693 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 20:55:49
もう一つ
なら『那羅』
【欽明紀】二十六年に「奈羅」で初見。
【和名抄】山城國那羅郷でみえる。
【地理志料】では、楢の木説
しかし、平地に立地しているので「なら(平)」の説が有望。
694 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 21:16:03
『球磨』 (くま)
【景行紀】十八年に「熊県」で初見。
【和名抄】肥後國球磨郡で
人吉市一帯
奥まって隠れた土地をいう。
『神代』(くましろ)
【和名抄】筑後國神代郷
久留米市神代
「奠代(くましろ)」の意神に供える稲田の意味もあるが、高良大社の神田の意味もある。
695 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 21:21:10
696 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 22:31:21
肝心なものを忘れた。
『大和』やまと
【続 紀】和銅五年(712)に、「大和國」で見える
やまと(山処)の意で、山のある所の国をいう。
『山門』やまと
【和名抄】
@ 筑後國山門郡で
A 肥後國菊池郡山門郷で
@ 【続紀】(707)に「山門郡」で郡名初見、
【神功摂政紀】元年に「山門県」で地名が初見
山への入口を意味する
>>639 楢林だから楢=那羅になったというのが通説。
「平地に立地してるから平(なら)」なんて説はそもそも存在しない。
土地を均(なら)して都を作ったから奈良、という説ならあるが。
698 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 23:17:36
>>697 『那羅』は、
京都府八幡市奈良の地を指しており、
その場所は比較的平地に有るからじゃないのかな。
木津川と岩清水八幡宮に挟まれた所
西高東低な町
699 :
元祖プラム:2005/04/04(月) 23:30:42
楢の木バージョンなら
『楢原』(ならはら)
【和名抄】大和國葛上郡に楢原郷で見える。
【平城京木簡】には「楢原造」の人名もある。
楢の木に由来
このように、楢の木に由来する地名が『楢』の漢字を使用しているので
『那羅』と『楢』は、別物と考えたい。
当て字なんだから表記は語源に関係ない。
701 :
日本@名無史さん:2005/04/05(火) 11:56:31
>>690 朝鮮にはアリナレなんて川もありましたね。(清少納言の和歌にも出てくる)
川は現代韓国語ではネだか、川の渡しの事はナルと言う。
八幡市にも奈良という地名があるが、あそこは元々、木津川の中洲だったところ。
その他、現代語のナラナダ(並んでいる)ナラニ(並んで)等もナラの関連語だと思われる。
関係ないかも知れんが、アイヌ語でもワッカナイとかショウナイのナイは水の意味だ。
カラだのアラが、カヤだのアヤだのとも言われるのはR音が変形、脱落しやすいからだろう。
俺は金(カナ・カネ)もカラが訛ったものと思うが。
川の恩恵を受けてクニが形成されるのは自然な事なので、
ナラ(川川)説も捨てたもんじゃないと思うけどね。
楢の木のナラはまた別の意味かも知れんが。
703 :
元祖プラム:2005/04/05(火) 22:15:35
『な』
この『な』の付く地名に共通する意は
【(なだらか)(平)(川の側)(海の側)】
例外では
長尾(尾根が長く続く)
男信「なましな」
(未整備の坂道)
名張(山中の隠れた土地)浪坂(坂の並んだ所)
楢原(楢の木に由来)
探し出すのが大変だ
『な』という発音は 地名に限れば、意味があり選ばれて使われた模様
「な」は土地の意味。であるがゆえに地名にはならない。
どこの土地だろうが土地にはかわりないから。
灘県(なのあがた)の「な」や奈良の「な」は別の語。
705 :
元祖プラム:2005/04/05(火) 22:54:57
地名の勉強をしていると、意外な事に遭遇する。
『ら行』で始まる地名が著しく希少である。
古代の地名では見つけるのがかなりきつい
その希少な『ら行』で始まる地名を調べると殆どが東日本(特に、東北・北海道)に片寄る(アイヌ語)関連か?
西日本は、(六甲)ぐらいなかんじ
西日本に『ら行』で始まる地名が皆無なのは【R】の発音の関係か?
>>705 「六甲(ろっこう)」そのものが漢字発音ですよん。
707 :
元祖プラム:2005/04/05(火) 23:07:35
『六甲』
『六』(漢音)リク
(呉音)ロク
『甲』(漢音)コウ
708 :
日本@名無史さん:2005/04/05(火) 23:17:10
>>702 >ナラ(川川)説も捨てたもんじゃないと思うけどね。
それは妄想だと何度いえば理解できるんだ?
