うん評価してあげて下さいうん
うん
↓
目が覚めて・・・ぼんやりと部屋の中を見渡す。
また自分ひとり時間の中に取り残された事実。
ゆっくりと身体を動かす。
何気なく煙草に手を伸ばし考える事・・・
「今日も一日部屋にいるんだろうな・・・」
煙草を吸いながら、携帯に手を伸ばす。
着信履歴・・・何もなし。
メール・・・また出会い系か・・・独り言を呟く。
誰からも来ない電話を、音が気になるからとバイブにする。
たまになってもスパムメールなのに・・・・。
最近は彼氏とも上手く行かない。
彼氏も私が引き篭もりなのを知ってる。
だから何か話す時はメッセだったりメールだったり・・・。
何の為に私と付き合ってるのかもわからない。
ただの同情?それとも貴方にとって何か私にプラスになるものがあるの?
「もっと自分に自信持てよ。」
そう彼は言うけれど、休みの日一緒にいてくれることも
話を聞いてくれることもない。
そんなんで付き合ってるといえるのだろうか。
その事でまた引き篭もりになる。
人と逢うのが怖い。
この人は何を考えてるんだろう・・・そう思うとやりきれなくなる。
「どうせ」この言葉が頭の中でループする。
そうやって引き篭もるうちに、鬱になってメンヘラーになった私。
処方では物足りなくなり、もっとアッパーなドラッグに・・・。
その切れ目のきつさから更に引き篭もりになる。
悪循環・・・頭ではわかっていても、自分で行動する事が、判断する事が、人と逢うことが怖い。
このまま目が覚めずに次の日を迎えられたら・・・
そう思うのに毎日目が覚めて、また同じことを考える。
楽になりたい・・・
高志くんは思いました。パカッとしてトゥルっとチキチキ!!ヒッキー死ね!!!!っと
評価していいのかなー。感想でもいいのかなー。
>>3 小説の体裁は書く内に整うだろうから置いておくとして、
まず完結させてみるのがいいと思う。そこでもう終わり、
っていうんだったら、ちょっと評価はできません。
主人公には一応彼氏がいるんですね。というか私小説?
>4
一行は短すぎ。高志くんをもっと活躍させて下さい。
……小説じゃないですか。そうですか。
>>5 本格的に長く書いてしまうと、邪魔になるかなと完結させてしまいました。
続き書いてもいいんだろうか・・・
邪魔も何も今のとこ投稿者が貴方だけですから、
独占するつもりで書いてしまってもいいんじゃないかな。
小説スレなんですから連投でも長文でも全然構わないと思いますよ
ただ長過ぎると読む人が少なくなるかもしれませんけど
うpろだ用意しようぜ
私は今、人口5万人の島民の、2004年6月23日の6時から18時までに起こった
出来事を全て、つまり5万人分の生活を描き出す、超一大小説を構想中である。
>>10 バラスとパくられて、面白い奴に取られる可能性があるから、
ネタは自分だけ知っているだけにしたほうがいいぞ。
どうしても出したければ、重要な所は隠して「こんなの書いてるぞ!」
ってやったほうが良いよ。
マジでそれで、ネタをパクられた同業者を知ってるから。
いいのがあったらつなぎ合わせて文芸大賞に応募しよっと
おまいらいっちょ力作を頼むぜ!
13 :
(-_-)さん:04/08/09 11:58 ID:d6xRrdus
うpロダ用意した方がいいんじゃね?
ドドドドド バンバン ヒュ〜・・・ ズダダダダダダダダ
ある日、マサオが目を覚ましたら―― そこは戦場だった。
「ここドコ…?ママーッ!?」
マサオはパジャマのままで叫んだ。
目の前で次々と死んでゆく兵士達。飛び散る内臓。潰れた頭。
「な、何なんだよ!?うああああああああああ!!何なんだよぉーッ!!」
マサオは頭を抱えて闇雲に逃げ惑った。
足下で弾丸が炸裂し、数メートル近くで手榴弾が爆裂した。
マサオはパジャマだ。足も裸足だ。
痛い、痛い。まともに走れはしなかった。
「ママァーーー!! ママァーーーーーー!!!! ママァァーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
15 :
(-_-)さん:04/08/09 12:39 ID:d6xRrdus
厨房よけに著作権にかんする注意書きも乗せておこうぜ
プチン―――
マサオはキレた。突然キレた。
顔を上げ、後ろを振り返り、殺し合う人間達に向かって叫んだ。
「テメーらあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!
戦争やって楽しいかぁぁぁ!!? 人殺して楽しいかあぁぁぁぁ!!???
どーーなんだよぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!」
ドンドンッ パパパパッ パラララッ ゴゴゴゴーーーーー・・・・
マサオの絶叫は戦場の空に虚しく吸い込まれ―― かき消されてしまった。
兵士達は皆、目の前の敵を殺す事、殺す事、殺す事、それだけのために走り、撃ち、死んでいった。
マサオは呆然と立ち尽くす。
彼等の顔はどれも人間の顔ではなかったから。
少なくともマサオの目にはそう映っていた。
マサオが見てきた人間の顔、父、母、友達、先生、TVやアニメの主人公・ヒロイン・・・
そのどれにも当てはまらない顔達。
マサオの目の前はそんなモノで溢れ返っていた。グチャグチャだった。
「何だよコレ・・・ 何だよ・・・―――― 」
作家修行スレにもあったけど、ヒキが書いた小説載せるHP作るの面白そうだな
ヒキのHP編集者が必要だけどな
まとめサイト造って見四日名
人が集まるような素敵なサイトにして
書き手や読み手に喜ばれる
さりげない広告やアフィリエイトもやって
親に食費を払って、少しだけ自立してみよう
22 :
(-_-)さん:04/08/09 16:18 ID:OAPbBdfx
もっともりあがんねえの? このスレ
とりあえずまとめサイト作ってみた
どこに?
作っただけでまだアップロードはしてない
このスレの寂れようだと、まとめサイトはあまり意味ないかもな
やっぱうPロダがないとだめだろ
やっぱりこういうスレは盛り上がらないのか?
一日にニ三枚ずつアップしてく連載形式だと書く人でてくるかも>うPロダ
とりあえずまとめサイト見てみたいです。
うPロダって何処のでもいいの?
俺も作家修行スレにいたんだけど、ひきが書いた小説のせてくれるHP作ってくれたら俺の駄作ものせてほしいです
WEBマガジンをつくればいいのだ!
33 :
(-_-)さん:04/08/10 01:55 ID:Sf+P4AG2
>>34 それもいいですね。今はこのスレ寂れすぎですし
そっちのスレにも話を持ち出してみましょうか?
そこの住人さんがまだいるのかどうかっていう…
でも私は賛成。
あの・・・ヒキの小説、見たい人なんか
いるか。
俺は見たいと思う
39 :
33:04/08/10 06:47 ID:???
まとめサイトはちょっと先走りすぎたかもしれませんね
阿頼耶識が動き始めたようだな。
と言いつつ、奴の友人Pです。よろしく。
ひきじゃないけど、たまに来るんでよろしく。
小説スレまとめサイトにする?
小節というか物語。
「優しい牢獄」
昔ある国に一人の旅人がやってきました。
遠いところからやってきた旅人は国の人々から歓迎されました。
国王は彼の話を聞きたがり、彼に城の一室を与えました。
毎日美味しい食事が運ばれてきて身の回りのことも全て召使がやってくれます。
彼も居心地の良いこの国が気に入り、ここに住み着きました。
やがて1年が過ぎ彼は旅が恋しくなってきましたが、
国王に引き止められ、彼もこの生活を捨てるのが惜しくなりました。
そして食べる事と寝る事だけを繰り返すようになり、
外へ出ることすらも面倒になってきました。
そして冬のある日、彼は部屋の窓から身を投げ遠い世界へ旅立っていきました。
日は暮れ、辺りが夕闇に包まれつつある頃―― 戦場は静まり返っていた。
マサオは一人ぼっちになった戦場をトボトボと歩いていた。
何も考えられない。とにかく人間に会いたい。
その時、遠くの方で小さな明りが見えた。
どうやら2、3人の兵士達が焚火を囲んで暖を取ってるみたいだ。
暖かそうだ・・・
マサオは火の明るさに誘われるように、そこに近寄っていった。
マサオ「すいません・・・ あの・・・ すいません・・・」
兵士A「何ダオ前ハ。何者ダ?」
その兵士の顔は薄汚れてはいたが、マサオには人間に見えていた。
マサオ「あの・・・ 僕、一人ぼっちで・・・ 誰もいなくって・・・」
兵士B「オ前、ヒドイ格好ダナ。ソレジャ辛イダロ」
兵士A「ヨカッタラコノ服ヲ着ナサイ。」
そう言って兵士は自分の着ているのと同じ軍服を差し出した。
だが、マサオはそれを受け取らなかった。
マサオ「いえ、僕はこのままでいいんです・・・。放っておいてください。」
兵士A「フン、オカシナ奴ダ」
兵士C「・・・。」
夜は更け、辺りはすっかり暗さを増していた。
兵士達は笑って酒を飲んだり、おどけてフザけてみたり、楽しそうに騒いでいた。
マサオは隅っこでヒザを抱えて座り込み、黙っていた。
何でこの人達は殺し合いをやった後に笑っていられるんだろう――
マサオはそんな事を考え、一人で俯いていた。
その時、兵士の一人がやおらマサオに向かって話かけた。
兵士C「君ヲ見テルト・・・ 前ニ一人デ森ニ入ッテイッタ少女ノ事ヲ思イ出スヨ。」
マサオ「少女・・・?」
兵士C「アア。君ト同ジヨウナ格好ヲシテイテネ。我々ガ止メタノニ、一人デソコノ森ニ入ッテイッテシマッタヨ。」
兵士B「キット頭ガオカシインダ」
兵士A「カワイソウナ子ナンダヨ。」
マサオ「・・・。」
マサオは「少女」と聞いて、自分の中の何かが反応するのを感じた。
少女。少女か・・・。
幾つくらいの子なんだろう?
きっと自分と同じように、突然戦場に来てしまった子なんだ。そうなんだろう。可哀想な子なんだ・・・。
マサオは立ち上がった。
マサオ「あの・・・ 僕もその森に行ってみます。助けてあげなくちゃ。」
兵士A「ダケド、森ハ危ナイヨ?ドウナッテモ知ラナイヨ?」
兵士B「ヤメトケッテ」
マサオ「いえ・・・いいんです。決めたんです。それじゃ・・・サヨナラ。」
兵士C「・・・。」
マサオはその場を後にし、すぐ先に見える巨大な森に向かって歩き出した。
兵士達は一言も無く、ただ黙ってマサオの後姿を見ていた。
ただ、黙っていた。
辺りは一層 夜闇の色を増しつつあった―――
47 :
(-_-)さん:04/08/10 21:11 ID:0XmGazLw
age
48 :
(-_-)さん:04/08/10 21:14 ID:OkW9pNfw
出会い系の女って勘違いバカが多いの?
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/sfe/1071854627/532- 482 :Miss名無しさん :04/08/01 12:44 ID:YvaW0FQj
男にまともなのがいないのは真実。ルックスはまあまあでも
色基地外みたいな香具師とか、疲れたオサーンとか、あとは猿と河馬とフグ。
ほとんど妖怪みたいなオヤジが来たこともあるよ!
つくづく思い知ったのよ、もてないからサイトやるのねって。
リアルでまわりにいい男がいないから網広げようと思ったらこんなもん。
魅力のある人間はみんなリアルで見つけているというのが真実さ。
(例外はごく少しある。趣味系サイトでの出会いとか)
483 :Miss名無しさん :04/08/01 14:20 ID:HONCubME
一回だけ会社の女性に無理やり付き合わされて
30代後半のネットで出会ったグループのオフ会に
行ったことがあるけどそこに来ていた5〜6人の男達の
ひどいこと、ひどいこと。見た目も性格も気持ち悪くて
ひっくりかえりそうだった
あれじゃ彼女なんか出来るわけないなぁって感じ
唯一20代だった私はかなりもてたけど
ちっとも嬉しくなかった
最終バーゲンでも売れ残る粗悪品って感じだった
484 :Miss名無しさん :04/08/01 15:10 ID:YvaW0FQj
>見た目も性格も気持ち悪くてひっくりかえりそうだった
そうなんだよ。見た目がブサイクなだけならまだ許せるんだけど
(だからってつきあわないけど)、ネット経由で出てくる男って
なぜか 性 格 も 気 持 ち 悪 い んだよ!
これって出会い系に限ったことじゃなくて、趣味系のオフ会に行っても
そうなんだよね。なんか粘着っぽい、じとーーーっとした目つきの男が
必ず入り混じって来る。気持ち悪いよーーーー。
妙な夢からさめたカツオはパンツがぬれていることに気づき、隣に寝ているワカメを
起こさぬよう、静かにふとんから抜け出した。
(どうやら寝小便じゃないみたいだ)
とにかく、このパンツを片付けなきゃいけないと焦ったカツオは洗面所へと急いだ。
その日のカツオは妙にそわそわしていた。
「ワカメぇ、お前いつもスカートからパンツ見えてるけど?」
「どうしたの?突然?」
「いや、その……目のやり場に困るじゃないか」
「……変なの」
ワカメはクスッと笑った。
皆が寝静まった深夜、ワカメのふとんの中にそろっと腕が入ってきた。
もぞもぞした動きに眠けまなこをこすりながらワカメが目を醒ました。
隣りのふとんにカツオの姿はなく、もっこりと自分のふとんが盛り上がっていた。
「…お兄ちゃん??なにしてるの?」
「……ワカメ……ちょっと見せてくれるだけでいいんだ」
カツオの顔が、胸の辺りから懐中電灯に照らされてあらわれた。
「いやっ、ちょっとやめてよ」
「静かにしろよ。姉さんたちが起きてくるかもしれないだろ」
すでにパンツは脱がされていた。カツオの指が陰部をまさぐり始め、湿った感触がワカメを襲った。
「いやぁあ、何してるのよぉ」
「……ちょっと舐めてるだけさ……」
ワカメは思わず泣きじゃくり始め、最初にサザエが、その後フネ一同が起きてきた。
カツオは懐中電灯片手に、呆然とワカメのふとんの上に座っていた。
ワカメはサザエに泣きつき、一部始終を話してしまった。
すぐさまカツオはカンカン怒った浪平に呼ばれ差し向かいに座った。
「ワカメのいったことは本当か?」
カツオはうなだれて浪平の顔を見ようともせず、こくりとうなずいた。
「ばっかもん!お前はなんてことをするんだ!いいか二度とするな!したら勘当だ。わかったな?」
カツオの目からは涙がたれ、波平の乱れた頭からは汗がしたたっていた。
次の日曜、カツオが自室の畳に寝そべって漫画を読んでいると、トタトタと
横の廊下を走っていく音が聞こえた。カツオが横目で見るとタラオだった。
「リカちゃんと遊んできまぁっすぅ〜」
「気をつけるのよ。タラちゃん」
サザエの声が台所から返ってきた。
カツオは漫画から目を離すとタラオを呼び止めていった。
「タラちゃん。ぼくも一緒に行って遊んであげようか」
「ほんとですか。嬉しいでぇすぅ。わーい」
呼び止めって→呼び止めていた。
公園で砂遊びをするリカちゃんとタラちゃんを、ベンチに座って眺めるカツオ。
「ねぇ、タラちゃん」
「なんですかぁ」
「カツオお兄ちゃんの目、なんだか怖くない?」
ちらとカツオの方を見る。
「そんなことないですよぉ」
「……うん」
カツオは双眸をぎらつかせ、ポケットに突っ込んだ手で股間を激しくゆすっていた。
思いつきで書いてみた。。
あれから、カツオとワカメの部屋には仕切りが作られ自由に行き来できないようになっていた。
しかし、そんなことでへこたれてしまうカツオであろうか?
いいや、機会と誘惑があればワカメを襲うことも厭わないであろう。
表面的には明るくふるまっていたワカメだったが、近頃は長いスカートをはき、ひと目を気にしているようである。
あの誰に対しても純白のパンツを見せびらかしていた、人を疑わない純な心はどこへ行ってしまったのか。
カツオがいつものように学校から帰って、玄関を入ると中は薄暗く、ひと気がなかった。
自室に鞄を置いてから、ちゃぶ台のところまで来ると書置きがあった。
今日は遅くなるからワカメと留守番をたのむといったサザエの自筆であった。
しかたなく中島に野球の断りの電話をすることにした。
「もしもし、中島」
「なんだ礒野か、なんだい?」
「留守番しなきゃいけないから、今日の野球キャンセルな」
「ああ、わかったよ」
「それじゃ」
ガチャン……
そこへ、ワカメが帰ってきた。
「あ、ワカメ……今日はみんな遅いから留守番だって」
「エッ?じゃわたし……ミユキちゃんのところにいってようかしら」
「それどういう意味だい?」
「だってお兄ちゃん怖いんだもん」
「まぁ、そんなとこに突っ立ってないで中に入れよ」
「うん……」
ワカメが部屋に鞄を置いているうちにカツオは玄関の鍵をしめた。
なんか妄想めいてきたのでやめます。
すごい面白い
今HPを置いてる鯖はエロ禁止なので、49-54みたいなのは掲載できません。一応。
58 :
(-_-)さん:04/08/11 03:52 ID:mWY9cKbb
ある日、一通の封筒が郵便受けに入っていた。
茶封筒ではなく、横型でやや丸みを帯びた水色の、
どちらかと言えば一見かわいらしいものだ。
ピザのチラシ、携帯電話の自動振込みの領収書etc・・・
無機質な物達の中にそれは入っていて、僕の目を引くには十分だった。
僕は数々のチラシ等と一緒にそれを郵便受けから取り出すと、
やや気分は高揚しながら、しかし一方では冷めた理性を保ちながら
2階にある自分の部屋まで急いだ。
59 :
(-_-)さん:04/08/11 04:06 ID:mWY9cKbb
まず部屋に帰ると、日課であるネットサーフィンを楽しむために
一目散にディスプレイとパソコンの電源をつける。
ネットサーフィンみたいな言葉を使っているが、大したことはない。
ただの2ch閲覧だ。かちゅーしゃで自分のお気に入りのスレの更新をチェックして、
「そろそろ・・・先の封筒(封筒か?あれは)に手をつけてみようか。」
と思った。
荷物を置いて座席を2人分占拠したり、シルバーシートで眠ったりするのはまだ
可愛いもので、そのカップルは、満員電車の中でフラフープを広げていた。
男の危険な風貌から、その直径1m50cmの開放空間に異議を唱える者は居らず、
2人は自分達の事ばかり話している。
私は満員電車なんて勿論嫌いだが、背中に女性の胸が触れていたので、
そう不快でもなかったが、彼等をからかってやりたい気持ちに駆られ、人の波を
かき分け、開放空間へと向かった。そして、下から無理矢理フラフープの輪に
入ってやった。男は期待していた以上に野蛮人らしく奇声を発し始めたので、
私は微笑した。
「おいこらてめえ!何を人のパーソナルスペースに入って来てんだよ、あ?!」
ところでちょっと聞きたいんだが、皆はどれくらいのペースで小説書いてんの?
便乗ついでに聞きたいんだが、新人賞に送ったことある奴っている?
63 :
(-_-)さん:04/08/11 09:12 ID:xMIqED+I
「はぁ……」
2004年12月31日深夜。俺は山を登っていた。
山はとてつもなく高く、雲に隠れて頂上付近が見えない程だ。
「うっ……さみぃー!」
俺はそのあまりの寒さに縮み上がり、がっしりとした腕で自分の体を優しく抱いた。
そういえば山に発つ準備をしていた時に観た天気予報では、今夜はいつも以上に冷えると言っていたっけ。
紫色の手袋をしている両手を暖めようとほうっと息を吐くと、目の前に雪のように白いモノが広がる。
防寒具をこれでもかというほど着込み、懐に湯たんぽも入れているのにも拘わらず、寒すぎて歯の根が合わない。
俺のいるこの真っ白な山から聞こえるのは、風が滑らかに吹く音と、雪で染まった地面を踏みにじる音、そして歯と歯が噛み合わずにかちかちと鳴る音のみ。
この場所はとても静かな所だった。
山のふもとには一つの村があり人気もあるのに、山に入った途端それは独特の雰囲気に掻き消されてしまうのだ。
しかし今日は一段と静かだ。
去年と一昨年の年末もここに訪れたが、今日は何かが違っていた。
64 :
(-_-)さん:04/08/11 09:37 ID:xMIqED+I
「くぅー! ……ん?」
ふと空を見上げると、美しい光を放つ、それでいてどこか寂しげな月が俺を照らしていた。
ふもとの村からは月が雲隠れしていて、とても見れたものじゃない。
しかし山をある程度登ると不思議なことに、雲一つないくっきりとした月が見えるのだ。
「そうだ」
俺は何を思いついたのか分厚いコートのポケットに手を突っ込んでまさぐり、中に入れてあったデジタルカメラを取り出した。
まずはカメラの電源を入れる。当たり前の事だ。これをしなければ写真は撮れない。
次にデジカメを闇の幕が下りた天空へと向ける。
撮影の対象はもちろん、夜空で綺麗な輝きを放つ月だ。
デジカメの扱いには慣れている。すぐにパシャリと月をカメラに収める。
「……と。あ、あれ?」
ちゃんと月に向けてシャッターを押したはずなのに、そこには月どころかその向こうに見える小山さえも写っていなかった。
おかしい。最初はバッテリー切れかと思ったが、バッテリーは家を出る前に充分に補充したはずだ。
今までに一度もデジカメを起動していなかったし、触れてもいなかった。
それなのに、何故……。
「っち、なんでこう肝心な時に……まぁいいや。それに、あいつも……待ってるだろうしな」
俺は少々苛立ちを感じながらも、デジカメを元あった場所に戻した。
俺は元々、こんなものを撮る為に山に出向いたんじゃない。
65 :
(-_-)さん:04/08/11 09:38 ID:zJkIYeUp
自動ドアが3回連続開かなかった
いくらなんでも酷過ぎる
66 :
(-_-)さん:04/08/11 13:29 ID:eZ4fUwiM
二次創作の小説も載せていい? スターオーシャン3のやつなんだけど
すみません。リレー小説スレの過去ログってありますか?
今の過去ログの中になかったので・・・
68 :
(-_-)さん:04/08/11 23:37 ID:mWY9cKbb
パソコンデスクに置いたその封筒を改めて見てみると、まるで
携帯電話やパソコンに表示されるメールのアイコンそのものみたいな封筒だった。
表には「東京都練馬区・・・景山翔太さんへ」と丁寧な丸文字で書かれていた。
景山翔太とは勿論俺の名前だ。
次に裏を見てみる。右隅に「ひさよ より」と書いてあった。
ここで俺は頭をフル回転させ、今日までの過去を高速で思い返してみる。
大学・・高校・・・中学・・・ひさよ?ひさよ・・・聞いたことがあるような名前だ。
引っかかる。中学2年の所で記憶の回想がふっと一瞬停止する。
>>61 書く時は数時間で十枚がピークだけど、書けない時は
一日中まったく書けません。テンションに大きく左右される。
>>62 賞に出した事はあります。数作だけですが。今後も
いいのが書き上げれば出すつもり。
>>66 個人的にここは一次創作の場であって欲しいなあ、
という一意見。別にスレ主でも何でもないから、ただの
一票です。
70 :
(-_-)さん:04/08/12 03:22 ID:slricB6R
俺が小学生の頃に書いていたブツ
私は田中美歩。「田中」に「美歩」・・・。
何処にでもありそうな平凡な名前。
名前が平凡なだけに(?)存在自体も平凡だ。友達なんていやしない。
別にそれでもいい。友達なんて必要ないから。
私はいつの間にかそう思うようになっていた。
本当に私には友達なんていらないのだ。・・・・本当に。
私は本当に冴えない人だった。
同じクラスの皆はわいわいはしゃいで将来有望ーって子ばっかりだけど、私は違う。
この先真っ暗だし、何よりも根暗だ。私自身一番気にしていること、それは根暗。
明るくさえいればいいのに。私は勉強はまあ出来る方だ。
明るければ・・明けるければ友達が出来たかも知れないのに!
ガラッ。
「おっはよー!皆さん!今日も元気ですかーい!?」
・・・・大きな声が教室中に響いた。
「元気でーっす!彩美っちはぁ?」
彩美「もち、元気に決まってんじゃん!」
クラスメートの彩美が登校してきたようだ。
神崎彩美。
容姿も端麗で言うことなしで、性格もバッチシという完璧少女だ。
そんな彩美に男子達はもうメロメロだ。
私はそんな彼女に密かに憧れていた。例え手の届かない、憧れだけの存在だったとしても。
やっぱり憧れることは止められなかった。でも彼女は私とは正反対の性格。
天真爛漫で憎めない性格だ。私もあんな女の子になれたらなぁ・・・。
そうえいば私は彩美に同じクラスになってから、一度も話したことがない。
何故なら恥ずかしいから。だって、普段大人しい奴が全く正反対の子に話しかけたら普通退くじゃん?
だから。だから話せなかった。
・・・今話してみようか?・・・・・・・・・・。
どうしよう・・・・・・・・・。
でも・・・・!
やっぱり話そう!
話したい!
やっぱりこの想いは自分でも止められなかった。
胸に想いが込み上げてくる。
美歩「かっ・・神崎さぶおおええっ!!」
やっと意を決して話しかけたというのに、誰かの肘が私の顔面に直撃した。
男子「あ、なんだ?・・・根暗女か!気づかなかったー。お前、そんな何時までも暗いと一生独り身になるんじゃね?」
・・・くそぉ、私が気にしていることを平気でズバズバと!
パァッン___
・・!?!?!?
彩美「あんたねぇ・・・・死にたいの?」
男子「あぁ!?な、何・・・!?今の・・今の彩美っちがやったのか!!?」
彩美「そうよ!」
な、何ぃ!?
神崎さんがやったって・・・それって・・それって!!そんなのあり得ない!
あの容姿端麗な神崎さんが!
男子「え・・・ええ!?!?信じれない!おい、皆聞いたか?彩美っちがやった って!!そんなの違うよな?おい、違うと言ってくれよぉ!」
彩美「・・・ふん、違うと思うならそう思っておけばいいわ。貴方がなんと言おうとさっき平手打ちをしたのはあたしなんだからっ!」
↑ちなみにタイトルは「ト・モ・ダ・チ」
74 :
(-_-)さん:04/08/12 10:13 ID:eSH37phq
アウシメヘルユ ヘヲガダスモヴィダモ……?
ヴィシコクガジェユグエ、ンルアヴィサクバジェユ
すまん、誤爆した
ここ良スレだと思うんだけどね
もっと盛り上がってほすい
>>76 俺は
>>69とは別人だが、今ある賞に応募して結果待ち中。
おそらく落ちるだろうが、もし万が一受かったら、中卒の俺がやっていけるのかガクブル。
てか、このスレに中卒っている?
79 :
69:04/08/12 20:19 ID:???
>>76 短編しか書けないんでそれ系に…唯一コバルトの
ショートショートで佳作がひとつ、です。
>>78 お仲間発見。いやー…高校ぐらい行けばよかった。
不登校とかやってる場合じゃなかった。まあ、作家
は学歴関係ないと――思いたいね。
色々書いておいて、未だここに何も載せてないや。
80 :
78:04/08/12 20:44 ID:???
>>79 中卒ハケーン。俺は高校は一ヶ月でやめたよ。本当に作家は学歴関係ないと思いたいな。花村萬月も中卒らしいが。
どうでもいいが、俺は4月〆切の電撃に長編を送ったから結果が出るまであと1年近く待ちの状態が続くよ。
万が一受かったら……とか考えてガクブルする日々が続くんだろうな。ウツ。もう少し考えて送るべきだったな。送る直前てのはどうしても興奮して冷静な判断ができなくなるからな……。
自作小説とはなにも関係ないですが自分も中卒です。
応援してます。
82 :
阿頼耶識:04/08/12 23:29 ID:???
お久しぶりです。
出版社から連絡がなかったので、自分で調べたら、
私の文章が載った本が出ていました。
「夢世界へのメッセージ」日本文学館
と言う物です。
まあ、多分小部数でしょうが、興味のある方はどうぞ。
83 :
(-_-)さん:04/08/13 05:54 ID:HWa1uTzt
あげとく
:.
::::..
::::... なあ俺たちもう終わっちまったのかな?
::::...
::::... ∧_∧_∧
::::.(∀・( ´∀`) バカ野郎!まだ始まってもいねぇよ!
r -( ( O┰O、
..::ii'⌒< < ) 冊冊〉
::'、__,,l!しし(_)l!lJ´
'、__,l!j
85 :
(-_-)さん:04/08/14 16:10 ID:+j0yrOSp
あげ
86 :
(-_-)さん:04/08/14 18:31 ID:H1E1ltGg
#1
いつも通りの生活でいつも通りの通学、いつもと変わらない学校生活でいつも通りあいつが憎い。
時が進んだって、進路変更の兆しは無い。道を変えたかったら自分から変えに行け。
高校生に入ってからいつもこんなことを思っている。それ程今の生活が退屈なのだ。
昔は何もしなくても輝いていたが、今はさっぱり・・・。
学校の奴らは頭が良いだけの奴ら、格好も不良まがい。
頭が良いとか運動が出来るとかで調子に乗るクソばっかり。
頭の良い連中はそれだけで優れている奴と決め付けている。たったそれだけで。
結局女もそれに魅かれていく奴らばっかり。女の為なら何でもする野郎共。
積極的な男ならすぐそっちへ行く女。自分が愛されているとか思っているのだろう。
本当に必要なのはそれだけじゃないと思う。
至る女と積極的に会話する。そういう野郎はただモテたいだけの奴と思わないのか。
女には優しくして、運動や頭が良いのを自慢して、サッカーのチームに入っているとか言って・・・。
女が憧れる要素ばっかりで、何か見ていてずるい。
先生の前ではマジメ君、本来は調子コキ。こういうギャップがたまらなくムカツク。
奴が一体どれだけ男共に好まれているのか、本当に知りたい。
ただ、こんなことを思っている俺も果たしてどれだけの人に好まれているのか不安。
比較的、みんなには優しくしているつもりだが、絶対俺の知らない欠点がある。
人のことを言うなら、まず自分を改善していきたい。
正直女にはモテたいのだが、踏み出す「勇気」が無い。
もっと自分を好きになって、もっと自分を強くなって・・・。
87 :
でいじい:04/08/15 10:09 ID:jY8ES2z6
>>82 おお、お久しぶりです。働いててしばらくこれなかった。
が、クビになったのでまたきました。
というか作家修行スレはとっくに落ちたのですね。
ご家族とはどうなりましたでしょうか。
私はあれから100枚くらいしか書けておりません。
まだまだ投稿まで程遠い。。。さぼりすぎだ。。
>>70 続き鬼ぼ-ん。田中美沙思い出した。
が、性格はまるきり反対ですな。
>>87 投稿するの? ガンバレ。
てか、100枚書くのにどれくらいの期間かかってる?
89 :
でいじい:04/08/15 14:56 ID:Sby0Ct1L
今、サテンで書いてる
90 :
でいじい:04/08/15 16:24 ID:MBcWyMyC
家に帰ってきました。ここで発表用の小説かいてきました。
応募は一応前提で書いてます(^^
期間ですか。100でだいたい一ヶ月半くらいですかね。
まあ、働きながらだから夜しか書けなかったけど。
私は一人で部屋で黙々と書くのが苦手なようです。
喫茶店(というよりはファ-ストフ-ド店)などのちょっと
ざわついたところであえて一人の世界を構築して書くのが好きです。
だから周りからみたらかなりきもいです。
まわりはカップルとか多いですからね。
壊れてたモバイルが直ったみたいなのでここで発表できると
思います。エロくないので期待はしないでください。
91 :
(-_-)さん:04/08/15 19:44 ID:1BNq1+H+
でおまいのどこがヒキなんだ?
小説家の才能でもあればいいよな。
家で1人でただ黙々と書いていればいいんだから。
93 :
阿頼耶識:04/08/16 12:21 ID:???
>>でぃじぃさん
電撃某なら、80枚から120枚(PCの場合)で応募できますよ。
ただ、締め切りが2005年の10月で、発表はその後ですが・・・
今日も出版社と連絡つきません。
担当者の名前もわからないので、非常用に連絡先も聞いていませんし、
日本文学館のノベル倶楽部に入るのはオススメできません。
時間が有り余って、若い方には応募しまくる事をお薦めします。
私は、プロットとアイディアが有り余って(50ほど)ますが、
PCがいかれてしまい、書くに書けません。
プリンターは10000弱で、コピー、スキャナ、など付いた物を、
ソースネクストより購入。PCの調子が悪いのでつないでいませんが・・・
でも、大きさは手頃で、PCにつながなくてもコピー機能が使えるので、
重宝しています。
と、話はそれましたが、とりあえず持ち込みOKな出版社(無名でないところ)に、
プロットとアイディアを持ち込んで、書いてみたいと思います。
もちろん、公募もします。スクエニは落選でしたが。
裏話を聞いて、送るのは躊躇しています。
長文、駄文すみません。
>>92 俺はもう諦めたよ。才能ナッシングだから。
>>93 電撃の80枚から120枚っていうのはワープロ原稿に換算した枚数であって、それを原稿用紙に換算すると250枚くらい必要になるんだぞ。
そんなことも知らないでよく作家なんかやってられるな。『自称』作家ならまだ理解できるが。
短編ならもっと枚数少ないしな。
>>95 でぃじぃが100っていう数字を原稿用紙の枚数で言ってるのかワープロ現行の枚数で言ってるのかはっきりしてないからもちつけ
97 :
(-_-)さん:04/08/16 18:04 ID:J85nuIZr
核の疲れる
>>80 ずいぶんと先ですね。間があるから次作も執筆中かな?
高校、私は入学すらしてないんで、一ヶ月でも偉い。
いや偉さとかそういうもんでもないか。共に頑張りましょう。
>>81 ありがとう。
>>86 なんか作風に近いものを感じる。続き希望。
>>98 自作は書いてない。これに落ちたらスッパリ執筆をあきらめることができるかなと思って送ったんだ。だから奇跡的に入賞しちゃったら1作で消えるしか道はない。
最近は株の勉強をしてるよ。勉強すると、こっちの方がコツさえつかめばなんとかなると思うことがわかってきた。
100げと
101 :
99:04/08/16 21:03 ID:???
「自作」じゃなくて「次作」でしたね
102 :
98:04/08/16 21:34 ID:???
>>99 うーん。差し出がましいようですが、本当に諦めたいわけじゃないの
なら、書き続けて欲しいと思います。入賞したら消えるしかないって、
それじゃもったいない…どのみち止めるんなら、『落ちたら諦める』
ってことにはならないんじゃないかな。
>>102 スマソ。言葉足らずだったな。
えっと、書くのは趣味で細々とやっていくけれど、作家になるなんて夢みたいなことを諦めて今のヒキ生活をなんとかしようと真面目に動き始めるという感じかな。
今はプロじゃなくてもネットで作品を発表できるし、それにそれ以前にこんなクソみたいな生活をどうにかしないとと思って。
>>103 なるほど。そういうことなら了解です。確かに、現実見たら
働かないといかんですね…立派な志です。
趣味でやっていくのが一番、理に適ってはいるのだろうな。
105 :
(-_-)さん:04/08/17 10:06 ID:L6YfiYzr
誰か小説公開するひといないの?
ここは作家修行スレのパート2になりました。
小説は公開していいの?
自作小説のキャラの名前で
なりきり書き込みするべし
スクエニ小説大賞は茶番だったよ。
「出来レースですか?」って電話で聞いたら、一瞬戸惑っていたよ。
もうアレには出す価値なし。
入賞者のレベルが低すぎ。選考の人間の小説スキルの低さが暴露されたよ。
出来レースじゃなくってもね。
アレを売っても返品の山だろうな。
スクエニ更に縮小化かな?
>>110 その入賞者の作品どんなものか読んでみたい
脳に覚醒を促す携帯のメロディと朝の光で、私は身体を起こした。
よたつきながらベッドを下り、小さなベランダに出る。友人の勧めで育て始めた
パンジーは、一週間で枯らしてしまった。代わりに小さなサボテンを一つだけ、
隅に置いてある。
私のような人間には、誰もいない砂漠の中でさえ身を守り、触るもの全てを棘で
突き刺して生きていくサボテンみたいな植物がお似合いだ。そしていつか、美しい
と言われなかった半生を、共に振り返る。
煙草を吸おうと思ったが、ライターに火が点かない。カチカチカチカチやって
いる内に、なんだか馬鹿らしくなって、ライターを通りの向こうに投げ捨てる。
思いのほか遠くに飛んだ。
しばらく風景を眺めていたかったけど、少し肌寒いので部屋に戻り、パソコン
の電源を入れた。
OSが立ち上がるまでの間に珈琲を煎れて、冷蔵庫を漁る。
ろくなものがない。朝食は抜き。
手垢で滑りが悪くなっているマウスを操り、日課のブックマーク巡回。
楽しいニュースは特にないし、私の発言にもレスポンスはなかった。そんなもの
だろう。
達観したつもりでも虚しさは拭いきれず、検索サイトで適当なチャットルーム
を探し、そこに入った。
誰かに会いたいんじゃない。独り言をつぶやくためだ。普段からあまり利用
されていないチャットルームで、しかも朝の六時ともなれば、人がいる可能性は
著しく低い。私にとっては好都合だ。鬱だの、つまんないだの、死にたいだの、
やる気ないだの、まるで生産性のないセリフを意味もなく吐き出していると、
だんだん感情が麻痺してくる。
私はどうして野原梢子をやっているのか、よく分からなくなってくる。
そもそもネットでの私は『パール』であって『野原梢子』ではない。名前が
違うんだから中身も違って当然だ。『パール』に『野原梢子』を投影するのは
もうやめよう。私は決心した。
決心した瞬間に人が入ってきたので、私は慌ててチャットルームから退出しよ
うとマウスを動かした。
しかし、手が止まる。パールは、そんな失礼な真似をする人じゃない。彼女は
野原梢子なんかよりも理知的で、信念の女性なのだ。野原梢子の指図を受けるこ
とはない。
試しに公開してみました。全く終わる気配がないですけど。
>>110 ガンガンのアレね。
抜粋部分立ち読みしたけど、ここで書いてる人のほうが、
遥かにレベル高いよ。
アレにのってる奴は、全部基本無視。
*会話だけで誰が話しているのか?>タブーです。
*「・・・」だけで無言を表す>タブーです。
とりあえず、2作品、入選と奨励賞だったかな?の奴は上の2つやってたよ。
審査員が小説家でもないんじゃしょうがないネ。
昔、俺が入ってた文芸部で、アレに載ってるようなの出したら、
笑い者+晒し者+顧問にアホかと言われ書き直し。
今はアレで賞取れるんだ。
電撃某だと、作家が何人か審査するから、絶対入らないだろうな。
ある意味、カワイソウかもしれないね<受賞者
そうか?
>*「・・・」だけで無言を表す>タブーです。
俺やってたw 勉強になるなぁ。
タブーって誰が決めたのぉ?
121 :
(-_-)さん:04/08/18 10:13 ID:30qsGfvm
別にここはひきが適当にかいた話を載せるだけのスレで、雑誌に投稿とかの話は趣旨に反するんではないか?
