)しかし、こんなとんだ災難にあった中村二佐だが、三島を恨もうとはしていない。
「三島さんは私を殺そうと思って斬ったのではないと思います。相手を殺す気ならもっと思い切って斬るはずで、
腕をやられた時は手心を感じました」とあとで語っている。
斬られながらも相手の手加減を感じるなど、剣道を知らない者にはわからないところだが、中村二佐は旧軍の
軍人だから剣道の腕も相当なものがあったのだろう。
自衛隊の良き理解者だった三島について「まったく恨みはありません」と断言した中村二佐はその後、陸幕広報班長、
第三十二連隊長、総監部幕僚副長、幹部候補生学校校長を歴任し、昭和五十六年七月、陸将で定年退官するが、
最後の職場が、かつて三島を教育した久留米の幹部候補生学校だったとは、皮肉な巡り合わせである。
原竜一
「熱海の青年将校――三島由紀夫と私――」より
212 :
日本@名無史さん:2010/01/28(木) 23:04:50
例へば、右翼といふやうな党派性は、あの人(三島由紀夫)の精神には全く関係がないのに、事件がさういふ言葉を誘ふ。
事件が事故並みに物的に見られるから、これに冠せる言葉も物的に扱はれるわけでせう。
事件を抽象的事件として感受し直知する事が易しくない事から来てゐる。いろいろと事件の講釈をするが、
実は皆知らず知らずのうちに事件を事故並みに物的に扱つてゐるといふ事があると思ふ。
事件が、わが国の歴史とか伝統とかいふ問題に深く関係してゐる事は言ふまでもないが、それにしたつて、
この事件の象徴性とは、この文学者の自分だけが責任を背負ひ込んだ個性的な歴史経験の創り出したものだ。
さうでなければ、どうして確かに他人であり、孤独でもある私を動かす力が、それに備つてゐるだらうか。
小林秀雄
「感想」より
213 :
日本@名無史さん:2010/01/28(木) 23:05:50
思想の力は、現在あるものを、それが実生活であれ、理論であれ、ともかく現在在るものを超克し、これに
離別しようとするところにある。
エンペドクレスは、永年の思索の結果、肉体は滅びても精神は滅びないといふ結論に到達し、噴火口に身を投じた。
狂人の愚行と笑へるほどしつかりした生き物は残念ながら僕等人類の仲間にはゐないのである。
実生活を離れて思想はない。併し、実生活に要求しない様な思想は、動物の頭に宿つてゐるだけである。
小林秀雄
「文学者の思想と実生活」より
214 :
日本@名無史さん:2010/02/01(月) 10:27:21
2.2 「頑張れ日本!全国行動委員会」結成大会
& 日本解体阻止!外国人地方参政権阻止!全国総決起集会
平成22年2月2日(火) 於・日比谷公会堂
13時00分 開場
14時00分 第一部 「頑張れ日本!全国行動委員会」 結成大会
17時00分 第二部 「頑張れ日本!全国行動委員会」 日本解体阻止!外国人地方参政権阻止!全国総決起集会
20時00分 終了
主催
頑張れ日本!全国行動委員会(準備委員会)
草莽全国地方議員の会
日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
http://www.ch-sakura.jp/topix/1360.html
215 :
日本@名無史さん:2010/02/01(月) 10:35:49
http://www.melma.com/backnumber_149567_4728019/ 野田秀樹と三島由紀夫
**********
1月8日付日経新聞の夕刊に演劇人、野田秀樹のインタビュー記事があり、その中に「三島由紀夫も二.二六事件と出会ったことが一生の問題になりましたよね。人間は決して歴史から逃げられないと思います」と述べている件があります。
「三島由紀夫も二.二六事件と出会ったことが一生の問題になりましたよね。人間は決して歴史から逃げられないと思います。ポストモダンの考えでは、歴史は「終わった」とか「超えた」ことになっていたけれど、
現実の人々は過去を超えていないし、憎悪や嫉妬といった薄っぺらい感情で相変わらず生きている。03年の『オイル』で太平洋戦争を描きましたが、すごいですよ。何も知らない若者が多い。
いつのまに何が起きたのかな。若い人たちが自分の世界から出ようとしなくなった。自分が知っていることにしか興味がない。今の役者さんに圧倒的に多いのは、ただ待っている人。
何か始めればいいのに、何もしない。それでいて自信はある。他人は自分に関心を持ってくれて当然と思いこんでいる。僕って○○じゃないですか、なんて言う。本来、舞台に立つ人間は「いたたまれない」から、そこにいるべきなんです。
「永遠を垣間見る瞬間」を味わう。演劇は見たことも聞いたこともない世界へ連れ去ってくれるものなんです。なんとか、その力を取り戻したいのです」
216 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 00:16:41
217 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 00:21:42
>>216 リンク上手く行かなかった。 三島関連スレ、現在30程在るんだが。
218 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 10:30:44
219 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 12:40:30
220 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 13:35:55
昭和天皇を裏切り者扱いした三島の罪は重い。
何がどうなろうと天皇の言葉は絶対だ。
三島よ、地獄に行くが良い。
昭和天皇の決断・承認のある日本国憲法9条は絶対に変えられない。
本当の右翼より。
221 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 13:41:17
日本国憲法制定という
昭和天皇の偉業・遺産は絶対に守れ!
天の導きで日本は未曾有の経済発展を告げた。
北朝鮮のように軍事費で飢える事なく済んだ。
昭和天皇のお陰だ!
本当の右翼より。
222 :
188:2010/02/03(水) 13:55:14
>>220,221
ここは学問板だから、
あんまりドキュンな書き込みは遠慮しないといけないでしょ。
これじゃ昭和天皇は苦笑い、本当の右翼は怒るんじゃないのw
223 :
188:2010/02/03(水) 13:56:05
>>220,221
ここは学問板だから、
あんまりドキュンな書き込みは遠慮しないといけないでしょ。
これじゃ昭和天皇は苦笑い、本当の右翼は怒るんじゃないのw
224 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 14:40:30
昭和天皇が三島(事件)に関し書いたものは無いのだろうが、
発言を聞く形で侍従とかの日記に残ってないのだろうか?
225 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 14:48:00
いかなる理由があろうとも、
昭和天皇を裏切り者扱いした国賊三島は許さない。
226 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 14:58:53
昭和天皇万歳!
昭和天皇万歳!
日本国憲法制定万歳!
憲法第九条万歳!
昭和天皇のお陰で、日本は経済発展を遂げた。
のお陰で、日本は救われた。
それは、昭和天皇に、冷静なる天の声・導きが聞こえていたから。
昭和天皇が間違った事をいうわけがない。
昭和天皇万歳!
日本国憲法制定万歳!
憲法第九条万歳!
昭和天皇万歳!
>>224 何かの本(三島関連本)のなかの転載でみたことはあるよ。
昭和天皇が、侍従に三島事件のことを訪ねていたことを、侍従が記してました。
>>225 裏切り者扱いにはしてないよ。人間宣言を残念に思っただけで、三島は天皇の神聖不可侵を保持しようとしただけ。
天皇125代の中でも未曾有の大失態をやらかし、史上最多人数の国民を
死に追いやった呪われるべき天皇がどうしてそんなに好きなんだ?w
ほかに評価すべき天皇はたくさんいるだろう、真の愛国者として
231 :
188:2010/02/03(水) 16:38:20
230さん。
天皇は無個性に捉えたほうがいい。
そもそも国家の実質的な権力者として君臨した天皇なんて
数えるほどしか居ない。
真の愛国者はそれを知っている。
あんたには言ってないよ
「昭和天皇が大好きだ」という人に向かって言っただけ
233 :
188:2010/02/03(水) 16:53:06
それは失礼w
234 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 18:13:05
あのまま本土決戦に突入してたらあんた生まれていないよ。
だからといって、和平にもっていかれたら、日本は軍拡路線に突入して、今の北朝鮮になっていたんよ。
資源の乏しい日本が経済成長するには、開戦させて逸早くアメリカに負ける必要があったんだよ。
天の計画通りだ。
神国日本だからね。
アメリカやソ連のまねをしての軍拡では、日本は自滅。
235 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 18:14:53
三島は天皇の神聖不可侵
だったら、時代の先を見越せる天皇の言葉は絶対だ。
天皇は間違った事はいわない。
236 :
日本@名無史さん:2010/02/03(水) 22:01:43
日本は間違った道を歩かない。
なぜなら神国だからだ。
三島由紀夫が間違っていたのだ。
237 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 05:10:45
>>220 裏切り者扱いしたことないんだが
お前独自の妄想未発表資料の発表か?
ネットウヨクorネットサヨク(笑)
238 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 05:12:31
239 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 08:26:07
>病院行け低能キチガイ
捨て台詞もいいが、できれば反論を望む!
捨て台詞は早すぎる。
いずれ天皇の言葉は絶対だ。
間違ったことはいわない。
日本は憲法第9条の元で経済発展をして、どの国よりも潤う事が決定されていたのだ。
なぜなら、天皇は天と通じていたからだ。
時代を見通せなかった三島由紀夫が馬鹿だったのだ。
240 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 08:32:05
特に昭和天皇に対しては、「私はむしろ(昭和)天皇個人に対してある意味反感を持っている」と発言している[20]。
その昭和天皇に対する否定的な感情は、2・26事件三部作の最後を飾る『英霊の聲』で端的に表されている。三島は昭和天皇が「昭和の歴史においてただ二度だけ」「人間としての義務(つとめ)において」「神であらせられるべきだった」と批判する。「二度」のケースとは、
忠臣たるべき2・26事件の反乱将校らを厳重に処罰させたこと
いわゆる『人間宣言』により、「神としての天皇のために死んだ」特攻隊隊員らを裏切ったこと
であり、三島は、2・26事件の反乱将校と特攻隊隊員の霊に「などて天皇(すめろぎ)は人間(ひと)となりたまひし」と、ほとんど呪詛に近い言葉を語らせている。
241 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 09:40:16
>特攻隊隊員らを裏切ったこと
失礼な、昭和天皇は特攻隊隊員らを裏切っていない。
こんな発言をした三島由紀夫は国賊。
>>235 天皇は個人のパーソナリティじゃないから。
日本の神の立場としてではなく、感情的な人間、一個人として振る舞って間違ったこともあるんだよ。
二・ニ六事件の将校らが改革しようとした農地改革や労働法は、現在では当たり前のことでしょう。
もし天皇が、彼らを認めていたならば、日本人は自らの手で様々な制度を改善していたかもしれないし。
>>241 それは、三島由紀夫の直接の発言じゃなくて、Wikipediaを書いた人の言葉でしょ。
244 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 12:12:36
>日本の神の立場としてではなく、感情的な人間、一個人として振る舞って間違ったこともあるんだよ。
天皇は現人神だ。
間違った事をいうわけがない。
>>244 自分で、人間だ、って言っちゃったじゃん。
246 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 13:58:45
だから「現人」神だ。
247 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 20:28:58
>>242 2.26の青年将校たちに「改善」なんか出来たとは思えない。
せいぜい極端な神懸りの息の詰まる体制を作っていただけだろう。
248 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 20:31:09
三島は迫り来る老い、人類誰にでも来る老いを直視するのが怖くて
陛下をだしにして自殺しただけだろうよ。
249 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:14:07
……たしかに二・二六事件の挫折によつて、何か偉大な神が死んだのだつた。当時十一歳の少年であつた私には、
それはおぼろげに感じられただけだつたが、二十歳の多感な年齢に敗戦に際会したとき、私はその折の神の死の
怖ろしい残酷な実感が、十一歳の少年時代に直感したものと、密接につながつてゐるらしいのを感じた。
…それをニ・ニ六事件の陰画とすれば、少年時代から私のうちに育まれた陽画は、蹶起将校たちの英雄的形姿であつた。
その純粋無垢、その勇敢、その若さ、その死、すべてが神話的英雄の原型に叶つてをり、かれらの挫折と死とが、
かれらを言葉の真の意味におけるヒーローにしてゐた。
三島由紀夫
「二・二六事件と私」より
250 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:14:56
(中略)かくも永く私を支配してきた真のヒーローたちの霊を慰め、その汚辱を雪ぎ、その復権を試みようといふ思ひは、
たしかに私の裡に底流してゐた。しかし、その糸を手繰つてゆくと、私はどうしても天皇の「人間宣言」に
引つかからざるをえなかつた。
昭和の歴史は敗戦によつて完全に前期後期に分けられたが、そこを連続して生きてきた私には、自分の連続性の根拠と、
論理的一貫性の根拠を、どうしても探り出さなければならない欲求が生まれてきてゐた。これは文士たると否とを問はず、
生の自然な欲求と思はれる。そのとき、どうしても引つかかるのは、「象徴」として天皇を規定した新憲法よりも、
天皇御自身の、この「人間宣言」であり、この疑問はおのづから、二・二六事件まで、一すぢの影を投げ、影を辿つて
「英霊の声」を書かずにはゐられない地点へ、私自身を追ひ込んだ。自ら「美学」と称するのも滑稽だが、私は
私のエステティックを掘り下げるにつれ、その底に天皇制の岩盤がわだかまつてゐることを知らねばならなかつた。
それをいつまでも回避してゐるわけには行かぬのである。
三島由紀夫
「二・二六事件と私」より
251 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:18:15
ニ・ニ六事件を肯定するか否定するか、といふ質問をされたら、私は躊躇なく肯定する立場に立つ者であることは、
前々から明らかにしてゐるが、その判断は、日本の知識人においては、象徴的な意味を持つてゐる。すなはち、
自由主義者も社会民主主義者も社会主義者も、いや、国家社会主義者ですら、「ニ・ニ六事件の否定」といふところに、
自分たちの免罪符を求めてゐるからである。この事件を肯定したら、まことに厄介なことになるのだ。
現在只今の政治事象についてすら、孤立した判断を下しつづけなければならぬ役割を負ふからである。
もつとも通俗的普遍的なニ・ニ六事件観は、今にいたるまで、次のやうなジャーナリストの一行に要約される。
「ニ・ニ六事件によつて軍部ファッショへの道がひらかれ、日本は暗い谷間の時代に入りました」
三島由紀夫
「二・二六事件について」より
252 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:19:23
二・二六事件は昭和史上最大の政治事件であるのみでない。昭和史上最大の「精神と政治の衝突」事件であつたのである。
そして精神が敗れ、政治理念が勝つた。幕末以来つづいてきた「政治における精神的なるもの」の底流は、
ここに最もラディカルな昂揚を示し、そして根絶やしにされたのである。
勝つたのは、一時的に西欧的立憲君主政体であり、つづいて、これを利用した国家社会主義(多くの転向者を含む
ところの)と軍国主義とのアマルガムであつた。私は皇道派と統制派の対立などといふ、言ひ古されたことを言つて
ゐるのではない。血みどろの日本主義の刀折れ矢尽きた最期が、私の目に映る二・二六事件の姿であり、北一輝の死は、
このつひにコミットしえなかつた絶対否定主義の思想家の、巻添へにされた、アイロニカルな死にすぎなかつた。
三島由紀夫
「二・二六事件について」より
253 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:20:32
二・二六事件を非難する者は、怨み深い戦時軍閥への怒りを、二・二六事件なるスケイプ・ゴートへ向けてゐるのだ。
軍縮会議以来の軟弱な外交政策の責任者、英米崇拝者であり天皇の信頼を一身に受けてゐた腰抜け自由主義者
幣原喜重郎の罪過は忘れられてゐる。この人こそ、昭和史上最大の「弱者の悪」を演じた人である。
又、世界恐慌以来の金融政策・経済政策の相次ぐ失敗と破綻は看過されてゐる。誰がその責任をとつたのか。
政党政治は腐敗し、選挙干渉は常態であり、農村は疲弊し、貧富の差は甚だしく、一人として、一死以て国を
救はうとする大勇の政治家はなかつた。
戦争に負けるまで、さういふ政治家が一人もあらはれなかつたことこそ、二・二六事件の正しさを裏書きしてゐる。
青年が正義感を爆発させなかつたらどうかしてゐる。
三島由紀夫
「二・二六事件について」より
254 :
日本@名無史さん:2010/02/04(木) 23:23:38
しかも、戦後に発掘された資料が明らかにしたところであるが、このやうな青年のやむにやまれぬ魂の奔騰、正義感の
爆発は、つひに、国の最高の正義の容認するところとならなかつた。魂の交流はむざんに絶たれた。もつとも
悲劇的なのは、この断絶が、死にいたるまで、青年将校たちに知られなかつたことである。そしてこの錯誤悲劇の
トラーギッシュ・イロニーは、奉勅命令下達問題において頂点に達する。奉勅命令は握りつぶされてゐたのだつた。
二・二六事件は、戦術的に幾多のあやまりを犯してゐる。その最大のあやまりは、宮城包囲を敢へてしなかつた
ことである。北一輝がもし参加してゐたら、あくまでこれを敢行させたであらうし、左翼の革命理論から云へば、
これはほとんど信じがたいほどの幼稚なあやまりである。しかしここにこそ、女子供を一人も殺さなかつた義軍の、
もろい清純な美しさが溢れてゐる。この「あやまり」によつて、二・二六事件はいつまでも美しく、その精神的価値を
永遠に歴史に刻印してゐる。皮肉なことに、戦後二・二六事件の受刑者を大赦したのは、天皇ではなくて、
この事件を民主主義的改革と認めた米占領軍であつた。
三島由紀夫
「二・二六事件について」より
255 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 02:02:48
256 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 02:07:40
三島よ。
>女子供を一人も殺さなかつた義軍
老いた重臣たちなら機関銃を何十発も撃ち込んで惨殺していいの?
斎藤実だったと思うが、遺体は包帯でぐるぐる巻きにされて安置された。
そうしないと肉が崩れてしまうから。
某将校は斎藤の血を掌に擦り付けて
「見ろ!これが悪賊斎藤の血だ!」と喚いたらしいが
自分が正義だと酔い痴れて内省など欠片もない。
一番嫌いな人種だ。
257 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 02:53:28
二・二六を評価することと
二・二六で暗殺された人達に対する個別的な感情は別問題。
では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を評価したら
それらが殺した数多くの日本人同胞を労わって
断罪するべきだと言う気かこの馬鹿は。
テロリストの理屈だねw
259 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 03:53:29
反論できずそういう事を言うのは、つまり
絶対暴力反対の左翼政党の見地だったのか。
青年将校だけでやればまだマシだったが、ほとんどは兵隊を騙して連れて行ってるからな。
261 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 09:07:01
近代国家となっていた昭和の話題に、戦国時代を持ち出すのは
典型的な詭弁だから。
>>261 近代国家となっても、暗殺などザラなのは、民主主義の国アメリカを見ればわかることだよ。
263 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 11:08:38
ザラっていうほどでもないよw
暗殺なんて数える程しかないじゃん。
264 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 11:34:57
ザラだよ、暗殺なんか。病死や自殺にみせかけたり手口が巧妙になっただけ。
265 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 11:48:47
段々と陰謀説みたいなことを言い出したぞw
266 :
日本@名無史さん:2010/02/05(金) 23:56:39
>>236 >三島由紀夫が間違っていたのだ。
三島が正しかろうが間違っていようが
そんなことはもう関係ない。
俺の中で三島は神になってる。
267 :
日本@名無史さん:2010/02/06(土) 02:40:46
268 :
日本@名無史さん:2010/02/06(土) 03:42:48
>>261 近代国家も戦国時代も連綿と歴史が続いてるのが
日本だバカ
>>264 同意。
ただ、あまり巧妙になってるとは思わんな。
むしろ粗くなってる。
なんか変な死にかた(殺されかた)だなって不思議に思う強引なのが多い。
270 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 04:04:37
>>261 平成の世に戦前の話を持ち出すのは
典型的な詭弁だから。
271 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 08:41:21
>>270 >平成の世に戦前の話を持ち出すのは
>典型的な詭弁だから。
日本語が変ですよw
272 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 09:43:55
そうだよな。
そして三島事件も昭和の一つのおバカ事件として記憶されるだけか。
273 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 09:52:57
事件そのものは間抜けな右翼のテロだからね。
自衛官が連座いしているからクーデターとも言われているけど
三島の思想は60年代の日本では既に終わってる、決着した議論を
蒸し返しただけ。有名作家だったから話題になったけど。
自衛隊員に対してアジったけど、その自衛隊員はニヤニヤ笑って
まともに相手にしてない。三島は悔しかっただろうけど、
同調する自衛官はほぼ皆無。で、現実に失望して自決。
>>273 三島の思想もよく知らないバカが、頓珍漢批評ご苦労さん。
275 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 10:16:25
205:日本@名無史さん 2010/02/03(水) 14:51:00 [sage]
>>203 その辺の、秘密裏に進めていた計画のことは、元自衛隊幹部だった山本舜勝の著書に書いてありますよ。
その計画がダメになった原因は山本が言うように自衛隊幹部の及び腰や保身もあっただろうけど、
たぶん米国の圧力もあったと思います。(自衛隊内のCIAに漏れて )
三島は、米国(キッシンジャー)が中国に接近して、日本を絶対に自主防衛独立させないように約束することを予知しているので、
その時の幹部たちの心変わりから、米国と中国の密約、方針を察知したと思います。
檄文で、日本は永久にアメリカの傭兵だと言ったのは、きっとそれを知っていたからでしょう。
だから将来日本が、米国と中国に飲み込まれる危機感を持ったんだと思います。
276 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 10:22:21
>>274 >三島の思想もよく知らないバカが
悪いけどよく知ってるよ。
知っている上で間抜けな右翼のテロと認識してるんだけど。
277 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 10:33:35
213:日本@名無史さん 2010/02/04(木) 11:25:15 [sage]
>>212 もちろん市ヶ谷に行く時は、もう死ぬために行ったんだよ。家族や楯の会会員に遺書も書いてるでしょう。
あれはクーデターじゃなく(本当のクーデター計画はダメになってるから)、諌死で、
公務員化した自衛隊や後世の人々へのメッセージなんだよ。笑い者になるのも覚悟の上での行為だからね。
それから前レスにも書いたけど、ボディービル始めた頃は、逆に「生きよう」と思ってた頃で、
戦中や終戦の頃の気持ちから立ち直ろうとしたときで、なんとか戦後社会と折り合いながら、
結婚もして谷崎のように日本文学の大家として長生きの道を歩もうとしていた頃だよ。
ところが、安保闘争や社会の混乱で、黙っていられなくなったんでしょう。
278 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 10:34:57
220:日本@名無史さん 2010/02/06(土) 11:02:37 [sage]
>>219 そもそも、夭折、非業に死んでいった人に惹かれるってこと自体が日本的な精神だから、後付けじゃないでしょうよ。
そういうものは古事記のヤマトタケルから、たおやめ文化まで底流しているものだし。
切腹、特攻隊等々、日本的なディオニュソス、神人一体、殉教的なもの、それら日本精神を否定する戦後社会に、
三島が反抗し、日本文化を守るために、グローバリズムや共産主義から日本を防衛しようとするのは当然の帰結だよ。
279 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 11:54:52
在特会もしくはシンパの人に聞きたい。(多少事情知ってる人でも可)
三島を評価する点と評価しない点を教えてくれ。
それと大東亜共栄圏に関し、三島の文章あればコピペ頼む。
>>273 これはまた、崇拝者もアンチも共に失笑のトンチンカン
281 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 13:41:16
>>280 >崇拝者もアンチも共に失笑のトンチンカン
反論不能ならレスしなくていいんだよ?
282 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 14:08:57
>>279 特にシンパではない者ですが、
都知事の認可を受けながら反日教育をしている朝鮮学校の批判を、三島がしているのは凄いと思った(北朝鮮賛美をしていた時代背景で)
そうそう反論不能なくらいのトンチンカンなんだよ
一番大事な部分
>現実に失望して自決
一体何のことやら。
なんか学校の教科書に出てそうなというか世間一般の自殺者の理由じゃんかよ、どこでそんなこと聞いたん?
市ヶ谷でのそれはもう全て予定通りなのだよ。
これはアンチも崇拝者も同じ。
ヤジの声がでかすぎて、自慢の演説が聞こえにくくなったことが痛恨事ではあるが、それは自決の理由、原因とは何も関係ない。
しかし、三島自身100%ないことわかってた自衛隊員の呼応だが、万が一何かの手違いで応じるものがでてきたら、それは面白い見世物になったと想像するんだよな。
えっ?何、おまいら、なにすんねん?狂っちゃった??
オレ、腹切れへんやん。どーすんねん、関の孫六…
壇上であたふたする三島。
いやー、見てみたかったな。
284 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 14:24:26
>>283 >市ヶ谷でのそれはもう全て予定通りなのだよ。
そうだよ。誰もアジった結果で失望したなんて書いてないから。
要するにあなたの読解力不足だな。
285 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 14:32:12
>>283 あんたも、たいして威張れるほどの知識じゃないよ。
三島は、あの場の自衛官に呼びかけたんじゃないんだよ、実は。
テレビを見ているだろう、山本舜勝ひきいる部隊に最後に呼びかけたんだけどね。
286 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 14:34:16
>>279 『歴史的事実なんだ』三島由紀夫
Q:あの戦争をどう呼ぶのが適切だと思ふか。
三島由紀夫:大東亜戦争でいいぢゃないか。歴史的事実なんだから。
太平洋戦争といふ人もあるが、私はゼッタイとらないね。日本の歴史にとつては大東亜戦争だよ。
戦争の名前くらゐ自分の国がつけたものを使つていいぢゃないか。
Q:あの戦争をどう意味づけてゐるか。
三島由紀夫:あの戦争の評価は、百年たたないとできないね。
いま侵略戦争だつたとかなんとかガチャガチャいつてもどうにもならん。
287 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 14:46:40
>>283 現実に応じる者も、応じる気配もなかったんだし、前年のクーデター計画でも、及び腰の幹部しかいなくて、
誰も自衛隊内のCIAに逆らえなかったわけだから、そんな仮定の話されてもねえ。
三島も草場で苦笑するよ。
そんな人がいたら、竹島取られてないでしょ。
>>284 アジった結果の失望って何だよ?
「現実に失望して」って書いてるんだよ
>>273でさ。
その「現実」って
>>273の文面の中のどれかじゃねーのかよ?
自衛隊員の同調が皆無じゃねーの?
じゃないなら何か言ってみ。書いてないことまで読解できる能力は持ってないんでね。
失望で自決ってとこでもう何言ってもダメだろうけど。
>>285 知識うんぬん以前の問題。
全くわかってないね。
誰に呼びかけようが関係ないんだよ、あの局面で自決することについては。
>>287 まじめにとるなよ、バカっ話。ネタなんだからシャレで返せや
289 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 15:50:28
290 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 15:54:28
>>276 よく知ってるならどういう思想か
具体的に説明して批判してみろ
291 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 16:12:47
292 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 16:36:03
293 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 16:52:54
294 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 17:36:49
必死すぎて痛々しい馬鹿がいるなw
295 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 19:04:21
>事件そのものは間抜けな右翼のテロだからね。
自衛官が連座いしているからクーデターとも言われているけど
三島の思想は60年代の日本では既に終わってる、決着した議論を
蒸し返しただけ。有名作家だったから話題になったけど。
自衛隊員に対してアジったけど、その自衛隊員はニヤニヤ笑って
まともに相手にしてない。三島は悔しかっただろうけど、
同調する自衛官はほぼ皆無。で、現実に失望して自決。
『ネタといいながら、必死なバカ乙』
という風に捨て台詞を晒してみたけど。
やっぱりこの捨て台詞は痛い。
『ネタといいながら、必死なバカ乙』
296 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 19:55:43
297 :
日本@名無史さん:2010/02/07(日) 23:53:04
>>282 ふ〜ん、そういう批判してたのは知らなかった。
調べる手掛かりになる。ありがと。
299 :
日本@名無史さん:2010/02/08(月) 06:33:25
どんどん語って下さい。
そしていつまでも三島由紀夫の記憶が途切れないように。
そして三島由紀夫の魂が復活するまで語り続けましょう。
300 :
日本@名無史さん:2010/02/08(月) 19:31:18
>>297 そのコピペ↓
左翼のいふ、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。なぜなら、われわれはいま、朝鮮の政治状況の
変化によつて、多くの韓国人をかかへてゐるが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、日本人が必ずしも
歓迎しないにもかかはらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすやうな
北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。
彼らはすでに、人間性の疎外と、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなつてゐる。そして
彼らは、日本で一つでも疎外集団を見つけると、それに襲いかかつて、それを革命に利用しようとするほか考へない。
たとえば原爆患者の例を見るとよくわかる。原爆患者は確かに不幸な、気の毒な人たちであるが、この気の毒な、
不幸な人たちに襲ひかかり、たちまち原爆反対の政治運動を展開して、彼らの疎外された人間としての悲しみにも、
その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていつてしまふ。
三島由紀夫「反革命宣言」より
301 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 00:51:45
>>300 コピペ、乙。
>彼らはすでに、人間性の疎外と、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなつてゐる。
ここが私には少々むずかしく感じられたのだが、この場合の「フィクション」とは何なのか、だれか解説願えないだろうか。
下の例にあるように、他の疎外されていると思われる集団にかこつけることじゃね?
本来自分たちとは全く関係ない何かにかこつけて行動するってことだと思う。
例以外にも、集団なり政治問題とかありそうだが、具体的にはわしはわからん。
303 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 07:13:00
>>301 >この場合の「フィクション」とは何なのか
阻害を利用する政治集団による阻害の除去というフィクションのこと。
三島が生きていた時代で言えば、今では考えられないほど左翼運動が隆盛で、
多くの左翼は阻害を持つ人々から支持を受けていた。三島からすれば、
左翼が理想として掲げていたスローガンはフィクションとしか見えず、
彼が傾注していた右翼思想とは相容れなかったから。
304 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 07:19:45
三島を行動に駆り立てた要因の一つに「新宿争乱」があった。
彼はこういった左翼の大規模な動きに対しては警察組織の公安部隊だけでなく、
自衛隊を投入すべきだと考えており、左傾化した社会にも失望していた。
懇意にしていた自衛隊幹部にも働きかけたが、結局は彼の期待していた自衛隊の
投入は行われなかった。この事件は後の自衛隊基地でのアジ〜自決に結びつく。
305 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 10:22:59
>>301 それに続くコピペです↓
日本の社会問題はかつてこのやうではなかつた。戦前、社会問題に挺身した人たちは、全部がとはいはないが、
純粋なヒューマニズムの動機にかられ、疎外者に対する同情と、正義感とによつて、左にあれ、右にあれ、
一種の社会改革といふ救済の方法を考へたのであつた。
しかし、戦後の革命はそのやうな道義性と、ヒューマニズムを、戦後一般の風潮に染まりつつ、完全な欺瞞と、
偽善にすりかへてしまつた。われわれは、戦後の社会全体もそれについて責任があることを否めない。革命勢力から
その道義性と、ヒューマニズムの高さを失はせたものも、また、この戦後の世界の無道徳性の産物なのである。
われわれは疎外を固執し、少数者集団の権利を固執するものである。それのみが、革命勢力に対して反革命の
立場に立ち得るし、彼らの多数を頼んだ集団行動の倫理的矛盾に対して、最も強い、先鋭な敵手たり得るからである。
三島由紀夫「反革命宣言」より
306 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 10:31:07
>>301 そのコピペの少し前には、こういう記述もあります↓
われわれは除外例や例外少数者の問題その他のなかに、人間性の真理を発見する立場をとつてゐる。
中共革命の過程では文化大革命がなかなか終熄を見なかつた間に、少数民族問題がガンをなしてゐることが
明らかになつた。ウィグル地方の少数民族地域は原爆実験地域としても戦略上重要な地域であるが、ここにおける
革命委員会の成立は最後まで危ぶまれてゐた。
異民族統治の経験のある大国では、少数民族の帰趨(きすう)が革命的要素になることが認識されてゐると同時に、
またその国自体が革命的な原理に成り立つ国である場合は、一転して反革命の危険を内在させた分子として
見られるのである。
反革命とは、人種上は少数民族の原理であり、人間性の上では閑却されがちな人間性の真実の救出の問題である。
三島由紀夫「反革命宣言」より
307 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 10:39:23
>>301 その場合の「フィクション」と繋がるかどうかはわかりませんが、三島は「インドの印象」という発言のなかで、
「イリュージョン」を打ち砕くには、「イリュージョン」をもって対抗するしかない、というようなことを述べてます。
308 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 10:40:00
Q――つぎに東南アジアについてちよつと聞きます。インドも中共との交戦の経験を持つ国ですが、
東南アジアと日本との最大の相違点は、中共の脅威を感じてゐるのと感じてゐない点にあると思ひますが。
三島由紀夫:中共と国境を接してゐるといふ感じは、とても日本ではわからない。
もし日本と中共とのあひだに国境があつて向かう側に大砲が並んでたら、いまのんびりしてゐる連中でも
すこしはきりつとするでせう。まあ海でへだてられてゐますからね。
もつともいまぢや、海なんてものはたいして役に立たないんだけれど。ただ「見ぬもの清し」でせうな。
三島由紀夫「インドの印象」より
309 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 10:40:36
Q――日本人が中共をこはがらないのは一種の幻想的な“大平感”なんだらうけれど、日本にさういつた幻想が
あることも、また一つの現実ぢやないでせうか。
三島由紀夫:たしかにさうですね。幻想(イリュージョン)といへどもなにかの現実的条件によつて保たれてゐる。
ぼく自身は、日本にも中共の脅威はある、と感じてゐます。これは絶対に「事実(ファクト)」です。
しかし、日本人が中共に脅威を感じないといふことは「現実」です。「現実」とはぼくに言はせれば、
事実とイリュージョンとの合金です。
「現実」をささへてゐる条件は、いはくいひがたしで、恐らく何万といふ条件があるでせう。
海もあるし、長い中国との交流の歴史もあるし……。
ものを考へようとするとき、片方の「現実」を「事実」だけでぶちこはさうとしてもダメです。
幻想をくだくには幻想をもつてしなくつちや。ですからもし、ぼくが政治家だつたら……。
Q――「中共はこはくない」といふ幻想は、どうやつてくだきますか?