「ラ行」が「ナ行」に変化した語句の具体例を出してみよ。
709 :
太国:2005/04/05(火) 23:20:54
六甲山、亀甲山、武甲山のサンスクリットをもって啓示したて奉る、
天照大御神さんは日本天皇さんにして、同時に世界天皇さんにておはしますもの
と拝察し奉るところなり。ならば全世界は恐れ多くも、十六菊花御紋章に帰一
せざるべからず。 〜読み人知らず
710 :
元祖プラム:2005/04/05(火) 23:27:53
『博多』はかた
【続 紀】(759)に「博多大津」で見える
(端潟)説が多いが
端にある潟の意味になってしまう。
(端方)の意で、陸地の端にある土地の意だろう。
同意で
茨城県下館市の
『博多』
国の端にある村の意
>>708 お前は
>>702をよく読んで、「並ぶ」だの「均す」のナラの語源をお前流に解明してみろ。
「日本語では最初からそうなっているから」がオチだろ。
「ならぶ」「ならす」という日本語は、
国土を意味する朝鮮語の「ナラ」とは
概念上、なんの共通点もないが?
>707
「六甲」の語源は山麓の「武庫荘」。
これも漢語だが、平安期には地名(荘園名)として確立している。
「武庫(むこ)」とは、読んだとおり「武器庫」のこと。
今は、ソースを提示できないのだが、天武朝ごろに置かれた官営武器庫を中心に成立した荘園らしい。
「六甲(むこう)」は、これの当て字、「ろっこう」と読まれるようになるのは、ずっと後世のこと。
ちなみに、上古日本語では、原則として濁音やラ行音は語頭に立たない。
714 :
日本@名無史さん:2005/04/06(水) 00:48:23
>>711 >「並ぶ」だの「均す」のナラの語源をお前流に解明してみろ。
「ナラ」の語源っていっても、
「ナラ」という日本語はありませんね。
「なる」の活用形から、「なら」となりました。
715 :
日本@名無史さん:2005/04/06(水) 00:59:33
>>711は、「ナラ」は「川川」などと根拠も無い妄想を抱いているが、
草木を踏み鳴らしたことで「奈良山」という地名が生まれたと、
日本書紀に書いてある。
日本書紀の語源解釈が正確かどうかは別にしても、
朝鮮からの渡来人が多く流入していた7・8世紀当時の人でさえも「ナラ」を、
「国」でもなければ「川」でもないと認識していたのである。
最低限、記紀くらいは読んでから発言したほうが恥をかかずにすむぞ。
717 :
日本@名無史さん:2005/04/07(木) 02:08:35
素人が割り込みかけてスミマセン。
その素人からみると”ヤマタイ”と”ヤマト”が何の関係も無い、発音が
似ているのは単なる偶然とは首肯しかねるのですが、どうなのでしょう?
それとも、こういう偶然はよくある事なのですか?
>>717 ヤマタイというのは邪馬台という文字列を「現代語で発音」したもの。
リアルタイムでは邪馬台をヤマタイと発音していたわけではない。
719 :
日本@名無史さん:2005/04/07(木) 02:23:34
だから、ヤマトでそ。
721 :
サガミハラハラ:2005/04/07(木) 07:14:08
大和朝廷の始祖の神武天皇は、福岡市西部の山門の出身なのです。そして移住してきた奈良の地に故郷のヤマトという地名をつけたのです。
>>715 書記の奈良山の話くらい知ってるよ馬鹿。
半島のウリナラとかのナラは川に由来する言葉なのは、ほぼ間違いないんだけど
韓国語の現代語さえ知らない奴に反論されてもな。
ナラナダ(並んでいる)ナラニ(並んで)等は明らかに同源の言葉。
八幡市の奈良が川の中州だった事を知ってた奴はいるのか?
川の州や平地がどのようにして形成されるか、皆さん考えてみましょう。
高校地理レベルの知識ですが。
↑こいつ、こちらのスレでも顰蹙を買いたいのかな・・・
場所を変えて、また、一貫性の無い寝言をここでも垂れ流すつもりだな。
どこのスレもユーザのメンツは同じようなもんだがな。
724 :
日本@名無史さん:2005/04/07(木) 09:54:18
>>722 全国に「なら」という地名がいくつあると思ってるんだ?
