司馬遼太郎を称えるよ、これからも

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1日本@名無史さん
どちらかというと誉める方向で。
2日本@名無史さん:02/04/27 21:38
2GET
3日本@名無史さん:02/04/27 21:44
重複スレだろうが。削除依頼自分で出せよ>1
4日本@名無史さん:02/04/27 22:06
前スレ終わってないのか?
パートUだと思ったんだが
5日本@名無史さん:02/04/27 22:09
つーかパート2を名乗ってるわけでもリンクが貼られているわけでも
ないし・・・。
それ以前の問題として文学板あたりでやれよ。
一作家の話題なんだから。
6日本@名無史さん:02/04/27 22:28
司馬遼何様やボケに対抗したんじゃないの?
削除するなら両方削除しないと片手落ち
7日本@名無史さん:02/04/27 22:32
田中芳樹だってあるじゃん
あんなんがOKなら司馬や最近頑張ってる城山三郎も作ってあげて
8巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/04/27 22:56
  とりあえず前スレ貼っとくYO。

  http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/history/1008697720/
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  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
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9日本@名無史さん:02/04/27 23:26
シバリョウエライ
ぷっぷくぷー♪

Q_ _Q
ヽ(°ω°)ノ♪
  U ̄U
~~~~~~~~~~~~~
10日本@名無史さん:02/04/28 00:40
顔がカッコいいよね
11日本@名無史さん:02/04/28 01:05
ホリが深いというか、、、
熟練した年輪を刻んできた風格のある顔だね。
けど、見た目はどうでもいい。それはあくまで、内面からにじみ出た表層でしかない。
偉人の部類に入ると思う。
12日本@名無史さん:02/04/28 02:12
ゲイだけどね。
13日本@名無史さん:02/04/28 02:19
>>10-11
イヤーソレホドデモ
ぷっぷくぷー♪

Q_ _Q
ヽ(°ω°)ノ♪
  U ̄U
14日本@名無史さん:02/04/28 09:22
淀川さんとホモダチだったってのは本当ですか
15日本@名無史さん:02/04/28 11:40
そばに近寄るといい匂いがするよ
16日本@名無史さん:02/04/28 13:02
司馬遼太郎たたきも落ち着いてきたのかな?
ヤフー掲示板には変なのが住み着いてるけど。
17日本@名無史さん:02/04/29 00:07
ま、とりあえず、清水義範の「猿蟹の賦」読んで見れ。
18日本@名無史さん:02/04/29 03:37
司馬作品でさかのうえのつずきってある?
19日本@名無史さん:02/05/01 19:17
メガネが似合う。
20日本@名無史さん:02/05/01 19:50
>>18
「ひとびとのあしおと」のこと?
21日本@名無史さん:02/05/02 17:55
「坂の上の雲」の続編というわけではないけど、
正岡子規の養子の忠三郎(だった?)たちについて書いた本ですね
22日本@名無史さん:02/05/04 00:25
>>12
まぁ、正確に言うとバイやけどね。
別れた前妻との間に長男がいたから。
23日本@名無史さん:02/05/04 21:33
>>20&21
18は時代的に「坂の上の雲」(日露戦争)以後を書いた小説があるかって
聞いてると思う。
で、答えとしては「小説は、ない」です。
24日本@名無史さん:02/05/04 21:40
司馬遼太郎のファンとアンチ、両派に請う。
彼の仕事のうち、功績と罪科、各2つずつ並べヨ。
それ以上ある場合は、その内の大ナルモノ2つに絞レ。
「功績は無い」「罪科は無い」
は認めズ。小ナリと雖も2つは示セ。

って俺って何様?
25日本@名無史さん:02/05/04 22:33
功「竜馬」「娯楽」
罪「司馬史観」「記念館」
26日本@名無史さん:02/05/04 22:42

歴史小説というカテゴリの市民権獲得
日本人の源流におけるダンディズムの模索


太平洋戦争に対する言論が感情的、一元的
英雄による歴史の転回の信者をうんでしまったこと
27日本@名無史さん:02/05/04 22:46
>「竜馬」

「功」なのかねえ?

>歴史小説というカテゴリの市民権獲得

え?司馬によって「歴史小説」が市民権を獲得したの?
きみの脳内では。
2826:02/05/04 22:54
>>27
んなこと言う前に自分の意見晒してくれや。

>脳内感染
吉川とか海音寺とか山岡とか、まあいるけどね。
女性が歴史小説にも多少馴染むようになったのは司馬の功と言っていいんじゃないか、
という判断。
上記の作家は、少なくとも女性にはあまり受け入れられなかっただろう、と。
ちょっと文がかたくてふるいから。
若いねえちゃんなんかが電車の中で司馬小説読んでたりするんだよ。
しょっちゅうではないけど、たまにね。
29日本@名無史さん:02/05/04 22:55
「時代小説」→(司馬登場)→「歴史小説」って言ってるんじゃないの?
30日本@名無史さん:02/05/04 23:08
芥川や鴎外なんて君達は知らんのだろうねえ。
31日本@名無史さん:02/05/04 23:10
市民権獲得した?何処が?
32日本@名無史さん:02/05/04 23:10
女性に受け入れられた、という点では(あんまり歴史小説は書いておらず
時代小説が多いけれど)藤沢周平あたりのほうが司馬よりもはるかに
上だよ。
33日本@名無史さん:02/05/04 23:12
少なくとも29の図式は滅茶苦茶だな
3426:02/05/04 23:14
どの点でならどっちが上、
なんて話はわしゃ全然してるつもりなかったんだけどなぁ・・・。
司馬の功を上げるとすればこれ、罪を上げるとすればこれです、
ってただそれだけの話だったんだけどな。
3526:02/05/04 23:23
>>33
うむ。それについてはかなり同意できるな。
36日本@名無史さん:02/05/04 23:38
司馬のおかげで歴史小説市場は約1・25倍くらいに拡大した気がする。
また、坂本竜馬の知名度は直接間接を含めて6倍くらいに。
土方歳三の知名度は2倍、河合継之助は約11倍くらいになったという気が。
37日本@名無史さん:02/05/04 23:55
脇役・マイナー・ローカル・中堅どころな人物をあたかも
蓋世の英傑のように小説に書いたところに面白さと無理があった。
38日本@名無史さん:02/05/05 00:15
>>36
その数字は一体何処から出て来たんだオイ(w
39日本@名無史さん:02/05/05 00:37
>>26
功績
司馬が「燃えよ剣」という本を書いた。
それにひっかけて、ケンタッキーが「燃えよケンタッキー」というCMをした。
面白いですね。
40大木凡土:02/05/05 00:42
言っておくけど俺は司馬遼太郎の隠し子じゃないからな。
41日本@名無史さん:02/05/05 00:51
少しマジメな質問してよいですか?
私も司馬はオモシロイと思いますが、ただ私が中学〜大学の頃
(1970後半〜80年代)にかけては、彼の著作は概ね学校教育では
無視される非公然のベストセラーとでもいう扱いで、
また文学に興味のある連中、特に小林秀雄や三島由起夫等に興味を
もつ連中は口を極めて司馬作品を罵しるというのが日常でした。
世代によって司馬作品の位置づけが変わってきたのでしょうか?
御意見のあるかたどなたかいませんか。
42日本@名無史さん:02/05/05 00:57
前半部分、学校教育について。
これはどの作家さんでもそうだよ。
教科書でとりあげられるのはその作家さんの文章の中でも
とりわけつまんないのだったりするしね。
後半部分、司馬の位置付けについて。
今も昔も娯楽系作家だから位置付けはそう変わってないと思うよ。
今だって純文を標榜する連中からはあまり良く言われないんじゃない?
あくまで娯楽作家ですて。面白いとは思うけどね、俺も。
43巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/05/05 08:43
  いま「韃靼疾風録」を読んでるんだけど、すごく面白いね。もっと早くに読んどくべきダターヨ。
  ヌルハチ率いる1万の女真軍が10万の明軍を打ち破った「サルフの戦い」っつーのが戦術史上
  重要なものとして研究されている、って書いてあったけど、実際どんなもんなんだろうね。明軍
  が敗北した決定的要因となったのが、朝鮮軍の降伏&寝返りだったとも書いてあるね。やっぱり
  朝鮮って昔から弱かったんだね。
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  ヽ|〃    (∩∩  )
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44日本@名無史さん:02/05/05 11:54
>>41
司馬は死んでからステイタス&商品価値が上がった。尾崎豊のように。
しかしその伏流として、新聞・雑誌に社会評論的な随筆を連載してたということもあるとおもう。
彼より年上や同年輩の作家がけっこう死んじゃったので相対的に重んじられた面もある。
学校教育の場ではやっぱり司馬作品は「名作」とは認められてないですね。
それ向けに書かれたエッセイなんかはあるけど。
45日本@名無史さん:02/05/05 12:27
講談を小説にした人。面白いが亡くなって後の
評価は高すぎる。例えば寅さんは大好きな映画
だけど(名作かもしれんが)名画ではないだろ
う。司馬さんも同じだと思ふが。
46日本@名無史さん:02/05/09 09:57
死後の評価の高さは、生前のある時期までの評価の低さの反動ということもあるだろう。
むろん、司馬の「遺産」をタネに商売をしようという多くの作家や出版社が
持ち上げたということも大きいが。
47日本@名無史さん:02/05/09 23:41
「義経」つまんなかった
48日本@名無史さん:02/05/09 23:48
>>41 ちょっと面白い
49日本@名無史さん:02/05/09 23:53
司馬が好きと公言できるのはある意味勇気のあることだと思ふ@日本史板
50日本@名無史さん:02/05/10 07:54
>>47
俺は面白かったけどなあ。
後白河院の描写がセコくて面白くなかった?
具体的に詰まらなかった点を教えて下さい。(バカにしてるんじゃなくて素直に)
お陰で院のファンになって、先日、院の御所であった法住院に行ってきました。
院の木造に並んで、なぜか、長谷川町子の遺骨が安置されていました。

ところで、皆さん、知ってる?
上記の後、司馬遼太郎記念館に行ってきました。
私宅の隣には何と!朝日新聞の支局がありやんの!
しかも、司馬氏の書斎の窓辺の正面に立ってるの!
・・・・覚めました。

51日本@名無史さん:02/05/10 08:23
>>49
文学板でも司馬が好きと公言するのには勇気がいる。
つか馬鹿にされること必至。
52日本@名無史さん:02/05/11 04:46
韓国の金大統領が司馬さんの愛読者って本当なの?
53日本@名無史さん:02/05/11 04:48
だからなんだよ。
54日本@名無史さん:02/05/11 11:12
司馬遼太郎は希代の国民作家、偉大なる歴史家と言えるかもしれない...
いや、言っていい。
55日本@名無史さん:02/05/11 12:36
>ただ私が中学〜大学の頃
(1970後半〜80年代)にかけては、彼の著作は概ね学校教育では
無視される非公然のベストセラーとでもいう扱いで、
また文学に興味のある連中、特に小林秀雄や三島由起夫等に興味を
もつ連中は口を極めて司馬作品を罵しるというのが日常でした。
世代によって司馬作品の位置づけが変わってきたのでしょうか?
御意見のあるかたどなたかいませんか。

 文学の方面からつっこんでみるか。
日本史板で書くこっちゃねーから、sageとくが、
この時期、小説を純文学と大衆読物に二分して一方を考究、他方を下等と
きめてかかる習いが、横行していた(向井敏『司馬遼太郎の歳月』より引用)。
 その図式の信奉者たちの頭の中には、「文学かくあるべし」という確固
たるものがあって、別にそれはいいのだけれど、その図式に当てはることが
批評だと思っていた節があるように思えるが、まあ本当の所は俺には分かりません。
 文学というのは、「現実の価値観を虚構の世界観でひっくり返すことであり、
難解な文学用語で語られるべきものである」どこかで、みんなこう思っていた。
三島と小林の功罪の、罪の部分。むろん、多大な功があるがここではふれない。
 しかし、司馬遼太郎は、文学少年ではなかったこと、長き作家生活において、
文学の理論を語ることがほとんどなかったこと(自身で戒めていた)、彼の文章
は論理明快、言語平明を旨としていたこと、純文学畑の作家というのは、そのデ
ビュー時から才能を開花させ、文体は変わらないものだが、司馬遼太郎は、彼の
描くお話の主題が変化するごとに、その主題に合致するように文体が変わって
いったことなどなど、とにかく今までの図式が成立しない厄介な難物であった。
 こういう作家は、じっくり腰を据えて検討していかないと上滑りの批評になっ
てしまうから、評価するひとびとの腰がひけちゃったんだね。
 だが、そんなのは、われら庶民には関係ないわけで、スッキリできる読み物を
求めて、買う人は買った。鷲田小弥太氏は、そのスッキリ感を、日本人の屈折し
たナショナリズムを解放するという役割を司馬の小説は担った、と言ってますが、
俺はそういえなくもない、と思います。
 ちなみに当時、先の文学二分法の図式に異を唱えた吉田健一氏は、司馬遼太郎の
「雑賀の船鉄砲」を評するに、「この小説には、その背景となってゐる時代が生きて
ゐる。それは……」ま、これも向井敏氏の『司馬遼太郎の歳月』の29ページに載って
るんであたってみてくださいな。
56日本@名無史さん:02/05/11 13:17
語ってもいいんだけどさ・・・
それ以前にろくにスレの立て方を知らない1は嫌だ。
こっちには書かないよ。
57日本@名無史さん:02/05/14 04:38
>>32
佐高信の信者発見
おおドキュソ
58日本@名無史さん:02/05/15 23:46
>>55
よくわかんないけど、要約すると司馬の読者は知的レベルが低い
(くせにその自覚もない)から馬鹿にされてたっていうことかい?
59日本@名無史さん:02/05/15 23:53
>>58
どうこうどうやったらそう読めるんだよ。
もう一度読み直して自分の知的レベルの低さを知れ。
60日本@名無史さん:02/05/15 23:58
しまった。タイプミスだ。。。

×どうこうどうやったらそう読めるんだよ。
○どこをどうやったらそう読めるんだよ。
61日本@名無史さん:02/05/16 00:03
>>59
自分が、優秀だと思いこんでいる
バカにはそう読めるものである。
人は、これを妄想という。
62日本@名無史さん:02/05/16 00:28
小説家にも歴史家にもなれなかった中途半端な人。
そういうのが一般ウケするってことだね。
画家にも政治家にもなれなかったヒトラーみたいなものか。
63日本@名無史さん:02/05/16 01:05
「面白い」と「為になる」というのがいい感じで両立してるところは凄い。
ただし最近は「為になる」の部分ばかりがクローズアップされすぎ。


64日本@名無史さん:02/05/16 01:08
おい、俺も司馬を応援したい方向なんだけどさ。
重複スレだから、1は削除依頼出しときなよ。
65日本@名無史さん:02/05/18 23:00
>>62
いやいやごく普通に小説家だろ。
単に晩年ちょっと普通の作家より社会的影響力があっただけ。
66日本@名無史さん:02/05/18 23:23
ありえないことだけれど
もし彼が自分の死後の自分に対する評価アレコレを知ったなら
司馬マンセーの風潮にすごく苦い顔をし
アンチ司馬にはなんともいえない苦笑をするだろうね
学問とか論から離れて小説として
司馬作品の本当の意味での純粋な一ファンでいるつもりの俺としては
そう思いたいっていうか
67日本@名無史さん:02/05/19 11:40
確かに生前の司馬は自分のポジショニングに意外と細心の注意を払ってた。
死後の状況については彼じしんの責任は少ないと思う。ゼロではないが。
68日本@名無史さん:02/05/19 12:00
>>もし彼が自分の死後の自分に対する評価アレコレを知ったなら
司馬マンセーの風潮にすごく苦い顔をし
アンチ司馬にはなんともいえない苦笑をするだろうね

 や、そのとおりですよ。教祖になりたいとか、そんなもん志向して
ないんだもん。彼自身は、司馬史観という言葉が大嫌いみたいだったようね。
そんなものから離れたくて、無闇に論を立てるのではなく(断定調がお好きだけ
ど、それは、自分の調査と想像力に自信があったからでしょうね)思想ではなく、
ひとが見える歴史小説を丹念に書いたひとだし、よくいわれる話で、みなさんご存
知だろうけど、司馬氏はあれだけベストセラーを誇りながら、自分の意を汲んでく
れる真の読者は2千人にも満たないだろう、って言ってる。
 直木賞を受賞した直後の小文などを読んでも、多分にリップサービス
がはいっていると考えても、前途明るい作家が書いたものとは思えない。
 むしろ、この賞を受賞したせいで、周囲の係累または友人たちに迷惑
をかけることになってしまったと、喜びをムリに圧殺しようとしている
とさえ見える。
 良心的な司馬研究本には、はっきり書いてあるよね、「司馬さんは生涯
一書生であることを固持したひとだった」と。
69日本@名無史さん:02/05/21 23:48
ゴーマニズム板に、司馬スレを、たててきました。

http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/kova/1021992273/
70日本@名無史さん:02/05/21 23:56
相手を全く知らずに「批判」するのがコヴァの特徴
71日本@名無史さん:02/05/22 22:55
竹内好が、何故司馬を評価するのかわからないなあ。
日本の近代に関する見解がまったく違うはずだが。
72日本@名無史さん:02/05/23 02:36
司馬さんは少数民族(=文化)の代弁者だった。
文明と文化論は、オレはいつ読んでも涙が出る。

あの人ほど日本を愛した人はいないだろう。
73日本@名無史さん:02/05/24 23:22
あるときは、新聞記者。
あるときは、司馬遼太郎。



<産経新聞の広告より引用>

これいくらなんでもやりすぎでは、産経?
