1 :
日本@名無史さん:
日本社会への影響、日本文化としての独自性、海外の文化に与えた影響
どの点をとっても、日本史の教科書に載っている
過去の日本文化に劣るとは思わない。
例えば今のように、日本近代史の項目で写実主義・ロマン主義
などと分類して作家・作品を詳細に掲載するなら、
マンガ・アニメ、それにTVゲームも同じように
作品名、作者名を個別に載せるべきではないか?
2 :
日本@名無史さん:2005/04/14(木) 23:54:44
んだんだ
3 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 00:00:33
2get
4 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 00:07:06
アトムはのってなかったか?
坪内逍遥 二葉亭四迷 夏目漱石 正岡子規…etc
この辺の人たち覚えるの面倒だからイラネ。
まずはのらくろだろう。
7 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 10:27:16
教育の敵とレッテルを貼られてるうちは無理だろ
8 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 10:45:50
歴史として扱うまでの期間、ってこと考えたことある?
9 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 11:36:16
二葉亭四迷はくたばって氏ねえ!て覚えたヨ。
11 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 12:35:01
白樺派イラネ
ハイカルチャーとサブカルチャーの違い、ってことは置いておいても
(ロックだってやっとビートルズが少し載ってるぐらいだ)
アニメ隆盛もごく最近の事だからね。
ハイカルチャーの事柄でも最近の事は載ってない。
普通に生きてて知ってるような事をわざわざ歴史で覚えさせる事もないだろう。
それに、ただでさえポストモダンだかなんだかで古典が軽視されてるのに(古文漢文板閑古鳥が…)
歴史でさえそこに時間が多く割かれなかったらもう駄目になっちゃうよw
13 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 13:46:21
ていうか明治大正の文学史は試験の頻出テーマだから
いま教科書から削るわけにはいかないだけだろう。
文学好きでも明治の文学史に詳しいのは少ないから
試験に出すにはちょうど良いんだろうな。
>>12 淘汰されるところは淘汰されるべき…と切ったらまずいんだろうな…。
…でも教育の場で宣伝しないと生き残れない作品というのも情けなくないか。
16 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 14:03:42
ライトノベルも日本文学史の1ページに刻まれるべき
17 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 15:50:45
>>12 古文漢文は日本人にとって「文学」というより「考古学」と化してるから…
学校の授業での扱われ方なんて「文学作品」というより、「翻訳」のための「問題集」扱いだし。
ビジュアルで覚えられない文学はマジで苦手。
どうやって覚えればいいのさ。
>>18 だから試験にでるんだよ。
頑張りなさい。
20 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 16:15:10
漫画やアニメの作者・作風が試験問題になる日がいつかは来るのか
>>15 それが伝統なりハイカルチャーなりってものだよ。
公的価値が付随するから。
アニメ、漫画も海外で人気って言う公的価値があるからこういう主張ができる。
22 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 16:37:48
ハイカルチャー・サブカルチャーの在り方については、
某有名美食家も能楽を引き合いに出して一言述べている。
曰く、
「能楽はこれからも日本という国が存続する限り、
日本人の魂のよりどころとして生き続けるだろう。
おまえたちは大衆に飽きられてしまえばそれでおしまいだ。
おまえたちには人間の真実がないからだ。
おまえたちは泥沼の上に漂うあぶくだ!」
それに対して某企業家の反論。
「ふふふ。笑わせるじゃないか。
そんなことをいうのは、文化とは高尚なもので、
一握りの選ばれた知識階級が作り上げ担っていくという、
古臭い考えから抜け出ていない証拠だ。
これからの世の中は、大衆が動かしていく。
低劣であろうと、俗悪であろうと、大衆の望むものだけが残るのだ。
おまえたちのようなカビの生えた考えの持ち主から見れば、
われわれはあぶくのように見えるかもしれないが、
気がつけばおまえたちは、あぶくに包まれて窒息してしまうのだ。」
>>21 その辺りの価値判断って誰がどうやってしてるんだろ?
長い目で見れば、いずれ今ある漫画・アニメの中からも、教科書に載せるために
「日本文化として後世に残す作品」を選定しないといけないだろうし。
別にここは文化について論じようって所じゃないからね。
教科書って言う枠に当てはまるかどうかで。
このまま時代がたって昭和平成文化と言うカテゴリーが出来れば手塚、宮崎辺りはたぶん載る。
やっぱり今の段階では無理か。
でも載ったら載ったで、したり顔でアニメを〜派とか分類されるのもなんか微妙だw
アニメや漫画よりもっと通俗的なものでも今じゃ上方文学江戸文学だからね。
当時はサブとハイの区別なんて無かったなんておかしなことを言う人もいたが
例えば二宮尊徳が読む本は四書五経や実学の本であって好色一代男であってはならない。
それが今では試験に出るんだから、アニメ漫画が将来載らない道理はない。
もちろん今すぐには無理だろうけど、現代社会にならもう載っててもおかしくないよね。
27 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 18:23:34
>>22 なんか企業家さんwのいってることの方が正しい気がする
大衆文化だった歌舞伎も、今じゃ伝統芸能。
そういう意味じゃ、漫画は戦後の大衆文化として教科書にのる可能性大。
特に「明日のジョー」なんかは、日本赤軍とセットで語られるんじゃないか?
