1 :
日本@名無史さん:
アメリカ映画のわりにばかばかしい文化的な勘違いはなかったが時代背景から見ると
登場人物の言動に無理はなかっただろうか?
すまぬ、すでに立っていたか!
わしは腹を切るので解釈を頼む。
さらばじゃ
3 :
日本@名無史さん:03/12/22 16:21
/::::::::::::::::::\
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/:::::ノ \:::::ヽ
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|::::| ● ● |::::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| |::: | < 1がホモだってことは
|::::\ [__ ̄] /:::::::| │ まるっとお見通しだ!!
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/....|::::丿|,,,,,,/.....ノ__ | .| ト 、
/.........レ.....| 〈 ̄ `-Lλ_レ′
レ...................|/.... ̄`ー‐---‐′
4 :
日本@名無史さん:03/12/22 16:24
監督は大学時代日本文学専攻なんだってね。
おかしい所があってもそれは映画的演出のためでしょ、
この点に関しては日本モノもデカイ口はたたけないよ。
つーか、秋田。
5 :
日本@名無史さん:03/12/22 16:41
職務質問
警察官「君、職業は?」
本 人「脱藩しました」
警察官「素浪人ね」
6 :
日本@名無史さん:03/12/22 16:42
100%時代考証の正しい時代劇なんて、現代人が観ても理解できん。
言葉も半分ほどしかわからんだろう。
8 :
日本@名無史さん:03/12/23 15:03
平 安 時 代
この時代は「太刀」が主流ですが、この時代のものは刃が先端部分より柄側の方が太く、全体的に細い造りです。
反りにも特徴があって、「腰反り」といって腰元で一番反りが強調された形です。刃紋は大人し目の「直刃」「丁子」で、
全体的に優美なイメージを受けます。 ちなみにこの時代の刀剣から「日本刀」と呼ばれる様になります。
日本刀と呼ぶ為の条件は「複合鍛え」「焼き入れ技術」「反り」「鎬造り」これらが全て完成している必要があります。
有名な刀工には安綱、行安、行平、一文字則宗、助宗等がいます。
9 :
日本@名無史さん:03/12/23 15:07
1300年前後から1800年前期まで中国〜朝鮮半島で作られていた日本刀で、倭刀という独自の名称を持つ。
日本刀を研究、改良した大陸版の曲刀で、オリジナルの日本刀を凌ぐとも劣らない殺傷能力を秘めた武器である。
上記の年代、日本海沿岸は「倭寇」という日本の海賊によって荒らされていた。明国も軍隊を配備しこれに備えたが、
倭寇の振るう日本刀の威力の凄まじさの前に総崩れとなる。明国軍の装備は木製の柄の槍であった。
日本刀はその柄ごと相手を叩き斬るのである。
日本刀の破壊力に勝てる武器は無く、武装の面で大きく劣る明国軍は各地で敗走し、以後、長らく海賊の跳梁を許すことになる。
日本刀の能力に目をつけた将軍達は日本刀を輸入し、独自に研究を重ねた。そして大陸の技術を用いてこの「倭刀」を生み出したのである。
倭刀は広く大陸に伝わり、軍隊の主兵装として取り入れられた。倭刀を用いた剣術も生まれ、倭刀は東アジア地方を代表する武器になったのだ。
また、倭刀や日本刀は西欧に持ち込まれ「アジアのベラボーに良く切れる剣」として様々な文献に登場している。
平 安 時 代
この時代は「太刀」が主流ですが、この時代のものは刃が先端部分より柄側の方が太く、全体的に細い造りです。
反りにも特徴があって、「腰反り」といって腰元で一番反りが強調された形です。刃紋は大人し目の「直刃」「丁子」で、
全体的に優美なイメージを受けます。 ちなみにこの時代の刀剣から「日本刀」と呼ばれる様になります。
日本刀と呼ぶ為の条件は「複合鍛え」「焼き入れ技術」「反り」「鎬造り」これらが全て完成している必要があります。
有名な刀工には安綱、行安、行平、一文字則宗、助宗等がいます。
10 :
日本@名無史さん:03/12/23 15:59
11 :
日本@名無史さん:03/12/24 01:12
1300年前後から1800年前期まで中国〜朝鮮半島で作られていた日本刀で、倭刀という独自の名称を持つ。
日本刀を研究、改良した大陸版の曲刀で、オリジナルの日本刀を凌ぐとも劣らない殺傷能力を秘めた武器である。
上記の年代、日本海沿岸は「倭寇」という日本の海賊によって荒らされていた。明国も軍隊を配備しこれに備えたが、
