日本史の良書4

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866横レス失礼:2010/03/11(木) 15:55:07
>>864を読んでみたらいいよ
867横レス失礼:2010/03/11(木) 15:57:26
そもそも>>863が個人的に意味を感じているかいないかは
語弊があるかどうかには何の関係もないよね。
868日本@名無史さん:2010/03/11(木) 16:11:43
以前、誰かが言ってた、原田多加司『屋根の日本史』(中公新書)って、
ちょっとマニアックかとも思ったが、こういう見方もあるのかと面白かった。


869日本@名無史さん:2010/03/12(金) 13:21:31
江戸時代に書かれた物語でおすすめのものありますか?

おもに東海道中膝栗毛や浮世風呂あたりの現代語訳版を読んでみたいです。
870日本@名無史さん:2010/03/12(金) 18:46:33
公式見解は、>>864さんのとおりです。
北朝末裔の天皇が、南朝正統を主張するのは、おかしな話しですが、 
明治政府・明治天皇が、南朝が正統である旨を宣言したことは事実です(明治44年)。
ただ、現在は論争の意義を失っています。
871日本@名無史さん:2010/03/12(金) 20:32:39
>>870

おかしくなんかないよ。明治天皇が裁定を下したのは『南北朝両立の
期間だけは南朝が正当』。ただそれだけのこと。
合一後は南朝を正式に継承した北朝が正統なのだから

872日本@名無史さん:2010/03/12(金) 20:56:29
南北朝に分かれたときは、いまだ南朝正統は公式見解のようです。
義満の肝いりにより、南朝大覚寺統の後亀山から北朝持明院統後小松へ
三種の神器等が引継がれ、爾後朝廷は統一され(1392)、北朝も南朝もなくなりました。

当時(明治)
政府・天皇ともに北朝正統を主張したかったんですが、
その頃の世論が、圧倒的に南朝びいき、その雰囲気じゃなかったのです。
世論がなぜ南朝びいきなのか原因は、よくわかりませんが、
幕末の志士の思想に影響を与え、南朝を正統とした大日本史「水戸学」が原因の一つと考えられます。
873日本@名無史さん:2010/03/13(土) 10:27:58
> 政府・天皇ともに北朝正統を主張したかったんですが、

それは違う。
明治政府の首魁は南朝正統派。
明治天皇は北朝正統を信じたのに屈服させられた。
これにはいろいろまずい帰結があって
>>871みたいな詭弁で誤魔化そうとしたが
昭和天皇ですら本音では北朝正統派だった。
874日本@名無史さん:2010/03/13(土) 10:57:25
「誰でも読める日本史年表」吉川弘文館こそ日本史の良書である
875日本@名無史さん:2010/03/13(土) 11:07:54
>>873

根拠なしに妄念を書きつらねてもwww
876日本@名無史さん:2010/03/13(土) 11:30:36
お前がそう思うならそうなんだろう
お前の脳内ではな
877日本@名無史さん:2010/03/13(土) 12:36:49
「日本全史」講談社も良書である
878日本@名無史さん:2010/03/13(土) 20:59:39
蒸し返しはしたくありませんが。
北朝(持明院統)の子孫の現皇族の「心情」(建前はともかく)としては、
南朝正統論には与みできないことは言わずもがなです。
問題点は、朝廷が統一(北朝へ)され消滅した「南朝」の正統論が、なぜ明治の時期に世論の多数だったかを、
検討すべきだと思います。

現在では「どっちでもいい」又は「北朝正統論」でもかまわないと個人的には思います。
879日本@名無史さん:2010/03/13(土) 21:22:23
>>878
尊王論のねじれは日本史最大のミステリーだと思う。
880日本@名無史さん:2010/03/13(土) 22:09:22
何か書いても根拠ない妄念とか言われるだけなんで
Googleで検索するだけでもけっこう詳しい記述が見つかるぜ
と言うだけにしとこ
881日本@名無史さん:2010/03/14(日) 09:56:59
>>879 <<879
この「南北朝の正統論」のねじれも、解消すべきでしょうね!
882日本@名無史さん:2010/03/14(日) 11:30:30
日本史の良書を補完する良書としては
「岩波 仏教辞典 二版」
「縮刷版 神道辞典 弘文堂」
「岩波 天皇・皇室辞典」
穴場の補完良書
「日本史諸家系図人名辞典 講談社」
「古代天皇系図 燃焼社」
883日本@名無史さん:2010/03/16(火) 09:01:29
>>882
中世権門の一つ宗教勢力「寺社」については、
ある程度基礎知識がないとわかりません。
仏教辞典とか神道辞典とかいいかも知れませんね。
884日本@名無史さん:2010/03/16(火) 09:12:40
>>47
つか、学術関係の資料、論文はpdfで無料で読めるべきでしょう。
885日本@名無史さん:2010/03/16(火) 09:39:20
>>882
>「岩波 仏教辞典 二版」