74日本@名無史さん:02/05/24 23:28
司馬遼太郎はべつに、ウヨクでもサヨクでもないぞ?
あいつは、作家だ。
作家とは、それが架空の人物であれ実在の人物であれ、
その人間像に迫るべき人種であって、それ以上でも以下でもない。
日露戦争が日本国にとって実際にどんな作用をしたか、
よりも、
日露戦争が日本国にとってどんな作用をするかとその人物は考えたのか、
の方がややもすると重要なんだ。
それとおなじ次元の話で、司馬遼太郎という人物像にとっては
太平洋戦争は非であったにすぎない。
やや込み入ったロジックを使って申し訳ないが。わかるだろう?
75日本@名無史さん:02/05/24 23:58
>>74
そしてウヨからもサヨからも利用される罠
76日本@名無史さん:02/05/25 22:30
>司馬遼太郎はべつに、ウヨクでもサヨクでもないぞ?
あいつは、作家だ。

つーか、作家がウヨやサヨであることなど、少しも珍しくないと思うが?
77日本@名無史さん:02/05/26 15:24
あんまり話題にはなってないけど「播磨灘物語」がけっこう好きだった。
黒田如水が主役のやつ。
如水は「関ヶ原」にも出てくる。
ちょっとしか出ないけどけっこう美味しい役で。
78日本@名無史さん:02/05/26 15:30
>>77
関ケ原と新史太閤記を読んでいると、次は俺が主役だぜ、俺をもっと
目立たせろ、という如水を感じるのは俺だけか?
79日本@名無史さん:02/05/26 18:41
>>76
じゃああなたは司馬遼太郎の政治的思想というほどのものが言える?
無いんだよ、特には。
あれだけ政治に近い場所で小説を書いている人間にでさえ、政治的思想というほどのものは、無い。
あるのは歴史に対する解釈と(それは小説の舞台背景としての解釈)、
屹然たりと残されたぼう大な原稿だけ。
太平洋戦争に対する非難だけを見てサヨ扱いするのはレッテル。
日露戦争とそれを遂行した軍人達に対してあれだけの枚数費やした一大叙事詩を書いたんだから、
そのレッテル法で行けば彼はサヨであると同時に極右でなくちゃならない。
じゃ土方歳三(新撰組)や松本良順に対するふしぎな愛着の視点は、
アズマってことになるのか?
80勝利宣言!:02/05/28 23:57
コヴァ板でスレで、圧勝したぞ!!

http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/kova/1021992273/l50
81日本@名無史さん:02/05/29 06:40
コヴァや藤岡なんかには勝つに決まってる

82歴史の素人:02/05/30 01:34
司馬遼太郎氏や作品の評論を読みたいのだけれども

神扱いもクソ扱いもしていない素直な評価(変な言い方だが)はありますか ?
83日本@名無史さん:02/05/30 01:47
>79
サヨでもウヨでもいい。要するに考え方が偏執的ってこと。
モノの見方が一面的っていうか。
ま、だからあんな安直に書けたんだろうが。
84日本@名無史さん:02/05/30 16:12
司馬の考え方は一面的でも偏執的でもないとおもうけど。
むしろ大衆作家である彼は、玉虫色的(にならざるをえなかった)だから
右も左も保守も革新も彼の書いたものを自分に都合よく解釈できたのでは?
85日本@名無史さん:02/05/30 18:07
>>82
関川夏央が書いたのは?
86日本@名無史さん:02/05/30 18:12
>>80
全部読んだ、見事過ぎる(w
ご苦労さんでした
>>82
本格的な評論じゃない簡易版でスミマセンが
半藤一利 「NHK人間講座 清張さんと司馬さん〜昭和の巨人を語る」2001I〜J期

※松本清張と司馬遼太郎と親交があった元・文春編集長が書いたモノなので
マンセーと思われるかも知れませんが、批判すべきはちゃんとしてます
※県クラスの大きな図書館なら置いてるとはずだから司書さんに聞いてみて
8786:02/05/30 18:17
×置いてるとはずだから→
○置いている筈だから
>85
手元にないから、出典が出せないけど
関川夏央氏の司馬評論の方が、よりニュートラルですね
88日本@名無史さん:02/06/01 14:30
歴史小説というのは、面白ろおかしく書かねばならない。
だから、史実から外れる。水戸黄門ほどひどいものはないが。
歴史小説の会話は特に嫌いだ。
そのときほんとうにそいつがそんなこと言ったのか、って感じで許せない。
しかし、司馬氏の「街道をゆく」シリーズは良い。旅情をかきたてられる。
なんか、半端だなあ。
89日本@名無史さん:02/06/01 14:41
>>79
ウヨ・サヨ以前の問題として、少なくとも著作の内容だけから言えば、
全体主義者だとは言えると思う。私生活で自身の(著作上の)思想に
忠実であったか否かは一先ず措くとして。
90日本@名無史さん:02/06/01 14:43
>>88
小説というのは通常、人物人格を描くものなんだ。
歴史小説の場合、人物像を塑像していく過程で歴史的事実や時代背景、
その人物がした歴史的業績の価値判断が重要なファクタとなってくる。
そのファクタをつなぎ合わせてひとつの人格を練り上げるのは、
作家の創造的な作業にゆだねられる、というわけ。

なお生きている一人の人間について、「見たまま」を書いても
書く人によって印象が違っていたり、評価が分かれたりするでしょう?
架空の人物ならまだしも、実在した人物を取り扱う歴史小説家の難しいところだよね。
91日本@名無史さん:02/06/01 23:59
a
92日本@名無史さん:02/06/02 00:51
で、
司馬の主人公はなんで迷いや逡巡がないんだ?
司馬はなんで女を描けないんだ?
司馬のつけたタイトルはなんであんなにダサダサなんだ?
93日本@名無史さん:02/06/02 00:53



司馬遼の一番のお気には長州と土佐だったと思うのだけど思い過ごしですか?

94日本@名無史さん:02/06/02 01:00
司馬遼の一番のお気には福沢諭吉乃至聖徳太子
95日本@名無史さん:02/06/02 01:24
>司馬の主人公はなんで迷いや逡巡がないんだ?

「坂の上の雲」ではバルチック艦隊が何処から出てくるかで思いっきり迷ってるけどね。
第二次長州征討のときの、幕府艦隊夜襲のときの高杉とかね。
「覇王の家」なんかでは、なんだかつねに迷っているかのような青年を主人公に据えている。
この小説の主人公に対する視点はかなり冷ややかだけれども、
土方歳三(燃えよ剣)のような迷いや逡巡がなさすぎる人物に対しても、どこかほのかに、
そして皮肉に、視点が冷たい。

まあ、迷いや逡巡の無い人物を選びがちであったことは言えるだろうね。
心気爽快(に、描けそう)な人物をこのんで描いた傾向がある。

>司馬はなんで女を描けないんだ?

ホモだったからです。

と、アンチ司馬なら言いそうだけど、まあある意味ちかい。
男物のブランドを身に付けた人物を描きたがる傾向が、たしかにあった。
ともすれば、女というものをことさら小さく無力に、
ただセックスの相手を務めるだけのものに描いたこともあった。
山内一豊の嫁さんを主人公に描いていたりするけどね、
それも男から見た良妻とは?というあたりに主眼があったような記憶がある。
ま、それも作家としての癖っちゃー癖だが。

>司馬のつけたタイトルはなんであんなにダサダサなんだ?

それも作家としての癖だから、なんとも。
個人的には、あまりダサダサとも思わないが。
もっといいタイトルもあったろうに、とは多少思うこともあるが。
てかんじ。
96日本@名無史さん:02/06/02 05:54
おーい、だから重複スレなんだってば>>1
大いに語ってやるから、ちゃんと統合しろよ。
ここは削除依頼出して。
97日本@名無史さん:02/06/02 11:33
>司馬のつけたタイトルはなんであんなにダサダサなんだ?

たしかにそう思うよ。
「この国のかたち」も「この土のかたち」っていうタイトルにしようとして、
編集者に「それじゃ意味わかんない」っていわれて直したらしい。
98日本@名無史さん:02/06/02 11:37
>>97
この国の歴史は土地問題の歴史だった、という意味だと思われますが何か?
99日本@名無史さん:02/06/02 11:44
>>98
97じゃないけど、「この国のかたち」という現行のタイトルを知っていれば
「この土」の土の意味を「国」から類推することはできるけれど、
それを知らずに、「この土のかたち」というタイトルだけが一人歩き
していたら、何がなんだか意味不明だと思う。「土」ってなんの土だよ
と思う人間は多いだろう。

100日本@名無史さん:02/06/02 11:49
土にクニってルビ振るつもりだったんだよ
101日本@名無史さん:02/06/02 12:08
>>97
奥さんのみどりさんが、「あの人には題名のセンスが無かった」と語ってたよ。
102日本@名無史さん:02/06/02 12:19
でも、「竜馬がゆく」だけはいいタイトルだ。
個人的には「世に棲む日々」「坂の上の雲」もよいと思う。
103日本@名無史さん:02/06/02 12:20
「花神」「峠」「韃靼疾風録」「歳月」なんかはどうかと思うけどね。
104日本@名無史さん:02/06/02 18:37
覇王の家はかっこいい。
105日本@名無史さん:02/06/03 19:51
「項羽と劉邦」は、「漢の風 楚の雨」のままで良かったのに
106日本@名無史さん:02/06/05 20:53
ところで、なんで司馬は「項羽と劉邦」書いたん?
中国物は珍しくない?
107日本@名無史さん:02/06/05 21:09
そりゃ司馬遷にちなんだ妙なペンネームを使ってるんだから、
中国物の一つや二つ書かなきゃいけないと思ったんだろうよ。>106
108日本@名無史さん:02/06/05 21:18
司馬は「中国は書けん。中国の周りの国々を書く」って言ってなかった?
109日本@名無史さん:02/06/05 22:12
司馬遼太郎好きです。結構読みます。
110日本@名無史さん:02/06/05 22:22
尻くらえ孫市


が好き!
111日本@名無史さん:02/06/05 22:47
>>92の「女が描けない」=「濡れ場の描写が少ないし下手」ってゆう意味かもよ
男性中心主義みたいなことじゃなくて
112日本@名無史さん:02/06/05 22:51
「梟の城」は濡れ場が多い。よい子は読まないほうがいい。
113日本@名無史さん:02/06/05 22:57
司馬の小説は初期と後期ではだいぶ変化してるからねぇ。
114日本@名無史さん:02/06/05 23:06
日本の小説と映画って芸術ぶった
エロとグロが多いから嫌い。
115日本@名無史さん:02/06/05 23:07
116日本@名無史さん:02/06/05 23:23
「果心居士の幻術」だったかな。
坊主が、ケツの穴に指を突っ込まれて出したザーメンを全裸の女に塗りたくる話で
エ ロ エ ロ で す 。
117日本@名無史さん:02/06/06 00:36
重複スレなの、ここって?
118日本@名無史さん:02/06/06 03:14
>>116
「牛黄加持」な。

って死にかけのジジイの坊主だろうに。
間違いでは無いが、エロエロって。(w
119日本@名無史さん:02/06/06 19:35
「義経」も鞍馬寺でケツかかれそうになります
120日本@名無史さん:02/06/08 15:59
「国盗り物語前編」(斎藤道三編)がエロエロ度高い方だとおもう
後年の、「箱根の坂」で主人公とヒロインが結ばれるのはたった1回で
しかも淡白なのに比べるとけっこうな違いだ。
121日本@名無史さん:02/06/09 15:00
尻啖え孫市の映画って面白いのかな?
パッケージの裏が脱力しそうな配色だったから迷う。
122日本@名無史さん:02/06/09 15:34
司馬の小説は、
@主人公が万能かつ人間的にもかなり立派なスーパーマン
A主人公が特殊な凄い才能があるが人格にやや破綻がある
Bそれ以外
というのがあると思うが、Aが好きっていう俺みたいなのは少ないんかな。
123日本@名無史さん:02/06/09 19:09
俺は短編が好きだな
温度の低いユーモアが何処か飄げていて、よい
皮肉屋(インテリ)+ユーモリスト(関西人)
って感じっていうかなんていうかな
124日本@名無史さん:02/06/09 19:15
やっぱ薩摩を称えてるところがいいセンスしてる。
長州は狡猾って書いてるのはワロタ。
人を見る目あるわー。
125日本@名無史さん:02/06/09 19:16
くだらん煽り、カコワルイ(゜∀^)b
126日本@名無史さん:02/06/09 19:38
周防人はでも好意的な書き方してる。
127日本@名無史さん:02/06/11 10:25
火吹き達磨でありますね>126
128日本@名無史さん:02/06/11 11:03
司馬の名言。
「現代の坂本龍馬は、たとえるとすれば小田実やろうね」
129日本@名無史さん:02/06/11 22:47
>>120
若き日の光秀が、一夜の宿を求めた土豪の家で、
土豪の娘を夜伽に差し出してもらうのも、「国盗り物語」前編でしたっけ?
130日本@名無史さん:02/06/11 23:14
それは道三でないかい?
131日本@名無史さん:02/06/12 13:45
いやいや、確か朽木谷での光秀のエピソードじゃなかったかな。
132日本@名無史さん:02/06/13 00:26
たしか後編で、光秀が、万一子供が出来たら連絡先はここだよ。みたいなことを言ってたと思う。
むしろ光秀の真面目さ(道三とは違う)を表現するエピソードだった。
133日本@名無史さん:02/06/13 00:43
本人は別れた女房子供をほったらかしにしたんだけどね。
134日本@名無史さん:02/06/13 00:49
後編(文庫版では3巻)です。
132の言うとおり道三の小宰相との対比ですね
135日本@名無史さん:02/06/13 01:21
今、花神の総集編みてる。
いいねえ、説明的な写真の挿入とかあって。

今の大河は・・・(以下略)。
136日本@名無史さん:02/06/13 19:35
俺は司馬ファンなんだが
彼の小説作品をわかりやすく、平明に、冷静にけなしてくれる卓見をのぞんでいる
歴史の立場から。

あるいは文芸評論の立場から、圧倒的に、論理的に、
誰にでも分かる理屈でけなしてくれるやつはおらんものなのかな
司馬が好きなゆえに
好きであるがために、それが客観的立場からコキ下ろされるさまを見てみたい欲求が多少ある
自分、司馬寄り過ぎかな、と思って
137日本@名無史さん:02/06/13 19:51
>>136
自分で歴史をもっと勉強してよ
そうすれば客観的立場から司馬を批判できるようになる
138日本@名無史さん:02/06/13 20:03
>>137
何処に欠陥があるのか、
些末な部分で言えばどこが悪いか、
なんてのは君程度の学識でもわかる。
その程度のことなら、言うに及ばず俺だって分かってるさ。

俺が求めているのは、もっと「高い次元のもの」。
気分で欲しているに過ぎないから、多分に抽象的だけどね。
139日本@名無史さん:02/06/13 20:10
司馬さんいなかったら、俺の今はない。
140日本@名無史さん:02/06/13 20:34
う〜む。断言できるところが、すごい

シバ神だね
141日本@名無史さん:02/06/13 21:12
司馬さんいなかったら、俺の今はない。






…つぶしの利かない史学科なんぞに来たばかりに…  くそおお〜
142日本@名無史さん:02/06/13 21:16
そいつぁ、気の毒

ゴッドハンドにあこがれて、考古学
なんてのもいるのかね?