122 :
(-_-)さん:04/08/18 10:21 ID:30qsGfvm
かばんを机において席についたカツオに、中島が前のいすに腰かけながらいった。
「聞いたか磯野。今日転校生がうちのクラスに来るらしいよ」
「へぇ。はじめて聞いたよ。男か女かどっちなんだい?」
中島はカツオだけに聞こえるように、耳元まで口をもっていった。
「女。実は……その子すごく可愛いらしいんだ」
「ほんとかい?」
カツオの口もとがほころんだ。
そこへ担任が入ってきて、慌ただしくみな自分の席についた。
「おはよう。今日は転校生がうちのクラスに来てる。入りなさい」
おずおずとうつむき加減に入ってきたのは、さらさらの長髪にかなり整った
目鼻立ちの日本人離れした美少女であった。先生の横にたって顔をあげたときには、
クラス中が変な熱気につつまれた。もちろん、はしゃいでいる大部分は男たちなのだが。
「源静香さんだ。仲よくしてやってくれ。それじゃ源」
「み、源です。よ……よろしく」
緊張で声が少し震えていた。
「それじゃ席は後ろにあいてるのがあるだろう。そこに座りなさい」
そのあいてる席とは磯野の右隣りだった。
席に座る前に磯野の目線に気づいた静香は、微笑みながら「よろしくね」
というと、カツオは顔が真っ赤になった。
カツオの動揺をよそに、担任はもう普段どおりに朝のホームルームを進めていた。
123 :
(-_-)さん:04/08/18 10:22 ID:30qsGfvm
またカツオかよ。エロにしないように書いてみる。
>>121 つーか、ヒキが投稿しても受からないし、受かってもやってけないだろう。
マターリ自作小説を載せるスレにしたいな。
125 :
(-_-)さん:04/08/18 10:39 ID:30qsGfvm
休み時間に質問攻めにあったりと、クラスにも慣れてきた静香だが、隣りの席のカツオとは
まだ話ができていなかった。が、意外にも放課後には静香のほうから一緒に帰ろうと誘ってきた。
少々やじられながらもふたりきりで教室をあとにし、校門を出たあたりから話はじめた。
「転校生って疲れるもんだね。ほんと」
「そうだね。最初は仕方ないよ。みんな物珍しがってさ。それに君はすごい美人だし」
「あはは。それほんと?」
「う……うん」
カツオはちょっと照れていた。
「ねぇ……猫かぶるの疲れたの。いつものわたしになっていい?」
「……もちろんいいよ」
「それじゃそうする。あんた名前何ていうんだっけ?」
「えっ……カツオ。磯野カツオだよ」
カツオは相手の口調の変化に少々戸惑ったが、静香はかまわず快活に話をつづけた。
「んじゃカツオって呼んでいい?カツオちゃんのがいいかな?おいそこのイガグリは
まずいでしょ?あはは」
静香は緊張の糸がふっつり切れたように、ひとりはしゃいでいた。
「わたしのことは、ふたりきりの時は静香でいいけど、みんなの前では源さんって呼んでよね。
わたしも磯野君っていうから。さしあたってはカツオちゃんって呼ぶわね。いいでしょ?」
「わかった。けどカツオちゃんはちょっとやめて欲しいな。はずかしいよ」
「気にしない。気にしない」
と静香は笑いながらカツオのわき腹を指でつついてきた。
「思ってたより明るいんだね……源さん」
カツオは短くかりこんだ頭をなでながらいった。
「わたし……前の学校じゃあまり友達いなかったから、こっちでは楽しくやりたいんだ」
静香の声が低く、か細くなっていた。
「あ、わたし家こっちだから。お別れね。また明日よろしくねカツオちゃん」
交差点にさしかかったところで、静香は手を振りながら去っていった。
その後ろ姿がカツオの目にいつまでも焼きついていた。
126 :
(-_-)さん:04/08/18 11:06 ID:30qsGfvm
家に帰ったカツオはサザエやワカメに「どうしたの?そんな嬉しそうな顔をして?」
としきりに聞かれた。それほどカツオは尋常じゃなく浮かれていたのである。
次の日、カツオが元気に教室に入っていくと、静香の姿があった。
「おはよう」
「おはよう」
昨日のことはなかったように淡々と朝の挨拶を交わした。
が、カツオの内心は喜びに満ちていた。
そこへ、カツオの片思いの相手であったカオリちゃんがカツオの袖をひっぱっていった。
「ちょっときて磯野君」
「なんだいカオリちゃん?どうしたっていうの?」
引っ張られて廊下までいったところで、カツオは無理やりその手をふりほどいた。
「何事だい?びっくりするじゃないか」
「ちょっと変な噂を耳にしたのよ。昨日源さんと一緒に帰ったんですって?」
「……うん、そうだけど。それがカオリちゃんに何の関係があるっていうの?」
カツオは少し調子にのっていた。
「そんな言い方ひどいわ。ただあの子、前の学校で親友が変死したっていうのよ」
カツオは不審そうな顔をあらわにし、カオリちゃんに反論した。
「それが源さんと何の関係があるっていうんだい?可愛いからって嫉妬でそういう中傷はよくないよ」
「そんなんじゃないわよ。ただちょっと気になって……」
カオリは涙声になりながら弁解した。
「そうねわたしちょっとおかしかったわ。今いったことはなかったことにして。ごめんね」
カツオはカオリを慰めもせず立腹したようすで教室に戻っていった。
127 :
(-_-)さん:04/08/18 11:08 ID:30qsGfvm
疲れたんで休憩
再開するかは謎
「・・・」で無言ってのは、若桜木某がプロ作家養成塾と言う本で書いてる。
それに、俺も文芸部だったけど、自由に書いていいけど最低限度のルールで、
それがあったな。
一応、作家志望の先生が顧問やってたし。
あと会話レンチャンも、訳がわからなくなるから、
途中で誰が話しているのか入れてくれとか。
ちなみに、俺は作家修行スレの残党だ(w
上にもいるだろうな。
Lの予言通りスレは建たなかったわけだが(w
>「・・・」で無言ってのは、若桜木某がプロ作家養成塾と言う本で書いてる。
最新号のドリマガにサクラ大戦の小説が載ってるんだが、あかほりさとるがそれやってる
思えば小学生時代と中学生時代の九年間が全てだったんだなと思う。
俺は小さい頃は活発で、誰とでも気兼ねなく話せる人間だった。しかし、決してクラスの中心になれるほどの人間ではなかった。
だからなのだろう、俺の活発さを『調子に乗っている』と思う人間はたくさんいて、たまにちょっかいを出されたりしていた。
そしてある日、俺はクラスの中で『悪』に変わった。いじめられっ子への転身だった。ちょっとしたことがきっかけで、俺の存在はクラスの中で完全なる悪へと姿を変えた。
やることなすこと、全てを否定され続けた。たとえそれが間違っていない行動だったとしても、それを俺がやるだけで俺の行動は『悪』へと定義を変えた。
それが小学校時代の低学年から始まり、中学二年まで続いた。どういうわけか、中学三年だけは楽しく過ごせた。
しかし、その頃の俺はすでに人間不信に陥っていた。中学三年の一年間を楽しく過ごせたとはいえ、その裏では常に人の顔色をうかがい、そして人の言葉の裏側を読もうとしていた。
そして高校へと進学した。しかし長い間いじめられていた傷は環境が変わったくらいでは簡単に癒せない。俺は高校でも人の顔色をうかがい、人の言葉の裏側を読もうとした。もはやそれは意識的ではなく、無意識になっていた。
俺の心は「またいじめを受けるのではないか」という被害妄想にとらわれ、それがストレスになり、ストレスのせいで身体のあちこちが正常に働かなくなってしまった。目は開けていられないほどの痛みに襲われ、吐き気などに襲われる始末。
そして俺は高校をやめた。そしてヒキこもった。
あれから何年経ったのか。『ひきこもり』の俺の存在は、学校のクラスという狭い枠組みを飛び出し、社会的な『悪』へと姿を変えた。
俺は決めた。このまま『悪』のままで生きてやろうと。
「・・・」って、雰囲気にっよっては別に使っても構わないような気がするけどな。
例えば会話で徐々に口数が少なくなって最後には「・・・・。」になるとか。
プロになりたい人ならともかく、どうせアマチュアなんだから、「…」とか会話文が続くとかの判断はその人任せでいいんじゃない?
ここは別に作家修行スレでもないんだし。
>>132 わかりづらかったかな。スマソ。
まるで存在が悪のようにいじめられたってことです。
サザエさんの二次創作はまとめサイトに載せていいのかな?
教室に戻ると静香は物思いにしずんだ目で机の上を凝視していた。
カツオが話しかけるとはっとして微笑んだが、すぐまた暗い表情に戻った。
「カオリちゃんの話聞こえてた?」
いいにくそうにカツオが聞くと首をふって教室を出ていった。
カツオは困惑の色をうかべて、後を追うか迷ったがそのまま行きそびれてしまった。
朝のホームルームの予鈴がなると静香はきちんと席にもどってきた。そしてカツオに小声でいった。
「あとで話したいことがあるの。いい?」
カツオはうなずいた。
その後、何事もなく昼まで過ぎていったのだが、カツオは静香のことで頭がいっぱいになっていた。
授業中何度も静香の方をちらりと見やったが、話したいことがあるというほど悩んでいる印象はまるでなかった。
給食の時間になり、班ごとに机を向きあわせていると、静香がカツオに目配せをした。
その日の給食のメニューは野菜スープに食パン、牛乳と白身魚だった。
昼休みになり、ふたりは誰もいない屋上の、日当たりのいい台にならんで座った。
「ごめん。時間とらせちゃって。話したいことっていうのは朝いってたあれのこと」
「やっぱり、カオリちゃんがいってた親友が死んだっていう……」
「そう……でも親友じゃないわ。ただの腐れ縁ってやつよ。のび太っていうんだけど
それがもうひどくてひどくて。勉強はできない。運動もできない。そしていつも誰かに苛められてた。
そのくせ、わたしにいつもつきまとって……鬱陶しいからいつも蹴飛ばしてやったわ。
そしたら、どうすると思う?家に帰って、飼ってる猫に泣きつくのよ。
猫になんとかしてって。その場面をたまたま見たとき、こいつ気が狂ってるんじゃないかって本気で
思ったほどよ。その、間抜け面ののび太を苛めてたブタとアヒル顔がいてね。わたしは陰ながらいつも応援してた。
もっとやれ、もっとやれって。ひどいと思う?思われたって平気よっ。あんな奴……。いつかなんか、
当然とでもいいたげな顔をして、わたしが未来の花嫁になるっていってくるの。その時は腹たって顔面にこぶしを
打ちこんでやったわ。泣きべそかいちゃって、後でまた家に帰って猫に泣きついたに決まってる」
熱っぽくしゃべりつづけた静香はそこでつばを飲んだ。カツオはあまりの勢いに呆然としていた。顔は蒼白だった。
「そんなにじろじろと、わたしの顔を見ないでよ。まだ話には続きがあるんだから。
わたし、そののび太を苛めているブタとアヒルをそそのかしてやったの。
あいつは泳げないから川に落としたらどうかって。案の定実行にうつしたわ。
のび太を河川敷に呼びこんでから、ふたりして川に投げいれたのよ。わたし堤防
の上から見てたわ。その光景ったらどんなコントもかなわないぐらい面白くて、
危うく自転車から落ちそうになったわ。さかんに猫の名前を叫んで助けを求めてるのよ。
ブタとアヒルは流れていくのび太に石を投げつけてた。わたしはそれに満足してその
まま家に帰ったの。そしたら次の日、のび太が溺死したってみんなが騒いでて、
ブタとアヒルの顔をうかがってみたら、我存ぜずと平然なものよ。でもわたし、その時
はいい気味よって思ったけど、だんだん怖くなってきちゃって。それで、ママとパパに
頼んで学校をかえてもらったの。それが例の変死の真相よ。どう?わたしのこと怖くな
ったでしょ?自分でも怖いわ。だって悪かったなんて今でも思ってないんだもの」
カツオはしばし沈黙していたが、決心したように自分の秘密をうちあけた。
「実は、ぼくも人にはいえない過ちがあるんだ」
「えっ。どういった?」
カツオは、実の妹を襲ってしまったということを詳細に静香に語って聞かせた。
すると、静香は青空に浮かぶ雲をぼーっと眺めたあとに、しみじみといった。
「わたしたちって似た者同士なのね……。なんだかそんな風に感じてたわ」
次の瞬間、目を見つめあったカツオと静香はひしと抱きあっていた。
その一部始終を、屋上に出るドアを少しだけあけてのぞき見ていた花沢という、
カツオに想いを寄せていた人間がいたことを、ふたりはまだ知る由もなかったのである。
終わり。
これはダークなしずちゃんですね。
飼ってる猫ワラタw
地下鉄の階段みたいな所をちょっと下に降りると自動ドアがあって
中には普通のスーパーがあるんだけど、なんとそこの商品は全部生の人肉。
商品棚に人肉の色んな部分が鉄製のトレイの上に並べられてるんだよ。
じかに触る事も出来て、触ってみると冷たかった。
生ものだから冷蔵庫みたいに店内の温度自体が低い。
表面の皮が黒っぽく変色したぶつ切りにされた太ももの肉とか
心臓とか臓器は赤黒くてどろっとした血がトレイに溜まってた。
他には瓶詰めの脳味噌に脊髄のスペアリブ、
あと子供の生首もそのままトレイに並べられてた。
目が開いたままだけど、白目が濁って魚を焼いた時のような目になってた。
で、色々見てると店の中に居た客達の様子がおかしくて
なんかみんな暗い顔して突っ立ってるんだよ。
全然生気が感じられなくて、肌の色もその棚に並んでる死体と同じようだった。
なんかやばいなーと思いつつ悟られないように店から出ようとしたら
こっちに気付いたらしくゆっくりと近づいてきて
出口の近くで一緒に来てた友達が腕掴まれて
もがいてるうちに4.5人に囲まれて生きたまま食われてしまった・・・。
俺はその友達はもう駄目だと思ってすぐ逃げたけどね。
サザエさんの二次創作はまとめサイトに載せていいのかな?
>>141 このスレの指針が定まっていないようなので、焦点になるのは二つ。
まとめサイトの管理人さんが載せたいのかどうかと、作者さんが載せて
欲しいのかどうか。私はどっちでもないので何とも言えません。
パール:おはようございます。
ボレロ:おはよう〜。初めまして、ですね。
パール:そうですね。よろしく。
ボレロ:こちらこそ…あの、パールさんは、このチャットにはいつから?
パール:今日が初めてです。占領しちゃって、すみません。
ボレロ:や、俺は管理人じゃないし(笑)
ボレロと名乗る人は、どうやらここの常連らしかった。
ログについては一切触れず、日常的な会話だけで話題を引っ張っていく。
大抵の人間は、真っ先に相手の性別や年齢などの素性を知りたがる
ものだが、ボレロはそういった興味がないのか、性別すら聞いて来なかった。
それで会話に支障がないのだから、話術が巧みと言えるのかもしれない。
パールとしても、ボレロの素性に興味はなかった。『パール』は人を、性別
や年齢や仕事や容姿や環境で差別しない。内面だけを評価する、大人の
女性なのだ。そして、パールから見て、ボレロは会話を楽しめる相手だった。
しっかりと意見の交換ができるし、妙な詮索もしない。わだかまりなく付き
合えるタイプだった。
とはいえ、『野原梢子』の予定が差し迫っているので、いつまでも話し込ん
ではいられない。『パール』は丁寧に謝り、『ボレロ』と再会の約束をすると、
チャットルームを退出した。
PCの電源を落とし、私は『パール』から『野原梢子』としての思考を取り戻す。
憂鬱なバイトの時間が差し迫っている。億劫で仕方がなかったが、無理やり
身体を動かして、外出の準備をした。
>>142 まとめサイト管理人ですが、サザエさんやドラえもんの二時創作は載せたらまずそうなので載せない方が良いと思います。
ぼ、ぼぼぼ、ボクらはしょ、しょ、少年探偵団なんだな。
だから、ぼ、ぼ、ボク達でじ、じ、事件を解決するんだな。
みんな、い、い、い、行こう↓
「「「「お、お、お、オー↓」」」
全然書き込みないんだな。
類似スレがあるからな。
最強のヒッキー小説スレじゃないの?
150 :
でいじい:04/08/22 13:32 ID:OjPJdBgN
み、ミサトさーん!
シンジくん!
ぼわーん
山あいの寒村に寂れた家屋があり、土間をあがったその薄暗い部屋に、
ほう髪にしわのいった男が囲炉裏にあたっていた。そこへ入り口の戸があ
いて秋の夕焼けの陽光が入ってきた。
「おかしら、源蔵という男が帰ってきましたぜ」
おかしらと呼ばれたこの男は、多いときでもせいぜい20人程度の盗賊の
長であり、源蔵というのはかつてここに身を置いていた若い男である。若い
といっても、もう30に近いが、顔はなかなかに整った美男子であったので、
外見からするとまだ10代のようにも見えた。源蔵は、1年前にここを飛びだ
してから、かしらに何の便りもよこしていなかった。
それが、今ひょいと帰ってきたというのである。
「ほぉ、そうか。助べえ、源蔵のやつをここへ呼べ」
「へい、わかりました。つれてきます」
助べえは、本当の名ではなくかしらがつけた渾名であり、まだ20を越すか
越さないかの血気盛んな若者であった。顔はどちらかというと醜男の部類
にはいり、目が細く、頬がでっぱっていた。
それからすぐ、源蔵は重い足取りで、かしらの家へと入ってきた。ややかしこまった形で、
かしらの前に座すと、刀をはずしてから一礼し、いった。
「今帰りました。おかしら」
かしらは、伸び放題に伸びたあごひげを撫ぜながらこういった。
「おお、まぁそんなにかしこまるな。で、今までどこでどうしてた?何の連絡もよこさねえでよ」
おかしらが、前髪の奥からぎらりと目をのぞかせていたので、源蔵は余計にすくんでしまった。
「へい、包み隠さずにいいますと、京の街で遊んでました」
「それで金がなくなったから、ここへ帰ってきたというわけか」
「いえ、決してそういうわけではありません」
源蔵の額からすぅっと汗がたれた。
「わしに、なんの断りもなくいなくなったことについては水に流す。だが、もう勝手はするなよ」
「はい、わかってます」
「なら、早速だが、売りに出す娘が3人納屋に入ってる。お前それを見張ってろ。手は出すなよ。
一人は上物で、調べたらまだ傷がついちゃいねえ。高く売れるはずだ」
「へい、いってきます」
源蔵はその場を後にし、納屋のほうへと向かった。途中、助べえが源蔵に声をかけてきた。
「どうです?おかしら、怒ってやしませんでしたか?」
「さぁ、どうだろうな。そういえば、見ない顔だが新入りか?」
「へい、最近入った者で、名前は助六といいますが、おかしらからは助べえって呼ばれてます」
「そうか……。助六とやら、今ここは何人いるのだ?」
媚びたような顔で受け答えする助べえに、源蔵はすこし気味が悪かった。
「そうですな、5,6人ってとこじゃないですか。いつも狙うのは少人数ばかりで。こっちも被害がないんで
いいんですがね」
「そうか、後でみなに挨拶せんとな」
助べえは、源蔵に納屋にかけられた錠の鍵を渡すと、すたすたとかしらの家に戻っていった。
とりあえず、ここまで書いてみた。
最初
……でやすって語尾にしてたんだが普通にした。
納屋の鍵を渡すのはおかしかったかもしれん。
あと、読み返すと秋なんだけど、囲炉裏にあたってたりする。これはまずいかな。
この寒村は、実は盗賊の隠れ家で畑やらが一応はあるが、ほとんど何も
収穫されていなかった。家屋は9棟しかなく、そのほとんどが所々傷んでいて、
人が住んでるとは到底思われなかった。 それだから、当然納屋のほうも形
だけで中には何もなかった。源蔵が上の隙間から中をのぞくと、3人の娘が頭
を低くたれながら、静かにすすり泣いていた。錠をはずして中に入ると、源蔵は
好色そうに娘の顔を手で無理やりあげて見てまわった。そして、最後に一番奥
の陰になっているところにうずくまっている娘の顔を見た源蔵は、からだをのけぞらせていった。
「さ、さや。さやなのか?」
それは10年近く生き別れていた実の妹だったのである。
向こうは兄の顔を見ても、それが兄であるとは判然とわからなかったようだが、
源蔵の方は、妹の顔を忘れていなかった。兄とは歳が10離れていて、子どもの
頃の顔しか知らなかったが、人より大きく、潤んだような黒い瞳と長いまつげ、ぽっ
ちゃりとした赤いくちびるは、昔の面影をしっかりと残していた。源蔵はためらいがち
に、さやの肩を両手でつかんで、からだを起こした。
「さや、兄さんだ。源蔵だよ。忘れたのかい?」
さやは、涙でぬらした目で源蔵を見上げると、首をかしげていった。
「げ、源蔵兄さん?源蔵兄さんなの?どうしてここに。きっと助けにきてくれたのね。ああっ」
さやは感極まったのか、源蔵の胸に飛びついて、泣きはじめた。
めんどくなってきた (;´▽`A``
「さや、どうしてこんな所にいる?おとうとおかぁはどうしたのだ?」
源蔵の胸元を強く握りながら、さやが顔をあげた。
「盗賊に襲われたの」
さやは辛いことを思い出したくないと、そこでつまった。
「おっとうとおっかぁはその場で斬り殺されてた。わたしこの目でおっとうとおっかぁが斬られるのを見た。
わたしだけ、わたしだけが生きたまま、ここまで連れてこられて」
源蔵はさやの言葉に何もいえず、自らが今まで犯してきた業のようなものを感じていた。
「兄さん?」
さやの声に正気を戻した源蔵は、さやの肩を激しくゆすっていった。
「大丈夫、心配するな。俺が逃がしてやる。今は逃げることだけに集中するんだ」
源蔵は立ち上がると、納屋の外を見にいった。
「誰もいないようだな。さや来い。逃げるぞ」
さやの手を握って納屋から出るとき、源蔵はまだ中にいる娘ふたりにいった。
「す、すまない。できたら後で君たちふたりも逃がしてあげるよ」
さやが後ろめたそうにいった。
「どうして、一緒に逃げないの?」
「大勢だとすぐ見つかるし、納屋に誰もいないとすぐ気づかれちまう」
「そんな……」
「いいから逃げるんだ」
さやの手を強引に引っ張りながら、源蔵は駈けだしていた。
ちょっと休憩
再開するかは謎
かしらの戸口に慌てた助べえが姿をあらわした。
「おかしら、大変でさ。納屋の娘がひとりいません。それと、監視していた
源蔵の姿も見えないようです」
「なんだと?」
かしらは肩ひじをついて寝転んでいたが、慌ててからだを起こした。
「源蔵のしわざか!あの野郎、今度という今度はゆるさんぞ。捜しだせ。殺してもかまわんぞ」
「へ、へい」
助べえら、4人の男が源蔵のあとを追った。
まもなくして、ブナの林の中をゆく源蔵らを一同は見つけた。
「おい、まて源蔵。どこへ行く気だ」
声をかけたのは、源蔵とは仲のよかった吾平という男である。
「頼む逃がしてくれ。この娘は俺の妹なのだ。たのむ」
「それはできん相談だ。おかしらはお前を連れ戻せといわれている」
さやを連れて逃げているので、屈強な男4人をまくのは不可能であった。
追いつかれた源蔵は、妹だけでも逃がそうと男どもを相手に刀を抜いた。
「4人を相手にやろうっていうのかい。知ってるぜあんたが凄腕だってことはよ。
だが娘を守りながら戦えるとでも思ってるのかい?へへへ」
助べえの顔が醜く歪んだ。
「逃げろ、さや」
必死の形相で源蔵は叫ぶと、刀を振り上げて斬りかかった。
「どうだ?目を醒ましたか」
顔に水がかけられた源蔵は、うつらうつらと目を開けた。
源蔵の腫れた顔は、青あざやら傷やらで覆われていたので、水をかけられるとジンジンとほてった。
声をかけたのは、どうやらかしらのようだった。
辺りを見まわすと、ぼんやりとだが、かしらの家の中だということがわかった。
どうやら、あれからここまで運ばれてきたらしい。助べえにさやを捕まえられ、おとなしくしろと
脅された源蔵は、刀をその場に捨てたのであった。
その後、いうまでもなく、筆舌に尽くしがたい暴行が加えられた。
「源蔵、この娘がお前の妹というのは、本当か?」
源蔵は柱に縄でぐるぐるにくくりつけられ、夜を迎えた屋内は、ろうそくの炎によって照らされていた。
妖しい光によって源蔵の眼前に立ち現れたのは、半裸にされたさやが、梁からたれた縄に、両手を縛られて
つるされている姿だった。
「お願いします。どうか妹に手は出さないでやってください」
「どうしやす?おかしらぁ」
助べえが、これ以上ないほどの笑みをうかべて、かしらに聞いた。
「そういわれるとますますやりたくなるってのが男ってもんだ。な?そうだろ源蔵?」
かしらはさやの腰まきに手をかけながら、暗い欲情を燃え立たせていた。
「おかしら、頼みます。吾平からも頼んでくれ……」
「今更そんなことをいえた義理かよ」
吾平の蹴りが腹に入り、源蔵は低くうめき声をあげた。
で、結局エロっと・・・
むしゃくしゃして書いた
陵辱できればなんでもよかった
今は後悔している。
続き書くか反応見て決める
>>162 書いてるとき、小倉優子の顔が頭に浮かんでたからそれでよろしく。
読みかえしたら、なんか駄目駄目だな。
肩ひじは片肘の間違いね。
164 :
でいじい :04/08/23 12:54 ID:cvkdypum
小説ってより状況説明文じゃないかヾ( *´ Д `)ノ
もっと比喩を駆使したほうが・・。
タイトル「グゥにかかるG」
第1話 グゥという男
にぶい頭痛とともにグゥは目覚めた。既に時刻は昼の12時を周っている。
もう何年も、目覚ましのない眠りを体験している。充分に睡眠をとっている筈なのに、体がやけに重かった。
グゥは万年床から起きだし、パソコンの電源をつけた。起動画面の立ち上がりを確認しながら伸びすぎた髪の毛を手ぐしで撫でつける。
髭も伸びるだけ伸びて、洗濯していない服からは染み込んだ体臭が漂っていた。
それでもグゥはその事に関して、既に何かを考える事を止めていた。もうグゥには何もなかった。友人も、彼女も、家族の信頼も。
ひきこもった当初にあったどす黒い世間への怒りやコンプレックスも薄れ、今は飴色に濁ってねばりつく未来への不安があるだけだった。
グゥはマウスを操作していつものようにヒキチャにアクセスした。
ヒキチャとはヒッキーチャットという、ひきこもりが集まるどうしようもないチャットだ。グゥはそこの常連だった。
はじめのうち、グゥは彼女を作る事が目的で出入りしていた。しかし、面白いようにグゥは振られまくり、捨てられた。
グゥは背が低く、知能程度も低く、自己中心的な性格だった。もちろん長所もあるが、大抵の女性には性器への入店を拒否される、そういった人間だった。
グゥは既に彼女を作る事を諦めていた。ただ日常の不安を忘れるように、チャットに没頭しているだけだった。
小一時間もしたころ、階下で玄関の閉まる音が聞こえた。母親が外出したのだ。グゥはキーボードをいじる手を止めた。
今、家には誰もいない。グゥはそれを理解し、チャットに「ちょっとトイレROM」と書き込んだ。
もちろん、妹(現在OL)の部屋に行くためだ。
第二話「妹の部屋への飛翔」
グゥには妹がいる。ひきこもりのグゥとは違い、妹は真面目に短大を卒業し、現在は金融関係のOLをしていた。
グゥはそんな妹に引け目を感じつつも、いつしか身近な異性として妹を意識しはじめていた。
グゥは指紋対策に100円ショップで購入した薄いゴム手袋を装着し、そろりと自室を出て妹の部屋に向かった。
妹の部屋にはいつものように、化粧品の匂いが充満していた。それがグゥを更に発情した。
グゥは荒い息を吐きながら部屋を物色しはじめた。
「!」
グゥは壁に見慣れないものを見つけた。制服だった。妹が金融関係の仕事で使っている制服だ。
「・・・・・・」
グゥは辺りを見回すと、獣のような素早さでそれを掴み、装着しはじめた。
シャツもタイトスカートもグゥにはサイズが小さかったが、それが逆に欲情を誘った。
グゥは自分の姿を姿見に映し、そしてクネクネしながら呟いてみた。
「はっじっめてーの〜あこ〜む!」
窓の外を飛んでいたハトがぼとぼとと落下した。
グゥはなおも呟いた。
「はっじっめてーの〜あこ〜む!」
チョメの熱帯魚が全て死んだ。
グゥは更に呟いた。
「はっじっめてーの〜あこ〜む!」
みょが売春した。
グゥは懲りずに呟いた。
「はっじっめて〜の〜・・・」
・・・グゥはうなだれた。鏡をじっと見る。濁った瞳の薄汚れた男が、ニヤニヤと笑いを浮かべ女装して映っていた。
「・・・・」
グゥは不意に泣きたくなった。既に時刻は夕方に近づいていた。近所の中学校のチャイムが鳴り、生徒の下校する様子が暮れる日の差し込む部屋の窓から見えた。
グゥにも中学生だった頃があった。特に楽しかったと思う記憶はない。未来への漠然とした不安感もあった。それでも今よりは、その先に何かを期待する事ができた。
今はもう、そういった気力もない。大人になれず、ただ年だけを取ってしまった自分がいるだけだった。
グゥは制服を脱ぎ始めた。ごめん、妹。ごめん、小野真弓。グゥは心の中で呟いた。その時だった。
「ほにーちゃん・・・! 何してるの!?」
慌てて振り向くとそこには、妹の驚いた顔があった。
「お前・・・なんで・・・」
グゥは声を絞り出してそう言った。そこで気が付いた。制服があるという事は・・・今日は妹は非番だったのだ。
「あ・・・あああああ・・・・あああああああーーーーーーーーーーぅ!!!!」
グゥは叫びながら妹を突き飛ばし、制服を脱ぎ欠けというレイプ直後の女性のような格好で自室に逃げ帰った。
168 :
(-_-)さん:04/08/23 17:53 ID:jDDNwSz9
>>164 でいじいさんもここに書いたのを載せてくださいよ
>>149 あんな夏厨まみれのスレじゃない
というか板が違う
凡人の生き様
俺は凡人だ。誰がなんと言おうとコスプレしてようと同人誌描いていようと凡人だ。
名前が凡人だからだ!!
第一部 完
「いやっ、これはどうも……鍋ですか、ありがとうございます。
ここ数日何も食べてなかったもんで助かります。いやぁ、おいしいですね。何の肉ですかねこれは。
ははぁ、そうですか、鹿の肉。ちょっとかたくて噛むのに疲れますが、味はなかなかいけますね。
お婆さんはここでひとり暮らしで?
そうですか、そりゃ寂しいでしょう?えっ、そんなこともない?なら結構ですね。
ははは……。たまに誰かが来てくれるんですか?こんな山奥に?おっと、失礼をいってすいません。
…………ふぅ、腹も膨れてきたんでひとつ、三日前にあった話をしてもいいでしょうか?へい、
いやぁ、怖い体験をしましたよ。心臓が縮み上がって、もう少しであの世に行くところでした。
本当ですよ。まぁちょっと聞いてみてください。わたしはね、ある屋敷に奉公にあがってまして何年も
暇をもらえなかったんです。それが一週間ほど前に、何を思ったか厳しい主人が、暇にだしてくださりまして。
ええ、そりゃもう立派なひとですよ。で、ひさびさに故郷の村に帰ってまいりましたんで。
その、今日から三日前にですね。ついてみると、もともと辺鄙な村でしたが、あまりの荒れようにビックリしました。
村に入っても誰にも会わない。いや、会わないってのは田舎だからってことじゃなくて、
家を覗いても誰もいないんでさ。声をかけても誰もでてこない。そんな寂しい心持ちの中、我が家についたんでさ。
おそるおそる、おーい帰ったぞぉっていってやりました。すると、ひょっこり妹が姿をあらわしましてね。
あら、兄さん帰ってらしたの。あんまり突然ですのね、っていいましてね。やっと人にあったとうれし泣きですよ。
家にあがってくつろいでいると、妹が色々世話をやいてくれました。ところで、お前、親父やお袋はどこだい?
って何気なく聞きますと、突然暗い表情になって、泣きはじめまして。よくよく聞いてみますと、村のみんなが病気になって
ばったばったと死んでいったんだそうです。そりゃもう、年寄りから子どもまで次々と。最後にいったのがうちの
親父とお袋だったらしくて、それ以来ずっとこの村には妹ひとりしか、住んでないっていうんです。
あんまりビックリしたんで、何もいえませんでしたよ。で、頼むから兄さんこのままここで暮らしてくれって
頼むんです。そりゃできんわいと断って、逆に妹のやつをこの陰気な村からつれだしてやるっていってやりました。
その時は、手をあわせてえらい喜んでましたな。それから夜になって、妹がわたしの布団を敷いているときにね。
恥ずかしそうに顔を赤らめていうんです。わたし、まだ男の人を知らないの。兄さん今夜一緒に寝てくださらない、って。
そりゃ、兄と妹が寝るなんてことは、まったく馬鹿げた話ですよ。最初はなに言い出すんだって思いましたが、
妹の表情があんまり真剣なんで、仕方なくうけがってやりました。じゃあ兄さん、先に布団にはいって待ってて
っていいましてね、わたしは大人しく寝にはいりました。それからずっと、暗い天井をぼんやりと見上げてましたら、障子ごしに
妹が立ちまして、足をする以外の物音を立てずに、すっと障子を開けて入ってきました。
見上げると、なんとその右手には出刃包丁が握られててギラッと光ってました。その時の妹の顔の恐ろしいことったら。
まるで、この世の憎しみを凝縮したようなかたちでして、何もいわずにドスンっとわたしの枕もとに一撃ですよ。
運よくとっさに横に転がったもんで、それはなんとかよけられました。
で、おいっ、待て!何のつもりだって慌てて聞くんですが、もう人語を解さないようすで……、
からだを上下にくねらせて、舌をべろべろと出しながら襲いかかってきました。
わたしは恐ろしさのあまり、後ろを一度も振りかえらず、はだしのままそこから逃げだしました。村まで来るのに使った馬は
バラバラに散らかってましたんで、そのままはだしで何里も駆けてきたってわけですよ。
なに?そんな作り話はほんとにできないって?世の中何が起こるかわかったもんじゃないですよ。
今でもまるで、夢の中にいるような心地ですわ。えっ、それから妹はどうしたんだって?知りませんよ。
あれが本当に妹だったのか、妹に化けていた物の怪だったのか。それとも妹があのような鬼になってしまったのか。
ん?なんですお婆さん。その時の妹の顔を詳しく教えてくれって?
暗がりであんまりよく見えませんでしたが、とにかく恐ろしい顔でしたよ。目なんかえらいつり上がってて。
そうそう、そんな感じです。口も裂けたように横にひろがってました。舌は蛇のようにちょろちょろと長かったかと。
うんうん、そう、そんな感じで。って……え?………ぎゃあああああああぁぁ」
「先生、あの患者さんどうしたんでしょう?ぶつぶつ喋ってたと思ったら、突然大きな叫び声なんかあげたりして」
「さぁ……よっぽど怖い幻覚でも見たんでしょう……」
「いやっ、これはどうも……鍋ですか、ありがとうございます。
ここ数日何も食べてなかったもんで助かります。いやぁ、おいしいですね。
何の肉ですかねこれは。ははぁ、そうですか、鹿の肉。ちょっとかたくて噛
むのに疲れますが、味はなかなかいけますね。
お婆さんはここでひとり暮らしで?
そうですか、そりゃ寂しいでしょう?えっ、そんなこともない?なら結構ですね。
ははは……。たまに誰かが来てくれるんですか?こんな山奥に?おっと、失礼
をいってすいません。……ふぅ、腹も膨れてきたんでひとつ、三日前にあった話
をしてもいいでしょうか?へい。いやぁ、怖い体験をしましたよ。心臓が縮み上が
って、あともう少しであの世に行くところでした。本当ですよ。まぁちょっと聞
いてみてください。わたしはね、ある屋敷に奉公にあがってまして何年も暇をもら
えなかったんです。それが一週間ほど前に、何を思われたのか突然、いつもは厳しい
ご主人が、暇にだしてくださりまして。ええ、そりゃもう立派な方ですよ。
で、ひさびさに故郷の村に帰ってまいりましたんです。
その、今日から三日前にですね。ついてみると、もともと辺鄙な村でしたが、あまり
の荒れようにビックリしました。村に入っても誰にも会わない。いや、会わないって
のは田舎だからってことじゃなくて、家を覗いても誰もいないんでさ。声をかけても
誰もでてこない。そんな寂しい心持ちの中、我が家についたんです。
おそるおそる、おーい帰ったぞぉっていってやりました。すると、ひょっこり妹が中
から姿をあらわしましてね。あら、兄さん帰ってらしたの。あんまり突然で驚きまし
たよっていうんです。こっちは、やっと人にあったとうれし泣きですよ。
家にあがってくつろいでいると、色々と娘が世話をやいてくれました。
ところで、お前、親父やお袋はどこだい?って何気なく聞きますと、妹は突然暗い表情に
なって、泣きはじめました。よくよく聞いてみますと、村のみんなが病でバッタバッタ
と死んでいったんだそうです。そりゃもう、年寄りから子どもまで次々と。最後にいった
たのがうちの親父とお袋だったらしくて、それ以来ずっとこの村には妹ひとりしか、
住んでないっていうんです。あんまりビックリしたんで、何もいえませんでしたよ。
それで、頼むから兄さんこのままここで暮らしてくれっていってきました。
が、そりゃできんわいと断って、逆に妹のやつをこの陰気な村からつれだしてやるといいましてね。
その時は、手をあわせてえらい喜んでましたな。
それから夜になって、妹がわたしの布団を敷いているときに、恥ずかしそうに顔を赤らめていうんです。
わたし、まだ男の人を知らないの。兄さんよかったら今夜一緒に寝てくださらない、って。
そりゃ、兄と妹が寝るなんてことは、まったく馬鹿げた話ですよ。最初はなに言い出すんだ
って思いましたが、妹の表情があんまり真剣なんで、仕方なくうけがってやりました。
じゃあ兄さん、先に布団にはいって待っててっていいましてね。わたしは大人しく寝にはいりました。
それからずっと、暗い天井をぼんやりと見てましたら、妹が障子ごしに立ちまして、
足をする以外の物音を立てずに、すっと障子を開けて入ってきました。
見上げると、なんとその右手には出刃包丁が握られてたんです。
その時の妹の顔の恐ろしいことったら。まるで、この世の憎しみを凝縮したようなかたちでして。
何もいわずにドスンっとわたしの枕もとに一撃ですよ。
運よくとっさに横に転がったんで、それはなんとかよけられましたがね。
で、おいっ、待て!何のつもりだって慌てて聞いたんですが、もう人語を解さないようすでして、
からだを上下にくねらせて、舌をべろべろと出しながら襲いかかってきました。
わたしは恐ろしさのあまり、後ろを一度も振りかえらず、はだしのままそこから逃げだしてました。
村まで来るのに使った馬は、無残にもバラバラに散らかってましたんで、そのままはだしで何里
も駆けてきたってわけですよ。なに?そんな作り話はほんとにできないって?
世の中何が起こるかわかったもんじゃないですよ。今でもまるで、夢の中にいるような心地ですわ。
えっ、それから妹はどうしたんだって?知りませんよ。
あれが本当に妹だったのか、妹に化けていた物の怪だったのか。
それとも妹があのような鬼になってしまったのか。
ん?なんですお婆さん。その時の妹の顔を詳しく教えてくれって?
暗がりであんまりよく見えませんでしたが、とにかく恐ろしい顔でしたよ。目なんかえらいつり上がってて。
そうそう、そんな感じです。口も裂けたように横にひろがってました。舌は蛇のようにちょろちょろと長かったかと。
うんうん、そう、そんな感じで。って……え?………ぎゃあああああああぁぁ」
「先生、あの患者さんどうしたんでしょう?ぶつぶつ喋ってたと思ったら、突然大きな叫び声
なんかあげたりして」
「さぁ……よっぽど怖い幻覚でも見たんでしょう……」
終わり
179 :
(-_-)さん:04/08/26 19:25 ID:yt7qwa6v
あげ
180 :
(-_-)さん:04/08/26 19:40 ID:YZ/M9Gbj
妹はやってるの?
何でヒキの描く絵や小説ってみんな暗いんだろう
色々と娘が世話をやいてくれました。
娘→妹
書きすすめていくのは楽なんだけど、読み返すのがだるすぎる。
>>180 妹のほとんど俺だから・・・
グゥのは違うが
妖妹小説と勝手に名付ける
185 :
前夜:04/08/26 23:58 ID:???
急に転校することになるなんて思ってもなくて、父から転勤になると言うことを聞いてから今日に至るまで実は誰一人にも言っていなかった。もちろん担任やらは除いてだ。
ほんとは、せめて友人には言っておくべきだとは思っていたのだが、なかなか言い出せなかった。
その事を言ったときの友人の反応が気になって、いや、気になるというより怖くて言い出せなかったんだ。
転勤と言っても、隣の隣の県だから、志望大学を変更するほどのことではなかった。
ただ、一番悔しいのは後半年で卒業と云うときに転勤、私は転校せにゃあかん事だった。こんな時期に編入なんかしたって、きっとクラスには馴染めないだろうと容易に予想できた。
この際、馴染めないのだったら、高機能自閉症かあるいはコミュニケーション障害か一匹狼でも装っておこうと思ってた。
半年の付き合いだからかまやしないはずだと。実際、こんなに気楽な事言っているが、これほど辛いものはなかった。
できるなら、父が転勤するなら勝手に単身赴任でもすればよいと、それがだめなら、母も姉も妹も出て行って、私だけ残り、半年早いが似非一人暮らしでもしたいと思ってた。
でも、これも同様にどうしても言い出すことは出来なかった。その事を言ったときの母の反応が気になって、いや、気になるというより怖くて言い出せなかったんだ。
そしてこの一ヶ月間何もなかったかを装って過ぎてきた。
186 :
前夜:04/08/27 00:00 ID:???