はよくないよ。国文的要素は強いかもしれないけど、
仏教的にはダメですね。学者それぞれの説がバラバラに並べられていて統一観がない。
日本史として必要な辞典なら宇井伯寿『仏教辞典』の方が多くの人名を採録解説していて便利かと思われ
もちろん望月『仏教辞典』の方が詳しい。

織田得能『仏教大辞典』は一人の編集した辞典で、彼はこの編集中、望月辞典の刊行を聞いて、
発狂したと言われる。オイラはこれが一番、お勧めだけど、日本史を学ぶ場合にはあまり役に立たないかもしれない。
886日本@名無史さん:2010/03/16(火) 11:05:48
>>883 >>885
参考になります
一般的ではないのでふだん黙っているが、個人的にしみじみ伝わるものがる良書などございましたら喜

887日本@名無史さん:2010/03/17(水) 17:07:45
>>886
じゃ、調子に乗って辻善之助『日本仏教史』
堀一郎『我が国民間信仰史研究』『現代仏教講座』角川書店、所収「日本」上
島地大等『天台教学史』

以下、左メニュー下から漢文関係の原典、国訳が無料で読めるし、DB もあります。
SAT DB は辞書機能もついていて便利
http://www28.atwiki.jp/buddha/


興味ない人は、笑って許してくれよんw
888日本@名無史さん:2010/03/17(水) 23:20:51
>>887
「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、ひろくひろくもっとひろく、
 これが般若心経、空(くう)の心なり」 高田好胤

ずいぶんひろくひろく歩かれているようで、辻善之助『日本仏教史』をありがたく
参考にさせてもらいます。しかし全10巻とな
 
889日本@名無史さん:2010/03/19(金) 04:16:07
本屋で眺めた感じでは講談社『日本の歴史』は読みやすい。
だが方向付けられているような>>259と同じ感じを持った。

中公のシリーズは目を通さなかったが『世界の歴史』からいうと
何となく通りいっぺんな感じがする。
中公の読んでみて読みにくいようだったら講談社を読む。
890日本@名無史さん:2010/04/06(火) 14:54:24
上で出ていた本郷和人『天皇の思想 闘う貴族北畠親房の思惑』(山川)を
買った。

『天皇はなぜ生き残ったか』(新潮新書)から微妙にニュアンスが
いろいろ変わってきているのが面白い。
891日本@名無史さん:2010/04/11(日) 11:49:02
中公「日本の歴史 別巻 対談・総索引」2007は平成16年以降の新装版の26巻
に対応している

手持ちのは昭和59年頃のものなので、この総索引は対応していません
例えば辻善之助なら旧巻の14巻「鎖国」463に出ています
平成版では17巻「町人の実力」428に出ているそうです

巻が変わってしまうほどいじるなんて
892考える名無しさん:2010/04/17(土) 19:42:58
http://tweetyukky.sakura.ne.jp/yoshimotobot/yoshimoto.php

もう読むことができない「心的現象論序説」(吉本隆明)から
ピックアップした言葉がでてくるロボットですね、これは。
twitterに入らないと読めないですが、加入は簡単でした。
893日本@名無史さん:2010/04/22(木) 20:13:11
>>848 武陽隠士
>射程を現代にまで戦略的に入れすぎているような気がしてならない