143日本@名無史さん:02/06/13 22:52
>>138
自分で「次元が高い」なんていっているよ……司馬ファンってやっぱりイタイ。

>>141
つぶしもなにも、自分の努力次第。
144日本@名無史さん:02/06/13 23:23
>>138
自分で次元が高いと思っているうちはどうにもならないよキミ
145日本@名無史さん:02/06/13 23:48
>>143-144
文意読み違えてるよ。
「次元の高いもの」を他人に求めざるを得ない、
「君程度」と同じ次元にしか自分を置いていない、
つまり自分の次元が高いと認識して書いてないだろ?

<君程度>という言葉に反応した137クンの自演かもね。
146144:02/06/14 00:01
144=137ですが何か?
147日本@名無史さん:02/06/14 00:05
あたかも他人が客観的に割り込んできたかのように、sageで便乗する144。
それが137クンでしたか。
<君程度>という言葉を使って、よかった。
148日本@名無史さん:02/06/14 00:31
137=138=143=144=145=146=147=148
いつまでくだらない一人芝居やってんだよ
もうやめたら?
149日本@名無史さん:02/06/14 00:38
>>148
おいおい148ってあんたもかい。
150145:02/06/14 00:42
>>148
おもしろい。わらった。
151日本@名無史さん:02/06/14 01:34
145は自分で自分のネタにわらってるの?
152名無し転がし:02/06/14 01:41
>>136
「司馬遼太郎をなぜ読むか」(桂 英史著 新書館刊)はお読みになりました?
153145:02/06/14 18:27
まだ読んでないけどどんな本?
154145:02/06/14 19:22
>>153
騙りはやめて欲しいな。
べつに屁とも思わないけど、閉口はするね。
ま、結構煽ったから当然の反応っちゃ当然の反応か。

結局、アンチ司馬の知能レベル”も”たいしたことないのね。
155落語兵:02/06/14 20:18
/(゜⊆゜)司馬さんは立派な小隊長ですた。
156日本@名無史さん:02/06/14 20:20
司馬さんいねーと今の10分の1の知識もなかったろうな。
(まあ、今でもそんなないけど・・・)
157落語兵:02/06/14 20:24
/(゜⊆゜)小隊長からいただいたキャラメルは、今でも大事にしまってあります。 
158144:02/06/14 20:35
司馬遼太郎の本がなければ俺なんぞも歴史に興味を持たなかった部類だね。
ところで145クン、別に客観的に割り込んだような…などとは心外だよ。
言いがかりはやめてくれ。
<俺程度>の人間のクビをとったところで何にもならん。
159落語兵:02/06/14 20:48
いきなり割り込みますが、『司馬遼太郎をなぜ読むか』ってどういう内容ですか?
司馬ファンだけど、タイトル初めて聞いた(汗)
要旨が知りたい。
160日本@名無史さん:02/06/16 00:36
司馬遼太郎が中村玉緒のファンだったって昔のエッセイに書いてた
彼女の変貌を見たショックで寿命を縮めた・・・っていうことはないか
161日本@名無史さん:02/06/16 00:41
変貌って・・・。地を隠してただけだろ。
162日本@名無史さん:02/06/16 02:07
「週刊朝日百科 日本の歴史」の監修者に司馬遼太郎の名前があるね。
ほかの監修者とか執筆者はどう思ってるんだろ。
163日本@名無史さん:02/06/16 12:58
>>162
巻頭に序文を書くだけ、とかそういう役割じゃないの?
164日本@名無史さん:02/06/20 00:50
「週刊朝日」百科、だから仕方ない。街道をゆくも連載してることだし、という気持ち
165日本@名無史さん:02/06/20 12:56
塩野七生は「燃えよ剣」が一番の傑作だと言ったらしい。
166 :02/06/20 21:41
不思議なこと今「花神」の文庫が文字がでかくなって、新装版(表紙は変化しない)として
出ているが、なぜ中と下しかないのか?それも下=3月発売、中=5月発売って順番を逆にしたのか?
167日本@名無史さん:02/06/20 21:50
川路利良の視点から見た「飛ぶが如く」は面白かった。
168日本@名無史さん:02/06/20 21:52
飛ぶが如くって評判芳しくないよね
169日本@名無史さん:02/06/20 21:59
実証性はともかく小説はだいたい面白いって事には一致してるの?
170日本@名無史さん:02/06/20 22:01
「空海の風景」「飛ぶが如く」は駄作の声高し。
「関ヶ原」「燃えよ剣」「龍馬がゆく」あたりが評価高い。
171日本@名無史さん:02/06/20 22:03
>>170
通俗性が高いからかな?(w
172日本@名無史さん:02/06/20 23:13
近代的知性で前近代を理解しようとするから駄作になる。
173司馬ファン:02/06/22 02:41
やはり坂の上の雲は外せないです。
翔ぶが如く、好きですが薩摩以外の描写がちとダレますね・・・・
174日本@名無史さん:02/06/22 02:55
>>173
新聞連載だったから、多重描写が結構ある。
そこが読み辛いらしい。
175日本@名無しさん:02/06/22 03:02
太閤記の評価はどないでしょうかね?
秀吉の少年時代の描き方がよかったように思ったんですが・・・
176司馬ファン:02/06/22 03:18
>174
なるほど。そうなんですね。
そもそも秀吉少年時代って不明なとこ多いし・・・脚色しても違和感なく感じられるのは「不明だから」ですかね。
177巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/06/23 09:34
  >>170
  >「空海の風景」「飛ぶが如く」は駄作の声高し。

  禿道。さらに「箱根の坂」「播磨灘物語」「上方武士道」を加えて五大
  駄作と名付けたいね。でも逆に言えば、面白くなかったのはこの5作品
  くらいであとは全部面白かったからすごいと思うんだけどね。
\______ __________________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
178日本@名無史さん:02/06/23 13:44
「翔ぶが如く」は、西郷が描けていないってよく言われるが、西郷が描ける人なんてそうはいない気もする。
少なくとも西郷はよくわからん、ということは書けてると思う。

「空海の風景」は、むしろ好きだし、「播磨灘物語」は面白かった。
個人的につまんなかったのは、「義経」「妖怪」「韃靼疾風録」。
これを三大凡作と名づけたい。
179日本@名無史さん:02/06/23 14:25
「峠」

かなりあとから読んだ作品なので、継之助の人物造形に付いて行けなかった。

もっと竹を割った性格がよかったよ〜。
180日本@名無史さん:02/06/24 07:51
講演録全部読んだ人いる?
181日本@名無史さん:02/06/24 13:35
「菜の花の沖」で、
極端な江戸暗黒史観をやめたのか(司馬氏も成長したのか)と思ったが、
晩年の「街道をゆく」を見ると、もとに戻っている印象。
182日本@名無史さん:02/06/24 13:58
>>181
それは江戸時代の日常の社会生活に対する評価と
封建制に対する批判のちがいじゃないの?
183日本@名無史さん:02/06/24 15:03
なにか文章読む度に筆者を右だの左だの暗黒史観だの天国史観だの、
そういう視点でしかモノを見られないのがお寒いわけだ
184日本@名無史さん:02/06/24 16:13
歴史から他人への思いやりとか優しさを知ろうという姿勢は素晴らしいと思うぞ。
オレもそれに尽きると思うし。
185司馬ファン:02/06/26 22:24
左でもなく右でもない。司馬遼太郎の凄さはここにある。
超越している、というか公平に見ているというか・・・・・
驚くのは産経・朝日共々、彼を買っているというところ。これで司馬氏の真価が分かる。

歴史を一方の視点でみることは危うい。氏の作品を読んでるとどちらにも公平・真摯な姿勢。
敵・味方、主人公・脇役・・・区別なくその人物の奥底・心理や行動に迫る姿勢は褒められるべきでしょう。


186日本@名無史さん:02/06/26 23:17
司馬遼太郎って、本流か傍流かっていったら、なんか傍流っていう気がする。
かといってものすごく太い傍流ではあるんだけどね。
187日本@名無史さん:02/06/27 01:01
>>186
多分本流は吉川英治とか山岡荘八なんだろうね
188日本@名無史さん:02/06/27 09:54
読むべき小説
「燃えよ剣」
「胡蝶の夢」
「新選組血風録」
「峠」
「王城の護衛者」

読まなくて良い小説
「世に棲む日々」
「竜馬がゆく」
「花神」
「酔って候」
189酔生夢死ジーモン三等兵@香宋我部家中:02/06/27 10:37
>188
いや、男ならば「竜馬がゆく」と「酔って候」は読むべし。
190日本@名無史さん:02/06/27 10:44
「坂の上の雲」。
飄々とした文体と登場人物への愛情から
日本と日本人を本気で考える作品だと思ふ。
既出なら申し訳ないがこれを代表作にイチオシ。
191酔生夢死ジーモン三等兵@香宋我部家中:02/06/27 10:55
「夏草の賦」も読むべし。
192酔生夢死ジーモン三等兵@香宋我部家中:02/06/27 11:24
私は盛親は好きではないが、「戦雲の夢」も
面白い(というか悲しい)。
193日本@名無史さん:02/06/27 12:25
       「街道をゆく」
 
司馬遼太郎が訪れなかった県はマイナーってことで
194日本@名無史さん:02/06/27 14:58
>188
出た! ある意味、
読むべき小説
「覇王の家」

読まなくて良い小説
「新史太閤記」
「豊臣家の人々」
「城塞」
っていうことにもなるのかな?
195日本@名無史さん:02/06/27 15:04
「明治という国家」もダメなわけだ
196秋山蔵六:02/06/27 15:35
「義経」は朝廷と武士政権の成立の相克がおもしろい。
今日経連載中の「平家」と読みくらべると良い。
「翔ぶが如く」は「西郷本人ではなくその影を書いた」と司馬さん自身が言ってるが、
それだけに一番歯切れが悪く評価が各論併記のまま司馬さん自身の結論を
つけないで終わらせた点が消化不良を起こさせる。
それでも台湾出兵後の大久保の収拾工作の凄さとか西南戦争の野村忍介の評価など
目新しいところはあったが。
>>191、192さん、マイナーだけど「男の生き方」の作中の語りは私も好きです。
しかし代表作はやっぱり「坂の上の雲」でしょうなー。
197:02/06/27 15:43
「世に棲む日々」
厨房の頃に読んだが、歴史小説でこれを
超えた面白いものはいまだに無い!
198日本@名無史さん:02/06/28 08:26
>>194
松平と言う苗字の方ですか?
199【^▽^】足軽浪人ジョーカー@長屋:02/06/29 22:35
司馬の朴訥な文体ではいま一つ個々の武将の人物が見えてこない。
解釈が余りにも安直すぎる。
例えば福島正則は感情の起伏が単純で物事の読みが浅い等。
仮にも一介の大大名を表してこれとは....。
歴史を紐解けば彼が名将であったのは事実ですよ。
結果論だけが判断材料なのと違うんか?!
200日本@名無史さん:02/06/29 22:42
>>199
でもないと思うけど。
福島正則に関しては、加藤清正が家中に対しては独裁的に物事を行ったのとは異なり
家老たちにきちんと仕事を任せて行政システムを確立した、とか短編で書いてたような。

>>197
「世に棲む日々」、適度な長さでいいですね。司馬はあれくらいの長さのものの出来が一番いい
201日本@名無史さん:02/06/29 22:44
孫一 
あいつはスケベだ
202日本@名無史さん:02/06/29 23:07
俺は短編の方にスポット当てたいがね
ちょっととぼけたような話の成り行きや文体が好みなんだ
203日本@名無史さん:02/06/29 23:19
小説じゃないが、「「明治」という国家」が
けっこう良かった。
ハードカバーが1800円で、サイズの小さいソフトカバー版が
上下巻、各800円。上下あわせると1600円で、ハード版と
ほぼ同じ値段。ぜんぜん安くなってない。
204日本@名無史さん:02/06/29 23:48
ファンレターを書くと必ず返事をくれました。
はじめは返事なんて期待してなかったので、たまげました。
司馬氏死後、読者からの手紙にはいつもそうしていたと知り、
あんな多忙な人が! と律儀さび打たれました。
205日本@名無史さん:02/06/29 23:48
×律儀さび
○律儀さに
206818:02/06/30 00:06
この間泊まった阿波池田の「政海旅館」
司馬氏が街道をゆくの取材で泊まったとき、偉く気にいったらしく、自筆の揮毫と水墨画を残していったそうだ。
宿の主人から見せられたときは、予期していなかったので、結構感動した。
おんぼろ旅館だったが、彼の宿に対する気配りを感じた。
ご主人の話だと、司馬氏ファンの人がはっきりいえないが相当な金額で譲ってくれと言っているそうな。

駄作の話が出たが、個人的には「項羽と劉邦」。
あれは小説なんてものではなく、はっきり言って「史記」の和訳本にしか過ぎない。
もちろん、史記を全部読んだわけではないけど、高校生のとき、漢文で「鴻門の会」の下りを読んだあとに「項羽と劉邦」を
読んだら、興ざめした。
他にも似たような部分がたくさんある。
司馬氏にしては手抜きの作だと思う。
207【 ´,_ゝ`】差担ショッカー阿波守:02/06/30 13:33
いろいろ批判されることの多い司馬遼太郎だけど、坂本竜馬をメジャーに押し上げ、新
選組や会津藩といった「佐幕派」の名誉を回復した実力は評価されてしかるべき。
208【 ̄□ ̄】:02/06/30 14:32
きちんと読者に返事を書く作家さんっていいね。
どう考えても大物なのにできたお人だ。
209【 ´,_ゝ`】差担ショッカー阿波守:02/06/30 15:48
日本史板では、どぉやら司馬遼太郎を批判することが「知的」な歴史マニアだと
いう勘違いが蔓延している模様。
210日本@名無史さん:02/06/30 15:59
司馬遼太郎は、歴史学者ではなく小説家であるからして、
彼の仕事は大衆に娯楽を提供することなのだから、
彼を批判するのは、ウルトラマンは存在しないと
必死になって抗議するようなものだな。
211日本@名無史さん:02/06/30 16:08
幕末維新くらいまでは確かにそうだが、
たとえば時代的に「坂の上の雲」くらいまで下ると
多少事情は異なると思う。

212日本@名無史さん:02/06/30 16:16
いまNHK教育で「菜の花の沖」やってるよ
213日本@名無史さん:02/06/30 17:30
骨の髄からの司馬ファンとして・・・
司馬小説を映像化しないでくれ。
214日本@名無史さん:02/06/30 17:32
いや しかし 学者と小説家って仲悪そう
215日本@名無史さん:02/06/30 17:33
>210

それがわからん奴が横行してるのが・・(泣)
216日本@名無史さん:02/07/01 11:46
すべての作品に
「この物語は司馬遼太郎の創作によるフィクションで、歴史上実在の人物・事物等
には一切関係ありません」
と付けてもらえば、何ら文句はない
217【^▽^】足軽浪人ジョーカー@長屋:02/07/01 11:55
199は偽者です。でも少し同感(??