倭寇の振るう日本刀の威力の凄まじさの前に総崩れとなる。明国軍の装備は木製の柄の槍であった。
日本刀はその柄ごと相手を叩き斬るのである。
日本刀の破壊力に勝てる武器は無く、武装の面で大きく劣る明国軍は各地で敗走し、以後、長らく海賊の跳梁を許すことになる。
日本刀の能力に目をつけた将軍達は日本刀を輸入し、独自に研究を重ねた。そして大陸の技術を用いてこの「倭刀」を生み出したのである。
倭刀は広く大陸に伝わり、軍隊の主兵装として取り入れられた。倭刀を用いた剣術も生まれ、倭刀は東アジア地方を代表する武器になったのだ。
また、倭刀や日本刀は西欧に持ち込まれ「アジアのベラボーに良く切れる剣」として様々な文献に登場している。
平 安 時 代
この時代は「太刀」が主流ですが、この時代のものは刃が先端部分より柄側の方が太く、全体的に細い造りです。
反りにも特徴があって、「腰反り」といって腰元で一番反りが強調された形です。刃紋は大人し目の「直刃」「丁子」で、
全体的に優美なイメージを受けます。 ちなみにこの時代の刀剣から「日本刀」と呼ばれる様になります。
日本刀と呼ぶ為の条件は「複合鍛え」「焼き入れ技術」「反り」「鎬造り」これらが全て完成している必要があります。
有名な刀工には安綱、行安、行平、一文字則宗、助宗等がいます。
12 :
日本@名無史さん:03/12/24 01:23
倭刀を生み出した渡来人の技術者に乾杯
14 :
日本@名無史さん:03/12/24 13:38
中国の剣は木の柄すらも斬れなかったのか?
そんなんじゃ戦争の役に立たないだろ。
15 :
日本@名無史さん:03/12/24 14:08
日本刀でも樫で出来た槍の柄を切るのは結構難しいのだが。
雑兵どもの槍だと竹柄だから切れるが。
中国でもその辺の差があるんだろう。
つーか、18世紀の朝鮮の絵画に出てくる刀は大陸式の直刀なのだが……。
倭刀なんて20年前に突如として出てきた新説を語られても困る。文献なんてないし。
どうでもいいな。ここで大陸の話はスレ違いである。
17 :
日本@名無史さん:03/12/24 15:45
「苗刀」です、形は日本刀に酷似しています、それも当然で日本から中国に伝わったという、珍しい生い
立ちの器械で、「劈卦拳」の器械です。全長は1メートル40センチのスリムな刀です。
特徴の一つに「剣」で紹介している「双手剣」と同じように両手持ちで扱います。
また「苗刀」をもちいた刀法は日本の「隠流刀法」「辛酉刀法」の流れを汲むとされています。
私は、ずっと「苗刀」は「苗族=雲南省・貴州を中心に分布する少数民族」に伝わる器械と思い込んでい
ましたが、おそらくこの二つには共通することはありません。
ただし、「苗族」に伝わる器械にも「苗族尖刀」と言う物があるのですが、それも「苗刀」と呼ばれるようで、形も「劈卦拳の苗刀」によく似ています。
ただ長さは「苗族尖刀」は50センチほどで「劈卦苗刀」の1メートル40センチには遥かにおよびません。
では何故「苗族」の物でないのに「劈卦拳」の刀が「苗刀」という名前が付いたのでしょうか?
「苗」には「なえのように大きくなるもの」とか「すらっとしてスマートである」という意味もあり中国に伝わった細身の日本刀はその形から「苗刀」と呼ばれたのではないでしょうか。
「倭刀」は先に紹介した「苗刀」の別名と説明している資料が多数を占めています。
18 :
日本@名無史さん:03/12/24 17:20
日本刀は、日本人が切磋琢磨シタ結果の賜物
これが通じないのは、チョンのみよの
19 :
日本@名無史さん:03/12/24 17:24
>>17 もうちょい日本語練習してから、書き込んでおくれ
つまりこれがいいたいんでしょ
日本刀はチョンのものニダ
人間すなおが大事ってモンさ
20 :
日本@名無史さん:03/12/24 17:28
チョンのものならチョン刀だろうがw
21 :
日本@名無史さん:03/12/24 19:45
刀は関係ないが、天皇に会いに長い階段を上がっていく描写があったのが気になった。
吹上御所にはあんな階段や坂はないよね。
本丸の方へ登っていく描写としては無理ないけど、当時の御所は本丸にあったのかな?
それとも江戸城外か?(でも遷都後すぐに江戸城に入ったはずだしな)
それともただ、天上人に会いに行く場面の象徴的なシーンとして上に上がってく描写にしたのか?
あと、姫路城が使われてるシーンがあったが、あれは姫路城?それとも江戸城?
22 :
日本@名無史さん:03/12/24 20:10
>>1 アクション・フィクション物の映画に時代考証を求めるのはアホ
ヤツと猿舞
24 :
日本@名無史さん:03/12/25 10:07
21へ
姫路城を映して「江戸城」は時代劇の定番。
時代劇には必ず演出あり!
