ウサギきっかけに社会復帰、一味違う「セラピー」効果
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012310029/ >ウサギをきっかけに社会とのつながりを取り戻した人がいる。「わたりだ動物病院」
(川崎市川崎区)副院長の田村裕美さん(53)が、こんなエピソードを語ってくれた。
数年前、引きこもりの20代男性がいた。仕事になじめず、外出を控える生活。ある日、
飼っていた2歳のウサギが転落事故に遭い、下半身まひになってしまう。外に出たくない。
まして人と接するのは嫌だ。でもウサギを元気にしたい。小さくない葛藤を乗り越え、片道
1時間の道のりを1年間通った。変化が見られたのは、ウサギだけではなかった。当初、
話し掛けても口数が少なくうつむき加減だった男性が、徐々に明るさを取り戻し、自ら
話すようになる。