218【 ´,_ゝ`】貧乏旗本ショッカー@屋敷:02/07/01 13:10
>217
司馬を批判することがいっぱしの「歴史通」だと勘違いしてる田舎者発見。
219【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守:02/07/01 13:15
わたしゃ「批判」なんてしておらんよ。
ただ私は福島正則贔屓だからね。
もっと司馬遼太郎の作品を読めば、
正則に関する論評への誤解も解けるかも。
220日本@名無史さん:02/07/01 16:32
>>216
その文句がなければ判断できんというの、
君、やばいよ。
221日本@名無史さん:02/07/01 16:38
>>220 修正
Хできんというの
◯できんというのなら
222日本@名無史さん:02/07/01 17:45
>>220

>すべての作品に
>「この物語は司馬遼太郎の創作によるフィクションで、歴史上実在の人物・事物等
>には一切関係ありません」
>と付けてもらえば、何ら文句はない

それが分からぬ馬鹿が多いから敢えて書いている。
あなたのような賢者ばかりなら苦労はない

と、マジレスしてみる
223【 ´,_ゝ`】貧乏旗本ショッカー@屋敷:02/07/01 17:47
>219
「関ヶ原」読んだけど、福島って実際ああなんじゃないのかえ?
224【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守:02/07/01 18:49
>223
小説だから司馬遼も誇張していると思います。
関ヶ原前後の福島の行動はかなり冷静だったようです。
225日本@名無史さん:02/07/01 19:30
司馬遼太郎は大衆小説家。
歴史作家として評価しようとするからおかしくなる。
歴史小説風におもしろおかしくフィクションを書いているだけのこと。
226日本@名無史さん:02/07/01 19:36
>225
フィクションと謳うのなら、
織田信長ではなく小田春永、
明智光秀ではなく武智光秀にしないと…。
227【 ´,_ゝ`】禁酒ジョーカー@反土佐:02/07/01 19:41
>226
なんで?
228日本@名無史さん:02/07/01 22:14
>227
なぜって言われても…。
その方がスッキリするでしょ。誤解を生まなくてよいと思う。

229【 ´,_ゝ`】禁酒ショッカー@反土佐:02/07/01 22:19
>228
貴殿はそこまでしないとフィクションだと認識出来ないんだ。

p.sコテハンを間違って「ジョーカー」としてしまった、おお汚らわしい。
230日本@名無史さん:02/07/02 07:57
>「関ヶ原」読んだけど、福島って実際ああなんじゃないのかえ?
島津の扱いに萎えた(笑
231日本@名無史さん:02/07/02 16:51
島津奔る萌え
232日本@名無史さん:02/07/02 18:21
「島津奔る」確かに面白い。
島津は関ヶ原において、西軍にも東軍にも属していなかったというスタンス
なので、徳川家康マンセー、石田三成マンセーの人にはツラいかもしれない(w
233日本@名無史さん:02/07/02 21:11
>>229
はい。
かつて、城山一朗氏の「落日燃ゆ」の広田弘毅像にはまった口なので。
「歴史を扱った小説は史実に可能なかぎり忠実客観たるべきだ」
と「小説である以上、作者の脚色、思い入れは当然」で論争にならなかった?
誰の間で交わされたかわすれた。
234【 ´,_ゝ`】禁酒ショッカー阿波守:02/07/02 21:17
>233
「城山一朗」って誰ですか?
城山三郎とは別人ですか?
235233:02/07/02 21:26
しまった…。三郎だった。。。
236233:02/07/02 21:28
顔文字をHNにしているレスのツッコミは…
温和な私もムカムカ。
漏れが迂闊だったのだが。。。
237【 ´,_ゝ`】禁酒ショッカー阿波守:02/07/02 21:34
>236
貴殿がむかつくから、俺もむかつくように書いている。
238日本@名無史さん:02/07/03 20:09
歴史小説において一般的には、歴史事実に明らかに反しない限りの脚色は可。
ただし、普通は現代に近くなるにつれ脚色できる範囲はやや狭められる。
というのが妥当なところでは? そうしないと最低限のリアリティが出ない。
239宗八:02/07/04 17:01
「燃えよ剣」の、沖田総司・土方歳三などの人物像は自分が創ったのに他の作家が大衆人気に迎合して其の侭の人物像を描いている・・と司馬遼が何処かで憤慨してますね。
240宗八:02/07/04 17:08
小生、司馬遼に三年送れて生まれましたが、略同時代を生きた者として、エッセー・講演・「街道をゆく」から伝わる先生の情感が解る気がして時に涙します。
241【´Д`】ヒドイヨ…:02/07/04 17:09
けっこう土方とか、人気なかったのよね・・・
愛想ないし、人を殺す役だし。どちらかというと味方の
方を粛正で殺してる。

でも司馬以降は、なんかいいひとっぽい。
242宗八:02/07/04 17:10
間違いました。「遅れて」です。
243日本@名無史さん:02/07/04 18:43
>>241
燃えよ剣の土方像。
字面のみを追わずに行間まで読み込んでゆくと、
土方という人物像に対するシニカルな視点が読み取れるように書いてあるのだよ。
文体を見てもわかるように、司馬はあの作品で必要以上にクールに振舞っているでしょう。
非常に土方寄りに描きつつも同時にどこか突き放してしまっており、
「彼という人物の限界はここです、彼はこの程度の人間です」と冷厳に示している。
そこに悲劇性が宿った。

で、その上で司馬は、
「むしろ、彼はこの程度だからこそ可愛らしい(とも言える)のだ」
というやや複雑な愛し方をしております。

証拠はあるのかって?
「お雪」というキャラクターが出てくるでしょう。
彼女の土方に対するアプローチがまさにそれなんですよ。
彼女は作者の代弁者です。
244日本@名無史さん:02/07/04 22:28
司馬氏は坂の上の雲が一番のお気に入りだったそうだけど、ある意味司馬氏はこれを読ませるために、大衆路線で歴史への招待をしたのかも知れないね。
最初から坂之上の雲を読まされたら、司馬氏はあそこまで大衆受けはしなかっただろうし。
昔、小林完吾という日テレのアナウンサーの講演を聞いたが、最初はバカ受けするような話題で観衆を引っ張り、
その後重いテーマ(彼の息子はダウン症だったそうだ)を話してた。
みんなすっかり引き込まれ、涙涙だったよ。
俺も人生30年余でいろんな人の講演を聞いたが、あれ以上の講演はまだ聞いていないな。
245日本@名無史さん:02/07/04 22:31
>>244
君、いいとこ突いてるね。
246日本@名無史さん:02/07/04 22:36
いや、司馬の本音まで言えばノモンハンから終戦までを
書きたくて書きたくてしょうがなかったんだろうけれども
終戦書きたし明治も未練、ここが思案の坂の雲、ってか
247日本@名無史さん:02/07/04 22:39
坂の雲、じゃ意味が掛かんねぇ。
坂の上、だ。
逝ってくる
248日本@名無史さん:02/07/05 20:17
ノモンハン・・・・確か数十年かけて調べぬいてたけど結極、小説は書きませんでしたよね。
武士道精神が失われた昭和期(別の人種にも思える、とかいってたし)に違和感があったからでしょうが。
こう考えると、坂の上の雲の登場人物たちって、武士みたいなもんですね。

249日本@名無史さん:02/07/06 21:54
単に小説への興味がなくなっただけでは、とも見える。
創作への意欲を削ぐからと見てなかったテレビを見始めたのも、ノモンハンを
諦め始めた頃と時系列が一致したような。半藤一利がその分濃い本を書いてくれたけどね。
250日本@名無史さん:02/07/06 23:25
司馬って、なんか自分の小説の主人公にやたらと
比類ない軍事的才能を賦与するのが好きな気がする。
251日本@名無史さん:02/07/07 11:49
義経・北条早雲・斉藤道三・信長・光秀・秀吉・黒田如水・長曽我部元親
河合継之助・村田蔵六・土方・秋山真之
252日本@名無史さん:02/07/08 10:29
時代を切り開いていくという感じがしなくもない。それがまたいいんだけど。
>半藤氏
ノモンハンの夏でしたか。あの小説、司馬氏バージョンで読んでみたい気がする(今では)

253日本@名無史さん:02/07/08 11:04
その半藤一利氏は河井継之助がお気に入りのようだ。
254日本@名無史さん:02/07/09 05:56
>>250
でも一つの民族に軍事的天才が出るのは、千年に一人出るか出ないかとも言ってるね。
255宗八:02/07/09 18:50
1996年3月刊の週刊朝日別冊の中で考古学者の森浩一氏が(作品の中で一番気に入っているのを2つ挙げて下さい)と司馬遼に聞いたら「燃えよ剣」と「空海の風景」を挙げた・・と述べています。
256日本@名無史さん:02/07/10 21:42
土方って、戊辰戦争の指揮官の中で実際どのていど有能だったのか。
立見鑑三郎あたりと比べてどうだろう。

257日本@名無史さん:02/07/10 21:43
ビートルズはなんといってもリボルバー、
かと思えば、なんといっても、SPLHCB、
かと思えば、アビーロード、それぞれの人がそれぞれのベストがあってしかるべき。
WE CAN WORK IT OUT とか 若き日の曲も素晴らしい。
ビートルズの歴史は、栄枯盛衰、西洋音楽の歴史でもあり、
生老病死の人の一生にも似た、劇的なものだった。
あの熱気と、あのけだるさと、あの深さ、あの広さを表現できるバ%8
258日本@名無史さん:02/07/11 11:43
戊辰戦争では、司馬的には
長の大村益次郎、土の板垣退助、薩では黒田清隆、旧幕では土方歳三
がそれぞれ評価が良い。ように思うが。
259宗八:02/07/11 18:43
私の知る限り、土方について司馬遼は新撰組の組織維持の腕は買っていますが、局地戦の指揮者としては蝦夷地・鷲の木峠の果敢な勇戦ぶりを描いてるくらいだとおもいますが・・・。
260日本@名無史さん:02/07/11 18:54
旧幕では勝だよ。
土方は、見下げつつ、哀れみつつ、器はそれほどでもないと見切りをつけたあたりで愛情をもっている、というスタンス。
261日本@名無史さん:02/07/12 12:03
芝って文才ないし、史料もいい加減。ほとんど作り話でちゅよ。
262日本@名無史さん:02/07/12 12:26
くどいんだ。彼は。
263日本@名無史さん:02/07/12 12:46
某市に司馬遼太郎記念館があるよ。
地元の学校では、司馬遼太郎がタブーというギャップに教育の
駄目さを垣間見た。
264日本@名無史さん:02/07/12 13:03
彼の息子(前夫人の息子)は教員。福田だよ。
それにしても、何がおもろいんや?彼の小説。
265日本@名無史さん:02/07/12 13:07
263
そんなん2、3年でつぶれるやろ?
266wildcat ◆nyancoBs :02/07/12 13:08
>>27
私もそうだけど、なにか?

ちなみに、一押しは「空海の風景」。
これ読んで、思わず密教の道を歩んでしまったくらい(w

267日本@名無史さん:02/07/12 13:10
芝がおもしろいんやと山岡荘八とか笑い転げると思う。
268日本@名無史さん:02/07/14 01:16
>>264-265>>267
同一人物だよね?
まあ、あきれた。
誰にも相手にされないのに似たような趣旨の書き込みを立て続けにいっぱい。

ガキくさい書き込みは止めろよー。
ネットにくるとホント幼児化するやつ多いよな。
269日本@名無史さん:02/07/14 16:28
>265
大船の寅さんの記念館じゃあるまいし
そんなにすぐつぶれるわけないじゃん
270日本@名無史さん:02/07/16 08:02
>>263
なんでタブーだったの?それと記念館がある市なんて調べればわかるのに、
某市とか書く意図は?
271日本@名無史さん:02/07/17 19:15
思わせぶりなだけー
272iga:02/07/19 16:04
司馬遼太郎は、雑学てんこ盛りってとこが大人気。
基本的に主人公以外は、マヌケばかりのように描写
されてるので比較として主人公がスゴク見える。

時事ネタを扱ってたことでも有名。オームとかちゃんと
語った文豪はこの人だけじゃなかったかな。
もっとも時代を見る目はなく過去のエッセイなどを見ると
朝日新聞の見方とそう違わなかったり、紀行文は、知識の
羅列だという批判もある。実際の人間を観察する力は、無かった
ようだ。冷戦下の民衆やアメリカ素描に出てくる人間は、どこか
ガイドブックに載ってるような型にはまった受け答えばかりする
感じである。
273日本@名無史さん:02/07/20 18:52
司馬大先生の金言:
「ベトナム戦争で一番悪いのは大国を介入させた、ベトナム人本人たち。」
両陣営とも外国の援助を出来うる限り避けた明治維新を思い起こされたのでしょう。
274日本@名無史さん:02/07/20 21:22
「司馬遼太郎のアジアへの手紙」をちょっと読んで冷めた。
いくら私信とはいえあんなこと書いてるとは・・・。
まあそれを死後に勝手に公開しちゃうのもどうかと思うが。
275日本@名無史さん:02/07/20 21:26
「坂ノ上の雲」って面白いですか?
かなりの長編なのですが。
276日本@名無史さん:02/07/20 21:32
>>272
大筋では同意
つーか、文豪って言える作家は
もういなくなっちゃったね
>>275
個人的にはまあまあってとこだけど
人気はあるみたいだから一度読んでみたら?
277日本@名無史さん:02/07/20 22:13
>272
本当にテレビで「語って」ましたよね。NHKでの宗教学者との対談でしたっけ。

>275
長いです、かなり。
@司馬の小説をいくつか読んで気に入った
A近代史や軍事に多少興味がある
 人なら面白く読めると思います。
しかし今現在わざわざ長時間かけて読むほどの作品かは個人的には疑問です。
278日本@名無史さん:02/07/20 22:17
芝ヲタって低脳やなあ!あんなん読んで感動?ちんぽ噛んで死ね!
279日本@名無史さん:02/07/20 22:23
司馬遼太郎という一私人および一公人に対して
過剰な期待をもちすぎていると思うヤツ、挙手。
280【 ´,_ゝ`】禁酒ショッカー阿波守:02/07/20 22:26
>278
司馬を誹謗するこおtが「イケてる」歴史マニアだと勘違いしてるジョーカー土佐守
のバカ弟子発見!
281日本@名無史さん:02/07/20 22:47
fack you!
282日本@名無史さん:02/07/21 12:45
「故司馬遼太郎が言っていたんだけど」みたいな
ことを言ったり書いたりするやつってなんか信用できん。
283武器商人:02/07/21 15:33
はじめまして。賛否両論ありますが僕個人としては「龍馬」や「国盗」りよか短編の方が面白いかなと。「余話として」は非常にいいと思いましたが
284非常にいい:02/07/21 17:18
おお、大砲だっけ。久々に出番ってとこで
弾が飛ばずにごろごろ転がってくって
オチの小説。
285武器商人:02/07/21 20:53
>>284 ありますね。あと幕末とかもいいすよ
286日本@名無史さん:02/07/23 09:31
最初に読んだ時代小説が司馬遼太郎の関ヶ原。
時代物って何か抵抗あったけど、めちゃめちゃスラスラと読めてびっくりした。
上、中、下と2日もかけないで読んじゃった。
三成最高。惚れた!!
287日本@名無史さん:02/07/23 20:45
>>282
司馬小説を参考文献にする馬鹿が存在するのは司馬の責任ではないが、
あのレベルの娯楽小説を史実だと思い込ませた司馬の罪は重いかも。
288日本@名無史さん:02/07/24 23:47
司馬原作のマンガってあります?
289日本@名無史さん:02/07/27 12:06
日露戦争物語って、やっぱり坂の上の雲なしでは成立しないよね。
290日本@名無史さん:02/07/27 12:09
ポスト司馬遼って出んのかね?
291日本@名無史さん:02/07/27 16:41
坂の上の雲はあんまり明治の民衆とか書いてないから。別物。
家族とかもな。
292日本@名無史さん:02/07/28 17:52
「るろうに剣心」の原作は「十一番目の志士」です
293日本@名無史さん:02/08/01 12:16
>289
「坂の上の雲」というより「坂の上の雲、産経新聞で再連載」の影響
294日本@名無史さん :02/08/07 16:24
司馬遼太郎の作品で江戸時代について詳しく書かれている本知りませんか?