三島由紀夫:「中共はこはい」といふファクトではなく幻想をもつてですよ。
三島由紀夫「インドの印象」より
310 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 12:59:54
>>309 フィクションという言葉では判らなかったものが、類似の言葉により多少理解しやすく成った様に感じられた。
しかしながら309で語られている内容は複雑な構造の様に思え、「反革命宣言」や「インドの印象」を
1度全体通して読んで置こうかという気持ちになって来た。
311 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 14:07:44
他の論文「文化防衛論」のなかで、在日朝鮮人問題は国内の問題ではなくて、国際問題(難民問題)だと言ってるから、
日本に戦後やってきた一部の朝鮮人(なかには北朝鮮工作員もいる)までをも、国内の少数民族問題かのように
政治的なプロパガンダに利用する左翼のやり方がフィクション(欺瞞)だ、ってことを言ってるんだと思う。
312 :
日本@名無史さん:2010/02/09(火) 20:23:57
ネトウヨの特徴(軍事板から)
・選民意識
(俺たちは、情弱の一般人とは違う!)
・善悪二元論
(チョンとシナ人は悪! 悪を叩く自分は善)
・終末論
(売国政権or外国人参政権で日本が滅びる!)
・布教活動
(情弱の一般人に真実を知らしめなければ!)
>>304 軍隊(自衛隊は軍じゃないけど、一応国軍のかわりとして)は、自国民を相手に戦うもんじゃないと思うんだが、そこらへんを三島は懸念しなかったのだろうか?
左翼なんか日本人じゃねーって思ってたかな?
>>313 ロシアや中共の工作員がバックにいると思ってたんだよ。
>>313 自衛隊が治安出動することによって
軍としての立場が明確になることを
望んでたんじゃなかったかな。
316 :
日本@名無史さん:2010/02/11(木) 00:28:46
>>315 目的のことじゃなくて、機動隊以上の力がある軍隊を出すんだから、相手を殺傷する事態もあるでしょう。
国軍が自国民を殺傷する、こういうことになってしまった時のことを考えてたのかなってことを聞きたいんです。
機動隊との衝突で人が一人死んだ時でも、そりゃもう大騒ぎだったじゃん。
露助の騒乱プロモーターがいたとかいないとか、相手の宣伝の術中にはまる、左翼側の思うつぼってことにもなりかねないのでは。
318 :
日本@名無史さん:2010/02/11(木) 10:14:08
>>311 >在日朝鮮人問題は国内の問題ではなくて、国際問題(難民問題)
>左翼のやり方がフィクション(欺瞞)
なるほど。
正直言って、在日朝鮮人問題を詳しく興味持って調べた事が無い。
先日たまたま放送大学を見ていたら、移民に関する講義をしていた。どういう教授かも記憶にない。
敗戦を境に、日本に居た朝鮮からの移民者は外国人になった。「その時、移民者にどちらの国籍を
選ぶか聞くべきではなかったか?」 と言っていたのを微かに憶えている。記憶が正しいかは判らない。
319 :
日本@名無史さん:2010/02/11(木) 10:25:10
>>317 左翼の戦術(被害者面して大衆にアピールするやり方)のことは、対談や論文で述べてるから、
そこらへんはよく知っていたと思う。
国民とはいっても、ロシア共産党の間接侵略勢力とは、三島は刺し違えてもいいと思っていたようで、
向こうに死者がでるなら、こちらも殺される覚悟で民兵隊楯の会は、自衛隊の前衛として日本刀で対処する計画だったようです。
320 :
日本@名無史さん:2010/02/11(木) 14:47:26
>敗戦を境に、日本に居た朝鮮からの移民者は外国人になった。
自分で書いておきながら、良く判らない部分。
日韓併合、植民地などの言葉に対し一定の認識が無いため、混乱した文章であるやも。
321 :
日本@名無史さん:2010/02/12(金) 00:57:02
>>320 >敗戦を境に、日本に居た朝鮮からの移民者は外国人になった。
移民者=日韓併合で日本国籍になった朝鮮人ってことでそ?
敗戦後、日韓併合は終わったので朝鮮半島から移住してきた
日本国籍の朝鮮人は元の朝鮮国籍に戻ったってことだね。
323 :
日本@名無史さん:2010/02/12(金) 19:59:00
今から読み直すと、三島由紀夫はつくづく田舎者でしかなかったゼッ!!
三島氏は平家落人で、三島谷名乗り河内の源氏姓の島谷姓で落逃れてたんだね。
その名残が、三島谷温泉なんだね。
325 :
日本@名無史さん:2010/02/13(土) 00:37:29
>>321 私の言いたかったのは、解説頂いた通りの事です。
すなわち、
敗戦を境に、日本に居た朝鮮からの移住者は外国人になった。
と書けばよかったのでした。
326 :
日本@名無史さん:2010/02/13(土) 11:40:04
>>323 って書かれてもなあ。 例えば、どんな所が?
(どういった本を読み直したかも書いてもらおうか。)
327 :
日本@名無史さん:2010/02/13(土) 12:05:42
>>324 三島由紀夫の本名は平岡公威だけど、
平岡氏が平家落人だと、聞いたことあるよ。
328 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 01:09:48
三島由紀夫というペンネーム付けたの誰だっけ? 清水なんとか
329 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 02:18:20
三島駅に降りた時、雪を頂いた富士山が見たので
三島由紀夫にしたっていう話じゃなかったっけ?
本人も駄洒落で気に入ったという話だね。
330 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 02:20:45
んにゃ、おらハマっ子だっぺよ
332 :
328:2010/02/14(日) 11:52:48
ちょっと調べた。
清水文雄Wikiに以下のような事が書かれていた。
>父平岡梓により文学を厳禁されていた平岡公威のため、筆名の使用を提案。
>平岡当人が提示した「三島由紀雄」の名に対して、「由紀雄」は重過ぎるとの理由により
>「三島由紀夫」と変更した。
諸説の1つかもしれないが、今のところ私としては頷ける。
333 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 12:09:55
私は小説・潮騒に三島由紀夫の基本的な精神が全部語られてると思う。
私は三島由紀夫を感じるために神島に行く。
334 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 13:24:44
三島由紀八にすれば、
>>329 の富士山話しも表現出来たやも。w
>>333 「潮騒」の読後感想画を高校のころ描いたことが在って、
機会あったら俺も神島行ってみたいなあ。
335 :
日本@名無史さん:2010/02/14(日) 13:32:33
>>1 >ゲイ右翼・三島由紀夫をどう評価するか
俺にとっては、「右翼芸術・三島」。
337 :
日本@名無史さん:2010/02/16(火) 00:06:59
神島は日本で唯一、パチンコ店がない地域ということを知って、最終的に潮騒の舞台の島に決めたそうです。
338 :
日本@名無史さん:2010/02/16(火) 02:36:34
339 :
日本@名無史さん:2010/02/16(火) 02:42:33
>>338 上手くリンク出来なかった。当然ながら一番上の神島 (三重県)をクリック。
>329
「ノーエ節」から来てい、最底辺の日本庶民のあっけらかんとした生活に憧れがあったんではないか。
富士の白雪ノーエ 富士の白雪ノーエ 富士のサイサイ 白雪朝日でとける とけて流れてノーエ
とけて流れてノーエ とけてサイサイ 流れて三島にそそぐ 三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆は
ノーエ 三島サイサイ 女郎衆は御化粧が長い ・・・・
341 :
日本@名無史さん:2010/02/17(水) 11:58:30
>>339 あれ? どういう事だろ? 339書いた時点ではURLカッコ内がリンクされてなかったのに、
今日見たら上手くリンクされてる。 その仕組みが判らない・・・。
342 :
日本@名無史さん:2010/02/20(土) 00:43:39
343 :
日本@名無史さん:2010/02/20(土) 22:56:00
344 :
日本@名無史さん:2010/02/20(土) 23:18:43
神島に行くのなら3月以降暖かくなってから
9月、10月迄がいいでしょうね。
11月〜2月迄は西風が強く猛烈に寒いです。
やはり物語と同じ季節が良いでしょう。
3月、4月から晩夏迄が小説で語られている季節ですね。
5月の連休などは最高ですが、行楽客で島はいっぱいになります。
神島に行くと、島内を三島が取材の為に歩き回っているように思えるし
潮騒の新冶や初江が今でもエンドレスで物語を演じているような
錯覚を覚えます。神島に行く時は、ぜひ単行本を持参して下さい。
小説は島内の地名が出てきて(赤鼻峠や女の坂など)観光ガイドそのものですから。
345 :
日本@名無史さん:2010/02/20(土) 23:44:58
三島生誕85年記念に潮騒の二時間ドラマでもテレビでやればいいのにね。
346 :
334:2010/02/21(日) 00:27:24
神島行きのアドバイス、ありがとうございます。
ブログの写真や記事で、現実味を感じて来ました。
あとは何月にするかジックリ考えてみます。
347 :
日本@名無史さん:2010/02/21(日) 12:30:18
348 :
日本@名無史さん:2010/02/21(日) 22:48:27
……今、四海必ずしも波穏やかならねど、
日の本のやまとの国は
鼓腹撃壌(こふくげきじよう)の世をば現じ
御仁徳の下、平和は世にみちみち
人ら泰平のゆるき微笑みに顔見交はし
利害は錯綜し、敵味方も相結び、
外国(とつくに)の金銭は人らを走らせ
もはや戦ひを欲せざる者は卑怯をも愛し、
邪まなる戦(いくさ)のみ陰にはびこり
夫婦朋友も信ずる能(あた)はず
いつはりの人間主義をたつきの糧となし
偽善の団欒は世をおほひ
力は貶(へん)せられ、肉は蔑(なみ)され、
若人らは咽喉元(のどもと)をしめつけられつつ
怠惰と麻薬と闘争に
かつまた望みなき小志の道へ
羊のごとく歩みを揃へ、
快楽もその実を失ひ、信義もその力を喪ひ、
魂は悉く腐蝕せられ
年老ひたる者は卑しき自己肯定と保全をば、
道徳の名の下に天下にひろげ
真実はおほひかくされ、真情は病み、
道ゆく人の足は希望に躍ることかつてなく
なべてに痴呆の笑ひは浸潤し
三島由紀夫
「英霊の聲」より
349 :
日本@名無史さん:2010/02/21(日) 22:48:55
魂の死は行人の顔に透かし見られ、
よろこびも悲しみも須臾(しゆゆ)にして去り
清純は商(あきな)はれ、淫蕩は衰へ、
ただ金(かね)よ金よと思ひめぐらせば
人の値打は金よりも卑しくなりゆき、
世に背く者は背く者の流派に、
生(なま)かしこげの安住の宿りを営み、
世に時めく者は自己満足の
いぎたなき鼻孔をふくらませ、
ふたたび衰へたる美は天下を風靡し
陋劣(ろうれつ)なる真実のみ真実と呼ばれ、
車は繁殖し、愚かしき速度は魂を寸断し、
大ビルは建てども大義は崩壊し
その窓々は欲球不満の螢光燈に輝き渡り、
朝な朝な昇る日はスモッグに曇り
感情は鈍磨し、鋭角は摩滅し、
烈しきもの、雄々しき魂は地を払ふ。
血潮はことごとく汚れて平和に澱み
ほとばしる清き血潮は涸れ果てぬ。
天翔けるものは翼を折られ
不朽の栄光をば白蟻どもは嘲笑(あざわら)ふ。
かかる日に、
などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし
三島由紀夫
「英霊の聲」より
350 :
日本@名無史さん:2010/02/22(月) 16:25:44
三島に英霊が乗り移って書かせたっていうね。
351 :
日本@名無史さん:2010/02/22(月) 23:13:27
二・二六事件の将校たちの声が聞こえたらしいね。
小説家はみんな、シャーマン体質を持っているのではないか。
三島の声が聞こえるだの何なので何冊か本出したおばさんがいたね。
太田さん(名前忘れた)とかいう人。
発売当時は結構売れてたよ。
おいらも読んだけど、もう中身は忘れた。
多分しょーもなかったんだと思う。
354 :
日本@名無史さん:2010/02/23(火) 11:26:10
>>352 三島は小説を書くとき、無意識の記憶(ユングの集合無意識に似たようなものや、祖先の記憶)をスムーズに引き出すため、
媒体である肉体にフィルターがかからないよう体力をつけ、身体を鍛え胃弱や虚弱を克服したそうです。
(肺病病みには、どうしても堀辰雄のようなサナトリウム的なフィルターがかかってしまうからということで)
阿頼耶識だな
356 :
日本@名無史さん:2010/02/24(水) 18:11:59
「我が国旗」
徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に
朱の円がゑがかれて居た。
朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。
それは鹿児島の大大名、天下に聞えた島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、
是が我が国旗、日の丸の始まりである。
模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。
之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。
それから時代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。
明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。
からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。
平岡公威(三島由紀夫)
11歳の作文
357 :
日本@名無史さん:2010/02/24(水) 19:24:28
358 :
日本@名無史さん:2010/02/24(水) 20:06:14
俺は楯の会の歌が大好きだ。
新潮社から決定版・三島由紀夫全集が出版された時、
第41巻の「三島由紀夫の肉声」を買った。
この巻は本ではなくCD。中に楯の会の歌があった。
メロディーは何となく野球の応援歌みたいだが
三島作詞の歌詞が素晴らしい。
『大和心を 人問わば 青年の血の 燃ゆる色!』
夏は稲津、冬は霜、富士山麓に鍛えこし、若きつわもの、ここにあり・・・・
360 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 15:16:38
大和魂
361 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 17:14:45
研ぎ澄まされし刃こそ 晴朗の日の 空の色!
362 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 22:34:21
大島正満博士の「修学院の秋」といふ文章を読んだことがありますか。
塩原太助の馬を舞台に観てふきだしたアメリカ少年が、秋たけなはの修学院を周遊して、ふと拾つた一葉の紅葉に、
日本の秋――日本の荘厳な美の真髄を悟るといふ美しい記録文で、今に忘れられません。
アメリカ人が六代目の鏡獅子を本当に味解しようとする努力、――と云ふより大国民としての余裕を持つてゐたら
戦争は起らなかつた。文化への不遜な態度こそ、戦争の諸でありませう。
日本の高邁な文化を冒涜する国民は必ず神の怒りにふれるのです。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年1月6日、三谷信への葉書より
363 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 22:35:17
けふで丸五日間、丸つきり空襲がありません。不気味な不安。
そのなかにも駘蕩たる春の日は窓辺まで押しよせて来てゐます。(中略)
大学から、「肺浸潤でも何でもかまはんから出て来い」といつ呼出しがあるかわかりません。さうなつたら
さうなつた時のことです。
僕はこれから「悲劇に耐へる」というより、「悲劇を支へる」精神を錬磨してゆかなければ、と思ひます。
古代ギリシャ人にその範を仰がずとも、身近な巣林子の元禄時代は、我々に文芸復興が何であるかを、赤裸々に
教へてくれます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年3月3日、三谷信への葉書より
364 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 22:35:48
ルーズベルトが死にましたね、日本時間の十三日の金曜日に。新聞は良き敵将を失つて哀悼の意を表す、といふ
態度に出てゐて、結構だと思ひます。阿南大将が二年程前、アメリカの国旗をふみにじつて行進する日本軍を
写した劇映画をみて、「これでは国が危い。徳義の戦ひをやつてゐるのを忘れたのか」と嘆かれたさうですが、
この挿話をきいて、頗る阿南大将を尊敬しはじめました。軍人でかういふ立派な見識をもつてゐられることは
実にありがたいことです。
今は亡き帝大国家主義憲法学の泰斗上杉慎吉博士が大正十三年に著はした「日米衝突の必至と国民の覚悟」なる
警世の大文章をよみ、その史眼の卓越、見識の高邁に深く搏たれました。(中略)
――今日偶然地下鉄新橋駅で稲田さん(今海軍中尉です)にあひました。沖縄で、特攻隊と共に敵艦へ
肉迫したのださうです。「くはしく話して下さい」と云つたら「いやだ、ネタにされるから」とにげられました。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年4月14日、三谷信への葉書より
365 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 22:39:40
君と共に将来は、日本の文化を背負つて立つ意気込みですが、君が御奉公をすましてかへつてこられるまでに、
僕が地固めをしておく心算です。僕は僕だけの解釈で、特攻隊を、古代の再生でなしに、近代の殲滅――
すなはち日本の文化層が、永く克服しようとしてなしえなかつた「近代」、あの尨大な、モニュメンタールな、
カントの、エヂソンの、アメリカの、あの端倪すべからざる「近代」の超克でなくてその殺傷(これは超克よりは
一段と高い烈しい美しい意味で)だと思つてゐます。
「近代人」は特攻隊によつてはじめて「現代」といふか、本当の「われわれの時代」の曙光をつかみえた、
今まで近代の私生児であつた知識層がはじめて歴史的な嫡子になつた。それは皆特攻隊のおかげであると思ひます。
日本の全文化層、世界の全文化人が特攻隊の前に拝跪し感謝の祈りをさゝげるべき理由はそこにあるので、今更、
神話の再現だなどと生ぬるいたゝへ様をしてゐる時ではない。全く身近の問題だと思ひます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年4月21日、三谷信への葉書より
366 :
日本@名無史さん:2010/02/25(木) 22:40:03
御葉書拝見。何はあれ、このやうな大変に際会して、しかも君とそれについて手紙のやりとりの出来るやうな
事態を、誰が予想し得たでせう。想像するだに、時代の異常さに想ひ到らずにはゐられません。かゝる事態は、
その型式や態様の如何はしばらく措き、夙に想像し得たところでした。今は何も語りたくありません。
これから勉強もし、文学もコツコツ落着いてやつて行きたいと思ひます。自分一個のうちにだけでも、最大の
美しい秩序を築き上げたいと思ひます。戦後の文学、芸術の復興と、その秩序づけに及ばず乍ら全力をつくして
貢献したいと思ひます。(中略)
すべては時代が、我々を我々の当面の責務に追ひやります。僕は少なくとも僕の廿代を、文化的再建の努力に
捧げたいと思つています。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年8月22日、三谷信への書簡より
367 :
日本@名無史さん:2010/02/26(金) 17:59:04
にはかにお召しにあづかり三島君よりも早くゆくことになつたゆゑ、たまたま得し一首をば記しのこすに
よきひととよきともとなりひととせを
こころはづみておくりけるかな
蓮田善明
昭和18年8月、召集をうけて戦地へ向かう際に三島由紀夫へ残した訣別の一首
368 :
日本@名無史さん:2010/02/26(金) 18:06:08
古代の雪を愛でし
君はその身に古代を現じて雲隠れ玉ひしに
われ近代に遺されて空しく
靉靆の雪を慕ひ
その身は漠々たる
塵土に埋れんとす
三島由紀夫
昭和21年11月、蓮田善明への追悼の文
369 :
日本@名無史さん:2010/02/27(土) 14:33:05
…私の知るかぎり、三島は、ある種の危険を冒しても、ものごとを素直に述べようとする人であり、しかも
その発言は、私にいろいろと考えさせることが多いからである。三島という人は、世評によれば、それこそ
海千山千のしたたかな才子であるのかもしれないが、私はほとんどそうは思わない。
私見はいつか三島由紀夫伝めいたもので述べたことがあるが、私は三島を(国木田独歩流にいえば)一種の
「非凡なる凡人」としか考えたことはない。そして、そういう愚直な人物の正直な発言というものは、近頃では
稀少価値をさえもっているのではないかと思う。自分の眼で、自分の直覚でものごとをとらえることのできる人間は
(少なくとも、もの書きの世界では)だんだんと少なくなっているのではないかと私はひが目で見ているのだが、
三島はそうでない人物の一人に見えるからである。そして、そういう人物の書いたり、したりすることは、
私などにはいつも共感と刺激の種になるからである。
橋川文三
「美の論理と政治の論理」より
370 :
日本@名無史さん:2010/02/28(日) 13:44:00
潮騒を万葉仮名で書くと「潮左為」です。
潮騒(しほさゐ)に
伊良虞(いらご)の島辺(しまへ)
漕ぐ舟に
妹(いも)乗るらむか
荒き島廻(しまみ)を
三島由紀夫は、万葉集に歌われている伊良湖岬を歌ったこの歌から題名をとりました。
371 :
日本@名無史さん:2010/03/02(火) 22:03:05
ここでもコピか...
372 :
日本@名無史さん:2010/03/02(火) 23:12:42
>>370 小説・潮騒はギリシャ古典のダフニスとクロエを下書きにした。
小説・潮騒の新冶の恋人・初江の名前はクロエをもじったもの。
あかな
375 :
日本@名無史さん:2010/03/02(火) 23:56:48
>>1 最高傑作「禁色」を読んだときは三島由紀夫とは右翼の仮面をそ心情左翼と思った。
>>375 戦後すぐは社会風潮にある程度合わせてて、むしろそっちが仮面的で、戦後大衆社会を生き抜く知恵だったのでは。
それに三島は右翼左翼を超えた尊皇主義だよ。
377 :
日本@名無史さん:2010/03/03(水) 19:14:09
しかし日本では、神聖、美、伝統、詩、それらのものは、汚れた敬虔な手で汚されるのではなかつた。
これらを思ふ存分汚し、果ては絞め殺してしまふ人々は、全然敬虔さを欠いた、しかし石鹸でよく洗つた、
小ぎれいな手をしてゐたのである。
三島由紀夫「天人五衰」より
378 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 00:03:04
たゞいま午後七時半、マダガスカルとシドニイへの特殊潜航艇の攻撃のニュースをきゝをはりこのお葉書を書いて
をります。なんだか胸になにか閊(つか)へたやうで迚(とて)も並大抵のことばでお話できさうにもございません。
御稜威(みいつ)のありがたさに涙があふれおちるばかりでございます。同時に晴朗な気分は抑へがたく、
南方のまつ青な穹(そら)いつぱいに八百万神の咲(わら)ひ声をきくおもひがいたします。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和17年6月5日、清水文雄への葉書より
379 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 00:11:10
>>377 >小ぎれいな手をしてゐたのである。
大江健三郎とか美濃部元東京都知事みたいな奴のことだな。
380 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 01:57:38
65年前の戦争では日本のために、父母兄弟のために、天皇のために、というキレイ事?
で20歳くらいで特攻戦死した若者も多いんだよね。
しかし、戦後は僅か20年くらいで世界第2位の経済大国、消費大国になった。
犠牲になった若者は死に損?子孫も残せなく死んだ若者は犬死?20歳くらい
で命までくれてやるほど国に恩恵も受けてないだろう?
財政破綻(今更何を)を防ぐため大増税、雇用破壊、非正規雇用、低賃金化で若者が
自分の未来を犠牲にする事は戦前の命まで献上させられた洗脳と同じ馬鹿げたことな
んだよ。
65年前に無念の死を遂げた若者が現在の若者へ真実を伝えているのですよ。身勝手で
愚かな権力・利益欲のため犠牲の歴史は繰り返される。
カルト靖国は嫌いだが三島の「英霊の声」は凄いな!英霊たちは悪鬼となって同じ過
ちを現代の日本の若者の上に注ぐのか?
現在の日本の少子化は子孫を残せず悪鬼となった英霊の怨念だろうか?
381 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 12:29:16
382 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 12:56:26
松陰はやはり、日本の根本的な問題、そして忙しい人たちが気がつかない問題、しかし、これをはづれたら
日本が日本でなくなるやうな問題、それだけを考へつめてゐたんだと思ふんです。
わたくしは、精神といふものは、いますぐ役に立たんもんだといふことを申し上げました。
わたくしは、自分の書いたものや、いつたものが、いますぐ役に立つたら、かへつてはづかしいといふふうに
考へてをります。ですから、たとへばけふ申し上げたことが、あるひはみなさんのお心のどつかにとまつて、
それが十年後、二十年後に役に立つていただければ、それはありがたいけれども、あつ、三島のいつたことは
おもしろい、ぢや、けふ会社で利用して、つかつてみようかといふやうなことは、わたくしは申し上げたくもないし、
申し上げる立場にもゐないと思ふんです。わたくしは、その、ぢや日本の精神ていふのはなんだ。日本が日本である
ものはなんだ。これをはづれたら、もう日本でなくなつちやふもんはなんだと。それだけを考へていきたいです。
三島由紀夫
「現代日本の思想と行動」より
383 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 12:56:57
(中略)
そして、いま非常な情報化社会がありますから、精神といふものはテレビに写らない。そしてテレビに写るのは
ノボリや、プラカードや、人の顔です。それからステートメントです。そして人間はみんなステートメント
やることによつて、なにかしたやうな気持になつてゐるんです。わたくしは、そこまでいけば、どんなことを
やつたところで、目に見えない精神にかなはないんぢやないかといふふうに思つてゐるんです。
昔のやうに爆弾三勇士、あるひは特攻隊、ああいふやうなものがあつたときに、はじめてこれはすごい、
これはテレビにも写らなかつた、なにも出なかつたが、これはすごいといふ一点があると思ふんですが、
いまテレビに写つてるものは、どんなものが出てこようが、結局、情報化社会のなかでとかし込まれて、また
忘れられ、笑はれ、そして人間の精神体系になにものも加へないままで消えていくんぢやないか。
三島由紀夫
「現代日本の思想と行動」より
384 :
日本@名無史さん:2010/03/05(金) 12:57:32
わたくしは、政治自体も非常にさういふ点で危険な場所にゐると思ひますのは、政治もあらゆる場合に
ステートメントだけになつていく。そのステートメントが情報化社会のなかで、非常なスピードで溶解されて、
ちやうどあたかも塵埃処理のやうに、早くこれをすべて始末しなければ東京中が塵埃でうづまつてしまふ。
紙くずでうづまつてしまふ。それで情報化社会といふものは過剰な情報をどんどん処理してゐるんです。
この東京といふもの、日本といふものは、近代化すればするほど巨大な塵埃焼却炉みたいになつてくる。
そのなかで人間はなにをすべきかといふことについて、わたくしはなんとか考へていきたいと思ふんです…
三島由紀夫
「現代日本の思想と行動」より
385 :
日本@名無史さん:2010/03/06(土) 16:03:06
…「三島由紀夫」をきわめて高く評価している。
その理由は拙著『戦後的思考』(1999年)に記した通りで、規定の枚数ではちょっと書けない。
できれば読んでいただきたいが、彼こそが、昭和天皇と戦争の死者の間の「約束違反」と、またそれと自分の関係に
目を向けた、そしてモラルということの初原の感覚を失わなかった、例外的な戦後日本人だったからである。
三島は、戦後の小説家のうち、もっとも「戦後的」な作家だったといってよい。
戦後の天皇制から、一個人として、もっとも外に出ていた。
三島一人がいたお陰で、日本の戦後は道義的に、大いなる茶番の時代となることからかろうじて免れた、
といえるのではないかと思っている。
加藤典洋
「アンケート 三島由紀夫と私」より
386 :
日本@名無史さん:2010/03/06(土) 23:49:29
あーあ、今回の独立宣言を作るという話は、どうも企画倒れに終わりそうだな。
そう思いながら、新潮学芸賞を受賞した徳岡孝夫さんの「五衰の人―三島由紀夫私記」を読んでいたら、なんと、
びったりの文章が出てきた。四半世紀も前、三島由紀夫が自決したときの「檄」の一部にこういうところがある。
「われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、
その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。
政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみささがられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は
払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を潰してゆくのを歯噛みしながら見てゐなければ
ならなかつた。」
まさに、今の日本そのものじゃないか。
まずこの一文を、日本の独立宣言文の冒頭に掲げるところから始めようかと思ったよ。
ビートたけし
「憲法爆破」より
387 :
日本@名無史さん:2010/03/07(日) 01:24:36
三島が通った学習院でも低学年から不登校になるほどの苛めや校内暴力があるようですね?
388 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 00:37:54
389 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 07:00:14
やっぱひどい劣等感が、いきすぎたナショナリズムに
なるのか。
それは健全なナショナリズムとは、ちよっと別物。
三島にしてもねえ。
390 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 10:45:03
三島由紀夫の仏教理解が、いかに徹底したものか。
三島は決して、そこらへんの日本人がやりたがるように、『般若心経』の解説なんぞはしない。宗教音痴の
日本人に仏教の神髄を理解せしむるために、『ミリンダ王の問い』を(「暁の寺」で)引用し解説する。
これのみにて三島の仏教理解の深さ、はるかに日本人を超えていると評せずんばなるまい。(中略)
阿頼耶識も、実体として存在するのではなく、つねに変化のなかにある。刹那に生じ刹那に滅する。
実体として存在するものは何もない。「万物流転」である。
このありさまを、(略)…三島由紀夫は、(「天人五衰」で)海の波で表現している。
…仏教における因縁のダイナミズムを、これほど見事に表現した文章をほかに知らない。
唯識論の視点から見るならば、阿頼耶識は水、その他の識を波、縁を風だとすればよいであろう。
小室直樹
「三島由紀夫と天皇」より
391 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 10:45:28
唯識論入門として、(「暁の寺」は)これほど簡にして要を得たものを知らない。
難解なことで有名な仏教哲学の最高峰が、われわれの足下に横たわっているのだ。
仏教を研究しようとする学徒のあいだでは、よく、倶舎三年、唯識八年、といわれる。『倶舎論』を理解するのには
三年かかり、唯識論を理解するのには八年はたっぷりかかるというのだ。それが僅か三島由紀夫の作品では
十二頁にまとめられている。エッセンスはここにつきている。くりかえし精読する価値は十分にある。
小室直樹
「三島由紀夫と天皇」より
392 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 10:45:54
「五十になったら、定家を書こうと思います」三島由紀夫は、友人の坊城俊民氏にそう言った。
「…定家はみずから神になったのですよ。それを書こうと思います。定家はみずから神になったのです」
神になった定家。それは三島由紀夫にほかならない。(中略)
三島由紀夫は「定家はみずから神になったのです」と話している。
これは何を暗示しているのだろうか。
仮面劇の能だが、仮面をつけるのがシテ(主役)である。シテは、神もしくは亡霊である。
亡霊をシテにして、いわば恋を回想させる夢幻能は、能の理想だといわれる。死から、生をみるのである。
時間や空間を超えたものだ。
三島由紀夫が、定家を書こうと考えたとき、やはり能の「定家」が頭にあったに違いない。
小室直樹
「三島由紀夫と天皇」より
393 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 10:46:18
現代では、生の世界と死の世界は、隔絶したものにとらえられている。だが、かつて(中世)は、死者は
生の世界にも立ち入っていた。
定家は神になって、生の世界に立ち入ろうとした。そう考えた三島由紀夫ではないだろうか。
生の世界にあっては成就できない事柄を、死の世界に往くことによって可能たらしめようとしたのが、三島由紀夫だった。
…死の世界で「生きる」三島なのだ。
(中略)あえて死の世界へ往き、守ろうとした存在があったのだ。
小室直樹
「三島由紀夫と天皇」より
394 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 10:46:45
(中略)近代西欧文明がもたらした物質万能への傾倒が、いまや極点に達していることは言うまでもない。
人間としての存在が、どうあらねばならないのか。それを問う時はきている。
三島由紀夫は、究極のところ、そのことを人々に問いかけたのだ。
作品によって問いつづけ、さらには自決によって問うた。いや、問うたというよりも、死の世界に生きることを選び、
この世への「見返し」を選んだ。
五年後、十年後、いや百年後のことかもしれない。だか、そのとき三島由紀夫は、復活などというアイマイな
ものでなく、さらに確実な形……存在として、この世に生きるであろう。
小室直樹
「三島由紀夫と天皇」より
395 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 21:35:23
コピペの乱発は新種の荒らしか?