全国の「なら」という地名のほとんどが川辺にあるなら、
「なら=川」も、説得力を獲られるだろうが、
現実はそうではない。
おまえの説は、「入浴」の語源が「New York」だと言ってるようなものだ。
>721
神武天皇は実在した!! 大ニュースでつな
726 :
日本@名無史さん:2005/04/07(木) 19:35:54
>>722 日本語の「並べる」の語源は「ナラ」じゃなくて「なぶ」。
>>724 俺はウラ(浦)だの、ナダ(灘)だのも、ナラ(津川)の関連語だと思うが。
漢和辞典で意味をよく調べてみよう。
ついでに関連語と思われる韓語を挙げておく。
【ナレ】オール・櫂、馬鍬
【ナレックン】かきならす仕事をする人
【ナレチギ】馬鍬で田畑をかきならし土を砕く仕事
韓語のナラ(国)は津川、土壌、部落と意味が転じていったものらしい。
【灘】@せ。はやせ。水が浅く流れが速く、かつ、石や小さい砂洲などが多くて、
船行に危険な所。
Aす。砂洲。中州。水中に土砂が積もってできた小島。
Bみぎわ。水辺。岸。
【浦】@川や湖などのほとりの土。はま。岸。水辺。
A支流が本流に、川が海に注ぐ所。
全国、津津浦浦の「浦浦」を発音して、意味をよく味わってみましょう。
俺が
>>671を一時の思いつきで書いたと思ったら大間違いだ。近眼ども。
731 :
日本@名無史さん:2005/04/09(土) 02:26:38
邪馬台国のスレでは
たびたび「学会の定説は畿内説」という書きこみがありますが
(たぶん同一人物)これを書いた人に質問します
その主張の基となっている研究書・論文を教えてください
F田のような狂人ではなく
まともな歴史学者(東大卒)が最近出版された一般向けの本を読むと
「学会の畿内説が定説」であるとは思えません
現在でも学会の状況は畿内説と九州説の並存のようです
その著者は九州説をとっており
その本は常識的な内容で
F田他のように自説をただひたすら述べるのではなく
先行研究をきちんと展望し
それをふまえた上で結論をだしています
732 :
日本@名無史さん:2005/04/09(土) 05:25:37
>>731 人にものを聞くなら、
その九州説をとっている常識的な内容の本の著者名くらい書けよ。
なぜ地元に邪馬台国を持ってきたいのかが理解できない
なぜ邪馬台国というと『どこにあったか』という問題だけになるのか理解できない
>>733 地元にとっては、それなりの経済効果が期待できるからな。
736 :
日本@名無史さん:2005/04/09(土) 12:30:13
>>734 それでは
君は、何を知りたいのかな?
政治、経済、気候、風習、言語、…etc…?
順列は、決められないだろう。
いいじゃないか。比定地決めてからでも
737 :
サガミハラハラ:2005/04/10(日) 09:01:13
723さんへ
どこが一貫性のない寝言なのかを具体的にあげていただければありがたいと思います。
738 :
日本@名無史さん:2005/04/10(日) 21:29:41
>>731 その九州説をとっている常識的な内容の本の著者名くらい書けよ。
739 :
日本@名無史さん@飛び入り参加 :2005/04/10(日) 23:36:50
日本列島の勢力図が東西に分かれていたんじゃなくて、むしろ南北方向だったとしたら?
瀬戸内ライン・・・吉備や奴を従えた、大和の勢力範囲
日本海ライン・・・出雲を中心に、一時期は丹波あたりまで支配下に
南国系ライン・・・後の薩摩や肥後、土佐に一部東海方面までおさえていた熊野衆の国
邪馬台=倭人の自称「やまと」というクニを「やまて」だか「じゃばと」だか何でもいいが、漢人が当て字した。
狗奴=倭人の自称「くまの」というクニを「くな」だか「くの」だかなんでもいいが、漢人が当て字した。
>瀬戸内ライン・日本海ライン・南国系ライン
それはもれも考えたことあるなぁ。
瀬戸内ライン=邪馬台国の勢力=畿内・瀬戸内・北九州にまたがる中心勢力で魏の同盟国。
日本海ライン=投馬国の勢力圏=但馬・出雲を中心に、親潮に乗った北方系・大陸系の文化圏 。
黒潮系ライン=狗奴国の勢力圏=南九州・四国・熊野・東海・関東の南方文化圏。呉の同盟国。
741 :
日本@名無史さん:2005/04/11(月) 00:31:52
>黒潮系ライン=狗奴国の勢力圏=南九州・四国・熊野・東海・関東の南方文化圏。呉の同盟国。
南九州は遺跡が無いから根本的に無理
742 :
740:
黒潮ラインというのは狗奴国の候補地をつないだだけだよ。