【30代】30歳を過ぎたひきこもり【Part237】

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220(-_-)さん
世の中で「オタク」と呼ばれる人は、圧倒的に男性が多いような印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。心理学者の内藤誼人(ないとう・よしひと)先生にお聞きしました。

「女性と男性では、根本的に興味の幅が違います。女性は何かに熱中しても、ファッションへの興味もあるし、ヘアスタイルに興味がなくなるわけではないのです。興味があちこちに分散しているのです。それに対して男性は、
一つのことに興味が向かうと、髪がボサボサだろうと服装がどうだろうと、一切気になりません。興味のキャパシティが100あったとすると、それを全部一つのところに注ぎ込むのが男性です。そのような意味で、
男性の方が興味が一つに集中する、つまりオタクになりやすいと言えます」(内藤先生)

なるほど。そう考えると、パズルやミニカー遊びに何時間も熱中するような子どもは圧倒的に男の子の方が多いことに気がつきます。

「オタクと呼ばれる人は何かの権威になったり仕事で大成功する可能性も持っていると言えます。また、自分自身が何かに熱中した経験を持っているからこそ、他のオタクに対する共感や尊敬の気持ちも強いもの。
例えば私は心理学オタクですから、社会学オタク、政治学オタクの人の気持ちも分かるし、『それは良いことですよね』とお互いに認め合うことができます」(内藤先生)

オタクと呼ばれる人に男性が多い理由、そしてその強い興味関心から道を極める可能性があることがよく分かりました。女性は、興味が一点に集中してしまう男性の特性をよく理解すると、彼氏がオタクになっても許せるかもしれません。