今日が最後の日だった。このまま誰にも言わなければ、私は自然蒸発したかのように転校することになってしまう。それもいいかもしれないなんてふと思った。
どちらかというと、結局言えずに、結果的にそうなってしまうんじゃないかと思ってた。そう思ってた矢先、朝のSTの最後に担任が重要なお知らせがあると口にした。そのときは、私ははっとした。
ここで担任が言ってくれれば、友人たちには私の口から発しなくとも、担任の口から間接的にかつ効率よくたった一度言えばクラス全員に伝わる。友人たちの反応もじかに見なくてもすむ。
これほどよいものはないと思った。しかし、次に担任が発した言葉は違う。私を教壇の前に立たせて、自分の口から言うように強要したのだった。考えてみればこれが、一番自然な流れだ。
しかし私にとってはこれほど苦痛なものはなかった。なにせ一瞬にしてクラス全員の反応をじかに見る羽目になったのだから。だから声がとても震えた。全員が私を見ている。
もう逃れることはできない。どうしても言いたくなかった。しばらくうつむいていたが、窮鼠猫を噛むというか、全てが吹っ切れて、ぼんやり後ろの黒板に話しかけるよう、誰の目も見ずに話した。
その後も、誰の目も見ず、しばらくの沈黙の後、席に戻った。それからすぐに、一時限目の授業が始まり、そのまま静寂は持ち越されていった。その後の休み時間が怖くて仕方がなかった。
チャイムが鳴り授業が終わると、急いでトイレに駆け込んだ。友人に捕まることを畏れて、10分間めいっぱい篭もってた。それを後三回繰り返した。
昼は昼で、いつも共に食べている友人を避けるように、自分の机で食べた。半径数メートルのバリケードが出来ているかのように私の周りには誰も近づいていなかった。
友人たちは今に思えばどう思ってたのかはしらない。私が嫌な空気を醸し出していたから近づかなかったのか、それとも私とももう半日なので今更気苦労してまで近づかなくてもいいと思ったのか。
187 :
前夜:04/08/27 00:01 ID:???
帰りのSTも終わり、ついにこのまま消えてなくなろうと思って、すぐに教室を出て昇降口まで駆けた。しかし、さすがにもう逃げ回る事もできずに、友人たちに捕まってしまった。
そのとき、誰がそこに居るのかだとか何人いるのだとかは目に入らなかった。友人たちは私を執拗に問い詰めた。なぜ今日まで黙っていたのだとか、なぜそんなに逃げ回るのか。
私はうつむいたままだった。こうして問い詰められるのが嫌だったからと言いたかったがこれもまた言えなかった。友人たちは勝手に話を進め、折角だからこれからどこか遊びに行く事になった。
カラオケだった。そのときはっと思い、思わず顔を上げて面子を確認してしまった。いつものメンバーの4人と、それと瑠美さんまでが一緒だった。
188 :
前夜:04/08/27 00:05 ID:???
私はカラオケが嫌いだった。なぜなら、単に唄う事が好きじゃないとか、唄を聴かれるのが好きじゃないとか、
そういうこともあるんだけど、なによりも、自分が唄っている時に、誰も聞いていないのが嫌いだった。きっと皆は、
自分が次ぎ何を唄うかなんかを考えて、ページをペラペラめくっているに違いない。私が歌詞を間違えようとも気づかない、
私が、唄うのを突然止めると、次の人は自分の番だと勘違いして顔を上げる。そして自分の番ではないと解ると、
また、顔を下げてページをめくる。これほど苦痛なものはなかった。案の定みなそうだった。
だけど、私はそれが嫌いなので、人が唄っているときに、俯いてページをめくったりはしない。
私一人でも、人の唄を聞いて、軽くリズムに乗っているような振りをしてご機嫌をとる。だけど、これも嫌いだった。
これじゃただのご機嫌取りじゃないか。私は、あまり唄う気になれなかったので、中島みゆきの「時代」を唄うことにした。
別れの曲にはもってこいだと思ってたからだ。唄い始めると、いろいろな思いがこみ上げてきた。
この唄は私の18番であったが、これほど印象に残っているのはない。
189 :
前夜:04/08/27 00:06 ID:???
嫌気が差した私はポケットに手をやって、指でお金を勘定した。
あらかじめ割り勘を想定した一人頭の金額が入っていることを確認した後、マイクを下ろし、
ポケットから小銭を取り出し机に置き、その場から逃げるように飛び出していった。ほんとに逃げるつもりだった。
彼らともこれで最後だからもうどうにでもなれと思ってた。あまりに突然のことだったので、
ページをめくっていたあの連中は捕まえることが出来ずに、むしろ諦めてたんだろうと思う。それから数時間して、
そう、ちょうどカラオケの3時間コースが終わってすぐの時間だった。友人の一人から携帯に電話がかかってきた。
そのまま無視していると、次は他の友人から代わる代わるかかってきた。鼻から出る気もないのに、携帯の電源を切ることはしなかった。
最後に、瑠美さんから電話がかかってきた。しかしこれは断然怪しかった。なにせ私と瑠美さんは番号を交換してないから、電話をかけることは出来ないのだ。
つまり友人たちが教えたのだと言うことが窺える。
ところで、ではなぜ私が瑠美さんからかかってきたのが判ったかと言うと、実は以前に瑠美さんに電話しようと友人から聞くだけ聞いて結局かけることはなかったという事があったからだ。
そのままメモリには残しておいたのだった。
友人が側に居る以上、電話をとることは出来なかった。それに、人の唄もろくに聴かず、
ページをめくる連中、最後の思い出作りとカラオケに連れて行ってくれたのにもかかわらず、
私が逃げた後も時間いっぱいは歌い続けた連中、そんな連中なんだから。
それからしばらくの間は、私の携帯は喉をからしたかのように唄うことはなかった。
一応続く。
ひきこもり達が自殺小説を後悔するスレに変わりました。
OK。
自爆消雪でもいいのか?
夏が終わる・・・とうとう俺達の夢、甲子園へは行けなかった。
その時間を、もっと彼女に使ってあげれば、あんな惨事は起こらなかっただろう。
茜さんのおねぇさんの彼氏をぶちのめしてでも、デートの待合場所に連れて行けば!
くそぉぉぉぉぉ!!ナルミだか何だか知らんが、茜さんのおねぇさんを、
もてあそぶだけでなく、茜さんの心まで夢まで奪うとは、許せん!
するとそこへアフロヘアーでジャージ姿のおやっさんが現われた。
「ジョ〜ジィ〜。そんなに悔しいなら、テックセットアップだ!
思う存分ぶちのめしてやりなぁ〜。タケス!行けるな?」
「ラーサー」
おやっさんだけじゃなく、タケスまで。
「よおおおおおし!やってやる!そいつをテックメンの力を最大限に
ピンポンパンポーン。
某ソフトハウスから、クレームが来そうですので、この辺で。
第1部 漢!
アカネマニアックスの宣伝かヨ・・・
俺は久しぶりに外に出た。
脚が痛い
うふふ
うはは
うっしょーーー=!!!!!!!!!
195 :
前夜:04/09/01 21:00 ID:???
完全に無視された_| ̄|○
前夜ってほとんど日記じゃん。
しかしさびれてますねこのスレ。
でいじいはいつまでたっても載せんし
どんだけ長いの書いてるんだよって感じ
保守
「俺はなぁ、親父に認められるなら何でもする汚い男なんだよ!
軽蔑したか?見山よぉ。俺はお前の純粋さがうらやましかったよ。
だから、そいつにお前が取られるのは許せねぇんだよ!」
大石河はL字型のオモチャの銃みたいなものを向ける。
俺ではなくイクミに。
「大石河!いや、マモル!君は、僕の知っている君は、僕より純粋だったよ。」
大石河は下を向く。地面に水滴が落ちる。
しかし、銃のようなものを構えなおす。
「ありがとうよ!だが、もう全て遅いんだよ!まずは、そいつをぶち壊す。
そうすれば、お前は俺に対してこの程度だと思うんだよ!」
大石河は、トリガーを引く。
あ、良かった。確認してみたら原稿のほうも間違っていたので。
明日は明日の風が吹く
これはこれは素晴らしい小説なのです
読書の秋には最高なのです
終っちゃった?
すみませんが、一つあくまで仮定として聞きたいことがあるのですが。
今、私は某出版社で初版300部の本を出すために執筆しているのですが、
もし、発売されてアマゾンで一位を取って、
「私はひきこもりですが、ここまで出来るんです!」と言いたいのですが、
協力していただけるでしょうか?
一応、計画の一部をばらしますと、本を買ってアンケートハガキを、
お送りしていただいた方(私はひきこもり板住人ですと書いた)には、
出来る限りの事はします。
もう一つばらすと、初版と増刷分(あの出版社がすれば)は、
ひきこもり板で買ってもらった方に得できるような仕掛けを施します。
それで、あの出版社とその他に一泡吹かせたいので(犠牲者を減らしたい)
協力していただけるでしょうか?
あくまで今は仮定ですが、どうですか?
それとこれは個人的なことなのですが、今、真面目な話、
カウンセリングを受けたのですが、それもあってへこんでいます。
詳しくは私のサイトの日記を読んで下さい。
ttp://bel.kt.fc2.com/startpage.html それで手が止まっているので、どうしても『何か』目標のような物が、
欲しいので、上の企画に賛同していただけるとありがたいです。
勿論、この板の方々のために採算度外視でやらせて頂きます。
ある意味、世間の偏見や差別の目を叩き潰すパワーが少しでも良いので、
いただけるのが、最大の収入です。
お願いします。勿論、アンケートハガキの内容は批判でも構いません!
それでも、この板の方々にお世話になった恩返しができるなら。
205 :
(-_-)さん:04/09/12 21:08:38 ID:psUK2v/o
300部とか1000部売ったところでアマゾンで一位とれるとは思えんが・・・
よくわからんが。
HPスレ以前晒してあったの見たけどただのデムパっていうか。
バカなことしてないで精神科行って来い
>>203 300部って、自費出版? なんかそんな匂いがするけど。そんな小細工
仕掛けなくても、面白ければ売れるし、広まるし、買うよ。
でもまあ205も言ってるように300部じゃ一位は無理だし、一泡吹かせるとか
犠牲者を減らしたいとか何の話か分からないけど、出版社と折り合いを
つけられないようじゃ、作家なんて続かないと思う。
別に良いじゃん。その300部とやらが刷ければ、増刷もありえるからってんでしょ?
とりあえず出さない事には始まらないんだから、出してから考えてくれ。
そうすりゃ俺らも、ある程度内容とかわかるだろうしさ。
阿頼耶識とか言う人。
俺は作家目指してるわけじゃないけど引きこもりやってるせいもあって一日中小説読んでたりする。
お前さんが書いた小説とやらを是非読んでみたいし、出版するのなら絶対に買うよ。
俺も本を読むのは好きだから、ジャンルによっては買う。
>>207 どうでもいいけど自費出版で本出して、それで作家って言えるの?
ビックサイトで売ってる奴らも作家って名乗ってるし、
作家だろう。
決してサッカー選手にはなれないがな。
えっ・・・・・・・・・・・・・・・・
214 :
王宮:04/09/15 04:37:23 ID:???
ビックサイトで売ってる奴らは、雑貨と呼んでる。
ヲタクからマジでやってる奴(大抵、売れてない)まで色々いるから。
まあ、あんな祭り二度と行きたくないよ。
臭いし、疲れるし、と言うかヒキの行く所じゃないか。
215 :
207:04/09/15 12:36:41 ID:???
>>211 作家、って言い方が適さないんなら別に物書きでもいいよ。要するに仕事として
続けていくには厳しいんじゃない? って言いたかっただけ。定義は人それぞれ
だから断定はできないし。
しかし投稿なくなっちゃったねここ。
まあまったりと行きましょう。
まったりすぎるのも寂しいですけどね。
ごちゃごちゃいってねえで 小説載せろよ ひきども!
夏が来るとあいつの笑顔を思い出す。
あれは俺が19の時だった。
俺はウダウダ、ダリィーなぁと言いながら専門学校に通ってた。
あまりの暑さにコンビニで涼みながらアイスを買って、外へ出た。
そこへバイクでこのクソ暑いのにフルフェイスのメットをかぶった奴が来て、
「よう。久しぶりだな。I。」とメットを取って笑顔で挨拶してきた。
そう、俺はその笑顔を毎日見ていた。
高校時代の親友Aだ。
確か、家をあえて継がないで、自分の夢だった料理人目指して修業中のはず。
「おう!あちーのに、そのメットはやめろよ。」と苦笑いしながら俺は答える。
Aは、相変わらず笑顔の似合う奴だ。
「今日は店が休みでな。久しぶりにぶらついてたんだ。
そういや、お前、何でこっちにいるんだ?お前、家を継いだんじゃなかった?」
Aは、嫌な事を聞いてきた。
俺は面倒だが、親と喧嘩してこっちの学校に通って時間稼ぎしてることを言うと、
「ま、お前らしいよ。俺も似たようなもんだけどな。」
そう言って、Aは屈託のない笑顔を見せる。
俺はこいつの笑顔と、話してる時間が好きだった。
とりあえず、時計を見ると次の授業に行く時間だ。
「じゃあ、俺、授業出るからよ。お前は夢かなえろよ。
あとお前の料理食わせてもらうぜ。」
俺は悪態をつきながら、手を振って学校方面へ歩き出す。
Aも、笑顔で、「またな。」と言って去って行った。
俺は久しぶりにいい気分になって、こっちの学校でもダチ作るかと思った。
だが、それ以来Aとは会わなくなった。
しばらくは、俺はこっちの学校のダチとバカやっていた。
ある日、新聞を読んでいると、信じられない記事が目に入った。
『少年、軽トラにはねられ即死。』
その後、ゴチャゴチャ書いてあったが、料理人が夢だった少年。
それを見て、Aなのか?そうなのか?頭の中がぐるぐる回る。
Aとの永遠の別れと知るまでは、その記事を何度も読み直した。
あいつは20歳になってるから、名前が出て当然だ。
だが、軽トラックにはねられ即死?そこにはAの名前と年齢。
更に住所もあいつの住所、そして極めつけは笑顔ではないあいつの写真。
俺はしばらく呆然とした。外ではうるさいほどセミが鳴いている。
俺は信じられず、自宅に連絡しようと思ったが、事実を知るのが怖く、
二度とあの笑顔を見られないとは信じたくないので、しばらく連絡できなかった。
そして、俺はあいつの分まで生きようと思った。
その後、あいつの親から連絡があって、墓石になったあいつに誓った。
それと、もう後ろ向きに歩くのはやめた。
あいつのように、前向きにつらくても歩いていく。
それが無駄な事であっても、あいつの笑顔が俺の中から消えない限り。
まぁまぁかな。
もうちょっと話を練った方が良いんじゃないかなと思う
あとは表現の仕方とか
今日の番組欄みて、予想してみた。
「二人のしずかちゃん」
ドジで馬鹿で、運動オンチのいじめられっ子、小学5年生ののび太が、同じクラスのアイドル
静香ちゃんの家へとやってきた。
「うふっ、静香ちゃん何してるかな」
のび太がチャイムを鳴らすと、まもなくして静香ちゃんのママが出てきた。
「あら、のび太さん。ごめんなさい。今日は静香、ピアノのお稽古なのよ」
「えっ、そんなぁ」
「また、来てくださいね」
「は、はい」
のび太は落胆して、うつむきながら我が家へと帰っていった。
途中、空き地の横を通った彼は、土管の上に座ったこれまた同級生のジャイアンとスネ夫に
呼び止められてしまった。
「おい、のび太。ちょっとこっち来いよ」
これは、ガキ大将ジャイアンの野太い一声である。
「そうだ。こっち来い、のび太」
ジャイアンの金魚のふんであるスネ夫がすかさず後につづいた。
のび太は、空き地に近づいた自分の迂闊さを呪い、すぐに土管のほうへと向かった。
「なにかよう?」
「今の俺は、虫の居所がとっても悪いんだ。思いっきり殴らせろ!」
ジャイアンはのび太を見ると、どうしても攻撃的になってしまう。
怒りやすい性質の彼は、だれかれ構わず暴力をふるっていたが、特にのび太にはひどかった。
それがジャイアンのストレス解消法なのだからしかたないのだが。
「そうだ。殴らせろ」
のび太がいないと、自分のほうに火の粉がかかると思ったスネ夫はすぐに同調した。
「そんなムチャクチャなぁ」
「のび太の癖に生意気だぞ」
勢いづいたジャイアンは、のび太を追いかけまわし、思う存分に殴りつけた。
1時間後、ボコボコにされたのび太はよたつきながら、ドラえもんのいる自分の部屋へと帰ってきた。
ドラえもんとは、のび太の部屋に居座る、得体のしれない道具を多数隠しもった
未来からきた猫型ロボットである。
ドラえもんが発狂したら、世界が1日で破滅するほど、その道具類は強力である。
「ドラえもん〜」と、何百回となく繰り返された台詞で泣きつくのびた。
「また、ジャイアンにいじめられたんだね。どうしてやり返そうとしないんだ君は」
「そんなこといったって無理だよ」
「最初から期待はしてないさ。もう道具は出さないよ」
「このまま泣き寝入りしろっていうの?」
「残念だけど、それもこの世の不条理として受け入れるしかないよ。世界にはもっと理不尽な目に
あってる人がたくさんいるんだから」
「わかったよ。ドラえもん」
「わかればいい」と、ドラえもんは好物のどら焼きをほおばりながら寝転んだ。
物欲しそうに、ドラえもんのどら焼きを見つめるのび太だったが、どうせ貰えないと諦めていった。
「さっき、静香ちゃんの家に行ってきたんだけど、残念なことに留守だったんだよ」
「それで?」
「だからさ。静香ちゃん出してくれないかな。僕だけの静香ちゃんが欲しいんだよ」
「ふぅん。なにするの?」
「なにって、一緒に遊ぶんだよ」
「なにして?」
「・・・・・・・。ドラえもんが考えてるような変なことはしないよ」
「ならいい。出してあげるよ」
ドラえもんが気だるそうに、4次元ポケットから静香ちゃんを取り出した。
「やった!本物の静香ちゃんみたいだ」
「本物だよ。ピアノ教室から持ってきたんだ」
キョロキョロと何が起こったのかわからない様子で、静香ちゃんが室内を見まわした。
「いったいどうなってるの?」といってのび太の顔に焦点をあわせた静香ちゃんは、さらに
「のび太さん、これどういうことなのか教えて」と厳しく問いつめた。
「静香ちゃん、ごめん」といって、助けを求めるのび太がドラえもんを見た。
「コピーするのさ。これでね」
ドラえもんの丸い手には、風船が握られていた。
「ちょっとこれを吹いてみて、静香ちゃん」
「う、うん。いいけどでもすぐにピアノ教室に帰してね」
彼女はいわれたとおりに風船に息を吹き込んだ。
すると、みるみるうちに大きくなった風船は、静香ちゃんそっくりの形になった。
「きゃっ」二人になった静香ちゃんは、同時に叫び声をあげた。
「それじゃ、本物の静香ちゃんはもう用済みだね」
といって、ドラえもんは静香ちゃんをまたポケットの中にしまい、食べかけのどら焼きにぱくついた。
「どういうことなのこれは?」
と、新しくできた静香ちゃんも首を傾げて不思議がった。
「ドラえもん、ありがとう。さぁ、静香ちゃん遊びに行こう」
喜んだのび太は、そういって訳のわからない静香ちゃんを無理やり外に連れ出した。
それから二人は庭にまわって、バドミントンを始めた。
静香ちゃんはあまり気乗りしていなかった。
居間で家計簿をつけていたのび太のママが、二人に気づいてガラス越しに
「いらっしゃい」
というと静香ちゃんは困った顔をして
「おじゃましてます」
と返した。
そして、のび太にとっての楽しい時間はすぐに過ぎ去り、夕方になってしまった。
「もう帰るわ。のび太さん」
「駄目だよ。君は僕だけの静香ちゃんなんだから」
「なにわけのわからないことをいうのよ。ママが心配するといけないからもう帰るわ。それじゃまたね」
静香ちゃんはそういって、ラケットを握りしめたのび太を残して家路へと急いだ。
こういう時も引き止められないのび太は、本当に駄目男である。
それから後片付けを終え、自室に戻ったのび太が、ドラえもんになんとなく聞いてみた。
「あの静香ちゃん、あのまま家に帰っていったけどいいのかな?」
「いいわけないじゃないか。今ごろ本物とやりあってるよ」
「どうするの?ドラえもん」
「僕は知らないよ。君がなんとかしなよ」
ドラえもんはいつも自分の道具で起こったことに対して、なんら責任を感じていなかった。
次の日、学校に来た静香ちゃんは当然一人だった。
のび太があれからどうなったのかを聞いてみたが、あまり要領を得なかった。
ただ、確かなのは昨日バドミントンをしたことを、その静香ちゃんはしっかりと覚えていたことだ。
終わり
227 :
(-_-)さん:04/09/17 19:24:52 ID:tI0pkcdF
本物を見た。
のび太と静香ちゃん
デパートでデート
最後ラブコメっぽい終わり方
やられた・・・・・。
ありきたり。この手の二次創作は読み飽きた。
221と228の素晴らしい小説を読んでみたいもんだ。
早く載せてね。
ありきたりだね。この手の批判はもう飽きた。
週六日制だった小学生にとって、土曜の午後はなにかを期待させるものがあった。
ドラえもんに出てくる彼らもまた、その時代の小学生である。
仲のよいというか、ほとんど兄貴と舎弟関係にあるジャイアンとスネ夫が、明るい陽射しのなかを下校していた。
「やっぱ三沢さんが最強だ。日本人でヒョードルも倒せるのは三沢さんだけだ。
得意のエルボーでよろつかせてから、エメラルドフロウジョンでフィニッシュする姿が目に浮かぶぜ」
「でも、小川みたいにパンチのラッシュに押されて、そのまま関節きめられるんじゃないの」
「なにいってんだ、スネ夫。三沢さんはそんなへましねえよ」
二人が格闘技話に熱中していると、前方にのび太と静香ちゃんの後ろ姿が見えてきた。
追いついて、ジャイアンが背後からのぞくと、赤い糸を指に絡ませたのび太が、静香ちゃんにあやとりを披露していた。
「これがダイヤモンドで、ゴム、それから飛行機、カブト、ネクタイ」
「すごいわ、のび太さん。ほんと器用ねぇ」
「ふふふ。後で教えてあげるよ、静香ちゃん」
「ほんと?うまくできるかしら」
いらついたジャイアンが、のび太からすばやく糸をとりあげていった。
「なにしてんだ、のび太。女みたいなことをするな!」
「ちょっとジャイアン、返してよぉ」
「たけしさん、返してあげなさいよ」
「返してやるから、ついて来い。今から空き地で遊ぶんだ」
「駄目だよ。これから静香ちゃんの家に行くんだから」
「ほーぉ。そんなことをいっていいのかな。のび太くん?」
ジャイアンが指をならして威嚇した。
「い、行くよ」
「それでいい。さすがは心の友だ」
空き地についた三人。
「さてと、のび太くん。今からプロレスを教えてやろう。感謝するように」
「え、そんなのぼくには無理だよ」
「大丈夫、最初は技をかけられていればいい」
といって、ジャイアンは軽がるとのび太を持ち上げ、
肩にのせてアルゼンチンバックブリーカーを始めた。
「痛い、痛いよジャイアン。腰が折れそうだ。早くおろしてよぉ」
「そうか。それじゃ次は、卍がためをしよう」
ジャイアンは次々とプロレス技をかけていった。
「よぉし、疲れたからもう帰っていいぞ。のび太、明日もやるからな。
へへ、お〜れーはジャイアーン〜ガ〜キ大将〜」
日が暮れてきたので、ジャイアンとスネ夫は家に帰っていった。
一人ポツンと残されるのび太。
その時の彼の脳裏には、復讐の文字がうかんでいた。
家に帰ったのび太が、まずすることといえば、ドラえもんに泣きつくことしかない。
「ドラえもん、聞いてよ。カクカクシカジカなんだ」
「それはひどい。あんまりだ。許せないっ!」
「でしょ?だからなんとかしてよ」
「よしっ!これを出してあげよう」
ドラえもんが、腹についたポケットからグローブとシューズを取り出した。
「なにこれ?」
「見てわからないのかい?」
「わかるけど……。これをつけて闘えってこと?」
「そうさ。でもただのグローブじゃない。今日から君もK1選手!というやつさ」
「長いね。それで、K1ってなんなの?」
「やれやれ、そんなことも知らないのか君は。K1のKとは空手やキックボクシングの頭文字をとったもので、
立ち技打撃の最強をめざすものさ」
「へぇ。格闘技はほとんど見ないから、はじめて知ったよ」
「これをつけると、君もすぐに彼らのような動きで、キックやパンチを出せるようになるんだ」
「やった!でも、ぼくの力じゃジャイアンにはきかないかもしれないよ」
「安心しなよ。パワーも数倍になってる。でも、これは諸刃の剣で、強い衝撃を相手に与えると、
自分にもその衝撃が返ってくる。つまり、拳を壊すかもしれないんだ」
「…なんだかよくわからないけど、凄そうだね。明日はこれでジャイアンをやっつけてやるよ」
「その意気だ。のび太くん」
次の日の昼、ジャイアンとスネ夫がわざわざのび太を誘いにやってきた。
「のびー太ぁくん、あ、そ、ぼ」
「来たなっ」
ドラえもんが窓を開けると、にたついたジャイアンとスネ夫がこちらを見上げていた。
「ふふふ。すぐに行くよ」
ドラえもんが代わりにいった。
のび太は、無言でドラえもんと視線を交わしてから、精悍な顔つきになって下におりていった。
「ずいぶんと素直に出てきたね、ジャイアン。のび太のやつ度胸あるじゃん」
とスネ夫がのび太を誉めた。
そして場所は移り、昨日と同じ空き地。
やってきたのはジャイアン、スネ夫、のび太の三人。
「さぁ、どっからでも来い、ジャイアン」
のび太の威勢がいいのに、ジャイアンはカチンときた。
「なんだ生意気だぞ!のび太。しかもグローブなんてつけやがって」
「これは、君のためを思ってのことなんだよ。くくく」
「なんだとこの野郎」
挑発にのったジャイアンが先に動いて、のび太に拳骨を振りおろした。
が、のび太の目にはスローモーションで襲いかかってくるように見えていた。
「なんて遅いんだ」
のび太は軽くスウェイでかわし、左足を前に出した。
すると、それはジャイアンの太ももに鋭いローキックとして当たった。
はじめての痛みに、ジャイアンはうめき声をあげた。
のび太は攻撃の手を休めず、顔面に左ジャブを二発うって、とどめに右ストレートを出した。
あまりの俊敏な動きに、ジャイアンはついていけず、その場に倒れこんだ。
慌てて、ジャイアンに駆けよったスネ夫がわめいた。
「どういうことだ!のび太。またドラえもんに道具を出してもらったな」
「うるさい黙れっ!」
のび太は、スネ夫の頭を両手で固定してから、左ひざであごを叩き上げてやった。
「あぐっ」
崩れるようにしてスネ夫が、ジャイアンの上に倒れた。
彼の意識はもう戻らないのかもしれない。
「はっはっはー。楽勝ーじゃー」
重なりあった二人に背を向け、そのまま帰ろうとするのび太を、弱々しい声が呼び止めた。
「待てのび太、まだ終わっていないぞ」
「なんだ、ジャイアン。まだやるのかい?」
「当たりめえだ。このジャイアン様が、のび太なんかに負けられるかよ」
彼の、ガキ大将としての矜持は、周りが思っているより、はるかに大きかったのかもしれない。
そして彼は、やぶれかぶれともとれるタックルで、のび太に突進していった。
が、のび太は右にスルリと素早いステップでよけ、すれちがいに彼の後頭部を右フックでしとめた。
ジャイアンは半回転して、ドサッと仰向けに倒れた。
これで終わるはずだった。だが、彼は不死鳥のように立ち上がる。
脳が揺れて、意識が朦朧としているはずなのに。
「うおおおおー」
獣のように天に咆哮した後、再びのび太に飛びかかった。
それを条件反射のようにのび太の左足が動き、空中に浮かぶジャイアンをうまく迎撃した。
弧をえがいた足の甲が、ジャイアンの右耳の辺りをえぐったのだ。見事なハイキックであった。
白目をむいたジャイアンは、開いた口からだらしなく舌をたらし、完全にノックアウトされた。
「ここまでするつもりはなかったのに……」
まだ一度も攻撃を受けていないというのに、のび太のからだにも痛みがはしっていた。
ズキズキする拳に気を取られ、目を離したすきに、ジャイアンはもうのび太の前に立っていた。
自分の目を疑うのび太。
「ほとんど意識はないはずなのに、どうしてまだ立ち上がれるんだ!ジャイアン」
のび太は、半分泣き声になっていた。
「プ、プロレスは……やられても、やられても立ち上がらなくちゃいけないんだ!」
なぜかのび太は、その叫びに意識を奪われてしまった。
勝機をつかんだジャイアンは、全身全霊を込めた両腕を、のび太の肩に振り下ろした。
モンゴリアンチョップであった。あまりの重さにひざをつくのび太。
声にならない声をあげて、ジャイアンはのび太の喉もとに手をかけ、頭上に高く持ち上げた。
「プロレスを舐めるな。のび太っ」
そして、そのまま地面に彼のからだを叩き落とした。のど輪落としというやつだった。
237 :
(-_-)さん:04/09/19 03:13:11 ID:tX96qLWn
それから、のび太が目を覚ましたのは、自分の家でだった。
心配そうに彼の看病をするドラえもんが、彼の目に最初にうつった。
「どうなったの?ドラえもん」
と、しばらくしてから聞いた。
「ジャイアンがここまで運んできてくれたんだよ。自分だって傷だらけなのに。ううう」
「そうか。ぼくはジャイアンに負けたのか……。それで、何かいってたかい?」
「うん……。またやろうぜ……って」
目を閉じて、嬉しそうにのび太がいった。
「今度は、道具なしでやろう」
終わり。
本物の静香ちゃんに続いて、スネ夫まで殺してしまった。
もしドラえもんがいたら即効ジャイアン殺す
このスレもうダメぽ
219後日談
そうして今、俺は部屋に引きこもっている。
家族に夢も希望も打ち砕かれ、弟にまで叱咤される日々。
あいつの笑顔は薄れていく。
俺は一人涙する。
もう、ここまでなのか。
すまない、Aよ。
死は何も生み出さなかったよ。
俺に残されたのは無に還る、死しかないのか?
Aよ。お前はもっと生きていたかっただろうな。
俺の命、お前に比べれば安い物だが、分けられるなら分けてやりたかった。
無に還ってしまったお前。もっとバカやっていたかった。
そうすれば少しは俺も何か出来たかもしれない。
すまん。
そうして俺は書き続ける。いつかあいつに届く日まで。
このスレもだけど。まとめサイトも更新と待ってるね
>>241 こんなのしかなけりゃ、当たり前。ゴミばっかり。
ここは、評論スレですか?
自分がうpする立場だったら、人の文章コケにするようなレスは出来ないと思うけどな。
>>243 自分では何も書けない馬鹿だからほっとけ
馬鹿はおまいら。ここは、自作の小説を公開するスレ。
>>1にも評価しろと書いてある。
賞賛だけが、評価なのか?批判は聞かないのか?
公開するという事は、批判も甘んじて受け入れるという暗黙の了解がある物と思っていたが。
論拠の無い批判は確かに只の煽りだが、そうじゃない、辛口な批判をする人間をただ叩くのもどうかと思うがな。
気に入った作品、自分の作品が辛口に批判されたなら、論理を持って対抗しろ。「批判は許さん」それじゃ、言論統制だろ。
「自分じゃ書けないくせに、偉そうな事言うな」など、いかにも俗っぽい呆れる論理だ。
246 :
(-_-)さん:04/09/20 01:57:53 ID:hVz1JfXQ
↑だからあんた書けって。どうせ寂れてるんだから。
きついこと書き込むときも、1個くらいはいいこといってほすぃです
じゃないとへこみっぱなしだもん><
前夜書いた人かな・・・・・・
>>245 なに熱くなってんだ。
このスレ見回してどこに批判がある?賞賛がある?
しかも辛口批判をした人を叩くってどこによ?
>こんなのしかなけりゃ、当たり前。ゴミばっかり。
これに対してお前ならなんて返すの?
なんでおまえが面白いの書いて盛り上げないの?ってなるでしょ。
俺は遊びでドラえもんとか書いてるだけなんだし、んなもんにケチつけられてもハァ?ってなるだけだよ。
作家めざしてるわけでもねんだし、一月ほど前にこのスレたまたま見つけて書き始めただけなんだから。
>>247 俺がいうのもなんだけど、たしかに書くほうも見るほうもレベル低すぎだと思うよ。
ヒキって結構本読んでそうなのにな。
載せる人ほとんどいんのに、これ以上空気悪くすんのはやめよう。
ドラえもんの人、結構好き。
全体がカッチリしているところが。
人によっては硬い印象を持つかもしれないけど。三国志とか歴史系を読んだときの印象に近い。
>>245 確かに批判も必要
特に出版しようとしてるやつがいるならなおさら必要
でもさ245が242と同じかは解らんけど
242は批判になっていない
ただゴミだのクソだの言うのは荒らしと同じだろ?
それは批判じゃない
「それが社会のルールだ」
父親は僕にそういった。僕はまたそのセリフか、と嫌悪な顔をして視線をテレビに移した。
ブラウン管の向こう側ではNHKの夜のニュースが流れている。キャスターのアナウンサーは四十代の中年の男性で笑顔を見せながら天気やローカルニュースを伝えている。
吐き気がするほど気持ちが悪い作り笑いだ。
「父親と話していても時間の無駄だ」
僕は徒労感を演出しながらそういった。
「そうか」
僕は二階の自分の部屋でしばらく力が抜けてへなへなといすに腰を下ろして何もできなかった。
なぜか涙があふれた。僕は自分を情けないやつだな、とおもった。
こういうときに泣くやつは自分を特別な存在だと感じているからだ。そんな自分がほとほと嫌になった。
僕は本棚にあったかもめのジョナサンを手に取った。
そして僕が一番好きなジョナサンのセリフを声に出して読んだ。
「正しい掟というのは我々を自由に導いてくれるものだけなのだ」
このセリフを読むと鳥肌が立った。周りの大人達は口を尖らせていった。
「それじゃ社会には通用しない、学校に入ったらその学校の校則に従え。」
こんなことを言うのはのは担任のミヤガワだ。バァカが。何が従えだ。
そうやって人間を国家の奴隷に仕立て上げようとしているだけだ。
僕は教師という権力のいいなりになった手先がさらに自分の地位を利用して生徒を従わせる行為に対してひどい反感を覚えた。
僕は学校に行きたくなかった。勉強が目的っていう根底は僕も同じだった。
ただ彼らの授業を受けるくらいなら家で勉強したほうがイライラしなくてすむし、それに教師の指示をへいへい受け入れる生徒の姿を見るのも嫌だった。
学校に行っても二時間か三時間で早退して帰ってくる生活が続いた。僕の学校は早退するときに担任に一言いって帰らなければならなかった。
僕の通っていた学校は巷では有名な進学校だった。しかし過去に勉強に追い詰められて自殺をはかった生徒が二人もいたからだ。それに学校からこそこそ逃げるようなことは嫌だった。僕は生物研究室に入った。ミヤガワの教科は生物だった。
253 :
245:04/09/21 01:12:10 ID:???
>>246 思考停止ですか?お悔やみ申し上げます( ´,_ゝ`)プッ
>>247 気持ちは分る。誰にとっても批判は決して気分の良い物ではない。
だが、ならば一個くらいは賞賛があるような作品を、と思わないのか?
>>249 お前の節穴eyeでは見えないようだな。
念のために言っておくが、感想とは評価の一部だからな。
>こんなのしかなけりゃ、当たり前。ゴミばっかり。
これに対しては、俺なら何の論拠もない只の煽りとみなし、無視するね。
だが、口が裂けても「なんでおまえが面白いの書いて盛り上げないの?」等とはレスしない。
煽りや叩きや荒らしを楽しむ人種のとっての、面白いとはどういう意味か?
それ以前に、煽りを煽ることは何を意味するか?よく考えろ。
>俺は遊びでドラえもんとか書いてるだけなんだし
言い訳にもならん。それなら一切の批判は功を成さないと言うのか?
まあ、だがたしかに、んな物にケチつけられても仕方がなかろうな。
所詮、誰にとっても「んな物」なのだからな。
>>251 俺の主張を、繰り返す事によって強調してくれたことには感謝する。
↑おまえが煽りだろ?
違うなら1から丁寧に批判していってあげたら?
255 :
255:04/09/21 01:28:17 ID:???
>>246=
>>254っぽいな。
俺を煽りと思うなら、なぜレスするのか分らんが・・・
煽りじゃないことの証明=1から(の作品全てに)丁寧に批判(なぜか批判限定)
重箱の隅を突っつくのは趣味じゃないが、スマン。俺には理解できんよ・・・( ´ー`)y―┛~~
>>255 いやお前の253のレスはかなり偉そうで煽りととられても仕方ないように思うよ。
それと、無理して重箱の隅をつつくとかいう言葉を随所にいれて虚勢をはらんでいい。
257 :
255:04/09/21 01:44:46 ID:???
>>256 スマンが、一体2ちゃん暦は何年だ?
マターリスレしか見たことないとか特殊な人間ならまだしも、此れしきで偉そうとはな・・・^^;;;
もっと殺伐とした板を覗いてみる事を薦める。
で、反論は?俺が煽りだろって事だけ?
じゃ、ここに宣言する。俺は断じて煽りではない。以上。
258 :
(-_-)さん:04/09/21 01:48:05 ID:3Unu586v
お前が煽りじゃないと宣言したところで
お前を批判している奴らに対しての反論になっているとは思えんのだが?
259 :
(-_-)さん:04/09/21 01:49:27 ID:Nn4Eb86j
260 :
麦:04/09/21 01:52:19 ID:???
馬鹿な奴らが拙い論を展開したところで何も解決はせん。
ゴミ同士仲良くやることだな。
261 :
255:04/09/21 01:57:38 ID:???
>>258 俺は煽りではないと宣言した。それ以上俺にどうしろと?
>>260 わざわざ雑談スレからどうも。
あのスレに、引きこもりはいるの?
全レスうざいよ
263 :
255:04/09/21 01:58:41 ID:???
悪い。実況スレだったな。スマソ
>スマンが、一体2ちゃん暦は何年だ?
>マターリスレしか見たことないとか特殊な人間ならまだしも、此れしきで偉そうとはな・・・^^;;;
ヤバイ奴だなぁ。
もろ2ちゃんねる中毒で自分のほうが特殊だってことをわかってないんだろうか。
つうか、今小説書き込んでいいのか?
>>252 出だしがいいね、続きが読みたくなる感じ。
あ
人生に執着なんてなかったはずなのに、死ぬことが悲しい気がした。
一度大きく深呼吸をしてから、飛び降りるために助走距離をとる。煙草を捨てると怖くて足が震え出した。
駄目だ・・・・・・。
僕は、大きく周りを見渡し近くにあった石段まで歩いていった。そこに腰を下ろして、気持ちを落ち着かせる。
夕暮れの中で煙草に火をつけながら遠くを見続けていた。
そして、いつのまにか、僕は何故死ななければいけないのかを考え始めていた。
僕は欲望に憑かれていた。それは、小学校時代から経験させられ続けてきた虐めに対しての僕の唯一の逃げ場だった。
想像で他人を凌辱することが楽しくてしょうがなかった。現実で人と関わるのが怖いから、いつも僕は僕だけの人間たちとだけ関わりあっていた。
昔はそうすることで自尊心を満足させていた。
そして今、この寸前になって思う。想像の中で生きるのもよかった。全てが自分の思い通りにいくのだから。
だけれど、それで現実が僕に対して肯定的になってくれるわけではなかったし、もちろん、現実が楽しくなるわけでもなかった。
そう考えると、僕の人生は全く無駄だったのではないだろうか、という疑念に犯される。想像の人生とでも言えばいいのだろうか。全く干渉はせずに意義さえ見出せずに終わる。
しかし、その根本原因を作り出したのは虐めをする人間だろう。虐められていなければ、僕は普通に過ごせたはずではないか。
虐めは心を殺す。そう思った。僕の中の僕は一度死んだから。
いつからだろう、人生を諦めることに慣れたのは。
他人からの愛情を同情と読み違えるほどになってしまったのは、いつから・・・・・・。
僕は瞼を閉じて、高校時代を思いだしていた。
「キモイ!」
教室のドアを開けると声がした。
僕は何も答えることなく窓際の自席へと歩いていく。まるで大名が通るように道を開けてくれた。
座席に座ると異変に気がついた。一度立ち上がり、椅子を見るとゴキブリの屍骸があった。
僕が踏み潰していたために臓液が飛び出していた。ズボンをこするように触るとそれが染み付く感触がある。
「まじかよ・・・・・・、本当に潰したぞ・・・・・・」
笑い声が起こると確信していた僕は意外な状況に驚愕していた。
教室中が静まり返ってこちらを見ている。次の動向を気にされているのだろうか。
ティッシュを取り出して僕はズボンの液を拭き取った。それを後ろの屑篭へ捨てる。
教室にいる全ての人の視線が怖い。涙が溢れてきた。
椅子にある屍骸をどうにかしようとティッシュを集めているところに教師が入ってきた。僕を一瞥して教卓へあがっていく。
「先生、斉藤がオナニーしようとティッシュを持ってます」
声が聞こえてきたのは隣の席からだった。ちらりとみるともともとおたふくのような顔に拍車がかかっている佐藤がいた。
教師が僕をもう一度ちらりとみてくる。
「斉藤、ほどほどにしとけよ」
どっと教室中に笑い声があがる。先生も満更でもないように少し照れているように見えた。
憤怒と悲哀でいっぱいになった。僕は手に持っているティッシュにゴキブリを包ませ屑篭に捨てた。
椅子に座ると泣くように机に突っ伏した。
by うんこもりもりまん
自己満足の只の妄想ヲタ小説(漫画チックで下手)
でも良かったら公開するよ。はじめてかいたやつだけど。
ダメ校生がフリフリの魔法少女に女の子にされる話です。
個人的には無反応が一番怖いな。面白くない、と言ってもらえるのさえ
一応は関心を向けてくれている、気を遣ってくれているという事になるし。
まあ、その言葉に傷つくかどうかはまた別の話だけど。
で、感想が欲しい人ってのはその意思を投稿する時に追記しておけば
いいんでない? 批判的な言葉は要らないっていう人はその旨書くと。
何でもいいからコメント欲しいって人はそう書く。そんな手間でもないし、
諍いの元が少しでも無くなるなら予防線ぐらい張っておこうか、みたいな。
真剣にかいてるようだけど、読んでたら自分の暗い時期のおーばらっぷ(?)
