[katawa]重光葵[shogun]

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1日本@名無史さん
隻脚の軍人。彼の洞察力は研究に値すると思います。
獄中に執筆なされた「昭和の動乱」についても語りましょう。


おねがいします。
2日本@名無史さん:04/01/21 20:03
重光は外交官だろ?軍人だっけ?
3日本@名無史さん:04/01/21 20:04
1887(明治20)年生
1957(昭和32)年没
大分県出身
外交官
東京帝國大學卒
外務省入省
1931(昭和6)年 上海駐在公使
1932(昭和7)年4月29日 上海・虹口公園での天長節祝賀式典に出席
 尹奉吉が起こした爆弾テロのために脚に重傷を負う
1936(昭和11)年 ソ連公使
1943(昭和18)年4月20日〜1944(昭和19)年7月22日 外務大臣(東條英機内閣)
1944(昭和19)年7月22日〜1945(昭和20)年4月7日 外務大臣(小磯國昭内閣)
1945(昭和20)年9月2日 降伏文書調印式に出席
 秘書官・竹光秀正に借りた万年筆で調印
1945(昭和20)年8月17日〜1945(昭和20)年9月17日 外務大臣(東久邇宮稔彦王内閣)
1946(昭和21)年〜 A級戦犯として服役(禁錮7年)
1950(昭和25)年 釈放
1952(昭和27)年 改進党総裁
1954(昭和29)年12月10日〜1956(昭和31)年12月23日 外務大臣(鳩山一郎内閣)
 日ソ国交回復などを行う
1957(昭和32)年 神奈川県湯河原町で死去
4日本@名無史さん:04/01/21 20:05
外交官やな
5日本@名無史さん:04/01/21 20:12
冷静な外交官であった。ソの対日参戦を見抜きソを仲介しての講和可能性を否定した。
もし従っていれば満州での悲劇、広島長崎は避けられたかもしれぬ。
6日本@名無史さん:04/01/21 20:45
戦後の首相はこの人に務めてもらいたかった。
7日本@名無史さん:04/01/21 21:09
こいつA級戦犯だろ? 悪しき軍国主義者、ファシストは死ね
8日本@名無史さん:04/01/21 21:29
んでも、本当の大戦犯が生き残ってのうのうと暮らしてたんだから、
たんなる文官を責めるのは可哀相だよ。
悪いのはアイツ。アイツこそ逆さ吊りにすべきだった。
9日本@名無史さん:04/01/21 21:30
あいつって誰?龍三?
10日本@名無史さん:04/01/21 21:31
昭和天皇のことだろ。
11日本@名無史さん:04/01/21 21:40
武官が政治に介入した事実は否定しないし評価もしないが、
文官が武官の介入を許容、場合によっては誘導した責任も見逃してはイカンと思う。
そういう意味で、「単なる文官だから責めるのはかわいそう」ってのは、
ちとピントがずれてると思ったりする。
12日本@名無史さん:04/01/21 21:58
こいつの「昭和の動乱」は名著。ぜひ読むべし。
13日本@名無史さん:04/01/21 22:11
責められて当然の文官と言えば松岡さんに近衛さん
14日本@名無史さん:04/01/21 22:19
軍部大臣現役武官制を復活させた広田もいれとこうや。
15日本@名無史さん:04/01/21 22:24
重 光葵は日本国復興の祖であられます。
16日本@名無史さん:04/01/21 23:33
とにかく貴重な人材であられた。
17日本@名無史さん:04/01/21 23:34
うちの親戚だ
18日本@名無史さん:04/01/22 06:13
『重光葵手記』も再販してくれ。

『昭和の動乱』はほんとうによく書けてる。昭和史入門としても使えそうな気がする。
重光のような親英米派は他にもいると思うが、彼らがどういう危機感を
もっていたのかよくわかる。
19日本@名無史さん:04/01/22 18:43
また偉いのはGHQの占領政策や極東裁判を冷笑していたという事だな
単なる変節漢でないことが稀有なのです
20日本@名無史さん:04/01/22 18:53
うん国民栄誉賞を上げよう
21 ◆P0OZfSMcyQ :04/01/22 20:31

うんこをアゲよう!