5人組とか知りたいので…
295日本@名無史さん:02/08/07 16:54
>294
司馬って江戸時代嫌いなんじゃないかなぁ?
江戸時代は暗黒時代だったって思ってそう・・・
296日本@名無史さん:02/08/07 16:56
>>294
んなーことはない。
297296:02/08/07 16:58
>>295 だった・・・欝だ・・「菜の花の沖」を読め。
298日本@名無史さん:02/08/07 18:05
>>295
エッセイでも、近代を準備した重要な期間って書いてるよ。
299日本@名無史さん:02/08/07 19:04
メカに詳しいとこがおもしろい。
300日本@名無史さん:02/08/08 14:59
>>295
司馬的には室町時代こそ暗黒時代
応仁の乱(革命と同等)で世の中ひっくり返って良かった
北条早雲&斉藤道三は新時代を開いたヒーローという評価ですね
301日本@名無史さん:02/08/08 15:51
新撰組けっぷうろくがイイ!!!!
あと燃えよ剣もイイ!!!
302日本@名無史さん:02/08/08 15:53
バラガキのトシ
303日本@名無史さん:02/08/08 15:55
>>300
いやいや、昭和初期こそ(以下略
304日本@名無史さん:02/08/08 16:10
新撰組が好きで歴史小説好きな漏れのとっては司馬遼太郎は神だ!!!!
305日本@名無史さん:02/08/11 12:10
>>303
ダメ 平安末期→良い 鎌倉時代
ダメ 室町時代→良い 戦国・織豊時代
ダメ 江戸末期→良い 明治という国家
ダメ 昭和初期→良い 戦後日本
 司馬の考えは(政治史的には)こんな感じなのでは?



306日本@名無史さん:02/08/11 14:28
街道をゆくでは室町をだいぶ評価してるようだがな
日本の建築様式・文化様式の多くが室町を起源としている、
これほど絢爛たる文化時代は室町をおいてほかにはない、
とかなんとか
307質問でっす:02/08/13 11:01
「竜馬がゆく」を読んだのがおととし、「坂の上の雲」が去年、
今「この国のかたち」を読んでますが・・・・。
純粋に「おもしろい!」といえる点で推薦があったら教えてください。
できれば「竜馬がゆく」のノリを求めております。
308日本@名無史さん:02/08/13 11:04
>307
「お〜い竜馬」
309日本@名無史さん:02/08/13 12:21
>305
ダメ バブル〜バブル崩壊後→良い 未だ来たらず
と続く?
310日本@名無史さん:02/08/13 12:27
>307

「俄」と「尻食らえ孫一」。
どっちもユーモア歴史小説で素直にゲラゲラ笑えます。

後、幕末だったら「燃えよ剣」と「新撰組血風録」。
竜馬とほぼ、同時期に書かれているのでエンターテェーメント要素が高く、純粋に面白いです。
311日本@名無史さん:02/08/15 17:04
>307
主人公のキャラが好きなのは(世間的にはどう評価されてるか知らないけど)、
「世に棲む日々」の後編の主人公・高杉晋作。たぶん竜馬よりカッコよく描かれてる。
池宮彰一郎の「高杉晋作」も読んだけど、司馬・高杉の方が数段上。
312日本@名無史さん:02/08/15 17:19
>>307 功名が辻 戦国物で読みやすくて俺は好き。
313日本@名無史さん:02/08/15 17:52
>>312
功名が辻は楽しくて良い。
なんか今の大河の原作のように錯覚してしまふ
314307:02/08/16 08:03
みなさん、ありがとう。
お盆休みに挑戦してみます・・・・って! もう休みないじゃん!
キャー。
・・・・司馬さんが「ノモンハン」を書いたら、多分、作家としては
評価を落としてしまったんじゃないかと思う今日このごろ(客観的に
書けないだろうから)。
315日本@名無史さん:02/08/16 11:26
歴史ものはあまりよくないが、対談集は結構好きだな。「日本語と日本人」とか。
316日本@名無史さん:02/08/18 11:16
「竜馬」「萌えよ剣」「世に棲む日々」「峠」の順で読んだ
みんなけっこうおもしろい
317日本@名無史さん:02/08/22 13:28
>>290
ポスト司馬候補に宮城谷昌光を挙げたい。
一時みんな同じような内容の異常に長い小説ばかりを書いていたが、
最近少し心を入れ替えた様だし。
特に大したことなさげな人物を半ば発掘してさも大人物に描く手腕や
読者層の中高年の心のオアシス的な存在であることもポイント高い。
318秋山蔵六:02/08/23 10:17
日本史ではむしろ大石教授のような本職の歴史学者が
司馬史観の訂正・再発見という意味で良いと思う。
あの人後半は歴史学者風になっちゃったからそれなら本職がイイ。
フィクションだと宮城谷さんの中国モノか塩野さんのイタリア、佐藤さんの
フランスモノなど西洋史関係がおもしろい今日この頃。

319日本@名無史さん:02/08/23 15:10
隆慶よりは良心的でしょ。
320日本@名無史さん:02/08/23 15:31
北方謙三はどうでつか
321日本@名無史さん:02/08/24 23:43
>>320
完全な小説です。
322日本@名無史さん:02/08/25 08:57
完全な小説って、フィクションという意味ですね。
最初、完全ですごくいい小説家とおもたよ。
323日本@名無史さん:02/08/25 11:00
257がええこと言うた!!
324巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/08/25 16:43
  「翔ぶが如く」今読み終えますた。これでとりあえず小説は完全制覇。
  思い起こせば本屋で初めて「坂の上の雲」を手にとったのが約2年前。
  あとは気長にエッセイを読み潰す事にするよ。でもさすがに「街道を逝く」
  シリーズだけは読破する気にならないけどね。全部読んだ人いるかい?
\______ __________________________/
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  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
325秋山蔵六:02/08/27 10:32
それがいるんだな。
はじめはちょっと退屈な感じだったけど
読みこんでくと良い感じになってくのがサスガ。
列島改造や土木工事の氾濫への怒りが散見されるのが
「この国のかたち」ではっきりでてくるのだが。
ワシのおすすめは31・32(?)の「アイルランド紀行」
あと「台湾紀行」は李総統との対談をいれてる司馬さんには
めずらしい構成。
夏休みをマッタリ過ごしたい方にどうぞ。
326日本@名無史さん:02/08/27 11:32
司馬さんの『この国のかたち』は味わい深い随筆集。司馬さんがもっとも
困惑したのは日本の古代史学者。あの文章の読みにくさと、内容のわかり
にくさに苦情を言っていたように記憶している。歴史学者は小説家のように、
歴史を面白ろおかしく書く必要はないが、読み手が理解できるように文章
を書くべき。その点、司馬さんの歴史の切り口は、賛否両論があるにせよ、
明快でわかりやすく、歴史家としても一級。
327日本@名無史さん:02/08/27 11:34
21世紀になったことだし
そろそろ司馬氏の幻術が解けて
司馬モノには、功よりも罪が多いことに
気がついてもよいころだ
328日本@名無史さん:02/08/27 19:17
>>326
>歴史家としても一級

勘弁しろよ…
329日本@名無史さん:02/08/27 19:20
司馬は「歴史好事家」として一級だな
330日本@名無史さん :02/08/28 16:18
>歴史家としても一級
歴史を勉強したこともない馬鹿発見
331日本@名無史さん:02/08/28 17:01
>>324
読破しました。
しましたが、地元名古屋で、未完&終了になったのは悲しいです。
332日本@名無史さん:02/08/28 20:17
>>326は司馬のことを誉めたくて筆が滑ったんだろうから勘弁してあげれ
歴史離れ傾向にあるいまどきの子にしてはたぶん良い方だ

>>325
「台湾紀行」は現役政治家の李登輝たちを誉めすぎで違和感もあった
でも政治問題化覚悟の上だったであろうからある意味かっこよかった
街道をゆく海外編では個人的には「バスク」が面白かった
333日本@名無史さん:02/08/28 20:32
>>330
おまえうざい。
334日本@名無史さん:02/08/28 22:31
司馬を本当の本当に讃えるべきところがひとつある。
それは彼が少数民族を愛していたことだ。
それも、盲目的な愛しかたではない。
歴史的事実をそうであると認め、客観視し、その上で愛するという愛し方。

「草原の記」がすきだ。
この作品はむしろ文学板で語られるべきものなのかも知れないが、
俺は司馬を讃えろと言われたら、このずいぶんポエムくさい作品をもって
大きな讃えるべきものとしたい。
335日本@名無史さん:02/08/28 23:12
厨房発言スマソ

司馬さんがなくなる前に何回か発言していたけれど、
「金忠善を主役にした小説を書きたい」って言ってましたけど、
「金忠善」ってだれですか?

情報きぼ〜ん
336日本@名無史さん:02/08/28 23:20
親司馬・反司馬どちらにせよ、
こうしてスレが立つ事自体が存在の大きさを如実に物語っている
337日本@名無史さん:02/08/28 23:42
取材能力とかは認めるけれど,なんか薄っぺらいんだよね.
338日本@名無史さん:02/08/29 00:05
>337
ゆるしてやんな。
才能なき物は労力に頼るしかないんだよ。
労力も惜しむ○沢よりは、まだマシかも。
339日本@名無史さん:02/08/29 00:21
大正12年に生まれて平成14年にまで語られる様な業績は誰も残せない
340日本@名無史さん:02/08/29 23:32
>>339
おっそろしく電波
341日本@名無史さん:02/08/30 14:06
>>336
そう、その存在の大きさと影響力を認める。
だからこそ、正義は悪の司馬史観を徹底的に叩きのめさねばならぬのだ。
342巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/08/31 21:49
  他の作家と比べると、司馬の文体ってあまりにもリアルすぎるよね。だから
  竜馬や燃えよ剣あたりを読んで史実とゴッチャになる人が多いのもわかる
  気がするよ。でも、それは読み手の責任であって司馬の責任ではないからね。

  司馬が一段落ついたので、これから吉川栄治を制覇しようと思って三国志
  を読み始めたんだけど、確かにこの文体で史実と混同する香具師はいない
  わな〜、と思ったよ。アンチの言う事も少し分かった気がするよ。
\______ __________________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
343巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/08/31 21:52
  吉川栄治 → 吉川英治だったね。逝ってくるYO。
\______ __________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
344日本@名無史さん:02/09/01 11:19
司馬遼初心者です。小説によく出てくる「首実験」なんて読むか教えてください。くびじっけん、みしるしじっけん?
345日本@名無史さん:02/09/01 11:29
首実験とはすごいな。731部隊も驚愕だろう。
346犬童知遠 ◆c8JAPANo :02/09/01 11:42
>>335
>「金忠善」ってだれですか?

「沙也可」のことでふ。降倭の。朝鮮出兵のときのね。後に対女真戦で活躍。『韓のくに紀行』
はイイ。『モンゴル紀行』もイイ。『草原の記』はさらにイイ。そういや『韓の〜』で司馬サンが訪
れてた「降倭の里」こと友鹿里(慕夏堂)。司馬サンが訪れた当時は、なんか秘境みたいな感
じだったけども、今じゃ日本から司馬マニヤ(もはや巡礼者)が押し寄せて、年間数万人に上
ってるらしい。もう重要な観光資源。確か最終巻の『濃尾参州記』で、徳川家発祥の地が観光
地化してることにえらく失望(&ご立腹)だった司馬サンだけど、そういうアンタが原因の一端
を担ってるんだよ、っていう(藁)。何か、今じゃ「沙也可せんべい」とか「沙也可ストラップ」とか
フツーに売ってそうだもんなぁ・・・。<慕夏堂
347日本@名無史さん:02/09/01 11:44
>>345
俺も首実検って読んでた。本とはどう読むの?
348犬童知遠 ◆c8JAPANo :02/09/01 11:47
そういや「沙也可」って、やっぱり雑賀党のことなんかな?
鉄砲も使いまくってるし。秀吉政権に怨み持ってるし。
349犬童知遠 ◆c8JAPANo :02/09/01 11:49
>>347
「くびじっけん」で正解。
350日本@名無史さん:02/09/01 11:50
首実検。クビジッケン。
討ち取った敵の首を大将が検分して論功行賞の参考にする。
辞書引けば載ってるはずなんでまず調べてみてくださいよ。

実験はエクスペリメント。むごすぎます。
この間違え方が面白かったので答えてあげます。
351350:02/09/01 11:52
347は○
352日本@名無史さん:02/09/01 12:05
>>349-350
ありがとう。
353日本@名無史さん:02/09/01 12:08
巨大ネコの発言が司馬マンセーとアンチ司馬の全てを物語っている。
あれが小説だということをよく解っていない馬鹿のマンセーと
それに対する拒絶反応。
どっちも馬鹿馬鹿しい限りだ。
純粋に小説家、随筆家としての司馬を楽しみたい者としては。
354日本@名無史さん:02/09/01 12:12
同感
355日本@名無史さん:02/09/01 15:38
典型的なアンチ司馬の駄文。
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[83] 仮想・島津の夜襲案 投稿者:雪狼 HOME 投稿日:2002/1/11(Fri) 17:02:45 

Yahooの「if」トピに書こうと思ったが、相手の音信が途絶えたままなので(わら

島津の案を三成が却下したため、義弘と三成は仲たがいし、関ヶ原では島津が三成の救援要請を断った…と司馬鹿野郎はその著「関ヶ原」で進める。
では島津の夜襲案を西軍が採用していたら。

徳川軍は遠征した疲れがあるとはいえ、それは畿内や濃尾平野で連戦の西軍も同様でした。
東軍は清洲城に入って休息もとっているから、睡眠不足でふらふらという状態ではありません。
赤坂に陣取った時、西軍の夜襲に対する警戒も十分していたことは想像でき、また天気が悪かったとはいえ赤坂や大垣のあたりに兵を隠す障害物もないから、まっすぐ突撃してくる時にはすぐに察知されたことでしょう。
もちろん奇襲する側とされる側では心理的に差はあるものの、濃尾平野のような広いところでの白兵戦は多勢に有利。石田・島津・小西・宇喜田の3万程度しかいない大垣の西軍が7
万の東軍と戦ったら、心理面を考えても互角か東軍勝利でしょう。厳島や桶狭間のような、悪天候で足場の悪い場所での奇襲とは違います。

なお、島津と三成の仲たがいは、実際にはありませんでした。事実、島津は関ヶ原でも東軍についたり逃亡したりせず、最後まで戦っているのです。戦友宇喜田秀家をかくまっているこ
とも、それを証明します。
島津が要請を断るのは小早川の寝返りの後でした。三成の捨て身の総攻撃案に対して「小勢で突進してももう勝てない、俺らは勝手に戦うのみ」と発言しただけです。
島津が戦闘中に軍を動かさなかったのは、西軍全体の考えでした。彼らは小早川をせめて
中立にしておき、近江や機内にある西軍勢力の新手の到着を待つ…あの時点では、これしかなかったということで。
356日本@名無史さん:02/09/01 16:04
>>342
>それは読み手の責任であって司馬の責任ではないからね。

それは読者が馬鹿ということですか?
357巨大ネコ ◆rpNEKO/A :02/09/01 20:06
  君って、愛の少ない寂しい家庭に育ったんだろうね。可哀想にねプ
\______ ________________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   (∀・  )
  ヽ|〃    (∩∩  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
358秋山蔵六:02/09/02 11:42
何やらむなしー会話が続いとるな。
ファンとしては面白く、為にもなるだけで十分だったのよ。
ただ本当の「歴史」にのめり込むと小説としての創作部分があったという
あたりまえのことにも気付くのよ。
そうやって歴史のおもしろさに目覚めたと思えばやっぱり作者に感謝したいのよ。
一方であんまり有名になって頭から鵜呑みして全て事実と思い込むお方もそりゃーいるでしょうよ。
そこまで作者には面倒みれんでしょ。死後の話では司馬さん自身は自分の影響を考えて
非常に慎重に発言やテレビ化に対応していたのがわかってるじゃないか。
それが気にいるかいらんかは別だが。
359日本@名無史さん:02/09/02 11:52
そうそう。司馬さんは「龍馬がゆく」の熱烈なファンである武田鉄也に
「どうかもうテレビで龍馬、龍馬と騒がないで下さい。
 僕のあれは小説で、実像からは程遠いんですから」
というてましたな。
360日本@名無史さん:02/09/04 18:44
361日本@名無史さん:02/09/04 18:45

362日本@名無史さん:02/09/04 20:22
>>359
昔の金八は「我も人なり、彼も人なり」とか
竜馬の言葉をよく引用してたけど、そういえば最近はしてないね
363日本@名無史さん:02/09/04 20:27
「奇兵隊」の金八龍馬はあんまりじゃ!
