1 :
(-_-)さん:
という物語を作ろうと思う。みんなで少しずつね。
時に2009年、遂に北は世界に対し核兵器の保有を宣言した。
そして日本の東京都に向かってミサイルを発射したところ、
目標ははずれ、千葉県に直撃した。
これにより、人口の50万人が死に、5万人が放射能の影響による病死
、10万人が白血病に悩まされている
この事件により日本は憲法第9条を完全廃止し、自衛隊を
事実上の軍隊とすることを世界に発表した。
その後、日本は米国と共同で開発した、対核兵器レーザービーム砲を
装備した人型兵器、「FN Z1B」を発表した。この機体は
アメリカが開発したステルス戦闘機に人型兵器を合体させたものだ。
2 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:17:14 ID:???0
そしてこの兵器には研ぎ澄まされた精神と反射能力が必要になる。
この資格に合うのは「引き篭もり」という人種だった。
そして日本の人間のDNAがすべて登録されたDNAバンクから
そのパイロットに適した人間を選び総勢30人の部隊ができた。
この部隊の名は 「FN hikikomori 」通称FHと呼ばれ世界から恐れられる存在になった。
これはその彼らの物語である。
3 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:18:02 ID:???0
第一話 変わらぬ世界の中で。
俺はいつも家にいる。今16歳で通信制の高校を受けている。
いつもと同じ用に朝起きるとそこには愛犬のチャップが寝ていた
「お前はのんきでいいな・・・」
取り合えずチャップを起こし、首輪を付けて散歩に出かけた。
犬の癖に散歩が嫌いでいつも家から出すのに苦労する。
「動けよ怠けけ犬!!そんなんじゃ太るぞ!!」
こうして毎日チャップにあたる。
外にでて5分ぐらい歩くと川沿いの道に出る。
そしてそこを30分かけて歩き回る。
帰ってくるとパソコンの電源をいれ、8時ぐらいに朝飯を食う。
散歩以外は家を出ない俺。
世間では俺みたいなのを引き篭もりというらしい。
中1の頃親父が人を殺し、そのことで学校でいじめに合い、引き篭もった。
もうこの状態が2年続く。
「死にて」
「ピ-んポーン」チャイムが鳴る。
いつものように出ないでいると俺の名前を呼ぶ。
「タカシ君・・・ですか?居ますよねでてきてもらえませんか。」
俺は出ない。
しかし俺を呼んだ女の声はチャイムと共に1時間続いた。
痺れを切らした俺はどなろうと思い、
玄関のドアを開けた。
4 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:19:25 ID:???0
「いったいなんなッ!」一言言ってやろうと行ってる途中に彼女が
「神家魔 タケシ君ですよね。」
「そうだけどいったいなんッ」また一言言い終わる前に謎の女性は
首から掛けた携帯で「本人確認しました。確保してください!!」
その瞬間、リビングの窓が割れ、何か転がってくると煙が部屋に充満した。
目が痛い・・・
「いったいな・・・う。」俺は背後から来た人間に腹を殴られ気を失った。
また言い終わる前に・・・・・・・・
第1話 完
5 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:22:49 ID:???0
第2話 可能性
何か腹が・・・って別に痛くもない。俺は目を覚ます。すると見知らぬ天井が
見え、エンジン音とジャズの音楽が聞こえる。
「車の中かな?」俺は小声で叫ぶ。
「目が覚めたみたいね。」するとその透き通った声の後に俺の目線の中心に
見知らぬかわいい女性の顔が見える。何か首に温もりを感じるさっきの人だと
俺は気づいた。膝の上だということを。俺は理性を取りも出したがわざと動揺したように
30秒ほど硬直してみた。知らない女性の温もりを感じるのは初めてだったから。
「ウワッ!!」俺はわざとらしく、演技っぽさを感じさせないように起き上がった。
でも自分の顔が真っ赤になった。
「あなた演技下手ね。トロイしw。コレがあの機体のパイロット候補でいいのかしら。違いそうだけど」
そうすると謎の女性は見透かすように、馬鹿にするように俺に語りかけてきた。
「自己紹介遅れました。私は臨時候補生確保部隊隊長の山上 瑞穂。少佐です。」
なんだってこいつ、言った誰だよ!!押し売り業者の女じゃないのか?