するからつい暗いのは読みとばしちゃう時がある。
感想がないんでなくて読んでさえもいない。
ドラエモンのは読んだ。漏れは小説とかよくわかんないけど、
なんかうまいなー、面白いなーと思った。これ感想だな。
「いじめは当番制になりました。
今日のいじめられ役は、いじめグループリーダー時田クンです。
さあ、みんなで時田クンを陰湿に且つ残酷に虐め抜きましょう。
尚、時田クンは逃げたり、隠れたりしたら、即退学です。
では、スタート。」
担任の声が俺の耳に残る。
なんだって?俺は夢でも見てるのか?あの担任はバカだが、そこまでしないだろう。
そこへ俺のダチ、下谷と上山が来た。
やっぱ、こいつらはこんなバカな事、認めるわけねぇよな。
まさに天の助け、そう思った俺は、二人に話し掛けようとしたが、
「よう、時田。いつも、イバリくさって何様のつもりだぁ?」
下谷が信じられない事をでかい声で言うと、上山が、
「そうだよなぁ。パシリの兼田に買って来いって言うの俺らだもんな。
マジで胸が痛いって。てめぇ、自分で言ってみろよ。」
俺はやっぱり夢だと思った。こいつらがこんな事言うわけねぇよ。
だって俺らダチだろ?そこへ、兼田が近づいて来た。
「ありがとう二人とも。こいつの友達のフリするの疲れるでしょ?
ボクはいつも、二人が可哀想で見てられなかったんだよ。」
更に数人のクラスメイトが近づいて無言で、紙切れを置いていく。
それには、『バカ』とか『腐れ外道』とか酷いのは『死んでわびろ!クズ!』
『死ね』と言う文字で、でかく『死んで』と書いてあるのもあった。
なんだよ!俺がなにしたってんだ!あ・・・
「てめーら!ざけんな!後で覚えてやがれ!」
俺はそう言うと教室から出ようと扉に向かう。
そこへ数名の女子がにらみつけて、
「逃げる気?卑怯者!」「いつもは堂々とふんぞり返ってるくせに。」
と言いながら行く手をさえぎる。
何だよ、俺はどうすりゃいいんだよ!
その日、俺はなじられ、殴られ、蹴られ、メシも食えず、便所も行けず、
自分の席で半泣き状態になっていた。
「これが、いじめられるって事だよ。時田クン。」
涙目で顔をあげると、兼田が難しい顔をして立っていた。
「ボクがどんな気持ちだったか、少しはわかったかい?」
俺は怒りに震えながら怒鳴った。
「ふざけんな!明日になれば、違う奴がいじめられ役なんだろ?
だったら、あと1時間我慢すれば、下校の時間だ!ざまあみやがれ!」
するといつの間にか担任が俺の後ろに立っていた。
「残念ですが、時田クンは反省していないようです。いじめられ役は、その気持ちがわかるまで続きます。
これは教育委員会で、昨日決定した事です。私は一教師でしかないので、それに従うしかありません。
時田クン、明日もよろしくお願いしますね。」
そう言うと、担任は何もなかったようにホームルームを始める。
そんなバカな!教育委員会もバカか?こんなの夢だ!目を覚ませばいつもの、俺の天下になってるはずだ!
お、チャイムがなった。さっさと帰るぜ。そこへ、兼田たちがやってきた。
「時田クン、悪いんだけど、お金貸してくれない?
ほんの10万円でいいからさ。みんなでカラオケ行くんだ。 もちろん君も行くよね?」
なんだって?まだ、続いてるのか?学校の中だけじゃねぇのか?
「私の提案で、クラスの親睦を深める為に提案したんですよ。さっきの話、聞いていなかったのですか?」
担任がさらりと言い放つ。
「ふざけんなよ!お前、教師だろ!10万なんて出せるかよ!」
そこへ、下谷が来て、
「あれぇ、確か昨日、カツアゲして10万手に入れたって言ってなかった?」
「そうだよな。俺たちに自慢してたよな。」
上山まで昨日のカツアゲの話をする。
「そうですか。カツアゲで手に入れたお金ですか。
これは、一応報告しておきましょう。しかし、カラオケは行きますよ。
もちろん、そのお金で。時田クンのおごりと言う事で。」
担任が無表情で話している。
俺にはその声が遠くに聞こえた。マジかよ!何でこんな事に・・・
どきどき
設定が面白いな。BRと似てるけど、理に適ってるし。
俺たちは結局、カラオケに行く事になった。もちろん俺のおごりで。
だが、俺は歌うどころか、食う事も出来ず、端の方へ座り終わるのを待った。
5時間後、やっと息苦しい空間から開放された。
とりあえず代金は5万円弱で済んだ。時間は9時、もう帰るだろう。
しかし俺は甘かった。奴らは更に晩飯も食って帰ると言い出した。
もちろん、俺は断る事を許されず、近くのファミレスへ向かう。
後は、カラオケ同様、俺は食うどころか、飲み物も水だけだった。
2時間後、とうとう解放された。俺はもう疲れて帰るのがやっとだ。
ちなみに代金は、残り全て使い切った。もう金なんて出せねぇ。
そして解放された俺は、家に帰りテーブルの上におふくろのメモを見つけ、
食い物にありついた。とりあえず食欲はなかったが、無理矢理食い、
飲み物でごまかしながら、食いきった。
明日もこんな状態が続くのか?いじめの報いなのか?
わからないまま、俺は眠りについた。これが夢である事を願いながら。
朝が来た。俺は疲れが取れないまま目を覚ました。
どうやら着替えないで眠ったらしく、自慢の短ランとズボンはシワだらけだ。
財布も確認する。空っぽだ。つまりアレは夢じゃない現実だと思い知らされた。
今は8時過ぎ。オフクロも帰って来ていないようだ。
俺は冷蔵庫を漁って、適当な物を無理矢理食ってTVを見る。
丁度、ニュースをやっている。
「・・・で、今回文部省が決定した、いじめ対策プログラムは、成功・・・」
俺は胸くそが悪くなって、スイッチを切った。
つまりアレは完全に本当だと言う事を再確認してしまった。
恐ろしくなった俺は、ボーンと言う音にビクリとした。
「8時半、今から行っても遅刻だな。行く気はねぇけどな。」
疲れた声、俺の声はこんなだったか?だが、学校に行かなければ良い訳だ。
退学させられるほうがマシだ。
「でも、オフクロにこんな事、話せねぇな・・・」
そうだ。オヤジが何処かの女と逃げてから、オフクロは寝る間も惜しんで働いている。
俺の学費も、オフクロが苦労してシワだらけの手になって稼いだ金だ。
俺が色々考えていると、ピンポーンと言う間抜けな音が響いた。
思わず俺は返事をして、玄関まで身体を引きずってドアを開ける。
そこには、クラス全員と担任が立っていた。
「ダメじゃないか、遅刻だぞ。さあ、早く学校に来るんだ。
今日もプログラムは行なうんだからな。」
担任のその言葉に、俺は絶望し、目の前が真っ暗になるのを感じた。
「ちょっと待てよ!下谷と上山も一緒にいじめやってただろう!
何で俺だけなんだよ!そいつらも一緒だろうが!」
俺はぶち切れて、担任に怒鳴った。
「それがプログラムにはルールが存在するのですよ。
クラスで一人。それもリーダー格の人物から矯正すると言うのがあるので、
時田クンが反省した。もしくは矯正されたと判断されるまでは続くのです。
私も一教師ですから、逆らえませんしねぇ。」
担任はいけしゃあしゃあと、説明する。
下谷と上山はニヤニヤしながら、俺を見ている。
ん?待てよ、『クラスで一人』って事は、俺だけじゃないのか?
仕方ねぇ。確認する為にも学校に行く事にしよう。
他のクラスにもダチはいるし、そいつらの事も気になるからな。
それに、オフクロに心配かけたくねぇしな。
「わーったよ。行けばいいんだろ?行くよ。」
そして俺は、その行為が自殺行為に等しいと思い知らされる事になる。
投下中かな?
横レスすまそ
>>280 すごくおもしろいです。
よければ、サイト持ってたら教えてください。
すみませぬ。阿頼耶識です。名前をあえて出さずに書いてました。
本業が進まないので、凄い方を期待してたらすみませんでした。
学校へ着いた。俺は他のクラスの奴らを考えながら授業を受けるフリをする。
チャイムがなった!と同時に、俺は裏をかいてベランダから隣りのD組へ。
そこでは、同じような事が起こっていた。だが、対象者は知らない奴だ。
とりあえず、一人に聞いてみると、退学したと言う。
俺は背中がぞっとなり冷や汗がダラダラ出るのも構わず、他もあたって見た。
いない。いない。いない。いない。他のクラスのダチは全員いない。
耐え切れず退学を選んだらしい。中には精神病院送りになった奴もいた。
だが、俺は負けねぇ。そんな状態なら尚更だ!俺はクラスに戻る。
すると事情を知っていたのかクラスの奴らがニヤニヤして待っていた。
「どうだい?いじめられるって怖さがわかったかい?」
兼田が今まで見せた事のない、残虐そうな顔で立っていた。
どうやら、もう授業は始まっているようだ。俺はにらみつけながら席につく。
すると、尻に痛みが走った。いつの間にか敷いてあった座布団をめくると、
画びょうが一箱分くらい、丁寧に針を上にして貼り付けてあった。
「こら!時田!授業中だぞ!そんなことに構わず席につけ!」
数学の鈴木が、俺の痛みを無視してそんな事を言う。
仕方なく俺はノートを乗せ、その上に座る。しかしそれも無駄に終わる。
授業が終わる頃には、ノートは真っ赤に染まっていた。
俺はノートを叩き付ける。するとノートの中が一瞬見える。
慌ててノートを最初のページから見始める。
『バカ』『早くいなくなれ!』『泥棒!』『人でなし!』
そんな言葉が延々とノートの全てのページを埋め尽くしていた。
俺は教科書なども見て見た。同じくびっしりと落書きがしてあった。
とりあえず、教科書はそのままで、ノートは全て破り捨てた。
そんな地獄のような時間をすごし、ホームルームの時間になった。
俺は『ある事』に気づき、それが唯一の希望だと思い、担任に質問する。
しかし、担任から返ってきた言葉は、俺を完璧に打ちのめす物だった。
俺は何故か目の下にクマが出来て眠そうな担任に聞いてみた。
「はい。なんですか?時田クン。」
俺は最後の賭けに出る。これがダメなら、いや今は確認が先だ。
「この『いじめ矯正プログラム』とやらは、親が知ったら、あんたらどうすんだ?」
担任は無言で聞いている。クラスの連中もクスクス笑う奴もいたが無視して続ける。
「あんたら教師の責任問題だよなぁ?今までいじめに対して批判してたんだもんな。
こんな状況見たら、いくらなんだって・・・」
担任が俺の話をさえぎり、残念そうに答える。
「残念ですが、時田クン。あなた今朝ニュースを見ていたじゃありませんか?
まあ、途中で消したようですが。」
な、何で、俺の家の中の行動を知ってるんだ?隠しカメラでも仕掛けたのか?
「ああ、今の説明をすると、あなたの家の中は、隠しカメラと盗聴器、
それと小型スピーカーでこちらから呼びかける事も出来るようにしてあります。
もちろん、あなたのお母様に全てを話し、納得して頂きました。
そして、卒業までのあなたの学費全てを、こちらで負担と言う形で合意しました。
まあ、お母様は見るのが辛いらしく、アパートを借りて、そちらで生活してます。」
俺は家の中の事を見聞きされていたよりも、オフクロが知っていて、納得した事に、
ショックを受けた。俺の最後の望みも消えた。どうすればいいんだ?
するとクラスの連中は笑い出し、「知らなかったんだ?バカだねぇ」とか言いやがった。
俺は完全にぶち切れて、中学までやっていた空手で机を叩き割り、
手から血を流しながら学校を出た。誰もついてくる者はいない。
それだけは救いだった。だが、これからどうするのか?俺は・・・
俺は身も心もボロボロになりながら家に着いた。
途中で新聞が落ちていたのでそれを読みながら来て愕然としたのだ。
そこには、今回のプログラムのルールなどが書かれており、
ほとんど人権無視のルールばかりだった。
そして俺は家に入る。すると、どこからか、担任の声がした。
「お帰り、時田クン。すでにルールは読んだから、君に外では監視員、
家では私とクラスから数名、監視委員がいるのはわかったね?
つらいだろうけど、これも君が自殺しない為の配慮なんだよ。」
「そうだよ。時田クン。僕達も見てるからね。」
その声は兼田だった。あいつ調子に乗りやがって!
他にもいるらしく、女子のクスクス笑う声が聞こえる。
「時田クン。右手、早く消毒したほうがいいよ。怪我なので休みますなんて、
通用しないだろうからね。」
兼田はマジで調子に乗っている。カメラはどこだ?
いや、それより右手がマジでいてぇ。さっさと治療してシャワーでも浴びて寝る。
俺は救急箱を探す。そこに、オフクロからの手紙と3万円がはさまっていた。
俺は万札を素早く隠し、オフクロの手紙を読みながら治療する。
『武志、すまないね。母ちゃんもつらいよ。お前がどんな目に会ってるかと思うと、
夜も眠れないよ。だから、せめておいしい物食べて元気出しておくれ。
とりあえず母ちゃんがどこにいるのか、教えられないのが残念だよ。
ごめんよ。武志。母ちゃんより』
俺は痛みと手紙を読んで涙がこぼれてきた。だが、奴らがどこかで見てる。
俺は涙を流すのをやめ、メシを食って、シャワーを浴びて寝ることにした。
部屋に入りベッドに横になる。すると、また声がした。
「時田クン。宿題と予習をやってから寝なさい。君の成績も評価の対象・・・」
俺は布団をかぶりティッシュで耳栓をして無理矢理眠った。
明日の地獄に備えて。
!とか?の後ろは空白一個いれなきゃいけないってマジ?
「」のときは最後の”。”いらんとか
小学校でそんなこと習ったかな?昔のこと過ぎて忘れた
いけないって事は無い。今でも一部の小説では空白を挿入していないものも
あるし、「」に。を入れている場合もある。
他にも行始めに全角一マス空けるとかあるけど、厳密にルール化されている
わけではないよ。ただ、いま売られている小説の大半はそうしているかな。
皆さん、どんなジャンルを読みたいですか? いや参考までに。
SFとかミステリとかファンタジーとかラブコメとか学園とか。
SM(エロじゃない奴)って、今やってるか。
じゃあ、SFミステリーファンタジーラブコメサスペンス。
「HIKIKOMORI!」
最後はひきこもりの妄想だった、というオチをつけなければいけない様式美。
>>282 サイト、表紙から先に進めないのですが
パスワード制ですか?
>>292 俺、見れねぇっすよ、、
リンクあるのは「☆DVDが」から以下のところだけ
どっから入るんですか?
あ、しかも、そのリンク張ってるぽいとこも全部サーバーが見つからないとかエラーでるっす
え?見られませんか?
今、確認しましたが、リンク先にきちんと行けますが。
少し表示に時間がかかるかもしれないので、ナローバンド(自分もですが)
だったら、少し待って見てください。
どうやら、あのHPスペース自体が重いので、表示に時間がかかる時があるみたいです。
小説は、自己紹介の下にありますので、他は無視してクリックするといいかも知れません。
それでも見られないようなら、誰か教えて下さい。
私もHP初心者なので、HPツールで作ってアップするだけしかわかりませんので。
すみません。
次の日、雨の音で俺は目が覚めた。時間は7時半。余裕で間に合う。
今日行けば、明日から休みだ。だが、この状況は変わらないだろう。
俺は決心を固めた。今日、変えてやる。もう、先の事は後で考える。
そうして、俺は雨の中学校へ向かった。
教室に入ると、ニヤニヤしながら数名の男子が近づいて来た。
「よう。時田。金貸してくれよ。あるんだろ?兼田に聞いたぜ。」
「そうそう、救急箱の中のママからの手紙に挟んであった奴。」
「泣きながら読んでたんだってな。ヒヒヒッ!ぐあ!」
俺はその中の一人を左手でぶちのめした。
他の二人もかかってきたが、蹴りと頭突きで叩きのめし、更にぶちのめす。
「キャアアアアア!」
どうやら、女子が登校して来たらしい、だが構わずぶちのめ・・・せない。
俺はいつの間にか二人の男に腕をひねられ、床に押し付けられていた。
「グ!て、めぇらが、監視員って奴か。ずいぶんと遅かったな。ハハハ。」
俺は強がったが、そいつらは無言で更に腕を折れるくらいまでひねり、
床に押し付ける。
「あれぇ?時田クンが、やられてるよ。いつもは大人にも負けないって言ってたのに。」
この声は兼田、どうやら他の奴らも登校して来たらしく、ざわついている。
「ああ、すみません。もうホームルームが始まるので、時田クンを席にお願いします。」
担任もやってきたようだ。俺は腕をひねられながら、席に着かされた。
そう、画びょうがビッシリ貼り付けられたあの椅子に。
俺は叫び声も痛みも我慢し、ニヤリと笑い、怒鳴る。
「てめぇら!こんな事、いつまでも続くと思うなよ!ぜってぇ、全員ぶちのめす!」
それは俺の精一杯の宣戦布告だった。
つまんね
>>295 やっぱりだめでした
IE・オペラ・ネスケ(全部最新バージョン)で確かめたけど
残念です
Menu
(空白)
災害に備えておきましょう
で、メニュー内容が表示されません
今日行けば、明日から休みだ。
だが、休みが明けた後もこの状況は変わらないんだろう。
第一、この馬鹿げたプログラムが休みの間は行われないという保証もない。
くそっ、冗談じゃない。
これ以上こんなことに付き合ってられるかよ。
俺は決心を固めた。
今日で終わりにしてやる。
それから先のことなんて知ったことじゃねぇ。
とかなんとか、もうちょっと心理描写とかそういうのが欲しい。
>>300さん
ありがとうございます。やはり名前を出さない方が意見言いやすいですかね。
とりあえず、ここだと考える→一発書き込みで直しがきかないところですからね。
ヒヤヒヤモノです。
>>299さん
もしかして、ここのスレに貼ってあるリンクから飛んでますか?
あくまで仮定なのですが、それが原因かもしれません。
リンクサイトから行って見て下さい。それでもダメなら考えます。
>>297さん
つまらないですか。残念です。297さんにも面白いと思って頂けるよう頑張ります。
それと297さんも、何か書いて見るといいかもしれませんよ。
結構、文章を書くのはいいと、カウンセリングの先生も言っていましたし。
とりあえず、上の話、打ち切りっぽい完結と、それなりの完結。
どちらがいいでしょうか?
両方読んでみたい!
拙僧さんとこから飛んだけど無理でした
>>304 ありがとう
ページは見れるけど、説明文だけで、リンクがどこにもないです
つづく・・・次回、最終回 さらば青春の光(闇)
に、テックセットアップ!
>>304さん
あれ?リンクというか、タイトルも出ませんか?
>>306さん
そっち系のエンドは某ソフトの外伝見てください・・・
でません・・・
なんでだろう・・
久々に見てみたいと思えたサイトなのに見れない(´;ω;`)
「そこで俺はぶち切れて、クラス全員と担任を殴って、監視員に捕まった。
それで首にこの赤いチョーカーをつけられたのさ。
知ってるだろうが、こいつは発信機になっていて、どこにいても探知される。
そして、無理に引きちぎれば、首が吹っ飛ぶくらいの威力でドカンさ。
その後どうしたかって?見ての通り、逃げ回ってホームレス状態さ。
オフクロは無事、再婚したみたいだし、まあ、いいかなと思ってるよ。
だが、それも10年前の話。今じゃ学校だけでなく、会社なんかでも、
あのプログラムは更に強化されて、実施してるらしいな。
坊主も、いじめはやめとけよ。今はこのチョーカーは悪の象徴みたいなもんだ。
それに、一度逃げたら、しつこく追いかけてくる。
おっと、そろそろここも危ないな。じゃあな、坊主。」
俺は立ち上がり、橋の下から道路を見る。
監視員の車が止まった。どうやら本当にヤバイな。
俺はいつまで逃げればいいんだ?いじめをやった報いがこれか?
だったら、カッコワルイよな。
昔CMでもあったな。でも、もう遅い。
俺は監視員に囲まれた。もう潮時か、結局反省もしなかったな。
チョーカーに手をかける。そして力いっぱい引き、ブチって音がした後、
ボーンって間抜けな爆発音がした。
俺はどうなったのか?もうわからない。これが死って奴か。
俺の人生は終わった。
その後、プログラムが改善され、兼田教授という人物により、
トキタと言う男のクローンが作られたのは、また別の話。
打ち切り 完
そういえば、前にHPスレで紹介されてたときも俺は見れんかったんだっけ
なんでだろう・・
FC2鯖が重いんじゃない?
意味なくMLMの広告入れてるし。
いや、リンクのある文字だけ見れないみたいなんだよね・・
広告も表示されないのよ・・
それからソース覗かせてもらったんだけど、
<!--ここから本文-->
<table border=1 cellspacing=0 cellpadding=2 bgcolor="bule" >
ってとこね、「bgcolor="bule"」じゃなくて「bgcolor="blue"」かなぁと
<!--[if gte IE 5]>
<link rel="stylesheet" 〜>〜<![endif]--> って<head>〜</head>に書き込むんじゃなかったっけ
調べてこよう・・
<link rel="stylesheet" 〜>だけ<head>〜</head>の中?
つかなんでそこまで必死になるのか
ここは小説スレなのでぃす
一応、怪しい箇所を訂正してアップし直してみました。
これで、どうでしょうか?
ごめん 駄目でした
こっちのPCの設定とかのせいかもしれない ノートンとか
だとすると よくわからないから直せない
せっかくいろいろ直してくれたみたいなのに ごめんなさい
新生へ・・・
俺はその日、監視員に赤いチョーカーみたいなのをつけられた。
どうやら、差別化するためと監視用らしい。おまけで通信機能もあるようだ。
そんな事を無視し、俺は猛勉強を始めた。奴らを見返すためだ。
成績はグングン上がり、学年トップにまでなった。
大学模試でも、全国10位に入って、成績面では文句をつける奴はいなくなった。
しかし、赤いチョーカーはついたまま、プログラムも続行中。
俺が反省したと見なされるまで、この馬鹿げたプログラムは続くようだ。
そして、3年になり、俺は大学進学する事にした。
あっという間に、センターも終わり、全て終わり、自己採点では満点に近かった。
合格間違いなしだろう。ざまあみやがれ、クソどもが!
合格発表の日。俺は愕然とした。俺の番号がない。どこを探してもない!
どういうことだ?まさか!
「そう。そのまさかですよ。時田クン。」
いつの間にか監視員が立っていた。そいつは淡々とした口調で更に続ける。
「君はまだ、プログラムが続行中なのだよ。その赤い首輪がある人間は、
自動的に落伍者と見なされる。どんなに成績が良くてもだ。残念だっ」
バキッ!俺は監視員をぶちのめした。チョーカーから電撃が走る。
更に他の監視員がわらわらと現われ、俺を捕縛し黒塗りの車に押し込んだ。
「君にはプログラムZでないとダメだったようだね。さあ、行こうか。」
車は何処かへ向かって走る。少し見えた景色は、学校のような所だった。
俺は一体どうなるんだ?
さて・・・そろそろ新しい展開がほしいな
ロボトミー手術
機械仕掛けのオレンジ
ネタ切れ・・・か?荒屋さん。あ、ここでは阿頼耶識だったな。すまん。
覆面作家でデビューする日を、楽しみにしてる一人なんでね。
とっととデビューしちゃえよ。
そうすれば、ひき板で育てた作家って事になって、俺らも嬉しいよ。
バンガレ!
・・・あ、そうだ。俺のネタを日記のタイトルに使うのやめれ。
恥ずかしいじゃんかよぅ。
まあ、タイトルは誰も見てないからいいけどさ。
時計仕掛けのオレンジ?
電気羊はアンドロイドの夢を見るか?
短編一作、投下していいっすかね。
328 :
326:04/09/25 21:52:51 ID:???
そいつはいきなり現れて、理不尽なことを言った。
「おまえに、全人類の命運を預けよう」
なに勝手に預けてんだてめえ。そんな権限がてめえ如きにあるとでも思って
んのか?
え? 神? なんだ、神じゃあしょうがないな。神には逆らえねえ。で、俺
は何をすればいいんだ。
は? 毎日やってくる訪問者を全て撃退しろ? なにその斬新な預けかた。
そんなもんがどうして全人類の命運に繋がるんだ?
……一回倒すたびに、一人助かる?
おいおい、無茶言うなよ。
全人類つったら俺、何億回倒せばいいのよ。日本人全員すら無理だよそんな
の。
え、元々全員助けるつもりはない? マジかよ。つったって少なすぎだろそ
れじゃ。がんばれ、ってそりゃ有り得ねえよ。がんばれるわけねえよそんなの。
じゃあ、その助かる人間ってのはどういう基準で決まるんだよ。そこ重要よ。
どうでもいい人間助けたってしょうがねえし。
ヒゲの長さ? 嘘だろ。嘘かよ。神の癖に嘘吐くなよ。せめてもうちょっと
見破れない規模の嘘にしろよ。
ランダム? マジかよ。そんな適当な決め方でいいのかよ。だいたいランダ
ムったってあんた神だろ。ランダムによって誰が選ばれるかってのも実は分か
ってんじゃねえの?
329 :
326:04/09/25 21:54:46 ID:???
え? 分からない? 神なのに? なんだ、神って大したことねえのな。
あ、いやいやいや、悪気はないんだ、つーかごめん、マジごめん、すんません。
土下座するから許して。え? しなくていい? 寛大だなあ、さすがは神だ。
で、何? 俺は何を撃退すんの? 立体映像に映す? マジ? 近頃の神は
やけにサイバーだな。え? こういう場合サイバーって言わないの? あそう。
まぁいいから早く映してよ。
……うわあ、こいつ、何。オオカミ? ウルフ? ハイエナ? そこら辺の
やつ適当に配合したみたいな感じだな。オオカミとウルフは同義だって? 知
らねえよそんなの。つーか何、俺、無理よ。こんなの倒せねえって。武器とか
ねえの? 銃とか、レーザーとか、ミサイルとか。ない? 神なら出せるだろ
そんぐらい。頼むよ。フェアじゃない? いや、素手であんなのと戦えっての
がフェアじゃねえよ。
え? 見た目ほど強くない? いや見るからに人間より強いだろ。俺だって
見た目ほど体力ねえし、最近はトレーニング不足で筋力も落ちてるんだよ。勝
ち目ねえって。
ああ、武器くれんのか。だよな、じゃなきゃ無理だよな。いやぁ助かった助
かったって、それただのナイフじゃんかよ。死ぬって。ナイフ一本で猛獣に立
ち向かうなんてそら、一介のフリーターにゃ無理だって。アーミーナイフ?
いやアーミーならいいってもんじゃないしね。変わんないから、生存率。ない
よりゃマシだけどさあ、それはちょっと……え?
いやいや、素手は勘弁してマジで、お願いしますほんと。いいです、これで
いいです満足っす。大好きっす神。神ラブ。ラブ神。
330 :
326:04/09/25 21:57:17 ID:???
あー、で、さっそく今から? で、どっから来んの? 玄関? ずいぶん律
儀な奴だな、獣の癖に。いや床下とか天井とかから来られても怖いけどさぁ。
つーかさこいつ、弱点とかないの? そういうの教えてくんないと厳しいって。
頸? 頸ねえ。無理。無理だわそれ。死ぬもん。そんな斬りつけにくいとこ狙
えねえよ。プロの殺し屋じゃないんだから。
いやそこをなんとかって、下手に出られてもどうにかできるもんじゃないよ
そこは。だいたいなんで俺一人なの? 警察とか自衛隊とかに手伝ってもらっ
ちゃいかんの? ダメ? あぁ、もう全滅してるのか。じゃあしょうがないな。
うーん、俺ちょっと冷静に考えていい?
なにその状況。なんで全滅してんの? え? いや俺、テレビとか見ないか
ら。ラジオも聞かない。新聞も読まない。社会人失格? 神に言われるときつ
いなあ。でも俺ヒッキーだし。人としてなんかいろいろ大事なもんをドロップ
アウトしてってから、世界情勢なんか気にしても仕方ないんだよ。真面目に生
きろ? 神に説教されちゃおしまいだな。
まあ、実際どうでもいいっちゃいいんだよ。普通さ、神とか出てきたらもっ
と驚くなり戦くなりするじゃん。俺そういうのないから。だってさ、どうよ俺?
俺の人生。ダメっしょ? ダメダメっしょ? お先真っ暗で希望の光なんて
微塵もないっしょ? 自分のためにやってきたこと、やってこれなかったこと
の集大成が現在の俺を形成してるんだぜ?
そこで何よ。いきなり、他人のために動くなんて崇高な使命をぱっと与えら
れたところで、よしやってやろうかなんて気になるわけねえじゃん。くじ運悪
ぃよ神。俺みたいなのに当たっちまって、マジほんと、かわいそう。
331 :
326:04/09/25 21:58:53 ID:???
あ? タイムリミット? あそう。じゃ、まあとりあえず適当にやるわ。
うん、やれるだけっていうか大してやる気もねえけど、それなりに努力もまぁ、
しねえけど、応戦してみるわ。
おう、きたきた。うぅわ、怖えええ。やっぱ逃げよ。うわ早っ。やば、ヤバ
いっておいこら、もう、噛むな! 痛ぇって、畜生……ああ、ダメだ、やっぱ
死ぬな俺。分かりきってたけど。
せめて最後に、一撃ぐらい食らわしてやらんと、俺の存在意義が危ういな。
まさに死にものぐるいな俺に拍手。
左腕をがぶりと獣に噛みつかれたまま、右手に持ったナイフを突き刺す。
獣の喉から赤い血が吹き出したが、噛まれた腕にかかる力は弱まる気配がな
い。
やけになった俺は、血塗れの腕をがむしゃらに振り回した。
「そんなものは効かない」
と、急に獣が喋り出すので、ぎょっとして獣の顔を見ると、そいつの顔は俺
の顔と同じだった。
「おまえは何も分かっちゃいないんだよ」
言い返そうとする間もなく、俺は、俺の顔をした獣に頸筋を噛みつかれて意
識を失う。
そうだよなあ、やっぱりナイフじゃダメだよなあ、などと武器のせいにして、
俺の夢は終わりを見せる。
マイドリームイズオーバー。
だってさ、人生なんて、出来の悪い夢みたいなもんだろ?
住所入れなきゃならんのですか やめた・・
>>ミツル氏
テンポよくって読みやすかったですにょ!
僕は読解力?(もしくは想像力)がとぼしいから
>「そんなものは効かない」 〜
の敵とのやりとりの真意がわからなかったけど、この話おもしろいと思った
>だってさ、人生なんて、出来の悪い夢みたいなもんだろ?
この決め台詞、格言みたいでかっこいい
感想文ヘタですまんです
大阪。大阪の何区だったか何市だったかは忘れた。
小用があり、某O工業大学へ行ったときの事。
電車を降り、またバスに乗り、大学で用を済ませた私は、学校の目の前にあったサティに寄り、
昼飯にすることにした。この店に入った途端私は、この町の只ならぬ空気を感じた。
店内に入ると、まず耳に入ったのが、誰かの泣き声だった。
小鳥のさえずりとかそのような類ではなく、人間の、子供が演劇でやるような明らかな嘘泣きのような声だった。
しかし泣いていたのは、子供ではなかった。特には凝視してみなかったので詳しくはわからないが、
10代の後半のように感じた。重症だ。
彼は車椅子の上でうずくまる様に膝が顔に届かんばかりに足を曲げ、手は両の眼を擦っていた。
泣き方が文字通り「えーんえーん」といった感じで、なにやら訳ありだということは直ぐに判った。
車椅子を押していた母親は、またかと云った感じで宥(なだ)めていた。
精神障害なのか知的障害なのか身体障害なのかは知らないが、ああいうのは気の毒だと思う。
私は見てみぬ振りをして店内を奥へと進んだ。一通り回ってみたが、特に買うものも無かったし、
目新しいものもなかった
。しいて言うならば、店のおばちゃんがその場で焼きそばを作ってパックして売っていたのが面白かった。
結局何も買わずに、入り口まで戻りマックで飯にすることにした。いや大阪ではマクドというべきか。
客は子供が数人とカップルしか居なかった。レジの前に立ってみたものの店員は私に気づいてくれなかった。
私にはよくこういった経験がある。これほどやりきれないことはなかった。声を上げて店員を呼んでみても気づかなかったので、
もう一段階声のボリュームを上げてみるとやっと一人の店員が気づいてくれた。
そのときのレジの人を見て多少動揺した。身長がだいたい150弱だったように思えた。
たぶんもうちっと小さかったかもしれない。とはいえ、私だって負けていない。毎年学年一のチビだったから。
といっても、こうあからさまに障害者ですと云うような身長だと目のやり場に困ったが、彼女は至って普通で、
ぎこちないながらもオーダーをとってくれた。セットを頼んだのだが、
只今御作り中との事で先にポテトと飲み物だけを貰って席に着いた。その後で、ストローがないことに気がついたのだが、
バーガーを貰ったときに言えば良いかと、しばらくポテトを口にして待っていた。
周りではなにやら小学生がカードゲームを広げていたり、カップルは終始無言だった。向こうでは未だに障害者は泣いていた。
そのうちに、あらたな一家族がやってきた。大人数人とまだ歩けるようになったばかりのような赤子ひとり。
赤子はいろいろなものに興味を持ってるらしく、落ち着かない様子だった。それになぜか店内にもかかわらず、裸足だった。
そのうちにその赤子とカップルの彼氏のほうとが目が合ってらしく、彼氏のほうが笑いかけてみていた。
赤子は恥ずかしかったらしく母親の後ろに隠れてしまった。
その後、私はバーガーを受け取って、ストローも貰い、また食べながらヒューマンウォッチングを続けた。
そのうちにまた小学生の女の子二人がやってきて、前から居た小学生男子数名に合流した。
かのように見えたが、なにやら数回言葉を交わしただけで違う席に座った。どうやら同級生のようだった。
見渡す限り、この町は皆が顔見知りかのようだった。私だけがよそ者で、
この町の異様な空気が私を浮かび上がらせていた。そして、私がこの店を出るときにはもうあの障害者は居なかった。
貼ってみたものの、やっぱこれ内容的に貼って大丈夫だったかな?
337 :
326:04/09/26 05:12:09 ID:???
>>333 確かにミツルだ(笑 感想ありがとう。非常に嬉しいです。内容に関しては
実際の夢を元にしているので、話の整合性に欠けてるかもしれない。
>>334 実体験ですか? そういう気分になる時ってありますね。疎外感が強調され
てて良いと思います。
>>334氏
空虚な感じがたまらなく好き
なんとなくラヴクラフトのインスマウスの影を思い出したです
(ちょっと不気味な感じのところが
あと「赤子」よりは「赤ん坊」のほうがお話にあってる気がしたです
勇者といったら聞こえはいいが、単なる無職である。
でも、これといってやることもないのでなってみた。
まず、最初の村から始める。
村長から、適当なことをいわれて魔王を倒す誓いを立てた。
で、宝箱を渡されてあけてみると木刀と500円が入っていた。
馬鹿にされた気分だけど最初はこんなものだろう。
それから、ぼくは村をでて農道をふらふらと歩いていった。
木刀をがりがりと地面にこすらせながら。
地図もないし、行くあてがない。
だいたい魔王ってどこにいるのか聞いてこなかった。
そんな者この世界にいるんだろうか?
いたって平和な毎日を送っていたぼくは、今ごろになって気づいてしまった。
でも、いったん決めたことをいまさら撤回できるわけがない。
などなど考えているうちに、のどが渇いてしまった。
自販機でジュースを買ってのどをうるおす。
残り、400円になってしまった。
なくなれば、追いはぎでもすればいいさ。
そうこうしてると、第一通行人と遭遇した。
木刀で頭を思いっきり叩いてやった。
じいさんだ。
涙目になりながら、頭を両手でおさえて、何かいいたそうに倒れた。
ポケットをまさぐってもなにも出てこなかった。
どうやら、レベルが低すぎたらしい。
レベルが高いやつほど、落とす金も多いというのが常識だ。
じじいでは、経験値も入らない。
農道のわきにのけてから、旅路を急いだ。
めざすは城である。
てくてく歩いていった。
城が見えてきた。
門の前に、騎士がふたり立っている。
自分は勇者だから中に入れてほしいと頼んでみる。
が、問答無用に追い立てられた。
ひどい仕打ちだ。
裏門には人がいなかったので、そこから入ってみた。
長い通路を抜け、階段をのぼっていくと、主の部屋と書かれた札のついたドアの前に出た。
ノックをして中に入る。
ベッドの上にひげもじゃのじいさんの姿があった。
近づいて、説明をこころみた。
もうろくしていたので、話が通じない。
めんどくさいので、木刀で頭をたたいて失神させる。
そして、その城を後にした。
戦利品は鉄の剣と盾、金20万だった。
そして、てくてくと歩いていく。
しばらくいくと、少女が狼藉者に襲われていた。
男が強そうなのでそのまま通り過ぎた。
今ごろ強姦されてるかもしれない。
引き返して、木の陰からのぞいてみた。
衣服をびりびりにやぶられて、犯されていた。
女はううー、ううーと悶えていた。
たまらず、自分もちんこをだして射精をした。
すっきりしたので、先を急ぐ。
モンスターが出てこないので拍子抜けしていた。
はやく、手にいれた剣を使いたかった。
それに、旅の仲間も必要だ。
一人は心細い。魔法使いなんて便利で重宝しそうだ。
湖に出た。魔法使いいませんか?と声をあげた。
すると湖の中からのっそりと、美少女が出てきた。
どうやら魔女らしい。
説得して魔王退治の一行にくわえた。
なんだか頼もしいパーティーができた。
森を抜けると、街に出た。
買い物をすませてホテルに宿をとった。
夜になると、魔女の女の子とハッスルした。
とっても気持ちよかった。
次の日になると、金が全部なくなっていた。
彼女の姿もない。どうやらだまされたようだ。
ファック。
しかたないので、窓からホテルを抜け出した。
従業員にとっつかまえられた。
刑務所に入れられる。死刑宣告が出た。
どうやら勇者の旅はこれまでのようだ。
なんてこった。
新生へ完結?
俺は学校のような施設、いや学校そのものに入れられた。
周りは全員チョーカー付きだ。やはりこいつらも俺と同じなのか?
試しに女生徒に話し掛けてみる。
「おい、お前もプログラムとやらの犠牲者か?」
女生徒は無言で頷く。だが、何かを知っているようだ。
多分、俺より先に入った分だけ何かを知っているのだろう。
そして教師のような男が入ってきた。あれはまさか、兼田!
「えー全員揃ってるヨウデスネ。それではプログラムZを開始します。
今日からは新入りの時田クンが当番デス。さあ、始めマショウ。」
何かおかしい兼田はさて置き、結局、同じ事を繰り返すわけか。
馬鹿馬鹿しい。同じ『いじめる側』の人間を集めたって解決しないだろう。
俺は兼田に詰め寄り、どうしてここにいるのかを聞いた。
「アア、時田クン。ボクは君がイナクナッタ後、『いじめる側』の快感を覚えて、
プログラムXと言うモノに入れられたノデス。ソコハ、日本語を忘れるクライニ、
恐ろしい所デシタ。デモ、時田クンが来たノデ、教師役ヲヤル事にナッタノデス。」
こいつも結局、犠牲者か。いや、元々か。
どっちにしろ、プログラムとやらは、何処かの国みたいな場所を作る事しか、
出来なかったわけだ。ロボットのように、同じ事の繰り返し。
まあ、人生も成功と失敗の繰り返しだ。結局同じなのかもな。人間てのは。
俺はもうここから出る事はないのだろう。あるとすれば、何か非人道的な目的か。
この国も終わったな。もう、疲れた。どうにでもしてくれ。
クラスの連中が俺にジリジリと寄って来る。ああ、またあの日々が繰り返されるのか。
ま、適当に抵抗してチャンスがあれば・・・無理だな。
そして俺の人生はそこで終わる。いじめカッコワルイか・・・確かにそうかもな。
もう、今更遅いか。俺はにじり寄ってくる奴らのチョーカーを引きちぎりながら、
そう考えていた。
すると、俺のチョーカーを後ろから引く者がいた。兼田だ。
なるほど、そう言う役目だったのか。俺に目をつけられた時にお前も終わっていたんだな。
俺は、チョーカーのちぎれる音を聞きながらそう思った。
兼田がニヤリと笑ったような気がした。
終わったのか。阿頼耶識、就職活動頑張れ。それと作家活動もナ。
俺も何か書きたいが、ネタがないな・・・
ネタがなくても書いてみようぜ。
俺の名は、英二=アスカ。宇宙人だ。ちなみに17歳ロリコンだ。
実は地球が狙われてるので、その星を裏切ってスパーマシソをかっぱらって来た。
だが、地球の奴らは信用しない。
仕方がないのでスパーマシソで暴れて街を一つ消して見せた。
しかし事もあろうに、地球人どもは俺を拘束してスパーマシソまで没収しやがった。
そして俺は今、全裸で拘束され監視カメラで視姦されている。
奴らが地球を襲いに来るまで、あと2日。どうすればいいんだ?