364日本@名無史さん:02/09/09 21:59
ふっ… 投稿者:チャンコ増田  投稿日: 9月 9日(月)17時48分19秒

俺はあなた方のようなネット糞を
相手にするつもりは毛頭ありません…

少なくとも俺は司馬遼信者として
断固として自身の所存を断行し
TVを通じて世に己というものを問いました…
俺が高校のときから愛読してきた小説の英雄たちに
自身の行動をなぞらえ果敢にチャレンジしました…
俺はそれを壮挙だと感じています…

あなた方は夏場の腐った小便です…ネット尿です…
道端に吐かれた酔っ払いのゲロですよ…

もうどうか俺のBBSに書き込まないでください…
俺は不潔なものが嫌いですから…
これ以上俺のBBSに糞便を撒き散らさないでください…
あなた方は江戸時代でいえば穢多非人です…

いや…
もしかしたらそれ以下かも知れませんね…
ひとことで言えば精神的朝鮮人ですね…
365【 ´,_ゝ`】隠密同心ショッカー:02/09/12 18:51
司馬遼太郎の思想は、近代主義と日本的情緒の複合って感じがする。
366日本@名無史さん :02/09/13 17:18
司馬遼太郎は東日本の人に対して東夷の野蛮人とたまに言いますが、そこらへんについて詳しい彼の本てありますか?
367日本@名無史さん:02/09/13 17:35

明治と昭和の違いである・・・(中略)
明治人がつくったこの国の社会はどうやら終末に近付いているようでもあり、
その縊り手はおそらく不動産業者的射幸エネルギーというものではないかと
おもったりする。

田中角栄が現れる前に、すでにこう言ってるぞ。
日本の社会を洞察する力は神のようではないか。
368日本@名無史さん:02/09/18 22:00
プチ「佐高信」が一杯いて困るなぁ、、
369日本@名無史さん:02/09/18 22:37
>>366
ない。せいぜい街道が行くで触れられているかも知れない、という程度かな。
司馬自身は「東夷の野蛮人」などと思っていたかどうかは、疑問。
当時の京人の価値観で書いたに過ぎないともとれる。
あるいは文面通り東人が野蛮であったとは思っていたにしろ、
そのことを卑しんでいたかどうか、となるとこれはかなり否定されていいような気が。
司馬は遊惰な貴族よりも精悍な下民の方が好きっぽいし、
何よりも彼は匈奴だのモンゴルだのが大好き。

370日本@名無史さん:02/09/19 19:15
司馬遼太郎が好きな人の法則

1.実社会に成功者が多い
2.実際に頑張っていそうな人が多い
3.良識があり、人間関係が概ねうまくいってそうな人が多い


司馬遼太郎が嫌いな人の法則

1.実社会で成功していない人が多い
2.実社会でうだつがあがらなそうな人が多い
3.ネットでしか主張できなそうないじめられっ子タイプが多い

以上は、 直感的に司馬遼太郎の普遍性良識性を感じ取れる人
    
     いつまでも小さな誤りにこだわって、大局が全く見えない人
    (周りにもそういうキモイ奴っていませんか?結局何もできない奴)

    の違いから起因すると思われる

371日本@名無史さん:02/09/19 19:22
司馬さん大好きなのに後者の法則に当てはまる朴はカスですか?
372日本@名無史さん:02/09/19 19:26
>371
まあ、北条早雲も前半生はパッとしなかったんだからガンガレ。
余談ながら、俺も後者の法則だ、頑張るよ。
373日本@名無史さん:02/09/19 19:26
ここまできて、司馬の「大阪からの視点」については
あんまり語られないのが不満ポ。
「俄 浪速遊侠伝」なんか、幕末の民衆側が動乱の中で
あっちこっちにひっくりかえるのが小気味よいのですきなんだけど。

博徒を嫌う歴史トピでは語られずともよいが、大阪の米商人の評判
が悪いだけに、裸一貫の明石屋万吉が颯爽と引き立つ。
堺事件は森林太郎さんの方が史実にのっとってますし、最後の半田との
対決も史実とは少し違うんだけどね。

374日本@名無史さん:02/09/20 01:38
>373

読んだことないYO

短編?
375日本@名無史さん:02/09/20 01:44
>>373

>>110でガイシュツ
376MAD:02/09/20 06:14

国盗り物語・・・。
ありゃぁ最高だぁ・・・。
377日本@名無史さん:02/09/20 18:18
>>374 サン
長編ですよ。短編では「辛抱万助」として活写しています。
面白いですね。横山源之助の「日本の下層社会」にも
この人の授産所(今風に言うとセツルメント?)を取り上げてます。

娘の名前を「環」としたとき、古典に明るかった万吉が真ん中に
穴の開いた装飾品や、と教えると子分が「女の子にぴったりや、
さすが親方や」と変な誉め方をしたり大阪の雰囲気が楽しめます。
ちなみに「環」の婿は大正に一世を風靡した酒井栄蔵です。

378日本@名無史さん:02/09/21 17:33
昭和という国家を読んだことがあるが、すばらしかった。
379世界@名無史さん:02/09/23 12:10
漏れも今「昭和という国家」読んでるけど、面白いね。
明治との対比もちょくちょく出てくるけど、とても読みやすいし。
380日本@名無史さん:02/09/23 12:24
俺は司馬好きだが
「昭和という国家」はあまり好きくない
あの本にはどうも観念のフィルタで見すぎている危なっかしさがある


381日本@名無史さん:02/09/24 17:26
>>377
環は長女じゃなかった?
酒井栄蔵の嫁は次女です
382日本@名無史さん:02/09/24 18:28
十年位前に、上川隆也が竜馬を演じた、TBSの『竜馬がゆく』
は酷かったな。あれだったら、ドラマ化しなくて結構。

上の方の書き込みで、『胡蝶の夢』のことが書いてあったけど、
私も好きだ。『功名が辻』、『燃えよ剣』も好きだ。

ハッピーエンドで終わらせてないのが良いところ。
383日本@名無史さん:02/10/02 21:20
司馬遼マンセースレはここですか?
とりあえずあげ。
384日本@名無史さん:02/10/02 21:35
いや、マンセーじゃないよ。
司馬は小説家であって、小説として彼の小説を楽しむことの何処が悪い、
という論調になってきている。

司馬自身もライシャワーとの対談で、
「私は小説の背景を調べるために歴史の世界に足を踏み入れているだけの素人」
と明確に規定している。

こんな感じになってます。
あまりしつこいと「歴史屋は僻んでんだ」などといわれてしまうことになりますよ。
385日本@名無史さん:02/10/02 21:49
>>384
この板来たの初めてなので...

>司馬は小説家であって、小説として彼の小説を楽しむことの何処が悪い
これは同じ意見だな。
司馬遼太郎は小説の中に史実に即したエピソードをちりばめて重厚感を
出す手法に長けている、というかこの人独特の手法だけど基本は小説で
あり物語だと思うけど。
(後期ではエピソードからその人物を考証していく過程を見せるという
ような手法が多いしね)

私のスタンスとしては、小説家としての司馬遼マンセー、です。
とりあえずスレ全部読んでみよう。
386日本@名無史さん:02/10/02 22:36
>>385
今ひとつ過疎な日本史板の新しい住人、貴君を歓迎する。
司馬について読みたいならこっちも
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/history/1029604435/l50
【司馬さんの小説はおおげさ?】
387日本@名無史さん:02/10/02 22:43
過疎というのは同意だな・・・
388385:02/10/03 21:41
>>386
歓迎していただけますか?ありがとうございます。
>>386
まだそちらまで読めてません。明日読みます...

このスレはだいたい読んだのですが、
いわゆる「時代小説」と「歴史小説」の違いとか、「司馬史観」といわれる
言葉についての論争が主みたいですね。

私は卒業した学校も理系だし、ただの歴史小説(と言うと起こられるのか?)
好きです。この話題は何十年前から文壇や史学界などで語られてきたことの
ように記憶しているので、なかなか難しいですね。

ただ、私は司馬遼太郎や井上靖が好きなのと同じくらい吉川英治が好きだし
池波正太郎が好きだったりするので、司馬遼太郎は基本的に「大衆小説家」
だと思っていますが...

とりあえずまだ馴染んでないので、徐々に様子みて...
とりあえずあげておきます。
389日本@名無史さん:02/10/03 21:48
司馬の語る事柄はあくまでも「司馬史観」であって「歴史」ではない。
だから彼の小説は「歴史小説」じゃなくて「司馬史観小説」とするべき。
390日本@名無史さん:02/10/03 22:02
>>388
>>389みたいな理解不能な自分論法を振りかざすのも居るけど
まあ、気楽に住みついてください
391日本@名無史さん:02/10/15 18:48
age
392日本@名無史さん:02/10/15 20:56
で、結局、チミ達はシバファンであって、
シバを超える人材じゃないんでしょ。
それ以上、偉そうにヌカすと・・・・・・・・。
393日本@名無史さん:02/10/15 23:39
       〃───、
      / _____)
      / /´ (_  _)ヽ
     ||-○-○-|
     |(6   ゝ  | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     |ヽ   θ ノ< 司馬遼太郎はサヨク!!
      ヽ|\_/   \_____________
   ______.ノ    (⌒)
 //::::::::|-、 ,-/::::::ノ ~.レ-r┐
/ /:::::::::::|  /:::::ノ__ | .| ト、
| /:::::::::::::::| 〈 ̄   `-Lλ_レ′
レ::::::::::::::::::|/::: ̄`ー‐---‐′
394日本@名無史さん:02/10/21 14:44
「梟の城」を読んだ。
感想としては、まあまあ面白かったが、
基本的に主人公の葛籠重蔵が最強の忍者だということが
最初のほうでわかってしまうのは失敗な気もする。
少なくとも甲賀最強の摩利洞玄くらいは重蔵より強いことにしとかないと。
摩利本人のセリフですぐに、重蔵>摩利=五平ってバラしてしまってるし。
それとまだよく調べて書く習慣が出来ていなかったのか、間違いがけっこうある。
一番分かりやすいのは、天正二十年当時まだ大納言の家康を「内府」と書いてるところ。
最初に書いてから何十年もたってるんだからなぜ直さなかったのか。
395日本@名無史さん:02/10/21 15:29
忍者は頭で勝負なんだからいいでしょ。
渡辺サトルも相手にならなかったもんなあ・・・

でも良く気付いたね。
396日本@名無史さん:02/10/21 20:23
>>394
映画「梟の城」の曲は良かった
雰囲気にひたりたい人は
http://www.towerrecords.com/product.asp?pfid=1076483
の一曲目をクリックするだに
MozartのDies iraeを聴きたい人はご自分で検索おながいします。

あーあと映像美も良かったなあ「これが桃山だーっ!」って感じありあり。

シナリオは、まあ・・・、内容勝負じゃなくて娯楽大作としてなら良作かなと。
397日本@名無史さん:02/10/23 06:54
司馬本ってえろいですね。
文体に色気があります。
純然たるスケベ心で楽しんでおりまする。
398日本@名無史さん:02/10/29 02:09
>394
梟の城は、司馬が「司馬文学」という独自の手法ではなく、一般的な小説を
書こうとしていた時期の作品なので、エンターテイメント性は他の作品より高いと思う。

>397
司馬がエロいのなら、他の作家ではティムコがもう大変なことになるのでは?
399日本@名無史さん:02/11/07 15:25
司馬といえば
とそつ天では握手=セックスというネタがお気に入りですね
400日本@名無史さん:02/11/07 15:56
400!!
401日本@名無史さん:02/11/07 22:38
司馬作品の登場人物は欲望剥き出しの人が多いと思う。
性欲に限らず出世欲とか支配欲とか自己愛とか、それらを隠し切れないかの様に。
人間の行動原理を個人の欲望に基づく物としているように思えます。
それでいてちっとも下品でない。
司馬作品がそこはかとなくエロイのもその辺りが原因では無いでしょうか。
男性は勿論のこと特に女性にとっては。
402日本@名無史さん:02/11/07 23:05
「関が原」の時代劇ドラマで
加藤剛の演じた石田三成はよかった。
大谷刑部との友情は涙者だったよ。
403日本@名無史さん:02/11/08 05:51
「街道をゆく」を読破した方、どうでしたか?
おれは老後の楽しみ(40年後)にと敢えて読まずにいます。
でも読んじゃうかも。
404日本@名無史さん:02/11/08 06:07
漏れも街道シリーズは1冊も読んでないな
不思議な事に
年とって、ふとした事から手にとって読み始めるのかもしれない
405日本@名無史さん:02/11/09 00:29
街道は全部読みますた。
あれは自分が興味あるところからバラバラに読めばいいと思う。
朝鮮三部作は面白かった。
406日本@名無史さん:02/11/11 14:56
週刊朝日に死ぬまで続けていたので全集化されるまでに
タイムラグが・・・全集は文春なので。
407日本@名無史さん:02/11/12 04:57
司馬さんにとって北朝鮮てどう捉えていたのですか?

何かいい本はないですか?
408日本@名無史さん:02/11/14 12:16
最近司馬の初期の小説から読みはじめた。「髪型武士道」について感想を書きます。
幕末、剣の達人である公家の若者が京から江戸まで旅をするというストーリー。
最初のころの話は、一話完結物としても設定に工夫が見られるが、
旅をしていくにつれ主人公の性格が変化し、
当初は人ひとりを斬るのにもためらいがある平和的な性格だったのに
どんどん平気で敵を斬りまくる殺伐とした人になってゆきます。
最後にはやくざ同士の抗争にも首を突っ込んで結果的に親分皆殺し。
主人公の性格の破綻とともにストーリーも破綻に向かい、
最大の敵と思しき女ボスはちょっとした油断で味方にあっけなく殺され、
やっつけ仕事みたいな結末を迎えます。
やはり主人公の上司的存在である粟田宮の孝明天皇にたいする
「万民平等の世を作るために、朝権を奪い奉った天下の武家をことごとく滅ぼす」
といったTPOを(作者が)全く心得ていない発言あたりからおかしかったですね。
脇役の百済ノ門兵衛のキャラはいい感じに造形されてましたが。
司馬作品中ワースト5に入る小説ではないでしょうか。
409日本@名無史さん:02/11/18 18:37
年取ってから「街道」を読むと、その場所に行きたくなっても体が動かん
てなことになるかも? 中年あたりからチビチビ読み始めるのが良かも。
410日本@名無史さん:02/11/18 21:12
小説として、純粋に面白いですよね。
でも、「昭和という時代がだめだった」的な
司馬さん個人のお考えには同意できませんが。
411日本@名無史さん:02/11/18 21:14
昭和40年代はよかったかな。
司馬さんの小説も爆発的に売れたし。
412日本@名無史さん:02/11/18 23:04
司馬さんは基本的に清々しさとか、潔さに最高の価値を認める人なので、軍閥で
壟断された昭和史や、ましてや北朝鮮のことなど書くはずがありません。
一度「ノモンハン」に挑戦したみたいですが、精神衛生上よくないということで、
たしかやめたんですよね。「坂の上」でも日本軍による虐殺場面などはさらっと
すっとばしております。ようするに、自分にとって、あるいは日本人にとって
負の場面は意図的に避けようとします。それが司馬史観の本質ではないでしょうか。
413日本@名無史さん:02/11/18 23:07
朝鮮渡来文化を賛美する司馬、キモイ
414日本@名無史さん:02/11/18 23:07
>>410
司馬さんの否定してる昭和は第二次大戦直前の時期のことでしょ。
あれはさすがにだめじゃないの?
