日本史ニュース速報 2

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377日本@名無史さん
石仏発見 仏教弾圧期に破壊か

カンボジアのアンコール遺跡で、13世紀、仏教が弾圧されていた時代に破壊されたとみられる、複数の石の仏像
が見つかり、手厚く葬られるように埋められていたことから、当時の人々が弾圧の中でも深く仏教を信仰していた
ことを裏付ける資料として、注目されています。

石仏が見つかったのは、世界遺産に登録されているアンコールワットの東にある、寺院遺跡、バンテアイ・クデイ
の敷地内で、遺跡の保全などを進めている上智大学の調査団が21日までに発見しました。土の中から見つかった
石仏は6体分で、いずれも破壊されて頭部や腕などに分かれた状態でしたが、元の大きさは80センチほどだった
とみられています。調査団によりますと、仏像は、その様式などから、アンコール王朝が最盛期を迎えた
13世紀初頭ごろに作られ、その後王位に就いたヒンズー教の王の下で、大量に破壊された石仏の一部とみられて
います。調査団は、9年前にも同じ遺跡で、同様に破壊された大量の石仏を発見していますが、
今回見つかった石仏は、すべて、遺跡の本殿に正対した状態で、ていねいに埋められていたということです。
調査にあたった、上智大学アンコール調査団の田畑幸嗣さんは、「仏教が弾圧されていた時代でも人々が仏教
を陰ながら信仰していたことを示す、きわめて貴重な資料だ」などと話しています。
ttp://www.nhk.or.jp/news/html/20100822/t10013491821000.html
378日本@名無史さん
アンコール遺跡、切断石仏を発掘 受難時代語る
ttp://www.nikkei.com/life/news/article/g=96958A9C93819695E0E3E2E1968DE0E0E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE7E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
 石仏6体は寺院の周りにある堀の護岸に沿って並んで埋められており、いずれも寺院の方に顔面を向けていた。
このため「仏教が弾圧されていた当時、信仰を変えなかった住民が、意図的に埋めたのではないか」
(三輪悟・上智大アジア人材養成研究センター現地所長)とみられている。

 同寺院は12世紀末にジャヤバルマン7世が建立。アンコール王朝ではそれまでヒンズー教が浸透していたが、
ジャヤバルマン7世は大乗仏教を信仰した。だが、ジャヤバルマン7世の死去(1219年ごろ)後、ヒンズー教徒に
よる仏教排斥の嵐が吹き荒れた。

 同調査団は2001年にも同寺院跡で、破壊された石仏など100点以上が地中に捨てられているのを発見。
反仏教運動により廃棄された「石仏の墓場」として注目された。


受難語る地中の石仏 上智大のアンコール遺跡調査団
ttp://www.asahi.com/international/update/0820/TKY201008200496.html
 調査団の田畑幸嗣・上智短期大学講師(東南アジア考古学)は「アンコール遺跡群で仏像が並んで見つかること
自体が、これまでなかったと思う。同じ場所から、建物を建てる際に地鎮のために埋める水晶も見つかった。
まだ仮説の域を出ないが、敬虔(けいけん)な仏教徒が宗教的な意図を持って置いたのではないか」と話している。

アンコール遺跡、受難の仏像発見…上智大調査団
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100820-OYT1T01014.htm