働かない若者ニート、就職意欲なく親に寄生 PART2
高橋昌氏 元雇用審議会会長 信州大名誉教授(労働経済学)
27年東京都生まれ。
東大経済学部卒。
社会経済生産性本部の若年者の雇用の将来を考える会座長を務めた。
ニートは、若者の社会に対する静かな反乱だ。
社会システムと自分たちの生活観、職業観がミスマッチを起こし、
消極的だけれども、社会に異議申し立てをしている。
意識的に異議を唱えていたのが60〜70年代の大学紛争だとすれば、
ニートはその無意識さに特徴がある。
反乱の意識をもたない反乱なんてあるんだろか
ニートを生み出す責任は、産業界や教育など社会が負っている。
あくまでも、健全なのはニートがいない状態である。
大量生産、流れ作業で労働が単純化され、若者が仕事の価値を見いだせないことも理由の一つ。
これは、世界的な傾向で、高度に成熟した先進国で共通した問題だ。
不景気なのに自己都合で会社を辞める若者が多く、その失業率は10%近い。
裏を返せば企業が若者を使いこなせず、若者が会社を選んでいる。
若者は一種の個別ストライキをしている。
労働条件が合わず、辞めてより良い働き場所を探しているのだ。
今いるニートが仮に全員就職希望しても
口がないから無理じゃね?
仕事が無い、という割には、毎週日曜には、求人広告のチラシが折り込まれているわけだが・・・
>>586 いわゆるブラック企業て奴じゃないかなぁ。
離職率が凄くて常時求人かけてるような会社。
定年や結婚退職などで、職業の欠員を補充する交代需要は、90年代後半の5年間で約600万人も大量発生した。
だが、正社員の需要が減ってパートや派遣に置き換わり、若者が将来に希望を持てるような仕事ではなかった。
マニュアル化や仕事の細分化の行き過ぎで、若者がやりがいを感じられるような仕事が少ない。
管理職が若い従業員に「お前の代わりなどいくらでもいる」と言えるのもこうした背景があるからで、使い捨てが目立つ。
チームで原材料から最終組み立てまでこなす「セル生産方式」の企業が再評価されているのは、
完成品までの姿が見えているので、仕事のやりがいや価値が実感できるからだろう。
>>587 ブラック企業って初耳です。
つまり・・・やばい会社って事かな・・・
リストラを見てもわかるように産業界の責任は重い。
解雇は、自分のしてきた仕事は意味がないと言われたに等しい。
子どもは、リストラされて誇りを打ち砕かれた身近な人の実例を目にしている。
若者が目指すモデルがないことも大きい。
以前は農業でも商店でも、親の背中をみてどんな仕事か分かったが、
サラリーマンでは父親の仕事を実感できない。
仕事への興味と関心を育てる社会にならなかったことが問題だ。
>>589 転職板や就職板を覗いてみると良いかも。
社会復帰しよう、って気持ちが見事に殺がれるから。(笑
実際、漏れも詳しくは知らないけどね。
引きこもりは就職できても、そういう会社にしか雇ってもらえない気がする。
掃除の会社とか工場とかはどうか
593 :
(-_-)さん:04/10/10 11:30:53 ID:oNdXeFOe
やりたい仕事、やりがいの有る仕事、仕事に夢?
お前らボケてんのか?仕事ってのは、生活の為に自分の色んな物を犠牲
にして神経すり減らして体壊してするもんだよ。勘違いするな。
お前らの親もそうしてお前らを育ててきたんだよ会社の便所で悔し泣きや
壁に拳を叩きつけたりして頑張ってんだよ。お前らも覚悟を決めて働け!
無理
595 :
(-_-)さん:04/10/10 11:53:43 ID:oNdXeFOe
>594
頑張れよ
>>593 俺の親父は華奢だから壁に拳を叩きつけたりしたらすぐに骨折しちまいますよ
教育現場は仕事の情報や職業教育が全く欠けている。
村上龍の「13歳のハローワーク」が、ベストセラーになったのは、
子どもの好奇心をわき立たせる職業情報を提供できたからで、重く受け止めているべきだ。
それを補うために、仕事の大切さを学ぶような「仕事と暮らし」の教科を義務教育に盛り込むべきだ。
ただ、学校の先生は世間知らず。校長一人が民間出身でも意味がない。
教員の半分は職業経験10年以上の人を入れてほしい。
政府は若者の雇用対策で、都道府県ごとにジョブカフェなどを作ったが、
217万人と言われるフリーターの上層部にしか利用されていない。
「受け皿を作ったので来て」と言っても駄目で、引きこもりがちの若者をどう引っ張り出すかが重要だ。
遊び心を利用し、身近な場所で仲間作りから始めたらどうか。
全国500ヶ所にある「勤労青少年ホーム」は、市町村にある若者のレクリエーション施設なので、
ハローワークや学校と連携しやすい。そこで職業への橋渡しをさせてはどうか。
ニートは能力を身につける絶好の機会を逃している。社会的に大きな損失だ。
ニートに「甘ったれるな」と言っても始まらない。社会の方が変わり、近づいていくことこそが大切だ。
(聞き手・平山亜理)