日本人の歩き方・走り方

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99日本@名無史さん:04/05/10 23:33
大阪へ行ったらよく観察すると面白いのが、民家で飼われている犬です。
他の地域などで飼われている犬種と違って「赤犬」と言う
食用品種の犬が飼われています。(もちろん普通の犬の方が多いのですが)
大阪の肉屋さんのほとんどは三千円ほどの手数料で飼い犬を解体してくれます。

北海道で羊肉(ジンギスカン)を食べるのが普通なように
大阪では犬肉(ポシンタン)を食べるのが珍しくないです。

大阪ではスーパーでも犬肉が売られていて一般に普及しています。
これも北海道のジンギスカンの習慣とよく似ています。
大阪の家庭で「すき焼き」と言えば、犬肉の鍋料理(ポシンタン)です。
ちょっと抵抗があるかも知れませんが、勇気を出して食べてみて下さい。
なお、大阪では料理の材料をたずねるのは非常に無礼な事だとされてます
100日本@名無史さん:04/05/10 23:50
>>98
読んだ。面白いし結構納得できるな。
このスレでも出てきた、陸上の末続選手が取り入れた理論ってのもこれのことかな?
101日本@名無史さん:04/05/11 00:34
いろいろ、みんなの書き込みを読ませてもらったが、依然納得がいかないな。
その江戸時代のなんば歩きというのは、どうも武士があの正装で長い廊下を裾を引きずりながら歩くときの、出る方の脚の膝あたりを軽くつまむような動作のイメージなんだな。
様式化された動作(格好をつけた動作)としては、そうだなとは理解できるのだが、例えば庶民が普通に外を歩いている時を想定すると、いまいち実感が湧かない。
以上、あくまで動作を実際に行ってみた上での、俺なりの実感でつ。
102日本@名無史さん:04/05/11 03:07
>>101
腕を全く振らずに、小またで、やや前かがみに歩くって表現すべきかな。浮世絵などの
ポーズとか、幕末〜明治の写真などを見た感じだと。「右手と右足が一緒に出る」って
のは極端な言い方だと思う。元気に手を振って歩く現代人から見ると、少し違和感のある
といった程度の歩き方。

>>98のサイトを見ると、その歩き方には理論的に意味があり、その動きに慣れてる人に
とっては決して不自然なものではないということがわかる。俺たちは子供の頃から今の
ような歩き方に慣れてるせいで難しく感じるけど。
103日本@名無史さん:04/05/11 10:15
>>101
庶民の歩き方は、商人みたいのがやや前かがみで太ももの
付け根に手をおいたまま、店の奥から出てくるイメージで。
(どういうイメージだこりゃw)
104日本@名無史さん:04/05/11 21:12
確かに、歌舞伎で商家の番頭や丁稚が「へぇい」という感じで前に出てくるときの歩き方って、そういう感じの歩き方をしているよな。
あれって、案外、江戸時代当時の庶民の歩き方を伝承しているのかも。
105日本@名無史さん:04/05/11 21:20
ナンバが農耕民族特有の歩き方だとすれば、日本人以外の農耕民族にも
そういう歩き方があるのかどうか検証しなければ意味ない。
それに日本人=農耕民族と決めつけるのもどうかと。
106日本@名無史さん:04/05/11 22:06
実際のところ、近代的な歩行の訓練を受けていない人々はどういう風に歩いているのか知りたいよな。
例えば、日本人に近いという説がある中国雲南省の何とかいう少数民族のおじいちゃんやおばあちゃんって、どういう風に歩くんだろう。
誰か、現地に行って調べてくれ。
107日本@名無史さん:04/05/11 22:09
不思議発見とかウルルンでやったら目を皿にして要チェック
10873:04/05/11 22:20
>>79
なるほど。
いずれにしても、「ナンバ」という名前からは
その歩き方の何たるかに迫ることはできないということか。残念。