396 :
日本@名無史さん:2010/03/08(月) 22:10:45
あの歪んだ貴族ぷりっこと、暴走したナショナリズムは、
どうも妙だと思ってた。
知性が感じられないんだ。
なんかトラウマあるのかなあ、って思ってた。
知性が感じられないのは自分に知性が無いからだろ
自分の肉体を誇る、家系をいつわる、
幼稚なナショナリズム、過激な発現。
某都知事もそうだけど、
よほどキツい劣等コンプとかトラウマが原動力なんだろな。
自分に自信のある人とは、思えない。
399 :
日本@名無史さん:2010/03/09(火) 14:34:58
君のゐる戦後の軽井沢が見せた変化よりも、ずつと激しい変化が東京の街にあります。
一寸用があつて尾張町へ出ましたら、その人通りの激しさは戦前と少しも変りません。と云つても日本人が
物を買へるやうな店はたゞ一軒もないのです。進駐軍人気といふか、たゞもう妙な人気で、カーキ色やモンペ姿の
貧弱な汚ない日本人が右往左往してゐるのです。(中略)
――東京が「世界の大東京」だとか、何とか云つて大見得を切つてゐた時はいつしか、それが汚いアバタの
地図になつて了つたのと同様、乙にすまして馴れない絹靴下にハイヒールを穿いたり、頭をテカテカ光らせて
レディ・メードの背広で夜毎に押し出した連中の化けの皮が見事にはげ、女は自堕落なうす汚いモンペ姿、
男は工員がへりらしいカーキ色の菜葉服姿で、彼等の痴鈍、醜悪、無智の本性を惜しげもなく、いやむしろ
快よげに、発揮してゐるのです。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年10月5日、三谷信への書簡より
400 :
日本@名無史さん:2010/03/09(火) 14:35:25
進駐軍からの煙草漁りに眉をひそめて「日本人も堕落した」と慨嘆する人がありますが、これは些か見当外れな嘆息で、
現在の彼等の醜状は、彼等に何ものをもプラスせぬと共に、何ものをも彼等からマイナスしません。日本人は
何といふ下劣な卑賤な、しかし愛すべき国民でせうね!
僕は総じてこの妖精のやうな刻々変様する東京に甚だ愛着を感じてゐます。これは僕がたゞ東京で生れたから
といふだけではありますまい。祖母の先祖は旗本で江戸に永くをりましたから、亡くなつた祖母からきいた、
江戸―東京、明治―大正の東京の移りかはり、(おそらく祖母が生きてゐた頃は、東京はこれで一応完成して少くとも
二、三十年は目に立つ変化もないと思はれたのでしたが)それに加へて、僕がこの短い二十年に経験して来た
東京の変転、それが定めなく、うつろひやすいものであると思へば思ふほど、僕は東京を愛するやうになります。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年10月5日、三谷信への書簡より
401 :
日本@名無史さん:2010/03/09(火) 14:35:44
東京を愛する人は、あるひは知つてか知らずか、その流転の美しさを愛するのではないでせうか。
歴史と時には不変と変様の二態があり、不変は変様によつてその刻々の意味を与へられ、変様は不変に基礎づけられて
はじめて変様たり得ます。日本で云へば、東京と田園、それが変様と不変でせう。
僕のやうな「せつかち」は、山野の不変を歌ふ余裕と胸懐に乏しく、ここにゐて終始変様に向ひ、それに耐へ、
この変様を、歌ひ疲れるほど歌つてゐる外はありません。我々の目は変様のかゞやきをとらへた。流れる目こそ
流されない目であり、変様に遊ぶ目こそ不変の目です。僕はこのやうに自負して自ら慰めてゐます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年10月5日、三谷信への書簡より
402 :
日本@名無史さん:2010/03/09(火) 23:37:36
だいたいゲイってだけで、
なんか遺伝子おかしいのでは??
そもそも、なにもかもが真っ当で完璧な遺伝子だけしかない人間なんかいないでしょ。
404 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 00:06:34
三島は高度の知性に恵まれていた。
その三島ともあろう人が、大衆の心を変えようと試みても無駄だということを認識していなかったのだろうか。
…かつて大衆の意識変革に成功した人はひとりもいない。アレキサンドロス大王も、ナポレオンも、仏陀も、
イエスも、ソクラテスも、マルキオンも、その他ぼくの知るかぎりだれひとりとして、それには成功しなかった。
人類の大多数は惰眠を貪っている。あらゆる歴史を通じて眠ってきた…(略)大衆を丸太みたいにあちこちへ
転がしたり、将棋の駒みたいに動かしたり、鞭を当てて激しく興奮させたり、簡単に(特に正義の名を持ち出せば)
殺戮に駆りたてることはできる。しかし、彼らを目ざめさせることはできない。
ヘンリー・ミラー
週刊ポストへの特別寄稿より
405 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 01:38:56
>>402 空海もゲイだぞw
そもそも古今東西の歴史をみても
皆、普通にやってるじゃん。
406 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 01:40:01
>>396 お前の低脳頭では、天才三島の行動は判断でけんよ。
>>396 むしろ知性を感じさせないように行動したんじゃね?
逆においらはそういう粗野な感じが板についてない、似合わないと思ったな。
「武」を演じれば演じるほどお笑いになっていくようだった。
非実在青少年の某知事と同じ程度の
知性はあったろう。
409 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 11:57:58
私と彼とは文体もちがい、政治思想も逆でしたが、私は彼の動機の純粋性を一回も疑ったことはありません。
(略)最近の彼は、私など好きでなかったかもしれないが、そんなことは一向にかまいません。むしろ、彼に
嫌われるやりかたで、私は、彼を好きのままでいてやりたいと思います。
武田泰淳
週刊現代増刊・三島由紀夫緊急特集号のコメントより
410 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 11:58:24
息つくひまなき刻苦勉励の一生が、ここに完結しました。
疾走する長距離ランナーの孤独な肉体と精神が蹴たてていた土埃、その息づかいが、私たちの頭上に舞い上がり、
そして舞い下りています。
あなたの忍耐と、あなたの決断。あなたの憎悪と、あなたの愛情が。そしてあなたの哄笑と、あなたの沈黙が、
私たちのあいだにただよい、私たちをおさえつけています。
それは美的というよりは、何かしら道徳的なものです。あなたが「不道徳教室講座」を発表したとき、私は
「こんなに生真じめな努力家が、不道徳になぞなれるわけがないではないか」と直感したものですが、あなたには
生まれながらにして、道徳ぬきにして生きて行く生は、生ではないと信じる素質がそなわっていたのではないでしょうか。
あなたを恍惚とさせる「美」を押しのけるようにして、「道徳」はたえずあなたをしばりつけようとしていた。
武田泰淳
「三島の死ののちに」より
411 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 11:58:50
人間的に中身も何もないような、若いタレントのような人たちが、自衛隊の反応は正しかった、とか社会的な
影響はどうだとか、三島さんを断劾するようなことをしたり顔でテレビやラジオでいっているのを聞くと、ばかげてる。
ほんとに蹴とばしてやりたくなりますよ。
倉橋由美子
週刊現代増刊・三島由紀夫緊急特集号のコメントより
412 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 20:48:36
いや、馬鹿なことして馬鹿な最後むかえたやつは、
結局バカだと思う。
バカを擁護するやつも。
413 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 22:54:13
>>412 そういうあんたみたいなバカやチンケな大衆マスコミに、馬鹿げてると批判されることなんか
百も承知でそれでもやらなきゃならないと自分で決めてやったことなんだから、そんなつまんない戯言こそバカ丸出しだよ。
414 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 22:55:57
三島さん、あなたがこの世を去られてから、ちょうど二十年の歳月が流れました。長いようでもあり、
短いようでもあります。
二十年前、あなたのあの壮烈な死の直後、私はこの「題名のない音楽会」であなたへの弔辞を捧げました。
そのなかで私はこう言いました。
「三島さん、あなたが自らの死によって訴えたかったこと、それはあの檄文の最後にある言葉
『我々の愛する歴史と伝統の、国日本を日本の真の姿に戻そう。生命尊重のみで魂が死んでもいいのか。』
この言葉にあなたの思いは集約されていると私は思います。
最後のバルコニーの演説でも冒頭にあなたはこう言っている。
日本は経済的繁栄に現を抜かして精神的には空っぽになってしまった。君たち、それがわかるか、と。
自衛隊の存在も含めて潔癖なあなたは政治的ごまかしを許すことができなかった。
黛敏郎
平成2年11月25日「題名のない音楽会」より
ワグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(演奏 東京フェスティバルオーケストラ)
415 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 22:56:21
現在の日本が世界に冠たる経済的繁栄を誇りながら、それに反比例して政治の腐敗とごまかし、精神の不在と荒廃、
人間の疎外と断絶、こういった憂うべき事態を深めつつあることは心ある人々の認めるところでしょう。
明治の文明開化以来、西欧流の物質主義が日本文化を支える精神主義を危殆に瀕せしめている。
あなたが自ら畢生の大作と呼んだ最後の作品「豊饒の海」であなたは唯識論と輪廻転生という東洋の思想を踏まえて、
この風潮に文学的というよりはむしろ哲学的な鉄槌を下している。あの作品の最後の部分で主人公が蝉時雨の
降るような尼寺で、意外な結末に茫然と立ち尽くすあたりはまさに無の境地としか言えません。
文学ならば無で済みます。しかし、現実はそれでは済まない。
あなたは自らの命をわざわざ人が犬死にと評するような一見、愚劣な方法で劇的に絶つことにより、
心ある人々に一大衝撃を与えた。まさに皮肉で逆説好きな、いかにもあなたらしい芸術的なやり方でした。
黛敏郎
平成2年11月25日「題名のない音楽会」より
ワグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(演奏 東京フェスティバルオーケストラ)
416 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 22:56:50
あなたがもし、政治家だったとしたら、こんな方法は絶対にとらなかったでしょう。
あなたが意図したことはだから、自衛隊に決起を促すクーデターではなかった。心ある人々の魂にぐさりと
突き刺さる精神のクーデターだったのです。
(間)♪♪♪♪♪
三島さん、二十年前、あなたがあの壮烈な死を遂げられた直後、私は「題名のない音楽会」でいま言ったような
弔辞を捧げました。そして、あなたが自らの死を以て暗示してくれた精神的クーデターは近い将来、必ず
起こるはずだから、どうか、あなたのこよなく愛したこのワグナーを聴きながら、幽明境を異にした天界で
日本の将来を期待とともに見守っていて下さい、このようにお願いをしました。
それから二十年。日本は変わったでしょうか!残念なことに、本当に残念なことに少しも変わってはいないのです。
あなたが、死を賭して訴えた自衛隊の問題にしても未だに決着はついていません。三島さん、あなたの名前は
今でも一種のタブーです。あなたの数々の作品は芸術的には高く評価され、あなたの才能を疑う人間はいないけれど、
あなたの思想は依然として危険視されています。
黛敏郎
平成2年11月25日「題名のない音楽会」より
ワグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(演奏 東京フェスティバルオーケストラ)
417 :
日本@名無史さん:2010/03/10(水) 22:57:20
いまの日本は、二十年前、あなたがいみじくも予言した通り
「私はこれからの日本に希望が持てない。このままいったら日本は無くなってしまう。そのかわりに無機的な、
空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済的大国が極東の一角に残るだろう。
それでもいいと思っている人たちと私は口をきく気にもなれない。」
こういったあなたの言葉通りが現実なのです。本当に残念なことです。
三島さん、あなたがいなくなってからの二十年は、あなたが望んでいたような二十年ではありませんでした。
また、これから先の日本が果たしてどうなるのか、誰にも予断はできません。しかし、今までの二十年と同じく
あまり期待のできない将来であることは、おぼろげながら予測できそうです。ともあれ、いま、幽明境を異にした
あなたに私ができることといえば、あなたの好きだったこの曲を捧げることくらいでしょう。
この曲がうたっている死とはかり合えるほどの重さを持った愛の尊さをあなたと一緒にかみしめましょう。…
黛敏郎
平成2年11月25日「題名のない音楽会」より
ワグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(演奏 東京フェスティバルオーケストラ)
>>412 馬鹿ニートに馬鹿認定されても
どこにも説得力ないけどな
419 :
日本@名無史さん:2010/03/11(木) 02:08:03
黛敏郎か
どんな曲つくってたっけ。
愛国主義は、無能者の最後の逃げ場……
街宣右翼と同じで、
こう言う連中が「愛国」と言うものをいかがわしいものにしてしまう。
ちょうど小田実が、市民運動を薄汚れたいかがわしいものに
してしまったように。
本当に国を愛することと、劣等コンプのはけ口として
他国を攻撃することはまったく違う。
後者のいい例は、某半島国家。
愛国心に
いかがわしいもいかがわしくないも
関係ねえよ馬鹿
いかがわしいもいかがわしくないも関係ないのは認めるが、
バカはバカだな。
>>419 他国を攻撃?何それ
国際的に活躍してた音楽家を街宣右翼や反日朝鮮人と一緒にするあんたみたいなバカが日本を滅ぼす電波だよ。
424 :
日本@名無史さん:2010/03/11(木) 19:51:14
>>422 いいからお前は働け。
この穀潰しが。
お前みたいなぶら下がりが日本を滅ぼすんだよ。
>>424 いいからお前はマルクスかぶれてろ、団塊ハゲ
アンチ三島、大江健三郎だったりして
427 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 01:53:26
大江健三郎はカルト史観じゃない
428 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 02:50:42
大江は……天罰受けてるから
まあいいか。
遺伝子は淘汰される。
430 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 15:25:02
>>427 朝鮮人に対して「帰ることができる母国があって羨ましい」とか
朝鮮人になりたいという大江が正常だとは誰も思ってないぞw
431 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 22:18:54
インチキな平和的・民主的秩序なるものの面皮をひっぱがそうとしたのではないか。
ムダ死にだったことにより、逆に象徴的行為としては完全に成功した。
いいだもも
三島事件についてのコメントより
432 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 22:19:12
おたがい、つくりごとをもって生業としている文士の仲間として、つくりごとだからけしからんとか、
つくりごとだから品が下るとかいうこと自体が、そもそもありえない。
つくりごとの結果、つくりごとでない、かけがえのない人生の重大事が実現された、ということにもしなるならば、
文学的原理からいって、これほど格式の高いことはないではないか。
この人(松本清張)の文体批評は、皮肉にも、三島氏の最後の文学的演技に対する最高の讃辞を、自らの意に反して
内包している、ということにもなります。
アピール自殺として、三島事件はほとんど完璧に近い。
いいだもも
三島事件についてのコメントより
433 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 22:19:33
(辞世の句は)いかにも紋切型です。
三島文学最後の文章としては、近代的文学鑑賞にとうてい堪えないことは、いうまでもないところでしょう。
しかし、それでいいのです。三島氏にとっても、辞世の句というものは、そういうものです。
およそ、儀式というものは紋切型にきまっており、紋切型でなければならないので、それ以外の、あるいは
それ以上のなにかを望むのは、一種の近代病にすぎないのです。
いいだもも
三島事件についてのコメントより
434 :
日本@名無史さん:2010/03/12(金) 22:20:06
まさにわれわれ左翼の思想的敗退です。あそこまで体を張れる人間をわれわれは一人も持っていなかった。
動転したね。新左翼の側にも何人もの「三島」を作らねばならん。体制側の動きがそういう人間を作ってくれる。
滝田修(京大パルチザン軍団)
三島事件についてのコメントより
435 :
日本@名無史さん:2010/03/14(日) 20:54:54
【マスコミ】岡田外相に「おかま大臣」 NHK「日曜討論」で司会者言い間違え
1 名前:依頼@ちゅら猫 ◆CHURa3Ewlc @ちゅら猫ρ ★ 2010/03/14(日) 20:04:08 ID:???0
★岡田外相に「おかま大臣」 「日曜討論」で司会者言い間違え
「原理主義者」と評されることも多い岡田克也外相が、テレビ番組で「おかま大臣」と
呼ばれる一幕があった。番組は、NHK総合テレビで2010年3月14日朝放送の「日曜討論」。
この日のテーマは、核兵器が搭載した艦船の寄港を容認する「密約」や、普天間基地の
移転問題など、日米同盟のあり方について問うもの。番組は1部と2部に分かれており、
1部は岡田外相へのインタビュー、2部は密約問題の有識者委員会で座長を務めている
北岡伸一・東京大学教授ら4人による討論で構成されていたが、問題のシーンは1部の
冒頭に起きた。
司会の男性が岡田外相を紹介しようとした際に口から出た言葉は「おかま外務大臣」。
もちろん意図的ではなく、単なる言い間違えだ。岡田外相は苦笑いを浮かべたものの、
スタジオに気まずい雰囲気が漂ったのは、いうまでもない。
この日のインタビューで岡田外相は、普天間基地の移設問題を政府として5月末までに
決着させることが必要だとの考えを改めて強調している。
http://www.j-cast.com/2010/03/14062229.html
436 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 03:38:45
437 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 03:50:37
>>390 NHKスペシャルの「リーマン予想 素数の魔力に囚われた人々」数の不思議の方が
仏教の唯識論よりも遥かに凄い現実だと思ったよ。仏教音痴よりも数学の真髄を
知らない方が現代人として恥ずかしいと思ったよ。
438 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 04:09:00
>>416 ドストエフスキーもテロリストだったろう。作品は絶大に評価されてもテロリスト
は評価されないという基本的な事を理解できない黛は妄想カルトに過ぎない。
439 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 04:21:05
>>419 三島にしても黛にしてもその作品は戦後の自由な表現世界で一番恩恵を受けた奴なん
だから何を言ってやがる!・・・で終わり。三島はカルト仮面のお遊びだよ。
>>439 日本で表現の自由が規制されたのは、昭和の戦中の一時期だけだからね。
三島はそのことをいいなんて言ってないし、かえってその頃の日記のなかで、歌舞伎を規制する政府を批判してますよ。
>>439 戦後の自由な表現世界とはいいながら、戦後は戦後で日本古来の神話や諸々、日本の伝統が全部が悪いことかのように
扱われ規制されたから、三島はそれを批判したんだよ。みせっくらの外国御用達の民主主義をね。
442 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 11:33:03
三島が若かった時期は戦前の反動のせいもあり、日本的な価値を低くみる傾向が
強かった時期だったからな。それに対して反感を持ったというのも理解できる。
この人は天の邪鬼というか多勢に流れるのを嫌ったんだろう。
443 :
日本@名無史さん:2010/03/15(月) 21:37:28
偉大な文学者で憂国の士だと思うけど、
ゲイってだけで、なんだかなあ。
444 :
日本@名無史さん:2010/03/16(火) 09:23:53
>>443 配下の武将にラブレターを送った武田信玄とか
森乱○とHしていた織田信長とか
愛の前立の兜を被っていた人とかも
全部ダメか?w
445 :
日本@名無史さん:2010/03/16(火) 09:25:54
>>443 仏教に男衆を持ち込んだのは空海だと言われているが
空海、親鸞などなどもダメですか?
446 :
日本@名無史さん:2010/03/16(火) 10:42:34
西郷隆盛、上杉謙信、日本の歴史にゲイは数知れない。
447 :
日本@名無史さん:2010/03/16(火) 12:30:12
柳田邦男はゲイだし
宮沢賢治は近親相姦だしね。
448 :
日本@名無史さん:2010/03/16(火) 22:57:34
そもそも三島がゲイだっていう話も
死んで反論できなくなってから
多少三島に縁があった奴が言ってるだけなんだよな。
逆に三島に縁が深かった盾の会の人間は
ゲイ説を否定してる。
総合的にみると、多感な思春期の学習院時代に同性愛傾向があった、ってだけのように感じる。
学習院ではお稚児ごっこが流行ってようだし。
幼少のときから威厳のある祖母や理想的な母や妹に囲まれて育った三島は、初恋の女性も神聖視するあまりに、
女性に対して奥手で真面目だったから、いろいろ自己分析したんじゃないかな。
451 :
日本@名無史さん:2010/03/17(水) 06:26:32
ゲイ説がデマだとしたら、ひどい中傷だな。
あと、平岡家賤民説なんかも、敵対勢力のデマか??
452 :
日本@名無史さん:2010/03/17(水) 07:04:27
同性愛の相手が関係を綴った福島次郎の『三島由紀夫 剣と寒紅』があるね。
遺族が差し止め請求の裁判起こして今じゃ読めないけど。
生育環境が同性愛に影響したというのは本当だろうと思う。
マッカーサーは子供の頃に母親から女の子の服を着せられ、女の子のような扱いを
されたのが異常なほどマッチョに振る舞う性癖の遠因だったと言われているけど、
三島の祖母との奇妙な関係も同性愛に影響したのだろう。女性に対して放蕩だった
太宰を嫌悪していたのも羨望が綯い交ぜとなった屈折した反発の感情だったのでは。
三島の決起を森田とのただの心中とすることで
陳腐化しようとする左翼勢力のデマゴーグが
ゲイ説の元だな。
福島次郎は三島のストーカーだった人だからね。その本の中身は多分に願望や創作も混ざってるって感じる。
かえって、あれを読んで福島の一方的な感情や恨みだけが露呈してて、あんまり信憑性がないと思ったね。
三島の「君も結婚したら?結婚っていいものだよ」という言葉も、もし本当に恋人だった関係なら、
三島は当然福島が女性を全く受け付けないタイプだと知ってるはずだから、そんなアドバイスしないと思った。
>>454 TBSやら朝日系は捏造が得意だからね。
肛門から精子がとかのガセネタもたぶんそういう勢力の仕業かもね。
昔は天皇まで雑誌でホモネタにして中傷する
左翼がいたくらいだからな。
しかもそいつ自身が生粋のホモという始末。
ところで、渡辺文樹って何者?三島の映画を最近宣伝してるみたいですけど、貶し映画でしょうか?
Wikiでみると左翼みたいですが。
左翼映画監督でけっこう有名な人だね。
その三島の映画はどういう内容か分からないけど。
460 :
日本@名無史さん:2010/03/17(水) 17:27:29
右翼は三島が同性愛という事実を受けいれ難いようだ。
三島のポケットにはなんでも入っているんだよ。ホモやゲイだけで割り切るのは、天才三島の
計り知れない心理内奥を単純化しすぎていると思うよ。
>>460 三島本人でもないくせに事実だと断定してる時点で捏造思考。
463 :
日本@名無史さん:2010/03/17(水) 21:20:18
>>460 ぜんぜん。
同性愛なんて別に普通だし。
三島の擁護レスは、大体、一定時間内に集中しているんだな
465 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 06:43:54
やっぱゲイとか出自ってのは、今でも最大のタブーだからな。
あの人はヤクやってる、って中傷されるより、
「ヤツはモーホーだ」って言われるほうがダメージ大きいな。
だいたい、出自とかそう言うの打破したいはずの
「進歩派」「自称良心派」のほうが、
相手の「隠し事」暴きたがるな。
>>465 別に隠し事でも何でもないでしょう。同性愛は、元々は三島の告白だから。
それを元にバカ共がああだこうだ尾ひれはひれや捏造で大袈裟にネタ化してるだけで。
祖父の家系の何代か前に、キジを撃った人(子供)がいた、って話も、もしそれが本当だとしても、
「だからそれが何?」って程度のことを、さもさも大事みたいに発表するサヨクの神経のがわからないね。
逆に中傷ネタを探しても、その程度のことしかないってことでしょう。
そんなことくらいのことを中傷ネタにしてる自称進歩派のバカ共のが、祖先に不法滞在者や密入国の外国人や、
強盗が人殺しがいるんじゃないの?
467 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 10:27:19
サヨクが何をしたのか知らないが、国際的にも評価が高い有名な作家で
右翼思想に傾倒していた三島が同性愛者であったということは、
スキャンダルのネタとして充分に面白い。関心が及ぶのは当然だと思う。
別にスキャンダルでもなんでもないでしょうが。仮面の告白で文壇デビューしてるんだから。
騒いでるのはろくに著書を読んでないバカだけだよ。
>>467 それと、三島の思想は左翼にも共通するものがあるから、左翼的な人(日本人の)にもシンパがたくさんいるからね。
単に右翼呼ばわりして目の敵にしてるのは反日活動家だけだよ。
>>467 三島が同性愛傾向者であったことと、全くありもしない作り話の捏造ネタは別次元の話。
471 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 13:29:48
仮面の告白は小説だから、作者の実像とは違うと思われるのは仕方がない。
しかし、現実に三島は同性愛者であったという事実はスキャンダルのネタになる。
472 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 13:33:59
>>469 >単に右翼呼ばわりして目の敵にしてるのは反日活動家だけだよ。
左翼や反日だけではなく、右翼や保守の中にも三島を評価しない人は沢山いるけどね。
ある右翼の人物は、三島の自決を「文学としては認めるが思想行動としては認めない」と
言っていたが、自己完結型の行為に批判的な人も少なくない。
>>471 三島は同性愛傾向があったことは告白してますが、それが事実であったかないかは本人以外、誰にもわからないこと。
ゲイバーに出入りしてたからってイコール同性愛者とは限らないしね。
本人にしか知りえないことを、「事実」と、あんたが言っている時点で捏造思考だよ。
>>472 三島の文学とその思想は切り離しては語れないものだからね。
そんな分割したようなこと言ってる時点で、三島の作品も何も読んでないことが露呈してる単なるバカの発言でしょうよ。
>>471 それに、三島が同性愛傾向があったとしても、肛門から精子がどうたらのガセネタまで捏造する輩は異常だよ。
そこまでして貶したいということは、逆にそれだけ三島の訴えが、そいつらにとって何か都合の悪いことを含んでるんでしょうよ。
475 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 14:29:21
三島は殺傷の目的でやったとは思わぬ。これは覚悟の事件でおそらく自分の考えていることを完結させる必要上、
三島から言わせれば義挙の正当防衛として妨害を排除したのであろうと私は想像する。彼は非常な愛国者であって、
日本文学の声価を国際的にも高めているし、ともかく非常に天才的な作家であるということを考えて、三島君のものは
出来るだけ読むようにしている。私が三回会ったときの印象では文武両道の達人だという印象をもったが、特に
愛情の厚い人だということを非常に感じた。
中曽根康弘
三島裁判の証言より
476 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 14:29:37
実は新聞記者に内閣の考えを出せと執拗に責められたが、内閣側は黙して語らずで、官房長官もなんの発言も
しなかった。自分としてもこれはむしろ内閣官房長官が談話を発表すべきものであると思うが、止むを得ず
自分が新聞記者会見をやった。そして排撃の意思を強く打ち出したのだ。
誤解のため鳴りつづけの電話その他で、随分ひどい目に会った。
三島君が死を賭してもやらなければならんという問題については、私自身もかなり政治家としてショックを受け、
率直に申してその晩は実は一睡もしなかった状態であった。(中略)
もし実際に運動を起して蠢動するような部隊が出てきたら大変なことになると思い、断固としてあえて強い
語調の言明をしたというのが私の心境だ。
中曽根康弘
三島裁判の証言より
477 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 14:29:57
訴えんとするところは理解できるが、その行動は容認できない。三島君らの死の行為の重みに対しては、我々が言葉で
とやかくいってもとても相対しうるものではないと私は思う。やはり死ということは非常に深刻厳粛なることと思う。
これに対し口舌を尽すことは好まない。しかし他面死を以て行なった行為に対して、彼はなにかを我々に
言わせようと思って死んだのかもしれない。それを黙っているということは、死という重い行為に相対するに
適当なりやという煩悶も実はあるわけで、あれこれ私は熟慮の末、この法廷に出てきたのだ。
死は精神の最終証明である。たましいの最終証明は死である。精神というものは死ぬまで叫びつづけて
いなければならない。たとえ少数であろうとも。むなしいことかも知れないが、すぐはききめがないにしても、
歴史の過程において聞いてくれる人は出るだろう――そういう期待でやったのではないかと私は把握した。
中曽根康弘
三島裁判の証言より
478 :
日本@名無史さん:2010/03/18(木) 14:30:18
三島事件とは美学的な事件、芸術上の事件ではなく、一個の思想上の事件であって、日本の思想史の上からみても
あとをひく問題になる。我々はやはり正直にそれを受けとめて、おのおのこの問題を自分で精神的に解決して
いかなければならない問題である。やった人間個人をにくむ気持はない。三青年(楯の会の)も別に情状酌量や
刑期の短縮を考えている人間ではないだろうと思う。私も情状酌量してくれとかなんとかいうことは申しません。
ただ彼らがなんでやったかということだけは十分に調べて正確に判断し、後世に示していただきたい。
檄の内容については、彼自身の祖国愛、一種の理想主義というか不易な精神、歴史的理想主義をここで鮮明にして
世を覚醒しようとした気持はわかる。我々も、これを十分にかみしめ消化すべきで、我々はこのことを回避したり
ごまかしたりしてはいけない。三島君は吉田松陰の
『かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂』、そういう気持でやったのだと思う。
私は彼と考えは違うけれどもその行動自体を憎む気持よりも、むしろいたわりたい気持だ。
中曽根康弘
三島裁判の証言より
>>460 まず具体的に何を指して事実か言ってみろよ。
481 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 10:13:55
>>464 三島信者の基地外は一人しかいないからなw
482 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 10:20:46
三島さん尊敬してます
484 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 10:32:08
この間の三里塚の行軍では「月かたぶきぬ」の情景を季節こそちがへ、目のあたりはじめて味はひました。正しく
土佐絵にゑがかれた大胆な霞のあちらに松林の、つらなる松かげはそのかなたから虹のやうな曙を、靉靆(あいたい)と
たなびかしてまゐる向ひの空には、月がしづかな煌めきをみせていまにもひらひらとおちてきさうでございました。
日本画はなにひとつ嘘はつかなかつたのでございます。そのゑがかれる絵具にひとつとして日本の土におひいでぬものが
ないやうに日本の風光を画絹にとゞめようといふ切ない意欲がかうまでたしかさをもつてゐるとは、私はいままで
心附きませんでした。写実を旨とする油絵も、いくら写実の枠をつくしたところで掴めないこの風土の秘密に狐に
つままれたやうな思ひがいたすでせう。この三日の式のあと、明治神宮に詣でてやはりそれを感じました。
畏(かしこ)くも御神殿のおんありさまは申すまでもなく、なんでもない風景、紅白の幕が万緑の松のあひだに
張りめぐらされた景色でさへ、そのあでやかさは桃山時代の屏風のやうでございましたが、そのなかゝら歌謡曲が
ちらときこえてきたのにはおそれいりました。浪花ぶしでないからよいやうなものゝ。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和17年11月5日、清水文雄への書簡より
485 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 10:33:35
この間徳川さんと志賀直哉氏の御宅にうかゞひ、意外なサッパリしたよい方で、御作の印象と比べふしぎの
感さへいたしました。
志賀氏はなにしろ大物にて、我々としても摂るべきところも多くあり、決して摂つてはならぬ所も多々あり、
こちらの気持がしつかりしてゐれバ、決して単なるわがまゝな白樺式自由主義者ではいらつしやらぬことを思ひました。
今の世の隠者の一模範とさへ思はれますが、仰言ることは半ばは耳傾けてうかゞつて頗る有益なことであり、
半ばは、我らの学ぶべき考へ方ではないといふことでございました。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和18年7月29日、清水文雄への書簡より
486 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 21:03:54
今、三島隊長が生きていてくれたらなぁ〜・・・。
487 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:40:05
488 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:56:47
東京へ出ました序でに学習院へ立寄り、はじめて焼跡を見てたゞならぬ感慨がごさいました。萌え立つ緑のなかに
赤煉瓦の礎石のみ鮮やかに残つて、近眼の目には、遠くの緑の光にまばゆく立ち働らいてゐる人々が懐しい
後輩たちかと映り、近寄つてみると、それが見知らぬ兵隊たちであつた寂しさ。(中略)
中等科の校舎の中には、見知らぬ人々が往来し、事務室もザワザワして、昔のやうに温かく私を迎へては
くれぬやうに思はれました。「ふるさとは蠅まで人を刺しにけり」それほどでもありませんが、無暗に腹が立つて、
何ものへともしれず憤りを抱きながら門を出ました。
ふしぎな私の冷酷。昔、共に学んだ友人たちには、具体的に逢つてどうといふ感激もないのに、たゞ会はずにゐると
漠たる悲しみと孤独の感じに苛まれるのを如何ともなす術がございません。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
489 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:57:28
そしてそれは却つてなまじひに顔見知りでない後輩たちを、電車のなかに見出す場合、懐しさに胸がドキドキして、
用もないのに話しかけたくなり、しかも我ながら馬鹿らしい含羞で、話しかけることもできずにじつと見つめて
ゐるやうな時、私のなかに私の少年時代が俄かに蘇るやうな気がします。こんな初々しい清らかな興奮をどんなに
長い間忘れてゐたことでせう。新宿駅で私は汚ない作業服とキャハンを穿いた後輩を発見しました。彼は私が
彼の先輩であることもしらず、私を不思議さうに見てゐましたが、その目は学習院の学生によくある澄んだ、
のんびりした目付で、口は少しポカンと開いてゐました。私は所用で大塚まで行くので、車内で、目白駅に下りた
その小後輩を見送つたわけですが、彼は、そこで我勝ちに下りた乗客たちとは似てもつかない、実にオットリした、
少したよりない、少し眠さうな歩き方で、階段の方へゆつくり歩いて行きました。何故かそれを見ると、私は
ふと涙がこぼれさうになりました。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
490 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:57:51
ああした人種、ああした歩き方、あれがいつまでこの世に存続して行けるであらうか。私たちもその一員であつた、
閑雅なあまり頭のよくない、努力を知らない、明るい、呑気な、どこともしれず、生活からにじみ出た気品の
そなはつた学習院の学生たち、あの制服、あの挙止、そしてあの歩き方、そのすべてが象徴してゐたある美しいもの、
それ自身頽落を予感されてゐたもの(私の十数年の学習院生活はその予感のなかにのみ過ごされました。)が、
今や鶯色の汚れた作業服を刑罰のやうに着せられ、靴は埃にまみれ、トボトボと不安気に歩いてゆくのを見て、
私が目頭を熱くしたのも道理でございます。帰途学習院へ寄つてみて、あの焼跡を見、後輩たちをみて、
相似た感慨に搏たれました。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
491 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:58:20
(中略)かうした終末感を私は、徒らな感傷や、信念の不足からして感ずるのではございません。ある漠たる直感、
夢想そのもののなかに胚胎する覚醒の危険、凡て夢見るが故に覚めねばならない運命を感ずるのでございます。
現実に立脚した精神がわれわれの夢想の精神より更に弱体なものとみえる今日、われわれの夢想も亦凋落の決心を
必要とします。昼を咲きつづける昼顔の仄かな花弁は、昼の烈しい光のために日々に荒され傷つけられます。
何ものも神の夢想に耐へるほど強靭であることは出来ません。
しかし人の夢想の極限に耐へえた人は、その烈しさ極まる目覚めの失墜にも耐へうるであらうと思ひます。
ただ朝をのみ時めいた朝顔とはちがって、あの長い烈しい昼間をよく耐へた昼顔の夢想は、その後に来る長い
夜の烈しさにも耐へるでありませう。私共は今日ほど私共の生の強さと死の強さを感じることはございません。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
492 :
日本@名無史さん:2010/03/19(金) 23:58:51
私共は遺書を書くといふやうな簡単な心境ではなく、私たちの文学の力が、現在の刻々に、(たとへそれが
喪失の意味にせよ)、ある強烈な意味を与へつづけることを信じて仕事をしてまゐりたいと思ひます。
その意味が刻みつけられた私共の時間は、永遠に去つてかへりませんが、地上に建てた摩天の記念碑よりも、
海底に深く沈めた一枚の碑の方が、何千万年後の人々の目には触れやすいものであることを信じます。
私共が一度持つた時間に与へた文学の意味が、それが過去に組入れられた瞬間から、絶対不可侵の不滅性を
もつものであると思はれます。
項日(けいじつ)、生じつかな名声は邪魔であるが、真の名声はますます必要であることを感じて来ました。
文学作品を本文とするなら、名声はその註釈、脚註に相当します。本文が死語に化した場合、この難解な
ロゼッタ・ストーンを解読しうるものは、たえず更新される註釈のみでございませう。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年7月3日、清水文雄への書簡より
493 :
日本@名無史さん:2010/03/20(土) 00:00:06
あれより二週間病床に臥り、つい御返事がおくれしままにかくの如き事態となりました。
玉音の放送に感涙を催ほし、わが文学史の伝統護持の使命こそ我らに与へられたる使命なることを確信しました。
気高く、美しく、優美に生き且つ書くことこそ神意であります。ただ黙して行ずるのみ。
今後の重且つ大なる時代のため、御奮闘切に祈上げます。
たわやめぶりを みがきにみがかむ
平岡公威(三島由紀夫)
昭和20年8月16日、清水文雄への葉書より
494 :
日本@名無史さん:2010/03/20(土) 01:06:20
大正14年〜15年生まれの人は兵役経験もあり20歳前後で戦死した若者もいる。(三
島は大正14年)しかし、兵役経験がない三島はその後の世代と同じで教育で洗脳された
世代に近い感覚だと思います。兵役や戦争の実体験が少なく妄想が強く戦争を美化して
考える世代に属するかもしれません。大正末期生まれの世代(昭和元年まで)と昭和一
桁では戦争経験がまるで違います。
>>494 あなたのその単純な区分けの発想も、戦後教育の洗脳でしょ。
三島由紀夫は何も第二次大戦を全面美化なんかしてないし、身内に死者も出て苦しみを味わってますよ。
自らも動員先で空襲を受けて危機一髪になってます。作品などでそれを殊更、悲惨に語らなかっただけで。
496 :
日本@名無史さん:2010/03/20(土) 18:52:36
>>494 三島は結核を疑われ兵役検査に落第した。
当時、結核と疑われた人間や兵役を落第した人間が
世間からどのような仕打ちを受けたか調べてみなさい。
同級生達が南方で全滅した為、そのことが三島をどれだけ苦しめていたか
貴方は知らないのですか?
