376 :
日本@名無史さん:
三河物語という歴史書は筆者の大久保彦左衛門の歴史書に対する考え方が問題。
うろ覚えだか、ある逸話では大久保が部下の若い武士と談笑しているさいに
若い武士が「源義経はこういう時はこういう立派な立ち振る舞いをなされたそうですな」と言った所、
大久保は「馬鹿者、歴史書に書いてある事を全て本気にして義経の立派な逸話を全て信じておるのか?
歴史書なんてのは人物や家を美化するために事実半分、嘘半分に書いてあるのだぞ」と語ったという。
大久保の言う事はもっともだと思うが、こんな事を公言するような人物の書いた歴史書の信用性はとても低い。
実際、三河物語はかなり徳川マンセー・大久保マンセーに書かれているので大久保の発言と一致してる。
377 :
日本@名無史さん:2005/11/27(日) 10:46:27
大久保の歴史書に関する考え方は「偏っている」というよりは単に「正直なだけ」なのかもしれない。
実際、多くの歴史書が大久保のように豪快に公言していなくても、
主家やひいきの人物・勢力などに偏向し脚色や虚偽や誇張も多いのだろう。
しかし信長公記の著者、太田牛一のように「嘘偽りは一切書いてない」と宣言している人物もいる。