とりあえず、地球人のアリメカとか言う国のメシを食った。
まずい。こんなのを食べてるから信用しないんじゃないか?
さて、どうしよう。奴らが来たら、1日で地球は制圧される。
つづくかもしれない・・・
仕方がない。アレはちょっときついが、この厚さの鉄板くらいならぶち抜けるはず。
「うおおおおお↑」俺は三本目の足に血液を集め隆起させる。
そして、勢いをつけて鉄の扉をぶち抜いた。だが、俺の股間にもダメージが。
だが、脱出できた。見張りは呆然としていた。
そいつから服と装備を奪い、スパーマシソの所へ向かう。
途中、何度かぶち殺したが、大事の前の小事、彼らの死は無駄にしない。
俺はスパーマシソで、脱出に成功した。
しかし、すでに遅かったようだ。奴らの第一陣部隊が空を埋め尽くしていた。
これでは、いくら俺のスパーマシソが最強だといっても、きついだろう。
早速、地球人の軍隊が攻撃を始めたが、通用するわけがない。
数十秒で全滅した。奴らが地上に降り立つ。
俺の存在に気づいたようだ。そしてあの赤いスマイルマークのついた機体。
あれは、俺の上官でもあり、最強の戦士・レッドスマイル。
「アホな事ヤメテ、戻ってコイ!2数えるうちに戻らネバ、笑わせる!」
なんて事だ。最強の戦士・レッドスマイルに『笑わせる』と言われて、
生き延びた者はいない。笑いながら死んでいく最悪の死に様になる。
「1,2。終わりダ!笑わせるゾ!」
奴の赤いマシソが一瞬で、俺のマシソの目の前に現われる。
そして衝撃が走る。これは、『お笑い電撃』いきなり殺すつもりか。
「ククク。どうだ、笑いが最高潮に達した時が、貴様の最後ダ!」
どうすればいいんだ。フフフ。
つづける?
なんかダメダメだな・・・文才をくれ!
とりあえず最後まで書いてくれー
書いてて楽しければいいと思うんだ
俺の名は英二。今、マジでピンチ。最強の戦士・レッドスマイルの、
『お笑い電撃』喰らって、マジでやべぇ。エヘヘヘヘ。
まずい、笑い方がテンション高くなってきた。笑い死にだけはゴメンだ!
「ス、スマイル、スンマソン。謝るから許して頂戴よう。フフフヘヘ。」
俺はギリギリのギャグで対抗して見た。これは最後の賭けだ。
奴の弱点と言う噂がある作戦だ。これでダメなら笑い死に。
「キ、貴様ァァァァァ!!俺を怒らせタナァァァァ!!」
やった。作戦は成功だ。奴から笑いが消えた時がチャンスと言う噂に賭けてみたぜ。
奴は怒りに任せて攻撃をしてくる。
だが、今までの、『笑い=余裕』の攻撃とは天と地の差だ。
これなら勝てる!奴の『お笑い電撃』は、奴が笑っている間しか通用しない。
俺はこのスパーマシソにしか付いていない機能、『A−WVX』を使った。
これで奴より20倍は攻撃力、防御力、スピード全てがアップした。
俺は奴のスマイルマークをぶち抜き、奴を行動不能に追いやった。
「ク、さすがハ、アスカ教授ノ作った機能。今日のトコロは、撤退スル。
ダガ、次はナイと思えヨ!」
ふぅ、何とか切り抜けた。後は・・・
後ろを見ると大勢の人々が喜びと、俺に対する賞賛の言葉を言っているようだ。
地球人、こいつらも、あんましいい人間じゃねぇな。
まあ、今日の所は、あのヒゲ長官に土下座とやらをしてもらおう。
そして、俺の優遇をさせるとしよう。
だが、レッドスマイルは戦士だが、キング・ルーズと息子のプリンス・コカー。
こいつらが本隊だからな。俺一人じゃどうしようもないかも知れない。
さて、とりあえずジャパンとか言う国のスシとやらをご馳走になって、
寝るとしよう。後の事は、地球人たちと協力しなければどうしようもないからな。
づつく・・・痛い。
351 :
涅呂:04/09/28 11:12:46 ID:???
レイズナーかよ・・・
さすがは混沌。
352 :
死鬼:04/09/28 13:07:21 ID:???
いきなり最終回
今までのあらすじ
英二は地球人に取り入る事に成功。毎日ウハウハの性活を送る。
その合間に、地球人にスパーマシソの基本を教え量産化に成功。
一方、レッドスマイルは本隊と合流し、キング・ルーズとプリンス・コカーに合う。
その報告に、キングは本隊に入って休むように言おうとしたが、
コカーが早撃ち0.002秒でレーザーガンを撃ち、スマイル炭化。
そして、キングのルーズさにぶち切れたコカーはキングも炭化。
本隊と全ての部隊を地球へ向かわせ、総攻撃をかける。
その攻撃で、地球側の量産型は全滅。地球上も半分以上が焦土と化した。
コカーは自分のスパーマシソ、コカイン・コラーで英二に一騎打ちを申し込む。
だが、英二は20倍システムを使うが、コカーの愛機には100倍システムが。
英二は時機とともに、ボロボロになる。コカーは止めを刺そうとするが、
何故、地球側に寝返ったのかを聞く。
それは衝撃の事実。実は地球から1000年後に出発したタイムトリッパー達が、
自分達の祖先と知り、ショックを受け一時撤退する。
そして数週間後、スパーマシソをパワーアップさせた英二とコカーの、
もう意味を成さない最後の戦いが始まる。
最終回へ続く
真・最終回
英二はいきなりスパーマシソ改の200倍攻撃で、コカーを返り討ち。
そして、和平の道へ。
地球の人口は少し増えました。
ちなみに、英二とコカーはマブダチになり、スパーマシソ改で、
悪人成敗に立ち上がった。
だが、コカーは諦めてはいない。いつか地球を我が物にしようと考えているのだった。
後日談、地球は1000年後、寿命で滅びました。
話はループする。
でも、終わり。
終劇
だめだ、俺じゃこの程度だったよ(号泣)
るるいえありがとな。
それと、感謝の言葉をみんなに。恨み言の方が多いけど・・・
俺の夢をぶち壊した、S田元女教諭!
てめぇのせいで、小学校は不登校。
おかげで勉強嫌いになって、中学でも最悪の先公だった。
そいつらにも、俺は思春期のもろい心を踏みにじられた。
S藤!Y口!S澤!そして禿校長!貴様らのおかげでボロボロで卒業。
高校はヤンキー高で、毎日バトルの連続だった。
それで落ち着いたがな。結局やりたい事も見つけられなかった。
そもそも親父が自営業で、更に特殊な職業なんて選ぶから、
長男の俺がプレッシャーで潰れたんだよ!
それもわからないようなら、勝手にくたばれ!
俺は家を出てやりたい事をやる。それがこの板で見つけた事だ。
ありがとう。ひき板の人達。俺はマジで感謝してるよ。
本が出たら『ヒキ板の人達に捧げる』と編集に文句を言われようと書くよ。
小部数しか出ないけど、見る機会があったら、見ておくれ。
でも、今は職探し中。本は内容にあわせて、来年発刊するよ。
多分、ハードスケジュールになると思うけど、何とかやってみるよ。
ありがとう。みんな!
どんどん、雨行きが悪くなってゆく。三時間目の授業が終わると同時に、校内放送が入った
。暴風警報が発令されたので、全生徒一時間以内に下校するようにと。こんな台風の日だと
いうのに私は、傘を持ってこなかった。朝のニュースは確認したんだが、どうしても朝降って
ないと、持って行くのを忘れてしまうんだ。さすがに、この雨の中傘なし自転車で帰るのは酷
というものだ。指導室では、傘の貸し出しを行っているのだけれど、きっともう今頃は無くなっ
ているんだろう。だから、私は雨がやむのを、せめて弱まるのを待つことにした。初めのうち
は、何人か同じ考えの人も居たようだったけれど、次第に減っていき、遂には私を含めて数
人になってしまった。クラスメイトはお喋りなどをしたりして時間をつぶしている中、私はやる
事がないので、黙々と勉強だけをした、時折外を眺めながら。放送から50分ほどたち、先生
が校内の見回りを始めた。私は、このどう見てもやみそうにない雨をただ窓から眺めていた。
選択のときは来た。私のほかに男子は一人居たが、彼は決心して帰ると言って出て行ってしまった。残る女子の二人のうち一人も、帰っていた。もう一人の女子は、なにやら携帯で電
話をしていた。私は一部始終聞いてない振りして聞いていた。相手はどうやら彼女の姉らしく、高3の姉なのだから、私はてっきりに大学生かと思い込んでいた。彼女の姉が、どうやら迎
えに来る事になったらしく、彼女はそれまで残ることにした.。こんな時だが、私は、彼女の姉が大学生なのか否かがなぜだか気になっていた。その姉は車で迎えに来るらしく、現時刻が
昼前と云うことを考えると、どうも大学生だとは考え辛かった。別に、大学生でないとも言い切れないが。そんな事はさておき、私は今、目の前の事を考えることにした。考えるといっても、
もう決心して帰るという選択以外考える余地はなかった。ただその勇気が出なかった。体がぬれるのはどうでもいい。困るのは、荷物だ。教科書などの紙類や、携帯・電子辞書などの
精密機器は塗らすにはいかない。教科書は学校に放置することにして、携帯は尻ポケットに入れることにした。ここが一番濡れない。そう決心して、私は教室を出ようとした。すると彼女
が、私が傘を持っていないことに気づいて、「私の傘貸してあげようか?」と言ってきた。「私は、お姉ちゃんが迎えにきてくれるから」って。内心嬉しくてたまらなかった。クラスではいつ
も腫れ物のように扱われてきた私に、傘を貸してくれるというのだから。だけど、それを受け取るだけの器量はなかったし、借りたとしたら返さなくちゃいけない、それにその傘がピンク
色だったから受け取ることが出来なかった。私は、照れくさそうに断った。彼女と言葉を交わしたのは初めてだった。それだけ言って私は、彼女一人を教室に残し、階段を駆け下りた。
急いで支度をして校門を出ると、ちょうどそこへ、まばゆいばかりの真紅の車がやってきた。きっと、彼女のお姉さんなんだろう。私はその車の横を通り過ぎるとき、ちらっと中を覗いてみ
た。この嵐の真下で、そこだけ楽園が存在していた。その真紅の空間の中には、一人の美女が電話をしていた。
それで、結局何が言いたかったかというと、彼女のお姉さんが大学生かどうなのかは分からなかったけれど、そんな事は些細なことだということ。
なんだって!キバヤシ!そう言うことだったのか?
nagakute me ga tyukare matita.
minatann tinnde kudatai!
okuti kutyukutyu kutyaidetu.
ababa boeba abogabube no-bennbaA!
ローマ字やめろ コラ
ローマの休日 続編 ローマの真実。
あらすじ ローマの地下に眠る謎の生命体3人。
果たして何者なのか!?
タンスの引き出しをあけたら、無限の空が広がっていたのでおれは一気に飛び込んだ。
急降下して地面にぶつかる瞬間、その夢から覚めて気づくと寝汗で背中がびっしょり。
これじゃいけない。着替えなくてはと思い、新しいTシャツを出すために
タンスの引き出しをあけたら、無限の空が広がっていたので・・・
朝はやく、まだ眠くて仕方ないのに、だれかなって携帯にでたら彼でした。
先日話をしていたSMのカップルと今日急にSMプレイをすることになったというので、
わたしにつきあってくれとのことでした。わたしはSMなんてわからないとこたえましたが、
今日はつきあって見るだけでいいからといわれました。
ちょっと迷いましたが、ただ見るだけならと約束しました。わたしを誘ったのは、
先日のプレイ中のわたしにMの要素があったというのです。わたしはよくわからないし、SMそのものもわかりません。
でも露出するとか、そんなことはわかるような気がしたりで、ちょっと好奇心もでてきたので、ついていくことにしました。
待ち合わせのバス停で待っていると、一台の車が横づけしてきました。助手席の窓が開くと、先日の単独の彼でした。
にこにこしていて、この車に乗ってと言うので言われるまま後ろの座席に乗り込むと、
30代前半のグラマーな女性が笑顔で迎えてくれました。運転している男性は、50歳くらいの男性でとても精悍な感じの方でした。
367 :
(-_-)さん:04/10/04 04:53:55 ID:VoFO4NiJ
2chにも書ける優良串
203.162.168.163:80
∧∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
作家スレの過去ログ持ってる人いない?
読みたくなったからさ。
>>369 すまんない。
とりあえず、書いてみよう。
幸福の箱・・・それは、108人目にどんな願いでもかなえると言う伝説の箱。
それは、俺、長瀬項羽の人生を変えるきっかけになったモノだ。
中3の頃、誰も入らない図書室の奥で偶然見つけた本。
一瞬、光ったように見えたので興味がわき、広辞苑並にぶ厚いソレを何百回も読んだ。
ある日、東西大学に箱を研究してる教授がいると聞き、一度会いに行った。
てっきり、ヨボヨボのボケたじいさんかと思っていたが、
40代後半の適度に筋肉質な登山家と言う感じだった。
俺はその教授に色々、資料を見せてもらい(どうやら変わり者と言う事で話し相手がいなかったらしい)
実際にあったと言う事を確認した。そこで俺の進路は決まった。
それからは猛勉強し、一流の進学校へ入学。そしてその間も教授に話を聞いたり、
教授が忘れていたのか、ホコリまみれの資料を見つけ俺はほくそえんだ。
その資料が俺を箱の真実へ導いてくれる。そう確信し、教授に内緒で持ち帰り、
受験勉強の合間に解読し、更に俺は心の中で万歳をした。
それには、教授も知らない箱の秘密が書かれていたのだ。
チャンスは俺に巡って来ている。そうしている内に東西大学に入学。
教授の研究室に入り浸る毎日が続いた。
ある日、教授がパスポートはあるか?と聞いてきたので、俺はニヤリと笑い、
その後澄ました顔で、「ありますよ。もしかして箱のある場所が?」
教授は嬉しそうに、「そうだ。インドの山奥にある名もない村にあるらしい。」
それからは、その村へ行く準備を整え、いよいよ念願のかなう時が近づいていた。
完?
終わりかヨ!
久しぶりに来たら結構発展してて驚いた
第一章 野望へのプレリュード
5日後、俺たちはその名も無き村へ着いていた。
そして、1週間滞在して、やっと村人に神殿へ入る許可を得た。
だが、村人達の表情は何故か安心した顔をしていた。
やはり、『あの資料』に書かれてあったことは本当のようだ。
用済みの箱は、疫病神みたいなものだろうからな。
その事は教授も知らない。目の前で小躍りしそうな勢いで喜んでいる。
これからの自分の運命も知らずに。
それから村人の案内で神殿と呼ばれていたモノに案内された。
それはとても神殿と呼べるモノではなかった。タダの瓦礫の山に近い状態だ。
しかしそれは、俺の中で箱について確信を得た。
やはり無能な人間には必要のないモノなのだ。
早速、教授はいそいそと発掘道具を準備している。
俺はその中から、適度な大きさのスコップを手に取った。
教授もつるはしとザックを持ち、神殿と呼ばれるモノに向かった。
案内人の村人はいつの間にかいなくなっていた。
まあ、疫病神を持っていってくれる人間が現れたと喜んでいるのだろう。
さて、それからが大変だった。何しろ殆ど瓦礫状態なので、
まずはでかい石を壊す事から始めなければいけない。
それも、どこに箱があるのか見当がつかないので慎重に時間をかけて。
その日は、あらかた大物を片付けテントを張り休む事にした。
教授はまだまだやれそうな勢いだったが、俺が辛そうな演技をすると、
仕方が無いと言う顔で休むことになった。
ひとつ不思議な事に気がついた。ここは標高が結構ある、富士山よりも高いだろう。
それなのに、暖かい上、普通に生活出来ていた事だ。
普通は湯を沸かすだけでもひと苦労なのに、箱にそんな願いを入れた者が『いた』
のだろう。まあ、今は誰も使わないだろうからな。
そいつが今、この世にいないと言う事を実際に見た奴らだろうしな。
とりあえず、俺はそんな事を考えながら眠りについた。
『あの計画』をいつ実行するか考えながら。
次の日。俺たちは昨日の続きの作業を始め、あっけなく祭壇らしきモノを発見した。
その上には、無傷の小さな箱。そう『幸福の箱』だ。
それが今俺たちの目の前にある。俺たちは本気で喜びあった。
後は『あの計画』を実行に移せば長年の夢がかなう。
「教授!これが幸福の箱ですよね?間違いないですよね?」
俺はわざとらしく教授に確認するフリをする。
「ああ、間違いない。これが私の長年捜し求めた箱だ。これで私の夢がかなう。」
教授は涙を流しながら答える。ん?教授の夢?そういえば聞いた事がない。
研究だけだと思っていたので、聞く機会も聞く気もなかったからな。
だが俺の計画に一片のヒビも入れる訳にはいかない、一応聞いてみる。
「教授の夢ってなんなんですか?まさか、世界の王とか言わないですよね?」
教授は涙を拭きながら、真面目な顔をして答え始めた。
「私はこの『幸福の箱』と呼ばれる物について調べていた。
それには理由があった。君は『本当の幸福』とは、何だと思うね?
富か?名誉か?」
逆に質問され、俺は少し焦りながら答える。
「そうですね。楽に生きるとか、そんなモノだと思いますが。」
俺は当り障りのない答えで、お茶を濁す。
「そうか。私は元々、『人間の幸せ』について調べていたんだよ。
その途中で箱についての資料を見つけ、調べ始めたんだ。
もっとも、そのおかげで家族には愛想をつかされ一人になったがね。」
教授は少し寂しそうな過去を思い出すような目をして話を続ける。
「そして思ったのだよ。幸せを掴むには何かを犠牲にして人間は生きている。
まさにその箱その物なのだと。君も知っている通りその箱に願いを入れると、
その願いをかなえるために犠牲が必要だと言う事を。」
俺は焦った。あの資料を教授はすでに解読していたのだ。
もしかしたら、『あの事』も知っているのか?俺は焦りを押さえ教授の話を聞く。
「君がどこまで知っているのかはわからんが、あの箱に願いをかけるには、
何らかの犠牲が必要だ。もっとも、私はそこまでしか解読できなかったがね。
君もこの箱に願いをかけたいからこそ、今まで変人呼ばわりされ誰も相手にしない
私に付いて来たのではないのかね?」
ヤバイ。この教授ただの変わり者だと思い込んでいたが案外鋭い。
早いところ『あの計画』を実行しなければ俺が『生け贄』になる。
どうする?今までの話からするといきなり願いを入れてみたらどうか?
と言っても、そう簡単には行かないだろう。
こんな所で今までの苦労を水泡に帰すわけには行かない。
俺は最後の賭けに出る事にした。
終わりなのか!?
>普通は湯を沸かすだけでもひと苦労なのに
話とかあんまり読んでないが、標高の高い山とかでは
地上よりも簡単に水は沸くよ。沸点は気圧で決まるからねぇ。
沸点は気圧で決まるは語弊があったかもしれん。
気圧が低いと水が沸騰する温度も低くていいっていう中学で習ったやつ。
つづきはー?
第一部完
最初のほうの「箱」と「図書館で見つけた本」のあたりのくだりがおかすぃ。
手入れが行き届いているとは言い難い髭、
均整は取れているものの色の悪い顔面。
乱れた髪は、見方によっては芸術的だった。
埃が横行する部屋で彼は目覚めた。不格好に立ち上がる。
欠伸が口内を迂回した事を受け、思わず目を細めた。
鏡を見れば、馴染みの顔が出迎える。
恨めしそうな目つきで髪を掻き上げるのも恒例の行事。
しかし彼は、つい先ほど細めたばかりの目を、
今度は丸くする羽目に陥ってしまったのだ。(目を酷使し過ぎだな)
何せ、気付かぬ内に生え際が後退していたのだから!
…寄る年波には勝てないという事か。
昨日の今日まで持ち堪えてきたというのに…
いや、単にそう思い込んでいただけだったのだが。
事態は身体中から活力を奪い、彼を再び寝床に向かわせた。
……どこか、途轍もなく広い場所。
塵一つない空間に、件の彼によく似た男が息をしていた。
背格好は大いに違うものの、似ているのはその状況である。
少しばかしの眠りから、先ほどやっと解放された男は、
その図体によく似合う巨大な洗面台へと赴き、しばし愕然とした。
はっ、生え際が…!
…いや、それに限らず、全ての体毛が衰退を始めていたのだ!
それを一瞬で把握できたのは、彼が裸体主義者だった事の賜物だろう。
とにかく、この事態は彼の心を否応もなく乱し、けけけと笑い去った。
もし彼がこの日の内に重大な法を侵しても、これは十分な釈明の材料になるだろう。
「俺は…どうかしていたんだ。
身体中の毛という毛に一斉に裏切られ、気が動転していたんだ!」
「…彼に降り掛かった災難が彼の正常な判断力を失わせたのは間違いない。
私だって、そんな事が起きれば法の一つや二つ、侵してしまうだろう。
満場一致で無罪だ!」
しかし彼はそこまで自暴自棄には成らなかった。
一呼吸入れ、どうにか落ち着きを取り戻し、そして思った。
「うぅ、寒い。何だか…懐かしい感覚だ」
生まれて此の方全裸で過ごしてきた彼だが(一貫した主義に喝采を願いたい)
こう寒さを感じた事は久しくなかったのだ。
先日まで彼を覆っていた体毛達は衣服の真似事を趣味としていた。
凡人の装飾用のへなちょことは違い、防寒具の役職に就いていた、
それはそれは立派な毛だったのだ。
だが、それは既に失われた。
原因の究明が先か。寒さを凌ぐのが先だろうか。
しかしそれは主義を捨て去る事と同義だ…一体どちらが得策なのか。
彼は腕を組み思考の混沌世界に入ったが、その暴挙に黙っていなかったのは本能だ。
「おい、早く服を着ろ!」
彼も、それが一番だ、と急いで結論付けた。
幸い、道には他者の気配が全くなかった。
しかし、どうした事か。このだだっ広い街には一つも洋服店が見当たらない。
そして彼は今更になって気付いた。
もし誰にも見付からずに店まで到達したとしても、
店員によって警察に通報される可能性の、その圧倒的な高さに。
開けた大通りの真ん中で、彼は袋小路に追い詰められてしまった。
彼はびくっと反応した。
建物の隙間から、格別に怪しい老婆が声を掛けてきたのだ。
老婆は彼の姿を見ても全く驚かなかった。
老婆が股の間に視線を向けてくるのに困惑しながらも、
他に頼れる者もいなかったので、
彼は事の端末を彼女に打ち明ける事にした。
「虫よ」
聞いているのかいないのか判別も付かない相槌を何度か打ち据えた後に、
老婆はその口を静かに開いた。
「あなたの体毛も、奴らの餌食になったのよ」
…虫。虫か。虫の野郎…。…虫の分際で!
彼の心に言いようの無い怒りが込み上げてきた。
「そう憤らないで。あなただって、
この世界に寄生するちっぽけな虫の一匹でしょう?」
「…しかし!」
「寒いという以外に何か害は?」
「そう言われれば…何だか身体中がむず痒い。
くそっ、虫共め、俺を誰だと思っていやがる!」
そう言って、更に気付いた。彼は自分が何者かを思い出せなくなっていた。
しかしそんな事は些細な問題だ。先ずはこの寒さをどうにかしなければ。
「ここだけの話…あなたの寒さも痒さも、軽々と吹き飛ばせる薬があるわ」
「…何だって?」
何という幸運だろう。道で偶然出会った、どこの馬の骨かも判らない老婆が、
この深刻な事態を解決する術を持っていたとは。
考えると実に妙な話だ。しかし彼は考えもしなかった。
「さっさとその薬を出せ。金が欲しいんなら、幾らでもくれてやる」
老婆はにやりと笑い、続いて法外な見返りを要求した。
しかし次の瞬間、彼は力尽くで薬瓶を奪い去り、元来た道を駆け出した。
彼は後悔していた。力尽くの略奪行為に対してではなく、
怪しい老婆の怪しい薬を躊躇なしに塗りたくってしまった事を。
薬の散布後、彼の身体は次第に暖かくなっていった。
しかし、むず痒さは一向に衰えを見せず、逆に勢力を強めてきたのだ。
彼はわなわなと両手を震わせ、怒りのぶつけ所を探していた。
思い切り家具に八つ当たりしたものの、気分は収まらなかった。
彼は不貞寝を始めた。
その頃、薄汚れた小さな空間で、彼によく似た男が不貞寝から覚めた。
頭髪を少し失った悲しみは、八割方消え去っていた。
彼は目的もなく車に乗り込み、宛もない運転を堪能した。
思うが侭に旅をした。彼には財産が山のようにあった。
リゾート開発で成功した父から、莫大な遺産を受け継いでいたのだ。
思うが侭に、国中の観光地を踏破した。
その間、幾多もの渋滞に巻き込まれた。
それだけに飽き足らず、全世界を走り回った。ひたすらに走り回った。
その間、幾多もの渋滞に巻き込まれた。
何人もの旅行愛好家に出会い、その度に意気投合した。
その間、幾多もの渋滞に巻き込まれ、辟易とした。
晩年になって、もう彼には行く場所が見当たらなくなった。
彼は往年の旅路に満足し、静かに余生を過ごそうと考えた。
彼はとても満足したものの、彼によく似た彼は全く満足していなかった。
むず痒さは限界に達していた。むず痒さが身体中を走り回る心地がした。
致死量に届きそうだ。
男によく似た男に似て、男は莫大な金を所持していた。
裸体主義者の男は、世界で一番の、図抜けた豪邸に住んでいた。
街に人影がなかったのも無理はない。
その街は単なる趣味で拵えた、住人のいない世界。
広過ぎる庭を飾る為の、ちょっとした飾りだったのだ。
いつだったか、老婆には幸せな日々があった。
しかしそれは突然途切れ、彼女は大いに泣き崩れた。
後には退廃した生活だけが口を開けていた。
彼女は以前交流のあった、一人の資産家に会いに行った。
妻に先立たれていた彼の心を射止め、玉の輿に乗る自信があった。
何せ、その昔二人は恋仲だったのだから。
身分の違いで引き裂かれたものの、今となっては邪魔者はいなかった。
彼女が広大な敷地に忍び込むと、彼は自分の街をほっつき歩いていた。
全裸で、記憶喪失を連れて。
しかも「俺の体毛は防寒の役目をしていた。服など必要なかった」
などの戯れ言をいとも簡単に言ってのけた。
驚いた事に、彼は以前会った時から少しも老けていなかった。
まるでその間、ずっと眠り続けていたかのように。
近しい年齢の筈なのに、二人には大きな歳の差があるように見えた。
彼は流行りの奇病に冒されていた。彼女にはそれがすぐ解った。
誰がどう見ても、その奇病の症例にぴったり合致していた。
(その奇病はどこからともなく発生し、肥大化し、何もかも奪い去る事が特徴だ)
そして口から出任せを発した。同時に、彼女は復縁を迫った。
彼にしてみれば、怪しい老婆に言い寄られ、戸惑うしかなかったのも無理はない。
何の変哲もない水が奇病に効く理由もなかった。
精神が弱っていた彼には、体温上昇の効果が感じられたものの。
明くる日、ついに彼はむず痒さに気が狂った。
何度も何度も、自分に向けて石ころを投げ付けた。
その度に虫の世界では死傷者が出て、その度に紙面を騒がせた。
静かな余生を生きられなかった被害者もいた。
やがて彼も彼に巣食う虫達もどこかへ行ってしまった。
老婆はただ悲しんだ。それしかできなかった。
391 :
(-_-)さん:04/10/11 12:06:10 ID:hQnrHXEO
長くてすいませんでした。
下がり過ぎていて誰も読んでくれなさそうなので、ageます。
あまり言いたくないが素直に言うと
長すぎて読む気がしない。
もっと母親が子供にその場で作って聞かせるくらい話がいい
>>391氏
せっかくおもしろい話なのに
2ちゃんでは行間が狭かったりして長文は見辛くなってしまい
敬遠されてしまいがちなのでもったいないなぁと思ったにょ
レンタル日記やブログみたいなのでまとめてほすぃと思ったにょ
まとめサイト更新止まってるね(´・ω・`)
まとめサイトの管理人召還age
幸福の箱 最終章 108個目の願い、そして真の幸福
色々あったが、107人の魂を吸収した箱は、
俺の思っていた通り108人目に幸福を与えるシステムだった。
さあ、俺の願い、それを入れる時が来た。
思えば、あの時、教授が俺の言う通りに願いを箱に入れ、
その後、スコップをヤツに叩きつけ、崖から落とした事が幸運の始まりだった。
「ククククク!教授!あんたの代わりに『本当の幸せ』って奴を俺が体験してやるよ!」
俺は紙に願いを書き、箱に入れた。箱は今までと・・・同じ輝き方!?
どういうことだ?俺の調べた本当の使い方なら、この『108番目』だけは、
違う輝きを放ち、箱は俺の手から消えるはず!何だ?どこか間違っていたのか!
そこへ数台の覆面パトが俺を囲むように止まる。
そんな馬鹿な!この場所は俺とあのジジイしか知らないはず!
それが何故?今まで無能だった警察がこんなに早く?
すると、今までの無能刑事とは違う男が降りてきた。だがそいつを俺は知っている。
しかしこの世にはいないはず!何故だ!教授が何故生きている?
「やはり、君はその箱の本当の使い方を知らなかったのだね。」
「な、んだと、大体、な、なんで、あんたが生きて無能刑事どもに・・・」
俺はその理由を聞かなければ良かったと後悔する事になる。
箱と真の幸福を巡る物語は終焉を迎えようとしていた。
山あいの寒村に寂れた家屋があり、土間をあがったその薄暗い部屋に、
ほう髪にしわのいった男が囲炉裏にあたっていた。
そこに入り口の戸があいて、冬の日暮れのかすかな光が入ってきた。
「おかしら、源蔵という男が帰ってきましたぜ」
おかしらと呼ばれたこの男は、多いときでもせいぜい二十人程度の盗賊の
長であり、源蔵というのはかつてここに身を置いていた若い男である。
若いといっても、もう三十に近いが、顔はなかなかに整った美男子であったので、
外見からするとまだ十代のようにも見えた。源蔵は、一年前にここを飛びだ
してから、かしらに何の便りもよこしていなかった。
それが、今ひょいと帰ってきたというのである。
「ほぉ、そうか。助兵衛、源蔵のやつをここへ呼べ」
「へい、わかりました。つれてきます」
助兵衛は、本当の名ではなくかしらがつけた渾名であり、まだ二十を越すか
越さないかの血気盛んな若者であった。顔はどちらかというと醜男の部類
にはいり、目が細く、頬がでっぱっていた。
それからすぐ、源蔵は重い足取りで、かしらの家へと入ってきた。ややかしこまった形で、
かしらの前に座すと、刀をはずしてから一礼し、いった。
「今帰りました。おかしら」
かしらは、伸び放題に伸びたあごひげをなぜながらこういった。
「おお、まぁそんなにかしこまるな。で、今までどこでどうしてた?何の連絡もよこさねえでよ」
かしらが、前髪の奥からぎらりと目をのぞかせていたので、源蔵は余計にすくんでしまった。
「へい、包み隠さずにいいますと、京の街で遊んでました」
「それで金がなくなったから、ここへ帰ってきたというわけか」
「いえ、決してそういうわけではありません」
源蔵の額からすぅっと汗がたれた。
「わしに、何の断りもなく消えたことについては水に流す。だが、もう勝手はするなよ」
「はい、わかってます」
「なら、さっそくだが、売りに出す娘が三人納屋に入っている。お前それを見張ってろ。
手は出すなよ。一人は上物で、調べたらまだ傷がついちゃいねえ。高く売れるはずだ」
「へい、いってきます」
源蔵はその場を後にし、納屋のほうへと向かった。途中、助兵衛が源蔵に声をかけてきた。
「どうです?おかしら、怒ってやしませんでしたか?」
「さぁ、どうだろうな。そういえば、見ない顔だが新入りか?」
「へい、最近入った者で、名前は助六といいますが、おかしらからは助兵衛って呼ばれてます」
「そうか……。助六とやら、今ここは何人いるのだ?」
媚びた顔で受け答えする助兵衛に、源蔵はすこし気味が悪かった。
「そうですな、五、六人ってとこじゃないですか。なぁに、狙うのはいつも少人数ばかりだし、
こちらに被害はまずありませんよ。大人数だとわけまえもそれだけ減っちまいますしね」
「そうか、後でみなに挨拶せんとな」
助兵衛は、源蔵に納屋にかけられた錠の鍵を渡すと、すたすたとかしらの家へと戻っていった。
この寒村は、実は盗賊の隠れ家で畑やらが一応はあるが、ほとんど何も
収穫されていなかった。家屋は九棟しかなく、そのほとんどがところどころ傷んでいて、
人が住んでいるとはとうてい思われなかった。それだから、当然納屋のほうも形
だけで中には何もなかった。源蔵が上の隙間から中をのぞくと、聞いたとおり三人の娘が頭
を低くたれながら、静かにすすり泣いていた。錠をはずして中に入ると、源蔵は
好色そうに娘の顔を手でむりやりあげて見てまわった。そして、最後に一番奥
の陰になったところにうずくまっている娘の顔を見た源蔵は、身をのけぞらせていった。
「さ、さや。さやなのか?」
それは十年近く生き別れていた実の妹だったのである。
向こうは兄の顔を見ても、それが兄であるとは判然とわからなかったようだが、
源蔵のほうは、妹の顔を忘れていなかった。兄とは歳が十ほど離れていて、子どもの
頃の顔しか知らなかったが、人より大きく潤んだような黒い瞳と長いまつげ、ぽっ
ちゃりとした赤いくちびるは、昔の面影をしっかりと残していた。源蔵はためらいがち
に、さやの肩を両手でつかんで、からだを起こした。
「さや、兄さんだ。源蔵だよ。忘れたのかい?」
さやは、涙でぬらした目を源蔵に上げると、首をかしげていった。
「げ、源蔵兄さん?源蔵兄さんなの?どうしてここに。きっと助けにきてくれたのね。ああっ」
さやは感極まったのか、源蔵の胸に飛びついて、泣きはじめた。
「さや、どうしてこんな所にいる?おとうとおかぁはどうしたのだ?」
源蔵の胸元を強く握りながら、さやが顔をあげた。
「盗賊に襲われたの」
さやは辛いことを思い出したくないと、そこでつまった。
「おっとうとおっかぁはその場で斬り殺されてた。わたしこの目で斬られるのを見た。
わたしだけは生きたまま、ここまで連れてこられて」
源蔵はさやの言葉に何もいえず、自らが今まで犯してきた業のようなものを感じていた。
「兄さん?」
さやの声に正気をもどした源蔵は、さやの肩を激しくゆすっていった。
「大丈夫、心配するな。俺が逃がしてやる。今はここから逃げることだけに集中するんだ」
源蔵は立ち上がると、納屋の外を見にいった。
「誰もいないようだな。さや来い。逃げるぞ」
さやの手を握って納屋から出るとき、源蔵は中でうずくまっている娘二人にいった。
「す、すまない。できたら後で君たちふたりも逃がしてあげるよ」
さやが後ろめたそうにいった。
「どうして一緒に逃げないの?」
「大勢だとすぐ見つかるし、納屋に誰もいないとすぐ気づかれちまう」
「そんな……」
「いいから逃げるんだ」
さやの手を強引に引っ張りながら、源蔵は駈けだしていた。
かしらの座敷の戸口に、慌てた助兵衛が姿をあらわした。
「おかしら、大変でさ。納屋の娘が一人いません。それと、監視していた
源蔵の姿もどこにも」
「なんだと?」
かしらは片肘をついて寝転んでいたが、それを聞くと瞬時にからだを起こした。
「源蔵のしわざか!あの野郎、今度という今度はゆるさんぞ。草の根わけてでもさがしだせ。
殺してもかまわんぞ」
「へ、へい」
助兵衛ら、四人の男が源蔵のあとを追った。
まもなくして、ブナの林の中をゆく源蔵らを一同は見つけた。
「おい、待て源蔵。どこへ行く気だ」
声をかけたのは、源蔵とは仲のよかった吾平という男である。
「頼む逃がしてくれ。この娘は俺の妹なのだ。頼む」
「それはできん相談だ。おかしらはお前を連れ戻せといわれている」
女を連れて逃げているので、屈強な男四人をまくのは不可能であった。
追いつかれた源蔵は、彼女だけでも逃がそうと男どもを相手に白刃を抜いた。
「四人相手にやろうっていうのかい。知ってるぜあんたが凄腕だってことはよ。
だがな、その娘を守りながら、じゅうぶんに俺たちとやりあえるとでも思ってるのかい?へへへ」
助兵衛の顔が醜く歪んだ。
「逃げろ、さや」
源蔵は必死の形相で叫ぶと、刀を振り上げて斬りかかった。
「どうだ?目を醒ましたか」
顔に水をかけられた源蔵は、うつらうつらと目を開けた。
その腫れた顔は、青あざやら傷やらに覆われ、水をかけられるとジンジンとほてった。
声をかけたのは、どうやらかしらのようだった。
辺りを見まわすと、ぼんやりとだが、かしらの家の中だということがわかった。
どうやら、あれからここまで運ばれてきたらしい。
助兵衛に人質をとられ、おとなしくしろと脅された源蔵は、数瞬のためらいを見せたあと、
刀をその場に捨てたのだ。その後、いうまでもなく執拗な暴行が加えられた。
「源蔵、この娘がお前の妹というのは、本当か?」
源蔵は柱に縄でぐるぐるに巻きつけられ、夜をむかえた屋内は、ろうそく
の炎によって赤々と照らされていた。 妖しくゆらめく光によって源蔵の
眼前に立ち現れたのは、半裸にされた娘が、梁からたれた縄に両手を縛られて
つるされている姿だった。
「おかしら、頼みます。どうか手は出さないでやってください」
「どうします?おかしらぁ」
助兵衛が、これ以上にないほどの笑みをうかべて、かしらに聞いた。
「そういわれると、ますますやりたくなるってぇのが男ってもんだ。そうだろ源蔵?」
かしらはさやの腰まきに手をかけながら、暗い欲情を燃えたたせていた。
「おかしらっ。吾平からも何とか頼んでみてくれ」
「ふん、いまさらそんなことをいえた義理かよ」
吾平の蹴りが腹に入り、源蔵は低くうめき声をあげた。
そうして源蔵の目の前で、淫獣の戯れが始められた。
まず助兵衛が、女の着物をはぎとり、あらわになった乳房をしゃぶりだした。
「こりゃいいぜ、おかしらぁ。うますぎらぁ」
ふっくらした白い乳房を吸い、舌でこねまわし、歯で乳首をこりこりとかんでいった。
「おめぇばっかいい目をみるんじゃねえよ」
そういってかしらは、すばやく自分の着物の紐をといて裸になると、縮れた毛にうもれた
大きな陰茎をとりだした。それを手のひらですこし握ってやると、むくむくと勃起していった。
その時、源蔵はどうしていたのかというと、柱にくくられたまま虚ろな目を部屋の片隅へと向けていた。
「どうだ?源蔵ぉ。おまえもやりたくてしょうがねえだろう?」
問われた源蔵の口は、依然としてかたく閉ざされたままだ。
「実の妹を目の前で犯されてて、なにもいえねえか?」
いいながら、かしらは女のあごをつかんで強引にくちびるをあわせた。
「ううん、うっ」
ふたをされたくちびるから、悶えるような声がもれる。かしらの執拗な口づけに
息が続かないのか、それとも感じているのか、黒髪が顔を隠していて表情がうまく読みとれない。
ようやく口を解放してやったかしらは、今度は腰を女の顔のところへと持っていって、
屹立した自慢の如意棒を頬にはわせながら、くちびるへと押しつけていった。
「おい、歯は立てるなよ。うっ、こりゃいい。たまんねえな。女、もっと舌をつかえ」
縄を巻かれた梁は、下からくる振動にみしみしと音をたてた。
胸を舐めるのに飽きた助兵衛は、最後の一枚をひらりと剥ぎ取るとそのまま秘所に食らいついた。
瞬間、女のからだがピンとはねあがり、助兵衛の指が可憐な花びらを荒々しくひろげ、
上下に蜜を舐めだすと、正直な女体は快楽になまめかしく動き、波うった。
しだいにその舌先は、糞をひりだす穴にも向かっていこうとしたが、
「もう我慢できねえな。おい助兵衛、そこをどけ」
と、かしらが離れるのも待たずに、足で助兵衛の横っ腹を押していれかわった。
「おい、吾平でも誰でもいい。縄を切れ。この体勢ではやりにくくてかなわん」
吾平ともう二人は、同じ部屋の一隅に座していたのだが、疲労からか強姦には
加わっていなかった。
そのうちの小四郎という小男が、ヒュッと小刀をなげて縄をうまく切りはなした。
倒れそうになった女を、かしらの腕がうけとめ、そのまま床に押しつけて覆いかぶさった。
男と女が一つの塊へとつながりあったのだ。
激しく律動するかしらの下半身にあわせて、
「あぁーっ、あーっ」
とあえぐ女。
そのせわしく息をきざむ口、紅潮した顔、とろりとした薄目はまさに忘我の境地であった。
情欲に支配された女は、その足をかしらの胴へと巻きつかせ、自ら絶頂を求めていった。
短くなったろうそくの炎にてらされた女の膣口からは、白濁色の液がたれていた。
ぐったりとしたかしらの後に、行為の一部始終を見せられて怒張しきった男根をふりながら、
助兵衛が吸いよせられるように女に向かったとき、それまで死んだように動かなかった源蔵が突如笑いだした。
「おれの勝ちだな。おかしらをはじめ、一同まんまと騙されおったわ。それは妹ではない。
別の娘よ。今ごろ二人はどこか遠くに逃げおおせておるわ」
「何じゃと?」
かしらの顔は陰になっていてよくわからぬが、さすがに驚いたにちがいない。
「何のことをいっておる。おぬし、気でも違ったか?」
「違わぬよ。くくく」
なおも源蔵は、冷笑をあびせた。
「いったであろう。それは妹ではないと」
「では誰だという?」
「さやとして連れだした女。本物のさやは今ごろもう一人を連れてどこかへ消えておるわ」
「おい、おまえら。今すぐ納屋のほうを見てこい」
三人はすぐさま出ていったが、一人助兵衛だけはまごついて遅れた。
「それが本当なら、まんまとしてやられたわ」
「その小娘には悪いことをした。さやの奴、三人いっしょでなくては逃げぬというから、
しかたなしにその場で妙案を考えだしたのよ。おれはこの娘と逃げてやつらをひきよせる。
そこで、手薄になったところを、おまえたち二人で逃げるがよい、とな」
「なんと……」
かしらも騙されていながら感服した。
「おびきよせておいてからそのまま逃げきるつもりが、あえなく捕まってしまったがな」
そこで、納屋に向かった四人がどたどたと戻ってきた。
「源蔵のいうとおり、あとの二人の姿がどこにも見あたりません」
と助兵衛が報告すると、室内に源蔵の高笑いが響きわたった。
一応終わり。もうなにも書くつもりなかったんだけど、前に書いたの途中のままなのは、すっきりしないので
むりやり終わらせときました。
・・・。
フフフ…
>>405 あらやしき?とか言う人?