天皇の人間宣言に対し、三島は英霊の声で天皇を呪う言葉を残しています。
三島の言動の中に、戦争美化などは微塵も出てきませんよ。
貴方は三島を知らなすぎますね。
497 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 07:31:07
で、モーホー説は真実?誹謗中傷?
しょせん 戦争体験とは、きわめて個人的ものであって、治安維持法で捕えられ網走刑務所に収監、幸か不幸か、
兵役を免れえて、北海道産のジャガイモ食ったか、戦後まるまる太って占領軍の指示で超法規的に出獄した共産
党幹部もいるくらいだ。彼が戦後、侵略戦争戦争中って楽チンで快適だったと、果たして言うはずないよね。
499 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 11:00:38
どっかの画像掲示板にミシマ組長のグロ写真貼ったのは、おまえらの仕業か?
500 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 11:11:54
501 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 11:23:58
三島由紀夫氏に初めて会ったのは昭和二十二年である。
三島氏の学習院時代の師であった豊川登氏の紹介によるものであった。当時、三島氏は渋谷に住んでいた。
初対面で心をうったのは彼の母倭文重さんの美貌だった。実に気高く美しい婦人だなあと思った。そして
三島氏が発した言葉で今もはっきり覚えているのは、「おかあさま、お客さまにお紅茶をお願いします」であった。
そしていろいろ語り合ううちに、「伊沢さんは保田与重郎さんが好きですか、嫌いですか?」との質問だった。
私は直ちに、「保田さんは私の尊敬する人物です。しかし、まだお目にかかったことはありません。御著書を
読んでいろいろ教えられている次第です。戦後、保田さんを右翼だとか軍国主義だとか言って非難するものが
ありますが、私はそのような意見とは真向から戦っています。保田さんは立派な日本人であり文豪です」と答えた。
三島氏は嬉しそうな顔をして「私は保田さんをほめる人は大好きだし悪く言う人は大嫌いなのです。今、
伊沢さんが言われたことで貴方を信頼できる方だと思いました」と言われたのである。これを御縁として、
しばしば面談するようになった。当時、三島氏は大蔵省の若手エリート官僚であった。そのため私は大蔵省へ
時おり三島氏に会うために通うようになった。
私は若手のエリート官僚に友人が何人か居たが、三島氏の立派な人格には心から惚れこんでしまったのである。
何しろ三島氏は天才的な作家であり東大法学部出身の最優秀の官僚であり乍ら、いささかも驕りたかぶるところがない
謙虚な人柄であった。そして義理と人情にあつい人であるということがわかったのである。
つき合えばつき合うほど尊敬の念が湧いてくるのであった。東大出の秀才というのは思い上った人間がよくいる
ものだが、三島氏には全くそのようなところがなかったのである。
伊沢甲子麿
「思い出の三島由紀夫」より
502 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 11:24:24
この人は作家として偉大であるのは勿論だが、人格者として最高の人だと、つき合えばつき合うほど思うように
なっていった。その後、毎月のように三島氏と私は食事を共にし語り合ったのだ。(略)それと共に三島氏の
要望により私は歴史と教育に関する話をいろいろとするに至った。特に歴史では明治維新の志士について。
中でも吉田松陰や真木和泉守の精神思想を何度も望まれて話した。話と同時に松陰の漢詩と真木和泉守の辞世の和歌を
三島氏の強い頼みで私は朗吟したのである。三島氏は松陰や真木和泉守の話を私が始めると、和室であったため
座布団をのけて正座してしまうのだった。私も特に吉田松陰の最期の話をする時などは情熱をこめ、時には涙を
浮かべて語ったものである。三島氏は吉田松陰の弟子たちに贈った「僕は忠義をするつもり諸友は功業をなすつもり」
という言葉が大好きになったようだった。
その外では西郷隆盛の西南の役の話や、また尊皇派の反対の佐幕派の人物である近藤勇や土方歳三の話も何度となく
望まれて語った次第である。特に近藤勇は三島氏の祖母の祖父である永井尚志が近藤勇とは心を許し合った
友人であったため、深く敬愛の情を寄せていた様である。ついで乍ら記せば、永井は幕府の若年寄という重要な
地位にいた人で、アメリカの外交官であるハリスが尊敬の念を抱いていた程の欧米の事情に通じていた人物であった。
そのため後に私が主宰して行った近藤勇死後百年祭に真っ先に参加してくれたのだった。
三島氏が私に語った言葉で今も忘れられないのは、「私が日本を愛したのは源氏物語の世界だった。それが
伊沢さんとつきあう様になり幕末の志士たちの精神を知り、今は吉田松陰をはじめとする志士の世界に心が
入るようになった」ということである。
伊沢甲子麿
「思い出の三島由紀夫」より
503 :
日本@名無史さん:2010/03/21(日) 11:24:40
また或るとき私が、「三島さん、尊皇攘夷でなければならん。現代でも外国の思想によって、どれだけ日本人の
心が汚されているか計り知れないものがある。外国のいいところは進んで取り入れなければならないが、
功利主義の外国思想は打ち払わなければならないので、攘夷の精神を現代こそ日本人は堅持しなければならない」
と言うと三島氏は「その通りだ、あなたの意見に全く賛成だ」と言ってくれたのであった。
三島氏は死ぬ数年前から小説家三島由紀夫ではなく尊皇憂国の志士となっていたのである。三島氏の母の
倭文重さんは、この点をはっきり認めていた。三島氏が自決したことは日本だけでなく世界の文化にとっても
残念なことであるが、尊皇憂国の志を貫かんとしたので止むを得なかったのであろう。
偉大なる三島、高貴なる三島、この様な人は二度と現われてこないであろうと思う。
だが、悲しい、三島が死んだことは悲しい、今も生きていて呉れていたらいいなあと思う次第だ。
伊沢甲子麿
「思い出の三島由紀夫」より
いいとこは取り込むが、功利主義は打ち払う。
これで攘夷と言っても現実にどうなのかね。
攘夷といえるのかね?攘夷の必要性がわからんな。
そもそも「攘夷の精神」ってなんぞや?
尊皇といってもこれからは(当時も)難しいだろう。
尊皇なくとも愛国精神を持つことは可能、あるいはその方向を考えたほうがいいと思う。
日本の伝統が尊皇のみってこともないと思うし。
尊皇の無い愛国は左翼だろ
>>504 「日本」では尊皇なくして愛国はありえない。
507 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 13:16:11
大神々社への参籠は八月下旬と決め、その後、広島へ一寸伺ひ、そのあと、汽車で、(飛行機はイヤなので)、
熊本八代へゆき、神風連のことをしらべたい、などと、夏のをはりの旅をいろいろと計画してをります。いづれ、
間近になつて旅程がはつきりいたしましたら、御連絡申上げます。
「英霊の声」は文壇では冷たいあしらひで、かれらの右顧左眄(うこさべん)ぶりがよく見えます。
天皇の神聖は、伊藤博文の憲法にはじまるといふ亀井勝一郎説を、山本健吉氏まで信じてゐるのは情けないことです。
それで一そう神風連に興味を持ちました。神風連には、一番本質的な何かがある、と予感してゐます。
三島由紀夫
昭和41年6月10日、清水文雄への書簡より
508 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 14:01:53
509 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 17:27:00
510 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 19:49:02
511 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 20:11:36
513 :
日本@名無史さん:2010/03/22(月) 21:17:46
キ○ガイボディービルダーの人ね
ボディビルダーの世界ではどんな扱いだったんだろうかね?
ボクシングや居合はお笑いレベルだったらしいけど。
>>514 居合や剣道はお笑いレベルじゃないよ。
石原慎太郎の嘘っぱち話を真に受けてるようだけど、あの本は三島をバカにすることで自分を偉そうに見せた嘘だらけだから。
石原の話なんかしらねーよ
それよりボディビルのほうはどうなのよ
517 :
日本@名無史さん:2010/03/23(火) 09:57:03
>>516 三島さんは、少年の様に一途に週二回の自宅でのトレーニングにひたむきな努力を傾け、遅れてきた青春とでも
云うのでしょうか、日一日と発達してゆく自分の肉体の充実感を素直に喜び、嬉々としていました。
ある時、古代ギリシャの神殿や彫刻の写真を私に見せながら「この端正で均整のとれた建築や芸術、彼等はまず
眼に見える形を信じたんだ。しかし形に留まらないで、そこから雄々しく羽ばたいて現代文明の源である
古代ギリシャ世界を創造したのだ」と熱っぽく語られましたが、この時の三島さんの言葉は、私の胸底に深く
蔵されております。
人間が、現世に生きるのには肉体が不可欠です。しかし、その肉体は有限で衰えやすく不安定な存在です。
であるから一度だけの人生を創造的に生きる為には肉体は健康で活力に満ちている方がよいのは自明の理です。
三島さんは精神的には類い稀な芸術家の感性を天分として有していたと思いますが、如何せん天二物を与えず、
肉体的には頭痛や胃弱や不眠に三十歳近くまで苛まれていたことはまぎれもない事実です。
三島さんのボディビル実践の動機は何と云っても第一に病弱の克服にあります。
肉体と精神は相互に影響し合いながら人格を形成してゆくものですが、三島さんは肉体を確固たるものに
することによって、より自由に精神を飛翔させたかったのではないかと思います。
玉利齋
「三島由紀夫さんの想い出」より
518 :
日本@名無史さん:2010/03/23(火) 23:12:08
>>506 尊皇カルトとイカサマ攘夷を愛国に結びつけるところが痛い。カルト宗教色の典型だろう。
カルト≠愛国
>>518 カルト?なにそれ?そんな日教組みたいなこと言ってるあんたがカルトでしょ。
日本の天皇文化は日本の伝統で、あらゆる民の生活や四季おりおりの行事や祭に関連、密着した文化だからね。
それを破壊しようとするあんたみたいな外国思想かぶれのニワカのがバカなカルトだよ。
三島由紀夫の居合いも笑いものだよ
まったく腰が入っていないのでひねりが利かない
ボディービルじゃなくて基礎体力つけてからやればよかったのに・・・
521 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 02:06:37
>>518 尊皇をカルトとかいうオマエは
尊皇もカルトも薄っぺらい認識で
言ってるのがよく伝わってくるな。
今の日本で「尊皇」なんて思想持ってる人ってどれくらいいるのよ?
カルト以下だろうよ。
>>522 「尊皇」は思想じゃないからね。
特別、日教組や共産主義だの反伝統思想以外の人、ほとんどの日本国民は日本の伝統文化として尊重してますよ。
525 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 11:32:38
尊皇は今の時代カルトでしょう。
526 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 11:33:40
>>520 三島は案外、剣道は子供のときから朝練でやってて得意なの知らないバカですか?
成績表でも、教練や武道は「上」になってるしね。
やたらと大袈裟に運動神経ゼロみたいに言ってるのは、バカにしたいネタ探しの誇張なのが明白。
528 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 14:00:32
事件の翌日から、あらゆるメディアはあなたの行動を醜聞として描くことに情熱を傾けることになりました。
…TVでは「右翼評論家」なる人物が高説を垂れ、政治家たちは狂気の沙汰だとあなたを批判していました。
日本共産党はファシズムに対する警戒を説き、新左翼の学生たちは唖然として言葉を喪失していたように思えます。
わたしにはそうした政治的発言のいっさいが愚劣に思えていました。わたしは書店に行って、そのとき第三巻まで
刊行されていた『豊饒の海』の連作を買い求め、十日間ほどで一気に読み終わりました。しばらくして最終巻の
『天人五衰』が刊行されると、これも勢いに任せて読破しました。(中略)
わたしはここに仕掛けられた巨大なアイロニーに眼が眩む気持ちを抱きました。と同時に、自分の死後に遺された
者たちはすべからくこのアイロニーを生きるべしという、あなたの呪いめいた遺言に、さて、その呪いを
どのように受け取り、自分の文脈のなかで理解してゆくことにしようかと、呆然たる気持ちを抱いていました。
今から考えてみると、「豊饒の海」が最後に突入していったのは、物事のすべてが「存在の耐えられない軽さ」を生き、
ノスタルジア(懐旧)とパスティッシュ(模倣)の原理のもとに操作されてゆく、ポストモダンの薄明のこと
だったような気がしています。わたしが大学生活を送った一九七〇年代は、十年間を通して、あなたの名前が
忌避され、排除されてきた時代でした。大学院の研究室でも、同級生どうしの会合でも、あなたの死のみならず、
その作品について言及することは場違いであり、できればあなたのような文学者が戦後日本に存在して
いなかったかのように振舞うのが、暗黙の了解であるような日々が続いていました。日本のポストモダン社会は、
三島由紀夫の不在によって、安心して自己実現を達成したのです。七〇年代と八〇年代を代表するイデオローグであった
山口昌男と蓮見重彦を考えてみたとき、それは明らかとなるでしょう。
四方田犬彦
「時間に楔を打ち込んだ男」より
529 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 14:01:15
山口はあなたが悲劇的なもの、崇高なものに魅惑されていたのとは対照的に、それらから意図的に距離を置き、
喜劇的なもの、道化的なものに焦点を当てました。そしてすべての知識が位階制度を超えて並置される地平を、
ユートピア的に実現しようと企てました。
一方の蓮見は、あなたと同じ学習院に学び、皇族と人脈的な関係をもつことにきわめて野心的な人物でしたが、
一貫してあなたを嫌っていることを公言していました。もっとも事物の表層を好むというニーチェ伝来の哲学を
喧伝するという点で、彼はあなたの屈折した後継者であったといえなくもありません。
あなたの全集が再び編集され、刊行されていなかった日記や書簡が公にされたり、…あなたの行動の全体が
次の世代によって再検討の対象となるようになったのは、二〇〇〇年代に入り、先の二人の知的扇動家の影響が
消え去ったことと、軌を一にしているのは、けっして偶然ではありません。
(中略)三島さん、裕仁はあなたよりも十八年と二ヶ月ほど生き延びて、一九八九年に身罷りました。
彼が支配していた昭和という時代は、六十四年をもって終了しました。けれどもすでにそれ以前から、誰もがもはや
(公文書ででもないかぎり)昭和という年号などもはや存在していなくなったかのように振る舞っていました。
なるほど昭和も三十年代、四十年代までは、それなりに口にされると実感めいたものが浮かび上がってきました。
けれども昭和五十年代というのは、たとえその表現に過ちがないとしても、もはやいかなるイメージをも人々に
喚起しなくなっていました。ましてや短かった昭和六十年代など、そう書き記してみたところで、どのような
イメージも浮きあがってくるわけではありません。それは一九七〇年代、一九八〇年代という表現がいかにも
人口に膾炙しているのと、好対照です。わたしは、こうした年号の喚起力の衰退の原因のひとつは、三島さん、
あなたの割腹自殺にあったのではないかと睨んでいます。あなたは生命を賭けることで、裕仁の時間支配に
修復しようのない楔を打ち込もうとしたのではないでしょうか。
四方田犬彦
「時間に楔を打ち込んだ男」より
530 :
日本@名無史さん:2010/03/24(水) 14:01:46
わたしには、一九七〇年十一月二十五日にあなたが日本人の一人ひとりに死を送り届けることで、これまで
暗黙のうちに日本を支配していた時間の神学的秩序に、凶悪にして不吉な楔を打ち込んだような気がしてなりません。
思い出してみれば、わたしの世代は機会あるたびに、あなたが割腹をしてもう何年が経過したとか、何十年が
経過したと口にしながら、時間をやり過ごしてきたのです。死の御降臨。死の分節。
あなたによって考案された禍々しい暦が、日本の時間秩序を攪乱し、神聖なる時間の起源を禍々しい紛い物へと
摩り替えてしまうことを可能にしたのだと、わたしは考えています。
(中略)親愛なる三島さん、わたしたちはいまだにあなたの影のもとに生きています。もしあなたが今生きて
いらしたとしたら、このような年少者たちを前に、また高笑いをされるかもしれません。その姿が目に浮かびます。
四方田犬彦
「時間に楔を打ち込んだ男」より
531 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 00:10:12
>>525 尊皇が多数派なのにカルトって馬鹿にも程がある
532 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 01:21:00
>>528 三島の政治的なポーズってのは引き立て役の左翼が
いないと成り立たないもんだったんじゃないか?
三島が変な真似したんで、左翼まで駄目になったとか。
三島はハラキリなんかしないで頑張るべきだった。
今時の尊皇ってどういうものなのよ。
尊重するとか敬意を持ってるとかその程度ってことはねーだろな。
ひょっとしてその程度でいいのかよ?
534 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 08:25:25
>尊皇が多数派なのに
多数派のわけないじゃん。何を妄想してんだか。
535 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 08:28:07
そんのう ―わう 0 【尊王/尊皇】
〔「そんおう」の連声〕王室や皇室をとうとび、天皇を国政の中心と考えること。勤皇。
「―派」
尊重や敬意とは別次元。
カルト皇国史観。
>>535 そんな定義や辞書ができるずっと前から日本は尊皇の国だから。「日本」という名称がそもそも天皇文化、太陽信仰から生まれたもの。
明治神宮に毎年初詣に行く日本人の集合無意識は尊皇。
日教組カルトや共産党カルトなど以外の「日本人」はね。
537 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 09:47:43
尊皇なんて概念が出てきたのは江戸になって国学が隆盛してきてからだよw
史学スレなんだから少しは歴史を勉強しろ。
538 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 10:07:51
集合無意識wwww
都合のいい解釈して使うなよ無知なんだからwww
>>537 それはブサヨ御用達研究者がそういうことにしてるだけ。
もっと前からあるよ。
540 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 10:18:54
大神々社への参籠は八月下旬と決め、その後、広島へ一寸伺ひ、そのあと、汽車で、(飛行機はイヤなので)、
熊本八代へゆき、神風連のことをしらべたい、などと、夏のをはりの旅をいろいろと計画してをります。いづれ、
間近になつて旅程がはつきりいたしましたら、御連絡申上げます。
「英霊の声」は文壇では冷たいあしらひで、かれらの右顧左眄(うこさべん)ぶりがよく見えます。
天皇の神聖は、伊藤博文の憲法にはじまるといふ亀井勝一郎説を、山本健吉氏まで信じてゐるのは情けないことです。
それで一そう神風連に興味を持ちました。神風連には、一番本質的な何かがある、と予感してゐます。
三島由紀夫
昭和41年6月10日、清水文雄への書簡より
541 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:01:41
>もっと前からあるよ。
ないよ。
あるよ。なけりゃ大規模な墓があるはずないから。
日本各地の神社等々、祭等々、ほとんど天皇文化、太陽信仰から派生したものだから。
544 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:12:32
ミシマのハラキリって、70年代以後を考えたらマイナスでしか
なかったろ。下手すりゃ世界中に迷惑かけたかも知れん。
545 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:22:26
墓をつくったのは後継者だからね。それは尊皇なんて概念とは無関係。
あと、元号だって江戸時代は幕府が勝手に決めていた。
>>545 後継者だろうがなかろうが、大規模な墓を作るには協力者や賛同者がたくさんいないと実現できませんから。
そのあとも管理者がいるし。
元号も江戸時代よりずっと前のいにしえからあるからね。
>>545 尊皇の精神が続いてなけりゃ、伝統文化はここまで続くわけないからね。
548 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:35:09
協力者や賛同者?
豪族の時代だったのを知らないのかよw
そもそも「日本」という名称は天皇文化、太陽信仰から出来たものだから。
ブサヨ日教組がいくら必死にその歴史文化を否定してもムダ。
>>548 日教組御用達研究者から見たら、なんでも支配者は悪の豪族なだけ。
>>548 なんの時代だろうが、その時はその時の人々がやってたんだから、あんたが悪いだの裁く権利ないんだよ。
552 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:45:59
「豊饒の海」は終りつつありますが、「これが終つたら……」といふ言葉を、家族にも出版社にも、禁句にさせてゐます。
小生にとつては、これが終ることが世界の終りに他ならないからです。カンボジアのバイヨン大寺院のことを、
かつて「癩王のテラス」といふ芝居に書きましたが、この小説こそ私にとつてのバイヨンでした。書いたあとで、
一知半解の連中から、とやかく批評されることに小生は耐へられません。又、他の連中の好加減な小説と、
一ト並べされることにも耐へられません。いはば増上慢の限りでありませうが……。
それはさうと、昨今の政治情勢は、小生がもし二十五歳であつて、政治的関心があつたら、気が狂ふだらう、
と思はれます。偽善、欺瞞の甚だしきもの。そしてこの見かけの平和の裡に、癌症状は着々進行し、失ったら
二度と取り返しのつかぬ「日本」は、無視され軽んぜられ、蹂躙され、一日一日影が薄くなつてゆきます。
三島由紀夫
昭和45年11月17日、清水文雄への書簡より
553 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:46:16
戦後の「日本」が、小生には、可哀想な若い未亡人のやうに思はれてゐました。良人といふ権威に去られ、よるべなく
身をひそめて生きてゐる未亡人のやうに。下品な比喩ですが、彼女はまだ若かつたから、日本の男が誰か一人立上れば、
彼女をもう一度女にしてやることができたのでした。しかし、口さきばかり巧い、彼女の財産を狙ふ男ばかり
周囲にあらはれ、つひに誰一人、彼女を再び女にしてやる男が現はれることなく、彼女は年を取つてゆきます。
彼女が老いてゆく、衰へてゆく、皺だらけになつてゆく、私にはとてもそれが見てゐられません。
このごろ外人に会ふたびに、すぐ「日本はどうなつて行くのだ?日本はなくなつてしまふではないか」と心配さうに
訊かれます。日本人から同じことを訊かれたことはたえてありません。「これでいいぢゃないか、結構ぢゃないか、
角を立てずに、まあまあ」さういふのが利口な大人のやることで、日本中が利口な大人になつてしまひました。
三島由紀夫
昭和45年11月17日、清水文雄への書簡より
554 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 11:46:32
スウェーデンはロシアに敗れて百五十年、つひに国民精神を回復することなく、いやらしい、富んだ、
文化的創造力の皆無な、偽善の国になりました。
この間もベトナム残虐行為査問会(ストックホルム)で、繃帯をした汚ないベトナム農民が証言台に立ち、
犬をつれた、いい洋服の中年のスウェーデン人たちがこれを傾聴してゐるのに、違和感を感じる、と書いてゐる人が
ゐましたが、日本が歩みつつある道は、正に、「犬を連れた、いい洋服の中年男で、外国の反戦運動に手を貸す
『良心的』な男」の道です。
どの社会分野にも、責任観念の旺盛な日本人はなくなり、デレッとし、ダラッとしてゐます。
三島由紀夫
昭和45年11月17日、清水文雄への書簡より
555 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 12:33:04
戦後史における三島の評価はちゃんとせんといかん。
変に偶像化してないで。
556 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 14:27:24
教祖を偶像化することで正気(通院レベル)を保っている三島信者
>>556 矮小化、愚弄することで正気(通院レベル)を保っているアンチ三島
558 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 15:53:33
宝塚みたいな衣装で変なショーやられちゃって、
みんな、シラケちまったんだろ。
ポストモダンなんてのは、正に三島の子みたいな
もんでさ。
559 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 15:54:16
オウム返しとはゲイ(三島)好きなくせに芸がないなw
>>555 全く偶像化なんてされてないどころか、逆に、ガセネタ振り撒かれて愚弄、矮小化されてるでしょう。
真面目に評価しているものは数少ないし。
561 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 15:59:45
わたしの考えでは、一九六六年に書かれた「英霊の声」は、日本の戦後にとってたぶんもっとも重要な作品の一つである。
この作品には、作者の分身と目される語り手「私」とやはり作者の分身である霊媒の盲目の美少年が登場し、
帰神(かむがかり)の会で後者の語る死者の声を前者が聞くが、霊媒者となり、二・二六事件と特攻隊の死者の声を
口寄せする青年は、降霊が終わると落命する。見るとその顔はすっかり面変わりしている。
後に明らかにされる三島自身の証言では、青年は死んで昭和天皇の顔になるのである。この作品で三島が言うのは、
自分のために死んでくれと臣下を戦場に送っておきながら、その後、自分は神ではないというのは、(逆説的ながら)
「人間として」倫理にもとることで、昭和天皇は、断じて糾弾されるべきだということ、しかし、その糾弾の主体は、
もはやどこにもいないということである。
戦争の死者を裏切ったまま、戦前とは宗旨替えした世界に身を置き、そこで生活を営んでいる点、彼も同罪である。
糾弾者自身の死とひきかえにしかその糾弾はなされない。
そういう直感が、この作品の終わりをこのようなものにしている。
ところで、わたしは、日本の戦後に三島のような人間がいてくれたことを日本の戦後のために喜ぶ。
わたしがこう言ったとしてどれだけの人が同意してくれるかわからないが、彼がいるといないとでは、日本の
戦後の意味は、大違いである。
その考え方には、誰もが、もしどのような先入観からも自由なら、こう考えるだろうというような普遍的な
みちすじが示されている。
三島は、日本の戦後のローカルな論理、いわばその「内面」に染まらず、普遍的な人間の考え方を示すことで、
はじめて日本の戦後の言語空間がいかに背理にみちたものであるかを、告知している。
これは、旧ドイツにおけるアンセルム・キーファーなどとほぼ比較可能なあり方であり、もし三島がいなければ、
日本の戦後は、一場の茶番劇になり終わるところだった。
加藤典洋
「その世界普遍性」より
562 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:00:33
たしかに彼の作品は、化粧タイルのような人工的な文体を駆使して書かれている。…でも、そのことが、
三島の小説を世界の文脈で見た場合の、「世界の戦後」性にたえる制作物にしている。(中略)
三島は戦前、レイモン・ラディゲの「ドルジェル伯の舞踏会」に夢中になる。でもそのラディゲの作がすでに
第一次世界大戦の戦後文学だった。そのもっとも深い理解者は、あのジャン・コクトーである。
その心理小説に心理がなく心理の剥製があること、しかしそのことこそがその第一次世界大戦の戦後文学で
めざされていること、そしてそのようなものとして、それが三島の戦前と戦後の指標たり続けること。
つまり、人工性はここでは、世界性、現代性の明らかな指標なのである。
「世界の戦後」とは第一次世界大戦の戦後のことであり、「日本の戦後」とは第二次世界大戦の戦後のことである。
この二つは同じではない。簡単に言うなら、前者の戦後で、人と世界は壊れ、後者の戦後で、人と世界は
自分を修復している。
サルトルの「嘔吐」は第一次世界大戦の戦後文学であって、そこで彼は人が壊れたこと、そこからの回復には
アヴァンチュール(芸術と犯罪)による特権的瞬間しかないことを述べている。
しかしその彼が、第二次世界大戦の戦後になると、アンガジュマンによる人間の回復を唱える。
三島は、戦前のサルトルに似ている。わたし達は、ここでは、そこに二つの戦後の重層(ズレ)があることに
自覚的であるべき、「遅れてきた青年」なのである。
〈ラディゲから影響を受けてゐた時代はほとんど終戦後まで続いてゐた。さうして戦争がすんで、日本にも
ラディゲの味はつたやうな無秩序が来たといふ思ひは、私をますますラディゲの熱狂的な崇拝者にさせた。
事実、今になつて考へると、日本の今次大戦後の無秩序状態は、ヨーロッパにおける第二次大戦後の無秩序状態
よりも第一次大戦後の無秩序状態に似てゐたと思はれる。(「わが魅せられたるもの」一九五六年)〉
こういう洞察がなぜ当時、三島にだけ可能だったか。
そういうことをわたしとしてはいま、改めて、考えてみたいと思っている。
加藤典洋
「その世界普遍性」より
563 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:03:45
徴兵逃れのアオジロ少年の軍事センスって、あんな調子だよな。
>>554 そりゃ、ノーベル賞なんか来ないよ。
>>563 はいはい、中共サイバー工作員か日教組のつまんないマンネリ煽りでした。
565 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:10:33
キミタケちゃん、ファシストだろ。
566 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:13:15
どう考えても私にとって不思議で仕方がなく、理解を絶するとしかいいようがないことは、戦後二十五年の
平和体制が、たとえばロマンティシズムといったような文芸上の観念にまで、有無をいわさず貶下的な内容を
付加してしまうような雰囲気をつくりあげているということだろう。 これは、経済的繁栄のみを目途としてきた
支配体制のつくり出すムードに、文学者までもが巻きこまれているのか、それとも、その支配体制と表裏一体の
関係にある共産党のふりまいた、人工甘味料入りの神話の賜物か。
「いつわりの人間主義をたつきの糧とし、偽善の団欒は世をおおい…」と作品中で歌った三島氏の声が、まさに
呪いの言葉のように響いてくるのは、かかる時であろう。
要するに、事柄はきわめて明瞭なのだ。すなわち、三島由紀夫氏は一個の過激派だったということだ。
右とか左とか限定なしの、絶対追求者としての過激派である。そして三島氏の壮絶な死に対して、おっかな
びっくりの批判なり攻撃なりを加えているジャーナリズムないし評論家諸氏は、左右を問わず、すべてことごとく
過激派を怖れている連中にすがない、ということだ。こんなに簡単明瞭な事柄はないはずなのに、すでに
これが論壇で半ばタブーとなりかけているということは、どこまで日本人が「いつわりの人間主義」の癌に侵され、
無気味なものから顔をそむけたいという、無意識の偽善的な欲求に左右されているかということを示すものだろう。
澁澤龍彦
「絶対を垣間見んとして……」より
567 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:13:37
(中略)三島氏の掲げるイデオロギーと、切腹という異様な自殺の方法とが、諸外国にどんな悪影響をあたえるか、
といったような政府与党的な配慮には、私はまったく興味ない。(略)ひるがえって、もし諸外国に、日本に
関してトランジスターの商人の国とかいったイメージしか定着していないとすれば、その情けないイメージを
日本刀によって打ちやぶった三島氏の功績は、どんな文化使節のそれにも勝るであろう。
私は冗談をいっているのではない。ヴェトナム人の焼身自殺は、ヴェトナム政府がいかに苦々しい顔を示そうとも、
少なくとも私たち外国人の目には、精神の価値をまざまざと示す行為として映ったのである。
澁澤龍彦
「絶対を垣間見んとして……」より
568 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:14:23
左翼人の私も右翼人の三島の「行動」には、かなり衝撃を受けたことも事実なのであって、これを匿す気には
ならないからである。
そして衝撃を受けなかった人はどんな人なのかと思ったりもするのだが、「行動」といい「芸術」といっても、
所詮人間はおなじなのかも知れない。しかも三島と私とはイデオロギーが全くちがっているのに、どこか類似性、
相似性があるような気がして、それが私自身気になるのである。
三島由紀夫こそはあきらかに、永井荷風や谷崎潤一郎やあるいは川端康成の耽美主義の系譜とその路線に沿いながら、
しかし明確な知性をもって、またその美的知性の故に、その路線の最終駅に到着しながら、それをなんらかの形で
社会的行動におきかえようとした努力家であり勇気ある誠実者ではなかったのだろうか。
山岸外史
三島事件についてのコメントより
569 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:18:40
>>562 それ古い文章だろ。最近のネット研究は進歩したぞ。
ロストジェネレーションは戦前からの流れだ。
空白状態をファシズムが占拠しちまったのは日本も
一緒だった。
570 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:32:24
ロラン・バルトがフランスで『表象の帝国』を上梓したのが
三島のハラキリショーの直前くらいだな(1970)。
ガティムティでゲイで宝塚で右翼で美文家で、三島ってポスト
モダンのネ申みたいなもんだ。
>>569 古くないよ、2000年以降の文章だから。
『表象の帝国』なんて、バブル景気の頃のバイブルだからな。
>>571 『敗戦後論』は戦後思想のパラダイムの再考論としては
なかなか面白かったが、結論まで一緒とは限らないね。
>>569 あんたが古いんだよ、団塊サヨク頭が。丸山なんとかのインチキ論を真に受けた世代だろうね。
日本の場合は、ドイツのファシズムとは全然違っていたというのが現代のアメリカの見解だよ。
574 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:44:05
ファッシズムの発生はヨーロッパの十九世紀後半から今世紀初頭にかけての精神状況と切り離せぬ関係を
持つてゐる。そしてファッシズムの指導者自体がまぎれもないニヒリストであつた。
日本の右翼の楽天主義と、ファッシズムほど程遠いものはない。
三島由紀夫「新ファッシズム論」より
575 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 16:48:41
>>573 戦前に日本で外交官をやったフランスのポール・クローデルが、
ヨーロッパの黒シャツのファシストの訪朝で日本がお祭りになっ
てるのを「ニューカッスル(採炭地)に石炭を輸入するようなもの」と
評してるね。
577 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 17:05:53
ヒトラーとムッソリーニの時代のイタリア人ですら、ドイツのファシズムが
我が国の「本物のファシズム」の奇形だというようなことを言っていた。
三島のファシズム論も、そのコピーみたいなもんだろ。
578 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 17:40:56
まあ、自分の国は違うと思いたいものだよ。
ファシズムに低通するモノは同じだけどね。
579 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 17:41:45
580 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 18:04:49
『表徴の帝国』のメシア三島は、もし一粒の麦死なずばと、
腹を切って、ジュリアナのお立ち台の犠牲になりし・・・。
>>578 ニヒリズムと楽天主義はまるで正反対でしょうが。
バカな反日活動家には、冷静に、その国の思想背景や経緯を分析する客観性がないんだね。頭悪そう。
きっと、全体主義とファシズムの区別もつかない幼稚な認識なんだろうね。
ファシズムや独裁だったら、「弱腰東條、勝てる戦いなぜやらぬ」と、なんで朝日新聞の方が政府より上から目線なんだよ。
ほんと、バカサヨってのは、全部軍人のせいにしたがるよね、自分達の罪は看過して。
■開戦前の朝日新聞の一面トップ記事
「弱腰東條。勝てる戦をなぜやらぬ」
首相にして陸軍の大将が、戦争回避を目指す姿を、売国奴と罵ったのが、当時のマスコミです。
583 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 19:25:14
嫌がらせだろw
584 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 19:37:24
ジャーナリズムの見出しを額面通りうけとる低脳さ、ここに極まる
585 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 20:37:39
>戦争回避を目指す姿を、売国奴と罵ったのが、当時のマスコミです。
そうだね。反戦なんて言い出せば右翼に襲われるは軍部から嫌がらせを受けるは、
しまいには新聞法を盾にして取りつぶされる危険性があったからね。
>>585 何その言い逃れ。それじゃあ、ジャーナリズムでもなんでもないじゃん。ヘタレにも程があるわ。
朝日新聞が率先して戦争を煽ってたウヨ(本当はサヨク)のくせに。ロシア共産党のスパイも内部にいたしね。
そして戦後はGHQの犬とロシア中共北朝鮮の傀儡新聞の両面を兼ねてるしね。
そんな売国新聞を擁護するあんたはやっぱり日本人じゃないな。
588 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:18:47
言うこと聞かないと「問答無用」でダーンとやっちまう
奴らに、そう正直にならねばならんということもない。
当時いちばん戦争を煽ってたマスコミにはロシアのスパイ、官僚には左翼がたくさんいたんだよね。それが戦中右翼の実体。
そいつらが戦後は平和ぶったサヨクとなり、まだ売国を企んでる。
だから、三島の主張が怖いから必死になってガセネタまいたりしてんのがバレバレ。
>>588 何その被害者づらは。むしろ先導してた側でしょうが。
591 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:29:19
いえいえ、俺は人間を背の高さで判断するようなバカな真似はしませんよ?
