【30代】30過ぎヒキの脱ヒキを考える【脱ヒキ】84

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297(-_-)さん
引きこもり長期化で平均年齢30歳、両親は60前後に 

さまざまな理由で就学や就労などの社会的活動を行わない引きこもりの長期化、高齢化が進んでいる。
引きこもりは道内にも数万人いるとみられ、札幌市内の支援団体によると、その多くが30代後半に移行している。
引きこもりの実態は明らかではない。厚生労働省の調査では全国に32万人〜41万人、支援団体などの推計では100万人〜160万人と幅がある。
 一方、徳島大学総合科学部が、昨年11月〜今年1月にかけて全国組織の家族会を対象に実施した調査では、引きこもりの8割が男性で、
平均年齢30.2歳、最高齢47歳という結果が出た。引きこもり期間は平均8.8年、中には30年間引きこもり状態の人もいた。
家族の平均年齢は母親が59.5歳、父親が62.1歳。高齢の親が子供の面倒を見ざるを得ない実態が浮き彫りになった。
引きこもりは不登校からそのまま移行するケースが多いとみられていたが、文部科学省の追跡調査によると不登校からの「引きこもり組」は23%にすぎない。
引きこもりは成人した大人の問題であることを裏付けている。ただ、大人の中には、学校時代にいじめや不登校の経験を持つ人が多い。
近年の傾向ではいったん社会に出てから職場の人間関係、いじめが原因で引きこもる人が増えているという。

引きこもりの長期化は家族とのあつれきを生む。札幌市内の20代後半の男性は、高校卒業後、市内の工場で働き始めたが、職場に馴染めず2年余りで退社した。
コンビニへ買い物に出掛ける以外は自室に閉じこもる生活を8年間続けている。60代の母親は「夫は息子を放任するばかりで、夫婦喧嘩が絶えない。
世間体が悪く、誰に相談することもできない。夫の定年が近く、老後のことを考えると目の前が真っ暗です」と不安を隠さない。

子供の自立を願う親の心は察して余りある。

 しかし、田中さんは、早期解決を急ぎ過ぎてはいけないと警告する。雇用情勢が厳しい中、就労経験の乏しい人が、就職という形で社会復帰することは極めて困難だ。
特に30代後半の引きこもりは就労を急ぐよりも、まず、自分を表現する方法やコミュニケーションの力をつけることが自立への足がかりとなるという。

http://www.hokkaido-365.com/feature/2009/10/post-459.html