415日本@名無史さん:02/11/18 23:12
>>413
嫌韓キモイ
416日本@名無史さん :02/11/18 23:38
坂の上の雲は最高。今まで読んだ作品のなかで一番
面白かった。
417日本@名無史さん:02/11/18 23:40
司馬さんは神
418日本@名無史さん:02/11/19 00:02
「坂の上」より、ノモンハン読みたかった。
あれは瀬島龍三との対談がきっかけでポシャってしまった。
419日本@名無史さん:02/11/19 00:47
高校の頃かな、親父の本棚にあった坂の上の雲っていう本が
それまで気になってたんだけど始めて読んでみたわけ。
あっという間に読んだな。小説として面白かったのもあるけど
それまで義務教育の間に教わったサヨ思想をそのまま鵜呑みに
していたから、日本の近代史を考え直すきっかけになったな、おいらの場合。
それから明治維新なんかにも興味をもって自分で勉強するようになったよ。
今でも坂の上の雲の子規の描写とかすごく好きだな。
読書なんて無縁だった人間を変えてしまうことができる作家だな、司馬さんは。
420日本@名無史さん:02/11/19 06:53
江上波夫氏も亡くなったなあ。
司馬さんとも交流あったのだろうか。スケールの大きいひとだった。合掌。
421 :02/11/19 11:26
昔懐かしい「国盗り物語」が新版で出ていたので読んだのだが、
差別用語と取れる部分が直されていた。雰囲気ぶちこわし。
たとえば信長が光秀を初めて引見したとき、「そちゃ跛か」と聞くところを、
「そちゃ足が悪いのか」などと書き換えている。司馬がそんなことを許すわけがないので
出版社が勝手に直したのか、そこらへんはよくわからないのだが、困ったもんだ。
422日本@名無史さん:02/11/19 20:17
司馬さん イイね!!!
423日本@名無史さん:02/11/30 09:09
大学時代に熱中し、12年くらいたってここ半年位のあいだに、
また、読み返しているんだけど、結構忘れている内容があって
すごくおもしろい。立場も年齢も変わって改めて読み返してよかった
と思っている。
司馬さんの小説をよむと仕事のつらさをがまんできるときがあります。
「幕末の志士は命をかけていたんだから、それに比べれば仕事の苦労なんて
 悩むほどのこともないか・・・・・・」
って感じに思うようにしています。
昨日から「国取り物語」読み始めたんだけど、夜中2時くらいまで読んで
しまって少々寝不足です。
424日本@名無史さん:02/11/30 13:30
佐高信って、山形出身だから同郷の藤沢修平を無理矢理マンセーする。
マット事件といい、山形は大嫌いです。
425日本@名無史さん:02/11/30 13:42
421さんの指摘で思い出したけど、昔、NHK大河でそのシーンがあって、
信長にどう言わせるのかと思っていたら、「足がきかぬか」になっていた。
編集者と同様、脚本家も苦労されてるのデス。
426日本@名無史さん:02/12/01 15:58
ということは、
黒田官兵衛が主役の「播磨灘物語」は永遠に大河ドラマ化できないの?
427日本@名無史さん:02/12/01 16:33
草原の記はモンゴルで翻訳されているので戈壁の匈奴も翻訳してほしいものです
428日本@名無史さん:02/12/01 17:24
「関が原」に秀吉が黒田官兵衛を論評する場面があるけど、最近の版ではやはり表現が
改められており、「足萎え」になっていた。まあ、これならTV化もOKでしょう。
ちなみに、三船敏郎さんが山本勘助を主演した映画(昭和40年代)では、勘助の上司
である武田信玄(確か萬屋錦之介さんだった?)が「おい、チ○○!」と放送禁止用語
を連発。あれは再上映すると無声映画になるのでは。余談。
429日本@名無史さん:02/12/01 17:43
司馬は「草原の記」や「故郷忘じ難く候」のような系統が一番いい。
誰か賛同者おらんか
430日本@名無史さん:02/12/02 22:28
>>429
俺は同意するぞ。司馬といえば歴史小説だが、むしろ海外実録モノのほう
が秀逸だったりする。『韓のくに紀行』『モンゴル紀行』『人間の集団につい
て』の韓蒙越三部作や、その続編たる『草原の記』なんかは、本当にイイ。
431日本@名無史さん:02/12/02 23:22
おお、賛同者が。ありがたい。
だいぶ売れた他の歴史小説に比べればいくぶん地味だが、
とにかくいい仕事してるよな。
あの系統には自信なかったのかなあ、司馬さん。
評価する読者もちゃんといるのに。
432日本@名無史さん:02/12/03 00:26
>あの系統には自信なかったのかなあ
てのがどこからでてくるのかがわからない。
433431:02/12/04 21:01
>>432
俺が作家だったら半信半疑で書くから。
434日本@名無史さん:02/12/04 21:03
チンポ
435日本@名無史さん:02/12/05 10:59
あの系統は「多数の読者を獲得する」自信がなかったのかなあ、ということでは?
晩年はともかく、ある時期までは小説と比べて受けが悪く出版社にも気を使ってたらしい。
「空海の風景」なんか特に。
436日本@名無史さん:02/12/05 12:28
あの系統てのがどの範囲を指してるのかがわからないが、
430のあげてる本ならそれこそ街道でずっと書いてきたこと。
自信がないなら書かないだろう。
437日本@名無史さん:02/12/12 18:01
あげ
438日本@名無史さん:02/12/13 19:22
田中耕一さんはノーベル賞を受賞しなければ
淡々と仕事をこなす、人間と言うよりはひとつの機能として、存在して
平凡に人生に終えた、司馬遼太郎の
小説に出てくるような村田蔵六のような男だったと思うがどうよ?
439日本@名無史さん:02/12/13 23:27
>>438
いや、いちおう世に出たんだから、ホントに大村益次郎レベルなんじゃないの?

ところで、

来年一年かけて『街道をゆく』を全巻読破するつもりですが、順番について
何かアドバイスはないですか?


440日本@名無史さん:02/12/14 05:42
>>439
漏れも全部読んでない(w
自分の出身地とか、好きな土地から読んでいけば良いんじゃないか?

もっとも、漏れのお気に入りは「本郷界隈」。
風情があってイイ(゜∀゜)ーー!!
441日本@名無史さん:02/12/15 00:18
>>439
興味のあるところから、というのには賛成だが
やはり中期から後期の方が外れが少ない気がする。
442439:02/12/16 17:18
>「外れ」というのは・・・話しが外れて戻ってこないようなコトかな?
443日本@名無史さん:02/12/16 17:35
>>442
反対だ。
司馬の書き物は、話が外れて外れて
あさっての方に行ってしまうのがいいんじゃねーか。
街道を行くのはじめのほうのは、比較的「無用のこと」が少ない。
444日本@名無史さん:02/12/16 17:46
っていうか、「街道を行く」は、自分を含む凡人には
予備の地理・歴史・文学の知識が無いとつまらないかもしれない。

ということから漏れは、出身地とか、知識があったり、
好きな土地しか読んでない。
445日本@名無史さん:02/12/16 20:44
宮本常一より面白いな。街道をゆく。
446439:02/12/16 21:17
>>444
うんうん。ただ、近くに行ってたり、イメージ近いところに行ってれば
だんだん想像できていく気がする。
山辺道には行ったことはないが、奈良を知ってたので、相当面白く
読めたりしました>竹内街道。
447日本@名無史さん:02/12/16 22:42
「街道」は最初は飛ばし読みで、興味のあるところだけ読んで
ぜんぶ一応「読了」した。中学生の頃。
その後、また全部味わいながら読んだ。
448日本@名無史さん:02/12/16 23:07
おまえら「坂の上の雲」の司馬さんのあとがき読めよ!!
どんなに仕事にマジメに取り組んでるか良く分かるでつ。
449日本@名無史さん:02/12/16 23:10
胡蝶の夢を読んでます。
しかし敢えて司馬凌海を主人公として選ぶ司馬さんの感性が
すごいんだかセンスないんだか。
450日本@名無史さん:02/12/16 23:15
司馬凌海のどこに魅力があるのかわからず、途中で放棄。
ま、本当は松本良順と二人セットで主人公なんだろうね。
司馬、いかにも好きそうだしな、松本良順。

菜の花の沖は面白い?
451日本@名無史さん:02/12/16 23:23
司馬さんの作品毎をみていくと確かにこれは司馬さんの独善的な部分もあるな
と思う部分もあったと思うけど。
そんな瑣末な部分を相殺してなお司馬さんが吹き込んでくれた風に大きな価値が
あると思ってるよ。
司馬さんにはもう少し生きていて欲しかったよ。
今世紀のことも語って欲しかった。
452日本@名無史さん:02/12/16 23:33
>>450
私は良順さんのたまーにでるものすごい江戸っ子言葉に
期待して読み進んでます。本物がどうだかはしらないけど。
453日本@名無史さん:02/12/16 23:37
この国のかたちを読むととても「今世紀のことを語ってほしい」などとは思えないが。
むしろボロが出るからやめといて欲しかった。
この国のかたちは、明らかに昭和初期との対照の中で日本史を語ってるわけだが、
筆者の思想的なフィルタが濃厚。
かなりバランスを欠いてる。

例外的に「故郷忘じ難く侯」は、いい。
昨今やかましい拉致問題について暗示した小説なんだが。
454日本@名無史さん:02/12/16 23:47
いままで読んだ中で最低の作品は「妖怪」。
これだけは馬鹿の書いたフィクション小説と変わりない。
455日本@名無史さん:02/12/17 00:17
司馬さん惜しいよなぁー
国会に打って出てればと思うよ。
都知事石原や小泉なんかよりこのこの国の行き先よーく考えてたんでは?
456日本@名無史さん:02/12/17 00:40
>>450
菜の花の沖は面白いよ!
でもこれは俺が航路や水運にすごく興味があるからかもしれない。

>>454
あれほど迷走して
分けの分からない終わり方をした小説も珍しい。
457日本@名無史さん:02/12/17 08:03
>>455
社会党(当時)から立候補するわけ?w
まさか自民党からは出ないよな。
あれほど利権政治をきらって、事なかれの管理主義を蔑んでいた人なんだから。

社会党からとすると、政治家としての行く末もだいたい決まってくるな。
458日本@名無史さん:02/12/17 19:52
司馬さんは国会議員になるほど愚かではないだろう。

議員になって、国を変える事なんて出来ないと悟っていたと思う。
学生運動の時だって、醒めた見方をしていたんだし。

ただ司馬さんの有名な小説は、自身のトラウマから偏見で書かれている
気がしてならない。明治が良くて、昭和は悪かった、明治の戦争は
自衛のためで正しかったっていうけど、明治だって、中国なんかから異常な賠償金
取ってるわけだし。
俺は、列強が同じことやってるんだからいいんじゃないか、と思うが
本来、司馬さんの理論からいけば相当の悪だと思うが。明治だから免罪されてる
気がする。

対談集では和やかに話していた井上ひさし、陳舜臣なんかも、死後は考え方が
違っていたと言ってるしね。
459日本@名無史さん:02/12/17 22:21
司馬は権力者臭のする人間は「血液が酢になるかと思うほど」大嫌いなんじゃないの?
少なくともそう自分でよく書いてた以上、政治家は出来ないっしょ。
政治家との付き合いも、仄聞にして李登輝くらいしか知らない。

>>454
「妖怪」と題名忘れたが荒木村重が主人公の戯曲。これが司馬の失敗作の双璧だと思う。

460猫舌:02/12/17 22:57
さきがけから出馬 とか某サンケイ(古巣だという罠)にかかれて種

461日本@名無史さん:02/12/17 22:58
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462日本@名無史さん:02/12/18 06:19
司馬遼太郎はけっこうたくさん読んだけど、いまだに竜馬を読んでない・・・。
だって、図書館いついっても置いてないんだもん。
463日本@名無史さん:02/12/18 06:28
>>459
司馬は権力者臭のする人間が「血液が酢になるかと思うほど」大好きなの。
そもそも司馬は「元勲」と自称する成り上がり者の前に拝跪して成功した作家だよ。
464日本@名無史さん:02/12/18 16:47
>>463
ま、「好き」と「嫌い」は表裏一体だからね。本当に憎むものを「憎い」
というのは快感に違いない。科学者じゃなくて作家なんだから客観的に書く
よりも主観をこめて書かれたものの方が面白いから「明治オーケー、昭和ダメ」
でもいいと思うが。
465日本@名無史さん:02/12/18 17:00
司馬遼太郎って左右両方から好かれている
めずらしい作家でね、
466日本@名無史さん:02/12/18 20:50
>>463
歴史上(少なくとも百年程度以上前)の権力者が好きとか興味があるというのと、
戦後日本の現実の政治家・偉いさんと実際に余りお近づきになりたくないというのは、
それほど矛盾してはない。
しかも司馬は「元勲」よりも「元勲」になる以前に死んだ人物を過大評価してる。
結局のところスタイルとしての反権力であったのかどうかはわからんが、
権力者について多く書いてきたことと作家本人の権力者嫌いというのは
読者にとってはある種のバランスが取れてる気がして安心感があると思う。
467日本@名無史さん:02/12/18 22:34
>>465
・・・・てことは、当然「左右から嫌われる」ことにもつながる。
他にこんな作家いますか? いたら教えてください。読むから(藁。
468日本@名無史さん:02/12/18 22:48
「国民作家」たるには、みんなに好かることが必須。
右にも、左にも、会社経営者にも、一般サラリーマンにも受ける小説を書いてきたわけだ。
しかしそういうタイプの作家が嫌い、という層には嫌われた気もするが
死後のブーム以降はそういう拒否反応も薄れていった感がある。
469日本@名無史さん:02/12/19 06:50
>>468
良くも悪くもNHKってワケだ。エログロもないし、コマーシャルもない
し・・・ってカンジでつか。
470日本@名無史さん:02/12/20 22:21
司馬の明治以降の政治家についての評価が知りたいです。
特に政党政治家、それも伊藤・大隈・西園寺・原あたりが・・・
どなたか教えてください。
471日本@名無史さん:02/12/21 12:19
伊藤はリアリストとして、明治成立の前提として抱えていた日本のナショナリズムがともすれば浮華な方向へ行こうとするのを
なんとか現実との折り合いの中で考えようとした、
ということで評価は低くはない。
472日本@名無史さん:02/12/21 12:26
大隈は、高機能頭脳搭載のキレ者という評価。
ただし、小沢一郎じゃないが、頭がよすぎて他の者がみな馬鹿に見え、
健全なチェック機能が働かないためか時々おかしなことを言い出す、ということで、
その鋭さは認めつつも評価はそう高くない。
473日本@名無史さん:02/12/21 13:07
>>472
小沢さんは天下をとる器だと思う。
同時に天下の嫌われ者でもある。
この二律背反を克服しないとね。
474日本@名無史さん:02/12/21 14:32
司馬の作品のなかで一番すきなのは「関が原」だな
最後まで飽きずにサラッと読める
各武将のエピソードもおもしろい
「竜馬が行く」や「坂の上の雲」は途中でだれてしまう

「関が原」読んでないひとはお勧めしたい
475日本@名無史さん:02/12/21 15:03
栗田艦隊謎の反転!
を書いてほしかったなぁ・・・
476470:02/12/21 21:41
>471&472
レスありがとうございます。
明治の元老元勲については、伊藤=善玉、山県=悪玉、大隈=ニュートラル、
に近い評価なのかな。

あと西園寺については、理想家肌の青年時代やそれなりの政治的安定を
もたらした時期もあった元老時代はともかく、
自分としては政党政治家としての力量は非常に低かったように思うんですが、
そのあたりについては言及されたことはあるんでしょうか。
477日本@名無史さん:02/12/22 16:19
「そのあとはもう、スポーツといっていいほどのさわやかな
 逃げ足で散ってしまった。」
いつもここ読んで笑ってしまう。@燃えよ犬
478日本@名無史さん:02/12/23 18:16
アームストロング砲作った鍋島直正の事を知りたいのですが、
これを読めば解るという本はどれか教えていただけませんか?