592 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:31:12
■開戦前の朝日新聞の一面トップ記事
「弱腰東條。勝てる戦をなぜやらぬ」
首相にして陸軍の大将が、戦争回避を目指す姿を、売国奴と罵ったのが、当時のマスコミです。
593 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:32:45
嫌がらせですね(笑
594 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:34:53
三島を「リスペクト」して映画撮ったりするハリウッドの奴らは、
『憂国』の配給でもやってろ。
>>1 三島の役回りってのは、クーデター未遂やって、政党政治の
破壊に協力して、結局は軍部の統制力を強めた青年将校と
一緒で、安保体制のデマゴーグになっただけだ。
・・・と、思って「三島」と「青年将校」で調べたら『憂国』がすぐ
ヒットして、俺はどっぷりと疲れたよ。
597 :
日本@名無史さん:2010/03/25(木) 23:48:10
左翼朝日新聞がどれだけ戦争を煽っていたかは、
「読んでびっくり朝日新聞の太平洋戦争記事」(1994年)に出版された(朝日が抗議し著作権を理由に絶版)
その後に「朝日新聞の戦争責任―東スポもびっくり!の戦争記事を徹底検証」として復刊してます。
>>596 別に三島は安保は反対してないからね。
自民党はサヨクと刺し違えても安保を守れ、って言ってますよ。
599 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 00:29:40
こんな奴となれ合いしてたら左翼は駄目になるよ。
サヨクじゃないぞ?
600 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 00:36:39
まんま、戦前の軍部右翼の継承者だろ。文学なんて免罪符じゃねえの?
601 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 00:46:49
日本は核持てとか、2ちゃんねるのネット右翼の主張と
何にも変わらない。ロマンもクソもない世界だ。
602 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 00:52:18
>>597 特高警察がにらみ効かせて、あやしいと思っただけで、
しょっぴいて拷問してた時代だぞ?
三島の主張もわからず、ただただ軍国右翼呼ばわりするだけの勘違いバカサヨが必死に連投。
604 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 01:00:35
三島もやましいところは、ちょっとあるんだよな。
それで左翼に理解があるフリをする。
605 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 01:02:35
平和運動にも関わる川端康成に厚かましくへばりついて、
川端の社会的評価を利用したりする。
>>602 本当に戦争反対だったならば、それなら尚更死んでも抵抗するのが、ジャーナリズムでしょ。
何を言っても言い訳だよ。責任を転換するだけしか能がないならジャーナリズムなんかなくていい。何の反省もないし。
>>604 フリなんかしてないよ。堂々と共産党批判してるからね、戦後すぐから。
天皇反対、日本破壊勢力が三島にとっての敵だから、アメリカも共産主義もどっち敵。
安保は共産主義から日本を守るための歴史的な必要悪だから、自民党にそう言ったんだよ。
日本に左翼はいない、売国がいるだけ
反日亡国論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E6%97%A5%E4%BA%A1%E5%9B%BD%E8%AB%96 反日亡国論とは、日本の新左翼の政治思想の一つ。
命名者は大森勝久(北海道庁爆破事件の死刑囚)である。
従来、反日思想の根拠とされたのは、いわゆる「明治以降の日本帝国主義が為した悪行」
であった。「反日亡国論」は、歴史をはるかに遡って、日本国の建国そのものを否定し、
その国家と民族の絶滅を主張する反ユダヤ主義に匹敵する過激思想である。
いわゆる「日本人」は、反日亡国論を全面的に受け入れて反日運動の闘士となることで、
初めて「抑圧者・犯罪民族」という「原罪」から解放されるとする。
※日本人絶滅を最終目標とする、左翼の異常な思想である。
611 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 02:01:17
>>607 川端が三島を喜んで招き寄せてたとは思えないね。
文壇に道つけて貰った人を「先生」と呼ぶのを固辞
してたんだろ。そのくせ、弟子みたいになれなれしく
隣に立ちたがる。
>>608-609 全共闘と仲良さそうだよな。
立派な左翼はいつも外国の左翼だ。
立派なファシストは俺だけって三島と一緒だ。
612 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 08:36:30
>>611 なれなれしく、いつも隣につきまとってなんかいないけどね。そんな暇人じゃなかったろうし。
作品的に影響は何の受けてないし、弟子でもないけど、恩義は受けてるから一生、川端作品を賛美して評論書き続け、
頼まれたノーベル賞推薦文も毎回書いて、きちんと受けた恩義は、弟子以上に返してますよ。
三島が代筆した作品もあると証言してる元新潮社の編集者もいるからね。
サヨ学生とたった一回討論しただけで仲良くしてたことになるとはねえ。笑えるわ。
三島は評論で彼らをズバズバ批判してますけど。
本当の日本の左翼じゃなくてロシアから支援された間接侵略者だと見抜いてたんでしょ。
当初のクーデター計画ではデモで暴れる彼らを日本刀で切り殺す覚悟してるしね。
>>612 三島と同年齢の人の全国平均からみると、平均より高いんだけどね。
毎年の健康診断の記録でも、だいたいいつも平均より4センチ高いよ。
615 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 11:44:40
>>613 僕は今この時代に大見得切つて、「共産党に兜を脱がせるだけのものを持て」などゝ無理な注文は出しません。
時勢の流れの一面は明らかに彼らに利があり、彼等はそのドグマを改める由もないからです。しかし我々の任務は
共産党を「怖がらせる」に足るものを持つことです。彼等に地団太ふませ、口角泡を飛ばさせ、
「反動的だ!貴族的だ!」と怒号させ、しかもその興奮によつて彼等自らの低さを露呈させることです。
正面切つて彼等の敵たる強さと矜持を持つことです。ひるまないことです。逃げないことです。怖れないことです。
そして彼等に心底から「怖い」と思はせることです。
(中略)貴族主義といふ言葉から説明してかゝらねばなりません。
学習院の人々に貴族主義を云ふとすこぶる誤解されやすく、それはともすれば今までの学習院をそのまゝそつくり
是認する独善主義の別語とされる惧れなしとしません。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年2月10日、神崎陽への書簡より
>>614 右腹弟みたな身長詐称が流行ってただけだよな。
>>615 身長詐称?右腹弟って何?言ってる意味がよくわからないわ。
学習院の健康診断表や徴兵検査の記録は当時の正式記録ですが。
617 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 12:36:23
我慢して『憂国』最後まで見たぞ。(途中、ちょっと飛ばした)
妻と対座する主人公は、子供の頃の三島、妻は祖母だな。
618 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 12:40:56
>>608 確信犯的な安保体制のデマゴーグだったわけだな。
70年代以後の日本は、ある意味、三島の産物なわけで。
勝共の三島。
自主防衛も安保も反対する売国共産党を倒したわけだ。
620 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 17:44:19
亡国状態なのはアカの仕業ではないと?
621 :
日本@名無史さん:2010/03/26(金) 18:57:35
帝国資本は国境を越えて流動する。搾取対象の人民は、ナショナリズムに
釘付けにして国境を越えさせない。三島みたいなのは帝国主義の分断統治
には最高のデマゴーグになる。
人民(笑)
623 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:02:50
人民民主主義って言葉は昔からある。言葉だけの民主主義で、
カネの力学だけで物事の決まる格差社会型の民主主義とは
違う意味でだ。
朝鮮、中国はひどい格差社会という事実
625 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:16:44
社会的な事件といふものは、古代の童話のやうに、次に来るべき時代を寓意的に象徴することがままあるが、
金嬉老事件は、ジョンソン声明に先立つて、或る時代を予言するやうなすこぶる寓意的な起り方をした。
それは三つの主題を持つてゐる。すなはち、「人質にされた日本人」といふ主題と、「抑圧されて激発する
異民族」といふ主題と「日本人を平和的にしか救出しえない国家権力」といふ主題と、この三つである。
第一の問題は、沖縄や新島の島民を、第二の問題は朝鮮人問題そのものを、第三の問題は、現下の国家権力の
平和憲法と世論による足カセ手カセを、露骨に表象してゐた。
そしてここでは、正に、政治的イデオロギーの望むがままに変容させられる日本民族の相反するイメージ――
外国の武力によつて人質にされ抑圧された平和的な日本民族といふイメージと、異民族の歴史の罪障感によつて
権力行使を制約される日本民族といふイメージ――が二つながら典型的に表現されたのである。
前者の被害者イメージは、朝鮮民族と同一化され、後者の加害者イメージは、ヴィエトナム戦争を遂行する
アメリカのイメージにだぶらされた。
三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
626 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:17:05
しかし戦後の日本にとつては、真の民族問題はありえず、在日朝鮮人問題は、国際問題であり、リフュジー(難民)の
問題であつても、日本国内の問題ではありえない。
これを内部の問題であるかの如く扱ふ一部の扱ひには、明らかに政治的意図があつて、先進工業国における
革命主体としての異民族の利用価値を認めたものに他ならない。
…手段としての民族主義はこれを自由に使ひ分けながら、沖縄問題や新島問題では、「人質にされた日本人」の
イメージを以て訴へかけ、一方、起りうべき朝鮮半島の危機に際しては、民族主義の国際的連帯感といふ
論理矛盾を、再び心情的に前面に押し出すであらう。
被害者日本と加害者日本のイメージを使ひ分けて、民族主義を領略しようと企てるであらう。
しかしながら、第三次の民族主義における分離の様相はますます顕在化し、同時に、ポスト・ヴィエトナムの情勢は、
保守的民族主義の勃興を促し、これによつて民族主義の左右からの奪ひ合ひは、ますます先鋭化するであらう。
三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
627 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:22:32
>>624 あるどこかの国に仮に批判の余地があったからとしても、
その理念が無意味ということは決してない。
628 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:25:01
>>626 三島はそもそも、敗戦責任をどう考えてるんだよ。
朝日新聞のせいとはまさか言うまい?
>>627 そっくりそのまま、あなたがそれを反省するべきじゃん。
>>628 そういうふうに何か一つに責任を転換するマスコミの態度は批判してますよ。
631 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:49:47
>>629 そしてお前はポケットに手を突っ込んだまま、現状追認するのか。
>>630 ああ、ファシストでしたっけね。
>>631 なんでマスコミ批判するとファシストなるの?全く意味不明。
共産国家の現状、成れの果てをほっかむりしてるのはあんた自身だよ。
633 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 00:59:40
>>632 資本主義国家が大量虐殺をしていないと?
ふぅんへぇほぅ?
>>631 いまある人民共和国に亡命すれば?そんなに日本がいやならば。
635 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 01:01:12
資本主義の水責め電気ショックはきれいな拷問なんでせぅ?
>>633 大量虐殺はロシアも中国もやってるし、そんなもの別にイデオロギーと関係ないから。
637 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 05:21:57
>>534 多数派だ馬鹿
少数派ならアメ公に支配されたこの体制で
とっくに天皇制は解体されてるだろドアホ
638 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 05:42:36
このスレのアンチ三島は明らかにアカシンパだな。
それもかなり程度が低い無知な。
>>637 今の日本人の「多数が占める」尊皇や象徴天皇制は三島を満足させるものなのかね?
640 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 10:47:29
もちろんわれわれは、いたづらに自己を拡張し、いたづらに古い軍国主義や、軍国主義の幻に惑はされて、
日本をそのうぬぼれの成し進めるままに、昔の誤りを繰り返へさせようとするものではありません。しかし、
私が言ひたいのは、元と末といふことであります。何よりも大事なのは、何を元と考へ、何を末と考へるかであり、
まづ元を固めてから末に及ぼすのが、政治のみならず人間精神の常道であります。元とは何か。
元とは、日本が自主自尊の念を持つて国防に邁進し、日本文化と伝統を守るのに人の力を借りず、その力を
侵さうとするものに対しては、一人一人、断固としてこれを排除する決意を持ち、少なくとも国民の一人一人に、
このやうな背すぢが一本通つたところで、はじめて堂々と面を上げて諸外国と交際し、産業・文化の交流はもちろん、
国益のために必要があれば軍事同盟もいとはず、あるひは国際連合への義務をも回避しないといふところに
あるのでなければなりません。
(中略)私は、十月二十一日の新宿における反戦デモの見物に行きましたが、あのデモを見物したあとの私の感想は、
ただ一言「これで日本の憲法は変はらない」といふことでありました。(中略)
もし政府当局者が、この現場を見れば、もはや憲法を変へなくても、あらゆることが可能であるといふ判断を
持つたに違ひなく、しかも憲法を変へないといふことは、国際的、国内的に二つの極端なメリットを持つ
といふことを認識したに違ひありません。
(中略)また憲法自らは、相変はらず偽善的なただ乗り主義と、肩身の狭いやうにみえる防衛義務と相携へて
いかねばならんといふ跛行的状況の永続を意味し、われわれが矛盾に耐へるのをおそれれば、みすみす外国の
術中に陥り、われわれが矛盾を甘受すれば、知らない間に精神の弛緩状態に陥つて、ますます現状維持の泥沼に
沈むかもしれないからです。
われわれは狼にならうとすれば熊に食はれ、豚にならうとすれば人間に食はれるのかもしれないのです。
三島由紀夫
「70年代新春の呼びかけ」より
641 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 10:48:08
国際関係はいつも微妙な力のバランスの上に立ち、一国民のナショナリズムをもつてしても、なんともなる
ものではありません。しかし一九七〇年を境に、われわれは個々に目をらんらんと光らせてわが身を振り返へり、
世道人心の奥に目を開いて、そこに底流するものを認識し、日本とは何か、真のナショナリズムなるものとは何か、
それを守るにはどうすればよいかを考へなくてはなりません。いまやナショナリズムは、新聞紙上や街頭で
絶叫される演説の叫びではなくて、われわれの一人一人に対する鋭い問ひかけになつたのであります。
ナショナリズムとは何か。ナショナリズムとは、軽々しく心に訴へるやうなものではなく、われわれの心の
奥底にあるものに対して、鋭い深いふれ方をし、われわれの最も美しい記憶とまた最もおそろしい記憶とも
結びついてゐるやうなものであります。
それは、ヘルデルリンのハイムクンフト(帰郷)といふ詩にもあるやうに、ふるさとといふものは、われわれの
いちばん奥にあつて最もなつかしいものであると同時に、最もおそろしいものなのであります。
日本でいま、このやうなナショナリズムなものはあるでせうか。この民主主義の、言論自由の世の中で、
米軍基地撤廃も、沖縄の即時奪還も、いかやうな政治的な主張も、あるひは北方領土返還にしろ、言論として
声高に叫ばれ、また整然たるデモ行動にあらはされれば、自由にあらはされることができるものであります。
そのかはりそれは大衆社会の中で、不可能を、難業を、道理立てはするが、また再び忘れられるおそれのある、
いくつかの政治的主張の一つなのであります。
もはやわれわれのいちばん心の奥底で鋭い問ひを問ひかけ、外国のあらゆる力の干渉に対して、何千年の歴史・
伝統をもつて堂々と応へ得るものはただ一つ、天皇しかないといふのが、私の長年の主張であります。
三島由紀夫
「70年代新春の呼びかけ」より
642 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 10:49:08
人は、天皇と言ふと、たちまち戦前、明治憲法下における天皇制の弊害を思ひ出し、戦争からにがい経験を得た人ほど、
天皇制に対する疑惑を表明してきたのが常ですが、私は、天皇制とは、その歴史は、あくまでもその時代時代の国民が、
日本人の総力をあげて創造し復活させてきたものだと思ふのです。いつも新しい天皇制があり、いつも現在の天皇制が
あり、その現在の天皇制の連続の上に永遠の天皇制があるといふところに、天皇の本質がひそむのです。これは
一つの例をとつても、天皇ご自身にわれわれのやうな姓名ファミリーネームがなく、一つの非人称的な方として
伝承されてきたことをみてもわかります。新しい天皇制は、われわれがつくつていくものであり、そしてこれを
抜きにしては日本の今後の自立の精神の中心は見あたらず、また天皇をいたづらに政治権力に接着おさせすることなく、
あくまで無限受容の無我の本主体として、その日本独自の歴史・文化・伝統のみにかかはる君主制を確立
しなければなりません。
…左翼の民族主義が、その欺瞞を露呈するのは、彼らから天皇に対する態度徹底を、はつきりと再び引き出す
ことにしかないでせう。
三島由紀夫
「70年代新春の呼びかけ」より
643 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 14:30:36
>>638 日本人の大多数がってことで良いわけだな?
『新ファシズム論』を検索すると、コピペとは違う話が
読めるな。昭和29年の著作だから、自決の頃の三島
の考えと一致するとは限らないが。
・・・そろそろ、あのほたれ首は棺桶に収めてしまった方が良い。
646 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 22:28:43
>>644 違う話?他のところも抜粋部分と関連してますけど。ちゃんと本で全文読めば?
それから三島の考え方は基本的に変わってませんよ。
>>646 いちいちセコい自演しなくていいから、何回も。
649 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 23:15:51
僕は今この時代に大見得切つて、「共産党に兜を脱がせるだけのものを持て」などゝ無理な注文は出しません。
時勢の流れの一面は明らかに彼らに利があり、彼等はそのドグマを改める由もないからです。しかし我々の任務は
共産党を「怖がらせる」に足るものを持つことです。彼等に地団太ふませ、口角泡を飛ばさせ、
「反動的だ!貴族的だ!」と怒号させ、しかもその興奮によつて彼等自らの低さを露呈させることです。
正面切つて彼等の敵たる強さと矜持を持つことです。ひるまないことです。逃げないことです。怖れないことです。
そして彼等に心底から「怖い」と思はせることです。
(中略)貴族主義といふ言葉から説明してかゝらねばなりません。
学習院の人々に貴族主義を云ふとすこぶる誤解されやすく、それはともすれば今までの学習院をそのまゝそつくり
是認する独善主義の別語とされる惧れなしとしません。
(中略)
明治以来、「華族」とは政治的特権を背景にもつた政治的な名称であり、文化的意義は頗る稀薄にしかもつて
をりません。新華族が簇生(そうせい)した所以です。――貴族主義とはプロレタリア文化に対抗すると同じ
強さを以てブルジョア文化(アメリカニズム)に対抗するといふことを知つていたゞきたい。この意味で
政治的意味の貴族主義は無意味です。なぜなら世界史の趨勢はアリストクラシイの再来を絶対に希みえず、
現今までわづかに残された政治的特権も過去の特権の余映にすぎぬといふ理由が第一、もう一つは、ブルジョア文化が
今では貴族社会一般を風靡し、単に華族を集めてみても貴族主義は達成されぬといふ理由が第二です。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年2月10日、神崎陽への書簡より
650 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 23:16:22
――それでは文化的貴族主義とは何でせうか。それは歴史的意味と精神的意味と二つをもつてゐます。
…後者はあらゆる時代に超然とし、凡俗の政治に関らず、醇乎たる美を守るといふエリートの意識です。
(これは芸術からいふので、倫理的には道徳を守るエリートたりともある人はいふでせう)
…しかもその効果は美的標準に於て最高のものであらねばならぬ点で明らかに貴族主義的です。向上の意識、
「上部構造」の意識、フリードリヒ・ニイチェが貴族主義とよばれる所以です。
第二に、唯美主義は本質的に反時代性をもつといふ点で貴族的です。
われらの外部を規制する凡ゆる社会的政治的経済的条件がたとへ最高最善理想的なものに達したとしても、
絶対的なる「美」からみればあくまでも相対的なものであり、相対的なものが絶対的なものを規制しようとする時、
それは必ず悪い効果を生じます。いかによき政治が美を擁護するにしろ、必ずその政治の中の他の因子が美を
傷つけることは、当然のことで仕方ないことです。したがってあらゆる時代に於て美を守る意識は反時代性をもち、
極派からはいつでも反動的と思はれます。すなはち、彼らのいはゆる反動的なるがゆゑに貴族主義的です。
――「中庸」といふ志那クラシックのいかにも睡つたやうなこの言葉がやうやう僕には激しい激越な意味を以て
思ひかへされて来ました。中庸を守るとは洞ヶ峠のことではありません。いはゆる微温的態度のことではありません。
元気のない聖人気取ではありません。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年2月10日、神崎陽への書簡より
651 :
日本@名無史さん:2010/03/27(土) 23:18:26
「中庸」の思想こそ真に青年の血を湧かせる思想なのです。それは荊棘の道です。苦難と迫害の道です。
漢籍に長ずるときく山梨院長が、戦時中の輔仁会で翻訳劇を上演しようとした僕の意図を抹殺し、戦争終るや
「モンテ・カルロの乾盃」を手もなく容認するやうな態度を、人々はいはゆる「中庸」の道だと思つてゐます。
これは思はざるの甚だしきものです。これこそいはゆる論語よみの論語知らずです。
右顧左顧して世間の機嫌をうかゞひもつとも「穏当な」道を選ぶといふ思想こそ、孔子が中庸といふ言葉で
あらはしたものと全く反対の思想です。
中庸といふこと、守るといふこと、これこそ真の長い苦しい勇気の要る道です。
このやうな時代に、美を守ることの勇気、過去の日本精神の枠、東洋文化の本質を保守するに要する勇気、
これこそ真の男らしい勇気といはねばなりません。
学習院は反動的といふ攻撃の矢面に立ち、真の美、真の文化を叫びつゞけねばなりません。
(中略)
君は大東亜戦争を何と考へてゐられますか。
僕らはあの戦争の中で育ち、その意味であの戦争を僕らは生涯(いや子孫代々)否定することはできません。
あの戦争が間違ひだつたのどうのといふことでなしに、人間の成長と形成の「過程」として否定したくもできない
一個の内面的事実なのです。我々が以て恥とすべきは戦争に協力したとか、戦争目的に盲目であつたとか、
為政者にだまされたといふことよりも、あの戦争から「我々が何も得て来なかつた」といふことではないでせうか。
何らわれらにプラスするものを得てこなかつたといふ痛切な恥ではないでせうか。この点は僕も省みて面を
赤くせぬわけにはゆきません。
しかし今日の輔仁会、といふよりはその背後にある昨今の学習院学生の気風にこれに対する反省がみられるでせうか。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年2月10日、神崎陽への書簡より
652 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 00:52:44
653 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 02:24:20
>>639 俺の憶測では満足しないと思うが、
反天皇制よりはマシだと思うだろ。
654 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 02:30:50
問題はむしろ、「反天皇制」と三島の「天皇無謬説」とを、
「普通の日本人」がどちらを選ぶかでは?
天皇制を一度やめてみたらどうだろうかね。
日本人のモラル崩壊とかその他いろいろって果たして天皇制の有無と関係あるのかないのか検証するんだ。
今のままの天皇制では、別にそれがあろうとなかろうと、日本の伝統の維持や変化、日本人の意識とその変貌とかあまり関係ない気もするんだけどな。
制度自体をやめるだけで、天皇家は残しておけば構わんだろ。そういう時代もあったわけだし。
秋篠宮のとこに無理矢理男児こさえたんで、男系消滅の危機も一息ついたけど、その後はまたプレッシャーかかるだけだから、一度京都へでもすっこんでもらって、世間から忘れられたほうが嫁の来てもあるだろう。
そこで伸び伸びと性交してどんどん男子を生産してもらっておくのも一つの手だろ。
ほいで、やっぱあったほうがいいかなって時にまたぞろ担ぎ出せるようにしておけば問題ないだろ。
>>652 その人の主張や論文、思想をよく知りもしないでファシスト呼ばわりするあなたがファシストでしょう。
そんな感情的で短絡なバカサヨだから、確かな野党にさえなれないんだよ(笑)
>>655 昔と違って現代は教育も国学なんかないから、そんなことしたら担ぎ出す人間もいなくなるよ。
徐々になくす作戦には反対だね。
658 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 10:47:29
>>656 ファシストであることが誇りなら胸を張れ。
何誤魔化そうとしやがる、クソ野郎。
>>658 はあ?意味不明。
三島はファシストじゃないから。
660 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 10:58:27
この野郎、石原都知事と呼ぶぞ?
661 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:02:04
ファッシズムの発生はヨーロッパの十九世紀後半から今世紀初頭にかけての精神状況と切り離せぬ関係を
持つてゐる。そしてファッシズムの指導者自体がまぎれもないニヒリストであつた。
日本の右翼の楽天主義と、ファッシズムほど程遠いものはない。
「新ファッシズム論」より
俺こそがファシズムの唯一の理解者だってんじゃねえの?
662 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:05:53
ファシスト石原慎太郎、万歳!
ファシスト石原慎太郎、万歳!
東京都議会の民主党が再検討を求めていた築地市場移転の関連予算案は、28日未明に
行われた採決で、今の築地での再整備を議会で再検討するという内容の付帯決議を付けて
可決されました。予算案は今月30日の本会議で成立する見通しで、築地市場の移転問題は
江東区・豊洲への移転を中心に都議会であらためて議論して、結論を出すことになりました。
>>661 なんでファッシズムのメカニズムを理解して研究してる人が、イコールそのファッシズムになるんだよ。
あまりに短絡バカで呆れるね。
石原慎太郎までファシストだって(笑)
664 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:15:03
私はこの三年にわたって折にふれ三島とあってきたが、私がいつも感じたのは、彼は現存の日本人のうちでは
最も重要な人物だったということだ。当然のことながら、私には彼がその生涯の終わりにどのようなコースを
たどるかについては想像もつかなかったが、たとえその範囲は限られたものであるにせよ、彼はその
ダイナミズムと懐疑主義と好奇心によって日本の歴史に永久にその名をとどめる地位を占めるにちがいないと
確信していた。(中略)
三島の行動は、今日の日本の右翼の大物たち――その名前をあげる必要はあるまい――を、道化役者のように
見えるようにした。私と議論した一部の人々は、三島はその行動によって、笑止千万なピエロの役割を演ずる
ことになったと主張した。これに対し私は三島はピエロどころか、逆に他の人々をピエロとして浮かびあがらせた
――つまり、彼等をつまらない行動によって、金をもらいたがったりするようなピエロに仕立てあげたのだといいたい。
三島を高く評価したい私の次の理由は、私の見るところでは、彼は日本の政治論争にこれまで見られなかった
深みをつけ加えた点である。(略)…三島を「右翼の国家主義者」といった言葉で片づけることはできない。
三島は「右翼」とか「国家主義者」とかいったレッテルを貼った箱に、絶対におさめることのできない人物である。
彼の思想の広さといい深さといい、そうした単純な分類に入れることを許さない。
三島が何をいわんとしていたか、それを一言にして説明するには、何か新しい言葉を見つけださなければなるまい。
三島について注目すべき理由はほかにもある。彼は今日の政治論争のすべてを公開の席に持ちだした――(略)
…これらの問題については、自民党の幹部たちは私的な場所でのみしばしばその意見を表明してきたのである。
しかるに三島は敢然として、政治家たちがこれまでおっかなびっくりで、私的な場所だけで取りあげてきた
政策論争を、公けの席に持ちだした。職業政治家になぜこれができなかったのであろうか。
ヘンリー・S・ストークス
「ミシマは偉大だったか」より
665 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:16:12
…三島を西洋に「説明」できるだけの資格を持つ西洋の学者は、ほんの一にぎりしかいない。しかもこれらの
学者たちでさえ、今までのところでは、三島をもっぱら文学者としてだけ扱い、彼の政治活動は重視していないようだ。
私はそれはあやまっていると考えるし、三島自身がなくなる二週間前に、これらの学者について語った言葉から
推察すると、こうしたあやまりは彼自身予想していたようだ。彼は英語でこう言っていた。「あの人たちは
日本の文化の中のやさしいもの、美しいものばかりを取りあげる」したがって外国の批評家に限っていえば、
三島が全く誤解されてしまう可能性はきわめて大きい。この国の政情の非現実性――国防の問題をトランプ遊びか
ポーカーの勝負をやっているかのように議論する国である――を、認識できる人はほとんどあるまい。(略)
…外国人は日本で自由な選挙が行なわれ、それに過剰気味なくらいおびただしい世論調査と言論の自由があるという事実こそが、
日本に民主主義のあることを物語っていると頭から信じこんでいる。三島は日本における基本的な政治論争に
現実性が欠けていること、ならびに日本の民主主義原則の特殊性について、注意を喚起したのである。
ヘンリー・S・ストークス
「ミシマは偉大だったか」より
666 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:22:40
>>663 右翼に本当のファシズムを教育したいのでせぅ?
