164 :
ボビー:
古くからのファンに反対されていて、AV女優としてのイメージとしても悪い。
更に無茶なお願いをされる可能性も否定できない。
そんな理由から、あんなに隠したがっていたのに、何故公表し始めたのか?
それは隠しておく必要が無くなったからだ。
親バレしてしまったので、誰に知られてもよくなったからということだな。
そして、俺はその頃に会ったある女性に、彼女のことを話してしまった。
だとしたら、その女性こそが彼女の母親だったんじゃないかと考えたんだ。
すると、一方の父親は誰だろう?
運命的な関係のある俺と瑞希のことだ、
きっと俺が知っている人に違いないと思った。
以前、瑞希の口から両親のだいたいの年齢を聞いたことがある。
母親が俺と同じくらいの年齢で、父親は50代の年齢だと言っていた。
そこで、俺は自分の身近な関わりのある50代の男性を全て思い浮かべてみた。
何人かいた中で、彼女の今までの言動に合う人物をね。
そこで浮かんだのが加藤さんという人物だ。
彼が合致する理由を一つずつ思い浮かべてみた。
加藤さんは魚を捌くのが得意→瑞希は肉よりも魚が好き。
ここで詳しく書いていくと前の会社との契約違反になるので書かないが、
そんな感じで10項目くらい思い当たる内容が浮かんだんだ。