121 :
日本@名無史さん:02/02/16 22:28
今年、お亡くなりになりました。
あっと、去年のまちがい。
>114
おれのことだろ?
だからいってんじゃん。おれは研究者だって。
古文書学、石井進から教わったよ。
石井先生はそりゃあ文書の中身を深く読み解くことは
抜群でいらっしゃったけど、崩し字の読解力はたいしたことなかったよ。
そこらのバカ学者とそんなにかわんなかったなあ。
>107
ちょっと古くなっちゃったけど、日本史を勉強しようって
人間が「鎌倉遺文」をやっつけだなんていっちゃダメだよ。
冷静になって考えてみ、あれ、一人で作ったんだよ。
それこそ活字史料なんて全然ない状況で。
普通の人間にはできないよ。
124 :
日本@名無史さん:02/02/16 23:36
>>119 それ時代差じゃない? 奈良時代の文書(正倉院文書とか)は比較的読みやすいよ
木簡でも時代が下ると俺には全然読めないし
立教大学・駒沢大学非常勤講師の黒田基樹先生は、古文書をほぼ完璧に読めます。
鎌倉遺文を前提にして原文書と比較するのと原文書をそのまま読むのとでは
作業の効率は桁違い。誰が何といおうとも鎌倉遺文は偉大。
127 :
日本@名無史さん:02/02/17 01:15
個人的に知っている範囲だと、秀吉時代の対外関係史をやっている北島万次
(共立女子大教授)が一番かな。
古文書と言っても裁許関係の文書や下文などはほぼ定型文だからどんなに崩
してあっても気合いで(もしくはたくさん読んでいれば慣れで)読めるもの
が多い。
難しいのは江戸時代の旧家の蔵に残っているような日記とかじゃないかな。
128 :
日本@名無史さん:02/02/17 01:31
107のいうとおり、やっつけ仕事だったのは事実だし
(竹内さんだってそれは自覚している)
123や126のいうように、偉大な業績であるのも事実。
だから我々はせいぜい利用して、研究を発表して
改訂増補の一端を担うのが著者への恩返し。
129 :
日本@名無史さん:02/02/17 01:33
98=108=123に(ついでに110にも)大筋で同意。
「鎌倉遺文」について「活字史料なんて全然ない状況で一人で作った」と
いうのは誇張だとしてもね。
僕も石井先生に古文書学を教わった。石井先生はもちろん「読める」ほうだった
と思うが、石井先生よりも「読める」人は当時の史料編纂所には何人もいた。
今もいるだろう。
要は、「読める」「読めない」をどういう水準で捉えるかであり、また
少しくらい「読める」としてもそれが研究者としての売り物になるわけでは
ないというごくあたりまえのこと。
ありきたりの古文書を読んでみせて学生を煙にまくくらい僕にもできるが、
それと例えば『実隆公記』を解読することとは全く次元の違う話だし、
「研究者としての石井進」を語ることはこれまた全く別範疇の話。
98の「読めない」を額面通りにとっちゃだめだよ。あのあたり、
どうも史料編纂所のニオイがする。
しかしみんな凄いなぁ。俺は不肖の弟子だから「石井門下生です」だなんて
匿名ネットでも恥ずかしくて口に出せないや。俺から見れば石井先生の古文書
読解力はもとより崩し字読解力だって神様クラスだったよ。
>>125 私立大学スレで某大ネタかましてた人ですか?
そうだとしたら、そういうこと続けてるとマジで身分ばれますよ。
132 :
日本@名無史さん:02/02/17 23:43
>129
だから問題は、
「ありきたりの古文書を読んでみせて学生を煙にまく」
バカ教師がいるっつーことですな。残念ながら。
崩し字を解読することと、古文書学を勉強することは違うのにね。
(まして、日本史を学ぶことにおいておや。)
だから、こんな板ができちゃう。
君の先生はどーだね?
133 :
のびのびた:02/02/23 12:58
僕は駒沢出身です。
戦国史研究会・近世史研究会に入れば、古文書を読めるような指導をしてくれます。
春と夏にそれぞれ合宿をするんですけど、ちゃんと古文書整理をしています。
134 :
日本@名無史さん:02/02/24 02:44
某大学法学部教授の話が出ましたけど、日本政治史、日本政治思想史、日本法制史
の研究者のなかには、古文書が読めないと絶対に書けないはずの論文を書いている
人がいます。
彼らが皆古文書を読めるとは思えないのですが、どうやって論文を書いているので
しょうか?
135 :
日本@名無史さん:02/02/24 02:51
なんか教授が
「古文書なんかぶっちゃけ読める人に読んでもらえばいいんだから」
と言ってましたが。それではないですか。
136 :
日本@名無史さん:02/02/24 03:29
かの丸山真男先生は、果たして古文書を読めたのだろうか?
丸山眞男は,重箱の隅をつつくような古文書資料をかきまわすことに
あけくれ荻生徂徠や福沢諭吉の周辺をちょろちょろするような仕事で
満足するようなひとではなかったし、そういうのはむしろ
「横丁の隠居の道楽行為」だと軽蔑していたんじゃないのかなあ?