ただアニメはどうだろう。大衆文化といわれるほど浸透しているかな。
29 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 19:26:46
ちなみに「源氏物語」や「枕草子」も当時では今日の漫画と同じような低級文化扱い。
当時の公家が残した、現在の文化人一覧に紫式部も清少納言も上げられていない。
歌人としては和泉式部などは上げられていたが。
30 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 19:38:25
もし教科書に載っても試験には出なさそうだな
31 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 20:21:42
ジャンプ・マガジン・サンデーで安直に分類されそうな予感。
>22
どっちもどっちですね。見れば前者も面白いですし。
余裕が出て来ると、ああしたものにも心が向き易い様です。
>>29 >当時の公家が残した、現在の文化人一覧
と仰いますと、なんの事でしょうか。
漫画とイコールではないにせよ、二次の文化として楽しまれていたの
は確かですね。
ただ、読むにせよ書くにせよ、当時の貴族社会における常識レベルの
教養は必要とされましたが。
『十訓抄』に、一條朝を称えて「源氏物語作れる紫式部」以下の女房たち
が挙げられていますが、公認を得たのは院政期か。
ただ、漫画が「教える必要のある分野」と見られるかどうか・・・。
未来の事はさておき、普及している内は逆に採用されないでしょう。
国語力を鍛えるにせよ、作者によってばらつきがありますし。
>>23 教科書に載ってる作品=芸術的・歴史的に優れた・重要な作品とは限らんよ。
ドグラマグラやバタイユ、サドが教科書に載ることはないだろう。
教科書に載せるのに無難であって知名度が高いことが重要。
漫画・アニメで名作と言われてるものはたいてい無難だと思うけど。
34 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 21:43:47
な〜んかお偉方は選考段階で、「この漫画には教育上問題のあるシーンが…」
とか言って漫画とかアニメを教科書に載せるのしぶりそうだよな。
今の時点で載っている作品の○○な部分は全部棚に上げてさ。
それ以前にアカデミックな漫画史研究にもっと力を入れるべきだと思うが。
戦前のサブカルは忘れ去られちゃったな。
ポンチ絵とか講談物とか児童文学とか。
漫画もそうならないとは限らないが
ここ最近の時代は他にたいした文化事項も無いだろうし、
アニメや漫画と言う手法は生き残るだろうからたぶんそのうち載る。
載るとしてどの作品が載るか。
手塚治虫は絶対その枠に入る。横山光輝辺りは際どい。
戦前の漫画自体が忘れられてるからな。
38 :
日本@名無史さん:2005/04/15(金) 22:18:56
ゲームはダメなのか?
ファミコンが発売されてもう二十年がたつんだが…
「フクちゃん」を忘れてはいかん
映画関係は多少は載ってるね。
黒澤とか溝口とか。
宮崎駿もきっと映画人枠で載る。
>>39 のらくろは忘れられてない数少ない漫画だけどな。
43 :
日本@名無史さん:2005/04/17(日) 00:14:20
そのうち手塚治虫くらいは載るよ。
>>1 世界最大のエロ本即売会となってる
コミケが存在してる限り無理。
45 :
日本@名無史さん:2005/04/21(木) 20:31:51
>>39-40 島田啓三の冒険ダン吉。
のらくろと並ぶ少年倶楽部の看板漫画。
ただ、のらくろの方が知名度が上だね。
46 :
日本@名無史さん:2005/04/21(木) 21:02:06
のらくろは結構知名度が高いな。
何でだろ?
47 :
日本@名無史さん:2005/04/21(木) 21:11:57
>>46 戦後にも軍事色を抜いて再開されてるし、復刻版も出版されているし、それにアニメにもなっているし…
実際、世界史に残りそうなのはオタ文化ぐらいだよね。
浮世絵の伝統を受け継ぎ西洋の影響が交わって誕生した文化云々と
遠い未来の地球史の授業ではされていかも。
でも夏目漱石やその他もろもろの有名人や国宝やらは....
50 :
日本@名無史さん:2005/06/04(土) 17:14:37
あと10年か20年先なら
51 :
日本@名無史さん:2005/06/05(日) 07:22:25
>>5,10
二葉亭四迷はロシア文学の研究や翻訳もしてて、
ロシアに行ったとき何かのごたごたに巻き込まれて警察に捕まって
「俺は日本人だ、無関係だ、さっさと釈放してくれよ!」
って警官相手に全部ロシア語でがなりたてたら、
あまりに流暢だったもんで
「特別な教育を受けたスパイに違いない」
ってかーなーりしつこく取り調べられたことがある。
二葉亭四迷 夏目漱石 正岡子規
ここら辺は口語文の発明、普及者であり、
訳文体を取り入れつつ現代の日本語を創った人達だからそういう点もあって覚えさせられるんだろう。
53 :
日本@名無史さん:2005/06/05(日) 14:58:05
>>52 ほんと、そういう点も含めて教えればいいのにな。
作品名と派閥(?)ばっかりじゃつまらんよ。
正直漱石の頃の文学作家と
私小説云々以降のゴシップ作家みたいなのは例外はあれど出来が違うだろと思う
いやまあスレ違いだけど
百年後の教科書では、ロボットアニメの系譜とか載ってるんだよ
で、スパロボ主義を批判する保守派ガノタがつくる会を(ry
56 :
日本@名無史さん:
100年経っても載りそうにないな。
なんとなくそう思う。