いまさらながら野口英世を語るスレ

まるで映画のような人生だね。

　野口英世は毀誉褒貶色々ありすぎるし、現代医学にはほとんど足跡
を残していないと言っても、やっぱりアメリカとかアフリカに現地の
人たちによって銅像が建てられるくらいなんだから、そこに尊敬すべ
き何かがあったとみて間違いないと思う。
　どんな分野の科学でも一定の技術革新の後は、類似の技術で研究成
果を残す人が続出する。たとえば、コッホの後の北里しかり。
　野口には残念ながら、電子顕微鏡という武器が与えられなかった…。

　野口の事を書くと貶す人が多いんだけど、公平に見て日本の研究者
より成果を残しているのだから、やはり褒める所は褒めるべきだと思
うなぁ。まぁ、東京大学系統の人とか学歴至上主義の人たちからする
と目の上のたんこぶなのは分かるんだけどね。

>>2
北里は野口をどう評価してたんですかね？漫画では野口を肯定するシーンが
あるけど・・

>>3
　給与が安すぎて実現しなかったけど、野口が一時帰国して、唯一
野口を受け入れようとしたのが北里大学だったんじゃなかったかな？
北里も東京大学系統じゃないし、色々反目したりしているから、目の
上のたんこぶ状態の人が多いんだよね。

野口って人の金巻き上げまくりで女に費やしていたあのとんでもない野郎のことか

>>5
　そうそう。結婚詐欺をして渡米資金を手に入れたのに、直ぐに遊びに使い
果たして、支援者からやっとのことで借金して、実際本当に何の当てもなく
渡米した奴ね。また、自分の説に反対する研究者を口汚く罵ったりもしてい
るよ。
　でも、実力はあるし、行動力はあるし、人を引きつける魅力を持っている
し…なにより実験に打ち込む集中力が凄かった。だから、死後銅像が現地の
人によって２カ所も作られた…。
　また死後彼の業績のほとんどは否定されたりしたけど、当時一流の研究者
で極めて尊敬されていた事実は変わらない。

　当時のロックフェラー財団は独占禁止法も無いから本当にアメリカ
の超巨大財閥なんだよね。無限の富を手に入れているといってもよい
わけだ。そこで「うちの財団は、社会の為にも貢献してますよ」とい
う意味で研究所が建てられたし、「人種差別はしていませんよ」とい
う意味で野口の存在があった訳だ。
　残念ながら、野口の生存中に電子顕微鏡が出来ていなかったのが、
悔やまれるけどね。

黄熱病の正体ってウイルスでしたっけ？

>>8
　ウイルスですよ。だから、顕微鏡では病原体を発見できなかったし、発見
できたと野口が思った物は間違いだった訳ですね。

他人の金でよろしくやって、名声を得る。
皮肉でもなんでもなく、最高の生きざまだと思う。
俺も、出来る事ならやってみたい。
（とはいっても、映画のプロデューサーになりたいわけではありません）
野口英世は偉い。

マンガでの「梅毒スピロヘータの純粋培養」の話はすごかったなあ。培養に
何千本もの試験管を使ったとかって・・

>>10
　「金と女にだらしない奴だ。仕方ないなー」と思われつつ、彼の才能と集
中力には後援者も心底驚嘆させられた訳だ。だからこそ渡米間際にさらに援
助してくれる後援者がいたんだよね。
　中国での活動はどうだったんだろう…？

>>11
　逆にそれが「古いタイプの研究者」と批判される点でもある…。研
究者なら、闇雲にチェックするんじゃなくもっと落ち着いて考えて、
有望な物に賭ける事が必要だって言うのだろうけど。
　でも、彼はひたむきにそういった事をやり続けたんだよね。夜も寝
ないで。だからこそ、尊敬された…。

　野口英世は好きだ。子供の頃、教科書に載ってた伝記を読んで、なんて
すばらしい、、神様のような人だな、、って感動したよ。
　で、大人になってから、、色々と醜聞を知って、よけい好きになった。彼も
人間だったんだな、ってね。

俺も野口英世好きだな。渡辺淳一の「遠き落日」はすごく面白かった。野口英
世はアメリカ渡った後も頻繁に日本の恩師、友達に手紙を送っていて、それが
話題になる研究を主に行ってきた野口英世の経歴と重なってなんつーか「俺を
忘れないでくれ！」という野口英世の叫びのように思えました。
　>>14さんと同じく子供の頃は神のような人格的に完璧な医者、大人になって
実態を知ると芸術家(または技術屋)的医師って感じに思えました。
　

ギニアでも有名だってサンコンさん、言ってた。

会津の薩長に対するレジスタンスですね、このキャラをヨイショするのは。

ただの無学歴のＤＱＮでしょ。
独学で医学勉強したから知識は、
系統的でなく穴だらけ。
彼の論文なんて噴飯物です。
彼の唯一の業績のスピロヘーター培養も
でっちあげ。
日本の恥じです。

