戦争はじまんねーかなー

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547【怒りの葡萄】(*´・ω・`*)っ†ヌルー【作戦】 ◆9pXiBpy0.U
古代ギリシャのポリスが生み出した最も偉大な発明がファランクス。
長い槍と楯の歩兵を密集化し高度に規律に教練を施し、文字通り槍衾として
敵兵を圧倒する稀代の戦術隊形。
市民社会という社会構造による高い意識と市民社会の体現としてのミメーシス(憑依)が、
そっくりあの隊形へと完成するわけだ。
この陣形は正面攻撃にとにかく強いので市街戦など路地を守ったり奪うのに
強いし、平原会戦でも強い。
アレクサンドロスは父が改良したファランクスで「金床と鎚」というあまりにも
有名な戦術を完成させた。
つまり敵主力を正面のファランクスが受け止めている間に右翼と左翼の騎兵が
敵の左翼と右翼を破り、包囲殲滅するわけだ。ディアドコイ戦争後期になれば
その騎兵が消耗しファランクスは重層化しまくりその力を失うが・・・
ギリシャは初期は、重層歩兵で構成したが、ファランクス戦術が高度に発達するに
従い、リネンの鎧に兜にホプロン(楯)と軽装化し、しまいにはスパルタは
兜と楯のみで後は全裸となる。そこまで高度に技術が発達したのだ。
おそらくエウメネスの平均年齢70の銀盾部隊(老人=シルバーの語源)は
永年、アレクサンドロス大王に従い無数の戦場を渡り歩き、
その経験と老練な思考で無敵を誇ったのかな。
エウメネスは後に彼らに裏切られるが・・・