エロエロだけどおもしろかったです。
409 :
(-_-)さん:04/10/20 11:10:16 ID:Sf9vXkM1
・・・
中卒で小説書いてる人いる?
いる。俺とか。
あと俺とかね。ここで書いたのは326。
反応されると何か嬉しいけども、載せられるものがないなぁ。
未完でいいなら投下できるんだけど。
――夜を奏でよう
ボロボロのノートに、そこらに転がっていたシャープペンを手に取って書き
殴る。
奏でる、という漢字は、パソコンで変換した文字を拡大させて映し書きにし
た。計四分。綺麗に字を書くのは難しい。
――夜を奏でよう
――よどんだ空に音を放て
「来た来た来た!」
恰好いい言葉じゃん、と、自らの着想に惚れ惚れしながら、俺はガッツポー
ズを取った。
自分のテンションを上げる術は心得ている。たとえそれが些細で下らない事
であろうとも、嬉しさは十倍、悲しさは百倍、虚しさは千倍にできるほどセン
シティブな感性の持ち主なのだ。
それが高じて精神科のお世話になっているが、主治医も恐らくは俺の才能を
妬んでのやっかみ半分で薬を処方しているに違いない。まったく嫉妬というや
つは困ったものだ。
さてこの先はどうする。ここに激しいドラムとギターのリフが怒涛の如く響
き渡ることを考えると、少し暴言じみたセリフを繋げてみるのも良いかもしれ
ない。
「六日前に貸した金返せ!」
とか。
六日は語呂が悪いか? いやここはもっと短絡的に率直かつストレートに
「殺せ殺せ殺せ!」
なんてどうだろう。バックにコーラスを加えて
「(ブチ)殺せ(ブチ)殺せ(ブチ)殺せ!」
とかしてみるのも面白い。男気あふれるソウルフルな出来映えになるだろう。
だが問題は、前文までの情緒性と相反する、この破壊的な展開の切り替えに
聴者が付いて来れるかどうかという点にあるな。
単純なハードコアと錯覚されるのは、俺の意に反する。これは新たな音楽の
時代を紡ぎ出す先進的ジャンルなのだ。それが分からない奴は死んでしまえ。
実に困ったことに、この国ジャポンにはそんな俺の思想を理解できる人材が
稀有であるらしく、未だヴォーカル兼作詞の俺以外のバンドメンバーは一人
も決まっていない。ついでに言うと事務所も決まってない。
機材は目下準備中で、今はゴミ捨て場から拾ってきた音のずれてるアコギ(
チューニングの方法を俺は知らない)が一本と、高校時代の友人(現在音信不
通)から借りたまま返していないエレキベースが一本。ドラムはとりあえずバ
ケツで代用している。
この通り、メンバーさえいれば今すぐにでもライブが出来る環境が整ってい
るのだが、近所の楽器店にメンバー募集の張り紙を出してもなぜか全く連絡
が来ない。
条件にはそれほどこだわっていないつもりなのだが、もしかすると文面から
滲み出る、隠そうとしても隠しきれない俺の神々しいまでの才能に恐れ嘶きひ
れ伏して連絡を取れないでいるのだろうか。まったく、自分の才能が恐ろしい
ぜ。
「…………」
思わずナルシズムに浸りかけていた俺は、思い直して部屋を見渡した。
雑誌や下着、紙屑にペットボトル、夥しい量のティッシュ。その他、分類不
能な黒い物体など。……あれはタオルだったような気がする。
まずは変わり映えのない様子に一安心し、何かしら食品が残っていないか周
囲を散策した。腹が減っては戦はできぬ。いくら天才でも、空腹には勝てない
のが世の侘しさよ。
冷蔵庫もあるにはあったが、開けるまでもなく中身は熟知しているし、近頃
は臭いが酷くて使い物にならない。
入れられるのは匂い移りのない缶類だけだが、残っているのは賞味期限が四
年前に切れているパイナップルだけで、缶切が見当たらないので開けることす
ら出来なかった。
つまり、この部屋に今すぐ胃の中に放り込む事のできる食料品は存在しない
ということだ。
買い出しに行かなければならない。二週間ぶりの外だ。
俺は武者震いの止まらない身体を抑えつけ、ふらふらと身支度を整えた。
お言葉に甘えて投下しました。もうちょい続き書いてあるけど、
とりあえず反応に怯えてみます。
続き、まだー?
春と言えども東北の夜は寒い。
近年の異常気象から鑑みるに、平年並み≠ネどという言葉はもはや排斥す
るべきなのではないかと思わなくもないが、考えるべき問題はそれよりもまず
親からの仕送りのみで生活している俺の財布の残金が千円を切っているという
現実から想像しうる未来への足がかりであり、次の仕送りがある月末まではあ
と三日という日数が依然として居を構える今、ごまかしの効く程度の空腹で全
財産を消費することほど馬鹿なことはないのであるが、天才と馬鹿は紙一重と
言われる世の中に対する模範的アンチテーゼとして、あえて俺はこの苦難に立
ち向かう決心をしたのであった、まる。
あぁ、なんて哲学的な思想が詰まっているのだ俺の頭には。素晴らしすぎる。
一番近いコンビニまでは歩いて十分もかからない。
食料調達には持ってこいの施設である上、二ヶ月ぐらい前から働き始めてい
るらしい新人の女の子の店員がこれまた可愛いのなんのって、思わず誘拐して
しまいたくなるほどビューティフルな容姿をしているのだった。
少なくとも俺が過去に遭遇した全女性の中で、確実にベストスリーに入る。
なので行こう。早く行こう。時は金なり。時は金になるから無駄にする度に財
布の中身は減っていくという意味だ。格言の使いどころもパーフェクト、さす
が俺。最高!
処方されている薬を一気に三回分ほど飲み干して、俺はついに外に出た。嗅
ぎ慣れていない外の空気が鼻孔に染み渡り、脳がぐらりと来る。まったく天才
は繊細すぎて生きるのが大変だ。
景気づけに一発叫ぼうかと考えたが、貴重な俺の生声を近所の住人どもに無
償で聴かせてやるのもなかなか勿体ない話だと思い直し、無言で拳を突き上げ
るに留めた。
テロリストの襲撃に備えて前後左右と上空を確認しながら、夜道を歩く。
不用心は即、死に繋がる。
今この瞬間にでもあの電柱の影からライフルを撃たれるかもしれないし、あ
のマンホールの上を歩くと落とし穴になっていて中には致死量の毒が塗られた
針の山が獲物を狙い、だからといって迂闊にマンホールを飛び越えようとしよ
うものなら赤外線センサーに引っかかり、半径一キロほどの区画が封鎖されて
ウイルスを送り込まれる恐れがあり、運良く突破できたにしても、その先にあ
る各種の地雷や暗号の解読、そして時には上空からの爆撃にも目を見張らなく
てはならないのだ。……やれやれ、これだからジャポンは危ない。
俺は巧妙な罠を避けつつ蛇行しながら歩き、ついにコンビニの前に辿り着い
た。
やったぜフィーバー! ここまでやれるとは正直思わなかった、ヒロシ、お
父さんを許しておくれ、あの時はああするしかなかったんだよヒロシ、母さん
を信じてやれなかった私の責任だ。ちなみに俺は結婚してないし子供もいない。
心はいつでもセブンティーン。青春の代名詞とは俺のことよ!
脳内で盛大なファンファーレが鳴り響く音を聞きながら、俺は店内に足を踏
み入れた。
こんな感じ。なんか長くなりそうで筆(キー)が止まってる状態。
特にプロットとかないし。
>>420 良いっすね。後で何か書いてみます。っていうかここのまとめサイトも
更新ないようだし、ついでにまとめてくれると良いかなぁなんて。
目指したいところです。
そっか。俺も一応目指してる。まあ、無理だろうけど。
>>423 投下、おつ&あり!でした。
電波気味な内容だけど、読みやすかったです。
筆が止まったときは違うものを書き始めてみるのもいいっすよぅ。
今度は真面目な感じのも読んでみたいです。
428 :
423:04/10/22 14:01:09 ID:???
>>426 無理無理と思いつつも頑張りましょう。何か思いついたら投下お願いします。
>>427 ありがとうございます。電波っぽいのは狙ってます、はい…こういうの読む
のは好きなんだけど、書くとなると難しいですね。真面目なのはなぜか暗く
なっちゃう傾向がありますが、ちょっと考えてみます。
430 :
426:04/10/22 17:26:41 ID:???
俺はまだしたことないよ。小説書き始めたのも半年ちょい前くらいだし。
投稿っていいよね。作品を作って応募っていう行為がすごく前向きで。
いや、俺はしたことないけど
ポストに投函後 どっと疲れる
433 :
423:04/10/22 23:54:21 ID:???
>>429 投稿に関しては
>>69参照。ポストに投函するまでが長いんだよなぁ。
色々気にしてると無駄に時間がかかってしまう。
ここのまとめサイト、チャレンジしたけど、挫折。。
どれとどれがつながってるのかわからないぽ。。
222へ
実は小説はあまり読んだことが無い度素人です。
222はゲームの世界かな?ブラックですな。
339は印象薄くなってしまった。
なぜなら。。
397がインパクト強すぎ。
自作とは思えない。なにか写してません?って感じ。
かなり文体がまとまってます。
文章自体が時代物っぽいし、創作だとしたらすごい腕前ですね!
大どんでん返し!とかスピード感とかすごいなーって思いました。
読んでいてハラハラドキドキしたし、、
エロティックな表現もプロ級かなと思いました。
また書いたら教えてね☆
436 :
(-_-)さん:04/10/24 12:49:57 ID:kNFAtmlq
(´・ω・`)?
222へって書いておきつつ397を褒めちぎるミステリー。
しかし教えてね、ってどうやって教えるんだろう…
>>416-
面白い。
勘違い主人公モノってときどきあるけど、416のはとても面白いです。
440 :
(-_-)さん:04/10/24 19:43:14 ID:fnfVdEei
>>438 ありがとう。そう言われると続きを書かねばって気になりますね。
面白い、って言葉はストレートで嬉しいな。
>>439 お疲れ様です。いい感じじゃないっすか。お題の方はさっき投下して
きましたけど、真面目っていうよりも単に暗くなってしまった。
>>408 どうもありがとう
あらやしきさんではないです。ドラえもんとかカツオ書いた人。
>>435 ゆめ……。わざわざスレに書いてくれなくてよかったのに。
222がゲームの世界ってよくわからんけど。あのドラえもんっすよ。
231のほうも読んでもらえたのかな。
339ははろにも内容がないっていわれた。おもろないって。
チャット中にビール飲みながら書いたんだけど、つっこみいれて読むタイプじゃないと
笑いがわからんかもしれん。まぁつまらんけどね。最後なげやりだし。
397は完全自作っす。なにも写してないです。
誉めてくれてありがとう。
エロはなんとなくで表現してみた。自分ではあんまりえろくないと思ってる。
歴史物とか読んだ覚えないのでわからないんだけど、前のほうにかたい印象あるかもって
いうのには意外でした。
また気が向いたら何か書くかもしれません。
あ、ゆめ。176もよかったら読んでやって。
(おっと、失礼をいってすいません。→おっと、失礼。に変更)
妄想とかよく知りもしないのに、軽い気持ちで作品にして悪かったかな。
最後のは蛇足かもね。
「いやっ、これはどうも……鍋ですか、ありがとうございます。
ここ数日何も食べてなかったもんで助かります。いやぁ、おいしいですね。
何の肉ですかねこれは。ははぁ、そうですか、鹿の肉。ちょっとかたくて噛
むのに疲れますが、味はなかなかいけますね。
お婆さんはここでひとり暮らしで?
そうですか、そりゃ寂しいでしょう?えっ、そんなこともない?なら結構ですね。
ははは……。たまに誰かが来てくれるんですか?こんな山奥に?おっと、失礼。
……ふぅ、腹も膨れてきたんでひとつ、三日前にあった話
をしてもいいでしょうか?へい。いやぁ、怖い体験をしましたよ。心臓が縮み上が
って、あともう少しであの世に行くところでした。本当ですよ。まぁちょっと聞
いてみてください。わたしはね、ある屋敷に奉公にあがってまして何年も暇をもら
えなかったんです。それが一週間ほど前に、何を思われたのか突然、いつもは厳しい
ご主人が暇にだしてくださりまして。ええ、そりゃもう立派な方ですよ。
それで、ひさびさに故郷の村に帰ってみたんです。
その、今日から三日前にですね。ついてみると、もともと辺鄙な村でしたが、あまり
の荒れようにビックリしました。村に入っても誰にも会わない。いや、会わないって
のは田舎だからってことじゃなくて、家を覗いても誰もいないんでさ。声をかけても
誰もでてこない。そんな寂しい心持ちの中、我が家についたんです。
おそるおそる、おーい帰ったぞぉっていってやりました。すると、ひょっこり妹が中
から姿をあらわしましてね。あら、兄さん帰ってらしたの。あんまり突然で驚きまし
たよっていうんです。こっちは、やっと人にあったとうれし泣きですよ。
家にあがってくつろいでいると、色々と妹のやつが世話をやいてくれました。
ところで、お前、親父やお袋はどこだい?って何気なく聞きますと、妹は突然暗い表情に
なって、泣きはじめました。よくよく聞いてみますと、村のみんなが病でバッタバッタ
と死んでいったんだそうです。そりゃもう、年寄りから子どもまで次々と。最後にいった
のがうちの親父とお袋だったらしくて、それ以来ずっとこの村には妹ひとりしか
住んでないっていうんです。あんまりビックリしたんで、何もいえませんでしたよ。
それで、頼むから兄さんこのままここで暮らしてくれっていってきたんですが、
そりゃできんわいと断って、逆に妹のやつをこの陰気な村からつれだしてやるといいましてね。
その時は、手をあわせてえらい喜んでましたな。
それから夜になって、妹がわたしの布団を敷いているときに、恥ずかしそうに顔を赤らめていうんです。
わたし、まだ男の人を知らないの。兄さんよかったら今夜一緒に寝てくださらない、って。
そりゃ、兄と妹が寝るなんてことは、まったく馬鹿げた話ですよ。最初はなに言い出すんだ
って思いましたが、妹の表情があんまり真剣なんで、仕方なくうけがってやりました。
じゃあ兄さん、先に布団にはいって待っててっていいましてね。わたしは大人しく寝にはいりました。
それからずっと、暗い天井をぼんやりと見てましたら、妹が障子ごしに立ちまして、
足をする以外の物音を立てずに、すっと障子を開けて入ってきました。
見上げると、なんとその右手には出刃包丁が握られてたんです。
その時の妹の顔の恐ろしいことったら。まるで、この世の憎しみを凝縮したようなかたちでして。
何もいわずにドスンっとわたしの枕もとに一撃ですよ。
運よくとっさに横に転がったんで、それはなんとかよけられましたがね。
で、おいっ、待て!何のつもりだって慌てて聞いたんですが、もう人語を解さないようすでして、
からだを上下にくねらせて、舌をべろべろと出しながら襲いかかってきました。
わたしは恐ろしさのあまり、後ろを一度も振りかえらず、はだしのままそこから逃げだしてました。
村まで来るのに使った馬は、無残にもバラバラに散らかってましたんで、そのままはだしで何里
も駆けてきたってわけですよ。なに?そんな作り話はほんとにできないって?
世の中何が起こるかわかったもんじゃないですよ。今でもまるで、夢の中にいるような心地ですわ。
えっ、それから妹はどうしたんだって?知りませんよ。
あれが本当に妹だったのか、妹に化けていた物の怪だったのか。
それとも妹があのような鬼になってしまったのか。
ん?なんですお婆さん。その時の妹の顔を詳しく教えてくれって?
暗がりであんまりよく見えませんでしたが、とにかく恐ろしい顔でしたよ。目なんかえらいつり上がってて。
そうそう、そんな感じです。口も裂けたように横にひろがってました。舌は蛇のようにちょろちょろと長かったかと。
うんうん、そう、そんな感じで。って……え?………ぎゃあああああああぁぁ」
ここで終わらせます。
知り合いだったのね。
誰がどれを書いてるのか分かりづらいって意味では、作者はみんな固定に
した方がいいのだろうかと思ってみた。というか、名前がないと「誰」とも
言いにくいし。(番号で呼ぶのも限界がありそう)
まとめサイトも作者別になってるほうが見やすいかもしらんな。
448 :
429:04/10/26 16:27:41 ID:???
>>430 そっか。将来的には投稿とかするつもり? まぁするにしてもしないにしてもこれからいいのを書いてくださいましまし。
>>433 俺は今送って結果待ちのがあるんだが(あまりに早く送ったから1年くらい先なんだが)、俺はけっこうすんなり送れた。
入賞なんかしないと思うが。
素朴な疑問なんだが、自信のない作品を投稿する心理ってなんだ?
学校のテストでいったら十分に勉強できてない状態だろ?
一次でも通過したらなにか自信が出る気がする
懸賞に応募するくらいのつもり
万が一なにかの賞をとれて名前だけでも作家を名乗れたらヒキをしてても肩身が狭くない
こんなところ
一次でも通れば親にいいわけできるしなあ…。
一次は基礎できてりゃ受かるって言うし。
自信がないっていっても、本当に全くぜんぜん少しも何の期待もしないで
出すって人はいないと思う。自分としてはここは良いと思うけど、この辺り
はダメそうだとか、審査員のあの人の好みには合わなさそうだとか、出版社
のカラーがいまいち掴めてないとか、複合的な理由があるんではないかな。
450も言ってるけど、一次とかあわよくば二次とか受かってしまえれば
それだけで嬉しいってのは、学校のテストに言い換えても同じだと思う。
(以前より点数=評価が上がっているという意味で)
>一次は基礎できてりゃ受かるって言うし。
滝本竜彦は電撃小説大賞の一次を通過しなかったって言ってたな。それでも作家やってるんだから、努力と行動力次第でおまいらも作家になれるかもしれんな。ガンガレ
かゆ
うま
176
文章が完成しています。
でも書きながらなんのことがいいたいのか理解できていますか?
紙を持ち上げてください。しげしげと見つめてください。
なにか感じることありませんか?
そう!紙は裏と表があるのです☆★☆
気づきましたか?
要するに神ですw神は天使の波動と悪魔の波動を持っています。
あなたの中で両方がぶつかってる様ですな。
どちらを選ぶかはあなたの感性ですよw
231
友達を友達とも思えなかった二人が、ドラえもんから贈られたツールによって
互角に戦った。
ふむ、のび太は確かにジャイアンより喧嘩は弱かったかもしれない、しかし
精神的には負けていなかったのだ。
なぜならジャイアンからのいじめを耐えることができていたから。
ジャイアンはのび太より強いと思っていた。のび太はジャイアンより弱いと思って
いた。のび太はドラエもんによって本来の精神的強さをジャイアンに気づかせたのだ。
ジャイアンの心には何が芽生えたのか、それは「感動」である。
役立たずのあやとりが趣味の女々しいのび太をジャイアンは友人としてはずかしく
思っていた。
おれはなんであんなやつを抱えていなければならなんだ。
ところがのび太の本来持っている才能に気づいたとき、ジャイアンの心に何かが
触れた。
最後の文、「本物の静香ちゃんに続いてスネ夫まで殺してしまった。」
これはあなたのやさしさが感じられますが、蛇足と思いますwう〜んでも
脇役を最後に持ってくるところとかは配慮なのかな?どう思います?
良スレ
ヌルーもなんか書け
ジャイアン=ボス=いばりんぼう=アメリカ
スネオ=なんでも金で解決をはかりジャイアンに媚を売る=日本
のび太=いじめられっこ=イスラム
ドラえもん=宇宙
ツール=インターネット
おk?
「俺とお前は友達だ!」それが僕の聞いた彼の最後の台詞だった。
僕が彼に初めて出会ったのは、小学5年の時だ。
僕は気が弱く、なよっとしていたので、いじめグループのいい標的にされていた。
ある日の放課後、僕は体育館の裏で彼らに『正座の刑』という無茶な事をされていた。
それはコンクリートの上に素足で正座しろと言うモノだ。
僕は痛みをこらえ、正座していた。しかし限界が来ていた。
それを見たグループのリーダーが僕を殴る。
更に仲間も一緒に殴る。僕は吐き気をもよおし吐く。
それを見て、彼らは面白がり、また殴る。このまま永遠に続くかと思われた。
しかし何故かうめき声が聞こえるだけで、彼らは殴るのをやめていた。
僕は恐る恐る顔をあげると、そこには日焼けした長身の少年が立っていた。
その足元には、いじめグループの殆どがうめき声をあげながら、
地面に倒れていた。
「おいおい、こんな奴らにいじめられるなよ。お前の方が多分強いぜ。」
彼はそう言って、笑いかけてきた。
僕はお礼を言って立ち上がる。僕が小さいせいか、彼は大人びて見えた。
それから僕は少しずつ変わっていった。
彼に何とか言う武道の基礎を教えてもらい、少しずつたくましくなっていた。
小学6年になり、彼と僕は同じクラスになった。
それから、僕達の運命と言う歯車が回りだしたのかもしれない。
僕たちは良いコンビになり、クラスのまとめ役になった。
例のいじめグループたちも、自分達の行為を恥じ、反省し友人になった。
僕は得意な家庭科を生かし、家庭科クラブを作った。
それには彼らも一緒に協力してくれた。
それから、とても穏やかで平和な日々が続いた。
僕と彼は、創作料理コンテストで全国一位になり、喜び合った。
その後が大変だった。マスコミが僕たちを取り上げ、全国的に有名になった。
でも、彼は時々、暗い表情をする事があった。僕は彼と長く一緒にいるが、
その意味するところはわからなかった。
そんな毎日が続き、僕たちは中学に上がる。
僕と彼は一緒のクラスに再びなり、更に友情を深め合った。
だが、彼の表情に翳りが多くなり始めていた事に、僕は気づくのが遅かったのかもしれない。
そう、いつまでもこんな、当たり前の関係が続くと思っていた僕には。
「俺には人の未来が見えるんだ。」
中学2年になり再び同じクラスになった彼はいきなり、そんな事を言った。
「え?どういうこと?僕の未来が見えたって事?」
僕は半信半疑だったが、彼が嘘をついてるようには見えなかったので、
思わず聞き返してしまった。
「ああ、今まで黙っていてすまなかった。だが、もう限界だ。でも話を聞いても、
絶対に絶望しないと誓うか?」
彼は初めて僕の前で泣いていた。その必死さに僕は頷く。
「じゃあ、言うぞ。お前は後2年後に死ぬ。今は気づかないかもしれないが、
お前は心臓に大きな病を抱えている。それが1年後に発病する。」
僕は彼の言っている事にショックを受けたが、それを受け入れた。
「ありがとう、やっぱり君は僕の親友だよ。僕は元々、絶望していた。
それを救ってくれた君に、僕の最後を教えてもらえて嬉しかった。
それとごめん。そんな辛い思いをしていた事に気づかなかった。
でも、2年後。僕の最後を君に診とってもらえれば・・・」
僕の言葉をさえぎるように、彼は叫ぶ。
「ダメだ!お前は、この先必要な人間なんだ!俺にはもう一つ不思議な力がある。
それを使えば、お前はその先も生きて行ける。」
僕はそれを聞いて、喜んだ。まだ彼と楽しい日々が過ごせるんだと。
「だが、それは俺の・・・いや、何でもない。少し時間をくれるか?
まだ、お前と一緒に楽しく過ごしたい。俺のもう一つの力は
『一人だけ運命を変えられる』って奴だ。3日後、それを使う。」
僕はやはり彼は、すごい人間だったと改めて思った。
でも彼の眼は、少し寂しげだった。
ちょっと見ない間に、ゆめが電波まいてたようで、すいません。
気にせんでください。
3日後・・・
僕たちは二人が初めて会った場所。小学校の体育館裏に来ていた。
彼が言うには、その場所が一番いいと言う事だった。
僕はあえて聞かなかった。懐かしくもあり悲しくもある場所。
「さて、始めるとするか。と、その前に一つ。俺たちは・・・いや何でもない。」
彼が珍しく口ごもる。僕は何となく彼の言いたい事が、この場所でわかった。
「わかってるよ。僕たちは親友だよ。君が嫌だといってもね。」
すると彼は少し微笑み、涙ぐんだ。そして僕に向かって少し大きな声で言った。
「俺とお前は友達だ!」
すると彼の身体が光り始め、僕を包んでいた。
何か懐かしく温かい光。これは彼そのものなのか。
僕はそのまま光に包まれ、『悪い何か』が消えるのを感じた。
次の日・・・
僕はいつの間にか家に帰って来ていたようだ。
身体がすごく軽い。これが彼の力なのだろう。
僕は早く彼に会ってお礼が言いたかった。いつもより30分早く家を出る。
少し涼しげな風が僕をすり抜ける。気持ちいい朝だ。
いつものように教室に入る。さすがに部活の生徒くらいしかいない。
彼は何故か中学では部活に入らなかった。だから来るのは、後20分くらいだ。
僕は席につき、今朝たまたま本棚で見つけた、創作料理コンテストのレシピ本を見
ていた。
「なんだか、懐かしいな。また料理コンテストに出ようかって言って見るかな。」
僕は思わず独り言を言いながら彼が登校して来るのを待っていた。
彼は鳥を飼っていた。
翼に自由を見出したのかもしれない。
時折白い羽を微かに動かすだけで、籠の中で鳥は衰弱していた。
窓は締め切ったままで暗い世界だった。
彼一人の世界だった。
ある日、鳥が急に暴れ始めた。
彼は舞い散る羽根を見ながら、この鳥の最期を悟った。
明くる日、窓から日差しが入り込んできた。
しばらくぶりに解き放たれた窓の外は明るく、風が季節の匂いを運んできた。
彼は青い空を見つめた。
自由の翼を羽ばたかせる青空を…。
469 :
翠:04/11/05 08:29:14 ID:???
補完サンクスです。これで完結でいいっす。一応ラスト考えてましたが、なんかいいのでいただきです(-.-;)
>>469 オリジナルのラストが読みたいよぅ(´・ω・`)
471 :
468:04/11/05 13:12:16 ID:???
あ、ごめん。461さんのとは全然関係ないつもりで書いたんです…。
彼ってのが紛らわしかった。タイミングも。。
気悪くしたらすいません
二年位前の「文章書くのが苦手」スレッドを彷彿とさせる意欲的なスレッド。
473 :
翠:04/11/06 23:48:58 ID:???
>>467簡潔変一
その日、彼は来なかった。無遅刻無欠席だったのに。
次の日も、その次の日も来なかった。
思い切って担任に聞いてみる。すると「?」と言う顔をしている。
まさかと思い、クラス全員にも聞いてみる。
しかし誰一人、彼を知る者いや、覚えている者はいなかった。
それじゃ今までの事は夢?まさか!確かに彼はいた。
僕は記憶を頼りに彼の家まで行ってみる事にした。
彼はどうなったんだ。
475 :
翠:04/11/08 19:49:36 ID:???
僕は心臓の鼓動が他の人に聞こえるんじゃないか?と思うほど緊張していた。
もし、これで彼の家もなかったら・・・いや、それは後だ!とにかく行ってみる。
確かこの角を曲がって、黒い家が彼の家だ。
僕は泣きそうになりながらも、彼の家の場所を見た!
そこには黒くて古いのか新しいのかわからないが、彼の家があった!
僕はバンザイをしながら、彼の家のベルを鳴らす。
「ピ ン ポォォォォン」ゆっくりとベルが鳴る。
反応無し。もう一度、鳴らそうとすると、ボサボサの頭の男が出てきた。
「ああ?何だ?新聞なら・・・」男はハッと気づき僕を家の中に入れる。
「何で『ここ』が見えるんだ?お前タダの人間じゃないな?」
さっきまでのボーっとした顔とは正反対に、鋭い目つきになる。
「ぼ、僕は彼の・・・」そこまで言うと、何か一人で納得したらしく。
「君がこれから目にするモノに絶望を感じなければ来るんだな。
そうでなければ、ここを忘れて彼も忘れろ。」
いまどき、「新聞なら・・・」なんて言わないでしょ
いやそこはツッコミどころとしてどうかと思う…
何かまだ長引きそうな雰囲気だね。
続き楽しみ
479 :
ミツル:04/11/12 20:48:50 ID:???
あまり我儘ばかり言っていると『運び屋』に連れて行かれるわよ、
というのが、少年がよく耳にする怪談の類、親が子供を寝付かせる
ために使う代名詞として活用されている寓話だった。
『運び屋』に連れて行かれた人間がどうなってしまうのかというと、
その人間が望む世界へと連れていってくれるのだという。
それだけならば、とても素晴らしい話のように思えるのだが、
その世界は決して楽園などではなく、望んだものの代わりに、必ず
別の束縛が存在するのだという。
本当は恵まれた環境にいながら、己の境遇に強く不満を抱く者の
前に、『運び屋』は現れる。
そして一度『運び屋』に連れ去られた者はその事に気付かず、
自分の望んだ世界が見付かるまで、永遠に孤独な旅を続けなければ
ならなくなるのだという。
けれども少年はその話が好きだった。
永遠に続けられる旅。
永遠に錯覚していられる世界。
それは何と素敵な事だろう。
少年は未だ見ぬ世界への憧れと共に、『運び屋』に想いを馳せる。
480 :
ミツル:04/11/12 20:50:44 ID:???
お題消化がままならないんで短いの投下です。続きそうだけど終わり。
ほんとは長篇のプロローグにするつもりだったんだけどね…もう没っす。
そこは平和な世界。
争いは無く、豊かな世界…。
老人は何か食べ物を買おうと店に入っていった。
店には肉や魚、パン、そして様々な加工食品が並んでいる。
老人はパンを2つ手に取り、レジへ向かう。
「フライドポテトも一つ。」
力なさそうに老人が呟いた。
店員は無言で注文された品を手渡し、無表情のまま軽く会釈した。
公園のベンチに座って先ほど買ったパンを食べていると
子どもが蹴ったボールが老人の方へ転がっていった。
公園には10人くらいの子どもが集まり、ボールを蹴っていた。
コートやゴールは無かった。
近くにいる大人の集団はその子達の親だろう。
老人が起き上がってボールを少年に手渡してやると、
少年は何も言わずしばらく視線を老人の方へ向け
仲間の方へ去っていった。
老人は食事を済ませ、公園を後にし、まだ見ぬ地を求め旅立っていった。
その世界に老人の帰る場所は無かった。
そこは平和な世界。
争いは無く、豊かで……会話の無い世界。
老人は終わり無き旅を続ける。
自分でもこれは…と思ったけど一応書き込みました。
ネタ不足になったら運び屋シリーズ…っていう可能性を……。
しかし文才の無さを露呈してしまった。発想も貧弱!貧弱ゥ!だし。
484 :
ミツル:04/11/13 01:37:21 ID:???
>>481 うわ。まさか自分のネタで話を作って下さる人がいるとは…光栄です。
しかも良いじゃないですか。俺はこういう発想が欲しいですよ。
>>483 ありがとうー。何か浮かんだら書いてみるっす。
485 :
翠:04/11/13 20:20:17 ID:???
はぁ。アクセス規制の犠牲になっていました。
でも、面白い作品が出てきたので楽しみです。
ちなみに私、女なんです・・・関係ないですけど。
続き投下した方がいいですか?
10日過ぎたよ
>>翠さん
? 性別がどうかしましたか? 続きは読みたいです。
偽の予感
女は目を開けたまま冷たく横たわっていた。
辺りは暗く、冷たい空気が闇を支配していた。
彼は女の胸に刺さったナイフを見つめ呆然と立ち尽くしていた。
彼は毎日同じ夢を見た。
真っ暗な世界で突然胸に激痛が走る。
と同時に彼の目の前に後ろを向いた女がふわっと現れ闇に消えていく…。
そこで彼は目を覚ますのだった。
なぜ自分ではなく彼女が…彼は罪悪感に似た感情に苦しんでいた。
彼女が何をした。どうして守れなかったのか。
彼は自分自身の無力を嘆き運命を呪った。
彼は小学生の時に母親を、高校生の時に父親を亡くしていた。
二人とも何者かに殺されたらしいということだった。
世間は彼の不幸を憂い過剰に騒ぎ立てた。
彼は夢を見ていた。
辺りは暗闇に包まれ突然の胸への激痛。
いつも見ている夢だ。
女がふっと現れ…いつもならそのまま闇に消えていくはずだった。
しかし、いつもとは違い女は振り向いて静かに語り始めた。
「あなたは心の中にもう一人の人格を持っています。
それは稀にしか発現しないけれどとても凶暴で残虐な…。
そしてその人格が発現した時の記憶は普段のあなたには残りません。
それは誰にでもあるものかもしれません。ただあなたの場合それが極端だっただけ…。
あの夜私を殺したのはあなたです。
私は恨んでいません。それが運命であり私はただ受け止めるしかないのです。
しかし、あなたはこの罪を償わなくてはなりません。
精一杯生き続け、苦しみ続け、そしてようやく死を迎えて、また新たな生き物として
生まれ変わり…。それでもまだあなたは苦しみ続けなくてはなりません。
罪は未来永劫苦しみ続けることでしか償えないのです。」
突然空が明るくなり白い花が浮かび上がっていた。
鳥が空へと向かい羽ばたいていった。
舞い落ちる羽根に身を纏い女は光の指す方へ去っていった。
眩しさに目を閉じると、彼は夢から目覚めた。
ほー。
保守
タバコを吸いながら道行くカップルや女子高生を眺める。
なんだかとても輝いているように見える。
彼女達は今人生で一番輝いてるんだろうな、と勝手に思う。
高校を中退して約半年たった。
それ以来ぼくはいわゆる「普通」とは違った道を歩み始めている。
いや、とくにまだ何も始めてはいないんだけれど。
──学校を辞めた理由…それは一言で言えば「学校に合わなかった」ってことだ。
合わなかったというのは自己中心的な考え方だ。学校を選んだのは結局は自分なわけで。
中学の時の不勉強で賢くない高校に入って周りはチャラチャラしたヤツばかりで…。
そういうヤツらは得てして周りに合わせるという現代の若者的傾向が強い気がする。
そして単純なぼくは大学受験ではもう2度と同じ失敗はするもんか、と勉強しまくることにした。
実際そううまくはいかないもんなんだけれど。
何も大学をユートピア視しているわけではないけれど、何か環境を変えたいっていう気持ちは確かにある。
やりたいことも何もないけれどこのまま画一化された世界に閉ざされて過ごしていくのは嫌。
…なんてもう既に言い古された言い回しになりつつあるけど、本当にそう思う。
ただそういう台詞をはくのはちゃんとすべき事はしてから言う事だと思うし、だからぼくもできる限り努力しなくてはならない。
人生中退して何もしないで「普通」に反発なんてただの言い訳に過ぎない。
ぼくは全然モテる訳じゃないんだし、これから前進するためには今は勉強する時期なのだ。
少なくともぼくに開かれている道ってのはそれくらいしかないし、あとはただその道を突っ走るだけだ。
保守
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは滝へ修行に、おばあさんは街にパチンコに出かけました。
するとある組織がおばあさんにオファーを出しました。
おばあさんは迷わずその組織に入団しました。
そして、おばあさんは人間に付け入るのが得意だったので、みるみるうちにその組織での地位を上げました。
一方、おじいさんはといえば、突然の妻行方不明を受け只ならぬ悪寒を感じていました。
これは警察には頼らないほうがいい…おじいさんの直感がそういっていたので、自分自身のみで
おばあさんの捜索に乗り出したのでした。
聞き込み調査やインターネットにより、ついにおばあさんの居場所を掴んだとき、すでに失踪から2年を経ていました。
しかし、おじいさんはその2年間ただ情報を集めるだけではありませんでした。
ある時、いつものように滝に打たれていると、滝が突然凍ったのです。
そう、水を凍らせる能力が発現したのです。
最初はうまく能力をコントロール出来ませんでしたが、修行を重ねついに自分の意思で使いこなせるようになりました。
さらに空気中の水蒸気ですら操ることが出来るようになったのです。
ついにおじいさんが例の組織のアジトへやってきたときのことです。
おばあさんは既にその組織のリーダーになっていました。
「おまえ、戻ってきてくれないか」おじいさんは呼びかけました。
「はぁ?お前誰だよ。失せな!」おばあさんは凶暴になっていました。
おじいさんはしばらく呆然としましたが、心の隅のどこかでこういった展開を予測していたので
すぐに平常心を取り戻し、おばあさんをこんな風にしてしまった組織の壊滅を心に誓いました。
圧倒的でした。空気中に漂う水蒸気を尖った氷に変化させたものは団員の喉を一瞬にして突き破りました。
「もう一度問おう。戻ってくる気は無いか?」
おじいさんの問いかけ虚しく、おばあさんは懐からマシンガンを取り出し、めちゃくちゃに打ちました。
もちろん当たるはずも無く、おじいさんは手に氷の剣を纏い、おばあさんを切り裂きました。
去りゆくおじいさんの頬には一筋の涙が流れていました。
老女悪に落つ。その夫、特殊能力発現せり。
悪の組織を絶ち、一人去るなり。
m9(^Д^)プギャーーーッ
ほっしゅほっしゅ
煙草を買って家に帰ったら、愛犬のゴローが日本語で話しかけてきた。
「おう、お帰り」
何なんだ、なんで犬のクセに喋れるんだよ?と、俺は夢でも見ているような妙な気分に襲われた。
見た目はいつもどおりの茶色い雑種犬。赤い首輪もちゃんとついている。妙な気分のまま
俺からも話しかけてみた。
「ただいま。お前、なんで喋れるんだよ?」
「今までは犬らしくワンとか何とか吼えて誤魔化してただけだって。
犬が喋れちゃ変か?あがり症なお前よりも口は達者だぜ」
カチンときた。犬のクセに嫌な事を言いやがる。
「煙草買いに行ってたのか?お、今日はフィリップモリスじゃなくてラッキーストライクか。
煙草も程ほどにな、室内犬の身としては部屋が煙たくなるのは結構堪えんだよ」
「別にいいだろ。ペットに気を使って喫煙してられっか」
「バカ、健康に無頓着な飼い主を心配してやってんじゃねーかよ。」
と言って可愛らしく尻尾を振るジロー。なんだ可愛らしいじゃん、と思って背中を撫でてやると
「人間様も犬に心配されるようになったらおしまいだな」
と抜かしやがった。どこまでも癪に触る犬だ。
ほしゅ
今では家から一歩も出る事の出来ない僕にも、「親友」と呼べる友がいた。
しかし彼と僕とは喩えるならコインの裏と表。僕は引きこもり。彼は都内でも有数
の進学校へ進んだ。
「親友」と呼べなくなった今でも、僕は毎日彼の顔を見ている。
何故なら彼は僕の妹と付き合っていて、彼は毎日僕の家に上がりこんでくるからだ。
その上、何のつもりなのかは分からないが、彼は妹とのデートに僕を誘う。
『暇なんだろ?一緒に行かないか?』と。
その日、僕は自分の部屋で本を読んでいた。するとかつて「親友」だった彼が入ってきた。
『よぉ、元気かよ?』
僕は黙ってページを捲る。彼は妹に会いに来たはずなのにいつも僕に声をかける。
最後に彼と口を訊いたのは1年前だ。僕がまだ外に出る事が出来た頃。
そして、最後に外に出た日。
『何読んでるんだ?』
彼は僕から本を取り上げた。彼はページをパラパラと捲り『よくわかんねぇな』
と言い、本を僕に返した。
実話?
