第65題在日一世の家庭内暴力
在日一世の家庭内暴力(夫による妻への暴力)はすさまじいもので、日常的に在日と
接しない日本人にはちょっと想像ができないものがあると思う。
http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/dairokujuugodai 多くの在日韓国・朝鮮人二世たちは、父親から「暴力」を振るわれた経験をもっている。
http://www.modern-korea.net/column/zainichi/son.html 佐高信・辛淑玉(対談)
『佐高信の日本国憲法の逆襲 第2回 この憲法、日本人にはもったいない!』
月刊「世界」(岩波書店)2000年2月号
佐高 二世と三世の違いでいうと、朴慶南でも梁石日でも、父親がもの
すごい暴君だったようですが、あなたの場合は少しは違う?
辛 いや、朝鮮人の親の多くは暴力的ですよ。その暴力的なものはどこ
で培ったのかというと、儒教の文化に植民地体験が加わったことで
す。これは朝鮮人の家だからというより、暴力はより弱いところに
移行していくわけです。日本の社会から抑圧された朝鮮人の男たち
は、朝鮮人の女に対してよりひどいことをする。子どもに対して高圧的
になる。お母さんたちはそこでまた子どもを抑圧する。それがあたり
まえだと思ってきて、初めて日本の学校に行ったときに、親に殴られた
ことのない子がいて腰が抜けるほど驚いて、何て日本人は幸せな
生き方をしてるんだろうと思いましたね。これは親の世代で終わって
いるかというと違います。日本の在日社会に脈々と生きつづけている
暴力の文化(=支配の文化)があるのです。差別と共存しているのです。