右腹閣下が表参道にムショを作ってくれるぜ
>>666 あんたが共産党ファッシズムだからそういう発想しかできないんだろうね。お気の毒さま。
668 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 11:57:07
>>667 三島先生が偽物のファシズム故に右翼を批判なさっているのでせぅ?
>>668 三島は反ファッシズムですけど。
それからファッシズムに右翼も左翼も関係ないし。共産党ファッシズムもあるからね。
>>668 あんたみたいに三島を全く知らない、理解してないバカサヨがいると、三島を支持してる左翼の人たちも迷惑するだろうね。
671 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 12:20:48
三島が世界平和と人類の平等を祈るサヨなのですか?
672 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 12:23:03
さぁ、皆さん。三島オタが反ファシズム論をぶって下さるそうだぞ。
>>672 すでに、新ファッシズム論にしろ、様々な論文で反ファッシズムの思想、言論の自由を守るための論文を書いてますけど。
ただただ、平和だ平等だのいいながらのインチキサヨクだけが、真の目的を達成できるほど人間社会は単純じゃないからね。
現にあんたみたいな、人に対して無理解のまま非難する感情的なバカが沢山いるから。
バカサヨアンチ=しつこいトリバレ
三島信者=妄想厨
676 :
日本@名無史さん:2010/03/28(日) 14:06:02
>>673 平和、自由、民主主義、反差別、素晴らしいですな!
677 :
日本@名無史さん:2010/03/31(水) 11:14:39
岡潔:三島由紀夫は偉い人だと思います。日本の現状が非常に心配だとみたのも当たっているし、天皇制が
大事だと思ったのも正しいし、それに割腹自殺ということは勇気がなければ出来ないことだし、それをやって
みせているし、本当に偉い人だと思います。
Q(編集部):百年逆戻りした思想だと言う人もありますが、それは全然当たっていないと言われるのですか?
岡潔:間違ってるんですね。西洋かぶれして。戦後、とくに間違っている。個人主義、民主主義、それも
間違った個人主義、民主主義なんかを、不滅の真理かのように思いこんでしまっている。
ジャーナリストなんかにそんな人が多いですね。若い人には、割合、感銘を与えているようです。
かなり影響はあったと思います
岡潔「蘆牙」より
岡潔はここ100年くらいの日本で天才と呼ぶにふさわしい数少ない人物のうちの一人だと思っているが、案外陳腐なこと言ってるのね。
畑違いのことだからしょうがないか。
岡の懸念はうれしい方向に外れたというか、それも三島のおかげか、戦後の民主主義を不滅の心理のように思ってるヤツはさすがにほぼいなくなったのは幸いだったな。
個人主義のほうはどうだか…。
まあ岡潔がえらいって言ってんだったら、三島はえらい人なんだろうってことにしておこうか。
世間の価値観は
A 天皇を中心とした伝統>>>自由・民主主義
B 自由・民主主義>>>天皇を中心とした伝統
と分かれてて
三島はAと言う事だな? 俺はBだが。
人は平等。天皇はよそのおじさん。マンセー反対。これが健全。
三島は、天皇や武士を脳内美化し、それに殉じたけど、
現実の天皇や武士に対しては、辛辣な指摘してるんだなw 人間宣言やサラリーマン化など。
脳内物語は愛してるけど、現実を知り醒めてるんだな。
三島は「自衛隊国軍化は無理。ずっとアメリカのポチ。武士として死んでやる」
と面白い死に方したが、国軍化の目的も、天皇を中心とした伝統保持の為。
昔みたいに天皇の写真の為に死ぬ社会より、アメリカの子分な立場の方がマシ。
>>679 三島の理想は、天皇を中心とした伝統を保持した自由・民主主義の国だよ。
よく調べろハゲ
681 :
日本@名無史さん:2010/04/02(金) 13:50:26
682 :
679:2010/04/02(金) 14:29:35
>>680 三島は、わざわざ自由や民主主義にケチ付けてるだろwハゲw
「我々は命より重い存在に殉じる。自由や民主主義ではなく日本の伝統だ」とか。
反対では無いにしろ、いくらか低い価値と見てたのは明白。
683 :
679:2010/04/02(金) 14:52:09
ま、天皇が民主の手助けにはならん事は確かだな。
戦前日本も、議会制や立憲君主制を真似ながら、同時に絶対者として教育され、
天皇の統べる軍の統帥権が、議会政治を歪め、下っ端軍人まで増長させて意見する部外者を恫喝したり。
天皇機関説がきっかけの国体明徴運動とか、天皇がタブー化し、まともに意見も研究も出来ない。
国民にとっては、こんな存在の為に死ぬ事が最上と教育されるのだからな。
個人の自由な主張を尊重する民主社会と、明確に相性が悪い。
戦後マシな存在になったのも、アメリカのおかげだぞw
>>683 それは明治の西欧社会の帝国主義を見習った政府と軍の権力の問題点で、天皇のせいじゃないでしょ。
バカ晒しでした。
それに三島は自由主義を否定してないし。自由や民主をふりかざしながら、他国の伝統を保持する自由を許さず
破壊する似非自由民主主義非難しただけ。
勝手に脳内妄想してないで、よくその発言や論を読みましょう。
>>683 あんたがアメリカのおかげだと思っててポチのままいたいと思ってても、アメリカは日本のことなんか、
利用価値がなくなりゃ、最後まで守りはしないからね。お気楽さま。
686 :
679:2010/04/02(金) 15:25:38
>>684 知能も無いのにレスするなカス。
この様な(
>>683)、いびつな事態は、天皇なる存在が影響してるっての。
天皇も、現在の民主社会で、崇拝してやる必要性はない。
自由否定なんて言ってない。ちゃんと呼んでレスしろ。
いくらか低く見てたって指摘
>>682だろハゲ。
687 :
日本@名無史さん:2010/04/02(金) 23:55:57
三島の生首写真(法医学解剖のね)を雑誌に売った奴の名前が知りたいね。
一体、誰か雑誌社に持ち込んだのだろう?
慶応大学医学部の関係者か?はたまた警察関係者か?
何で名乗り出ないのだろうね?w
688 :
日本@名無史さん:2010/04/03(土) 00:01:10
その遺書をよんだ時、同志の青年に対する心遣ひの立派さに私は感動した。三島氏の思想行為については、
今のやうな状態でも、私はなほとかくのことをいふことが出来る。並んで自刃した森田必勝氏については、
この青年の心を思ふだけで、ただ泪があふれ出る。むかしからかういふ青年は数量上多数といへないが、無数に
ゐたのである。かういふ見事さがあるといふことだけを示した。何も残さぬものが、永遠と変革と創造を、
流れにかたちづくつてきたのである。(中略)
三島氏は内外の人心の悲惨や荒廃のありさまを、優秀な文学者の直感で、我々の知らない不幸まで了知し、
人道滅亡の危機をひしひし感じてゐたのであらう。彼の近年の思想上の急激な上昇現象には、第一義の高尚な
原因がある。彼の政治論は、今日の時務論の次元でよめば全く無意味である。しかし彼は清醇な本質論を、
汚れたけふの時務論のことばでいひ、卑しい政治論の次元から説き起さうとした。私は身のつまる思ひがする。
三島氏の描いた両界曼荼羅の金剛界は華麗無変の美文学だつたが、胎蔵界の解では、最も低級なものや、
人でなしまでも相手にせねばならぬと自身思ひ定めた。一見この空しい努力は、世俗といふ誤解の中へ投げ
だされてしまふ。しかし彼の思ひをこめたことばと振舞は、最も純粋に醇化された時の人の心の中で、人々の
かなしみをかきたて、さらにおびただしい若者の心に、考へることの無用な光りを、明りをともした。
偽りのもの、汚れたもの、卑怯なもの、利己主義なものは、皮相的な恐怖から、ありきたりのことばの罵倒を
しても、それによつて自己のいつはりと不安をうすめることは出来ない。無視するといふものは、沈黙して
無視しきれぬ卑怯な弱者である。正気の人はこの日民族の歴史をわが一身にくりたたんで、ものに怖れるべきである。
いつはりと卑怯に生きてきたものは、己の不安と恐怖の原因をしかと見つめることが出来ない。憎悪と猜疑しか
知らなかつたものは、明らかに最も怖れてゐる。
保田與重郎
「眼裏の太陽」より
689 :
日本@名無史さん:2010/04/03(土) 00:01:42
三島氏の心は、正実な者の間の戦ひを信じつづけてきたのであらう。しかし詩人のゆゑに英雄の心をやどした
稀有の文学者は、古来、詩人や英雄のうけた宿命の如く、最も低い戦ひにつかれ、いやしい下等な敵に破れた
のである。その死の瞬間に、眼うらに太陽を宿すといつたことばの実現を、私はただちに信じる。私は真の文人の
いのちをこめた言葉を、絶対に信じるのである。実証主義の人々は、死を如何ほどに描いても、死の瞬間は
わかるものではない。甦つた者のことばはその瞬間の証ではない、死んだ者のことばはきくすべがないといふ。
しかし秒で数へられる時間の彼方の未知といふことの方を何故怖れないのか。
三島氏は自衛隊を外から見聞してゐたのでなく、内に入つて見てきたのである。まことに誠実の人である。彼の
旧来の不思議な奇矯の行為も、誠実の抵抗ないし反俗行為として解釈すべきところと私は思ふ。身丈を越える
程の著述を残した人の片言隻句をとり出せば、どんな愚かな低い形にも三島氏の像をつくることが出来る。
それはつくつた者のいやしさの証にすぎない。
最終の振舞ひについての、もつともらしい見解も同じ方法で示せるだらう。さういふ見解は自分自身の低い次元の
卑屈な処世観となつても、森田青年のやうに、先人を越えてゆくものの心とは何のかかはりもない。森田青年の
心は、日本の正気だつたから、無言にして日本の多くの若者の心に今や灯をともした。このことを疑へる程の
無知のものは、卑怯と欺瞞の中にはないだらう。卑怯と欺瞞はインテリを必要とし、世間の無知ではないからである。
森田青年の刃が、自他再度ともためらつたといふ検証は、心の美しさの証である。やさしいと思ふゆゑにさらに
かなしい。私はその人を知らない。そして悲しい。二十五歳がかなしいのではない。このかなしさは、語り解く
すべを知らないが、あたりまへの日本人ならばわかるかなしさである。かなしさにゐる時は、決して顧みて他を
語らないのである。三島氏が、自分よりも、森田氏の振舞ひはさらに高貴なものであつて、彼の心をこそ
恢弘せよと云つてゐるのは、尊いことばである。
保田與重郎
「眼裏の太陽」より
690 :
日本@名無史さん:2010/04/03(土) 00:02:02
恢弘とは神武天皇御紀にあらはれる大切なことばで、今あるものをひろめ明らかにせよといふ意である。
なくなつたものを復興せよといふのではない。時に当つて、細心の用語である。(中略)
彼の文化防衛論の根底にあるものは、所謂右翼的な利己的民族主義ではない、宗派神道的な世界統一の国際
宗教的な思想でもないのである。私はこれらの自覚を新しい世代に望み願ふより他の方法を知らないのである。
森田氏の行為の心は、右翼の心でもない。勿論左翼のどこにも見られない。師に殉ずといつた現象解釈など何の
意味もない。わが国六百年の武士道の歴史に於て、例を知らない純粋行為であつたと私は思ふのもかなしい。(中略)
三島氏は己の死後に、よつてたかつて云ふ人々の悪罵や、さかしらを見せるための批評、低俗そのものの証の
やうな見解といつたもののすべてを知りつくしてゐた。(中略)
マスコミが今度の自衛隊に関して口をとざしたのは、共通する政治性に原因があるのではなく、人性の世渡り
観念に於て、同一の腐泥のありさまゆゑであらう。これは不潔の妥協である。
保田與重郎
「眼裏の太陽」より
691 :
日本@名無史さん:2010/04/03(土) 05:36:09
>>679 色々ツッコミ所満載だが
とりあえず
天皇制が嫌なら日本から出ていけ
692 :
日本@名無史さん:2010/04/04(日) 05:07:07
功名何ぞ夢の跡
消えざるものはただ誠
人生意気に感じては
成否を誰かあげつらう
693 :
日本@名無史さん:2010/04/04(日) 05:10:23
>>679 >A 天皇を中心とした伝統>>>自由・民主主義
>B 自由・民主主義>>>天皇を中心とした伝統
>と分かれてて
>三島はAと言う事だな? 俺はBだが。
>人は平等。天皇はよそのおじさん。マンセー反対。これが健全。
そもそも、この区分けが間違ってるじゃんw
貴殿は三島をまってく知らないんだね。
三島は、そんな単純な区分けができる人間じゃない。
三島の言う天皇とは、天皇個人を指しているのではなく
文化概念としての古から続く天皇という形態なのです。
また、三島は表現の自由、言論の自由をもっとも重要なものと考え、
その為に共産主義、社会主義に反旗を翻しましたが、
一方、風流夢譚事件では左翼作家が皇室を卑下した内容の風流夢譚を出版した時
右翼勢力はこの小説に大反対し、また、マスコミ関係も
この小説を発禁にしようとしました。
三島は言論、表現の自由の大切さからこの小説の推薦文をかいたのです。
このことにより三島は右翼から命を狙われ、三島にSPが付きました。
三島は、天皇はこのような内容の小説はお怒りにならない、笑って済ます、
と発言しました。
三島を非難する前に、三島をもっと知りなさい。
既存の左翼が作り上げた三島像から脱却しなさい。
もう21世紀なんですよ。
694 :
日本@名無史さん:2010/04/04(日) 05:32:32
尊皇絶対!
スメラミコトイヤサカ!
三島は天皇や武士道に殉じるのを最上の死とした訳だが、くだらんねw
天皇・・・元は権力抗争の主体。退けられてからは、神話等で権威の御輿。
武士・・・戦国は出世領土を目指し、主君替えや下克上も。安定後は忠義第一。
こんな者に殉じる価値観など、俺は持たない。
マザーテレサみたいに民に尽くした者を敬愛するなら理解できるが。
覇権者が神話で権威付けする話など、他国でも多々あるっての。
日本のヒーローで忠義武士道の典型は、印籠の水戸黄門だが、
彼は若い頃に辻斬り、為政者になってからは「8公2民」の重税で民を苦しめた輩。
こんな輩に「へへーっ」と頭下げるのが、典型的な武士道w
地雷撤去など他者に尽くし死んだ者>>>町のゴミ拾いなど他者に尽くすボランティア>>>「無意味の壁」>>>対象の死に殉じるアイドルオタク>>天皇や武士を脳内美化・現実に失望して死んだ伝統オタク>>>「暴虐の壁」>>>民を重税で苦しめた武士のヒーロー水戸黄門
>>693 三島は言論の自由を大切にする人だけど、風流夢譚を推薦まではしてなくて、そういった発言もしてないです。
そこの出版社の編集者の虚偽で、三島は推薦してないと完全否定してますよ。
>>695 天皇や武士が悪くて、マザーテレサが善いとか、単純に決めつけてる時点でバカだよ。
それぞれの社会への貢献、役割があるわけで比べること自体がナンセンス。
お前らが馬鹿なんだろw
三島を擁護するクセに、
天皇や武士道に殉ずる崇高さを、
まともに説明できてないし。
結局、
>>695の様な存在に殉ずる価値観は見いだせないし、
今の民主社会で崇拝してやる必然性もない、でFA
>>699 そういう価値観は説明するもんじゃないし、お前みたいなバカに何を言ったところで豚に真珠、馬の耳に念仏。
701 :
695:2010/04/04(日) 15:52:53
説明する能力がないんだよ
だから罵倒するしかない
哀れな信者だ
>>699 知りたければ三島由紀夫の全著作を読めばわかります。それでもわからない人間は日本人ではない。
、、、三島の死後、私(著者ヘンリー・ストークス)は独力で全容を発見した。
三島由紀夫は政界上層部に二人の強力な同調者を持っていたことが分かった。
一人は、64年から72年までの日本の首相の座にいた佐藤栄作、
もう一人は、 三島が死んだ当時の防衛庁長官で、現首相の中曽根康弘である。
佐藤は、日本の右派財界から募った資金で楯の会の活動を支援し、
中曽根は 富士山麓で三島が私兵を訓練するのに便宜をはかった
(今まで、日本の新聞は、 中曽根、三島、佐藤コネクションについて全く報道していない。
このコネクションの 存在は、日本のジャーナリストの間でも広く知られた事実であるのに)。
「三島が日本の右翼とつながっていた真相はおそらく十数年経っても明らかにされないであろう。」
その目的は「二人の首相をして三島を支持する気にさせたものは、
公然と右翼の理想と天皇崇拝という昔からの スローガンを擁護した世代の中で、
三島はたった一人のインテリであったことを私は疑わない。」
さらに佐藤と中曽根が心から三島を支援する気になった理由は
「憲法改正であった。特に第9条の撤廃と米国製でない日本製の再軍備」のためであった。
705 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 01:25:07
>>695 毎日がんばってアンチ活動してるけど
おまえは何に関しても知識が浅いな
706 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 01:28:52
>>699 どの民主国家でも国民は国家に
忠誠心があるのが普通だ馬鹿
707 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 01:30:18
結局、三島由紀夫は我々にどうして欲しかったの?
憲法改正
709 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 02:36:31
忠誠心(笑)
根本的な馬鹿だな
710 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 04:20:11
200年ちょっとの人口国家アメリカでさえ
忠誠心は基本なんだがな
馬鹿が傷口広げるスレか
711 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 05:09:10
>>709 アメリカが正常に機能しているのは
高学歴のキリスト教保守派がいるから。
彼らは忠誠心の塊だぞw
712 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 05:13:00
>>707 日本の文化を愛し、日本の自然を愛し
隣人同志が思いやり、心から「ありがとう」と言い合えるような
日本を作ってもらいたいってことだと思う。
713 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 05:44:54
メリケンはどこの馬の骨かもわからない大統領に
国家の実権を握らせ幼少から忠誠を誓う。
日本は万世一系の陛下の国に忠誠を強要されずとも
忠誠心が育つ。
今の腑抜けた日本を見ずに済んだ三島さんは幸せ。
715 :
695:2010/04/06(火) 06:54:16
今日も負け犬どもが見苦しいw
豊富な知識とやらで説明すればいいだろw
716 :
695:2010/04/06(火) 07:02:55
今の民主社会で、天皇・武士マンセー、する必要は無し。
現に、ここの住人も必要性を説明できない。
明治維新でやたら天皇を掲げたのも、
徳川を倒す名分、各藩統一の旗印の為で、
その後は必要性が薄れていくんだよな。
にもかかわらず神聖視が進んだりで、
>>683の様ないびつな状況になる。
まったく民主社会にふさわしくない。
>>716 文化ってものは、必要性だとか合理主義、実用主義とは別物だから。
そういう合理的な発想しかできない貧しい脳は、何の文化意識、芸術感覚のない三流人間の発想だよ。
718 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 18:09:44
>そういう合理的な発想しかできない貧しい脳は、何の文化意識、芸術感覚のない三流人間の発想だよ。
何の根拠も無く、他人を見下す特権的な何物かがあんたにある訳?
で、あんたの一流の文化意識とか芸術感覚とかは何処で見せてくれんの?
>>718 根拠はお前の、合理視点でしか見れない発言だろ。
あ、私も三島ゆきおよく分からない
というか、いかにも分からないこと言ってそうだから読まないw
何がいいのか説明してみて?自分の言葉で。グダグダでいいから。
721 :
日本@名無史さん:2010/04/06(火) 20:44:56
>>719 そういうのをトートロジーって言うんだぜ。一つ利口になれて良かったな。
トートロジーで説得できるのは仲間内だけ。
オカ板にでも行けよ。
訪ねてきた読者を自分の慰み者にするなんて、いくら文豪でも許されるべきではない。
しかも、田舎から上京したばかりの高校生をホモセックスの餌食にするなんて鬼畜過ぎ。
>>722 してませんよ。結局は三島本人の著書も読まずに、ただただガセネタまきしかできないバカなんだ。
まるで天皇反対の朝鮮人中国人レベルだね。
724 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 06:48:33
>>628 >三島はそもそも、敗戦責任をどう考えてるんだよ。
天皇を担いで行った軍部の暴走だってはっきり言ってるね。
憲法改正では、軍部の暴走を許さないとも言ってる。
725 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 06:55:26
>>716 >今の民主社会で、天皇・武士マンセー、する必要は無し。
いちいち意識する必要もないだろ。
皇室文化、武家の文化は日本人の生活に染み込んでいるんだからさ。
それらから逃げ出そうと思っても逃げ出せるはずもなしw
>現に、ここの住人も必要性を説明できない。
そもそも必要性を語らなくてはいけないようなレベルじゃないね。
欧米諸国の国民がキリスト教の必要性など語らないのと一緒さ。
説明できないんじゃなくて、説明する必要が無いほど
ごく自然なものだからね。
726 :
695:2010/04/07(水) 07:26:15
>>723 ここの三島擁護もダメすぎだな。
自分の言葉で何も語れないし、俺と別の人を同一視w
>>725 日本人の多くは農民の子孫だがね。
「村八分」「空気を読め」「赤信号、皆で渡れば〜」
みたいな日本人気質も、武士の思想(主に忠孝)と言うより、村社会の論理。
市民に浸透してる皇室文化の典型が元号だが、
天皇「俺様は時を支配する存在だぜ」
みたいな前時代的な物で、民主社会で尊ぶ必要はない。
>ごく自然なものだからね
西欧のキリスト文化、日本の皇室文化が、ある程度自然と捉えられても、
三島の行動はキチガイだから、大半の人に支持されないんだよ。
ここの住人も、その崇高さとやらを説明できないしw
>>726 三島は自分自身が支持されるためにやったわけじゃないから。
だいたい、選挙じゃあるまいし、支持するとか支持しないとか、必要性だの、そういう
政権争いの発想しかできないあんたみたいな貧しい脳の三流人間、天皇制反対朝鮮人中国人、
反日活動家以外の一般の日本人は、特に三島のことを非難してませんけどね。残念でした。
尊皇皇国 男なら皇室、愛国精神を持て
729 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 17:58:11
>>727 俺は天皇制反対でも朝鮮人でも中国人でもないが、三島を評価しない。
ただの目立ちたがり屋以上の価値はない。
それにしても、あんたのボキャブラリーは貧しすぎる。脳が貧しいからか?
同じ言い回しを使い回すのはみっともない。恥を知れ。
>>729 嘘つかなくていいよ。天皇制反対なのがレスから滲み出てるからさ。
>>729 ただの目立ちたがり屋以上の価値もない人に、なんでそんなに粘着アンチすんの?ずいぶんと熱心に。
そんな理由しかないなら、普通の日本人ならアンチまでしないけどね。40年も前に死んでる人だし。
733 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 22:39:18
>>729 >ただの目立ちたがり屋以上の価値はない。
目立ちたがり屋じゃない有名人って、誰かいるのかね?
マザーテレサだって、主に見てもらって天国に行きたいから
ああやってたんだぞ。無償の愛じゃないのだよ。主に祝福してもらいたいが為だ。
手塚治虫も目立ちたがり屋の一番病だった。
目立ちたがり屋のどこがいけないのだ?
734 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 22:47:08
>>726 >市民に浸透してる皇室文化の典型が元号だが、
>天皇「俺様は時を支配する存在だぜ」
>みたいな前時代的な物で、民主社会で尊ぶ必要はない。
中世の日本は、公家、寺家、武家がそれぞれ勢力を競っていたのだよ。
でね。暦はね、皇室の作る暦と地方独自の暦があったの。わかる?
でね。信長なんかはね、皇室の暦じゃなくて尾張暦に変更しようとしてた。
皇室の権威なんて弱いものだったのさ。
>前時代的な物で、民主社会で尊ぶ必要はない。
まるで共産主義者的な発言だなw
前時代的なものは尊いものだ。
日本には、日本的な民主主義があればよろしい。
欧州でも王室がある国は文化的に豊かであろう?
735 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 22:52:46
>>726 >三島の行動はキチガイだから、
三島は本物のロケンローラーさ。
だからカッコイイんだよ。
>大半の人に支持されないんだよ。
大勢のバカに支持されても意味ないだろ。
現在の民主党政権のようにさw
>ここの住人も、その崇高さとやらを説明できないしw
さんざっぱら説明しているが
あんたのような人は、それをあえて理解しようとしないんだな、残念なことに。
つまり、あんたは自分に都合の良いものしか受け入れられない小市民ってこった。
小市民には三島の行動は理解できないのだよ。
大江健三郎の写真でも見てマスかいてなさいねw
736 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 23:06:15
>>726 >日本人の多くは農民の子孫だがね。
>「村八分」「空気を読め」「赤信号、皆で渡れば〜」
>みたいな日本人気質も、武士の思想(主に忠孝)と言うより、村社会の論理。
武士道精神は、主に忠孝だけじゃないわな。そんな狭い考えじゃないんだよ、武士道は。
種類も藩によって千差万別だしね。
日本文化の特異な部分はね、どの職業の根底にも武士道があるってことさ。
商人達の商人道の根底は武士道さ。
茶人などの文化人もそう。千利休は床の間に甲冑を飾って戦の用意をしていたし
切腹して死んでる。京都の知恩院の山門建設の責任者の大工の棟梁も
予算オーバーしたことの謝罪の為に夫婦そろって自決している。
大工心得も武士道なんだよ。料理人しかり。日本酒を造る杜氏もそう。
日本の場合、どんな職業にも武士道精神が生きているのさ。
農民を束ねていた村長なんか武士道の塊さ。
農民も武道をリクレーションとして稽古していたしね。
農民武術をしってるかい?棒の手という術さ。もっと勉強しなさい。
737 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 23:10:36
>>697 >三島は推薦してないと完全否定してますよ。
じゃあ、きっちしソースを出しなさいw
738 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 23:23:02
>>695 >マザーテレサみたいに民に尽くした者を敬愛するなら理解できるが。
あのね、だからさ、マザーは主に認められたくてやってたの。
主に認められて天国へ行きたかったのよ。無償の愛で行動したわけじゃないの。
あれほど世界的に有名なマザーなのだから、マザーが世界のキリスト教信者に訴えれば
病院を作る資金なんて簡単に集まったはずなんだな。でも、マザーはそれをしなかった。
貧しい部屋にベッドがあるだけの施設で、まともな医療もできないまま
貧しい患者をベッドに寝かせてシスター達は患者の面倒をみていたのだよ。
患者は苦しんでどんどん死んでゆく。バチカンに誘導されたマスコミはそんなマザーを讃えるのだよ。
おかしいと思わないかのか?患者は助かりたいのだよ。命を永らえたいのだよ。
苦痛から開放されたいのだよ。患者の存在は、シスター達の満足感達成の為の道具じゃないんだ。
本当にマザーが患者を助けようと思ったなら、資金を集めて医療の充実した病院を立て患者を救うのが
一番のはずだ。でも、マザーはそれをしなかった。なんでか?
医療施設を建設したらマザーの存在意義が無くなるからだよ。
バチカンも宣伝にならなくなるし、マザー自身も自分の存在が失われたら
主の祝福が無くなるから困るんだよ。マザーは一種の精神病さ。
偉人といわれる人の多くは精神病の人が多いんだよ。
739 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 23:46:25
>>716 >まったく民主社会にふさわしくない。
あんたが連発しまくっている『民主社会』って、どういうものを指すの?
説明してくれないと鳩山の友愛と一緒で、漠然としていてよくわからんのだよ。
新聞各社のアンケートでも皇室の存在を国民は認めている。
国民が認めている皇室を必要ないものと言い張るのは
民主主義に反する行いじゃねぇ〜のか?w
740 :
日本@名無史さん:2010/04/07(水) 23:53:55
>>726 >三島の行動はキチガイだから、大半の人に支持されないんだよ。
>ここの住人も、その崇高さとやらを説明できないしw
あんた、三島の崇高さを認めてるじゃないのw
あんた自身が三島の行動はキチガイだと認めてるだろ。
常人がとても真似ができない常識を逸脱した行動こそ、
一般人が見たら崇高な行いと言えるんだよ。
741 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 00:14:31
>>733 三島には目立ちたがり屋以上の価値は無い。
以上の
と言うところがポイントだ。
手塚治虫にはマンガの文法を整理発展させた功績がある。
マザーテレサにはインドにおいて貧民の臨終をできるだけ安楽にした功績がある。
三島にはそれに匹敵する程のものが無い。
また
>目立ちたがり屋じゃない有名人って、誰かいるのかね?
とはあまりに馬鹿馬鹿しい問いだが真面目に答えよう。
詩人の寒山拾得は共に生没年不明。自己宣伝をした資料は無い。
風神雷神図を書いた俵屋宗達や名工の左甚五郎、浮世絵の写楽も同様。
そんな人物はいくらでもいるぞ。
目立ちたがり屋だけが歴史に名を残す訳ではない。
またまたご冗談を
743 :
742:2010/04/08(木) 00:18:18
またまたご冗談を>キチガイが崇高
744 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 00:18:28
>>736 あなたが説明している武士道は明治維新以降の新思想。
古代から現代まで一貫して存在しているような武士道なんて存在してないよ。
745 :
744:2010/04/08(木) 00:27:37
>>736 すまん誤読して誤爆した。
社会全般を通じてのある種の誠実さ』を武士道と呼んでいいなら同意。
>>741 三島由紀夫の文学、評論、戯曲は日本文学、日本文化界だけにとどまらず世界の文化人に影響を与えてますよ。
あなたが無知なだけでね。
日本の古典の能や歌舞伎に関する評論では第一級、第一人者で、その文化を近代劇に編曲して
世界に広めた功績を認めない演劇関係者は世界にいませんけど。
三島事件を快く思わない人でも、これらの功績を否定できるうる人は誰もいません。あなたみたいなバカ以外はね。
>>737 三島由紀夫全集31巻に「風流夢譚の推薦者ではない」という声明文がありますよ。
深沢七郎のような既成の作家の作品について雑誌掲載の可否を決定する権限は、当の雑誌編集部以外にはない、
外部の人間が、編集に口をはさむことが許されるものでなく、編集権を侵害しないというモラルは、自分はいつも守ってきた、
という主旨で、三島は風流夢譚を推薦していないときっぱり否定してます。
>>741 > マザーテレサにはインドにおいて貧民の臨終をできるだけ安楽にした功績がある。
あんた、その貧民に直接聞いたのかよ?
> 詩人の寒山拾得は共に生没年不明。自己宣伝をした資料は無い。
> 風神雷神図を書いた俵屋宗達や名工の左甚五郎、浮世絵の写楽も同様。
資料がないから、イコール目立ちたがりじゃなかった、とは短絡できないでしょ。バカ丸出し。
でも、ちんぽこは小さかったんでしょ?
750 :
744:2010/04/08(木) 02:21:24
>>746 >日本の古典の能や歌舞伎に関する評論では第一級、第一人者で、その文化を近代劇に編曲して
世界に広めた功績を認めない演劇関係者は世界にいませんけど。
はいダウト。
誰が三島の古典評論を評価してるって?
個人的に名前あげてみ?
無知の上に強弁を重ねるんじゃないよ。みっともねえ。
あと別人にも指摘されてるみたいだが、お前煽りにしても語彙少ねえよ。
そういうとこがバカ丸出しだっての。
金正日称えてんじゃねえんだから軽々しく世界に影響を与えてるとか書くなよ
こっ恥ずかしい。
三島信者って具体的な事を聞かれると何も答えられないんだなw
>>748 広島に原爆を落とされたのは知っているよな?
おまえ実際にその時の被爆者に会ったのかよ?
て言っているのと同じレベルだ。
資料がないから目立ちたがりだったなんてどうして言えるんだ?
