軍部の操り人形でもなく、平和主義者どころか、自ら、作戦まで指示しています。
たとえば、沖縄戦。米軍に上陸され、飛行場を抑えられた、現地守備隊の第32軍は、持久作戦を採り、
大本営の飛行場奪取命令に対し、被害が大きすぎると抵抗します。
それに対して、天皇が「御下問」の形で要請します。
「この戦いが、不利になれば、陸海軍は、国民の信頼を失い、今後の戦局憂うべき物あり。現地軍はなぜ、攻撃に出ぬか。兵足らざれば、逆上陸もやってはどうか」
と、いうように作戦まで指示しています。(戦史叢書大本営陸軍部10、原文は漢字カナまじり文)(戦史叢書のシリーズは防衛庁防衛研究所の編纂)
その他、和平を薦める近衛に対して、このように発言し、戦争を続行します。
こうした指導力を発揮している発言を集めると、このページは活字で埋まります。
最後に、沖縄が陥落し、都市は大空襲に見舞われ、二発の原爆が落とされ、五〇万人以上が死亡した後の、
ポツダム宣言受諾決定後の発言を読んで頂ければ、その性格がより良く解るでしょう。
なぜ、その様な人間になるか。
それは、生まれた時から、皇国史観と帝王学を注入され、国民は民草であり、自分の為の物、
自分の責任は、皇祖から伝わる三種の神器を守り、皇国を永遠なる物にする事、その様に育てられているからです。
http://members.at.infoseek.co.jp/YaYa/fumou3.htm