太平記について熱く語るスレ

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932日本@名無史さん:2007/07/30(月) 23:07:46
>>682
直木三十五氏は、尊氏を評して「性交した 西郷隆盛」だと言つた。
                     ~~~~
933日本@名無史さん:2007/07/31(火) 00:22:54
NHKで大河ドラマとして太平記をやると聞いた時、當然主人公は大楠公(楠木正成)と思い、全巻をビデオに撮ろうと張り切っ
ていたが、逆賊足利高氏が主人公と聞いて愕然とした。原作(吉川英治、私本太平記)がそのようになっているそうであるが、「梅
松論」ならいざ知らず「太平記」と名付ける以上は、大楠公を無視したり足利高氏を賞揚したりすることは許されないのではなかろ
うか。足利高氏の肩を持って書かれている「梅松論」ですら、大楠公に對しては稱贊を惜しまないとのことであるのに、NHKドラ
マの楠木正成は足利高氏に阿諛追從する道化役にされている。役者も重みのある人を起用するならまだしも(演技は上手なのかも知
れないが)輕佻浮薄な役者を起用して意識的に「河内の田舎武士」を演じさせている。役者自身も、大楠公を演じている自覺がまるで
ないようであり、チャンネルを變えると馬鹿面を晒して「ラーメン」や「冷藏庫」の宣傳を行っているから始末が惡い。心ある日本人の
崇敬を一身に集めた大楠公を演ずる以上は、己も大楠公に成り切り、少なくとも放映期間中は輕佻浮薄なコマーシャルの出演を斷る
位の見識を示して欲しかった。昨年の西郷南洲(隆盛)役に續き、NHKは我々の崇敬する人物を意識的に侮蔑しようとするのか!

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934日本@名無史さん:2007/10/14(日) 21:05:42
935日本@名無史さん:2007/10/21(日) 01:01:33
いきなりですいませんが、
ひとつ質問です。

足利義詮なんですが、
中先代の乱から尊氏九州落ちの頃って
どこで何してたんでしょうか?
正確には、北畠顕家の西上以降ですね。
関東のどっかに隠れてたんでしょうか?
父についていったんでしょうか?
顕家が通り過ぎたあとの関東の情勢が
もうひとつよくわからないので・・・。

(赤橋)登子についても、お願いしたいです。
936日本@名無史さん:2007/10/22(月) 03:18:32
太平記三傑は
正成 新田 足利でいいのか?
信長 秀吉 家康とか西郷 大久保 木戸 みたく
937日本@名無史さん:2007/10/22(月) 04:39:53
>>935
貞和5年に上洛するまで基本的に関東にいるはずです。
938日本@名無史さん:2007/10/22(月) 10:47:41
>>936
太平記はお涙頂戴の軍記物だしな
その3人は原本ではかならずしも持ち上げられていない
「戦の上手い人3人」という格づけならそうだと思う
太平記は敗者を描く事に丁寧で、尊良親王、護良親王、楠木正行ら、
悲劇の英雄たちのほうが同情的に描かれる
939日本@名無史さん:2007/10/22(月) 19:01:17
>>938
作家の永井路子は、太平記の本質は冷徹なまでの時代評、人物評にこそ真髄があり、お涙頂戴にしようとしてもそちらのほうはイマイチ成功していない、というようなことを書いていたな。
確かに「平家物語」のように流麗ではないし、仏教思想・無常観ともほど遠い感は否めないが。
940日本@名無史さん:2007/10/31(水) 11:34:12
太平記は儒教の方なんだろ?もっとも第3部はゲゲゲの鬼太郎みたくなるが。
941日本@名無史さん:2007/11/04(日) 22:48:38
しかし今川了俊はだいたい史実通りだとのたまっている。
942日本@名無史さん:2007/11/05(月) 20:14:03
つまり、…天狗の集会は事実だったんだよ!(AA略
943日本@名無史さん:2007/11/14(水) 11:10:57
土岐頼員てどなったの
944日本@名無史さん:2007/11/18(日) 15:38:28
了俊が念頭においている「太平記」が現在伝わっているものと、全て完全に
イコールである保証もないけどな。
945日本@名無史さん:2007/11/18(日) 15:41:28
光厳法皇と後村上天皇の御会見は史実なの?

太平記で好きな場面の一つなんだけど。
946日本@名無史さん:2007/11/18(日) 22:14:30
読みやすい太平記って言えば、やっぱり吉川英治の私本太平記ですか?