読める読めないの話とは関係ないけれど
138 :
日本@名無史さん:02/02/24 10:56
>135
その通りだと思う。ロシア語できないからっつって
北方領土交渉できないわけじゃないじゃん。
古文書読めるとかいきがってるだけのヤツは所詮
通訳よ通訳。
宗男ハウスだろ。名前は。
通訳の名前つかないだろ。
139 :
日本@名無史さん:02/02/24 11:29
でも、通訳に騙されない程度の語学力はないと
変な意訳とかする人間もいるからな
>>135 その人は論文をどうやって書いているんだろう?
史料が読めないのに論文なんて書けるわけないのに。
141 :
日本@名無史さん:02/02/24 17:29
>>140 崩し字が読めないってことでしょ
活字資料が読めれば論文にはなりますよ、質はともかく
142 :
日本@名無史さん:02/02/24 18:25
でも卒論とかならまだしも院生とかが人にたよりっぱなっしっつうのは
現実問題として無理なんじゃないかと
ヲレの大学にはそんな親切な人間は誰もいないし。
で話を戻すけど
近世の「地方」とか言われてる古文書のよみかたのおべんきょうには
〜県史とかの「痴呆史」がいいっすね。
質にすごい差があるけど最近出てるのは
大体書き下しと内容がついてて親切なんじゃないかなあ
143 :
日本@名無史さん:02/02/24 20:34
書き下しって結構いい加減(つーか間違いが散見される)なことが多い
ような気がする。公刊されている史料集でもね。
144 :
日本@名無史さん:02/02/26 00:54
その間違い見つけるのが楽しいんだよ(w
145 :
日本@名無史さん:02/02/26 01:28
>>144 古文書の読解が楽しくなったあたりの大学院生がよくやってますね(w
146 :
日本@名無史さん:02/02/26 22:32
>>144 自分では論文が書けないけど、人のあら探しするのが好きな大学院生がよくやってますね(w
147 :
日本@名無史さん:02/02/28 01:07
148 :
日本@名無史さん:02/02/28 02:26
間違い見つけが目的ではないが
論文書こうとすると作業途中で
どうしてもそういうことになるね。
楽しいとまで言えるかどうかわからんが
そのままでは意味が通じなかったところが
似た崩しの別の字に思い至って意味が通じると
小骨が取れたときくらいの感じはあるね。
それほどでもないかな(w
149 :
日本@名無史さん:02/02/28 11:25
自分がみつけた間違いを註にいちいち記すときとか
たのしいっすね。
150 :
日本@名無史さん:02/03/17 18:19
そう?
151 :
日本@名無史さん:02/03/18 07:07
まちがって読んだままで論立ててる奴の
批判できるとなお楽しい。
江戸時代の御家流程度なら読めます。
あと、駒沢大学の中野先生は抜群に読めます。
僕の師匠の師匠です。
153 :
日本@名無史さん:02/03/24 02:24
154 :
日本@名無史さん:02/03/24 02:48
昭和初期の活字翻刻をみて訳したが意味が通じず、古文書館でその原本をみたら
解釈できぬところが全て読み間違いであることが分かったことがある。
また崩し字がどんな字か読めるだけでは駄目で、漢文が読め意味を解せなければ
読み誤ることもあろうよ。
155 :
日本@名無史さん:02/03/27 18:22
漢文読んで意味を解さない奴が古文書を読めるとは思えない。
俺もそう思う。
154さんは言い方が優しくてよい人のようだ。
(言葉どおりの意味で、皮肉で言っているのではないよ。)
156 :
日本@名無史さん:02/03/28 01:17
もう、漢文も日本史も必修でない人々が大学に入ってきます。
我々のころは、國學院なんかの入試だと漢文なんか白文だったもんね。
漢文読めなきゃ日本史やってけないよ。
158 :
日本@名無史さん:02/03/28 02:58
だがその漢文も和臭があることを前提にして読む力がなければならない。
余程漢文力のある儒者の漢文ならまだしも。
159 :
日本@名無史さん:02/03/28 03:21
現代文しか読めないから、
戦後現代日本史を専攻してるよ。
160 :
日本@名無史さん:02/03/28 15:13
>>159 戦後史を史学科でやるのは限界があるのでは?
どのような分野を専攻しているのですか?
史料も限られるでしょうし、まだまだ生きている人もいるでしょうし。
161 :
日本@名無史さん:02/03/28 23:57
古文書読めないで史学を語ること自体片腹痛い。
162 :
日本@名無史さん:02/03/28 23:59
とりあえず崩し字辞典を買っておくことを勧める。
まあそれでも読めない文字も多いが。
163 :
中世史専攻:02/03/29 00:50
うちの98歳になるおばあちゃんだけが頼りです。おばあちゃんが死んじゃったら
僕の日本史研究も終わりです。
164 :
日本@名無史さん:02/03/29 01:01
>>163 そこまでショボイ人は早めに諦めた方がいいんじゃ・・・・
165 :
日本@名無史さん:02/03/29 01:14
166 :
日本@名無史さん:02/03/29 02:41
俺、某文書館の文書読むバイトやってるよ。
一枚につき¥800也。
167 :
日本@名無史さん:02/03/29 05:24
Does anybody know Takahashi Kimiaki from Nagoya University?
168 :
日本@名無史さん:02/03/29 13:10
>>166 俺、自治体史編纂の筆耕バイトで、多いときは一ヶ月で18万くらいもらってるよ。
169 :
日本@名無史さん:02/04/14 00:02
時給換算だといくらぐらい?
170 :
日本@名無史さん:
もっと請求しろよ!