大きな業績と、それに反しただらしない部分や屈折も含めて
興味深い人だね。

>>18
　数学のラマヌジャンの様に、系統的じゃなくて穴だらけでも成果を残せばそ
れで良いと思うよ。効率は悪くなるだろうけどね。

　あれはあれで、当時最先端と思われる成果を残して尊敬されたんだから、十
分なんじゃないのかな。たとえ後でほとんど否定されようともね。

>>20
いくらある時点で評価されたとしても
それが間違いであるのなら意味ありません。
彼が生涯を捧げた科学とはそのように厳粛なものです。
間違った業績でも一時は評価されたから偉いなんて言われて
喜んでいるとしたら、彼は本当の詐欺師だったという事です。
あなたは彼を擁護しているようで実は貶めているのです。
私は彼のあの個人的、そして日本の時代的背景の中で
あれだけのバイタリティを世界規模で見せた事にこそ敬意を払っています。

>>21
　とりあえず、現時点でもそして、当時のレベルとしても何ら成果を残
せなかった連中よりは遙かにエライと思われ。で、彼を辛辣に批判して
いる日本人が成果を残した人じゃなくて、成果を残せなかった輩がほと
んどだから、なんとも（ｗ
　素直に良いところは良いと言えば良いのに（ｗ

>>22
つまり話題になった人はエラいという事ですね。
それならそれで構いません。
科学的評価は相手の立場も自分の立場も関係ないのですが、
そういう冷たい思考の習慣はあなたにはないようですし。

>>23
　いいけど、それを中傷している者とされている者・両者にあてはめて
考えきちんと検証してね。

優秀な薩摩の偉人たちに対し、白虎隊の故地にはにぎりこぶし野郎ぐらいしか
世に出なかったといえる。

功名心に焦ったよね、野口英世は。
北里と野口の業績を並べて評するのは間違いじゃないかな。
北里はたしかにコッホの系譜を継いでるけど、
嫌気性細菌の純粋培養という点では新しい。
新たな細菌分類概念の示唆という点でも功績は低くない。

梅毒は概念的に何か新しいと言うよりは誰もやりたがらなかった分野と言ったほうがより近いのでは？
黄熱病に関して言えば、ウイルスという概念確立のチャンスではあったけれども、
あくまで結果論としては、うまくいかなかった。
焦って現地に2度だっけ？行ってるわけで。
もしあの時死ななかったとしても、功績をあげない限り、彼は何度でも行ったんじゃないかなあ。
その点、人間としてはエライかも知れないけれども。

死後、評価が出たのはロックフェラー財団の広告塔になった、
という面はちょっとぬぐいようもなく。

>>21
ん〜、「間違っていたら意味がない」というのはちょっと違うと思う。
科学の歴史は間違いの歴史でもあるんだから。
その考えを押し進めたらニュートンやアインシュタインも詐欺師になっちゃう。
一般に科学者の中には空想家と厳密な現実主義者が共存しているものなんだけど、
野口の場合は荒唐無稽な無鉄砲さが際だってることが魅力なんじゃないかな。
光学顕微鏡でウイルスに挑む野口はドンキホーテそのもので、
はじめから風車にはじき飛ばされる運命なんだけど、
その愚かな情熱が人間的でイイ。

[17] link 投稿者：nois 投稿日：2001/02/09(Fri) 00:07:08

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名前 レス 文字色 茶赤みどり青紫ピンクオレンジあい色 削

何で、梅毒スピロヘーターの培養しただけで、偉人なの？
それだけ、当時の日本人のレベル低かったというなのでしょうか？
それとも、二宮尊徳のように、国家の策略で祭り上げられたのでしょうか？

>>29
”培養しただけ”というけど、これはおそろしく至難の業なんだぞ。
技術的に進歩してるはずの後世の研究者も含め野口英世以外
ほとんどこれに成功していないのだ。そのために今でも本当に成功した
のか、と疑問符をつけるやつもいる。神業だよまさに。

>>29
国家の策略じゃなくてﾌｪﾗ財団の策略。

のぐっちゃーんage

野口英世は医者なんですか？
人間を診察した記事を見たことがないのですけど。

西暦　年齢
1893 16 猪苗代高等小学校卒業・会津若松にある 会津会陽医院に薬学生として入門
1896 19 上京・医術開業前期試験に合格
　　　　　　血脇守之助のいる高山歯科学院の学僕となる
1897 20 医術開業後期試験に合格・高山医学院講師となり、その後順天堂医院に勤務
1898 21 北里柴三郎のいる伝染病研究所に勤務　英世と改名

野口英世ＨＰより
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/rekishi/noguchi/hideyo.htm

これを見ると、学僕で修行して、医師免許を取得したようですね。
昔の制度はよくわからないけど、医学部卒でなくても医師になる方法があったようです。

伝染病研究所の後は、中国へ行ったり、米国に渡ったりして研究のみしていた筈だから、診療はしていなかったでしょう。
20歳時の順天堂医院に勤務というのが、もしかしたら唯一の診療経験かもしれません