545 :
まんじゅう:
なんだろうこれは、体が重い
絞り出した声は、やたら、か細い
あたまが重い、やる気が失せる
だけど止まれない、歩き出す、手には
もうずっとそれ、くたびれたカバン
ただの棒と化してる、足でたたかう
走れなくなっても、許しは出ない
結果が全て、リアルを映した世界
夢など希望など、意思などはなく
もはややり甲斐や使命や、意味などはなく
あるのはこの絶望感だけさ
AH〜、楽になりたい、そう考えた
よくわからない成分を固めた様な
この粒たちをグラスの中へ出そうか
もう止められない、恐怖すらない
興奮はない、もう映らない