誘拐犯でもなさそうだ・・・・・。とりあえず女に話す
「少佐って、自衛隊かよ」
すると女性は
「まあそうね。実際は自衛隊対特殊兵器防衛部隊って言うんだけどね。」
うわwこいつ基地外かwwww
・・と笑っても居られない。
6 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:23:29 ID:???0
「あのですね・・・・なんで私を誘拐ッじゃなくて、・・確保しに来たんですか?」
俺は動揺していた。でも腹を殴られた後に痛みを感じなかった。だから
これは自分の妄想で夢だと思い、瑞穂さんに質問できた。
「もうすぐわかるわ。」
いったいなんなんだろ、まあよくわからん夢だから寝ようと思った瞬間。
車が止まった。
「ついたわ。」
すると車のドアについていたスクリーンが開き、UVカットガラス越しに
外が見えた。黒み掛かった外は見たこともない風景だ。
「窓開けてもいいですか?」
そう彼女に聞くと
「いいけど逃げようなんて思わないでね。でもあんたトロイから逃げられないわねw」
ちょっとムカついた。いや、さっきからこの女に怒りを感じる
まったく嫌な女だ。顔はいいのだが、性格が最悪だ・・・・
窓を開けると目の前に青い海が見えた。凄くきれいだ。TVでしか見たことがないような海
そう、何もない海岸に来た俺はその海を見つめた。
「いったいなんなンデッ」言う前に彼女が携帯を出し、
「E6部隊到着。ゲートを開けてください」
7 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:24:38 ID:???0
突然何もない海から口のようなもの出てきて。
「なんじゃーーー!!」とつい叫んだ。
すると車のしたの砂からコンクリの道に変わり。
車は急加速しその口のなかに飛び込んでいった。
しばらく目をつぶっていたお前は目を開ける。電灯やケーブルが見えた。
「ここどこですか?」彼女が答える。「あなたたちが乗る機体を開発、保管している地下基地に向かう海底トンネルよ」
ああ、俺の妄想は限界に達したようだな・・・・・でももうちょっとこの夢の続きを見たいと思った。
一時間ぐらい走っただろうか。ポッケに突っ込んでたエッジ付PDAを思い出して
電源を入れると時計を見た。7月2日? 家から出たのは確か6月30日だからな。ってもう三日もたったのかよ。
親も心配しているはず。行方不明の届けだした頃だろうな・・・・
でも三日も掛かるところってどこだろう?いったいどこだよ。
「ここはどこジャーーーーーーーーー!!」と心の中で叫んだ。
第2話 完
8 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:25:11 ID:???0
第3話 俺の知らない世界
本当に夢なのかと疑いだした俺。だって寝るときに手に持って寝るはずのない
PDAを触る感触が手に感じられる。
試に自分の舌をかむ。痛い。でもこれは寝ていてもできること。手を上げてみると
車の屋根に。立ち上がると屋根に頭をぶっつけた。
「何やってるの?w」
夢じゃない
俺は聞いてみた。
「後どのくらいでつきますか?」
すると彼女は「5・4・3・2・・・」
「うわ!!」突然前が明るくなった。しばらくすると目が光に慣れる。
突然目の前にビルらしき物や工場みたいなのや倉庫みたいなのがいっぱい
「これが基地・・・なんですね。」このときこの女がタダの基地外誘拐犯
でないことを理解できた。
「そうよ、これが日本が戦後60年を掛けて秘密裏に作り上げてきた、
地下シェルターよ。でもここは工場プラントだけね。
実際は北海道ほどの広さなのよ。」
彼女の言葉は信用していい物なのか。でもこの情景を見る限り事実かもしれない。
車が町の道路に降りていく。コンビニがある。ローソンだ。
人も歩いている。みんなここの制服らしい服や(瑞穂が着てるのとおんなじ服からして」
作業着を着た人たちが歩いている。中には私服を着ている人も居る
ラーメン屋や焼肉家やカレー家などがあった。
ある一軒の中華レストランで車がとまった。
「ここでお昼にしましょう」
そして車から降り、外を歩く。
明るい。きっと地上から光ファイバーで光を引いているんだろう。
空気も自分が住んでいるところよりずっと綺麗だ。
地下にこんな施設をよく作れるもんだと驚いた。
9 :
(-_-)さん:2005/10/22(土) 23:26:35 ID:???0
レストランの中は高級中華店のようなつくりだ。
席に着くと、「好きなのを頼んでいいわよ。」俺はどれにしようか悩んだで、
「じゃあ北京ダックとフカヒレの姿煮と蝦餃を。」
すると彼女は、「い、いいわよ。(後で領収書もらって経費で出してもらおう♪)
藤見君はどうする?」藤見?ああ、車を運転してた人か。「では中華丼と春巻きを。」
何か物静かな人だ。注文して来るのを待っている間に周りを見回すと、
テレビでよく見る財務大臣の中垣や、防衛大臣の上原とかの大物や、
偉そうな人がいっぱいいた。
「ここってなんなんですか?」そお聞くと。「中華レストランよw」
言い返す「じゃなくて、なんか特別な・・・」瑞穂「ああ、ここはね、政府要人や
御偉い人が来るところよ。あなたもそのうちなるわ。」
ああ、そうなんだ。で、俺がなるっとどういう意味だ?まあ今聞かなくても
いずれわかるか。
そこをでると車に乗ると、あるところに向かった。
まあ、観光でもするのだろうと思っていた。
「次どこに行くんですか?」まじめな顔で彼女が
「FNのラボへ向かうわ。移動している間にこれに目通しておいて。」FN確かどこかで聞いたような
気がするが思い出せない。とりあえず渡されたSDカードをPDAに差し込む「FN操作訓練マニュアル。&サポートソフト」
テキストを開くとジョイスティックやらスイッチやら
ディスプレイやら、計器やら、一つ一つに説明が書いてある。
スゲーテキストの量が半端じゃない・・・・。これ全部は読むのに一週間は掛かりそうだ。
「ついたわ。書類もって降りてきて。」
げげ、もう着いたのかよ・・・・・・まだ一枚目も読み終わってないよ・・・・
そこに在ったのは立ても横も半端じゃない大きさの建物だった。
ここに俺が大物になる鍵があるのか。
「そのSD、君のIDカード兼ねてるからなくさないでね。なくすと建物の出入りができなくなるから。」
まじか、大事に持ってなきゃ。「ピー。ID確認ドアがが開きます。」ドアが開いた。
中に入るとSDをさしてたPDAが勝手に電源が入った。
「それは建物の中を案内するGPS機能もついてるの。他にも色んな機能がついてるわ。
重要な情報も。
だからなくした時はすぐ言ってね。新しいのに変えて、なくしたものは
登録抹消と同時に爆発するようになっているから。」
そんなにすごいのか、このSD・・・・。確かに普通のものと比べたらスロット
挿入部以外は普通特殊SD規格の3倍は有りそうだ・・・・
そして次にエレベーター(建物内シャフト)に乗り、ある場所へ向かった。
急にひんやりとした空気が俺を包み込んだ。「なんだここは?!」
しかもさっきと違って薄暗くてよく見えないし空気がよどんでる、なんだか薄気味悪い。うえうえ。
「ここに来ることはあなたが望んだんでしょう?ほら、よく見なさい。」
(そんなこと望んでねえよ、このキチガイ女!)言い返そうとしたら突然眩い光が俺の目に飛び込んできた。
一瞬何が起こったのかわからなかったがよく見るとそこには無数のチューブにつながれたでかい金属の塊がまるで俺を
今にも飲み込まんとばかりにそびえたっていた。俺は今初めて恐怖を感じた。言い知れぬ恐怖。不気味な・・・
あのキチガイに誘拐?された時だって恐くはなかった。失うものなんてないしこの世に自分がいるってことさえ疑ってたし
死ぬのはいやだったけど恐くはなかった。「恐い・・・。」思わず口をついて出てきた。体が震える。
「あら、どうしちゃったのよ〜wかわいいとこあるじゃないw」彼女はおどけて見せたが俺はそれどころじゃなかった。
体中をほとばしる衝撃。親父が捕まって、いじめられて、親類にもかげぐちをたたかれてそんな自分の思い出したくもない記憶が
一気に俺の脳みそから噴出しそうな感覚。言葉では言い表せぬ不快感、嫌悪感、疎外感。自分自身が内側から壊れていくような感じがした
同時にある種の恍惚を感じていた。(俺壊れちゃった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
「ちょっとしっかりして!」
彼女だ。突然現実に引き戻された。
「あーたぶん精神パルスの異常ね。あなたと対峙したことでパルスが異常に増幅されたんだわ・・・・・
ごめんごめんwあなた用に設定変えたつもりだったんだけど
もう一度調整が必要みたいね。ちょっと待ってて。」
(なんだこの塊は?つーか何が起こってるんだよ!)