      人
    (__)
  \(__)/ ブリー!
   ( ・∀・ )
22日本@名無史さん:04/01/22 20:36
投獄されてなければ首相になってたかな?
23日本@名無史さん:04/01/22 20:46
進歩党首班に推薦されたが地盤がなかったため鳩山に奪われた
24日本@名無史さん:04/01/23 12:53
「昭和の動乱」
自伝だと思って買ったけど実際は昭和史の概説書のようで、
随所に重光の鋭い分析が入ってて良かった。
東郷の「時代の一面」(品切れ)も読んでみたい。
25日本@名無史さん:04/01/23 18:41
>>23
進歩党じゃないでしょ
改進党総裁のち民主自由党でしょ
26日本@名無史さん:04/01/23 19:04
この馬鹿のせいで歯舞・色丹が戻ってこなかった
27日本@名無史さん:04/01/23 21:17
えぇ!?隻脚だったなんて知らなかった。
28日本@名無史さん:04/01/23 21:32
実は俺も知らんかった

そーいや降伏調印の時にステッキもってたっけ
29日本@名無史さん:04/01/23 22:25
1932年 北京のなんかの式典中に爆弾投げ込まれてあぼーん
ところでスレタイはけなしてるのか褒めてるのか
30日本@名無史さん:04/01/23 22:36
うんこ区民ええよ症age
31日本@名無史さん:04/01/23 22:38
shogunって?
32日本@名無史さん:04/01/23 22:43
>>1は重光は軍人だと信じているらしい・・・
33日本@名無史さん:04/01/23 22:49
やあ、ぼく、かたわ!
34日本@名無史さん:04/01/23 23:00
ぜんぜん知らない人でしたがこのスレみて昭和の動乱
買ってきたYO 読書は好きですが日本史好きって
わけでもないので、難しそー

重光葵手記って中央公論新社から出てるみたいですが。。。
35日本@名無史さん:04/01/24 18:43
重光は救国の士といってよい
こういう理性的な人間がいれば
36日本@名無史さん:04/01/27 13:39
読んでねぇけどどうせ昭和の動乱なんて自己弁護の塊だろ
37日本@名無史さん:04/01/31 16:17
38日本@名無史さん:04/01/31 16:24
重光は手記に回想録に「動乱」も書き残しておる。
それらを読むと理性的といえばそう言えるかもしれないが、救国の士かは疑問。
39日本@名無史さん:04/02/01 00:51
終戦の時の外相が重光で
参謀総長が梅津
陸軍大臣が阿南
なんだか大分県で終戦を取り仕切ったようなかんじ
40日本@名無史さん:04/02/01 08:59
昭和の動乱は名著
自己弁護よりはむしろ単純な歴史書といってよい
41日本@名無史さん:04/02/01 13:56
>>5
吉田茂も同意見。
ただし、当時の東郷外相は日本に対して中立国であるソ連を仲介しないと無条件降伏を要件とする終戦条件を押し付けられる可能性があり、その場合陸軍強硬派によるクーデター→本土決戦の可能性があると考えた。
逆にソ連でコケれば誰の目にも四面楚歌が明らかになるため関東軍の南方への転用を進めていた陸軍内の動揺を誘って「終戦やむなし」論が内部から生まれるのを期待していた。
結果的にソ連の国際信義に反する一方的宣戦で最悪の結末を迎えたが、他に穏便に終戦へと纏める方法が無かったのも事実。
42日本@名無史さん:04/02/02 16:20
名著名著と言うだけで具体的に内容に言及してないね。
43日本@名無史さん:04/02/04 22:22
この人そんな偉いの?
戦争をこじらせた悪徳外交官の一匹っしょ?
ばんばん絞首刑にすべきだったんだよ。
44日本@名無史さん:04/02/05 15:44
「小説吉田学校」ではあからさまに無能呼ばわりされてるね。
45日本@名無史さん:04/02/09 19:33
昭和の動乱読んだ。
特徴的なのは満州事変をはじめとする軍部の暴走を批判しながらも
国連脱退については肯定的であること。いわく
「ここで孤立政策を採ったことは立派であり中国国民党ほかに驚嘆を与えた
 このときうまく国家体制を持ち直していればかようなことにはならなかったかもしれぬ」
とのこち。
46日本@名無史さん:04/02/09 22:43
その段階ではまだまだ挽回できたでしょうしね。
47日本@名無史さん:04/02/10 06:14
ご託はいいから、広田と松岡と東郷をどうにかしておけよな、まったく。
48日本@名無史さん:04/02/10 06:55
清沢洌にボロカスに貶されているが、なにが原因しているのだろ?
49日本@名無史さん:04/02/10 23:07
重光が総理になっていればよかった
50日本@名無史さん:04/02/12 22:35
俺は東郷の「時代の一面」の方が好き
51日本@名無史さん:04/02/12 22:59
俺は陸奥の「蹇蹇録」の方が好き
52 :04/02/13 09:04
日本経団連の奥田碩会長は12日、記者会見で「(牛丼がなくても)死ぬわけでない。日本人は右から左へ早くふれやすい、単純な国民だと感じた」と、牛丼フィーバーをチクリと皮肉った。(
53日本@名無史さん:04/02/28 17:51
>>50
感想きぼん
54日本@名無史さん:04/02/28 18:00
漏れの来週の読書リスト。