>>22
クリスマスイブの夜8時にそんな書き込みしてるおまえも救い難い
ああ 神よ・・・
>>25
クリスマスの夜23時にそんな書き込みしてるおまえも救い難い
ああ 神よ・・・
27 :
日本@名無史さん:03/12/26 01:30
>>21 京都で撮影してるが、あれは江戸の宮城(つまり江戸城)のつもりであろう。
にしても変な部屋(建物内部)ばかりであったな・・
すべてはイメージだから仕方ない。
28 :
日本@名無史さん:03/12/26 13:46
>>26 日本のクリスマスは大人は24日で、ガキは25日の朝までなんだ。
おぼえとけ この毛唐
30 :
日本@名無史さん:03/12/26 14:57
実際の所、戦争の根本原因は思想ではないからな。
ウヨだろうが中立だろうがサヨだろうが、条件が揃えば戦争を起こす。
権力者にとって、戦争は外交手段でしかない。
保身ができて、損害より利益が上回る計算が成り立てば、権力者は巧妙に引き金を引く。
ウヨも中道もサヨも関係ない。
戦争も巧妙に利用すれば国際法上、合法にすることができる。
ゆえに、権力者は外交手段と認識する。
●真の思いやり(相手の立場にたってやる)
たとえば、自分と考え方は違うし、少数派かもしれないが、頑張っている人が
いれば、応援してやる(弱気を助け、強気をくじく=任侠)
●真の勇気(向上心をもって現状を脱皮して成長)
人のことがうらやましいと思うのなら、その相手を憎むのではなく、自分も一歩
踏み出して同じように幸せに達するように努力する。
●真の倫理観(人は見ていなくても神は見てるぞ!)
裏で実は結構いい加減なことをしていながら、本音と建前をズル賢く使い分けて
他人を非難して、自分だけ良い子になるような卑怯なまねをしない。
<血液型A型の一般的な欠陥>(真の思いやり・勇気・倫理観を!)
●とにかく臆病・神経質で気が小さいだけ(真の思いやり・倫理意識には欠けている。二言目には「世間」(「世間」と言っても、一部のA型を中心とした一部の人間の動向に過ぎない))。
●異常に他人に干渉して自分たちの古いシキタリを押し付け、そこから少しでも外れる奴に対しては好戦的でファイト満々な態度をとり、かなりキモイ(偏狭・自己中心・硬直的でデリカシーがない)。
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされるとカッと怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、内面的・実質的には負けていることが多い)。
●基本的に悲観主義でマイナス思考なため性格が鬱陶しい(根暗・陰気)。
●とにかく否定的でウザく、アラ探しだけは名人級(例え10の長所があってもホメルことをせず、たった1つのアラを見つけてはケナス)。
●社会的強者には平身低頭だが、社会的弱者に対しては八つ当たり等していじめる(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる(人が見ていないときは、より一層))。
●少数派の異質・異文化を理解しようとせず、あるいは理解を示さず排斥(多数派=正しい と信じて疑わない、了見が狭い差別主義者)。
●何でも「右へ習え」で単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)。そのくせ、集団によるいじめのリーダーとなり皆を先導する(陰湿かつ陰険で狡猾)。
●他人の悪口・陰口を非常に好むと同時に、自分は他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(自分がウソツキ(例:本音と建前の激しい使い分け)だから他人のことも容易に信用できない、ポーズだけで中身を伴っていない)。
●友人関係は、表面的な浅い付き合いでしかなく、心の友はおらず孤独(他人の痛みがわからず、包容力がなく、冷酷だから)。
●頭が硬く融通が利かないため、すぐにストレスを溜め、しかも短気で、すぐに爆発させる(不合理な馬鹿)。
●後で自分の誤りに気づいた場合でも、素直に謝れず強引に筋を通そうとし、コジツケの言い訳ばかりする(社会悪の根源、もう腹を切るしかないだろう!)。
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考え(例:「あいつより俺のほうが男前やのに、なんでやねん!(あいつの足を引っ張ってやる!!)」)。
33 :
日本@名無史さん:03/12/28 17:07
「ボルトアクションは、まだ早い」ということで
>裏小泉
きいてねえよ はげ
35 :
日本@名無史さん:03/12/31 15:33
>>33 いいえ。1840年にプロイセンで開発された
「ドライゼ・ニードルファー・ライフル」が存在している。
ただし、ひどく長い撃針が薬莢を貫通し
弾丸の底部にある雷管を叩く為に連発すると撃針が溶けた。
さらに改良型のM1971ライフルを経て
ボルトアクションの最高傑作モーゼル1898Kが開発される。
最初の先込め式のパーカッション・ライフルはイギリス系。
36 :
日本@名無史さん:03/12/31 15:37
スマン、「ドライゼ・ニードルファイアー・ライフル」だ。
37 :
日本@名無史さん:04/01/02 18:04
パラレルのファンタジー日本だろ
「ドライゼ・時々暴発・ライフル」より
シャスポー・ライフルがいいな。
確か幕末でも連発スペンサー入ってなかったか。
西南戦争ならミトレイユ「ジャンゴー」機関砲ぐらいあった。
いい映画とは思うけど、武士が天皇に忠誠尽くすってのが
どうしても納得でけん。
39 :
日本@名無史さん:04/01/02 22:50
素人の漏れには勤王思想の広がりを考えれば全然おかしくはないように思えるのだけど、なぜ納得できないの?
