シリーズ「引きこもり」するオトナたち 第70回
震災当日から無償で心のケアを開始 カウンセラーが見た被災者の3月11日と今
http://diamond.jp/articles/-/12735 宮城県石巻市に住んでいた20歳代の引きこもり男性は、津波に家ごと流されて、亡くなった。
男性は、それまで長年、部屋にこもりきりだった。毎日、母親が食事をお盆に乗せ、彼の
部屋の前に運んだ。しかし、食べるとすぐに吐き出した。彼は家族が誰もいなくなると、
家の2階にあるトイレに入った。着替えるのは、年に1度か2度。風呂には、4年ほど入浴し
ていなかった。宮城県塩釜市で、カウンセリングのためのCafe「森遊」を営むカウ
ンセラーの蜂屋美子さんは、そんな彼とメールのやりとりによって会話を続けてきた。
彼の母親のカウンセリングも行ってきた。そのうち、彼は部屋の外に出てきた。家の中
では、外のお客がいなければ、少しずつ過ごせるようになった。「父親の仕事を手伝い
たい」そんな目標まで口にするようになった。しかし、あの日、自宅に1人きりでいた彼
は、家から逃げることができず、津波に襲われた。(続きはリンク先で)