遠い昔の星の灯の
長い旅路を想うならば
こんな涙はとるに足らない
わがままなしずくでしょう
幸い求め災いから
逃れられないのは
この心が
あの水平線のように
完璧な美しさじゃないから
おねがい
どこにもいかないで
風に吹かれ
抱きしめあった人よ
あれはまぶしくはかない
夕陽のきらめきです
間違いだらけで愛し合い
かえす刀で切りつけあう
歴史の流れに逆らえない
はがゆさが傷にしみる
高ぶる歓びの空
深い哀しみの海
ぶつかりあう場所
そこに無限の謎
すべての答えが隠されてるの
おねがい
どこにもいかないで
大切なこと確かめあった人よ
それははげしくせつない
夕立の甘い匂い
となりにすわって
ほほえんでくだらない話に
つきあっておくれよ
夢の中でいいから
もう少しだけそばに
おねがい
どこにもいかないで
風に吹かれ
抱きしめあった人よ
あれはまぶしくはかない
命のきらめきです
祈りは静かに消えてゆき
水平線は
あの日のようにやわらかく
まっすぐに横たわる
とめどなくあふれる
それは永遠のBLUE