【加賀】前田家の歴史【金沢】

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415日本@名無史さん
また豪邸、殿が寄付 −前田家当主、鎌倉市に文学館隣の不動産− (朝日新聞2010年2月9日朝刊 地方(神奈川)面)
加賀前田家18代当主で社団法人理事の前田利祐(まえだとしやす)氏(74)=東京都目黒区在住=から
鎌倉市長谷1丁目の土地と2階建て建物を鎌倉市に寄付する申し入れがあり、松尾崇市長8日、目録が渡された。
今回寄付される土地に隣接する洋館も1983年に前田家から市が寄贈を受け、その後は鎌倉文学館として利用されている。
今回寄付されたのは、4475平方メートルの土地と、鉄筋2階建て延べ264平方メートルの建物。建物は17代当主の
利建(としたつ)さんが71年に完成させたという。昨年、ここで1人で暮らしていた利祐さんの母親が死去したことなど
から、寄付することにした。
(中略)
利祐さんの説明などによると、15代当主が1890年、鎌倉別邸として今回の寄付分と文学館のある土地約3万4500平方
メートルを入手した。文学館となっている洋館は、36年に完成した。
45年、利祐さんはこの洋館に移り、利建さんと住んだ。65年ごろから、広大な洋館の一部を佐藤元首相が週末の別荘
として借りていたという。「まじめな性格の佐藤首相が、施政方針の演説などの練習を夜中に大きな声で別荘で
やっていた」と利祐さん。「佐藤首相側も手狭に感じ、父もうるさいと思ったのか、別に建物を建てて移ることを
考えた」ことが、今回寄付された建物をつくるきっかけだったという。