40 :
日本@名無史さん:04/01/02 22:58
実際の所、戦争の根本原因は思想ではないからな。
ウヨだろうが中立だろうがサヨだろうが、条件が揃えば戦争を起こす。
権力者にとって、戦争は外交手段でしかない。
保身ができて、損害より利益が上回る計算が成り立てば、権力者は巧妙に引き金を引く。
ウヨも中道もサヨも関係ない。
戦争も巧妙に利用すれば国際法上、合法にすることができる。
ゆえに、権力者は外交手段と認識する。
41 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:44
『ラスト・サムライ』という事件
監督がエドワード・ズウイックということで、ただ事では済まないだろうとは思って
いたのです。それにしても、映画というのは最終的に編集された作品を見ないと何も
言えない、ということに尽きるのでしょう。『ラスト・サムライ』という映画が、こ
の2003年の末に公開されるというのは「事件」としか言いようがありません。こ
れは、漠然とした日本ブームなどというレベルを越えた話です。
これは100%エドワード・ズウイック監督の作品です。作品の隅々まで、監督の味
付けが行き渡っているのです。まだ中堅と言うべきズウイック監督の履歴書(レジメ)
を見ると、そのカラーが一貫していることに驚かされます。どの作品もメロドラマと
して濃厚な味付けがされており、その味は見事なまでに一緒です。
その味付けとは、「名誉と正義」というスパイスです。ズウイック監督の演出作品に
は、すべてこのスパイスが利いています。一度味わったら忘れられない味です。洗練
された最上の味ではないのですが、多くの人に中毒症状を起こさせる刺激的な風味で
す。他でもない、監督自身がその風味に酔いしれているのですから。
42 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:45
まず、この映画は全くのフィクションだというのは言うまでもありません。最初から
最後までストーリーに絡むエピソードは、明治新政府とアメリカの間の武器供給契約
をめぐる疑獄めいた話ですが、そんな史実は聞いたことがありません。また、明治新
政府に対する旧士族階級の大規模な反乱が描かれていますが、その反乱の性格は、西
南戦争など一連の「不平士族の乱」とは全く異なります。
明治十年(1877年)になって、富士山麓の近くに明治政府の支配の及ばない地域
が残っていたなどというのは、設定としては大胆不敵というしかありません。第一
「不平士族」の本質にある経済的困窮や、変化への対応の失敗、更には征韓論など後
世の価値観から見て格好の悪い部分は、全部切り捨てているのです。
史実だけではありません。脚本と演出の骨格をなす「名誉と正義」のスパイスとして、
ズウイック監督が今回選んだのは「武士道」です。その「武士道」が、ストーリーと
演出によって巧妙に語られています。日米の映画好きを感動させるほど巧妙な語りに
他なりません。ですが、この「武士道」も作り物です。
「武士道とは死ぬこと」だとか「桜の花のように一瞬の美しさを咲かせて散るのが武
士だ」いう説明があります。一見すると『葉隠』の哲学が分かりやすく紹介されてい
るように見えます。また、反乱軍の自治地域では人々が農耕に従事し、刀鍛冶があっ
たり、自給自足の質素な生活をしているように描かれています。これも日本人にはあ
る種の原風景のように錯覚させられます。
43 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:46
ですが、冷静に考えてみれば『葉隠』というのは江戸時代に官僚化し、既得権にしが
みつく階層として退廃した武士への警告の書です。もっと言えば、異端の書です。ま
た、江戸時代には武士階級は工業生産や農業にはあまり従事していませんでした。反
乱軍のリーダーが、庶民的な芸能に興じる場面がありますが、これも戦国以前の雰囲
気であって「死ぬこととみつけたり」という時代とは違います。
どうやら、ズウイック監督の今回のスパイスは「人工調味料」のようです。日本の歴
史や文化の良いところ、ストーリーや人物像の効果を高めるために都合の良いところ
を、時間軸も史実も無視して、勝手に混ぜ合わせ「名誉と正義」について人工的なス
パイスを「でっち上げて」いるように思えるのです。
主人公のネイサン(トム・クルーズ)のモデルは恐らくいないのでしょうが、もう一
人の主人公と言うべき反乱軍のリーダーであり、明治政府の参議であったカツモト
(渡辺謙)のキャラクターには西郷隆盛に新撰組を混ぜ合わせて、武田軍団もどきの
武装をさせています。歴史の時間軸は無茶苦茶ですが、人物像として人工ブレンドの
妙とは言えるのでしょう。
