・智明自伝第一部 〜それが前提〜
智明…、それは僕の愛称である。
本名、馬場 豊、大阪府箕面市在住、箕面市立第四中学校在学、不登校児。
僕は無限に広がるクモの巣に捕らえられてしまった。
その巣には無数の愚か者が僕と同じ様に捕らえられてた。
それがインターネットである。
クモの巣に捕らえられた僕は気が付くと同じ仲間達を求めた。
それは無論、『不登校』であった。
僕は不登校になり、何時の間にか劣等感を懐くようになった。
その対象は登校児であり、又、その様な自分に対しても不快感を懐くようになっていた。
その時の僕の精神には『柱』が無かった。
今までは学園生活の充実感が柱となり、疲労感が負の要素をボかしてくれていた。
しかし、それに気付けなかった。今の自分を客観視する事が出来なかったからだ。
それ故に、僕と同じ状況下にある不登校を求めたんだ。精神の柱の為に。
そして、僕はそれを見つけた。
そう、『不登校中学生の雑談』である。
ここから僕の第二の学園生活が始まった。