「全ての歴史は現代史である」という言葉をひくまでもなく、
現代を射程に入れないで歴史書が成立する、と考える方がおかしいのでは。
そんな本しか書けないと、このご時世だと研究職を得られないと思うが。
894日本@名無史さん:2010/04/27(火) 00:18:17
まともな日本語を書けないバカコテにレスする奴の文章も
やっぱ理解できん(苦笑
895日本@名無史さん:2010/05/06(木) 21:44:00
なんか活字本が売れないからなのだろう、
今年に入ってから、歴史愛好家向けの本の出版が少ないように思える。
だから、今、そしてこの後の読書予定も、しばらく2009年刊行の良書を選択する予定
896日本@名無史さん:2010/05/07(金) 22:41:09
龍馬本は沢山出ているけれど…
それらも含めて、ユーザーレヴューの書き込み少な過ぎ。ホント、売れない読まれていない…orz
897サガミハラハラ:2010/05/24(月) 20:39:04
「日韓がタブーにする半島の歴史 室谷克実 新潮新書 720円」
朝鮮の創始時代と倭の関係が明確にかかれています。
898武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/05/26(水) 01:10:18
>>849
はあ?「政治史」と「制度史」はとりあえず別だよ。日本史の専門についてもう少し知ってくれ。
>>853>>854>>857
今年出た『天皇の思想 闘う貴族 北畠親房』が手元にあるので一部引用する。
「(…略…)親房を過不足なく理解することは、近現代の天皇への視座を提供してくれる。
 こうした関係を踏まえ、いまもなお存続し、かつ現代日本に大きな価値をもつ天皇という
存在を考察する端緒として(…以下略…)」
分かった?あと言明はしていないけど前著前々著…過去の著作に暗示的
には出ているよ。君(ら?)は日本史の問題意識に疎いんだよ。
あとね、ご本人に会う機会があれば訊いて見ればいいよ。オブラートに包んだ
形で、(いろんな著作にある当該箇所)朧ろに示してくれるかもしれないから(笑)。
>>854
天皇制そのものが射程に入っているのなんて
読んでれば分かるだろ普通。だいたいオマエ、本郷の『中世朝廷訴訟の研究』を読んだのかよ。
奥書に表明されている問題意識ちゃんと読め、アホ。
>>855←自演じゃないよ。
>>856
日本語としては間違ってはいない。うるせー野郎だぜ。

バカばっかwここはやっぱり2ちゃんだな…バカしかいない。
はっきりいって、私が書き込みするのは、ストレス解消するためだな、まったく。
899武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/05/26(水) 01:16:36
>>859
逆だよ。「日本の中世を考える上」じゃなくて、「現代日本の天皇」を考える上での
中世天皇さ。よくある近現代に召還されてきたりする中世の天皇のあり方を相対化している。
中世の天皇「制」は、ときおり近現代と連続してものに捉えられがちなので、
現代の天皇を考える上では切断しようということを本郷はやっているのさ。バーカ。
>>862
このへんは昔から研究が少ない。
とりあえずやはり、本郷和人の『中世朝廷訴訟の研究』(まあ学術書だから難儀するかな?)
と『天皇の思想 闘う貴族北畠親房の思惑』。後者は初学者に親切。『北畠親房…云々』の
書名はあまり気にしないほうがよい。
>>893
当たり前のこといってるな君。
…ところがどっこい、そうじゃないんだよw本郷和人に専門じゃないが、地味な制度史の研究なんかが昔から
学位とれたり、評価高かったりするんでさw
妙な政治史なんか大家でもないのに(才能もないのに)やっちまったって学力不足を露呈するだけさ。
現代なんか意識して動向はお題目だねw(日蓮宗の皆さん他意はありません)。
ああそうそう、ほとんどの若手(若年寄だねw)の就く研究職なんてそんなにご大層なもんじゃないよ(任期…泣)。
高校の日本史の【常勤】(!)教師のほうがよっぽどいい。
いいかげん変な幻想は止すことですねw