悪役であるオオムラ参議(映画監督の原田眞人氏が熱演しています)も、大久保利通
並みの権力を持ちながら、井上馨のように西洋通で、黒田清隆のように腐敗しており、
そのくせ山県有朋のように陸軍を敢然と指揮するという具合で、正に「ブレンド」の
人物像が与えられています。
極めつけは天皇像で、参議の一堂に会した会議の席のイメージなどは史書通りなので
すが、「君臨か統治責任か」という悩みに引き裂かれる人物像は、伝えられる明治天
皇の人物像とはかけ離れています。ここには、美濃部達吉博士の「天皇機関説」に心
酔しながらも、大日本帝国憲法の統治権と統帥権をどう行使したら良いか揺れ続けた
昭和天皇の人物像が明らかに投影されています。
44 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:47
これでは時代考証もあったものではないわけで、映画として成功するはずがない、常
識的にはそうです。ですが、ズウイック監督の「ブレンド」魔術は、実に効果的なの
です。「名誉と正義」という監督お得意の味付けが濃厚に、しかも効果的に使われて
いるのです。
この「名誉と正義」というスパイスの秘密は、監督の過去の作品に辿ることができま
す。まず、監督の出世作『グローリー』ですが、これは南北戦争をヒロイックに描い
た作品です。視点を「史上初の黒人部隊」を統率する若き白人のR・G・ショウ中佐
に設定し、志願して北軍に入隊した黒人たち(モーガン・フリーマン、デンゼル・ワ
シントンなど)が中佐の訓練を経て自尊心を確立し、南軍との決戦に立ち向かってい
く姿が劇的に描かれています。
この作品は「人工ブレンド」というよりも、元々強烈な説得力のある「歴史秘話」を
引っ張り出してきて、単純な味付けを施した作品と言えるのでしょう。しかも、南北
戦争における北軍の正当性、そして今に残る人種差別への告発という政治性を臆する
ことなく叫んでいる、それがヒロイズムの強烈な味付けに合っているのです。さすが
にこの作品を批判する人は少ないようです。
45 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:48
ネイティブ・アメリカン(インディアン)の問題を描いた作品、『レジェンド・オブ・
フォール、果てしなき想い』では、連邦政府に絶望したラドロー大佐(アンソニー・
ホプキンス)が三人の息子たちとモンタナの自然にこもる設定になっています。物語
の過半は、一人の女性をめぐる脂っこいメロドラマで、その壮絶なラブストーリーが、
ブラッド・ピットという才能を世に出したとも言えるのでしょう。
アメリカで「連邦政府に反発して自然にこもる」というと、通常は極右なのです。白
人至上主義者で、銃による自衛権にこだわり、「有色人種貧困層」への福祉にカネを
やりたくないと徴税権を否定する、そんな歪んだ極右が山にこもって、いわば無政府
主義のような極端な「ひきこもり」をやってきたのです。残念ですが、そんな伝統が
アメリカ社会の暗部として現在まで続いています。
ですが、ズウイック監督の『レジェンド・・・』では、このラドロー大佐一家という
のはネイティブ・アメリカン虐殺に抗議して「ひきこもり」、ネイティブ・アメリカ
ンの家族と同居しているという設定なのです。そして、ネイティブ・アメリカンの
「荒ぶる魂」に刺激を受け、大自然の野生を身につける中で、ブラッド・ピット演ず
る主人公の次男坊は、女性への激情と、名誉をかけた暴力への陶酔に流されてゆくの
です。ここでも、「名誉と正義」のために人工的なブレンドが見られるのです。「連
邦政府の否定」と「ネイティブ・アメリカンへの同化」という「ブレンド」です。
46 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:48
ズウイック監督は現代の戦争も描いています。湾岸戦争を題材にして、デンゼル・ワ
シントンとメグ・ライアンの競演で話題になった『戦火の勇気』がそれで、これも一
見するとライアンの演じた戦闘ヘリコプターの女性機長の勇気というヒロイズムが全
面に押し出されて見えます。ズウイック節が、ここでは戦争賛美のメロドラマになっ
ているようにも見えます。ですが、この作品の味付けもユニークです。
物語の視点はデンゼル・ワシントン演ずるサーリング中佐という陸軍軍人で、湾岸戦
争の戦車部隊における友軍誤爆という過去を背負っているのです。誤ちを犯しながら
も、許されることで余計に精神的に追いつめられ、アルコール依存に陥っているとい
う設定です。
このサーリング中佐が、女性兵士(メグ・ライアン)の名誉を調査する中で多くの傷
ついた帰還兵と巡り会い、少しずつ自分の心の傷を癒していくのが主要な物語です。
そのどうしようもなく苦い味付けが、この作品のスパイスなのでしょう。直接的な反
