斎藤環 Part20 ──重大疑惑と奥地と貴戸と

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92(-_-)さん
>>77
不登校と「登校拒否」とを混同しているような気がするなあ。
精神医療などの臨床場面で「登校拒否(学校拒否)」といわれて類型化されていた
のはもともとは「スクールフォビア」といわれていた類型にはじまっていて、後に
「学校(登校)拒否」と呼ばれて再定義されていくタイプなんだけど、そもそもそう
したケースは「ひきこもり」状態になるのがその特徴の一つとされていたもの。
だから77さんの言い方でいえば「学籍のあるひきこもり」のことが「登校拒否」と
呼ばれていた(いる)わけ。
稲村が日本に特徴的に多くみられ、「暗い登校拒否」などと表現した類型(神経症的
登校拒否ともいわれた中核郡)と重なるもので、2割というのはその状態が比較的
長期に及んで転帰不良好群とみなされたもの。
稲村は精神病型から脳障害型まで独自の登校拒否類型をつくり、文部省も独自の類型
をつくったので、一般の人たちにはごっちゃにされて受け止められているように思う。