479日本@名無史さん:02/12/23 20:18
「肥前の妖怪」?
480日本@名無史さん:02/12/23 21:14
まんま「アームストロング砲」っていう短編なかったっけ?
481日本@名無史さん:02/12/23 21:24
あったけど、ノイローゼの秀才佐賀藩士が主人公の話じゃないの?
482日本@名無史さん:02/12/24 05:41
駄作に挙げられていた妖怪がそのまま鍋島直正の物語だったんですね。
とりあえず探して読んでみます。ありがとうございました。
483日本@名無史さん:02/12/24 18:16
ハァ?バカぢゃねーの
484日本@名無史さん:02/12/24 21:41
何から何まで      フ ゙       ン   !   !
485日本@名無史さん:02/12/24 22:06
妖怪は足利某の話じゃなかったけ?
486日本@名無史さん:02/12/24 23:36
うっすらとした記憶だが
「妖怪」はたしか足利将軍家のご落胤(?)が主人公で室町時代の話
鍋島直正については「肥前の妖怪」というタイトルかどうかはたしかではないが、
「酔って候」(山内容堂が主人公)等幕末の賢侯を描いた短編と一緒に本になってた
短編があったと思う。

487入門段階者:02/12/25 01:03
司馬先生にハマッいるはずが、今、井沢元彦なんて読んでしまっています
(小説ではなく、歴史検証など)。
この二人を同時進行で読むイミを、何かご意見ありましたら教えてください。
(なんとなく、劇画とマンガって感じで読んでます)。
488日本@名無史さん:02/12/25 01:58
妖怪を手にとってみて違うとわかったので探して
酔って候の中の肥前の妖怪を見つけました。
アームストロング砲も読みました。
今、江藤新平のモノを読んでいます。

読んでみて鍋島直正は確かに妖怪じみてますね。
ただ同じような政策を9歳上の島津高彬も行っています。
しかし高彬は42歳で大名になっているので、
世に出るのは直正の方が早かったのでしょうか。
直正は肥前佐賀藩は反薩の藩であると言っていますが、
しかし従兄弟あたりの関係でもあるという。
このあたりを知るには西郷隆盛を始め薩摩関係者の本も
読まなければいけないのでしょうかね。
489池宮イズム:02/12/25 14:45
司馬大先生の覇王の家を借用した件を恥じて
絶版にしたす所存でござる。

小泉も駄目だな。もう。
490日本@名無史さん:02/12/25 21:51
>488
島津高彬=斉彬?

>489
池宮については「高杉晋作」も、司馬の「世に棲む日々」との比較検討したほうがよいかも。
491日本@名無史さん:02/12/26 06:55
池宮彰一郎の作品は「島津奔る」しか呼んだことがないが、
司馬遼太郎の「関が原」と表現や記述内容でかなり酷似したものが多数存在する
(ほとんど転記といって差し支えないものもあり)
もしかしたら、>>490さんの指摘する「高杉晋作」や「島津奔る」以外の作品でも
同じようなことがあるのではないか?
みんな、池宮作品を総チェックしパクリを洗い出してマスコミに指摘すべきだと思う。
盗作指摘先は、「遁げろ家康」を絶版・自主回収した朝日新聞がいいと思う。
492日本@名無史さん:02/12/26 07:05
>>491

>池宮氏は「歴史資料と先輩作家の作品メモが入りまじり、誤用してしまった」とし、
>司馬氏の遺族に謝罪した。
  http://www.asahi.com/national/update/1225/005.html

池宮は「遁げろ家康」だけで起きた「メモの誤用」で逃げ切るつもりなのかもね。
アサヒもだらしないよなあ。
自分の会社が出版した作品さえ片がつけば、盗作作家は野放しにするつもりか?
493日本@名無史さん:02/12/26 11:20
実はあんまり池宮読者と司馬読者はかぶってないのかなぁ?
(自分を含め)気づいてる人は少なかったんだろうか。
にちゃんにスレがたっててもおかしくないパクリ具合なのに。

つーかいつかは絶対バレるのに盗作する神経がわからん。
494日本@名無史さん:02/12/26 22:08
池宮は自著「高杉晋作」のあとがきに、
「幕末を描いた歴史小説で、長州の視点から書いている物はほとんどない。
 だから俺が初めて執筆しだのだ。」という風な意味のことを書いてたように思う。
こいつは司馬の「世に棲む日々」を知らんのか、と思ったが
なるほど「意図的に無視する」必要があったんだね。
495日本@名無史さん:02/12/27 23:59
>>491
「にげろ家康」「島津はしる」読んだけど、司馬作品から結構シャレにならないぐらい
パクってるなあ・・・
ここまでどうどうとメジャー作品をパクるとは、池宮もすごい度胸だ
出版社の編集者はこれを読んでなんとも思わなかったのか?
496入門段階者:02/12/28 21:45
「島津」は、集英社すばる(だったっけ?)文学賞受賞。
497日本@名無史さん:02/12/28 21:55
司馬の登場人物の日時・場所は多くがノンフィクション。
しゃべるセリフの一部はノンフィクション。
セリフの多くはフィクション。

そこが、「坂の上の雲」で、多くの読者に誤解されたらしく。
歴史小説をやめ、「街道をいく」と「この国のかたち」に晩年集中した
一因となってるらしい。

司馬は司馬的愛国者が嫌だったようだ。場合によっては心情移入した作品群
に後悔してたのかもしれない。

どこかで、似たニュアンスで書かれていた。本人が語ったのかも?
498日本@名無史さん:02/12/29 00:18
逆に池宮の本読みたくなってきた。
どんな風にパクってるのか知りたい。
「遁げろ家康」はまだ手に入る?
499日本@名無史さん:02/12/29 23:34
>497
小説やめたのは単に体力がなくなったから、と書いてた気もする。
「小説は力仕事だから若くなければ書けない」とか。
500日本@名無史さん:02/12/30 00:12
司馬作品パクられ記念で500ゲット
501日本@名無史さん:02/12/30 17:28
21 名前: ただの歴史好き 投稿日: 01/12/20 05:44
>15司馬氏だったら「城塞」がいいです。
滅びに向かって疾走していく人間を描いて、司馬氏の右に出るものなし!
他は「尻食らえ孫一」は本願寺合戦をユーモアたっぷりに描いていて、これも面白い。
特に最後の決闘は燃えます!

新しいのなら池宮章一郎氏の一連の作品「島津奔る」「逃げろ家康」なんかいいですね。
一度描いた歴史描写を決して他の作品で描かなかった司馬氏ほどストイックでないのは気になりますが、面白いですよ。

前スレでこれを書いたヤシは気づかなかったんだろうか…
502日本@名無史さん:02/12/30 22:26
ブン!!
503ここでコミケの話題:02/12/31 07:05
コミックマーケットに「歴史」ってジャンルがありますが、そこへ行く
と「幕末」コーナーがあって、『竜馬がゆく』に多大な影響を受けた人々
がマンガや創作小説に萌えあがってます。
長州や薩摩へ見学に行くなど紀行モノも多く、多数派ではないかも知れない
が、司馬先生の世代を超えた影響力を見た思いです。
504日本@名無史さん:02/12/31 09:20
↑ネタで言ってんだよな?
505日本@名無史さん:02/12/31 09:33
まあ、竜馬に関しては司馬の影響抜きには書けないよな。
506ここでコミケの話題:02/12/31 20:46
>>504
「いい影響」かどうかは別として、影響が多大なのは事実。
武田テツヤ版から入るよりはマシでは?
(のちに司馬がキライになって、竜馬も読み返せなくなった、
なんて書いた同人誌もあったし・・・)。
507ただの歴史好き:03/01/01 07:02
>501

21です!w
そんなに細かく読んでいた訳ではなかったので
盗作は気づきませんでしたねぇ〜。
歴史小説はまぁ面白ければおっけぇ〜な人間なので
面白い戦国小説として紹介しました(そんなに
こだわりはない)。

ただ「逃げろ家康」は「覇王の家」、
「高杉晋作」は「世に住む日々」を異常に
意識していたのは気づいてはいました。
細かく読み比べなくても一発でわかりますので
お暇な方は両方、読んで見てください(正直、
その部分はうざかったです)。
読んでいませんがたぶん「本能寺」は
「国取り物語」なんだろうなぁ〜。

基本的に「誠実な司馬信者」というのが
池宮氏の本質でしょう。
誠実なだけに新機軸を作品に盛込もうとし、
それ以外は基本的に司馬氏と歴史認識は一緒。
だからこそ、気づきもしないであんな文章を
書いてしまったんでしょうな。
508ただの歴史好き:03/01/01 07:04
>507

自己レス!
「逃げろ家康」はこれから手に入りにくくなるんだ!
これはごめんなさい!
509日本@名無史さん:03/01/01 10:32
つづきは文学板でやれ!
510日本@名無史さん:03/01/04 19:51
アメリカ素描age
511日本@名無史さん:03/01/05 21:39
表と裏、二重の相反する性格や、相棒など、キャラが立ちまくっている。
エピソードの入れ方や戦闘シーン、敵キャラ登場シーンの配置構成など
人が「おもしろい!!」と思う展開をよくわかってらっしゃる。

「燃えよ剣」に至ってはザクザクと、とにかく勢いの展開で
引っ張る引っ張る。かと思えば急にまったりさせたり。
と緩急の付け方も抜群。

エンタメ作家として見た場合、彼はやはり大家。
エンタメ志望の人は教科書のように見てもイイと思う。
むしろ小説家より映画やマンガを目指す人は。

けなしてるんじゃなくて、エンタメ志望の俺は凄く学ぶものが多いよ。
512日本@名無史さん:03/01/07 15:47
花神おもしれぇ…村田のおでこage
513日本@名無史さん:03/01/07 17:31
511はただの漫画ヲ太。
514日本@名無史さん:03/01/07 20:59
「萌えよ剣」って以外と京都での活躍が少ないなーと思うんだが
あれは「新撰組血風録」で書いてるから、はしょったんですかね。
515日本@名無史さん:03/01/08 22:51
21世紀に生きる君達へという短編集が入っている文庫本てあります?
516日本@名無史さん:03/01/08 23:03
アメリカ素描、オレの出身校を「勢いのない私立大学」などとバカ
にしやがった。司馬のバカヤロー!!!
517日本@名無史さん:03/01/08 23:08
司馬は三流大出だからガクレキコンプなんだよ。
司馬が無学で素性のあやしい竜馬を異常に持ち上げたのはそのため。
518日本@名無史さん:03/01/10 23:09
坂の上の雲大河ドラマ化らしいが
あれってどんなに注意しても映像化すると軍国主義賛美に取られるから
司馬はぜったい禁止にしてたんじゃないの
519日本@名無史さん:03/01/10 23:17
>>517
>無学で素性のあやしい竜馬

坂本は佐久間象山の門下だが、なにか?
520日本@名無史さん:03/01/10 23:23
>517
司馬ってどこの大学出身なの?
そしてどの大学を「勢いのない私立大学」と馬鹿にしたの?
521日本@名無史さん:03/01/10 23:28
馬鹿だねえ。
司馬がただの学歴昆布なら森鴎外を書かないはずがないでしょ。
あれだけ日露戦争を調べあげておいて、森の行状が浮かび上がって来ないはずがない。
学歴コプの格好の的であるはずの森について、ほとんどコメントらしいコメントをしてないよ、司馬は。
なぜそうなのかとなるとなんとも言えないが、司馬がただの学歴昆布でないことはこの一事をとってみてもそれは分かる。
522日本@名無史さん:03/01/10 23:40
>>515
あるよ。
中公文庫の「一六の話」だったと思う。

>>520
大阪外語大学モンゴル語学科卒。
陳瞬臣が一つか二つで先輩とか。

エッセイで大学受験のときのことを書いたのがあったような。
数学が苦手で弘前かどっかの大学落ちたって話。
523日本@名無史さん:03/01/10 23:47
司馬が落ちたのは大学じゃなくて旧制弘前高校なのではないかと
524坂の上の雲…ドラマ化!:03/01/11 09:33
どうやら…ドラマ化されるらしいです!
その後…DVD化か…

約20回だと…DVD10枚ぐらいか?…3万〜3.5万ぐらいに成るのかな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030110-00000010-ykf-ent
525日本@名無史さん:03/01/11 10:53
東郷平八郎が学習院に招かれ
院長乃木の前で生徒に漫談をやったということを紹介してくれた
「殉死」が最高です。
526日本@名無史さん:03/01/11 12:04
乃木へのつらあてかも知れないね、東郷の漫談。
527日本@名無史さん:03/01/11 12:29
>>520
アメリカ素描において司馬の野郎は、名指しこそしなかったものの、
ニューヨーク大学の事を「勢いのなり私立大学」とけなしやがった。
名前が出てなくても、ニューヨークに詳しい人物が読んだら、
その大学の近辺の描写からすぐにわかるって。「勢いのない私立大学」
がニューヨーク大学ってことが。

司馬の野郎には申し訳ねえが、ニューヨーク大学には世界屈指の応用
数学研究所Courant Institute of Mathematical Sciencesがあり、
オレはそこに通ってた。この有名な研究所を擁するニューヨーク大学が
「勢いのない私立大学」とは、全く失礼千万な話だ。

http://www.cims.nyu.edu
528日本@名無史さん:03/01/11 12:33
日大や帝京にだって自慢できる「何か」があるわな・・・
529日本@名無史さん:03/01/11 12:36
名指しもしてないのに「勢いのない私立大学」で分かってしまうってことは
勢いがないことは否めないってことなんじゃないのw
530日本@名無史さん:03/01/11 12:42
>>529
違うよ、司馬はニューヨーク大学の近所を、地名を含めて丁寧に描写している。
それにそこらへんには、ニューヨーク大学しか大学がないのでな
(コロンビアは遥か遠くだし、City Universityも全然違う所だ)。
ニューヨークに住んだ事のある人達であれを読んだら、一発でわかるよ。
531日本@名無史さん:03/01/11 13:01
司馬さんが森鴎外のことを無視した理由はなんだろう?
ひとつ間違えたらA級戦犯だったのに。
532日本@名無史さん:03/01/11 13:06
まったく事実と異なる話ならただ単に司馬の恥であって、
「失礼千万」という温度の高い反応にはならないんじゃないのw
533日本@名無史さん:03/01/11 13:24
>>531
坂の上の雲で触れなかったのは、主題から大きくずれてしまうこと、
それから森だけで一冊の本になってしまほどの膨大なテーマが内包されていたことだろう。
実際、森を話の軸にして、脚気病克服までの医学研究史と社会史を足したようなテーマの本は、
2000ページほどに及ぶ膨大な量になってしまっている。

エッセイなどでも一切黙殺したことについてはよく分からない。
森については、日本語表現の建設者として数行、
それから津和野の地勢を語るうえで数行触れているだけ。
あて推量になるが、好きか嫌いかでいえば大嫌いだったろうとは思う。
534日本@名無史さん:03/01/11 13:35
>>533の追記

よく考えてみりゃ森について司馬が言及するのは無理。
司馬が活躍していた頃はほぼ昭和期いっぱいで、
もし書けば東大医学部の圧力というのはかなりあったはずだから。
たかが数十ページのエッセイの中や、小説の一幕として、生半可に書けば猛烈な反撃を喰らう。
そんなわけで、>>533で上げた板倉聖宣氏の「模倣の時代」という本は、
読者にとってはくどいほどに出典をいちいち掲げ、より詳細にしらべあげ、
想定される反論などに対してはあらかじめ予防線を張り、
そのうえで結論を述べつつ次へ進む、というスタイルをとっているために、
無用なほど膨大で、無用なほどくどい。
中身はセンセーショナルでなかなか面白かったが。
535山崎渉:03/01/11 16:38
(^^)
536日本@名無史さん:03/01/11 22:45
たぶん鴎外については松本清張がすでに書いてたから
537日本@名無史さん:03/01/12 15:50
吉川英治がすでに書いてる人物は結構書いてるのに。
538日本@名無史さん:03/01/14 00:22
昭和を少しでいいから書いて欲しかったな。
539山崎渉
(^^)