戦ではありませんが、帰還兵への政府や社会の冷淡な姿勢を告発する中で、戦争の意
味を問う作品になっています。
47 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:51
更に現代的なテーマを描いた作品としては『マーシャル・ロー(原題は "The Siege
『包囲』")』があります。NYがアラブ系のテロリストに襲われ、小規模なテロか
ら大規模な攻撃へとエスカレートする中で、最終的にはNY全市に「マーシャル・ロー
(戒厳令)」が布告されてアラブ系住民は収容所に入れられる、という政治スリラー
です。1998年に公開されたのですが、ものの見事に911を予告するなど運命的
な作品になりました。
運命というのは、まず公開直後のバッシングです。リベラル系の批評家たちから「ア
ラブ人の人権を守れと言う趣旨は分かるが、これではアラブ人=テロリストという偏
見を助長しかねない」という批判が出ました。これに、実際のアラブ系アメリカ人団
体が同調して「あっけなく」上映中止に追い込まれてしまいました。
ここでの「名誉と正義」は、アメリカの自由と民主主義です。テロに怯えてアラブ系
を差別してしまえば、アメリカは内部から崩壊する、911以降実際にアメリカが直
面した問題そのものを、1998年の時点で問いかけたのです。クライマックスで
「俺が国家だ、俺が法だ」というブルース・ウィルス演じる将軍に対して、「あなた
は憲法を破壊している。拷問と殺人の現行犯だ」と逮捕状を突きつけるデンゼル・ワ
シントンのFBI捜査官の「対決」は、まるで劇画タッチではありますが、メッセー
ジは強烈で明確なものがありました。
48 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:52
さて、この『マーシャル・ロー』ですが、バッシングの結果、ズウイック監督は業界
から干されたような形になり『恋に落ちたシェイクスピア』などという(娯楽として
は傑作ですが)ノンポリ映画の製作などに一時期を過ごしていました。更に911以
降は、余りに生々しく事件を予言してしまったために、ビデオとDVDが一旦店頭か
ら消えるという仕打ちを受けてしまったのです。
そのズウイック監督が、名誉挽回をかけて臨んだのが、この『ラスト・サムライ』と
いうプロジェクトなのですが、時間軸を無視して「でっち上げ」た「武士道」だけで
なく、ズウィック節と言うべき「名誉と正義」のスパイスは、監督の過去の作品の集
大成とも言えます。
49 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:53
トム・クルーズ演ずるネイサン・オールグレンという軍人は、南北戦争の英雄で
(『グローリー』)、ネイティブ・アメリカン殺しの過去にさいなまれ(『レジェン
ド・・・』の裏返し)、酒におぼれて(『戦火の勇気』)いるという設定です。映画
を通して、「滅び行くサムライ」のイメージが、アメリカ原住民の「荒ぶる魂」のイ
メージに重ね合わせられてもいます。
悪役のイメージも同じです。オオムラ参議率いる「明治陸軍」は、突撃する黒人部隊
に容赦なく砲弾を浴びせる南軍(『グローリー』)であり、憲法を無視してアラブ系
を収容するアメリカ軍(『マーシャル・ロー』)のイメージも重なって見えます。
ズウイック監督の意図は明らかです。明治以降の近代化を進める日本は「悪」であり、
その近代日本に武器を供給するアメリカ政府の方針も「悪」なのだ、というメッセー
ジです。その「悪しきアメリカ」はネイティブ・アメリカンを虐殺し、今また世界中
で異なる文化を踏みにじっている、そんな想いも入っているのでしょう。
アメリカの「悪しき」部分と、日本の「悪しき」部分が手を組む同盟ではなく、日本
の「良き部分」を探して、アメリカと日本の関係を変えてみたい、どうやら、監督の
意図はそのあたりにあるようです。
50 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:54
丁度、この『ラスト・サムライ』の公開直前になって、イラクにおける日本外務省の
奥克彦、井ノ上正盛両外交官とジョルジース・スレイマーン・ズラ運転手の死亡とい
う事件が飛び込み、前後して小泉内閣の「自衛隊派遣」の方針が固まりつつあるよう
です。
小泉総理は、トム・クルーズの「表敬訪問」に大喜びして、映画の宣伝に一役買わさ
れていましたので、イラクへ自衛隊を派遣すれば、「俺もアメリカ人からサムライだ
と思ってもらえるだろう」などと考えているかもしれません。鈍感な総理のことです
から、実際に映画を見ても「感動した、武士道は素晴らしい」などと言い出しかねま
せん。
まして2002年の「ブッシュ=小泉会談」では、両首脳は明治神宮で「流鏑馬(や