NHKのドラマの再放送を見て、小説読んでみようと思ったんですが。
原本はちょっと難しそうなので。
947日本@名無史さん:2007/11/19(月) 04:49:51
「太平記」くらいは原典で読んでおけよ。
語彙的にも文法的にも難しいことは何もないから、平安文学なんかを原文で
読むのと比べたら遙かに楽だぞ。
個人的には、軍記や文学作品って、南北朝以降になると格段に読みやすくなると
思う。
948日本@名無史さん:2007/11/22(木) 09:18:25
age
949日本@名無史さん:2007/12/26(水) 18:50:08
珍しい苗字の友人検索してたらここに辿り着いた
太平記ってよく知らないんだが実際にあった話ではないのか
950日本@名無史さん:2007/12/27(木) 13:10:22
>946
吉川英治の私本太平記と原本の太平記は全く別物だよ
吉川本は完全な小説で、主人公は足利尊氏。
いきなり結婚を控えた鎌倉時代の尊氏から始まる。
原本の太平記はあくまでも朝廷が舞台。
どちらかといえば南朝より。
951日本@名無史さん:2007/12/27(木) 20:29:52
コミック乱TWINSの岡村賢治版の私本太平記が面白いです
作中の佐々木道誉が、いいですね
952日本@名無史さん:2007/12/27(木) 20:50:48
北朝《幕府方》ですら南朝に肩入れしている様ですが、この原因として
幕府内の内乱が原因と聞いたのですが、どうでしょう?
953日本@名無史さん:2007/12/27(木) 21:44:42
鎌倉幕府を裏切って後醍醐についたり、後の観応の擾乱時にも尊氏、直義双方が南朝と手を結んだりしてるから
足利氏としても南朝を単なる敵として非難するわけにはいかなかっただろうな
954日本@名無史さん:2007/12/29(土) 09:15:03
楠正成や新田義貞、名前はよく知ってるがどんな人かはあまり分らずなじみがない。
ドラマなどほとんどなってないからなぁ。天皇がからんでてやりにくいだろう。
「ばさら大名」なんて登場して乱れた、いい時代とは言えないだろう。
955日本@名無史さん:2007/12/29(土) 10:18:00
>>954
いい時代だよ。おまえ身分変動の萌芽が、この時代から起こったの知らないんだろw
956日本@名無史さん:2007/12/29(土) 11:20:39
>>952
幕府の方も内心は「あっちがホンモノ」と思ってたから(井沢元彦氏談)。
957日本@名無史さん:2007/12/29(土) 16:58:24
井沢元彦w
958日本@名無史さん:2007/12/29(土) 17:35:49
ちなみに「太平記」の成立論で一番納得できたのは井沢氏の説だな。
もっとも「源氏」の成立論の方は穴ありまくり。なんだこの差。
959日本@名無史さん:2007/12/29(土) 19:05:14
>>958
井沢氏は太平記については怨霊史観以前から興味あったってだけじゃねえ?
逆説シリーズ以前に尊氏関連で本を出していた記憶がある。
960日本@名無史さん:2008/01/03(木) 18:30:01
>>958
穴をいうなら井沢の説なんてほぼ全部穴だらけだよ。
ただ視点が少々斬新だから大衆を惹き付けるというだけ。
いうなれば素人の強みだな。
961日本@名無史さん:2008/01/14(月) 10:39:39
井沢氏はさ、史学の領域に踏み込まなければ、そんなに悪くないのに。
962山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/01/17(木) 21:35:19
斬新というか、どこかで誰かが言っていたような話の焼き直しという気もしますが。
963日本@名無史さん:2008/01/19(土) 16:19:05
プロからすればそうかも知れないが、一般人からすれば「歴史ガイド」としてはうってつけ。
注意は鵜呑みにしない事。
例えば「何で藤原氏のライバルの源氏が主人公か?」だが、先行の「落窪物語」の主人公だって源氏だ。
何も怨霊持ち出さなくても、主人公が王族の血を引くのは平安物語のお約束だったらしい。