「なんなんですか、これ?」
「これは兵器ね。あなたが乗るのよ?ちょっとしっかりしてよ!」
「聞いてないです。」
「聞いてないってさっき言ったじゃない。聞いてなかったの?」
「・・・」「俺みたいなひきこもりには荷が重過ぎます。帰っていいですか?」
(はぁ、こんなキチガイ女についてきたのが間違いだった。)
「あのね、昔、大震災があったの知ってるでしょ?多くの犠牲者を出して日本中が混乱した。
昨日まで見慣れていた風景が一瞬にして破壊された。異様な光景よ。
そんな時被災者の救援ボランティアが続々と被災地を訪れたんだけど、どんな人たちが来たか知ってる?
大勢のボランティアがいる中で興味深いのはその中に日本中の引きこもりの人々がたくさん被災者救援にあたったっていうこと。
そのことを知ったある学者が引きこもりの精神構造の研究を始めたんだけど、それでいろいろなことがわかってきたの。
分かりやすく説明すると、一般に社会的な生活を送ってる人々っていうのは他者との関係の中で自我を構築していくんだけど
引きこもりっていうのは他者との接触がほとんどないに等しいからそうやって自我を形成できない。だから自分の世界に自我を作り上げちゃうのね。
社会的な人だと他者に依存してるから社会に混乱が生じたとき冷静に自我を保つことって難しいの。
自分を保てる世界が社会にあるからいざという時どこに自分を置いていいかわからなくなって精神に異常をきたす場合もあるし。
一方で引きこもりの人は社会ではなく自分の世界の中で自我を完結させている場合が多いからこういう異常事態にはめげないのねw
いうなれば非現実的な事態に遭遇した場合のあなたたちのパワーって凄まじいものがるのよ。その症例はもうすでに報告されているわ。
平和ボケして働いて幸せな家庭を築いている人々、家族って言う枠組みに属する人々ではそういう爆発的なパワーがないのよね。
国の統治という点で考えれば非常に重要な役割を果たしているからなんともいえないんだけどね。あなたたちみたいな人はそういう点では
厄介者として扱われてきたけど、今こうして立派な任務ができたじゃない?英雄になるチャンスじゃない!」
「英雄とか興味ないです。それに俺らをさんざん馬鹿にして疎外してきたやつらを助けるための任務なんていやです。さよなら。」
俺は早足にエレベーターに向かった。
でも・・・あれ?動かない。なんで?
