>>70 微妙に違いはあったようだけど、大体同じみたいだよ。倭も古代では、漢委奴国王
という金印をもらったりしていたわけだよね。臣下の礼をとり、朝貢する。冊封というよ。
朝鮮半島の国王なんて今まで絶対に帝とか天子とか言ったことはない。年号も当然
中国のものを使ってた。ほんの一時朝鮮の年号をたてたことはあったけど、中国皇帝
にコッピドク叱られて止めたらしい。
日本では早々と、大王が天皇と称し、独自の年号を持ち、天皇のことを帝とか
天子と言った。これって、独立の証だよね。どうして日本の独立を黙認したのかは
謎だ。だけど中国は朝貢方式しか交流しないんだ。だから、義満は皇帝の臣下となって
朝貢貿易をやったんだ。朝貢では卑屈な感じだから勘合貿易ともいうね。中国は
下手に出る相手にはお返しを沢山与えたから、義満は大もうけだったらしいね。
日本国王なんかになっても、中国は朝貢のお返しをくれるだけで、それ以外は
なにもなかったと思うよ。日本国内では日本国王なんて無意味だったと思うよ。
>9
室町幕府がショボくなって、山口の大内氏が勘合貿易をやったときは、大内氏が
日本国王だったみたいだよ。日本国王なんてそんなレベルのものよ。
ただ、朝鮮国に対しては威力があったろうね。あっちは朝鮮国王だから同格だよね。
73 :
日本@名無史さん:02/10/16 14:33
義満も自分は日本国王じゃないっすよって返書出してますよね。
欺瞞だという説と本気で弁解してるって説に分かれます。結局簒奪もしなかった
から。
74 :
日本@名無史さん:02/10/16 19:59
>>71 義満の上に天皇と言う存在があったことは、わかっていて黙認してたの?
>>73 えっ、そうなんすか。そんな返書出したんすか。
>>74 推定だけど、明の皇帝にとっては、立派な貢物ともっともらしい挨拶状があれば、
それで良かったんじゃないだろうか。中国から見れば、中華世界を取り巻く世界中の
諸国は栄枯盛衰を繰返すことは普通のことで、その中で立派な国が建てられれば皇帝の
徳を慕って当然に朝貢してくる、朝貢する国が多いことは皇帝の徳の高さの証明と考えて
喜ぶ、まあこんな具合じゃないのかな。
日本は朝鮮と違って陸続きじゃないし、中国人は海外渡航を禁止されていたらしい
から、日本の中の体制がどうなっているのかとかはどうでも良くて、立派な中国語の
挨拶状とドッサリ貢物があれば充分だったんじゃなかろうか。それに、皇帝としては
国王以外の者から朝貢を受ける訳にはいかないしね。
もし、天皇がそれを上回る貢物を持って行けば、すぐに天皇に日本国王の位を与える
だろうね。だけど、それは天皇が皇帝の臣下になるという意味だから、この時代の天皇
はそんなことはしないね。
だから、明の皇帝から見ると日本に天皇がいるかどうかは無意味なことだったんだろうね。
文句も言って来ないし。