幣原喜重郎「外交五十年」
芳沢謙吉「外交六十年」
来栖三郎「泡沫の三十五年」
石射猪太郎「外交官の一生」
55日本@名無史さん:04/02/28 18:16
>>52
リストラばかりやってサラリーマンをかかる境遇に陥れた奴のくせにな。

>>54
本当に全部読めよ!
56日本@名無史さん:04/02/28 19:59
私は武田知己の『重光葵と戦後政治』(吉川弘文館)を読んでいます。
57日本@名無史さん:04/02/28 21:04
>>56
面白い?
58日本@名無史さん:04/02/29 14:48
昭和の動乱って、回顧録というより昭和史の概説書だよね。
59日本@名無史さん:04/02/29 15:07
>>57
はっきり言って、かなりしんどいです。
でもせっかく読み始めたのですから根性で読んでいます。
60日本@名無史さん:04/03/01 03:40
>>56
あれって1万円位するよね
61日本@名無史さん:04/03/01 16:00
重光葵研究者の武田知己先生の降臨希望。
62日本@名無史さん:04/03/01 16:32
katawaとか書いてる失礼なスレに光臨するわけない。
63日本@名無史さん:04/03/03 20:38
上巻の最後に出てくる英国を威嚇した参謀本部第二部長某って土橋勇逸かな?
64日本@名無史さん:04/03/03 22:11
結局、重光も九州の人間だろ。九州・山口以外の地域の人間は、格がいっこ下だな
65日本@名無史さん:04/03/04 00:59
団藤重光葵
66日本@名無史さん:04/03/08 01:18
東郷茂光の方が上
67日本@名無史さん:04/03/08 01:24
誰それ?
68日本@名無史さん:04/03/08 18:17
東郷茂徳なら知ってる。
69日本@名無史さん:04/03/08 22:06
>>59
漏れも暇だから読んでみるかな。
重光と戦後政治のどっちがメインの本なの?
70日本@名無史さん:04/03/08 22:13
重光葵です。
71日本@名無史さん:04/03/08 23:27
昭和の動乱が出版された時ってまだ米軍の占領下だよね。
日本に関してはある程度感情的に、反省を促す姿勢をとってるけど
外国に関する記述があまりに理性的で、そこがちょっと物足りなかった。
72日本@名無史さん:04/03/09 19:17
この人の功績って何?
73日本@名無史さん:04/03/09 19:19
爆弾投げつけられて隻脚化するという、大隈以来の伝統を引き継いだこと
74日本@名無史さん:04/03/09 19:26
ロッテの重光と関係ある?
75日本@名無史さん:04/03/09 20:59
>>73
> 爆弾投げつけられて隻脚化するという、大隈以来の伝統を引き継いだこと
消えろカス
76日本@名無史さん:04/03/09 23:33
大東亜共栄圏構想を単なるプロパガンダではなく、少しは中身があるものにしたこと。
中国(といっても汪兆銘政権だけど)の租界、不平等条約撤廃をしたことはあまり知られてないよね。
77日本@名無史さん:04/03/09 23:37
大東亜会議も重光タンのイニシアティブによるものだよね
78日本@名無史さん:04/03/10 14:05
「プライド」で重光役って寺田農さんだっけ?
79日本@名無史さん:04/03/10 14:21
当時の複雑な主導権争いを繰り広げる世界の状況、
日本が過去の流れを踏まえこれからどうあるべきか、
それらを客観的に、生きながら現役として日本で一番把握してた人間だろな
80日本@名無史さん:04/03/11 21:25
ちくま新書の新刊はうさんくさいけど、丸々一冊重光葵だった。
81日本@名無史さん:04/03/11 22:46
1943年に汪兆銘政権との間で義和団議定書の廃棄をしたのは
この人なんだけど、サンフランシスコ講和条約をみると
改めて義和団議定書の廃棄が謳われてるよね。汪兆銘政権との
取り決めは無効なんだろうか・・・
82日本@名無史さん:04/03/12 01:10
さいとうたかおの「大宰相」という漫画ではなんか無能に書かれてたぞ
83日本@名無史さん:04/03/12 19:03
>82
それは、さいとうたかおが無能の証
84日本@名無史さん:04/03/12 20:45
昭和の動乱読んでるんだけど、重光って異様に条約の遵守に
拘ってるね。ナチス・ドイツとの単独不講和条項があるから、ドイツが
負けるまでは講和できないって何回も言ってる。昭和天皇も同意見
だったみたいだけど、イタリアのように国家の滅亡が迫れば単独不講和
なんてフイにするのが普通じゃない?あまりに人が良すぎるよ・・・
85日本@名無史さん:04/03/12 22:09
というか、当時の日本の指導部はみんなナイーブ。
お前ら本当に世界戦争をやってるのかと問い詰めたい・・・
中堅将校はドイツばりの策謀大好き君なんだけどね。
86日本@名無史さん:04/03/13 10:11
>>84
だからそれは後付の理屈だろ。
戦争止めたかったんだけど、条約遵守の方が優先される律儀な国民なんです、日本はっていう。
87日本@名無史さん:04/03/13 10:15
>>80
それはこれ?
「勝者の裁き」に向きあって / 牛村 圭 著
88日本@名無史さん:04/03/13 11:11
>>83
というか、それは戸川猪佐武の「小説吉田学校」の漫画化だろう。
戸川は吉田系に近かった政治評論家だったらしいから、敵役の鳩山・重光系には厳しいだろう。
原作小説は終戦から大平死去までの保守政治史の概略をたどるという意味では基本書的扱い。
89日本@名無史さん:04/03/13 23:03
戦後政治はクソ
90日本@名無史さん:04/03/14 16:41
>>89
やっぱりそう?
読んででそんな感じがした。
91日本@名無史さん:04/03/14 21:57
>>87
うん。それ。