「無駄よ。ロックがかかってるわ。
だいたいあんたトロいから帰ろうとしたって帰れないんじゃないw」
まじこの女むかつくぜぇぇぇぇ。かわいい顔して毒はく女。
「ちゃんと話を最後まで聞きなさい。」
仕方ない。今は素直に従ってスキあらば逃げ出せばいい
俺はこうやって自分をなだめながら女の話を聞くことにした。
・・・長々と2時間はたっぷり聞かされただろうか。疲れた。
ただでさえ運動していないこの体にはこたえるのだ。要するに
引きこもりの精神と潜在的パワーこそがこの塊のパイロットにふさわしい
ってことだろうがいまいちピンとこない。
肉体的にも精神的にも徹底的に訓練された軍人を乗せた方がうまくいくと思うけどな。
「任務を無事完了できたらあなたには一生ひきこもれる資金と住宅などの保護を与えます。
希望があれば何でも与えます。さてどうしますか?」
ちょっと待て。話の展開がはやすぎる。リスクが大きすぎる。
でも俺は疲労と困惑とストレスで限界で頭がぼ〜としてて
「・・・やります。」
言っちゃった 第3話 完
第4話 ダスマン
「ほんとに??ありがと〜。絶対断られると思ってたからね。よかった〜。」
「・・・」(絶対に断れない状況だったじゃないか)
「あ、それとこのFNについては例のテキストでしっかり勉強しといてね。後日実際に乗って訓練するから。」
「え、あれを全部ですか?」「そうよ。なんせ時間がないのよ。北が数週間以内に第二射を行うっていう情報があるのよ。」
「・・・」「あなたも知ってるでしょ。これ以上の犠牲は絶対に阻止しなければならないのよ。この国を守るためにも。」
「あの俺は・・・」「じゃあわかったわね。それじゃあ会わせたい人がいるからついてきて。」「・・・」
俺たちはラボをあとにした。
にしても俺は今、すごく大変なことに巻き込まれている気がする。国を守るなんて虚構だ、マンガじゃないか。
俺はただ静かに暮らしたいんだ。自分のペースで生きたい。でも周りがいつも俺をそそのかすんだ。もうほっといてくれって感じ・・・
他者とは絶対に分かり合えないっていうことを確信しているから余計にね。
一方で俺は母親の働いた金で食わしてもらってるし、こんなこと言える立場じゃないこともわかっている。
一人で生きたいけど一人じゃ生きられない。この逆説はいつも俺を悩ませる。自立したいけどその壁を越えられない未熟さ。もどかしさ、そして自分に対する嫌悪、怒り。
これが自分の考え方に深く根付いている。ガキのクセに大人っぽくいるんだ。俺はこんな自分が大嫌いだ。別に死んでもいい。
そんなことを考えながら外を見ていた。あの青い海を眺めていた。
俺たちは今、車で山中を走っている。おそらくこの山のどこかに秘密基地があるんだろう。
案の定、山の中腹にさしかかったところに怪しげな岩盤が目の前に現れた。
彼女はいったん車を降り岩盤の前でなにかを操作してから戻ってきた。
「これから軍司令部へ行って最高司令官に会いに行くの。」
岩盤が裂け、そこに道が現れた。
「普段は使われない非常用の通路なんだけど、ここから行った方が早いから。」
と言って彼女は車を走らせた。そして薄暗い道を1時間ほど走ったところで巨大な地下空間が目前に現れた。
「E6部隊到着。ゲートを開けてください。」
ゲートが開く。またしばらく車を走らせていたが、やがて建物の内部に入っているようだということがわかった。
「ここで降りましょう。近くにエレベーターがあるからそこから司令室へ向かうわ。準備はいい?」
「・・・はい。」俺たちは司令室へ向かった。
エレベーターを降り黙々と歩いていく。「さあ着いたわ。この扉の向こうはお偉いさんばかりだから、粗相のないようにね。」
「・・・」弱気の虫が騒ぎ出す。緊張してきた。心臓がバクバクする。この場からすぐにでも逃げたい。そんな気持ちになった。
でも・・・俺は一歩踏み出した。扉はすんなりと開いた。
中に入ると確かに、羽賀首相に上原防衛庁長官、それに山田官房長官。
自分の知る限りでは三人しか確認できなかったがお偉いさんばかりのようだ。
「君がタケシ君か?」鋭い視線が迫ってくるのを感じた。
「あ、はい・・・」俺はその男の顔を見上げる。身長185ぐらいで一見細身。しかしオーラのある男だった。
「私は自衛隊司令部の最高司令官の黒田だ。」「あ・・・よろしくお願いします。」
「今日から君には正式にFHの隊員としての任務にあたってもらう。」
「・・・はい。」「それだけだ。詳しくは彼女に聞けばいい。」「・・・はい。わかりました。」
一時の緊張から開放され周りを見渡す。みんなが俺を奇異の目で見ているようで居心地が悪かった。
こんなガキになぜとでも思っているのだろうか。俺は早くここを出ようと思って足早にこの部屋をあとにした。
「どうだった?緊張した?」
「・・・(なにこいつ)」
「あ、そうそう、今日から君はFHの隊員として住み込みで訓練してもらうからね。」
「ちょ、ちょっと待ってください。
一応俺にも母親がいるし心配してると思うし、犬の餌やりもしなきゃいけないんです。
訓練の日は絶対来るんでいったん帰りたい・・・」
「大丈夫よ。あなたの親御さんも犬も私達が責任を持って保護しているから。」
「でもやっぱり・・・」
「あなたがやるって言ったんでしょ?今更何を言ってるの?家族の心配はしないでいいわよ。
君はもう立派なFHの隊員なんだからその辺はちゃんと自覚してよね。」
目まぐるしく変化する状況に俺はまた逃げたい気持ちになった。
やはり自分には合わない。スキを見て逃げ出してどこかでひっそりと暮らそう。
でも逃げたらきっと家族は殺される・・・どうしよう・・・
「これから隊員専用棟があるからそこに行って先輩隊員たちに会いに行くわよ。」
「・・・」
「いいわね。じゃあ車に乗って。」
「さあ着いたわ。今日からここがあなたの生活する場となるのよ。」
結構豪華な建物だ。なになに・・・トレーニングルームに遊技場にコンビニ、レストラン・・・
なんの不自由もなく生活はできそうだが・・・ヒキにこんな設備いるか?
「これからあなたの仲間に会いに行くから。そこの会議室ってとこで待ってるわ。」
俺は言われるがまま会議室へと向かった。会ってみたいとは思わなかったが
同じヒキとしてどんなやつがいるのか気になった。どーせ俺みたいに暗そうなやつだろうけどwあははは・・・
やっぱり、会ったそばから静寂が訪れるのは気まずいと思って勇気を出して自分からこんばんはって言おう
あれ、でもこんばんはって近所の人とのやりとりみたいで変じゃないか?何て言えばいいんだ?こんにちは?