本人の意思とは係わらず有名になっていく例、さらには神格化されていく例として
出してるんだろ?それすら読み取れないとは真性のバカじゃん。
>>741 毛沢東の政治、評論、演説は中国政治、中国文化界だけにとどまらず世界の文化人に影響を与えてますよ。
あなたが無知なだけでね。
ドイツの古典のマルクスやエンゲルスに関する評論では第一級、第一人者で、その文化を近代国家に適用して
世界に広めた功績を認めない政治関係者は世界にいませんけど。
文化大革命を快く思わない人でも、これらの功績を否定できるうる人は誰もいません。あなたみたいなバカ以外はね。
754 :
695:2010/04/08(木) 04:21:58
>>738 おまえ痛すぎる馬鹿だなw
「有名になり寄付を集め、近代病院を建てなさい」
だと、ごく一部の人しか救えないだろw
マザーテレサは、恵まれない人に無償で奉仕、な精神を実行したので尊い。
世界にも広まる精神。
「天皇文化は古いからマンセー」より、よっぽど崇高。
755 :
695:2010/04/08(木) 04:31:32
>>736 >商人道の根底は武士道さ。
>大工心得も武士道。
>農民を束ねていた村長なんか武士道の塊
どの職業でも、仕事に命をかける思想があったと言うなら、
別に武士を尊ぶ必要も無いって事だな。
武士道と呼ぶ必要すらないな。
そもそも武士道の定義自体がいい加減。
三島は、「道」が付くのは、実際の死が薄れたからで、
平和な江戸になってからとか、ケチ付けてた様なw
>>754 次元の違うものを、比べること自体バカ。
何かといえば、ボランティアだから偉いから、あっちはダメだとか、短絡的でバカ丸出し。
お金じゃなくても何かの代償があるわけで、完全なボランティアなんかあるわけないでしょ。
>>755 元は武士の気構えからきて派生している精神文化だから、武士という名称がついてるのは当たり前。
>>750 ドナルド・キーン、井上ひさし、渡辺、堂本、等々、あるいは歌舞伎関係者、をはじめ沢山いますよ。名前を挙げればきりがないでしょう。
あんたが知らないだけでね。
759 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 10:29:15
武士とヤクザの共通点
暴力で縄張り争い、他者を喰い物にしたがる。
上にぺこぺこ、下や部外者に横柄。
自分のメンツに執着。○○道と自分らを美化。
>>752 はい詭弁詭弁。
原爆患者の痛みや苦痛は、ある程度は同じ人間として想像できることだけど、
そのインドの病人がマザーテレサによって本当に癒されたのかどうかなんて、その本人しか解らないこと。
親切にされたからといっても、すべてが解決するわけじゃないでしょ。病気を緩和する医療や物資がなけりゃ。
>>759 日教組御用達の漫画の見すぎで、単純区分けしかできなくなったバカ丸出し。
762 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 10:38:59
>>761 ここの三島擁護の方がバカ丸出し。議論で完敗してるし。
一つで良いから、マシな事を言えば?
古い文化だから崇高とか、興味ない人には通じないし。
モーホーが右翼だとは実に悲しい
ここで三島擁護してる奴は、
薄っぺらい三島の著作とさらに薄っぺらい三島万歳本だけで
日本文化を語ろうとする。
低レベル過ぎて話にならない。
>>758 井上ひさしは別に褒めてないだろ。
ドナルド・キーン至っては日本以外じゃ無名だっつーの。
取りあえず近代日本で流行ったモンは全部ヨイショしてたのがこの人の芸風だって。
オナニスト御用達の学者じゃねーか。
あと歌舞伎関係者って誰だよ?個人名挙げられねえんだろ?
お前ホントに物知らねえんだな。
三島が嫌われる理由はごく一部の仲間内の評価を外部にまで押しつけてくる
厚かましさにあるんだよ。
まあ、お前みたいなバカには一生分からないだろうがな。
766 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 20:47:31
>>754 >マザーテレサは、恵まれない人に無償で奉仕、な精神を実行したので尊い。
>世界にも広まる精神。
お前は小学生以下のバカだなw
マザーは無償の奉仕なんかじゃねぇ〜んだよ。
彼女は自分の行為を主に認めてもらい天国へ行きたいが為に行動したのだ。
キリスト教信者の行動はみなそういう理由があるのだ。
主に認めて貰う為の行為を「無償の愛、無償の行為、無償の奉仕」とは言わない。
わかったか、ボンクラw
767 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 20:48:55
>>759 京都大学系が盛んに吹聴してる武士=ヤクザ論。
大いに笑うべしwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!
768 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 20:50:34
769 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 21:24:22
770 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 21:39:09
>>769 賛否なんてどうでもいいの、わかる?
賛否なんてものは時代背景によって猫の目のように変化するんだよ。
一番大切なのは、三島由紀夫を忘れないってことさ。
賛成でも反対でもいいから三島由紀夫を語ることが大切。
一番怖いのは歴史から忘れ去られる事だからね。
だから、キミの行為も三島擁護派からしたら貴重なことなんだよ。
いつまでも三島由紀夫を語ることこそが大切なんだ。
だから、キミの行為に感謝!キミの行為は隠れ擁護派ってことさw
ぽこちゃんは小さかったんでしょ?
>>762 天皇は古い文化だから〜、なんて言ってないけどね。日本の文化に古いとか新しいとか、そんな基準で分けてないし。
あんたが勝手に一人よがりで腹立てるだけでバカ丸出し。
>>765 褒めてますよ。三島の戯曲の才能は認めてます。
歌舞伎に関しても、三島は子供の頃から歌舞伎オタクで、その評論の高さに文句いえるほどの審美眼はいないから。
774 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 23:23:56
>>769 必要ない派、ってあんた自身じゃん。自画自賛してバカ丸出し。
776 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 23:33:41
>>765 >三島が嫌われる理由はごく一部の仲間内の評価を外部にまで押しつけてくる
>厚かましさにあるんだよ。
お前も三島に押し付けられたから三島嫌いになったってか?w
たいした存在感なんだな、お前w
>>769 必要ない、っていう基準なら、多くの日本国民にとっては、朝鮮学校の存在や日教組や社民党、共産党のが日本にとって必要ないんだけど。
>>776 知識も読解力ないのにレスつけんなカス。
779 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 23:40:14
>>765 お前らってさ、何で世界は〜とか、世間は〜とか
「三島が嫌われる理由は〜」とか、
自分は大勢の仲間の集団の中の1人って立場を取りたがるんだ?w
三島のように、孤立して1人になっても自分で正しいと思えば我行かん、
っていうような感じに何でならないんだ?
一人ぼっちになると不安になるのか?
護送船団方式が好きなんだな、お前らはw
>>765 ドナルド・キーンは日本文学、日本古典研究の専門家だから。
日本国内の日本古典の分野のことだから、海外で彼自身が無名とか全く関係ない次元の違う話。
781 :
日本@名無史さん:2010/04/08(木) 23:47:16
>>778 知識も読解力もないカスごときに
わざわざレスを付けてくれるあんたは
まるでマザーテレサみたい無償の愛の持ち主だってか?w
782 :
日本@名無史さん:2010/04/09(金) 02:39:49
天皇や武士を崇める理由を一つも説明できない三島支持者w
三島支持者の天皇武士を尊ぶ理由
----------------
734 :日本@名無史さん:2010/04/07(水) 22:47:08
前時代的なものは尊いものだ。
----------------
これだけw
まあ、こいつらは、「現実」に敗北してるからな。
「天皇中心の自由な国造りが美しい」とか言っても、
現実に、天皇中心の議会制国を造ろうとし、いびつな結果に。
>>683 三島も、戦前天皇のあり方は、軍暴走を招いたと指摘し、
戦後の無害天皇にもケチをつけ、老いの恐怖にも耐えられず、
これらの色々な現実から逃げ、周囲に迷惑かける自決w
ここの三島支持者も、何一つまともな事を書けない。
「美しい脳内日本物語」に陶酔するだけで、現実からは目を背ける。
根っからの敗北主義者だな。
単純な話、今の近代的民主社会で、天皇や武士を尊ぶ必要性は無い。
天皇中心の国造りを目指し、国民皆武士とか教育した結果が
>>683
日本文化を大切にすることに、理由なんかないから。
理由だ必要性だの言うこと自体が、日本人の発想じゃないからね。
的外れな追求して反日活動家が日本の歴史板で必死に反日活動しても無駄。残念でした。
785 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 01:59:03
大江健三郎とマザーテレサが大好きな
三島アンチの低脳片仮名サヨクが今週も孤軍奮闘してるな
三島支持者でさえ、天皇や武士道に殉じる理由を説明できないのだから、
伝統マニア以外には、意味のない行為なのだろう。
ここで孤軍奮闘してるのは三島オタのほうだろう。
それにしても批判が出るとサヨクだ大江だとか言い出す所が幼稚で情けない。
脳内論的のレベルがそのまま三島オタのレベルだな。
788 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 09:43:21
俺は圧倒的三島ファン。
てめえの性癖を満たすために、人の迷惑顧みず、腹まで切って昇天って、そんなハンパねえヤツ他にいねえ。
尊敬とかそんなレベルじゃ推し量れないこの俺の思い…。
三島オタで、彼が何かに殉じたなんて思ってるのがいるのかい?
天皇?武士道?アホか。
強いて言えば、自分の性癖に殉じたんだ。
>>786 説明なんかしなくても、三島の著書を読めばわかるから。わからないのはよっぽどのバカか外国人だよ。
>>788 そういうAかBかみたいな発想している時点で、ろくに三島を知らない人でしょう。ただの野次馬でファンでも何でもないね。
>>787 いろんな煽りを練ってまで孤軍奮闘してるのは明らかにあなたでしょうよ。
>>788 ファンと自称するなら、三島の子供の頃からの様々な記述から一貫して神聖への希求、崇高なものへの憧れがあるのを知らなきゃね。
793 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 10:53:17
お葉書うれしくありがたく拝見いたしました。(中略)
久々のお便りに愚痴もいかゞかと存じますが、東京のあわたゞしい生活の中で、高い精神を見失ふまいと努めることは、
プールの飛込台の上で星を眺めてゐるやうなものです。といふと妙なたとへですが、星に気をとられてゐては、
美しいフォームでとびこむことができず、足もとは乱れ、そして星なぞに目もくれない人々におくれをとることに
なるのです。夕刻のプールの周辺に集まつた観客たちは、選手の目に映る星の光など見てくれません。
たゞかれらの目に美しくみえるフォームでとびこんでくれることを要求するのです。
『私が第一行を起すのは絶体絶命のあきらめの果てである。つまり、よいものが書きたいとの思ひを、あきらめて
棄ててかかるのである』川端康成氏にかつてこのやうな烈しい告白を云はせたものが何であるかだんだん
わかつてまゐりました。しかも川端氏のやうなこの一言が云へる境地に、一体達することができるかしら、と
たへず不安に見舞はれます。
三島由紀夫
昭和23年3月23日、伊東静雄ヘの書簡より
794 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 10:55:25
東京では印象批評が滅び去りました。たとへば中里恒子や北畠八穂のやうな美しい女流作家が不遇です。
川端康成氏が評壇から完全に黙殺され、日夏耿之介氏はますます「枯坐」して化石してしまひさうです。
横光利一氏の死に対してあらゆる非礼と冒涜がつづけられてゐます。私の愛するものがそろひもそろつてこのやうに
踏み躙られてゐる場所でどうしてのびのびと呼吸をすることなどできませう。
斎田君も今の東京で仕事をすれば苦しむことがわかつてゐます。美しいものが美しい故に死刑に処せられるのです。
三島由紀夫
昭和23年3月23日、伊東静雄ヘの書簡より
795 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 10:56:25
…ギロチンへみちびく民衆は笑はない民衆です。おそろしくシリアスな、ニイチェ的笑ひとおそろしく無縁の民衆です。
共産党系の雑誌や新聞に出てゐる漫画は笑ひを凍らせます。かれらはデスマスクをかぶつた民衆です。
美の死刑執行人であるといふ自負すらもちえない精神です。
銀蠅が芥箱から出てきてそこらをとびまはつてゐます。ブンブンといひて夜もねられず、といふところでせうが
――かれらは「海」とは無縁の精神です。蠅は海のまへで引返します。かれらは翼をもたないくせに翅(はね)を
翼だと思つてゐるのです。(中略)
――たゞ一意専念、あの未知の国から一条の光をこの地上へもたらせば私の仕事はすみます。
どうぞ時々お暇な折に励ましの御言葉をいたゞきたうございます。詩人に対し要求することは罪であると知りつゝ、
敢て(「要求」とは失礼ながら)お願ひいたす次第でございます。
三島由紀夫
昭和23年3月23日、伊東静雄ヘの書簡より
796 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 11:48:37
歴史ある存在、が尊いなる理由なら、
北朝鮮の腐った金王朝も、10代続けば歴史ある尊い存在になるな。
まあ武士も、地域によっては酷い暴政で民を苦しめてるが、
明治以降はやたら美化されたのだから、そんな物かもな。
797 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 12:01:15
>>790 >>792 まあ、そう嫉妬するなや
おれより三島を一体化させてるファンはそういないだろうから、そういう気持ち分からんでもないがね。
>>797 ろくに知らないあなたに、嫉妬も何もないけど。三島を知るなら平岡公威時代からよく研究することをおすすめしますよ。
タクシーに乗っていたとき、ラジオで無着成恭が子供の質問に答えていたんです。
子供が「先生、スサノオノミコトとか、アマテラスオオミカミの話は本当にあったんですか」ときくと、
その無着が「チミ、それね、ぼくこれからハナスしるけどね。あのスンワ(神話)というのは、ほんとうの
ハナスと違うの。…アマテラスオオミカミ(天照大神)ツウ人がいだの。それがらスサノオノミコト、ツウ人が
いだの。これが悪い人でね、何したがどいうど、まんず、田んぼ荒らして米とれなぐしたの。…それがら
機織りをこわして……(中略)」(笑)
これじゃ、ぼくは子供が可哀想になっちゃった。(笑)唯物史観の、つまり、やり方を教えて、まず基本的な
生産関係の生産手段の破壊とか、そういうところから教えていって、それがいかにいけないことかと。
そして神話的なことを全部リアリスティックに教えている。
子供の雑誌なんかをみていますと、手塚治虫などがやはり神話を書いている。たとえば神武天皇など他民族を
侵略した蛮族の酋長にしている。日本に古代奴隷制なんてないんですが、奴隷たちが苦しめられて鞭で打たれて、
そこで金の鳥が弓の上にとまったりして、それで人民を威嚇して……と、全部そういう話です。
ぼくは大学生が白土三平のマンガを読むのはまだいいと思う。それは唯物論をかじってからマンガを読むんだから
まだいい。あるいはマンガで唯物論をかじるにしてもです。だけど小学生や子供が読むのは、大学生が読むのとは
違うでしょう。これがなんでもないような女の子向きのマンガの中に、支配階級を倒せとか、資本主義はいかんとか、
それがたくみにしみ込むように織りこんである。大人が神経をつかっても、いつのまにか侵入してきているんですよ。
三島由紀夫
小汀利得との対談「天に代わりて」より
>>799 子供に神話が真実と教えるのも問題だよ。
大人になって、変な宗教に引っかかる心根を造るかも知れない。
アメリカの馬鹿な地域では、進化論が聖書と違うと論争になったり。
あと、単純な真実として、
支配階級は、徳を持って天から舞い降りた存在ではなく、
残酷さや卑劣さも含む抗争に勝ってきた者の子孫だからな。
子供に資本主義の過酷や、悪辣支配者に抵抗する物語を読ませるのは悪くて、
子供にお上万歳、支配階級万歳な物語を読ませるのは良いの?
中国共産党
「日本解放第二期工作要綱」(A)
A.基本戦略・任務・手段
A−1.基本戦略
我が党は日本解放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力の全てを、我が党の支配下に置き、我が党の世界解放戦に奉仕せしめることにある。
A−2.解放工作組の任務
日本の平和解放は、下の3段階を経て達成する。
イ.我が国との国交正常化(第一期工作の目標)
口.民主連合政府の形成(第二期工作の目標)
ハ.日本人民民主共和国の樹立
・・天皇を戦犯の首魁として処刑
(第三期工作の目標) 田中内閣の成立以降の日本解放第二期工作組の任務は、上の第口項、即ち「民主連合政府の形成」の準備工作を完成することにある。
A−3.任務達成の手段
本工作組の任務は、工作員が個別に対象者に接触し即ち、工作者は最終行動者ではなく、隠れた使喉者、見えざる指揮者であらねばならない。
以下に示す要領は、全て対象者になさしめる言動の原則を示すものである。
本工作の成否は、終始、秘密を保持しうるかどうかに懸かっている。よって、工作員全員の日本入国身分の偽装、並びに工作上の秘密保持方法については、別途に細則を以て指示する。
中国共産党
「日本解放第二期工作要綱」
3−4.対自民党工作
A.基本方針
自民党を解体し、多数の小党に分裂せしめる。
自民党より、衆議院では60名前後、参議院では10余名を脱党せしめて、連合政府を樹立するというが如き、小策を取ってはならないことは先に述べた所であるが、
右派、左派の二党に分裂せしめることも好ましくない。
これは、一握りの反動右翼分子が民族派戦線結成の拠点として、右派自民党を利用する可能性が強いからである。
従って、多数の小党に分裂する如く工作を進めねばならず、又、表面的には思想、政策の不一致を口実としつつも、実質的には権力欲、利害による分裂であることが望ましく、
少なくとも大衆の目にはそう見られるよう工作すべきである。
中国共産党
「日本解放第二期工作要綱」
第2.マスコミ工作
大衆の中から自然発生的に沸き上がってきた声を世論と読んだのは、遠い昔のことである。次の時代には、新聞、雑誌が世論を作った。
今日では、新聞、雑誌を含め所謂「マスコミ」は、世論造成の不可欠の道具に過ぎない。
マスコミを支配する集団の意思が世論を作り上げるのである。
〜中略〜
偉大なる毛主席は
「およそ政権を転覆しようとするものは、必ずまず世論を作り上げ、先ずイデオロギー面の活動を行う」
と教えている。
田中内閣成立までの日本解放(第一期)工作組は、事実でこの教えの正しさを証明した。
日本の保守反動政府を幾重にも包囲して、我が国との国交正常化への道へと追い込んだのは日本のマスコミではない。
日本のマスコミを支配下に置いた我が党の鉄の意志とたゆまざる不断の工作とが、これを生んだのである。
>>800 支配階級は、残酷で卑劣で、農民やらはすべて善人、っていうのもずいぶん偏っておかしいよ。昭和の三流時代劇じゃあるまいし。
日教組か共産党の押し付け洗脳教育された方ですか?
>>804 頭悪すぎるレッテル張りだなw
三島は、子供に神話を本当と語ってやれと言いながら、
子供に支配階級の悪辣な話をするなと言うのだから、
ダブスタだ。
子供への刷り込み反対なら、自分らの考えも刷り込むなよ。
>>804 >支配階級は、残酷で卑劣で、農民やらはすべて善人
支配階級は、残酷さや卑劣さも含む抗争に勝ってきた者の子孫、
と言ってほぼ間違いない。
無害無欲なお人好しが覇権者になった例はない。子孫にお人好しはいるかもな。
農民には、良い奴も悪い奴もいるだろう。
お前の書き込みは、何一つ反論になってないし、低レベルすぎ。
>>805 > 三島は、子供に神話を本当と語ってやれと言いながら、
そんなこと言ってないけどね。神話は神話として、純粋な古代の物語として教えろ、ってことだよ。
資本主義批判だのを政治イデオロギー視点を加えて歪曲すんな、ってこと。
>>807 799の質問で
「本当にあったんだよ」
とか言っとけば、三島支持者にとっては満足な回答だったんだろw
>>806 だからそれが?そんなこと言ったら、世界のどこの国もそうでしょ。共産主義国でも。
保守が支持してた「新しい歴史教科書」も、
神話と歴史教科書を混ぜる様な構成を計ってたな。
>>810 どこの国でも、神話や民話ぐらい載せてますよ。
>>809 >だからそれが?
それがダブスタだろ。
保守の多くが、
お上を権威付ける話は、子供に刷り込みたがるクセに、
悪辣な支配者と戦う話は、子供に反抗心を刷り込むとか非難する。
子供への刷り込み反対なら、自分らも刷り込もうとするなって。
>>811 >どこの国でも、神話や民話ぐらい載せてますよ。
具体的どうそ。
どの国がどんな神話をどの様に載せているかを。
>>808 神話は神話。真実だとか本当だとかこだわって必死に否定してる方がバカでしょ。
どこの国でも神話ぐらいあるし、それを文化の一つとして教えてのは普通だから。
>>811 どこの国にも神話はあるな。
そして覇権者の権威付けに利用されるケースが多い。とくに昔は。
近代的な民主社会に住む者が、いまさら尊んでやる内容でもないがね。
歴史に陶酔する趣味人がやってれば良いだけ。
>>812 > 悪辣な支配者と戦う話は、子供に反抗心を刷り込むとか非難する。
具体的に誰が?
三島はそんなこと一つも言ってないけどね。
>>815 神話は様々な文学や映画や芸術の元にもなってるものだから。
あなたみたいに一つの側面からしか見れない方が変でしょ。
民主社会だからこそ、自由に昔の神話や民話が知られてもいいわけ。
>>816 例えば保守は「蟹工船」とか大嫌いだな。
資本主義の下層で、残酷な現場監督に虐げられる労働者の話とか。
そして、現場監督の上には、資本家や、駆逐艦に表される国家がある。
こういう「お上」を告発したり、対立する様な話は大嫌いだろ。
日本神話より、はるかに真実だがねw
「蟹工船」は子供向きではないが、
>>799の三島のように、
支配階級との対立や、資本主義批判などの話を、子供から遠ざけたがる。
そしてお上を権威付ける日本神話などは刷り込みたがる。
>>818 そんなに支配者批判する同じ共産主義者が、なんで、共産主義の下層で、残酷な支配者に虐げられる人民の話とか、今現在のことは全く批判しないの?おかしいよね。
>>820 共産主義国のような全体主義もダメだが、
国民に天皇マンセー教育を推進するのも、
前時代的で個人の自由な思想言論を阻害するのさ。
また変な方向に暴走しかねない。
>>819 日本の神話と、資本主義は関係ないからだよ。バカじゃないのあんた。
そんなもんと結びつけて批判に利用すること自体が、あんたの批判する側と同じなんだよ。
>>821 自国の文化や神話を教えると、すぐに軍国だの言うあんたが過剰反応のバカでしょ。
ヨーロッパでもどこでも現在も、自国の文化や神話や伝統尊重教育ぐらいしてますよ。
>>822 関係ない話を同文で語ってる三島は馬鹿って事か?w
当時の資本主義批判は、共産主義者の動きとも関わってたから、
日本神話や天皇が好きな保守に嫌われたりもしたんだろ。
まとめ
三島「お上批判の話を子供に刷り込むな
>>799」
俺「だったら日本神話とかも子供に刷り込むなよ」
神話を刷り込む弊害として、
アメリカでは、進化論など科学的な話を教えにくくなったり、
日本では、いい年して天皇を神の様に思ってる輩もいる。
合理的な思考を阻害し、変な宗教にかかる心根を造る。
>>824 日本語が通じない人ですか?
三島は、関係ない話を盛り込んで神話にかこつけて資本主義批判してる日教組を批判してるだけですけど。
>>826 日教組とやらが、日本神話を利用して資本主義を批判した実例を出せよ。
単に「日本神話は事実じゃない
>>799」は、現実の話にすぎないだろ。
>>825 そんな歪曲なまとめしかできない、日本語の読解もできないバカも珍しいね。
三島は、神話を利用して資本主義批判するセコい真似すんな、って言ってんだよ。
>>828 >神話を利用して資本主義批判
神話が事実かと言われれば、学問上違うとしか言えないだろw
こんな事で日教組を批判したのならセコい奴だなw
処女懐胎なども、学問上違うとしか言えない。
「神話は事実と違う」と当たり前の返答をすれば、
「唯物史観だ、日教組の資本主義批判だ」
と騒ぎたがる痛い連中。
こういう連中ほど、時代遅れの神話を子供に刷り込みたがる。
>>830 神話は神話だから。事実か真実かと断罪するもんじゃないでしょ。
物語は物語としてそのまま伝えるべきなのに、資本主義批判するためにそれに無着や日教組が、近代視点の変なストーリーを付けるべきじゃないでしょ。
>>831 「神話は本当にあったかどうかは不明」とだけ言うなら、三島も批判しないよ。
それを作り替えて、資本主義批判の話にでっち上げてるから、批判してるだけ。
>>832 で、子供に神話を刷り込む結果が、
進化論教育すらできないアメリカの一部地域。
いい年して天皇を神と同一視する痛い大人。
近代的な民主社会に住む者が、
天皇や神話などをいまさら尊んでやる必要もない。
歴史に陶酔する趣味人がやってれば良いだけ。
796さんも言ってるが、「古い歴史があれば崇高」なら、
北朝鮮の体制も、長く代々続けば崇高な存在になってしまう。
>>834 民主社会なんだから誰が何を信じようが自由なんじゃないの。
世界中が近代化統一化しなきゃいけない、って、あんたの考えも、ある種の近代カルトでしょ。
>>834 天皇は日本の文化で、政治体制じゃないから。
北朝鮮の共産主義政治イデオロギーとごっちゃにしてる時点で間抜け丸出し。
バカ晒しご苦労でした。
>>836 これだけ書き込みながら、
天皇や武士を尊ぶ理由を、自分で一つも書けない三島支持者が、
信じられないほどの馬鹿w
天皇も武士も、元は権力抗争の主体で政治にも関わってたね。
天皇は権力抗争から退けられて神輿化したが。
政治制度に組み入れられているんだから純粋に文化とは言えないね。
質問
「三島支持者なら、天皇や武士の崇高さ、尊ぶ理由を書けるんだろ?」
「歴史事実を見ると、今の民主社会で尊ぶ理由はないがね」
超カス三島支持者
「理由も必要性もないよ、この外人め
>>784」
「前時代なものは尊いんだよ
>>734」
「おまえは貧しい脳の三流人間、天皇制反対朝鮮人中国人反日活動家
>>727」
840 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 15:59:51
>>839 >「三島支持者なら、天皇や武士の崇高さ、尊ぶ理由を書けるんだろ?」
お前の質問には『主語』が無いから、答えようがないわなw
主語は誰だ?ん?w日本語が不自由だから三国人ってバカにされるんだわw
主語は誰だ?ん?w
>「歴史事実を見ると、今の民主社会で尊ぶ理由はないがね」
何回も質問しているが、
お前の言う『民主社会』って何だよw定義を書けよ。
でないと、討論にならないということがわからんのか?
お前が度々出してくる『民主社会』というものはどういうものなか
まず、お前が定義してみろ。この質問にお前は逃げ回ってるんだがねw
お前の言う『民主社会』って何だよw定義を書けよwおい、聞いてるか?w
>>837 尊ぶ理由も何も、天皇は日本のあらゆる生活文化、精神文化、すべての文化、習慣に繋がってる文化の中心だから。
農業とも繋がって、五穀豊穣を司る神主の役割をしている存在だから。
それを尊重できないなら日本から出ていって、韓国でもアメリカでもスウェーデンでも移住すれば?
>>841 >すべての文化、習慣に繋がってる文化の中心だから。
武士の忠孝思想(儒学が元)、農民の村社会気質(村八分・空気読め等)、
賤民とされた者が関わった芸能文化。
日本には、様々な文化や慣習があるが、みんな天皇に結びつけてマンセーする必要はない。
>農業とも繋がって、五穀豊穣を司る神主の役割をしている存在だから。
五穀豊穣の祈りなど、多くの神社でやってるだろ。
天皇が特に崇められるのは、単に征服者の子孫で権威化した存在だから。
今の民主社会で、神みたいに崇める必要はない。
>>840 きっと、自分の思い通りに、日教組が日本を仕切るようになることを民主社会だと定義してるんだよ。
>>842 儒学だろうがなんだろうが良いものは取り入れて日本の独自の文化に編曲して洗練するのが、日本の寛容な天皇文化だから。
各々の神社も、元の中心は日本の太陽神天皇と繋がってるんだよ。
バカは知らないだけで。
>>844 >各々の神社も、元の中心は日本の太陽神天皇と繋がってるんだよ。
各々の神社は、大半は地元の神様を奉ってただけ。
だから明治に、無理に「国家神道」なる物を造り、天皇中心に強く体系付け直した。
馬鹿は日本人の外来物好きさえ、「寛容な天皇文化」とか無理に天皇を入れたがる。
天皇信者「あらゆる文化慣習の中心な天皇」
武士の忠孝思想とか儒学が基礎。芸能文化に関わる者は差別対象、明治後も苦労。
天皇信者「儒学も取り入れる日本の寛容な天皇文化」
日本人が外来物をありがたがる気質なだけ。
天皇信者「天皇は五穀豊穣を司る神主」
多くの神社でやってる。天皇特別視は、単に覇権者の子孫で権威化したから。
今の近代民主社会で、天皇マンセーな理由は全くないね。
単に時代遅れなだけ。
>>848 なんでそんなに天皇否定するの?天皇文化があっても天皇尊重があつても、民主化されてるんだから民主社会の中心ってことでしょ。
そんなに過剰に天皇否定するのは、支那人と朝鮮人と日教組だけ。可哀想に。
日教組は民主化されてない中国で活動してください。
なんか歴史板って、日教組の巣窟だね。怖い怖い。必死に反日活動してバカみたい。
851 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:02:35
やっとまともな議論になりかけたら、847に瞬殺されて終わりか。
852 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:21:44
>>842 >五穀豊穣の祈りなど、多くの神社でやってるだろ。
その神社の頂点に立つのが天皇だということを知らんのか?w
>天皇が特に崇められるのは、単に征服者の子孫で権威化した存在だから。
お前はわかりやすい奴だな。
戦後、学生運動の左翼が提唱した日本原住民論そのままだぞw
まだ、そんなバカバカしい理論にしがみついているのか?w
853 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:35:00
>>846 >各々の神社は、大半は地元の神様を奉ってただけ。
そうだよ。
それが時代と共に変化し皇室と結合してった物もあれば
そうでない物もある。現に天皇家に祟った神々も多い。
日本は八百万の神の国。マルキニストのように単純じゃねぇ〜のよw
>だから明治に、無理に「国家神道」なる物を造り、天皇中心に強く体系付け直した。
そうだよ。
それが何で悪いの?
明治新政府が先進国の仲間入りをする為には
それがベストだと考えたのだからいいだろ、別に。
あんたが今、生きていられるのもそういう賢明なご先祖様のおかげだぞw
日本人は地元の神社に、豊作や病気治療など素朴なお願いするが、
天皇なんて意識もしないのが普通。
日本古来の神道に明確な教義もないが、単に地元の氏神を拝むのが基本。
「天皇は神社の頂点だ、マンセー」
とか、「上」にしたがる天皇信者の気持ち悪さ。
天皇は天から舞い降りた神ではなく、単に覇権者の子孫で神話等で権威付けした存在。
855 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:37:17
>>846 >馬鹿は日本人の外来物好きさえ、「寛容な天皇文化」とか無理に天皇を入れたがる。
をいをい。乱暴な発言は慎みたまえよ。
キリスト教のクリスマスだってハロウィンだって、
他宗教の習慣を取り入れた祭事だぞw
フランスのブルターニュ地方のマリア信仰なんかもそうだ。
世界のどの宗教だって、様々な他宗教の習慣や教えを取り入れて
発展してきたわけで、神道だって同じさ。
少なくとも今上陛下は、日本国民の象徴として存在ましまする。
日本国憲法という日本国民が民主主義を行う為の基準の書にしっかり書いてあるのだよ。
つまり、天皇及び皇室を否定するということは、
日本国憲法を否定するということだw
お前は、反民主主義の輩ということさw
そういうお前が言う『民主社会』などというものは、お笑い種さw
856 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:41:57
>>855 >少なくとも今上陛下は、日本国民の象徴として存在
アメリカが天皇を残したのは、
体制に混乱を起こさず、素早く復旧させる為。
日本を共産勢力への防波堤にする目的。
日本社会の民主とか無関係な事情。
>>856 罵倒、レッテル張り、同一人物認定とか飽きた。
ほとんどまともな事も書けないクセに。
859 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:51:02
>>857 >日本社会の民主とか無関係な事情。
現在、国民アンケートでは
8割以上の日本国民が天皇及び皇室の存在を支持しているわけでw
これぞ民主主義であらう?w
それに反対するお前は、反民主主義だってことさねw
860 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 17:53:32
>>858 大江健三郎や本多勝一の写真を見て
センズリ可能な貴殿を尊敬します。
>>859 現在の国民が支持してる天皇は
「アメリカに無害化された親しみやすい天皇」だなw
民主社会だし、支持する人がいても良いよ。
ただ、皇室を必要とする根拠は、みんな出せないだけw
アメリカが天皇を残したのは、
日本の体制を変動させずに、早期復旧させる為。対共産圏の防波堤にする為。
単にアメリカの都合であり、日本の民主に基づいて残したのではない。
862 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 20:07:55
>>861 >現在の国民が支持してる天皇は
>「アメリカに無害化された親しみやすい天皇」だなw
じゃあ、有害の天皇って誰よ?w
名前を挙げてくれw
有害だった天皇は誰だ?ん?w
>ただ、皇室を必要とする根拠は、みんな出せないだけw
天皇家は日本文化そのものだから大切なんだよ。
記紀に書かれている天皇という制度が
千数百年後の現代の日本にも脈々と行き続けているわけですね。
考えてみよ。何故、日本国民は邪馬台国論争が好きなのかを・・・。
日本の始祖である大和朝廷、天皇家に関係しているからでありまする。
863 :
日本@名無史さん:2010/04/10(土) 20:11:51
>>861 >単にアメリカの都合であり、日本の民主に基づいて残したのではない。
あんたが力説しても意味が無いわな。
だってさ、アメリカから押し付けられた日本国憲法であっても、
そこには天皇、皇室の存在を認めていているわけだ。
本来、天皇や皇室に反対する立場の共産党や旧社会党、社民党が
現憲法を維持しようと必死だw憲法改正は大反対だw
皇室を認めている現憲法を、何故改正しようとしないのかな?ん?w
だからさ、
>>589にも書いてあるが
8割以上の国民が天皇、皇室の存在を認めているのだよ。
且つ、日本国憲法にも天皇の存在はしっかり明記されておる。
これ以上民主主義なことはないではなないかw
>>861 「天皇」自体が有害だったなんて思ってる日本人、大和民族はいないから。日教組とか共産党や朝鮮人や支那人かサヨクの白人以外はね。
敗戦後も、天皇を憎むどころか、陛下に対して涙を流して土下座して謝る民衆の姿を見たマッカーサーが、
これで天皇を処罰したら反乱を起こして大変なことになると悟ったから、天皇をなくせなかったわけ。
これも何かの神聖な力が天皇文化にある証拠なんだよ。ちっぽけなアジアの何の資源もない島国の日本が、
これほど今に至るまで途中ボロボロになりながら、叩かれながらも生き残ってる脅威は、伝統の力、精神文化の力。
戦後のバカサヨ全盛期にも、三島由紀夫のような殉教者が現れたという現象も、ある意味、日本の歴史上凄いことなんだよ。
>有害だった天皇は誰だ?