ぶさめ)」を見物して、「サムライ文化」を楽しんでいたのですから。そのブッシュ
大統領の方も、この映画を見れば「日本は最高の友人だ。武士道と手を組んでイラク
を平定しよう」などと思うかもしれません。
51 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:55
ですが、映画の中で語られるズウイック監督の意図は正反対と見るべきでしょう。ア
メリカの軍需産業と明治政府が結託した軍事作戦は「悪」であり、不名誉だとはっき
り描かれているのです。近代化とは別のものでも、異文化の精神性を大事にしよう、
そんなメッセージも明白です。「カウボーイ文化」と「サムライ文化」の結託でも何
でもなく、「カウボーイ」と「日本軍」の同盟を全否定する一方で、ネイティブ・ア
メリカンのイメージと重なる「無垢なサムライ」と「静かな日本文化」への尊敬を描
いている、一言で言えばそういうことになるでしょう。
これは事件です。従来のアメリカの日本通は「再武装を歓迎する共和党」か「異文化
礼賛のノンポリ」に限られていました。共和党の日本通は第二次大戦の敵と言うより
も、冷戦の盾としての日本に対して甘い見方しかして来ませんでした。一方で、大学
関係などの日本通は、あくまで異文化への知的好奇心として、ノンポリ的な日本礼賛
をする傾向が強かったのです。
そんな「日本通」の思惑とは別に、庶民レベルでの文化交流が進みました。この欄で
も再三お話しした通り、宮崎駿監督のアニメが尊敬を集め、トヨタ車の品質に惚れ込
むユーザーとディーラーが続出し、豆腐や寿司などの健康食を最新のトレンドだと思
う層が40歳以下では圧倒的です。その延長で、日本語のフレーズが普及したり、野
球選手の交流なども自然に進みました。今や、日本の技術や庶民文化はアメリカ社会
に深く組み込まれていて、それを脅威だと思う人はわずかです。
52 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:56
その一方で「政治的なリベラル」の人々の日本観は渋いままでした。「第二次大戦の
戦後処理が不十分」であるという感覚や「過労死など個の尊厳を無視した企業文化」
への冷淡なまなざし、更には女性差別や性的な文化の退廃などの社会現象を過度に見
下す傾向なども、まだまだあります。日本側に反省すべき点が多くても、見下すよう
な姿勢では良い形の交流にはならなかったと言えるでしょう。アメリカのリベラルと
しても、民主主義のレベルという点で、中国が日本を上回ったら、本気で日本無視を
やりかねないようなムードもありました。
ですが、この『ラスト・サムライ』は、いわば「政治的リベラル」の立場からの強烈
な日本へのラブコールなのです。「日本の軍国主義は悪かった。でも日本そのものが
悪であるはずはない。日本に良い部分があるなら伝統文化の中にあるはずだ。ならば
日本の精神的な伝統と思われる『武士道』を現代でも受け入れられるよう『良きもの』
とする解釈はできないだろうか」という思いの結果できあがったのが、この「人工ス
パイス」がふんだんに振りかけられた『ラスト・サムライ』というわけです。
もう一つ言えば、IT革命以降の拝金主義、911以降の国粋主義のために、伝統的
なキリスト教の禁欲主義や理想主義がボロボロに崩壊してしまった結果、異文化、そ
れも思いっきり違う価値観に興味を持ち、救いを求めている、一連の現象が行くとこ
ろまで行ったとも言えるのでしょう。その結果として、多弁を慎み、言外の所作に感
情を込めるようなコミュニケーション、その微妙な世界にアメリカ人が酔いしれてい
るのですから、これは相当なことです。
53 :
日本@名無史さん:04/01/03 14:57
私は公開一週間前の先行上映に行ってきました。白人がほとんどの庶民的な田舎のシ
ネコンでしたが、観客の反応は予想以上でした。最初の30分ぐらいで、もう観客は
全員で「サムライ」たちに感情移入してしまっているのです。物語のクライマックス
にさしかかり、満開の桜の下での生と死のドラマが繰り広げられると、場内ではすす
り泣きが聞こえてきました。ズウイック監督の「名誉と正義」の毒が全身に回った結
果、『武士道』なるものに洗脳されてしまうアメリカ人が続出しそうです。
ただ、私はこの作品は完全ではないと思います。何はともあれ「名誉と正義」の名の
もとに、殺戮や自殺が美化されるのは恥ずかしい、ということは忘れるべきではない
でしょう。何よりも「命の安い文化」の代表として、アメリカと日本とが世界から笑
いものにされてしまっては、実に格好の悪い話です。
それとは別に、この『ラスト・サムライ』には根本的な欠点があります。それは、武
士道で分かり合ったのだから、日米が手を組んでドンパチやってもいいじゃないか、