誰も読んでなさげだなぁ
あ、トリップは忘れたんで変えてみました。
読んだけど、それで終わり?
特に感想ないなぁ。
続きがあるなら読みたい
これだけじゃあ短すぎて感想かけない
もし、これで終わりなら、感想は特にない。
久しぶりに来ました。
ちょっと寂れてるようですね。
お題小説スレもできたようで、それ見てクリスマスというネタでちょっと書いてみましたが、こっちに載せときます。
12月25日、朝の7時頃。
「わーい、サンタさんからのプレゼントだ。ねぇーお母さん」
かわいらしい装飾がほどこされた布団の上に、ちょこんと赤地にツリーの絵のちりばめられた
四角い箱が置かれていた。
そう、今日はクリスマスイブの明けた朝なのだ。
にんまりと笑顔を見せた美由は、楽しみにしていたプレゼントににじり寄った。
「あれ、もうひとつプレゼントがあるや。サンタさんふたつもくれたのかな」
腕をのばした箱の奥に、赤いビニールの袋がのぞいていた。
12月24日、夜の10時頃。
二階の娘の部屋を見てきた女が、男の待つ一階の応接間へと帰ってきた。
大型液晶テレビに牛革張りのソファ、壁には値のはりそうな絵画が掛けてある。
「美由ちゃんはもう眠ってたかい?」
「うん、気持ちよさそうに寝てたわ」
女受けのしそうな彫りの深い男が、グラスにワインを注ぎ込んで、それを女に手渡した。
ホストクラブにいそうな、垢抜けた若い男と言えばわかりやすいだろうか。
腕には高級そうな腕時計が光っている。
「ところで、旦那さんとはこのままずっと一緒にいるつもり?」
「どうしようかしら。あの人とはお金目当てで結婚したから、彼が転勤先で女でも作って、
向こうから 離婚を切り出してくれるのが一番なのよね。慰謝料もたんまりふんだくれるし。
でも、転勤してる間は別れるつもりないわよ」
「じゃ、当分はこのままってことか。もし別れるとなったら、美由ちゃんはどうする?」
「そりゃ、わたしが育てるに決まってるわよ。だって、あなたとわたしの子どもだもの。
それに、養育費も貰えるしね」
「ふふっ、修治さんは知らないんだろう?可哀想な人だよなぁ」
それを聞いて、女は魅惑的な唇をつりあげたかと思うと、腹の底から込み上げてくるような笑い声をもらした。
「ほんと悪い女よね、わたしって」
「いいや、いい女さ」
ふたりは、イブの夜にワイングラスをカチンと鳴らした。
12月24日、夜の10時前。
男は久方ぶりの我が家に入ろうと、玄関のドアノブに手をかけたが、何か思い迷うところがあるらしく
庭の方へとまわって行った。
すると、何やら応接間の方で、男女の睦言のような声がする。
聞き耳を立てていると、自分に覚えのない若い男の声がした。
「さゆり、そろそろ寝ないか?」
「まだ早いんじゃない?せっかくのイブなんだから、もっと雰囲気を楽しまなくっちゃ」
「雰囲気もいいが、これ以上飲んだら眠っちまうぞ、俺は」
「もう、しょうがないわねぇ。ちょっと待ってて、美由が寝てるかどうか見てくるから」
「ああ、起こさないように静かにな」
それは、まぎれもない妻の声だった。
では、もうひとりのは?
男は、身内が嗚咽をもらして震えるのを感じた。
頭は鈍器で殴られたかのようにクラクラし、顔面はぼーっと熱くほてっていた。
12月24日、夜の9時頃。
ネオンに彩られた街を、意気揚々と駆けてゆく男がいる。
周りは幸せそうなカップルにあふれかえり、そこかしこに赤服に白ひげを付けた人たちが見られた。
だが、この男はそんな物にはいっさい目もくれない。
彼には我が家が待っているのだ。六歳の愛らしい娘と、若くて美しい妻のいる家が。
最近になってやっと、一戸建ての家を持つことができたのだが、会社の転勤で家族とは一緒に暮らしていなかった。
今日も、妻と娘に帰るとは知らせていない。驚かせたかったのだ。
普段買いなれないケーキと娘のためのプレゼントも、先ほど苦心の末に選びだした。
「なんて言うだろうな。ははは」
内心のはやる期待感からだろうか、珍しくタクシーを呼んで、家の前まで走らせることにした。
「○○町の×××までお願いします」
「はい、どうも」
少し行ったところで歳のいった運転手が、バックミラーにちょいと目をやって話しだした。
「お客さん、それクリスマスのプレゼントでしょ?いいですねぇ」
「ええ、わかりましたか。娘のためにね……ぬいぐるみを買ったんですよ」
「まだ小さいんですか?その、娘さん」
「六歳の娘がひとり。お恥ずかしながら、わたしだけ転勤で名古屋の方に行ってまして、長いこと会ってないんですよ」
「そりゃ寂しかったでしょう。いいクリスマスになりそうですね」
「はい」
これでおしまい?
時間が逆行してるんだ?
うん、これで終い。やっぱわかりづらかったかorz。
書いたのは時間軸通りなんだけど、逆にしたほうがおもしろいかなと思って。
だから落ちは一番最初にある。
殺しのシーンもいれたほうが良かったのかもね。
赤い袋には不倫相手の死体が?どっきどっき(;-Д-)
続き 投下 するよ?
「早く出て行けよ。」そう思ったが、言えるわけも無い。
僕が一言発したら、それは彼との会話に繋がる。
彼と会話する気は無いし、このまま黙っていても彼は出て行くだろう。
僕はそう思っていた。
しかし、30分が経っても彼は僕の部屋に居た。
黙って僕の背後に立っているのだ。
僕はもう、本を読んではいなかった。
彼は一体何を考えているのだろう、そればかり考えていた。
幾ら考えたところで無駄だということに気付くまで、その日は時間がかかった。
『帰れよ。』
その一言にずいぶん時間がかかった。しかし彼に反応は無く、僕は自分が本当に
「帰れよ。」と言えたのか、そしてそれが彼に聞こえたのかどうかが不安になった。
『話があるんだ。』
彼にしては珍しく、自信がないとでもいうような、消え入りそうな声だった。
僕は彼の次の言葉を待った。彼の言う「話」が深刻なものであることは、嫌でも分かった。
『お前の妹から聞いたんだけどな、お前の両親が、どうやらお前を・・・殺そうと』
そこで部屋のドアがノックされた。母だった。
『進くん?お父さんから電話よ。』
そこで彼は舌打ちし、「続きは後だ」と言って部屋を出て行った。
僕を殺す、だと?
久々です。鬱が酷くて出版用原稿が、進まないので休んでます。小ネタを投下していきます。
では、初めましての方も知ってる方もよろしくです
実は、あの少年は犯人ではないのだ。
あの時、私はてっきり、彼が3冊の単行本を万引きしているものと思っていた。
彼が店から出て行くのを見ると、私はすぐに声を掛け、
少年を店の奥の部屋へ連れて行った。引きずり込んだ、と言った方が適切かも知れない。
彼に厳しく問いただすと、万引きを否定するどころか、暴れ出したのである。
これは万引き犯の典型的な行動だと、これまでの事例から判断していたから、
少年の抵抗は万引きを認めたに等しいと、私たちは思い込んだ。
暴れる彼を押さえつけている内に、大きな証拠である彼のバッグの中身をひっくり返すと、
どうもこの店で万引きをした商品はその中には無い。
私たちは顔を見合わせ、凍り付いた。どういうことだ。
誤認だったのか。誤認だとすれば、店の信頼を大きく損ねるのではないか。
私は必ず証拠があるはずだと信じ、また、証拠がなければ一大事であるから、
店の中を隈無く見回り、店の入り口から奥まで広く調べ尽くした。
しかし、少年が万引き犯であることを証明するものは何一つ見つからなかった。
その時突然、私の脳裏に恐ろしい一筋の黒い光が私を飲み込んだ。
私は単行本の棚から、中高生に人気のあるコミックなど3冊の単行本を取り出した。
証拠を見つけたのである。私が見つけた動かぬ証拠だ。
少年は間違いなく万引きの犯人だ。
その証拠を少年に見せ付けると、彼の目は一瞬驚いたようだったが、
彼は「ふざけるな」と大きな声を上げて再び暴れ出した。
「やれやれ」と私たちは警察を呼び、少年を引渡した。
「万引き、減りませんねえ」少年がパトカーに乗せられるのを見ながら、
他の店員が私に言ったが、私は返事をすることができなかった。
パトカーに乗った後も、パトカーが見えなくなるまで少年は私を睨んでいた。
私はもうこの店には居られない。
あげ
今から考えるぞ
まだ考えてるのか?
何かの冗談なのか、それとも悪意に満ちたたわ言なのか・・・
どちらにしても怖かった。数分後、彼は戻ってきた。
『親父だった。今すぐ帰って来いってさ。』
僕が聞きたいのはそんな事じゃない、早くさっきの話の続きを・・・。
そう思っていたが言葉が口をついて出てくる事は無かった。
それでも彼は僕の意を察したのか、すぐに話を始めた。
『信じられないかもしれないが、聞いてくれ。これはお前の妹から聞いた話だ。
お前のおふくろさんと親父さんは、お前をころ殺す気らしいんだ。
お前のメシに毒を少しずつ混ぜて殺そうとしてるそうだ。
だから、メシには気をつけろ。できれば、ここから逃げろ。分かったか?』
真に迫った表情で一気に喋り終えると、彼はドアに向き直し、ドアノブに手をかけた。
『お前の妹が、俺に相談してきたんだ。どうすればいい?ってな。俺は直接伝えろって
言ったんだが、それはできないって言ったんだ。この意味、分かるか?』
彼は部屋を出て行った。
冗談でも、たわ言でも無いらしい。少なくとも、彼が嘘を言ったようには見えなかった。
逃げろだと?一体どこへ逃げろというんだ、ここ以外に俺に居場所はないというのに。
この意味、分かるかだと?ああ分かるさ、それぐらいはな。
どっこいしょ
529 :
(-_-)さん:05/01/30 03:01:38 ID:HnkCxQ4Y
あげあげあげからあげ
530 :
不幸:05/01/30 18:51:18 ID:???
僕はこうして血だらけの包丁をもって果てしない暗闇を逃げている。何故こうなってしまったのだろう。
夕方に見た変なテレビ番組でアメリカが宇宙へ行ったのは捏造やらネッシーは存在するやら胡散臭い番組を見ている僕。
必然的に脳が考え出してしまったひとつの疑問。「人間は死ぬのか」。僕が生まれてから死に直面したことがない。
生まれたとき、祖母や祖父・・・親戚やらもろもろ何もなかったからである母親と父親と姉と・・・この空間で小学校・・・中学校・・・
あがってきたが誰が死んだか・・・誰も死んでいないのである。ニュースを見ていると台風で人が死んだり芸能人が死んだやらごちゃごちゃ言ってるが
何故僕の身の回りではそれがおきないのか・・・そう疑問に思えたのである。その考えが頭の中をかけめぐり人の死がなにやらで作られた捏造のような気がしてならなくなった。
人は死んだとか言ってるが本当はどこかに隠居しただけなのではないのだろうか・・・画家だって絵がかけなくなったら自分のことを死んだと喚くように人の死なんてそれと同じようなものなんじゃにかって
そう思えてきた。こうゆう考えが頭をかけめぐり・・・こうした場合は実験をすることが一番だと僕は知っていた。家にあった包丁をもち人間を刺してみることにした。もちろん他人である。自分に刺しては痛いからな。
こうして僕は誰かを指すために家をでたは良かったが標的が中々定まらない。それどころかいざやろうとすると緊張する。怒られやしないか・・・殴られや・・・仕返しとかも・・・・
・・・・嫌な考えばかりが頭をよぎる。これでは駄目だと自分を励まし、空は暗くなっていった。・・・・明日にするか・・・そう思い帰り支度をしているときに・・・・・いかにも弱弱しい男・・・これは標的だ・・・・
ぼくはもっていた包丁をまっすぐに突きたて突進・・・嫌な触感が体に伝わる・・・男は奇声をあげながらよためいている・・・どうしよう・・・くそ・・・僕は包丁を持ちながら逃げ出していた・・・
あぁ・・・痛がってたな。。。。死ぬのかな・・・・どう思えたときにはどこかの路地裏で座りこんでいた。いつのまにか・・・・記憶が飛んでいる・・・とりあえず冷静にはなれた。・・・どうしようか・・・包丁
僕は包丁を捨て家に帰った。僕のジャンパーには返り血が多少ついていたが暗闇がそれを誤魔化してくれた。
531 :
不幸:05/01/30 18:52:09 ID:???
家についたときは7時・・・・僕は何気ない顔で自分の部屋にあがりジャンパーについた返り血を見てびびった。
何だこれは・・・一気に冷める食欲・・・何か不安が襲う。。。なんて気分だ・・・僕はそのまま寝ることにした。
・・・・あさ・・・もう朝か。まだ眠たい・・・学校か・・・休みたい・・・そんな気分だ。親が僕を呼ぶ。
あぁ学校か。。。僕はいつもどおり下におりて朝食をとることにした。いつもの風景。これからいつもどおり学校に行き・・・・
・・・・帰るのだろう。・・・朝からためいきはしたくないのでぐっとこらえた。。。。はぁ・・・・心の中でおもいっきりためいきしてやった
ニュース・・・・・さんが。。。に刺され〜・・・ ・・・ ・・ん?僕は思わず顔を隠した。何で俺が隠れなきゃ・・とか思いながらトイレに逃げ出した。
はぁ・・・おもいっきり溜め息をした。朝に声をだして・・・はぁ・・・・・溜め息しかでない・・・無気力感・・・後悔がすごい
僕はそのあとは普通だ。着替えて外にでて。。。学校へ・・・・・・・そして帰った。
んんん・・・・帰ってきてからゲーム・・・何か集中できない・・・ピンポーン・・・家のチャイムがなるたびに緊張が走る。
くそぅ・・・不愉快な・・・僕は昨日刺した現場に向かうことにした。昨日の出来事が嘘でありたいと思いながら
・・・あれ?現場についたが血の後やら何やらなにもない。人が普通に歩き、警察が来たという形跡も見受けられない
昨日刺したんだよな・・・・あれ?・・・あれ・・は夢・・・そうか・・・夢だったんだ。
家に帰った。・・・・・血の跡があるジャンパーを見て僕は現実に帰された。・・・・・ はぁ・・・
532 :
不幸:05/01/30 19:50:55 ID:???
・・・・寝て・・・起きて・・あれから二日目の朝をむかえた。不安が包み暴れたい気分にかられる・・・
そんな衝動を抑えイライラしながら学校へ行き・・・・帰る。もう一度行ってみよう。。。あの日のルートを辿ることにした。
・・・・やはり何もない・・・たしかにジャンパーには血の跡がある・・・はずなのに・・・あるのか?・・・もしかして・・・・
家に帰ったやはりジャンパーには血の跡がある。ますます混乱させる・・・。・・。・・・。新聞やらニュースやらを調べた結果
最近起きた町内での事件は万引きや珍走団による事件。。。まるで関係ないものばかりだった。何故・・・・「何故だか知りたいか?」
・・・・え・・・・だれ・・・振り向くと誰もいない・・・・クスクス。。。誰かが笑ってるのは分かる。・・・・おい・・・・
おい・・・一人で声を荒げていた。・・・・何をやっているんだ僕は・・・・・! 「ここだよ」 あたり一面が暗闇にかわる。
・・・どうなってるんだ・・・はじめての体験だった。理解はできない。僕は部屋にいたはずなのになんだここは真っ暗で何も見ない
533 :
不幸:05/01/30 19:51:59 ID:???
声は喋りだす「理解に苦しむな・・・直感で物事は考えればいい・・・ふふふ・・・つまり・・君は俺に語りかけられているそうゆうことだ。
難しい話ではないだろう・・ふふ」・・・四方八方から声が聞こえる。・・・自信にあふれた僕がもっとも嫌いとする喋り方をする・・そんな・・
「ふふ・・何故。君が人を刺しても。事件にもならず。こうして平凡に普通に生活しているのか気になるのだろう。・・・・簡単な話だ。君は人の死とは関係ない人間だからだよ。
・・・ふふふ簡単な話だろう。」・・・意味が分からなかった。・・声は続けた・・・「つまるところ人は死に関係ある人間と関係ない人間がいる。君はその死に関係のない人間だと
いうことだよ。分かるかな?いるだろう・・・やたら肉親やら友達やらなくす人間が。しかしその一方友人も肉親も死なず過ごしてきている人間もいる。・・・そう君のように・・・ふふ
・・そして君はあくまで人の死とは無縁な人間だ。ふふふ・・・。人を殺そうが肉親・・友人が死のうが君は直面しない。」・・・ ・・・・・・・・
「直面できないと言ったほうがいいかな・・・君が人を殺しても殺した人間はもう存在しない。死んだわけではない存在しないということだ。生まれていないそうゆう理屈だ。ふふ
友人の死も両親の死も・・・・・・存在しない・・・ふふふ・・・ただ君という存在は絶対だがね・・・・君が昨日殺したあの人間のことももう存在しないんだよ。分かるかな?
そうあの証拠ともいえるジャンパーか。あれさえ捨ててしまえば君自身もやがて忘れるだろう。いや・・・多分夢か何かと思い普通に生活するのだろうな・・・くく・・・笑えるな」
・・・・口だしはできなかった圧倒された。その理屈に・・・脳が整理できなかった・・・しかし何かが分かったそんな気分になれた。・・・
「さらに言うと君は幾人もの友人を事故で失っている。ふふ・・・しかし君は分からないだろ。友人が死に・・・そんな体験は分からないだろ?・・・ふふ・・・理解できたかな。
まぁできなくてもいいか・・・・ふふ」・・・・・・きがつくと朝だった。・・・夢か。。。なのに妙に記憶に残る。あれから3日目の朝がやってくる・・・・・・・・・
ちょっとあげさせてもらいますよ・・・
535 :
(-_-)さん:05/02/01 01:43:21 ID:C9STz/T5
暁期待age
536 :
暁:05/02/01 01:49:00 ID:MKtlbLNF
今書いたら名無しでもオレってばればれだよネ('A`)
今かかないでも、レスの少ないスレだからバレバレだ!
勇気を出してうpキボンヌ
ププ、いやほんとに。
この際ばれてもいいじゃんGOー!!GOー!!
『神様への手紙』
神様
ボクは命になったよ。
あのね、ここはとても居心地がいいんだ。
温かくて、落ち着いてて…安心出来るんだ。
考えることも心配することもなんにもなくて、ただこうしてるだけでいいんだ。
ボク、知ってるんだよ。
これから、ボクは心臓が出来て肺も出来るんだ。息が出来るようになるんだよ。
声だってでるようになって、耳だって聞こえるようになるんだ。
目も見えるように、匂いだってもちろんわかるようになるよ。
でも、今は
こうやって、いい気持ちで微睡んでるだけでいいんだよね。
カラダがどんどん育ってく。
何かの準備をしてるみたいに。
何なんだろう、ボクにはわからない。
けど…
あったかいなぁ
どんどん、どんどんカラダは育って。
ある時、いきなりもの凄く寒くなった。
ボクは、こうゆう時が大嫌いなんだ。
ここは、大抵あったかくて気持ちいい。
でも時々、すごく温かいいい気持ちになったり…全然違うトコロみたいに、寒くて怖くなる。
くるくるくるくる、よく変わるんだよ。
だからその時も、寒くなくなるのをずっと待ってたんだ。
早く、あったかくなるといいなって思って待ってたんだ。
けど、その時から
寒いままで、もうあったかくはならなかった
荒れるようにもの凄く寒くなったり、しとしと静かに冷たさが回ってきたり。
どうしてココは、こんなに寒いんだろう。
ココがあったかさをなくしてから、どれぐらい経ったかな。
ボクは、不安で不安で仕方なかった。
なんだか、さっきから…寒いのに混じって、ここにはナニかがあるんだ。
あぁ、そっか…
このナニかは、いつも栄養を運んでくるのと同じとこからきてる。
なんだろう、わかんない。
わかんないけど
ボクも悲しい…
いきなり。
轟音が響いて、何かが起こった。
ココが壊れる
何か、本当になんだかわからないモノが入ってくる。
ナニ、なんなのアレは。
イヤダ
近づくな。
逃げれないよ
腕が…ボクの腕がもげた。
痛い。
イタイいたいイヤダ。
またアレが迫ってくる。
ボクは死ぬ
神様
どうしてボクは生きれないの?
どうしてボクはココで死ぬの?
どうしてボクにだけ未来がないの?
ボク、まだ喋ることも見ることも聞くことも何にもしてないのに
どうしてボクを作ったの?
ドウシテ…
伝わる
なんだろ、この想いは。
流れてくる。
なんだろう、この、今まで感じたことない温かさは。
包まれる。
この想いに。
話すよりも、見るよりも、聞くよりも
何より感じる
ボクは愛されてるって…
両脚がもげる。
それでもココは悲しいくらいの慈愛に満ちてた。
神様
ねぇ、神様
この想いを、どうやって言葉にしたらいいのかな。
こうやって感じる以外に、こんなにも…こんな想いを伝える方法はあるのかな。
ココから出たら、話せるようになったら、このつながりはなくなるんだよね?
そうしたら
こんなにも深い想いを、こうやって感じながら死ぬことは出来なかったのかな
アレが近づいてくる。
もう目の前に。
それでも流れてくる。
温かい想いが。
死の瞬間まで、それを感じる。
神様
死ぬ時は、きっとみんなヒトリなんだね。
でもボクは、ヒトリじゃないよ。
話すより触るより、ナニよりつながってるから
あぁ、神様
ボク、思い出したことがあるんだ
ボクは、自分で…
あの、あのね
でも謝るより何より、最後に伝えたいことがあるんだ。
ボク、もう死ぬけど
ありがとう。
命にしてくれて
ボク、幸せだったよ
少女は目覚めない。
看護婦が部屋に入る。
少女は静かに目を開けた。
『…?』
不審そうな仕草に、看護婦が話しかける。
『気がついたの?よかったわね』
『あたし…』
『あぁ、まだ寝てた方がいいわ。手術は無事に済んだわよ』
『手術…』
少女は思い出す。
腹部に手を添えてそっと尋ねる。
『もう…いないんですか?』
看護婦は答える。
『そうよ、その為の手術なんだから』
『そうですか…』
自分に宿っていた命が消えたことを悟って
少女はそっと、目を閉じた。
『大丈夫?』
目を開けると少年がいた。
『うん』
少女は答える。
しばし見つめ合った後、少年は口を開く。
『…ごめんな』
『ううん、いいの。今のあたし達にはこうするしかなかったんだって、2人で決めたことでしょ?』
少女は笑う。
『だから、もういいの。…気にしないで』
少年は、しばし黙ってこんな話をしだした。
『あ、あのな…。こんな話があるんだ』
『うん?』
少年は話し出す。
『子供の魂ってさ、生まれる前に命の長さを知らされるんだって』
少女は目を見開いた。
『で、それでもいいよって言った魂だけが、命になるんだって』
少女の頬が、静かに濡れる。
少女は驚きながら、涙の理由を探した。
理由はわからなかった。
けど少女は一つだけ思い出したことがあった
意識を失う直前、初めて見た命の姿。
超音波越しに見たそれを、初めて強く、何よりも愛しいと感じたのだ。
早く居なくなればいいと悩み続けた存在を、確かにそう思ったのだ。
あの想いが、この涙の原因のような
そんな気がして、ならなかった
看護婦は話す。
『ねぇ、そういえば今日の患者さんが凄かったのよ』
仲間が尋ねる。
『一体どうしたの?』
『それがね』
看護婦は答える。
『麻酔が効いてるはずなのに、手術中、涙を流しながらずっとお腹に手を添えてたのよ』
死ぬ者の最後の祈りは、手紙となって神様に届く。
神様は一通の手紙を読み終えると、目の前の魂に尋ねた。
『あの人の子として命になっても、君は数週間しか生きることが出来ない』
そして幾度となく繰り返された言葉を口にする。
『それでもいいかい?』
魂は答える。
『いいよ』
『それでも私、生きたいの』
神様は思う。
数週間後に、きっとまた、一通の手紙が届くだろう。
幸せだったと、たった一言を伝える手紙が
丁度今聞いてる幻想的なアンビエントBGMとリンクしてちょっと泣いてしまった(;'A`;)
とても悲しい話だけど、何か考えさせらるいい話ですね。センスあるよ。
551 :
暁:05/02/01 03:06:23 ID:MKtlbLNF
(*´∀`)
暁期待あげって暁ってだれよ?
553 :
暁:05/02/01 04:01:00 ID:MKtlbLNF
上の名無しがオレです('A`)
全部自演かよ!
555 :
暁:05/02/01 15:48:09 ID:MKtlbLNF
いや小説載せたのがオレ
もう2月になったのか。昨月の記憶など全くなく時間だけが過ぎていくそんな日々に怒りをいだいていたのかもしれない。
今日こそはそう思いながらまたパソコンの前に座ってる自分がいた。
「現実見なきゃ」ドラえもんがパソコン越しに説教する。
知るか。気にせずパソコンを続けた。
「貴様、それでもサイヤ人か。できそこないが」ベジータも負けずに説教をかます。
エリートに俺の気持ちがわかってたまるか。気にせずパソコンを続けた。
「逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。」米人から迫害されてるキャラも何か言ってくる。
うるさい。耳をふさぎこんで布団にうずくまる。
「おまえにもかえるくにがあるだろ」目の前ではガイルがためている
あぁうるさい。ぼくはペットボトルにおしっこして寝てやった。
3日後ペットボトルから新生物が生まれ生物学賞をうけとることとなった。
人生どうなるか誰にも分からないものである。
闇に身をゆだねて・・・見えてくるのは・・・
二人の少年がいる。何かが語りかける。
「これは神に捧げられし魂」・・・びしっとした少年を指す
「これは力を求める乾いた魂」・・・弱々しい風貌をした少年を指す
少年1「行こうぜ」
少年2「よろしくたのむよ」
何も疑問に思わなかった。ただ二人と道を進んだ。
女性がいる・・・
「わたしは、あこぎ、あなたのことを待っていたのよ・・・永遠のパートナーとして」
・・・チュンチュンチュン・・・・鳥の鳴き声がする。もう朝か
少年はいつもようにメールをチェックする
妙なファイル添付メールが届いていた。
送信者:スティーブン
誰だか知らない
「近々、身に危険があるだろう。だが君なら大丈夫だ。
そして君には僕のとっておきをあげよう。
そして僕といつか実際に会ってみよう。
それはとてもためになることだ。」
悪魔召還プログラムというものが添付されていた。
よくはわからないがとりあえずハンドヘルドコンピューターにインストールしてみることにした。
画面があらわれる。「これは悪魔に対抗するためのプログラムだ。我々は戦わなくてはならない」
何かのゲームなのか。そのような疑問も抱かせた。
「ヒーロー。ちょっとおつかい行ってきてー」
母親が呼んでいる
(-_-)
暁期待age
ディスディス
廃墟?
イジメプログラムは面白い
すらすら読めた
由美子は彼氏と別れイライラしていた
その時、隣人の大学生ユウヤがブラッっとやってきた
由美子はイライラして熱った体をぶつけて表現した
ねぇ〜って、入れてよ。ぶつ込んで!!突いてぇ〜〜!!もっとよ!!もっとぉーー!!
四つんばいになった由美子のホールへユウヤは黒いバナナを精一杯の力でピストンする
いいわ〜〜アナルも入れて!!!!!!!!!いれなさい!!!!!
彼に『逃げろ』と言われてから2日たった。
しかし僕はまだこうして自分の部屋にいる。行く場所もなければ、外に出る度胸もない。
彼に言われたとおり運ばれてきた食事には気をつけていて、口にする前に猫に食べさせている。
今日の朝食までは問題なく食べたのだが、昼食のオムレツは匂いを嗅ぐだけで食べようとしない。
そこで、僕はそのオムレツを小さくちぎって妹の飼っている金魚に与えてみた。
多少、悪いとは思ったが仕方がない。
黄色い破片が水中に沈んでいき、腹をすかせた数匹のネオンテトラがそれに食いついた。
しばらくは何の異常も見受けられなかったが、1分もすると口をパクパクさせながら腹を上に向けて
水面へと浮いた。オムレツを食べたネオンテトラ全てが死んだ。
今夜『神様への手紙』の暁氏が友情ものを書きます
570 :
不幸:05/02/07 18:32:49 ID:???
今日は晴れている。昨日までの寒さが嘘のように太陽がサンサンと照りつけるそれが僕をいっそう不愉快にする。
さて今日は何をしようか。何をしようかと言ってもやることは限られている家でパソコン・ゲーム・テレビ
それか外にでて散歩。ゲームセンター・ショップ・古本屋etcなどつまらないものだ。
溜め息のひとつもしそうになる。さて今日は何を-うん。郵便受けにはいっている手紙に目がはいった。
「名無しさま」僕宛てか。また何かの勧誘か。それとも何かのプログラムか。何にせよつまらんものだ。
そう思いながら手紙を見ていた。「名無しさま。コンニチワ。あなたは毎日の生活を充実してすごしているでしょうか?
もし不満があるのならこちらまでおこしください。あなたの人生変えますヨ。 東京○○××00-00」
なんだ宗教の宣伝か。まったく。リビングに行くと誰もいないらしくテーブルにはカップラーメンが置いてあった。
「温めて食べてください」まったうちの親は本当に甘い。もし自分が親の立場なら勘当してるだろう。
そう考えながらカップラーメンにお湯をいれテレビをつけながら食べた。・・・・・
妹はどうせ例の彼氏か。あの茶髪のいかにもチャラチャラしてます。人生テキトーとか言ってそうな安い若者と街をうろついてんだろ。
オヤジは仕事か。毎日ご苦労なことで。母さんはどこに行ったのだろう、いつもなら家でうるさい小言を一言二言かぶせてくるくせに。
あーあどうしようかな。テレビを見ていると何やらニュースが流れている。アナウンサーが騒がしそうにわめいている。
「ここです。ここ。ここがあの悪魔のでるビル。○○ー××・・・」何か見覚えのある住所だった。
「あー見えました。あれでしょうか。手をふっています。手をふっています。分かるでしょうか」・・・
僕は目を疑った。あれは母さんじゃないのか・・・。僕は家を出て現場に向かうことにした。一体どうなってるんだ
現場にむかう途中小さな女の子とぶつかった。「ごめんよ。急いでるんだ。ごめんね」そう言い気にせず現場に向かった。
女の子は俺を睨んでいるように見えた。急に酷い寒気に襲われたが気にせずに現場にむかって前進した。
暁期待age
虫の知らせ だそうです
ワクワク(*´`*)
574 :
不幸:05/02/07 18:49:31 ID:???
現場についた。人ごみをかきわけ前にやってきたが収録は終わったらしく片付けの作業にはいっていた。
スタッフの一人にこの家のことを聞いてみたところこの家は誰も所有権も持っていないらしく幽霊屋敷
になってしまっている心霊スポットのひとつとして注目されているらしい。
何故誰も所有権がないのか聞くと詳しいことは分からないと曖昧な答えがかえされた。
次第に人ごみもなくなり。ポツンと自分ひとりがその場に残った。一体なんだったんだ。
そう疑問に思うも答えがでるはずなく帰ることにした。ゾクッ・・・
またもや酷い寒気がした。後ろを振り返ると女の子が立っていた。あのときぶつかった女の子か。
どうしたんだい?そう聞くも女の子は何も言わず僕を睨んでいた。
さっきぶつかったことを根にもたれたのかな。そう思い女の子に話しかけるもただ黙っていた。
分からん餓鬼だな。僕はそう捨て言葉を吐き現場を去ろうとしたとき女の子は叫び声をあげた。
なんなんだ。そう呆然とする俺とは裏腹に女の子は叫びつづける。近所の人がなんだなんだと寄ってくる。
この人があたしに変なことをする。・・・えっ。一瞬思考が停止した。まわりの人たちは警察を呼べ。
ひっとらえろなど好きに言ってる。大柄の男がでてきた兄ちゃんちょっと何しとったんや。と僕を捕まえようとする
僕はこの事態を理解し始めた。ヤバイ。そう思うと体が逃げ始めた。男は追ってくる。僕は幽霊屋敷に逃げ込んだ
男も幽霊屋敷にはいり脅し文句の一つや二つ言ってくる。男が近づいてくるのが分かる。
息が近づいてくる。ふぅ。。。ふぅ。。ふぅ・・ヤバイ。僕は捕まることを覚悟した。
ガーン。男は倒れた。男の後ろにはバットをもった女が立っていた。その風貌はどこか母親に似ている気がした。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
∧( ´∀`)< あげ
( ⊂ ⊃ \____
( つ ノ ノ
|(__)_)
(__)_)
576 :
暁:05/02/08 00:01:54 ID:KeBH3eu+
ありがと
さ…コピペがまた大変('A`)
今回無駄にだら長いしなんか被ってる部分だからクソ小説なのですョ…
577 :
暁:05/02/08 00:05:00 ID:KeBH3eu+
『虫の知らせ』
美樹が死んだ
嘘みたいに、夢みたいに、あっという間に。
白い、本当に白い美樹の顔。
血の気のないその顔が伝えてくる、もうこの顔は生きてる者の顔じゃないのだと。
布を静かにまた顔にかけて、優香は振り返った。
美樹の母が嗚咽を漏らしていた。
『おばさん…美樹は…いつ?』
知らない。
美樹が死んだなんて。
美樹が死ぬような状態だったなんて。
だって
自分はさっきまで美樹と話してたのに
美樹は隣にいたのに
578 :
暁:05/02/08 00:06:17 ID:H7jaE0qB
高校受験も終わり、毎日が気楽で暇だった。
家でテレビを見てると、美樹がいた。
『あれ?鍵あいてた?』
ふっと振り返ると美樹が笑って立ってた。
両親が共働きな優香の家に、美樹が遊びにくるのはよくあることだった。
ただ、事前の連絡もなしに来たのは初めてだったけれど。
『いきなりだねぇ〜、近くに用でもあったの?』
『えへへ』
優香の問いに美樹は美樹らしく可愛らしく笑った。
『まぁ暇だもんねぇ』
相手が美樹だからさして不振に思わないで雑談を始める。
事実受験が終わった今は暇なものだ。
それに合否の通知が届くまでは気兼ねなしに話せれる。
(まぁ、片方が落ちたとしてもうちらは妬んだりしないけどね)
美樹と優香は親友だ。
美樹が一年前、優香の中学に転校してきた時は、お互い正反対の気質に苛立ったりしていた。
優香も最初は美樹を甘っちょろくてトロい嫌な奴だと思ってた。
579 :
暁:05/02/08 00:07:58 ID:H7jaE0qB
ただ、いつしかなんとなくわかることがあった
美樹も本当は一人なことに
優香と同じなことに
優香も友達や知り合いならいる。
でもそれは教室で話すまでで、遊びに行ったりバスで隣になったりする程の仲ではなかった。
誰の友達だとハッキリ言えるような人は、優香にはいたことがなかった。
ふと教室で見た場面
『美樹ならもっと可愛い人とつるんでていいのに』
じゃあ誰と話せってゆうの?
そんな声が、聞こえた気がした。
当たり障りのない言葉。
そんな友達がいる人達による何気ない言葉に追いつめられて、困ったように笑う美樹を見た瞬間、自分と同じだ、優香はそう思った。
それは友達と自信を持って言える相手がいる人には、決してわからない笑いだっただろう。
580 :
暁:05/02/08 00:09:57 ID:H7jaE0qB
それから優香は美樹と急激に親しくなった
最初は互いに友達がいないから仕方がないと思ってたのに、自分の一方的な思いだけじゃなく、相手も思ってくれるということは信じられないくらい心地よく、いつしか美樹はかけがえのない大切な親友になっていた。
同じ高校を目指し、これからも当然のように一緒にいる、そんな二人だった。
他愛のない会話
ふと美樹が真顔で尋ねる。
『ねぇ、優香。あたしがいなくなったら寂しい?』
『ん〜?うちも美樹もきっと受かってるよ』
きっと学校が離れるかも知れなくて不安なんだろう、そう思った。
自分も不安はあった。
でも例え学校が分かれても親友である自信が優香にはあったから。
581 :
涼 ◆ictaNQvHr6 :05/02/08 00:10:10 ID:hZLae3PA
おもしろいね^^
582 :
暁:05/02/08 00:12:35 ID:H7jaE0qB
『寂しい?』
美樹はまた真剣に聞いてくる。
予想外の反応に、数秒の沈黙の後に耳を真っ赤にしながら優香がうつむいて小さく呟いた。
『…寂しいよ』
そして美樹が何か言う前に大声で優香が言う
『なんだよ!美樹がゆわせたんだから笑わないでよね!!』
こんなこと言ったの、初めてだ…
『ううん』
見ると美樹は笑ってた
『そう』
真っ直ぐに目を見て言った
『安心したわ』
光が差したように、本当に明るく可愛く、初めて見る顔で笑っていた。
583 :
暁:05/02/08 00:14:15 ID:H7jaE0qB
(美樹…?)
いつもと違うその様子に戸惑いながらも、生来の照れ屋がその雰囲気に耐えられなくて思わず顔をそむける。
『コーヒー、煎れるね』
コーヒーが苦くて飲めなかった優香も、美樹に馬鹿にされたくなくて意地でも飲めるように努力をしていた。
いつかきっとブラックを飲めるようになって、美樹をびっくりさせてやるんだ。
『美樹ぃ』
いつか美樹なんかよりずっとコーヒー飲めるようになってやるんだからね
そう言おうとして、振り返ると
美樹は居なかった
584 :
暁:05/02/08 00:16:08 ID:H7jaE0qB
その瞬間に、電話が鳴った。
妙に嫌な予感を胸に受話器を取る。
『もしもし…』
『優香ちゃん!?急いで』
『美樹が死んだの』
嗚咽に混じったその声は、確かにそう言っていた。
585 :
暁:05/02/08 00:18:06 ID:H7jaE0qB
次の日の夜、美樹の通夜が行われた。
美樹は心臓の病気だった。
東京の学校に転校するのを機に、大きな病院に移り、いつ発作が起こるかわからないながら普通の学校生活を送り出したのだ。
あんなに一緒に居たのに、知ることのなかった美樹の顔だった。
親友だとずっと信じてて、なのに何の力にもなれなかった。
586 :
暁:05/02/08 00:20:20 ID:H7jaE0qB
機械のように通夜を終え、帰ろうとした優香に美樹の母が引き留めた。
『優香ちゃん』
『おばさん…この度は』
『この前は取り乱してごめんなさいね』
『いいえ、そんなこと。私こそ何にも出来ないで』
一通り当たり障りのない会話をする。
美樹の母が一つの封筒を差し出した。
『これ、優香ちゃんへの手紙みたいだから。遺書じゃないんだけど』
優香が初めて感情を動かす。
『よかったらあの子の為に受け取ってあげて?』
優香は封筒を受け取り大切に握りしめ、目に強い光を宿して美樹の母を見つめた。
『はい。…ありがとうございます』
もう会えない美樹の思いに触れる、最後のチャンス。
待ちきれずそこで封を切る。
いつも授業中にやりとりしてた時に使う同じ紙に、自分と正反対な小さくて几帳面な文字が並んでいた。
587 :
暁:05/02/08 00:22:53 ID:H7jaE0qB
『優香へ
とうとう中学も卒業だね。
伝えたいことが、山ほどあったハズなのに、いざ文字にするとちっとも言葉にならないね(笑)
あたしね、優香に会えて本当によかった。
この一年、優香と過ごせたことが何よりの宝物だよ。
優香のお陰で、あたし、心から笑えるようになったんだ。
無理して笑ってるねって言われた時、驚いて…気付いてくれて嬉しくて、今まで誰もわかってくれなかったから。
ねぇ、優香。
あたしと優香はいつまでも親友だけど、学校離れちゃうかも知れないし、クラスは絶対離れると思うんだ。
意地張ってちゃ駄目だよ?