俺はちょっとパニックに陥った・・・・・がそのまま会議室に特攻してしまった。
すぐに人を確認。俺と同じくらいの歳の女の子一人、俺より一回りは上っぽいお兄さん?がいた。
「あ、神家魔 タケシと言います。あのよろしくおねがいします」するとすぐさま返事が返ってきた。
「俺は里見ゴロウです。この中ではダントツで最年長だね。よろしく。」とてもヒキとは思えない穏やかな物言いだ。
「私はマナミです。よろしく。」こちらはちょっと緊張してるのか顔が少し強ばっていた。
「よろしくお願いします・・・お互い大変ですね・・・。」また訳のわからないことを口走ってしまった。
彼らがどんな人かもまだ分からないのに大変ですねって何言ってんだろ。すぐに脳内反省会。沈黙の時・・・
「それじゃあ・・・二人はまだやることがあるから今日はこれぐらいにしておきましょう」と女が言った。
俺もすごく疲れていたしそれでいいと思った。今は何を言われても頭が働かないんだ。いろいろなことがありすぎて頭の中がパンク寸前だった。
彼らとの対面が済むと俺は自分の部屋に案内された。今日はあの女にさんざん振り回されて疲れたしすぐ寝よう。
本当に疲れていてこれからのことを考える余裕なんてなかった。でも、今日はとても充実していたというか
心の底から満たされているような気がした。そして出会った仲間との繋がりがあると思うだけでそれがなんとも心地よかった。
そして俺はこの久々の充足感を全身で感じながら眠った。
これからもずっとこのままで・・・ 第4話 完
(=´・ω・`=)おもしろい!
あげ
22 :
(-_-)さん:2005/10/23(日) 22:36:32 ID:fG3fg76z0
(=´・ω・`=)第5話に期待age
23 :
(-_-)さん:2005/10/23(日) 23:09:55 ID:asFN6kWvO
続きが読みたい。
日本の全ての人間のDNAが登録されたバンク(°д°)ハァ?
引きこもりが適任って、DNAで判断してんの?
他の設定もいちいち指摘するのがマンドクセーほど穴だらけ
もうちょっと考察してから書けよDQN(^_^)
25 :
(-_-)さん:2005/10/24(月) 22:03:44 ID:1FzL5CXj0
保護
これって前スレが結局落ちたやつね。
27 :
(-_-)さん:2005/10/24(月) 22:52:55 ID:3XZDu+Fp0
つーかこの話を書ける才能がウラヤマシス
28 :
(-_-)さん:2005/10/26(水) 20:32:11 ID:kOcocDOdO
保守
29 :
(-_-)さん:2005/10/29(土) 15:44:52 ID:UrIIfEOEO
保守
自衛官は27歳までの年齢制限がある
27歳の場合は陸士しか受けられない
陸士の任期は2年
26歳までなら曹候補の入隊資格がある
曹になるためには訓練を受け試験に合格しないとなれない
曹になれば53歳まで勤めることができる
第5話 リアル
(プオーンプオーンプオーン)警報装置が鳴り響いているのか。どこだろうここは・・・?ガラスに反射して人の顔が見えた。俺!?・・・。
真っ赤な光に照らし出された俺の顔は腫れ上がり、髪の毛は逆立ち、目玉は今にも飛び出しそうなぐらいむき出しになって、
頭には無数のチューブが巻きつくように全体を覆っていた。
俺はなにかただ事ではないということを感じ逃げようとしたが体が締め付けられていて全く身動きがとれない。
体にも無数のチューブが繋がれている。・・・いやこれは動いている・・・生き物のように脈打っている。一体どうなってしまったんだ!?
「通信できません!!駄目です!!だれか助けてください!!」女の子の声が聞こえた。
「落ち着いて。我々の指示に従いなさい。」
「じゃあなんとかしてください!早くしないと死んでしまう!早くだれか!」
「彼は今、非常に危険な状態です。これ以上放っておけば任務に支障が出るばかりか、犠牲者を増やすことになり兼ねません。
これは命令です。速やかにターゲットを破壊してください。」
わけがわからなかった。そして・・・、眩い閃光と爆音が聞こえたかと思うと、激しい衝撃によって俺の体が引きちぎられていく感覚を覚えた。ぎゃぁぁあぐぁああぁぁぁぁ!!!!!
俺は死んだと思って恐くなって叫んだ。もはやそれは人の発する言葉ではなかったがしかしそれはまぎれもなく俺の声だった。目の前が真っ赤に染まった。
死んだ・・・・・真っ暗な空間を漂っているみたい何も見えないよ・・・体中が痛いよ・・・!?・・・・でも聞こえる・・・!!!!・・・心臓の鼓動がはっきりと聞こえる。俺は生きている・・・!?