それにしても上体を使わない歩き方がが日本古来の歩行法であるなら
単に「歩く」といえばそういう歩き方を意味していたはず。
してみれば、「ナンバ」というのは実は結構歴史の浅い呼び名なのではないだろうか?
109日本@名無史さん:04/05/11 23:12
>>108
もともとナンバという言葉は、あんまり深い意味はなくて
同じ側の手と足が出る歩き方(ポーズ)のことを指していたんじゃないのかな?
特に演劇(歌舞伎)関係の人が。
で、それに絵巻物のポーズやら農作業の様子やら武芸の歩行やらも
追加されて、そもそもあれが日本人の伝統的な歩き方云々・・・とやった
のが始まりだと思う。
110日本@名無史さん:04/05/12 11:36
たしかに、高取正男『日本的思考の原型 民俗学の視角』
とか三浦 雅士『身体の零度―何が近代を成立させたか』
あたりでは、広く「江戸時代以前の体の動かし方」全般の一例として論じられていたと思う。
近年スポーツ学の世界で見直されるようになってから、実践的な分妙に細かく定義されようと試みられて、こじれてるように見えるな。
111日本@名無史さん:04/05/12 12:11
映画「シコふんじゃった」でデブの新入生が運動音痴か緊張してかわすれたけど
同じほうの手と足を出して歩いてるのをみて。竹中直人ふんする相撲部部長が
相撲といっしょだって言うシーンがあるね。
112日本@名無史さん:04/05/12 12:11
で、結局ナンバは近代以前でも一般的な動作ではなかったということでFA?
113日本@名無史さん:04/05/12 13:34
馬鹿かお前は
114日本@名無史さん:04/05/12 13:34
伝統的日本人に顕著な歩き方・・・手を振らない・がに股などなど
(専門家ならもっと有益なポイントを見つけられると思う)が
あることを否定しないが、絵巻物などを指して同じ側の手足を出す歩き方がナンバで、
それが日本人のあるきだ!というのは如何なものかと思う。



115日本@名無史さん:04/05/20 19:19
昔の絵なんか、書き方の決まりごとみたいなものがあったんだろう。
手足を同時に出している姿の方が描きやすいからな。
その程度じゃないんかな。
116日本@名無史さん:04/05/20 19:29
日本相撲はモンゴル相撲より弱いのか?

いや、日本人が弱くなったのだろう。
117日本@名無史さん:04/05/26 11:00
なるほど、謎はすべてとけたw

友人の武道の有段者、前グレイシー習ったブラジル人
あと故アンディ河豚、いずれもなんか歩き方変だな〜と
思ってたが、コレが染み付いてたのね・・・さすが上田w

僕も居合いをやってまつが、やはり”ニ軸間の重心移動”は基本です
同軸側の手足を、足から先に出すってのは空手や合気道と共通。
あとトルコのカタナやそれのフランス版”サーブル”も同じだったり
(騎馬民族が馬上左手で手綱を抑えながら、右手で刀を使う武術)
118日本@名無史さん:04/06/04 14:15
大河ドラマ新撰組の中で山南を演じている役者さんが
屋内を移動するときナンバ歩きをしてるな。
イメージがわかないやつ見てみ。

俺は武道の心得がないのであれが正しいか
判断は出来ないのだが・・・
119日本@名無史さん:04/06/05 02:47
手足逆に動かして走ると着物が着崩れるというけど、よく走るシーンで
裾を捲り上げて走ったりするのもあるよね。
120日本@名無史さん:04/06/05 03:45
とりあえず、「二軸で歩く」感覚を練習してみる事を勧める。
右手と右足が同時に出て・・・とか腕を振らずに・・・とか
形から入ろうとすると必ず失敗する。
上半身はとりあえず意識せずに、右足と左足、それぞれが平行な別のレールの
上を進む感覚で二軸の歩行の練習をしてみるのだ。それができるようになると、
自然と右足と右肩、左足と左肩が連動するようになる。(右手・左手ではなく、肩が、である)
ゆっくり歩けば「腕をほとんど振らない歩き方」になり、
速く歩けば「右手と右足、左手と左足が同時に出る歩き方」になる。
121日本@名無史さん:04/06/08 16:04
漏れ、普通に歩くとナンバ歩きなんだけど・・・
122日本@名無史さん:04/06/14 03:10
今でも武道,武術,日本舞踊,などは基本的にナンバです。
それから昔の歩き方はナンバですよ。なんか絵の書き方とか
たまたま巻物に載ってるだけでは無く普通にナンバ歩きです。
123日本@名無史さん:04/06/14 03:23
>>101
『仮名手本忠臣蔵』の殿中での移動方に激しく違和感があったんだが、
言われてみれば足と手を同時に出してたから変だったんだ。目からウロコ。
124日本@名無史さん:04/06/16 01:59
>>122
今の日舞では、確か同じ側の手足が同時に出るのは嫌っていたはずでは
125日本@名無史さん:04/06/16 04:06
>>124
普通は同時です。そんな主張聞いた事無いが?一部流派かも?
ナンバは昔は基本的な事実です。
チョット違うけど中国武術も同じ側の手足を同時が一番力が
出ると教わります。確か北派の方。
126日本@名無史さん:04/06/16 04:24
全部読んでないんで既出かも知れないが、日本の着物を着て現代人のように
歩くと着崩れが起きる、これは腰が回転してしまうことによっておきる訳だ
が、武士というものは(特に江戸時代)着崩れるなんてえのはもってのほか
だった。
だから、着崩れないように(腰が回転しないように)歩くと自然に手を振ら
ない歩き方になったと云う訳、それと、江戸時代は武士が走るというのもは
ずかしいこととされていたようだ。
127日本@名無史さん:04/06/24 01:13
今月号(といっても隔月刊なのだが)の斬鬼に
「江戸時代の日本人にとって『走る』という技術は特別なものであった」
との記載が。
128日本@名無史さん:04/06/24 01:31
秀吉軍が明智光秀を倒すために電光石火のナンバ走りなんて
目も当てらんない。
129日本@名無史さん:04/06/24 01:50
ナンバ歩きってのは東アジアではごくありふれた走法で、
明治時代には西洋式の走法ができない児童が少なくなかったし、
中国朝鮮でも近代になるまでずっとその走法だったと
なんかの本で読んだことがある。

