DJ Shadow、Cut Chemistのコンビが07年6月にハリウッドボウル行ったパフォーマンスを収めた08年1月リリースのアルバム『The Hard Sell』の続編。 前回のアルバムが会場でのパフォーマンスであるのに対し、今回のアンコール盤には彼らが準備していたにもかかわらず、時間的制約やあまりにも 複雑なルーティンのため当日は使えなかったミックスを収録。まさに幻のミックスといえよう。8台のターンテーブルと2台のループペダルを駆使し、 ドゥワップ、パンク、さらにニューウェイブが加えられた新しい試みはテイスティで、ユーモアさえ感じられる。クラシックなヒップホップにいたっては、 一度ループペダルでサンプリングされたものがリアルタイムでリコンストラクト(改造)されるという手の込んだものもある。ジャケットデザインは オリジナルThe Hard Sell アルバムと同様、売れっ子グラフィクアーティストPaul Insect作。オリジナル盤を買い損ねたファンには吉報。