リアルな感覚があった。手足も自由に動いた。部屋が異常なほど明るくて眩しかった。「なんだ夢か・・・。」俺はしばらく思考停止でひたすら白い天井を見つめていた。
最悪な夢を見た。これから俺の身に起こる出来事を暗示しているようで気分が悪くなった。俺は早く忘れようと思ってベッドの横にあったリモコンを手に取りテレビをつけた。
ほしゅ
第6話 制服と極秘任務
テレビはどこの番組も似たようなものだった。
新内閣の発足が近いらしく、評論家が深刻そうな表情をしていたのが印象的だった。
ふと、ベッドの脇に制服がおいてあるのに気づいた。
手にとって見ると分かるが凄みのある美しい外見の割にはかなり軽い。それにさわり心地がとても上品…なにやら生地の高そうな制服だと思って裏側を見て驚いた。
説明書きの部分に耐○性の羅列があるのだ。
あらためて俺は、危険な組織に捉われてしまったという現実感を味わった。
とりあえず着替えはそれと寝巻きしか置いていないので、試しに着てみた。サイズはぴったり。鏡の前でいろいろポーズをとってみる。うん、なかなか隊員服も様になってるじゃあないか。
SDカードをサッと挿し込み、意気揚揚と部屋から出る。
そこに、意外な人が待ち構えていた、口元に笑みを浮かべて。
あっ!――そうだ!あいさつ、あいさつしなきゃ……
また、俺の中の隅にあった意識が暴走していくのが分かる。
「あ…マナミさんでしたよね?俺、カミヤマタケシです、、、」
もう頭が真っ白になって自分でもなに考えてるか把握できない。
「えっ、あ、はい…おはようございます。気分はどう?タケシくん」
「悪夢を見ました」なんて言えない。
「制服を着て、隊員の一員だということをあらためて自覚しました」
と早口に言った。
この時、なんでマナミさんが微笑しているか分からなかった。
俺の頭は高速でその答えをはじき出した。
「えと…似合ってないかな?」
「制服姿ですか?似合ってます、かっこいいですよ」
彼女は笑顔で答えた。
その笑顔に俺は俺の中のいくらかの不安を取り除くことができた。
彼女は胸に何かの資料を持っていた。
「えっと、なにか僕に用事でも…?」
「はい、極秘任務です」
いきなりかよ、まだ朝飯も食べてないのに……
「クスッ、そんなに怖い顔をしないでくださいね」
「ご飯を食べるときにそんな顔をしているとみんなから嫌われちゃいますよ」
「へっ…?」
「朝食を食べるために食堂へ案内することを命じられました」
ペロッっと舌を出す彼女。
「うふふ…」
「あはは…」
苦笑するしかなかった。
それにまさか彼女がこんなに茶目っ気のある娘だとは思ってなかった。
でも、これを機にだいぶ仲良くなれた。
そして食堂に向かう途中にいろんなことを話してくれた。
「はぁーーあ」
「マナミさんも人が悪いなぁ。びっくりしちゃいましたよ、俺」
「タケシくん凄い顔をしてたわよ。眉間にこーんなしわ寄せちゃって」
額に指をあてて眉間にしわを作るマナミ。
「それは言わないで下さいよ〜」
「それに挨拶するときも『俺、カミヤマタケシです』って自己紹介されちゃうしぃ」
「えっ?!そんなの言ったかな?俺?」
「言いましたよ〜」
昨日はパニクっていてそれどころじゃなかったからよく見なかったけど、マナミちゃん、近くで見るとかなり若い…というより幼い…
地味な第一印象のせいで18歳くらいかなと思ってたけど、17、16もしかしたらそれよりも……
思い切って聞いてみることにした。
「マナミちゃんて年いくつ?」
「16です」
「やっぱり年下なんだ」
「なにが『やっぱり』なんですか?」
「いや、俺よりも幼い気がして…」
「失礼ですね、せっかく今日は大人っぽいリップにしてきたのにぃ」
そういう意味じゃないけど、まぁいいか。
途中、エレベータ内で里見さんと「あの」女と鉢合わせになった。
二人は何やら資料を見ながら話し合っていた。
「おはようございまーす」
「あら、マナミちゃんおはよう…あら?ポン太もいっしょなの…」
だれがポン太だ。やっぱりムカツク、この女。
「おはようマナミちゃんにタケシくん」
「あっ、おはようございます。昨日はどうもゴニョゴニョ…」
「はは、そんなに堅くなることないよ」
「はぁ〜甘いわね、里見クン。ポン太、声が小さいわ、やり直し」
は?こいつ最高にムカツク。おとといまでヒキコモリだった俺をいじめて何が楽しいんだ?
「まぁまぁ、久々の新人なんだからはじめは寛容に…」
「こういうのは最初にビシッと言わなくちゃダメなのよ、まったく」
「…それにしても二人とも急に仲良くなったのね」
「あっ、それ、僕も思いました」
里見さんがうなずく。
「いえ、そんなのじゃないですよぉ」
マナミちゃんにきっぱり否定された。けっこうショック。
「そうかなぁ〜…だって僕らのときは大変だったじゃない」
「そうそう、なに話しても答えてくれないし、しまいには泣き出しちゃうし」
「でも、仲良くなると急に甘えてくるんだから、ふふっ、二重人格かしら?」
「あーもぉーそれは言わない約束なんだからー」
マナミが顔を真っ赤にしながら怒ってる、でも心の底からじゃあないようだ。
「ごめん、ごめん」
里見さんが謝る。
しばらく、昔話に花を咲かせた後、二人とはD−3エリア(地下28階)で別れた。
「マナミちゃんにもそんな時があったんだー」
妙な親近感を覚える。
「もぉータケシくんまで……でも、本当。あの二人には頭が下がらないのよねー。入隊時にとてもお世話になったの。」
「……FHのメンバーは正式には30名ってなっているけどね…」
突然、どうしたんだろう?
「実はその後ろに60名ほどの予備隊員がいるの…」
「そして私もタケシくんもそのうちの一人なの」
「えっ、どういうこと?」
「平たく言うと二軍ってところかしら…」
「あのね、これは山上先輩が言っていたんだけど、
『FNを操縦するにふさわしい人員が足りない。器が揃っても人材がこれじゃあどうしようもないわ』
って……」
なるほど。大体の察しはついた…あの兵器のことだろう。問題がないという方がおかしい。
それより俺は一つ気になっていることを聞いてみた。
「ねえマナミちゃん、一つ聞いていかな」
「なんですか?私が答えられることなら何でも聞いてください」
「えっと…マナミちゃんも里見さんもあの女も一番最初に会ったときに何か笑ったような気がするんだけど、俺の気のせいかな?」
「そ、それは、そうです、きっと気のせいで、あの…気にしないで下さい」
――アヤシイ。なにかあるな…
「あのさマナミちゃん……」
「あ、着きました、ここが隊員専用の食堂です」
こ、これを「食堂」と言っていいのか〜〜〜???