>>90-91
マジで?
買おうかと思ってたのに。
92日本@名無史さん:04/03/17 14:07
『重光葵と戦後政治』は重光が総裁を努めた改進党内部の事情がよくわかる。
93日本@名無史さん:04/03/26 22:04
ソ連からは嫌われていたらしいな。
94日本@名無史さん:04/03/27 16:46
そりゃ、戦前から共産主義には警戒感を持ってたみたいだからね。
まあ、まともな知性の持ち主なら当たり前だけど。
95日本@名無史さん:04/03/27 22:44
どうせ回想録書くのなら、死ぬ直前に書いてほしかった。
96日本@名無史さん:04/04/01 22:04
重光は鳩山内閣の外相時代、思いつきで奔放な発言の多い鳩山首相に
苦労させられたそうです。
97日本@名無史さん:04/04/03 11:08
>>94
違う、93が言っているのは、重光が大使時代ソ連政府の受けが悪すぎて、(「プラウダ」を通じて)「重光大使は書道以外に芸がない日本軍部のご機嫌取り」と糾弾されて、重光と仲がいいとは言えなかった松岡洋右さえも同情していたと言うことでは。

98日本@名無史さん:04/04/03 14:46
嫌われてたのは反共主義者だったからでは?
回顧録読んでも赤色勢力への嫌悪、警戒心はかなりあったみたいだよ。
99日本@名無史さん:04/04/03 15:13
しかし戦後は高野実ら左翼に好かれていた。
100日本@名無史さん:04/04/04 09:55
>>98
同じ反共でも東郷茂徳は退任の際、モロトフ外相からベタ褒めだったらしいが。
101日本@名無史さん:04/04/16 19:24
東京裁判で重光有罪に投票したのはソ連と中国だっけ?
どっちも重光の任地だよね。
重光に都合の悪い事実を握られてたんだろうか・・・
102日本@名無史さん:04/04/16 19:28
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482059477X/qid=1082111260/sr=1-14/ref=sr_1_0_14/249-8289478-0513123
満州事変と重光駐華公使報告書―外務省記録「支那ノ対外政策関係雑纂『革命外交』」に寄せて 学術叢書

これどう?
103日本@名無史さん:04/04/27 15:29
ほす
104日本@名無史さん:04/04/29 20:57
深田祐介「大東亜会議の真実 アジアの解放と独立を目指して」PHP新書 294
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=31349729

って10年前に出た「黎明の世紀」の復刻版だけど、読んだ?

叙述は極めて冷静だと思うけど、敗戦を見越して初めて採用された
アリバイ作りの「大東亜宣言」であることを主張し、日本の行動には
矛盾が数々あることを指摘しておきながら、最後に福田和也と一緒に
なって手放し賛美しているのは頂けない。
105日本@名無史さん
しょせんPHPだもの
真面目に読んでる香具師なんていないからいいんじゃない?