>>125氏も書いてるが、中国拳法でも
右手で打突した際には右足が前に出る流派があるし
(そっちの方が打突に力がこめやすいらしい)
剣道・剣術でも同様。
柔道でも右手で相手の道着の襟を掴むときは
右足が前になってたと思うが、これはひょっとしたら
歩行法の伝統とはちょっと違う事情があるのかも。
130日本@名無史さん:04/06/24 02:08
刀をさげた足軽が走るとき、手足が逆に出る今の走法だと
刀がぶんぶん振り回されて走りにくいことこの上ない。(たぶん)
その点では手足(と刀)が一緒にでるナンバ歩きの方が
楽に走れるとは思うね。
131日本@名無史さん:04/06/24 02:26
戦国時代の足軽って実戦でも
時代劇みたいに左腰に刀ぶら下げてたのかな・・・

揚げ足取りみたいだから補足すると、
袴の紐に木刀や居合刀ぶら下げると走りにくくなるのは
事実だけど、
大河で山南さん役の人がやってるみたいに
腿のあたりを両手で押さえながらだと
現代式の歩行方法でもさほど邪魔にならなくなるよ。
132日本@名無史さん:04/06/24 02:35
普通の武士階級が走る時は刀がぶれないように
はかまの帯辺りに手を引っ掛けて走るのが作法だったみたい。
体育史かなんかでナンバを直すために苦労したみたいな
話が有るしそれ以前は普通はナンバ。
ドイツ式の行進を取り入れてから現在の歩方ヘ変化。
133日本@名無史さん:04/06/24 10:49
つうか、ナンバ自体の定義がいまひとつつかめないし、
本とか読んでもなんか誇張されてるような気も・・・
134日本@名無史さん:04/06/24 21:49
誇張と言うよりひねりの無い歩き方の総称では?
自分も一時期ナンバ歩きをしてたけど2,3日したら
ほとんど無意識に出来る様になる。
その方が武術などの技を出す時は自然だったので
結構感動した。
135日本@名無史さん:04/06/25 11:33
なんでんも江戸時代は腕を振らずに歩いていたそうだ。
着物が着崩れるから。
理にかなった歩きかたなんだって。
あの陸上の末次がこの走法を取り上げているよ。
136日本@名無史さん:04/06/25 11:52
なんばウォークW
137日本@名無史さん:04/06/25 11:57
よくわからん。陸上の選手に「着物を崩さず走る必要」がどこにあるのか。
138日本@名無史さん:04/06/25 11:58
一軸走りと二軸走りの違いです。
139日本@名無史さん:04/06/25 12:02
走る時の、重心の安定と、慣性モーメントを小さくするためには
ナンバ走りは効率が悪いのでは?
140日本@名無史さん:04/06/25 12:23
>>139
そういう話は良く解らないけど、歩く時のひねりが無駄になるらしいよ。
141日本@名無史さん:04/06/25 12:27
大雑把に言うと発生した推進力の一部が、ひねりによって左右に発生する余分なベクトルに当てられるので不利ということだが。
このベクトルはひねりによって賄われているので実際のところ無関係な気はする。
長距離なら余分な活動がない、といった持久力への効用は考えられるかもしれないが、単純に速く走れるかどうかという点では疑問。
142日本@名無史さん:04/06/25 12:27
そもそも、人間の構造上、同じ側の手と足を(右手なら右足)出すのが一番理にかなっているそうな。
143日本@名無史さん:04/06/25 12:29
そりゃまたどういう理屈で?
144日本@名無史さん:04/06/25 12:36
>>143
忘れちまった。
ただ、本当か嘘かは知らぬが、江戸城内ではこういう歩き方でなければならなかったと聞いたことがある。
というのも、走れないようにするため。
145日本@名無史さん:04/06/25 12:37
それ、ぜんぜん理にかなってなさそうなんですが。
146日本@名無史さん:04/06/25 12:44
末続選手はこれで早くなったらしいけど試しに黒人選手とかが
取り入れたらどうなるかみてみたい。
147日本@名無史さん:04/06/25 13:03
>>146

黒人選手でいるよ。しかも超一流の選手。
あのマイケル・ジョンソンだ。
要するに胸を板のように張って走る走法のようだ。
148日本@名無史さん
みのもんたがナンバやってる