目の前には西洋造りのモダンな建物が建っていた。落ち着いた内装はその上品さをいっそう際立てている。
昨日の高級中華レストランといい…この施設といい…防衛費予算の獲得のためにやっているとしか思えない。国民が知ったら暴動モンだな、こりゃ。
「どうしたんですか、早く食べましょうよ」
「あっ、いま行く」
ぐぅ〜〜。
腹の虫が鳴いた。俺たちはようやく遅めの「極秘任務」にありついた。
第6話 制服と極秘任務 完
(=´・ω・`=)第7話に期待age
40 :
(-_-)さん:2005/11/01(火) 17:58:23 ID:gITW73Yv0
(=´・ω・`=)…もう一度、第7話に期待age
>>34-
>>38 初代の人復帰したんでつか?つかまだ5話終わらしてないよ(´・ω・`)ショボーン
42 :
(-_-)さん:2005/11/01(火) 18:06:55 ID:gITW73Yv0
>>41 5話が終わらないまま書いちゃってすいません。・゚・(ノД`)・゚・。
それと僕は初代の人ではないですし、書いたのは6話だけです。
早とちりしてすいませんでした。
43 :
(-_-)さん:2005/11/01(火) 18:12:49 ID:RTOIjlqK0
>>42 いやでもおもしろいから(・∀・)イイ!!。みんなで進めていく物語だから。つかマナミがおしゃべりキャラになってるw
>>43 (=´・ω・`=)今後はどうしましょうか?なるべく行き違いがないようにしたいです。
>>31 曹になれば53歳まで勤めることができる
自衛官の定年って53才なんですか?
>>41>>43 あの…5話の続きはどうなるのでしょうか?
たぶん途中まで(もしかしたらほぼ完成)していたかもしれないので、投下されても僕は構いません。
その場合「制服と極秘任務」はanother storyということにしてください。
47 :
(-_-)さん:2005/11/04(金) 20:19:14 ID:6r+jlCXvO
保守
48 :
(-_-)さん:2005/11/05(土) 23:15:16 ID:Zu+BmX0n0
保守
49 :
(-_-)さん:2005/11/08(火) 19:39:15 ID:Qekx99rl0
hohshi
50 :
預言者:2005/11/08(火) 20:02:44 ID:U4HzajDMO
来年、世界戦争勃発しますよ。世の中の男は戦場へ駆り出され世界人口の半数以上が死に絶えるでしょう。木々は枯れはて海も汚染され不毛時代が訪れます。やがて人間、動物は絶滅し虫やバクテリアだけが生き残り地球は死球となるでしょう。
51 :
(-_-)さん:2005/11/11(金) 23:38:56 ID:hd0ge3Od0
防衛
52 :
(-_-)さん:2005/11/12(土) 18:58:13 ID:Ctb0bV610
専守防衛
53 :
(-_-)さん:2005/11/12(土) 19:10:30 ID:zU+Nv/kq0
子宮か・・・。
54 :
(-_-)さん:2005/11/14(月) 23:11:32 ID:YMSt7C2m0
保守
55 :
(-_-)さん:2005/11/15(火) 18:43:03 ID:O9HCzofa0
11月某日……
|ω・`)ダレモイナイ…
|ω・`)キョウモモイナイ…
58 :
前スレの1:2005/11/17(木) 17:01:03 ID:???0
もう書く気はないので二度とあげないでください
俺書くかも
hoshu
|ω・`=)ダレモイナイ…レンサイハジメルナライマノウチ…
|・ω・`)
hoshu
|ω・`=)あと少し……今夜にでも……
ごめん5話おわらせるよきっと
>>67 (=´・ω・`=)いつごろぐらいになりますか?
気が向いたときだから構わないでいいよ。連載どぞー
70 :
(-_-)さん:2005/12/02(金) 00:53:57 ID:PJwAsvMW0
まだ〜??
71 :
(-_-)さん:2005/12/02(金) 01:37:39 ID:NmojQB670
第六話 縁の下の力持ち・表へ
とある会議室での会話
防衛大臣の上原「マスコミへの規制はどうなってるんだ?」
広報部の神山「ええ、いつもどおりワイロを払って黙らせてますけどね、
民主党や共産には在日への保護廃止、公明にはいつもどうりの選挙協力
で片付けてるとのことです。」
上原「で、特にこれといったことはないんだな」
神山「はい。最近朝日が税金の無駄遣い特集にここを取り上げようとしましたが、
その記者とプロデューサーに3000万渡し、もし口外することがあれば起訴することも
やむを得ないと話しました。ここは国の法律で保護された施設なので裁判を
起こすことも可能です」
上原「そうか、報告ご苦労だった。他に報告することがあれば言ってくれ」
藤見「あのE-6部隊の確保を担当している者ですが」
上原「なんだ?」
藤見「上界に候補確認行った時どうも付けられてるとSPからの報告がありました」
上原「それで?」
藤見「はい、そいつの写真を調べさせたところ、関東圏の記者だとわかりました。」
上原「それ以上のことは?」
藤見「わかっていません。次の会議までに調べ上げて報告します」
上原「わかった。ではこれで定例会議を終了する」
72 :
(-_-)さん:2005/12/02(金) 01:38:36 ID:NmojQB670
|ω・`=)…
|彡サッ
いのししがんがれ
75 :
前スレの1 ◆PxAOHU.zVE :2005/12/03(土) 23:53:54 ID:ynCR0MDM0
あげときます。
>>73できたら書いてください。5話の続きとか。ちなみに僕は前スレの1です
なんか結構反響あったみたいなんで書いてみました。
76 :
前スレの1 ◆PxAOHU.zVE :2005/12/03(土) 23:57:45 ID:ynCR0MDM0