というメッセージの「はき違え」を招く危険が残っているという点です。監督の過去
の作品を知り、日米関係の過去と現在を知るものには「日米軍事同盟への批判」は明
らかなのですが、そうではない人々には「格好良いサムライと一緒にサダム討伐に行
こう」などという、小泉、ブッシュ並みの勘違いを招きかねないのです。その点では
演出が不完全だと言っても差し支えないでしょう。
54 :
日本@名無史さん:04/01/03 15:03
私は北米市場の興行収入が100から150ミリオンの範囲に収まっていれば安全だ
と思います。ちなみに、より筋書きの分かりにくい『マイノリティ・レポート』が最
終132ミリオンでしたから、150というのは可能でしょう。ですが、200ミリ
オンを越えるメガ・ヒットになってしまうようですと「勘違い組」が相当出るような
感じがします。同傾向の『グラデュエーター』が最終的には187ミリオンまで行っ
ていますから、この200というのは、あながち不可能ではないかもしれません。
そうなると「勘違い組」への危惧から、渡辺謙さん(助演男優賞に関して、現時点で
の下馬評は爆発的なものがあります)を含めたオスカー受賞の可能性は遠ざかるでしょ
う。オスカーという「場所」は、何はともあれリベラルの牙城だからです。
日本側でも「勘違い」が起きる可能性があります。「日本も『名誉』を追求しても構
わないんだ。自主武装も構わないじゃないか。外交官を殺されても弱腰でいるような
『不名誉』ではダメなんだ」という勘違いの危険です。この『ラスト・サムライ』に
ついて、アメリカでは『ブレイブハート』や『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などと同
格に論じるような「絶賛」も目にしますが、少なくともテーマについて誤解を許す点
で、この二作には劣ると思います。
もう一つ、心配なのは作品の中に出てくる女性像です。小雪さん演ずるタカという女
性は、気丈で高潔に描かれていますが、やはりイメージが保守的に過ぎます。あんな
女性に癒されてみたい、と思うアメリカ人男性が続出するとしたら困ったものです。
実際にアメリカ人を伴侶に選ぶ日本女性は、個の尊厳を認めて欲しいという傾向が強
いと思われますから、双方の思いがすれ違う危険があるからです。
55 :
日本@名無史さん:04/01/03 15:04
いずれにしても、これから当分の間、大学や地域社会で『サムライ文化』について質
問攻めにあうことを覚悟しなくてはなりません。そのこと自体は悪いことではないに
せよ、本当の日本の歴史や文化を説明するのは大変です。何よりも日本文化の美点は、
武家の文化よりも、庶民の文化にあることは最低でも指摘しなくてはなりません。
ちなみに、このエドワード・ズウイック監督という人は、ハーバードの東洋学科で日
本学を学んだそうです。外国人初の文化功労者を受章して、先年亡くなったマリウス・
ジャンセン博士(プリンストン大学名誉教授、主著は『明治維新と坂本龍馬』)の孫
弟子に当たり、東海岸の日本学の世界では「変わり種の卒業生」として有名なのだそ
うです。
どうやら、監督の「武士道という人工スパイス」は、実は日本学の論文を研究し尽く
した上での確信犯のようです。その日本学界では、この映画の話題で持ちきりだそう
で、「リベラル系からの日本へのラブコール」という現象が本格的に起こるかもしれ
ません。
あぼーん
57 :
日本@名無史さん:04/01/22 21:35
あやすぃ
58 :
日本@名無史さん:04/01/23 17:56
>>54 >アメリカでは『ブレイブハート』や『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などと同
>格に論じるような「絶賛」も目にしますが、少なくともテーマについて誤解を許す点
>で、この二作には劣ると思います。
まったく同じだと思うが
原住民たちの世界に白人が迷い込んだり
原住民の反乱といった視点からみてる。
ようするに誇り高きインディアンみたいなサムライ像を描きたかったんだろう。
実際は政府側もサムライなんだけどな。そして列強の植民地になりたくないから
近代化していったんだけど、それを描くとアジアVS白人になるから避けたんだろう。
つまりその後の大東亜共栄圏をある意味認めちゃうからね。
あくまで原住民世界の争いに迷い込んだ白人にしたかったんだろう。
59 :
日本@名無史さん:04/01/23 18:13
農家の庭には青々とした芝生が生い茂っていた。
ありえん。
60 :
日本@名無史さん:04/01/23 22:17
裸素人侍
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