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日本@名無史さん:
『レディス4』東京系、月-金曜後4・0
4958回・・・・高崎さんが育てた第一幕
『レディス4』のメーン司会者が、おなじみの高崎一郎さん=写真中央=から、柴俊夫さんにバトンタッチした。これからは柴俊夫版『レディス4』をお楽しみいただくことになる。
高崎一郎さんがメーン司会を務めた期間は、十九年と十カ月、回数は、四千九百五十八回にも及んだ。最長不倒記録とはいえないが、恐らくフジテレビの『笑っていいとも!』のタモリさんに次ぐ記録ではなかろうか。大記録である。
その高崎一郎さんがテレビ東京に現れたのは、たしか昭和五十八年三月ごろではなかったかと思う。
「平さん、いよいよこの局で番組を始めることになりましたよ」
その時の彼の言葉である。
聞けばスポンサーは「三越」、タイトルも『レディス4』と決まっているという。単なる司会者としてだけではなく、番組の立ち上げに大きく貢献していただいたのだった。
かくして『レディス4』は昭和五十八年五月二日に始まる。およそ二年後、私はプロデューサーとして高崎さんとコンビを組んだ。以来、今日まで放送界の大先輩とともに歩んできたことになる。
目まぐるしく変わる放送界にあって、「何も変えないでじっくりとした番組作りをしましょう」と約束して、高崎さんと私の二人三脚が始まった。
当初三十分であった放送時間は五十五分に、関東ローカル番組から全国十九局ネットに、そして、「大人の鑑賞にたえうる番組」とおほめいただくまでになってきた。
さて、『レディス4』の第二幕が上がった。柴俊夫さんの登場である。
(プロデューサー 平隆夫)
産経新聞 平成15年3月5日水曜日 朝刊25面12版から