これに対し「何で無名の児島高徳がカッコイイ役で出てくるか?」は、作者の特別出演てのが一番もっともらしい。
史料が無いから確定出来ない代わり、否定も出来ない。
964日本@名無史さん:2008/02/06(水) 21:20:36
NHKで大河ドラマとして太平記をやると聞いた時、當然主人公は大楠公(楠木正成)と思い、全巻をビデオに撮ろうと張り切っ
ていたが、逆賊足利高氏が主人公と聞いて愕然とした。原作(吉川英治、私本太平記)がそのようになっているそうであるが、「梅
松論」ならいざ知らず「太平記」と名付ける以上は、大楠公を無視したり足利高氏を賞揚したりすることは許されないのではなかろ
うか。足利高氏の肩を持って書かれている「梅松論」ですら、大楠公に對しては稱贊を惜しまないとのことであるのに、NHKドラ
マの楠木正成は足利高氏に阿諛追從する道化役にされている。役者も重みのある人を起用するならまだしも(演技は上手なのかも知
れないが)輕佻浮薄な役者を起用して意識的に「河内の田舎武士」を演じさせている。役者自身も、大楠公を演じている自覺がまるで
ないようであり、チャンネルを變えると馬鹿面を晒して「ラーメン」や「冷藏庫」の宣傳を行っているから始末が惡い。心ある日本人の
崇敬を一身に集めた大楠公を演ずる以上は、己も大楠公に成り切り、少なくとも放映期間中は輕佻浮薄なコマーシャルの出演を斷る
位の見識を示して欲しかった。昨年の西郷南洲(隆盛)役に續き、NHKは我々の崇敬する人物を意識的に侮蔑しようとするのか!

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965日本@名無史さん:2008/02/07(木) 18:50:49
>>963
> これに対し「何で無名の児島高徳がカッコイイ役で出てくるか?」は、作者の特別出演てのが一番もっともらしい。

小島法師=児島高徳説?
966日本@名無史さん:2008/04/03(木) 00:53:52
>>949
実際にあった話を基にして作られたフィクション。
今の大河ドラマみたいな感じではないだろうか?

>>955
戦後に没落した家に生まれ、
今の格差社会で負け組みになってしまったような人なら、
太平記の時代はいい時代とはいえないと実感するだろうな。
967日本@名無史さん:2008/04/03(木) 23:40:01
あなたが私にくれたもの 夜討ち 強盗 偽綸旨
あなたが私にくれたもの 召人 早馬 嘘騒動

あなたが私にくれたもの 生首 還俗 自由出家
あなたが私にくれたもの にわか大名 迷い者

 大好きだったけど 彼女がいたなんて
 大好きだったけど 最後のプレゼント
 bye bye my sweet ゴダイゴ'
 さよならしてあげるわ
968日本@名無史さん:2008/04/04(金) 01:04:45
>>967
ワロタwwwww
969武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/04/04(金) 01:15:51
>>966
相対的に見たらいいかな。
民衆の力が顕在してくる兆しもあるし。
まあここには太平記全部精読した奴はいないだろうな、私も重要なとこだけだ。
おやすみなさい
970日本@名無史さん:2008/05/14(水) 20:44:35
>>952
歴代将軍とその父(前将軍)との仲が決して良好でなかったことが一つの原因なんだと思う。
反前将軍が、親南朝だったり親直義だったりするのではないかと。

太平記は検閲のせいか否か、ある時期までは直義に託すところが大きかったんではないかと
思うんだ、自分は。
971日本@名無史さん:2008/05/22(木) 09:41:34
観応の擾乱のグダグダっぷりは応仁の乱にそっくり。
972日本@名無史さん:2008/05/22(木) 11:13:35
足利義政が弟か嫁を粛正できるほどの政治家なら戦国時代はなかったかも
973日本@名無史さん:2008/05/23(金) 06:21:04
妄想無用
974日本@名無史さん:2008/05/23(金) 09:19:23
尊氏が義教並に果断だったら観応の擾乱もなかった
975日本@名無史さん:2008/05/23(金) 12:51:41
佐々木道誉の諱は高氏で足利高氏と同名
976日本@名無史さん:2008/05/23(金) 13:57:42
足利家時の生没年は1283〜1317とあるが、これだと子の貞氏より年下になってしまう
977日本@名無史さん:2008/05/23(金) 15:51:13
家時の生没年が1260〜1284としても貞氏は家時が13歳の時の子供になるのでこれも違和感がある
978日本@名無史さん:2008/05/23(金) 16:22:14
>>972
義教の二の舞になるのがオチ
979日本@名無史さん:2008/05/23(金) 16:48:25
>>952
応仁の乱もそうだが敵味方がコロコロ変わりすぎて、
当事者達もわけがわからなかっただろうな。
980日本@名無史さん:2008/05/23(金) 17:18:52
二条河原落書に下克上という言葉が出てくるが、戦国時代以前から下克上の風潮が合ったらしい
981日本@名無史さん
>>943
消息不明。おそらく天寿を全うしたのだろう。