連投ごめん。
900日本@名無史さん:2010/05/26(水) 08:31:29
子供が「自分でも何を言っているのかよく分かんないけど、なんか俺難しい話出来てるじゃん」と悦に入ってるのが痛痛しい(苦笑
引用もまともに出来ない馬鹿を相手にしても何の生産性も見出せないという自明のことを確認したい暇な奴は相手をしてやってくれ
どうせ過疎スレだし馬鹿を相手の罵りあいが酷くなってきたところで俺が新スレ立てるから
100レスあればこの馬鹿を黙らせられるとは思うが馬鹿の相手をする香具師は新スレに持ち越さない節度は持ってくれよ
901日本@名無史さん:2010/05/29(土) 20:34:02
>>899
本郷の霜月騒動の解釈、あれは政治史だろ?
大内や比企、畠山についての言及も。
彼は制度史だけをしているわけではにでしょ?
902日本@名無史さん:2010/05/29(土) 20:43:43
日本の政治史に対する認識は酷いものがあるよ。
しかも、それは歴史学の責任じゃなくて、政治学が政治史を手掛けてしまうというレベルの低さによる。
西側先進国で政治学科で政治史を教えているのは日本だけ。
903日本@名無史さん:2010/05/31(月) 19:57:58
>>899
本郷和人氏『天皇の思想 闘う貴族北畠親房の思惑』をパラパラとみてみました。
この本、書名で損しているかも。もうちょっと一般的な題名の方が売れるでしょうに。
花押付きで人物説明が、けっこうありました。この構成は、いいのかな! 説明が途中で中断して読みにくい気もしますけど。
はしがき、あとがきが、氏らしい!?斬新な手法です。なんと対談方式です(笑)。
興味がある方は、一度手にとって見てください。
904日本@名無史さん:2010/06/01(火) 12:38:57
>>862 >899 >>903
>>899の本郷氏の書籍の他に揚げるとすれば。
鎌倉時代を中心とする朝廷が、
まだ実質権力を持って中央政府として機能している頃を解説したものとして、
美川圭『院政』とか専門書になるが白根靖大『中世の王朝社会と院政』はどうでしょうか!
905武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/06/10(木) 01:18:09
>>900
そりゃあオマエが単にバカだからwオマエがタームとかを単純に理解できないわけでw
あと、本郷の主著と新著を通読してから言ってくれよ、無知野郎w
>>901
最近の君ら向きのくだけた本では、確かにそうだねw
>>902
なんじゃこりゃw近代政治史ならともかく、鎌倉政治史が
いつから政治学プロパーによる政治史研究の独壇場になったんだ?笑えるw
>>903
君は本読む才能まったくないね。マジでレヴューになってない。
ちゃんと通読しろ。ゴミ野郎。
>>904
そのあたりのほうが研究多いの。
つまらないレスしてくんなアホ。
906日本@名無史さん:2010/06/10(木) 04:37:09
>>905
友達がいないの?
907日本@名無史さん:2010/06/15(火) 00:31:21
>871
いや、おかしい。
>『南北朝両立の期間だけは南朝が正当』
(正統だよな...)なら、光厳天皇は正統な天皇の代に含まれなくてはおかしい。
光厳天皇が即位しなかったことにする命令は後醍醐天皇による一方的な指令であって、
実際には、「いちおうは登極した」(期間が短すぎて大饒祭も挙げてないとはいえ)

『南北朝両立の期間』ってのは、本当は後醍醐天皇が吉野へ去ってからのことで、
それ以前は厳密には「南北朝」の時代ではないんだから。

>義満の肝いりにより、南朝大覚寺統の後亀山から北朝持明院統後小松へ
>三種の神器等が引継がれ、爾後朝廷は統一され(1392)、北朝も南朝もなくなりました。

三種の神器が南朝の手に渡ったのは、本当は「正平一統」のときであって、
それ以前は、本当は北朝の側が神祇を持ってるけど南朝側が「北朝の側にある神祇は偽物」と主張してただけだよね?

>879
楠木正成に自分(たち)を重ねたいと感じる人が討幕運動を主導したからじゃないの?
908日本@名無史さん:2010/06/15(火) 20:32:49
909日本@名無史さん:2010/06/19(土) 05:05:07
弥生・古墳時代で、人々の暮らしぶり(服装など)が分かるような本は
ありませんか?
レベルが低いかもしれませんが、イラストや写真が豊富なもの(写真集
なようなものでも構いません)を探してます。
お願いします。
910日本@名無史さん:2010/06/19(土) 16:48:38
>>909さん
歴史関係の図鑑の最初のところにありますが、その時代の専門書ってありますかね!
本屋や図書館に行った時に気を付けて見てみます。
911日本@名無史さん:2010/07/17(土) 02:03:30
日本史の概説書を一冊買おうと思ってるんですが
いくつか本教えて貰えませんか。

山川の詳説日本史研究とか
吉川の概論日本歴史とか
912日本@名無史さん:2010/07/24(土) 17:38:01
詳しいのは山川です。
913サガミハラハラ:2010/08/26(木) 23:16:21
なにか書き込みが減ってしまったようですね。良いスレなのであげときます。
914日本@名無史さん:2010/08/31(火) 23:07:49
本郷和人『新・中世王権論』けっこういい。
915日本@名無史さん