日本昔話「オカマのとっつぁん」
昔々あるところにホモ吉というオカマのおじさんがいました。
なけなしのカネで男娼を買っては変態行為を愉しんでいましたが、
梅毒に罹り、ついには脳梅になって気がふれてしまいました。
痴呆になるは、鼻もげらになるはで職を失い、
唯一の楽しみだった「買い」もできなくなりました。
その時代、流行っていた2ちゃんねるというインターネットの
巨大掲示板群を「ナッちゃん」と称して荒らし始めました。
ホモ吉にはそれしか生き甲斐がなくなっていたのです。
いかんせ、脳を冒されていたものですから、
ある時は数え15歳の絶世の美少女と称したかと思えば、
またある時は数え16歳の絶世の美少年、
超イケメンのマッチョなボディービルダー青年、
はたまた【レズ江】と支離滅裂。
脳梅が原因でしたが、自称の大半はホモ吉の好みのタイプや願望でした。
さて、そんなクレイジーなホモ吉でしたが、ある晩 眠りにおちたまま
二度と目覚めませんでした。
バラックのようなおんぼろアパートの狭い一室で独り寂しく梅毒死して
いたのでした。
ホモ吉が消えた2ちゃんねるには平和は訪れた土佐。
尾張