これからのストーリー予定を立てときます。
謎の記者が登場して7話終了。
そしてタケシが瑞穂さんと上界に上がって家族と再会。しかし自分の居場所はすでにないことを知り
地界に戻ります。そして突然の敵の攻撃にあい、戦闘を始めます。
age
age
80 :
前スレの1 ◆PxAOHU.zVE :2005/12/16(金) 00:36:07 ID:wqjmuOup0
皆さん。保守ありがとう。明日書くのでお楽しみに。
81 :
前スレの1 ◆PxAOHU.zVE :2005/12/16(金) 00:39:33 ID:wqjmuOup0
たまにしか書かないのは、ネタを拾ってくるためです。
第7話の記者というのはスピードグラファーのサイガをモデルにした
太一というカメラマンです。彼は戦場ジャーナリストでしたが、
戦場で深い傷を負います。
しかし日本の沖縄の小さな新聞社でカメラマンとして全国(日本)の写真を
とるカメラマンとして落ち着いています。
82 :
前スレの1 ◆PxAOHU.zVE :2005/12/18(日) 16:20:01 ID:H/jmZyiS0
7話続き
沖縄、昔米軍との大戦で最後の砦を築き、大きな犠牲を出した場所である。
ただ静かな、綺麗な海がそこに散らばっている。その海は蒼かった。
というより緑がかっていた。すべての恐怖の記憶を癒してくれるような気持ち。
でも、この綺麗な海も俺の見てきた恐怖を忘れさせてくれない。いや、忘れてはならないのだろう。
身体の傷は癒えても心の傷は癒えることは無い。誰が言っていた言葉だろう?そう、俺がジャーナリストとして
世界を駆け回っていたころ、彼は私にそう語ってくれた。
83 :
(-_-)さん:2005/12/27(火) 23:12:45 ID:2W1nIkz+0
なにこれ
保守
>>1 > 時に2009年、遂に北は世界に対し核兵器の保有を宣言した。
とっくに宣言してるんだが、まだ知らないんですか。
> この事件により日本は憲法第9条を完全廃止し、
本土が攻撃されたら憲法改正しなくても自衛のための戦争はできるんですが、知りませんでしたか。
さあ、続きを読もうか。
朝のニュースを慌しく伝える人々。もっとゆっくりしろよ・・・あぁくだらない
女児が誘拐、隣人トラブルで殺人、放火で駅が全焼・・・なにも変わらないな
つまらないな実につまらない。さっきの夢のせいでニュースに気が回らない。集中できない。狂気が邪魔をする
悪魔のささやきが俺を支配しようとするからもっと前向きになろうと楽しい事を考えようとしたけど
全部頭に浮かぶこと全部灰色でまっさらで暗い
精神に宿る狂気
気分が乗ってれば笑顔にもなるけど今はどん底だ真っ暗な底に一人突き落とされたのさ
這い出ることなんてできない。だがそれは突然正常に機能し始めるのだ。それを待つしかない
テレビを消した。代わりにそばにあったステレオの電源を入れて音楽を聞くことにした
もとから入ってたようで自動的に音楽が再生された
何の曲かわからないが素晴らしい出会いがあった
繊細かつ重厚なサウンドそしてボーカルの力強く伸びやかな歌声は自分の理解を超えた超自然的に人間の本能を揺さぶるの力があった
・・・権力も名誉も金もすべて何もかも手に入れて全てにおいて優れている人間になった気分だ やめろ・・
理想ではない現実的に考えることそれがいまの自分にとっての課題だった
狂気に満ちた妄想を一人作り上げていった理想郷のなかで俺が生きている
それが現実の俺を必死に追い抜こうとするからやめて欲しいと思った
思考が停止これ以上のことは俺の知るところではない
もうやめた。考えることなにもかも全て。俺を焦らせるな困らせるなやめろ煩わしい。
今現実に起こること全てを受け入れて対処することそれが俺の使命であって己の心に取り付く悪魔の行き所などどうでもいい
今は自分に与えられた任務を遂行するのみ。そう・・・昨日味わった暖かい気持ちになれることを信じているから
暗雲立ち込める中に一筋の光を見た。その光の先に己の望むものがあると思うと気分が晴れやかになってまた生への活力が湧いて出た
今俺は一人じゃない・・・立ち上がって洗面所に行き顔を洗う。鏡に映る自分の顔が妙に晴れ晴れしくてにやけて見えたから両手で頬を叩いて引き締めてやった
これでいい。つけっぱなしだったステレオの電源を止めた。
また普段と変わらない自分に戻った
そして俺はまたいつものようにテレビをつけた 第5話 完
続き書きまくろうかな
90 :
最低国の神:2006/01/26(木) 22:58:53 ID:???0
妄想は幾らでも膨らむが、文章にするのがマンドクセ
死守
守
第7話
age
。みんな野垂れ死に。
warosu
よしかくぞ
99 :
(-_-)さん:2006/03/08(水) 00:05:07 ID:cEepDwq2O
親が他界しました…
楽に逝ける方法教えてください
ぉゃょリモ長くぃきル これが死んだぉゃエの孝行とぃぅモンダゎ!! ぃっか親は天国から助けてクレるょ!!
101 :
(-_-)さん:2006/03/08(水) 10:13:51 ID:GvbAsKhx0
自衛隊になる
あそー
103 :
(-_-)さん:2006/03/19(日) 20:04:18 ID:NGGAkfc+0
.○⌒\
.(二二二)
. _.(,, ・∀・) ヤア
/ .o つ
(_;し―J
/⌒○
.(二二二)
.(・∀・ ,,) ゴソゴソ
(( o ; と )
(__ノ―J
/⌒○ アレ?
.(二二二)
.(・∀・;,) ゴソゴソ
(( o ; と )
(__ノ―J
/⌒○
.(二二二) アタ♪
.(・∀・ ,,)
. /o ; と )
(__ノ―J
.○⌒\ ドゾ
.(二二二)
. _.(,, ・∀・) 平和
/ .o つ
(_;し―J
ほしゆ
あげ