武烈天皇なんてお勧めだなw
妊婦の腹を割いたり爪を剥がして土を掘らせたり。
866 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 02:51:26
>>864 「天皇教」妄信は狂信宗教カルトだろう。過去の一部族長を崇拝して何になる?
サヨクより酷いのは確実だろう。
867 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 02:59:09
>「天皇」自体が有害だったなんて思ってる日本人、大和民族はいないから。
個人と言うより体制の事だろ。
>>683の様な状況を好まない日本人も、普通に多くいるから。
夜中から朝まで眠れず涙目で日教組が連投みじめ。
870 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 18:51:16
>>865 >武烈天皇なんてお勧めだなw
>妊婦の腹を割いたり爪を剥がして土を掘らせたり。
捏造書物だと言っていた記紀の内容を取り上げるとは
あんたもダブスタ人間よのぉ〜w
871 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 18:56:14
>>866 >「天皇教」妄信は狂信宗教カルトだろう。
カルトなぞと外国語を使わんで
日本語で書いてたもれw
カルトって何だ?w
>過去の一部族長を崇拝して何になる?
キリスト教もユダヤの辺境の一地方で
細々と布教されていた宗教なんですぜ、旦那w
>サヨクより酷いのは確実だろう。
左翼の醜さの程度がわからないから
比較はでけんなw
872 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 19:02:48
>>868 >個人と言うより体制の事だろ。
お前はどこまで左翼団体的なんだ?w
何だよ、体制ってw
現在の皇室制度が日本の体制だって言うのか?w
お前、本当に頭、大丈夫か?w
お前の脳味噌は飛鳥時代か?w
>
>>683の様な状況を好まない日本人も、普通に多くいるから。
日本国憲法に明記されてるわけですから
民主主義国家を謳うなら、日本国憲法を遵守する必要がありますわな。
嫌なら日本国憲法を改正しなければならん。
正々堂々と憲法改正を宣言したまえよw
お前が大嫌いな三島由紀夫も憲法改正論者だw
嬉しいだろ?w
天皇信者「あらゆる文化慣習の中心な天皇」
武士の忠孝思想とか儒学が基礎。芸能文化に関わる者は差別対象、明治後も苦労。
天皇信者「儒学も取り入れる日本の寛容な天皇文化」
日本人が外来物をありがたがる気質なだけ。
天皇信者「天皇は五穀豊穣を司る神主」
豊作祈りは多くの神社でやってる。天皇は ×天から降りた神 ○単に覇権者の子孫が権威化。
天皇信者「天皇は憲法で国の象徴。反対する奴が反民主」
天皇は ×日本の民主に基づき存続 ○アメリカの都合(対共産圏の早期復旧)で残されただけ。
天皇信者「天皇が有害と思ってる日本人は居ない」
天皇特別視の体制による弊害も戦前存在し、三島もそれを防ぐ為、憲法改正の必要性を指摘
>>724
現在は親しみやすい天皇への好意的見方も多く、
民主で存続してると言える面もあるが、
戦前の様な体制のあり方は、全然国民に支持されてない。
現在の天皇無害化は、アメリカのおかげだぞw
×三島もそれを防ぐ為、憲法改正の必要性を指摘
>>724 ○三島もそれを防ぐ為、憲法改正の際も戦前の愚を繰り返さない必要性を指摘
>>724
無害なものに恐れをなすチキン日教組、支那朝鮮人の間抜けさ。
877 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 21:36:14
>>873 >芸能文化に関わる者は差別対象、明治後も苦労。
お前、花柳幻舟じゃねぇ〜だろうな?W
しかしさ、何でお前らって上も下も
同じ事しか言えないの?
同じテキストで勉強してるからか?W
花柳幻舟とまったく同じことを言ってるな、お前はW
>天皇信者「儒学も取り入れる日本の寛容な天皇文化」
>日本人が外来物をありがたがる気質なだけ。
弟であるはずの日本がいち早く開国し西欧文化を取り入れて
アジアで唯一の先進文化国家を真っ先に作り上げたことを
親の中国や兄の朝鮮は許しません!ってか?W
878 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 21:49:30
>>873 >天皇は ×天から降りた神 ○単に覇権者の子孫が権威化。
そうだよ。
天皇一族は、数千年前に日本列島を纏め上げた覇者だよ。
覇者は認めるんだなW覇者の何が悪いのかね?
>×日本の民主に基づき存続 ○アメリカの都合(対共産圏の早期復旧)で残されただけ。
だから、何度も言ってるだろ。
日本国憲法に明記されている事柄に反対するなら
憲法改正を叫んで行動しろW
わかった?ん?W
>天皇特別視の体制による弊害も戦前存在し、
戦前と戦後は、まったく世情が違うし政治体制が違うべさ。
世界情勢だってまったく違うじゃねぇ〜の。
戦前の話を2010年に持ってきても話にならないべ?W
>三島もそれを防ぐ為、憲法改正の必要性を指摘
>>724 そうそう。
三島は天皇を利用した戦前の誤った軍部や政治家の行いを正し
元々あるべき姿の天皇の位置づけを模索したわけよね。
879 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 21:55:18
>>874 >現在の天皇無害化は、アメリカのおかげだぞw
そうそう。
だから、あんたとしたら、アメリカ軍様の基地は日本に必要なんだろ?そうだよね?W
あんたは、天皇を無害化してくれたアメリカ様の基地を日本から撤去するなぞと言っている
社民党や共産党には、断固反対するんだろ?
アメリカ軍基地は出て行け!などとほざいている沖縄県民は
あんたからしたらバカ県民だよな、そうだろ?WそうだよなW
あんた、なかなか楽しい発言をするじゃないかW
880 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 22:03:41
>>873 >天皇信者「天皇が有害と思ってる日本人は居ない」
少なくとも戦後の日本ではそうだろうね。
現にマスコミアンケートでは8割以上の日本国民が
皇室を支持しているというデータからもわかる。
>天皇特別視の体制による弊害も戦前存在し、三島もそれを防ぐ為、憲法改正の必要性を指摘
>>724 なんで戦前の国家体制と戦後の国家体制をごちゃごゃにしてるんだ?W
一行目は、あきらかに戦後の話だろ。
二行目は戦前だということは、あんた自身が書いているであろうW
戦後の天皇観を、何で戦前の天皇観で説明しようとするのか?Wはぁ?W
あんた、そうとう追い詰められてるね、我々、憂国の士にW
>>880 >戦後の天皇観を、何で戦前の天皇観で説明しようとするのか?Wはぁ?W
馬鹿は書くなよ。
憲法改正するにしても、戦前体制の愚は繰り返さない様に留意するという事だろ。
882 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 22:11:14
>>881 >馬鹿は書くなよ。
お前に対するレスだもの。
バカを書くのは当たり前だわさW
>>880 >あんた、そうとう追い詰められてるね、我々、憂国の士にW
追いつめられるどころか、君らは皇室の必要性を一つも書けてないし。
これまでの議論だと、単に歴史に陶酔する趣味人にとって大切なだけw
一般的なオタクは、自分らの趣味を他者に押しつけない。
なのに天皇オタクは、天皇を崇めない奴は日本から出て行けとキチガイな主張。
>>883 必要性は、あんた自身が自分で言ってるじゃん。
北朝鮮、ロシア、中共の侵略から防ぐためアメリカが現在の天皇体制を作った、って。
あんた自身が天皇の必要性を認めてますよ。
天皇があったら困るってことは、あんたがそれらの国の工作員ってことだ。お疲れ様。
886 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 23:24:20
>>883 >追いつめられるどころか、君らは皇室の必要性を一つも書けてないし。
必要性?w
宇宙の必要性って何だと思う?
天皇の必要性は、それと同じだw
887 :
日本@名無史さん:2010/04/11(日) 23:32:47
>>884 >一般的なオタクは、自分らの趣味を他者に押しつけない。
AKB48オタクのコンサート場で
AKB48の必要性なんて無い!って怒鳴ってみろw
どうなるかお前にも想像がつくだろw
オタクだって自分達のテリトリーで自分達の考えに反する行いをすれば
必然的に攻撃を仕掛けてくるぞwそれが正常な行いといえるのだよw
>なのに天皇オタクは、天皇を崇めない奴は日本から出て行けとキチガイな主張。
じゃあ、お前らのように天皇を崇めない奴は
俺のように天皇を崇める奴に対して無条件でその存在を認め
相手を否定することなく相手の意見を認め
相手の行動や言動を阻止するような行いは
断固として行わないと誓えるのだね?w
そうだよな、おいwわかったか?wん?w
>>885 >必要性は、あんた自身が自分で言ってるじゃん。
>北朝鮮、ロシア、中共の侵略から防ぐためアメリカが現在の天皇体制を作った、って。
際限なく頭悪いな。
終戦直後に、速攻で対共産圏の復興する為に、
天皇を退けたり等の、目立つ体制変換を避けたんだろ。
現在の民主社会における皇室の必要性を、
君らは一つも書けてないぞw
これまでの議論だと、単に歴史に陶酔する趣味人にとって大切なだけw
>>887 まあ君たちは、自分が一種のオタクである自覚はあるわけだ。
結局のところ、好事家が皇室を支持しているってことだよね。
そうなると国家機構として天皇制度を維持する意義って何だろうね。
>>888 言い方変えて誤魔化す日教組、涙目。
朝鮮中共の間接侵略を防ぐために必要性があるんだよ。あんたみたいな日教組や工作員を識別するためにね。
>朝鮮中共の間接侵略を防ぐために必要性があるんだよ。
とんだお花畑の住人だなw
>>892 あんたみたいな工作員を識別する指標になるわけ。
日教組とか工作員とか・・・いやはや・・・
天皇反対者は天皇関連のスレでやれ。
今でも英国では、午後の紅茶に「ミルク、ファースト?ティー、ファースト?」と丁重にきいてまはつてゐる。
同じ茶碗にお茶を先に入れようがミルクを先に入れようが、味に変りはなささうだが、そんなことはどうでも
いいかといへば、そこには非合理な各人各説といふものがあつて、決してさうはいかないのが英国であることは、
今も昔も変りがない。
「どつちでもいいぢやないか」といふ精神は、生活を、ひろくは文化といふものを、あつさり放棄してしまつた
精神のやうに思はれる。
三島由紀夫「英国紀行」より
898 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 13:17:32
天皇賛美者の質がむごすぐる
>味に変りはなささうだが
三島って味音痴だったのかな?
>>899 イギリス人以外の一般的な外国人の意見として提示してるのがわからないなら、あなたが日本語音痴ってことだよ。
ん?
ミルクティの場合先に入れるかどうかで味が変わるのを三島が知らなかっただけでしょう。
>>901 一般日本男児がそんなことまでこだわって味わってる方が気持ちわるいわ。
三島って一般男子か?
作家ならもっと気の利いたことを書けよってことだろうw
>>901 イギリス人のその習慣のないその当時の一般的日本人の一般的論で提示して、話を進める方法だから、
三島が知ってたかどうかは問題じゃないんだよ。主語は三島じゃないから。
日本語音痴の外国人は日本語の文章でも勉強しな。
いや、主語云々なんて的はずれなことではなく、嗜好品をたしなむ程のこだわりの無さや
味についての無頓着さを指摘してるんだけど。作家ならではなの繊細さがないじゃん。
昔、伊丹十三の欧州紀行を読んだときは中々気の利いたパスタ話を書いてたぞw
>>901 風味は多少変るだろうけど、味が変るってほどじゃないでしょう。
イギリス人でもないのに、そんなこといちいち考えて飲んでるのは、ねちねち細かい神経症の男だけだよ、そんなこと言ってるバカは。
いや、全然違うからw
>>905 いや、あんたが日本語音痴だよ。三島はそのイギリス人のこだわりを肯定してるわけだから。
>>907 混ぜなきゃ多少違うけど、混ぜれば同じ。
違うってw
オレが指摘しているのは三島が「お茶を先に入れようがミルクを先に入れようが、
味に変りはなささうだが」という作家とは思えない雑な論考をしていること。
>>905 三島の言いたいテーマは味についてじゃないから。日本語音痴のバカは食い物をねちねちごだわるより、日本語読解できるように日本語の勉強しな。
>>910 だから、その主語は三島じゃないから。
日本語の深い意味を汲み取れないんだね。朝鮮人もどきの日教組は。
>>910 あんたもしや日本語不自由なトリバレですか?
914 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 20:43:50
>>899 >三島って味音痴だったのかな?
戦争真っ只中に青春を送った人間は
味なんてどうでもいいんだよ。
腹が満たされば、それでいいの、わかる?
時代を考えろよw
お前、本当に思考力が弱いなぁ〜w
915 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 20:48:57
>>905 >昔、伊丹十三の欧州紀行を読んだときは中々気の利いたパスタ話を書いてたぞw
三島と伊丹は育った時代がまったく違うだろw
三島の世代は近代日本史でも特別な時代なんだよ。
同列にして比較する方が間違ってよw
食事に関して無頓着な文化人なんて腐るほどいるぞw
916 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 21:00:25
>>897 >同じ茶碗にお茶を先に入れようがミルクを先に入れようが、味に変りはなささうだが、そんなことはどうでも
お前は、本当に無知だなぁ〜。
三島はね、育ちが良いが江戸っ子だからべらんめいでブラックジョークが大好きだんだよ。
人を茶化すのが好きなんだよ。それも文化人ぶってる奴、学識者とか芸術家とか
先進国ぶってる国の国民とかね。この三島の文章はね、大英帝国の風習を
茶化して書いているんだよ。読むほうも三島の性格を理解して読まなくちゃね。
この文章なんて、いかにも江戸っ子のべらんめいで、
女王陛下の大英帝国の風習を茶化して書いてるじゃないか。
それが理解できなくて額面通りに受け取る奴も三島に笑い者にされる典型例だw
917 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 21:03:34
アンチ三島派って、案外、学識が無いんだね。
こんな程度なら、いくらでも論破できるなw
918 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 21:19:09
>>899 三島特有の茶化しを知らなくて
「三島は味音痴か?」なんて言ってアンタを
江戸っ子は『粋じゃない』人間と呼んで
一番、嫌うんだよ。
粋じゃない人間=野暮=田舎者ってこったw
アンチ三島派って野暮な人間の集まりってことねw
919 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 21:42:53
ミシマが崇拝していた西郷南洲だが、
西郷はかつて大島・徳之島・沖永良部島に流されたが、
薩摩へあてた手紙では道之島の人々のことを
「毛唐人」「エビス共」「ハブ性の人」などと書き散らしている。
そして島妻アイカナとの間にもうけた菊次郎・菊子を
薩摩で教育する際、奄美出身者ということを他言するなと厳しく禁じた。
920 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 22:43:05
>>919 >ミシマが崇拝していた西郷南洲だが、
ソースは?
921 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 22:47:27
>>919 薩摩は上下関係や身分制度が厳しい藩だったから
当時の離島民を、そう見ていても仕方ないだろうね。
現代の日本人だって、パプアニューギニアの原住民と
ロンドンのノッティングヒルの住民と一緒にしないと思うぜ。
幕末の時代の価値観を現代の価値観で判断しても意味ないね。
922 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 22:59:45
923 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 23:15:32
>>919 現代でも欧米、特に欧州の人種差別は
そんなもんじゃないの?
924 :
日本@名無史さん:2010/04/12(月) 23:46:11
そろそろ【ゲイ右翼・三島由紀夫をどう評価するか2】を立ててよ。
>>919 そういう意識や感覚は、動物的な防衛本能や、その国や地域の歴史と関係することだから、
部外者が一概に「人種差別だ、偏見だ」と断罪できないものだと、三島は何かで書いてるよ。
現代でも多かれ少なかれ、そういう感覚は万国共通どこでもあるもの。
近代社会は、人種差別や偏見がないことが最先端の近代人だという認識があるから表にあからさまに出ないだけ。
偏見を乗り越える心の交流や何らかの愛情が湧かない限り、そういう感覚はどこにでもあるよ。
私自身、もしハイチ人が日本に大量移住してきたら恐い、って感覚あるもん。差別と言われようが。
>>920 三島の論文やエッセイに西郷への賛美があるよ。
927 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 01:12:37
三島は大江の才能を認めていたというのも凄いことだよな。
>こんな程度なら、いくらでも論破できるなw
論破なんて出来てねえじゃんw
>それが理解できなくて額面通りに受け取る奴も三島に笑い者にされる典型例だw
笑いものになってるのはお前ら三島信者だよ。
あの文章を読んでブラックユーモアなんて受け取るレベルじゃなw
論破されて涙目で吠えるミルクティー軟弱サヨク。
論破したつもりになってるバカ信者にいわれてもw
932 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 17:09:06
全部読んだが、アンチ三島派は論破されまくりジャンw
世の中も変わったものよのぉ〜。
アンチ三島派の能力減退は悲惨だよ。
933 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 17:13:00
>>929 >あの文章を読んでブラックユーモアなんて受け取るレベルじゃなw
自分がみっともないと感じないか?w
全部読んだが、三島信者派は論破されまくりジャンw
世の中も変わったものよのぉ〜。
三島信者派の能力減退は悲惨だよ。
軟弱ミルクティーサヨクが涙目で反復
936 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 20:39:12
ここでダブスタダブスタと連呼しているバカが一人いる。
張り付いていたるところにアホなスレを垂れ流している。
ここでも教養のなさ、にわか知識を破廉恥に晒して、こちらが恥かしくなる。
937 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 20:50:59
天皇信者「あらゆる文化慣習の中心な天皇」
武士の忠孝思想とか儒学が基礎。芸能文化に関わる者は差別対象、明治後も苦労。
天皇信者「儒学も取り入れる日本の寛容な天皇文化」
日本人が外来物をありがたがる気質なだけ。
天皇信者「天皇は五穀豊穣を司る神主」
豊作祈りは多くの神社でやってる。天皇は ×天から降りた神 ○単に覇権者の子孫が権威化。
天皇信者「天皇は民主社会の憲法で国の象徴」
敗戦直後の天皇は ×日本の民主で存続 ○当時のアメリカの都合(日本復旧への時間ロス回避)で残っただけ。
天皇信者「天皇が有害と思ってる日本人は居ない」
天皇特別視な体制の弊害も戦前存在し、三島も憲法改正の際には、戦前の愚を避ける必要を指摘。
>>724 三島支持者のクセに、現在における皇室の必要性を、一つも書けてないw
これまでの議論だと、単に歴史に陶酔する趣味人にとって大切なだけ。
939 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:15:49
>>938 論破されまくりのレスを何回もコピペするなやw
まあ、論破されてもされても飽きずに同じことを繰り返す行動は
左翼特異の『嘘も百回つけば本当になる』を実行しているわけだがw
あともう一つ。
天皇信者「朝鮮中共による侵略を防ぐために必要」
つまり それらの脅威が薄れたら、皇室の必要も無くなる訳かw
別に天皇マンセーしなくても、「個人の権利や民主主義を守る為に、外の脅威に対抗する」で良い訳だし。
とにかく「生まれつき偉い人マンセー」は前時代的の残り火にすぎない。
>>939 一つも論破されてないがw
負け犬の遠吠え乙w
942 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:30:44
もし日本が昭和二十年八月以降も連合国に屈せず戦争継続を選択し、
山岳地帯にこもって本土決戦を行っておれば、必ずや勝利していたであろう。
ベトナムのように、最終的には米軍を一兵残らず叩き出せただろう。
日本の過ちは、戦争を始めたことではない。
勝てる戦争を途中で投げ出して敗戦国=アメリカの属国に落ちぶれたことである。
その意味において、天皇はじめ鈴木貫太郎以下閣僚どもは戦犯であるといえる。
943 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:37:16
アメリカ軍は上陸作戦でアメリカ兵が100万人死亡すると計算していたわけで、
負傷するアメリカ兵はそれ以上になる。
アメリカ兵が100万人も死亡する激戦になったら、アメリカは財政破綻して恐慌になり、
戦後のアメリカ経済の繁栄など無くなるのである。
あの戦争、もし日本が無様に白旗を挙げなければ、本土決戦で国土が焦土と化しても、
ベトコンやイラクのアルカイダやアフガンのタリバンのようにゲリラ戦を続行するなら、
アメリカ軍に大出血を強いたに違いない。
負けない戦争に試合放棄によってみすみす破れ、
国体護持のためという魔法の合い言葉に洗脳され、魂を抜かれたのが「戦後日本」なのだ。
944 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:39:00
・・・と、ミシマ組長なら、おっしゃったことだろう。
>>940 外の脅威に対抗するには、日本人が一丸となる日本のアイデンティティーがなけりゃ、まとまって対抗できないでしょ。
ただ漠然と民主主義、民主主義と言ったって、侵略勢力も民主主義を利用してメディアに乗ってくるから。あんたみたいな日教組に紛れながらね。
946 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:41:42
>>943 3発目、4発目、5発目の原爆を落とされても
本土決戦を行うだろうか?
947 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:47:22
>>942 お前はヨーロッパには住めねぇ〜なw
お前が住めるのはシャッターアイランドぐらいだろうw
>>942 でも原爆を何発も落とされたら、ゲリラ戦どころじゃないよ。
原爆が禁じ手になっていたベトナムとは話が違うと思う。
>>945 >外の脅威に対抗するには、日本人が一丸となる日本のアイデンティティーがなけりゃ、まとまって対抗できないでしょ。
今の若者を、まとめるのに、
A「生まれつき偉い人マンセー」
B「個人の権利や民主主義を守る為、今は団結しよう」
Bの方が有効だろうな。
950 :
日本@名無史さん:2010/04/13(火) 23:55:38
アメリカ兵を10万人ばかり殺してしまえば、アメリカの世論は厭戦に傾き、
アメリカ政府は日本との戦争を諦めるであろうことは明らかであった。
しかし日本はそれをしなかった。おろかの極みである。
日本は負けないはずの戦争を試合放棄によって落として敗戦国に成り下がった。
そして日本人としての尊厳を失った。
アメリカの犬=属国として数十年にわたり経済的繁栄というか虚栄を手にしたが、
もはやベトナムのような民族の誇りは永遠に失われてしまった。
あのとき戦争を続けていれば、日本は独立を守り通すことができた。
それは利益の勝利ではないだろうが、全てを失ってもなお、後世に遺すべき魂を守る勝利だ。
951 :
日本@名無史さん:2010/04/14(水) 00:16:21
>>949 今の若者なんて何をやってもまとまらないよ。
バカバカしい期待をするな。
>>949 昔みたいな極端な神格化じゃなくても、天皇という日本の文化を指針に団結しなきゃ、
日本の民衆に紛れながら潜伏して民主主義を利用して、日本解体に民意をもって行く工作員日教組に対抗できないよ。
民主主義なんて日本共産党も唱えてるからアテにならない。
954 :
日本@名無史さん:2010/04/16(金) 06:33:12
>>952 >天皇という日本の文化を指針に団結しなきゃ
現実問題、それはもう無理だろうね。
天皇を中心に団結できた(させた)のって、結局長い歴史の中でも、明治以降から敗戦までの期間しかなかった。
明治以前までは、対外的に日本を団結させる必要なんかなかったからなあ。
天皇は日本文化の一部ではあったが、決してそれを代表するとか統合するもんじゃないんだよね。
現在の象徴にしたって、日本文化の一番の象徴ってのが定まっちゃいないから、天皇ってことにしとくかみたいなもんんで、本当に日本文化の一番の象徴だとか、統合できるモノとして天皇があるってのは、思い込み次第なんだよな。
いっそ天皇なくしちまったらどうなるかってのに興味があるけどな。
>>951 天皇より、サッカー代表とかオリンピックのほうがまだはるかにまとまるよな。
しょせん天皇はその程度だろ。もう無理だ。
内外の脅威に対抗するために日本の団結を求めるならば、はやく天皇以外のモノを編み出したほうがいいと思う。
>>954 サッカー(笑)
頭大丈夫?
天皇文化と、サッカーやオリンピックを同列に語ってる時点で、DQN丸出し。お里が知れますよ。
956 :
日本@名無史さん:2010/04/16(金) 23:15:13
とりあえず、ミシマ組長の生首画像を見てから大口叩けよ。
あの画像を見た剛の者はこのスレにいるのか?
957 :
日本@名無史さん:2010/04/18(日) 18:33:48
ここの赤かぶれのブサヨは
大江の本しか読んだ事のない浅学だから
話にならない
958 :
日本@名無史さん:2010/04/18(日) 19:27:52
ミシマ組長は高倉健の真似事をリアルでやりたかっただけだろ、全くw
祭祀国家の長とか文化防衛論とか、間抜けな主張をしてクーデターを起こした
馬鹿作家のなれの果てが「諸君らは武士だろう」などとアジッた相手から嘲笑され、
自決したお笑いだよなw
>>959 あんたの凍りついた笑いのが笑えるよ。かわいそうに大江や井上ひさしみたいな不細工に生まれてお気の毒です。
そりゃ凍り付くよw
切腹なんて馬鹿なマネしてんだから。
切腹は日本の伝統的な死の儀式です。
963 :
日本@名無史さん:2010/04/19(月) 17:51:39
NHKのラジオで日曜の早朝、文学の朗読コーナーがあるんだが、
昨日は菊川怜が林芙美子の作品を朗読していた。
その中で、同僚の18歳の女給が40すぎの男に抱かれて云々ってくだりがあった。
ミシマ先生には縁のない話かもしれないが。
>>955 まとまるかどうかの問題を言ってんだよ
天皇文化(なんじゃそれ)で今後の日本人がまとまるのかね?
意味不明な馬鹿が相手にされずに2連投
>切腹は日本の伝統的な死の儀式です。
日本の、ではなく武士の、が正しい。
江戸期ですら武士は人口の数パーセントしかいない。
一部だけを切り取って前提を語るのは間違い。
武士は日本の伝統文化です。
>武士は日本の伝統文化です。
正しくは、日本の伝統文化のひとつに武家文化もある。
ということだろうな。
武士文化を生み出した母体としての日本だね。
スレと直接関係ないが、
普通の日本人が「武士の子孫」と称して全くの嘘とまでは
言えないと思う。
武士の世は鎌倉から江戸の八百年間あったわけで、
分家の分家の末流や女系まで含めれば、先祖の誰一人も武士階級に
属した人間の居ない日本人というのは考え難い。(一部地域、帰化人除く)
もちろんこの場合は、
「武士であり農民であり漁師であり大工の子孫である」
と言うべきかもしれないが。
970 :
日本@名無史さん:2010/04/21(水) 20:16:13
女系の女系までひっぱり出して武士の子孫とか言い張る輩は、端から見て恥ずかしい。
いくら水呑の子孫だからって、必死すぎで痛すぎる。
普通、世間的に自分の先祖とか一族と言えるのは同じ苗字を名乗る男系の先祖。
(親が婿養子とかのケースなら、女系の先祖でも可)
当時単なる武士を称するなら男系も女系も関係ない
苗字も分家や住む地域で変わる場合が有るから
同じ苗字だけが先祖というのは違う。
百姓の子孫が武士、武士言ってるのはみっともない。
武士をはるかに上まわる土民・百姓がいたのだから、
普通に考えて日本人の大多数は百姓の子孫。
どっかでつながってる(可能性がある)とか夢見るな。
そうそう。武士なんて江戸末期で全人口のわずか5%。
ほとんどは百姓。武士の文化なんて日本の一部に過ぎない。
特に江戸期は町民文化花盛りで文化をリードしていたのは豊かな商人。
江戸中期以降は切腹なんてほとんど行われてない。
975 :
日本@名無史さん:2010/04/22(木) 01:08:14
全ての武家は平安時代から変わらず武家として
存続してきたわけじゃないんだ馬鹿。
武士が帰農したり、逆に農民から武士に成る事も
あるって知ってるか田吾作。
そんな希有な例を出して敷衍されてもなw
977 :
日本@名無史さん:2010/04/22(木) 01:46:55
武士が帰農するのが稀有って日本史を知らないドアホか。
江戸期だけでも100藩以上取り潰されてるのに、
それ以前数百年間に滅亡した大名家の家臣入れたらどんだけ
になると思ってんだこの田吾作は。
牢人の一部が帰農しても、圧倒的大多数の人口は根っからの百姓。
百姓の大海に牢人という目薬を一滴、二滴落としたからといって大勢は変わらない。
そんなもの百姓の圧倒的な血にすぐのみこまれて、かき消されてしまう。
百姓の圧倒的な血を無視するな。
日本人はみな武士です。
武士っていってもさw
三島が大好きな葉隠の世界に生きた武士なんてほとんどいなかったし。
江戸期にいた僅か5%の武家ですら大半は今で言う官僚や役人みたいな仕事だし。
下級武士なんて大工と収入がさほど変わらなかったらしいな。
その他の日本人の9割は百姓。日本文化とは百姓文化だろうw
なんでバカサヨはすぐ多数をたよるしかないヘタレなんだろ。
事実を書いただけなのに、何を火傷ってんだかw
983 :
日本@名無史さん:2010/04/22(木) 17:55:49
いまでも日本人はムラ社会の談合体質。
室町時代にできあがった惣村制の伝統がしっかり生き残ってる。
日本人の本質は百姓だよ。
百姓から武士になったりしてるから百姓も武士も同じ日本人。どっちも日本文化です。
現にある武士文化を否定する意味が不明。そんなに必死に否定すると却って重大視してるのがバレてますよ。
985 :
日本@名無史さん:2010/04/23(金) 02:09:33
>>978 主家が滅びたら大部分が帰農だ
それが平安から幕末まで続いてる
おまえは江戸期の身分がある程度固定化した
時代の武士だけを限定してるから馬鹿なんだ
986 :
日本@名無史さん:2010/04/23(金) 02:35:18
幕末の人口およそ3千万と総石高から
推定で武家は5〜10%と推測されてるわけだが、
>>969の指摘のように武士発祥から800年以上
の歴史が有ればどこかの時代で武士集団に
所属した先祖が居る確立の方が高い。
つまり幕末の武家比率が現代日本人が何の子孫を
だと確定できるものじゃない。
>>986 >推定で武家は5〜10%と推測されてるわけだが
明治政府が調査をしてまとめた『明治史要』(明治6年)によれば、
当時の人口は約3330万人。皇族28人、華族2829人
士族154万8568人、卒34万3881人
この合計は5.69%。
平民3110万6514人で93.41%。
僧侶21万6995人、旧神職7万6119人、その他5738人で0.90%。
明治の早い段階での調査結果であるから、ほぼ幕末の人口と考えて良い。
この結果から大名に相当する華族とそれ以外の武士に当たる士族と卒を含めても
およそ5%が武士の人口だったとみて間違いない。その人口比率には乳児や
武家の女性などや半農の下士も含まれる。
さて、その5%に過ぎない武家のうち「武士文化」といわれる文化形成に寄与した
人口がどの程度あるかだが、先ずは「武士文化」なる存在とは何かという問題に突き当たる。
そして、武士が長年支配層にあったことをもって「武士文化」なるものが、9割に及ぶ
百姓の生活や文化的な意識形成にどれだけ影響を与えたのかを考えた場合、明確な分岐を持つ
身分制度の社会で敷衍して語れるかは極めて疑問。
>>988 与えてますよ。あらゆるものに。現在でも剣道などの武道はあるし、五月人形も兜を飾る風習は一般にあるし。
礼儀作法、忠義など、武士の精神文化も少なからず、現在にも組織にありますよ。
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