寂しいってことは、寂しいって言わなきゃ伝わらないことだと思うから。
優香から寂しいって一度も聞いたことないから、ちょっぴり心配だよ
こんなこと言うと、優香はまた怒るかもしれないね(笑)
でも、何かあったらあたしがついてるからね。
これから先、あたしは友達は出来るかも知れない。
けど、親友は優香がしかいないからね。
って大人ぶったこと書いちゃったけど……優香がいないと、あたしは寂しいからね?(笑)
だから、これからもあたしの親友でいて下さい』
588 :
暁:05/02/08 00:25:04 ID:H7jaE0qB
凍ってた感情が静かに溶けだす。
知っていた
あの時の美樹がおかしかったこと
美樹が…美樹が……
心配してくれてたこと
『優香?』
呼ぶ声に顔を上げると、クラスメイトが心配そうに覗きこんでた。
589 :
暁:05/02/08 00:27:48 ID:H7jaE0qB
『…みしい』
『え?優香?』
『寂しい…寂しい』
繰り返し、呟く。
上手く声にならなくて、それでも止まらない。
寂しいを教えてくれた大切な親友。
意地を張ってたワケじゃないんだ。
気付かなかったんだ、君に逢うまで
自分が寂しいだなんて。
でも、今、寂しいよ。
君が隣に居なくて。
コーヒーを飲めるようになっても、自慢する相手がいなくて。
美樹と呼んでも答えてくれなくて。
クラスメイトが、驚いたように集まってきた。
心配してくれていた。
気付かなかった。
寂しいと言えば人は答えてくれないワケじゃないのに。
寂しくない時がなかったからわからなかった
590 :
暁:05/02/08 00:30:24 ID:H7jaE0qB
『優香…カラオケでも行く?』
『今日は何時間でもつき合うからさ』
『奢るから元気だしなよ』
悲しいのに、涙が止まらないのに、みんなの優しさが、温かかった
初めて寂しいを言わせてくれた友へ
寂しいと言った時のあの笑顔を、信じていい?
最後の最後まで、自分のことじゃなくてうちのことなんか心配してた馬鹿な君が、あの小さな呟きで、ほんのちょっとでも安心したんだと思ってもいい?
何にも知らなくて、何にも出来なかったけど、それでも君が幸せだったと思ってもいいかなぁ?
591 :
不幸:05/02/08 00:32:20 ID:w2YGudqU
俺の小説書けないじゃないのアホ
592 :
暁:05/02/08 00:33:32 ID:H7jaE0qB
目を閉じると、思い出す。
寂しいと言った時の、君の笑顔
痛みのように鋭く、ずっと胸に残るだろう
15歳、早春。
虫の知らせは、優しくて、悲しいものなんだと、ほんのり若葉の匂いの中で人の死の冷たさと共に初めて知った。
『ねぇ、あたしがいなくなったら寂しい?』
『…寂しいよ』
『そう』
『安心したわ』
593 :
30分:05/02/08 00:34:45 ID:J/ol6jTj
1章
「シャー、シャー・・・ブーゥウンン」外から車の音が聞こえた。
活気はないが、山ほどの飲食店やデパート、楽器や服、模型など
の個人店が軒をつらめる商店街。そこから500メートルぐらい離れた郊外に
俺の家はある。そこは街とは違い、木工所やら自転車屋やら
小さな工務店やら・・・
俺の住む家はマンションで、3DK風呂付36畳 月家賃3万5千円
のところに両親と一緒に住んでいる。
南側の部屋の窓を開けると丁度川が見える。
そして日曜日になると、知らないおじいさんが来て、自分で持ってきた
椅子と灰皿を置いて川岸でくつろいでいた。
ここに越して来てもう3ヶ月になる。何故ここに越してきたかといえば
前入た家が家事で全焼した。丁度家族で旅行に行っていたので家には誰も居なく
、家だけが燃えた。消防署は最初、タバコのポイ捨てなどによる火災だといっていたが、
後の調べで家が荒らされた後があって、犯人が逃げるときに内部から灯油をまいて
放火した可能性が高いと言っていた。結局犯人はまだ捕まっていない。
なんかまた切なくていい感じ…
また書いてね
595 :
30& ◆mcIgtPnSLQ :05/02/08 00:48:32 ID:J/ol6jTj
2章
空き巣による悪質な犯罪。誰もがそう思っていた。
今住んでいる家は築24年で、5年前に越してきた。
幸い火災保険に入っており、保険会社の審査で全壊になったので
、総額役3000万の保険が降りた。
そのお金で新しい家を建てることになっていた。もうこれで事件は
終わったんだなとおもっていた。あれが見つかるまでは・・・・Next time
暁に便乗して書くなよ
暁がカキコする前後に一気に書き込み増えてギガワロスW
598 :
(-_-)さん:05/02/08 01:13:40 ID:faKwtaC0
ひきこもりになる前のことだ。
僕にはSという恋人がいたのだが、事情があって別れてしまった。
あまり未練も無かったのだが、ひょんなことから噂を聞いた。
Sが売春をしているのだという。
僕は鼻で笑ったが、友人は本当だ、本当だとせっつく。
それなら賭けでもしようかと言って、僕は5千円「している方」に賭けた。
その方が面白いと思ったのだ。
友人は「じゃあ、俺はしてない方に3000円かけるか」と言う。
彼には以前の僕と彼女の関係を伝えていない。
「払えよ」と僕は念を押した。
「奢ってやるよ」と友人は息巻いた。
噂によると、彼女の売春現場は渋谷センター街の裏筋だそうだ。
退屈な僕等は、やる気もなく、そこへ向かうことにした。
便乗ウゼ… 明日でもいいじゃん
便乗疑われたくないだろ?
「わぁ、めんごい娘だー、玉のようだぁ」
昭和20年私が生まれた。
601 :
(-_-)さん:05/02/08 01:37:27 ID:faKwtaC0
ご存じない方のために書いておくと、
渋谷のセンター街というのはナンパの聖地であり、
様々な派閥のナンパ集団が女の子を食い物にしているところであり、
表通りから離れれば離れるほど、その恋愛に金銭が絡むようになるところである。
身売りという悲壮感は無いが、外国人、社会人、おっさん、金持ちなんかが
そのようなエリアに立っている女の子に金を握らせホテルへ連れて行く。
暗黙の了解で決められたウリのエリアがあり、
偶然にも僕はそのエリアに関して知識があったわけだが、
Sがどうしてその場所を知りえたかは謎だった。
僕はセンター街につく直前、カメラを買っていかないかと提案した。
それはちょっとした悪戯心で、
どちらかと言えばいつも冷静なSに思いっきりフラッシュを浴びせ取り乱した顔を見てやろうという心からだった。
「買ってもいいけど、無駄にならないか?」
「ならない、ならない。俺が買うし。絶対いるから」と僕は調子づいた。
(これは本当の話を書いてしまっているのだが、
今になればこんな物を用意していくべきではなかったのだと反省している)
センター街に着くと、時刻は夜の8時を過ぎており
そろそろ怪しい男と女が動き出す時間帯となった。
「うわぁ、いいなあ、哲夫ちゃん。それ、いいなぁ。」
「弘、これはラジコンっていうんだぞ」
「ちょっと使わせてよぅ。」
「駄目だ、駄目だ。」
「うわーん、ちょっとだけていいからぁ」
「子供はだめだだめだ」
ゴツン!!
「うえーん、ばばあなにしやがんだ」
「あんたお兄さんだろう!弘ちゃんに貸してやんな」
「うわーん うわーん」「うわーんうわーん」
昭和29年私は部屋の布団にもぐって聞いていた
信じられなかった。殺すとか殺されるとかそういうことはテレビの画面の向こうの事
だったのだ、少なくとも昨日までは。
あのオムレツには確実にネオンテトラを死に至らせる事の出来る毒が入っていたのだ。
結局、昼食はそのまま部屋のドアの外に出しておいた。
いったいどうすればいい?そとに出られない僕に何ができる?
このままずっと食事ができないなら餓死してしまうだろうし、食べたらおそらく死ぬ。
そう考えると、死ぬか外へ出るかの2択になった。
誰かに言ったところで、信じてもらえるはずがない。
僕もそうだったように、その‘誰か‘にとっても殺すだとか殺されるというのは
どこか自分に関係のないところで起きている事なのだから。
「綺麗だよ」
昭和41年私はお嫁に行った。お見合いであまりよく知らない人だったが
平成の今、こうして二人で細々と暮らしている… 終
さっき将棋って言葉に釣られて変なスレに書き込んでしまった。
続きはそのうち投下します、誰も読んでいないかもしれないけれども。
なんで暁に便乗するなとか言ってんの
いいじゃん別に
書きたいときに書けば
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
∧( ´∀`)< あげ
( ⊂ ⊃ \____
( つ ノ ノ
|(__)_)
(__)_)
暁のためにage
609 :
(-_-)さん:05/02/08 18:43:25 ID:faKwtaC0
自演乙です
暁はやく
メンヘラー気取りの、サイコさんにあこがれる女子高生の書いたしょうもない小説はやく
612 :
暁:05/02/08 19:05:26 ID:H7jaE0qB
『ホウキ星』
これは、夜空を流れるホウキ星に纏わる、小さな、小さな奇跡の話。
夢を見たいんだ。
ほんの少しでいいから、一度だけ夢を見たいんだ。
夢を見せてくれないか?
…オレはどうしてガンなのだろう。
『ただいまぁ。しん〜。元気〜?? 今日は外すごいキレイだぞ』
10歳前後の少女が、軽く乗っかりながら話し掛けてくる。
(菜智…)
ガンでなければ。
おかえりと言うことも、この腕を抱き返すことも、そして話すことも…。
ずっと一緒にいられたのに。
僕はもう、死ななきゃいけないんだ。
生きられないんだ
。ガンだからあといくらも生きていられないんだ。
僕にはわかる。
ガンでなければ…
夢を見せて、くれないか?
ゲラゲラ
614 :
暁:05/02/08 19:07:28 ID:H7jaE0qB
『菜智。また出歩いて!!もう部屋に戻りなさい』
菜智の母親が、毎度のようにやってきた。
『だってママ、菜智今来たばっかだよ』
『昨日だって来てたじゃない。とにかく部屋に戻りなさい』
『でも…』
『いいからもう横になりなさい!!先にベッド行ってシーツ替えてくるわよ』
病室を出ていく母親を、悲しそうに見つめながら、菜智がぽつりと呟いた。
『ママは菜智のことが嫌いなんだ。いつも、外に出るなって…。具合悪くなって手間かけさせるのが嫌なんだ』
(…菜智)
ガンでなければ、菜智、君を守れたのに。
ガンでなければ、菜智、君を支えたのに。
もっとたくさん伝えれたのに。
615 :
暁:05/02/08 19:09:10 ID:H7jaE0qB
『あっ』
部屋を出かけた菜智が、何か思い出したように振り返った。
『信、あのね。今日、「りゅうせいぐん」ってのがあるんだって!』
目を輝かせながら、菜智は話した。
『でも、「りゅうせいぐん」ってなんだろうねぇ〜…』
『星が降ってくるコトだよ』
っと、偶然通りかかった医師が優しく説明した。
『星が?!降るの??』
菜智が目を丸くさせて驚いてた。
『そうだよ。ホウキ星っていう星が何個も何個も流れて、降ってくるように見えるんだ』
『ホウキ星??』
『そう、ホウキ星』
『ホウキみたいなの?』
『似てるっていう人もいるね。そうだ、いいコトを教えてあげようか?』
『うん!!なに??』
『ホウキ星が流れてる間にお願い事をするとね、叶うかもしれないんだ』
『お願い事…』
『そうだよ。菜智ちゃんが叶えて欲しいコト。なにかな?』
『あのね…』
『うん?』
『信が元気になって欲しいかな』
『信くん?菜智ちゃんのコトはいいのかい?』
『うん。だって菜智、一回信と一緒に遊んでみたいもん』
『そっか。菜智ちゃんは優しいね』
『えー、なんでかなぁ??』
途中で憤死しそうになったけど根性で全部読んでるぼくを褒めて
617 :
暁:05/02/08 19:10:38 ID:H7jaE0qB
ひとしきり会話が済むと、菜智はまた信の近くにきた。
『聞いたぁ??願い事が叶うんだって!!』
菜智は、目を輝かせていた。
『何個、ホウキ星が流れても、菜智、信が元気になるようにって全部にお願いするからね!』
とても、とても綺麗な笑顔を見せた。
『僕のことなんかいいから、自分のことをお願いしなよ』
『じゃぁ僕は、菜智が元気になるようにお願いするよ』
言いたいコト、伝えたいコト、やりたいコトは、星の数ほどあるのに……。
『…ち?!菜智!?』
遠くから、菜智の母親の声がした。
『あ、じゃぁまたね!!信!』
マタネ…
618 :
暁:05/02/08 19:12:18 ID:H7jaE0qB
そして夜がきた。
もう感覚はなかった。
意識も途切れ始めた。
死ぬんだな。となんとなくわかった。
そしてそれが確なコトだと、体が語っていた。
途切れがちの意識の中で、最後まで頭から離れなかったは菜智のことだった。
死ぬことを、妙に冷静に受け入れながら、もう一度だけ菜智に逢いたいと、信は思った。
最後の意識で見上げた窓に、一筋のホウキ星が流れていた。
菜智に逢いたい。
そう願い、信の心臓は静かに止まった。
619 :
暁:05/02/08 19:14:57 ID:H7jaE0qB
菜智が見える。
窓を開けて、顔を出している菜智にゆっくりと近づいていった。
『…信?!』
菜智がビックリしている。
(オレが見えるのか…)
不思議に、やっぱりと思った。
『スゴい!!すごいすごいよ!!菜智ね、今丁度ホウキ星にお願いしてたんだよ!!』
『…そっか』
声が出ることも、そしてその先も、信は知っていた気がした。
『しゃべ…?!本当に?!』
『あはは、なんか変な感じだね』
興奮する菜智とは対照的に、信は穏やかだった。
『信が…しゃべってる…』
泣き出しそうな菜智の頭を、信はくしゃっとなでた。
何故だろう。
あれ程に、話したかったこと、伝えたかったこと、してやりたかったことがあったハズなのに。
なのに自分は、どうしてただ側にいるだけなのだろう。
それなのに、何故こうも心安らぐのだろう。
620 :
(-_-)さん:05/02/08 19:17:15 ID:0feEKSMG
621 :
暁:05/02/08 19:18:23 ID:H7jaE0qB
いつもと、何も変わらないのに…
そう思い、そこで…
信は気が付いた。
もう遅いのに、今になってから。
自分は、幸せだったと。
声も出せず、手も動かせず。
それでも、幸せだったと。
菜智が側に来てくれて、居てくれて。
それだけで確かに幸せだったコトを、信は気付いた。
『うわぁー!!見て見て!スゴい!』
菜智の小さな指が指す先には、蒼い夜空と、雨のように降ってくるホウキ星の群れがあった。
それを見た瞬間、信は全てを理解した。
これは夢なのだ、と。
自分の願い、そして菜智の想いが重なり、流れるホウキ星が起こした小さな奇跡なのだ、と。
622 :
暁:05/02/08 19:20:35 ID:H7jaE0qB
『菜智…』
この世界から消える前に、言わなきゃいけないことが、伝えなきゃいけないことがあった。
最初で最後の、自分の声で
『ナニ??それより空、すっごいよ!!』
『菜智、あのね』
『ん??』
『僕さ、ずーっと話せなかったし動けなかったよね?』
『うん。でも、もう元気じゃん!!』
『……。菜智』
ずっと一緒だったね。
君は…
「信、どうして話してくれないの?!」
ワガママで…
「信、聞いてよ〜…」
甘えんぼうで…
「何個、ホウキ星が流れても、菜智、信が元気になるようにって全部にお願いするからね!」
そして誰よりも、優しかった…
『ありがとう』
その一言が、言いたかった。
623 :
暁:05/02/08 19:23:06 ID:H7jaE0qB
ずっと、ずっと不幸だと思っていた。
人より、劣る体しか持てないで。
けど、君が側に居てくれて幸せだった。
『信…??』
流れるホウキ星の数が、ダンダン少なくなってきていた。
『僕、もう行かなきゃ』
『いや!!行かないで!!』
何も知らないハズなのに、必死な顔をしていた。
やっぱり、わかるんだろうか…
そんなコトを思いながら、信はあやすように言った。
『菜智には、ママがいるよ』
『ママは菜智のことが嫌いだよ!!いつも、大人しくしてなさいって、邪魔者扱いするもの!』
『それは違うよ、菜智。ママは君の体が心配なんだよ。君のことをどんなに思いやってるか、僕にはわかる』
『信…』
薄くなっていく体で、信は生きている者には出来ないような、とても穏やかな表情で微笑んだ。
624 :
(-_-)さん:05/02/08 19:25:11 ID:wsVeSUZy
妄想女だな
おれこいう小説よまないから
司馬が池波みたいな小説だれか
書いてくんねーかな?
625 :
暁:05/02/08 19:25:37 ID:H7jaE0qB
菜智は、もう何も言おうとはしないで、ただ涙を溜めていた。
ガンでなければ…
ガンでなければ、もっとずっと居れたのに
でも
ガンでなければ、君に逢えなかった。
菜智が大きく一度、目を瞑り、涙が流れ落ちた。
目を開けると同時に、信の姿は、溶けるように消えた。
最後のホウキ星が、夜の空を静かに駆けた。
626 :
暁:05/02/08 19:37:58 ID:H7jaE0qB
>>616 えらひ('A`)
ってかかれこれ半年前の希ガス
何故か発掘
俺はジョン、いわゆる…犬だ。
俺は二本足じゃあ歩けない。三本でもなし、四本だ。
交互に足を前にだす。絡まったりはしない。
そういう風に神様がお造りになった。
で、なんで俺が人間語を話してるかといいますと
時はさかのぼり15時間前
629 :
不幸:05/02/09 00:51:50 ID:9nVpT7fX
「おい待てよ」
何だよと俺はふりかえる
「これ落としたぞ」
と男はおもむろに俺の携帯をさしだす
「ん、ありがとな」
そう男に礼をした
男は何も言わず去っていった
あれ?携帯が二つある。
さっきの男が俺にわたした携帯は何なんだ
俺はおもむろに携帯を開いて見た
携帯の待ちうけ画面には俺の顔が映っている
プルプルプル 携帯が鳴った
さっきの男からだ
「好きです」
俺は勃起した
143タン光臨待ちーって今日はもう寝るけどまた明日覗きに来るよ
「ん、何? なにがあったん?」
横から由紀が割りこんできた。
「実は、かくかくしかじかというわけなんだ」手短に説明する。
「へぇ〜なるほど……ってわかるかっ!」
「俺はできるだけ簡潔に」
「日常会話をデフォルメするな!」
「田中くん、由紀さんにいじわるしないの」
順子に叱られてしまった。
「ちっ、仕方ない。ほらアレだよ。校門のところに熊がいるだろ」アゴで指し示す。
「く、熊って……。あれ着ぐるみじゃないの?」
「そう思って近付いた教頭が一撃で吹き飛ばされ、隣で倒れてるぞ」
「ああ、あれ教頭だったんだ。っていうかここ、日本よね……?」
「見事なキリモミ回転だったぞ」
「ふたりとも、少しは同情してあげてもいいと思う」
順子が非難の視線を浴びせ掛けてくる。
うつ伏せのままピクリとも動かない教頭の側で、
熊がうがー、と緊張感のない咆哮を挙げながらのしのし歩いている。
「牧歌的だな。日本は平和だ」
「あたしにはとてつもなくシュールな光景に見えるけどね……」
「わ、わたしっ! 教頭先生を助けてくる!」
突然、意を決したように言い出す順子。
「馬鹿、お前が行ったところで同じことの繰り返しになるだけだ」
「そーよ、教頭のハゲなんてほっときなさいよ」
「でも、やっぱりあのままにはできないし……」
「わかったわかった、俺が行くからお前はここにいろ」
「えっ、でも熊だよ。ぜったい怪我とかするし危ないよダメだよ」
(その危ないことを今、自分がやろうとしていたんだろうが……)
「大丈夫だって。ここにいろ、な?」
順子の頭に手を置き、ぐっと押しこめる。
「うん、わかった……」大人しく頷く。
「きーつけなさいよー」
やる気のない由紀の声を後に、教室を後にした。
「とはいえ、素手じゃどうしようもないな。せめて武器を……」
ちょうど廊下の向こうから歩いてくる男子生徒に聞いてみよう。
「よう科学部の矢島。なんか熊に対抗できるようなものないか?」
「やけに説明的なセリフだね。熊ならこれはどうだろう」と言って、懐から小瓶を取り出す。
そのラベルには硫酸と書かれていた。
「お前、それ……」
「濃硫酸だよ。化学式はH2SO4。濃硝酸と調合すると王水といって」
「いやいやいや、なんでそんなもの持ち歩いてるんだよ」
矢島の言葉を遮って言う。
「まあそこはそれ、科学部員だし……」
何かが間違っているような気がするが、考えないほうがいいだろう。
「で、どうするんだい。いるかい?」ぶらぶらと小瓶を振ってみせる。
「……貰っておく」
「一応劇薬だから、危ないことには使わないでね」
「さっき思いっきり『熊なら』って言ってなかったか……?」
そもそも硫酸を危ないこと以外の何に使えと言うんだろうか。
まあいい。矢島と別れた後、ポケットに小瓶を突っ込み校門へ急いだ。
校庭に出た瞬間、歓声が辺りを包みこんだ。
振りかえるとベランダから身を乗り出した生徒たちが、一斉にこっちを見ている。
「L・O・V・E・!タ・ナ・カ!」
タナカコールまで始まる始末。俺、愛されてる?
教師達が止めに来るかと思いきや、一緒になってウェーブしている始末。なんなんだこの学校は。
会心のスマイルで皆に手を振りながら歩を進め、熊と対峙する。
不意に一陣の風が吹き、砂埃を舞い上げた。
勝負は一瞬――先手必勝。
「お前に恨みはないが、悪く思うなよ」
硫酸の瓶を右手に高く握り締め、にじり寄る。
ヤツも何か感づいたのか、こちらが間合いを詰めた分だけ後退する。
何か、やつに何か隙があれば……。と、そのとき。
「今だ!」倒れていた教頭が熊の足を掴み、叫んだ。「俺に構わずやれ!」
「あいよ」小瓶を放り投げる
「ってお前そんなあっさり、ちょっとは躊躇……」
――轟音が鳴り響いた。
もうもうと立ち上る土煙の中、遠くから俺を呼ぶ声が聞こえる。
「田中〜!」
「田中く〜ん!」
「その声は、由紀と順子か。熊がどうなったか見えるか?」
「いちもくさんに逃げてったよー」と、順子の声。
「そうか、それはよかった……お、視界が晴れてきた」
すると目の前に、教頭が横たわっていた。
「教頭……命を賭してこの学園を守ろうとした、あんたの死に様は忘れない」
目をつぶってしばしの黙祷をささげる。
「さてと、教室に戻るか」
「一郎くん、教頭先生このままでいいの?」
「いいんだ。『俺が死んだら校舎の見える場所に風葬してくれ』それが教頭の口癖だった」
「そうなんだ……。生徒想いのいい人だったんだね」涙ぐむ順子。
「いいわけあるか。そして勝手に人の遺言を決めるな」むくりと教頭が起き上がった。
「生きてた!?」
「死んだフリに決まっているだろう」パンパンと砂を払いながら言う。
「いや、でも思いっきり爆発に巻き込まれてたような」
「受身が完璧だったからな、ダメージは無い。長い教員生活をやってるとそういうことも身につくものさ」
そういう問題なのか……?
>>631-634 これで一区切り。学園コメディで使おうと思ってた文章
雑スレに張ったものを多少推敲してある
な
素朴な疑問
縦書きと横書きでは小説の質に違いはあるのか?
>>577 虫の知らせ
全体的にテーマが一貫してて良いと思う。美樹が死ぬのにこちらまで悲しくなった。
あまり情景は描かれていないけれど情景が浮かんだ。
私的には一人称のほうが感情移入しやすくていいかも。
暁の持ってる個性とか雰囲気なのかもしれないけれど、
やはり描写の少なさが目立ったような気がする。
人って見た目で大体の性格わかるって言うし、些細な仕草や主人公達の置かれている環境、によって大分リアリティ、感情移入度が違ってくると思う。
素人の意見だから聞き流しキボンヌだけど。
でもそれは本当に私の意見だから今は暁が書きたいように書いたらよいと思う。
雰囲気はすごく良いと思うし。どんどん良くなってくと思うよ。
もう一方の作品は、なんだか絵本(良い意味で)って感じがするね。
暖かくて悲しい感じ。
いつも最後悲しいけどほんのり暖かくなるのが良いね。
がんばってこれからも書きつづけてほしい。
大分リアリティ
オオイタ
正直、会話が交互の続くだけの駄作は
い ら な い
ガンガンガンガン
>>640 そのへん悩みどころなんだよね
演劇の台本ではダメなんだけど、
だからといって地の文ずらずら書いても絶対面白くないし
143みたいな文体の小説は、
よく高校の文芸部での出し物、冊子みたいなものの中によく見られる。
主人公と登場人物と作者の間に突っ込みとボケの関係が交互に介在してきて、
小説=開かれた世界を持つストーリーではなく、自己意識の中で閉じた世界の笑話や悲喜劇になろうとする。
語ることと語られることの馬鹿ばかしさを痛切に感じている世代なのか
始まりと終わりの作られた稚拙さを感じさせるが、これはあくまで作られているのであって、自然発生的稚拙さとは違い小説的冒険とも言いうるものかもしれない。
と批評してみる。
作品自体の批評ではないけど。
暁っていう人のも面白くないけどね
645 :
(-_-)さん:05/02/12 13:32:58 ID:JFVe/KPQ
ここまで文章書けるなんて大したもんだよ
648 :
「声」:05/02/13 15:29:04 ID:???
ある夜
ある男が歩いている
彼はこのまま家に帰り寝るつもりだった
「おーい」
声をかけられたらしい
男はまわりを見渡すがどこにも人影がいない
「おーい」
また声がする
男は気味が悪いと急ぎ足でその場を去った
次は女が来た
彼女もまた家に帰り寝るつもりらしい
「おーい」
彼女もまた彼と同じように声をかけられた
彼女は無視してその場を過ぎ去っていった
声は静まり返り場は闇につつまれた
その夜その道どおりには人がとおることはなかった
649 :
「声」:05/02/13 15:37:36 ID:???
ある男が噂話をする
「昨晩、道を歩いていると『おーい』って声をかけられたんだがふりむくと誰もいないんだ」
隣の友人が答える
「それってもしかしてあのボロ屋敷の道どおりか?」
ある男はかえす
「ああ、たしかボロ屋敷がちかくにあったな。普段はとおらないんだがな」
友人は分かったような顔つきでかえす
「まぁ君は幽霊か何かとでも思ってるのだろうね」
「ちがうのかい?」
「まぁ幽霊よりおそろしいものかもね」
男は困ったような顔をした
友人はあの道の謎解きをしてやるとあの道に一緒に行くことを提案した
男は嫌そうな顔をしながらも了解した
空はもう太陽が沈み漆黒の闇に覆いつくされた
男と友人はその道へ向かった
650 :
「声」:05/02/13 15:46:36 ID:???
男と友人は立ち話をしている
「ここだよ。ここで『おーい』って声がしたんだ。」
「ははは。やっぱりここか」
友人はクスクス笑っている
「何が可笑しいんだ」
男は少し不機嫌にかえした
友人はジャケットからナイフをとりだした
「おい。そんなもん持ち歩いてるのかよ」
男は少し驚いたように喋る
「ははは。この街じゃ必要不可欠だぜ?知らなかったのか?」
友人はまだクスクスと笑っている
「どうすんだよ。そんなもん」
男はかえす
友人は笑いを止めナイフを地面につきさした
『ギャー』
おびただしい悲鳴が道に響く
「何だ!?」
男は驚いた
友人は下に指を差した
道路から血がでている
男は驚き腰をぬかした
「どうゆうことだ」
男は声をふるわせながら言う
「こうゆうことだよ」
友人はまたニヤニヤしはじめた。
651 :
「声」:05/02/13 15:57:50 ID:???
血にぬれた道路からはまだ叫び声が聞こえる
男は不気味になりその場から逃げ出した
友人は男を笑いながらそのまま闇に消えていった
道路はまだ叫び声をあげている
それからまだ夜が明けぬ具合になり女がやってきた
道路はまだ叫びつづけている
女は喋りはじめる
「やれやれ、またあの子のしわざね。まったく道路に血のりなんか仕込んじゃって
テープもうるさくてたまりやしない。いったいどこにラジオかくしてあるんだか。」
女はそう言うと不機嫌そうにその場を去って行った。
後日、その道路の下で体に数箇所刺された男の死体が見つかった。
おわり
もう阿頼耶識って人は来てない?
653 :
不幸:05/02/23 00:49:25 ID:VB3rJyZu
真夜中の12時をまわろうとしている
男はまだパソコンの前にいた。
彼が開いてるのはヒキ板である。
ヒキ板とは「ひきこもり@2ちゃんねる」のことである
「あーやべーなwうはwだっせ糞固定死ね」
「うぁ。来るんじゃねーよ莫迦 からむなよ 釣れた釣れたwウヒョ」
彼の独り言は家族を悩ます伝家の宝刀だった。
「あーきもーい 何よアイツ 部屋にばっか閉じこもっちゃって 何であんなのが兄弟なんだろ」
「お兄さんにむかって何言うの」
「だって〜」
下のリビングではこのような会話が毎日繰り返されていた
お父さんは黙って新聞を読んでいる。
いつもの風景だった。
才能なし!!!君達は駄作を何を必死に書いて折るのだ。
655 :
不幸:05/02/23 00:54:58 ID:VB3rJyZu
「うほwいい男wうげげげwwwうはwwwおk托ちゃん托ちゃんwwww」
男の独り言はまだ続く
あーもうやってらんない妹は二階へ行き兄の部屋をノックする
「うっせーんだよボケ 黙ってろ」
暴言だった
兄は流石に凹んだらしく部屋から独り言は聞こえなくなった
656 :
不幸:05/02/23 00:55:31 ID:VB3rJyZu
『TIME LIES』
「ふーんそれで朝までどうするの?」
「どうしよっか」
二人は毎晩訪れる朝まで果てしなく続く、真っ暗なトンネルの様な時間をどうにかして凌ぎたかった
この2月の深夜0時40分の凍てつく公園のベンチとは別の場所で。
二人は時々、親に見つからない様にして家を抜け出しては、この公園で他愛の無い事柄について話をする
よくわからない世界情勢やまだ体験したことの無い恋愛とホラー映画なんかについて
将来のヴィジョンについてはタブー
饒舌の二人も十数年ぶりの大寒波の前に閉口ぎみだ
「・・・コンビニ行く?」
「うん行こ行こ!も〜〜さっむいよ!」
公園から寄り添うように歩きだす二人を街路灯が白々しく照らし出し、その陰を伸ばす
吐く息は真っ白で量が多い。空は寒々しく晴れわたっていて星々が綺麗に煌いている
まるで二人を嘲笑うかのように。
公園から100メートルほど歩いたところにあるセブンイレブンに到着した
車が止まっている。中には数人の若いやんちゃそうな男が乗っているようだった
二人はそれを横目でちらりと確認すると今度はその方向には目を向けないようにして
よく訓練された特殊部隊のような素早い無駄の無い動きでコンビニの中へと入った
とたんにエアコンの効いた暖気に触れサキが口を開いた
「あ〜〜〜生き返った!あのまま、あそこにいたら死んでたねマジで」
カナは思いのほかでかい声で喋るサキを少し恥ずかしいと思いつつ微笑みながら
「そうだね。ほんとあんなとこで凍死してるとこ発見されたらあたし恥ずかしく」
「ははは!そうだよ。まだ練炭自殺で発見されるほうがマシって感じだよ」
サキはカナの語尾を遮るようにして話した
二人はすっぴんの頬を真っ赤にして話す。まるで幼い子供の様だ
店内にはレジに店員と弁当コーナーに若いカップルがいるだけ
洋楽のヒップホップが流れる。店員の趣味だろうか
でもそれらの事象は彼女達にとってまったく意味を為さない
同じ空間を共有していても彼女達と彼と彼らは完全に孤立していて交わることはない。永遠に。
でもそれが彼女達にとっては都合がいいのだ。誰にも咎められずこの夜を乗り切れる
「ね、あいつらくるよ」
ファッション雑誌を広げながらサキが視線を外に向けて言った
カナが外に視線をやると、さっきの連中が車から降りてこっちに歩いてくる
『ヤバイ』二人はそう思った
あの連中は私達の心のテリトリーに侵入を試みるかもしれない
聞きたくもない事を聞かされ、喋りたくもない事を訊き出そうとする恐れがある
二人は連中が雑誌コーナーにやってきたのと入れ違いにスナックコーナーを経由し外へと脱出した
「あー・・・せっかく、しばらく時間潰せそうだったのに」
「あいつらムカつく!」
再び身を切る寒さが二人を歓迎した
「はぁ」
二人は同時にため息をつき、ニットキャップを深く被り直し
ダウンジャケットのポケットに両手を突っ込むと薄暗い歩道を歩き出した
「別のコンビニ行く?」
「う〜ん・・・いや、でもまたあんなのがいたら嫌だし、いい場所あたし知ってるよ」
「えっどこ?カラオケ?」
「ううん」
「漫喫?」
「違うよ」
「えぇー?じゃどこぉ?」
「着いてからのお楽しみ」
サキは無邪気でいじわるな笑顔で言った
「ふ〜ん」
カナは目を細めて少し微笑んだ
きっとサキの事だ。またとんでもないアイディアを思いついたに違いない
今までにもサキはカナを驚愕させるアイディアを数多く実行した事がある
でもカナはそんなサキが好きだ
サキの発案はカナをいつもワクワクさせてくれる
決して迷惑だと感じた事はない
サキはカナに楽しさと嬉しさをいつも提供してくれる
だから今もこうして一緒に寒空の下を歩いている
「マジ?」
着いたのはラブホテルの前だった
「カナ!好きだ!」
カナの両肩をがっしりと掴むと、宝塚の男役の様な低い口調でサキは言った
「本気なの?」
カナの「本気なの?」とは『本気で中に入る気?』という意味だ
「あぁ!」
「・・・まったくあんたって人は」
カナは呆れながらも笑いながら言った
「でもさ、あたし達でも入れるもんなの?そもそも女同士ってどうなのよ?」
「問題ない!こういうのはノリだよノリほらアレ社会勉強」
「寒すぎてテンションおかしくなってるよ」
フロントに入ると、電光パネルの上にたくさんの部屋の写真が薄白く光っている
「なにこれ?」
「ここで部屋を選ぶんだよ。ほらスイッチがあるでしょ?それを押して受付でキーを受け取るんだよ」
「・・・詳しいね。来たことあるの?」
恐る恐るカナは訊いた
「ん?あるわけないじゃん!TVで見ただけだよ」
「なんだぁ〜」
カナは少しほっとした
「で、どの部屋にする?」
「うーんどれでもいいんじゃない?もうとにかく温かい湯船に浸かりたいよ」
「そーだね賛成」
サキはすばやくスイッチを押した
「さてと」
「どうなる事やら・・・」
奥の受付へ緊張しながら歩く
しかしその緊張はあっという間に杞憂になった
「すごい・・・」
「イェ〜イ!」
サキは部屋のキーをぶんぶん回しながらはしゃいだ
「あたし達そんなに老けて見えたのかなぁ?」
エレベーターの中でカナが少しショックそうに言った
「そんな事ないでしょ」
「女同士も気にしてないみたいだったし」
「むこうも商売だし目をつぶってくれたんじゃないの?最近不景気らしいしさ」
「そういえばあの人ほとんど顔も見ずに渡したね」
「きっといつもあんな感じなのかもね」
エレベーターを降り目的の部屋の前に到着した
キーを差し込みロックを外しドアを開けた
「お〜」
「結構広いじゃん!」
部屋にはダブルベッドとソファとテーブル、それに大型のプラズマTVがある
壁からは大理石の柱が半分露出している
バスルームはガラス張りで部屋から中が丸見えだ
「うわ〜エロー」
カナが冷やかに部屋からバスルームを覗き込みながら言った
「ねぇ!こっちきて凄い綺麗だよ」
窓際に立つサキがカナを呼んだ
「うわ」
そこの窓からはカナとサキが住んでいる街が一望できた
車のライトがまるで血液の循環の様にスムーズに流れ
街の灯りはバースデイケーキのロウソクの様に華やかでどこか物悲しい
「初めて上から見た」
「あたしも」
「こんな街に住んでたんだね。ずっといてぜんぜん知らなかったよ」
「うん・・・」
「あっお湯入れよ」
「そうだった」
サキがバスルームに小走りで向かった
カナはベッドに腰をかけ、ダウンジャケットとニットキャップを脱ぎ、自分の髪を数回撫でると
そのまま大の字にベッドに寝転がった
数秒目を閉じ、再び目を開けると部屋の天井をしばらく見つめた
なんだかとても疲れている自分の体に気づく
でも、なぜだか根拠のない安心感と薄い幸福感に包まれている
「じゃん!」
急にカナの視界にサキの顔が現れた
サキはカナの上に全裸で馬乗りになっていた
「あー!!」
カナが叫んだ。サキの全裸に驚いたわけではない
「へそピ!」
サキのへそには銀色のピアスが付いていた
「へへ〜ついに空けちゃった」
サキは両手の掌で、へそのまわりをひっぱり自分のへそピアスを愛でる様にして覗き込みながら言った
「かわいい・・・いつ空けたの?」
「うーん一週間くらい前」
「痛くなかった?」
「ちょっとだけね」
カナはサキのへそピを右手の人差し指で触ってみた
「すごいよね・・・」
「何が?」
「サキのこの行動力はどこからやってくるの?」
「さぁ〜どこからでしょう?」
「次はタトゥーも入れそうな勢いね」
「墨はあたしぜんぜんかわいいとは思わないなぁ」
「へぇー、一応こだわりはあるのか」
「まぁね・・・さっ起きて」
サキはカナの両手を掴むとそのまま引き寄せ上半身を起こした
「う〜ん」
目を閉じながらカナは軽く唸った
「身体冷え切ってるよ。早く入った方がいいよ」
「うんありがと」
バスルームに気だるそうに歩きながらカナは服を脱いでいった
もうすっかりバスタブにはお湯が浸っていた
「この大きさなら二人で入っても狭くないね」
二人はバスタブのお湯の中へ身体を沈めた
「あ〜・・・」
声にならない声で二人は歓声を上げた
今まで靄のかかっていた思考も目を覚まし始める
カナは気づいた
「そういえばなんか痩せたね。というか引き締まったというか」
「気づいたか」
カナがサキの裸を見るのは、去年の夏休みにサキの家に泊まりに行った時以来だ
「あたしねダンスを始めたんだ」
「いつの間に」
「それでね結構痩せたんだよ。10キロくらい」
「10キロ!?ちょっと触ってみていい?」
湯船の中でサキの腹に掌を当てると、思った以上に硬い腹筋があるのがわかった
「すっごい」
「これも日々のトレーニングの成果」
「努力家だったのかぜんぜん知らなかったよ」
「好きなことには集中できるんだよ」
「ふ〜ん」
二人は見つめ合い、沈黙が訪れた
だけど二人にとっては別に重苦しい時間ではない
沈黙をしっかりと共有する事ができる
そして湯気が静かに立ち上るこの空間と時間はとても幸福に満ち満ちている
どちらともなくバスタブから上がると、二人は全裸のままベッドに潜り込んだ
「ねぇオナニーでイッたことある?」
「え?ないよ」
カナは答えた
「したことは?」
「・・・ある・・けど」
「ダメだった?」
「ダメだった」
「クリトリスだと簡単にイケるよ」
「クリトリス?」
サキはカナの顔のそばに股間を近づけると、指でそれを剥いて見せた
「ほらここ」
「グロい」
「グロいゆーな。これって快感を感じるだけのために付いてるらしいよ」
「そんな」
カナは絶句した
さらにサキは続けた
「刺激すると男のちんこみたいに勃つんだよ」
カナはそんな物が自分にも付いている事にショックを隠せない
表情には明らかに嫌悪感が滲み出ていた
サキはそれを見て取ると、ベッドから降りてTVのリモコンを取った
「社会勉強」
そう言うとサキはTVの電源を入れリモコンを操作した
画面に全裸の女を取り囲む複数の男達が映る
男達は女を持ち上げると、一人の男が女の股間を口で愛撫しだした
カナはその光景をただ呆然と眺めた
次に男は指で女の股間を弄りながら乳首を口で愛撫し始めた
もう片方の乳首も別の男が咥え、それとまた別の男がその女とディープキスを始める
ホテルの部屋に大音量で、乳首を吸い上げる音やディープキスの濁音が流れる
サキはカナに背を向け立ったままTVの方を見て動かない
ディープキスをしていた男が、モザイク越しの勃起したちんこを女に咥えさせる
女の頭を片手で押さえ付けると、強引にピストン運動を始めた
女は苦しそうに顔を歪める
股間を弄っていた男が、勃起したちんこを女の股間に挿入する
女は悲鳴をあげた。いや悲鳴ではない歓喜の喘ぎ声を。
部屋に今度は、いやらしい女の喘ぎ声が響き渡る
そこでサキはTVの電源を切った
「どう?気持ちよさそうだったで」
サキは振り返りながら言った言葉を途中で中断した
カナは肩を震わせながら目を真っ赤にして涙をいっぱいに溜めていた
「ひどいよ・・・どうしてこんなの見せるの?サイテー」
カナは声を震わせながら言うと目から涙が頬を伝った
カナはサキから嫌なモノを提供された。こんな事は初めてだ
「・・・ごめん。あたし、カナがこんな」
サキは両腕ををだらんと下げ、手に持ったリモコンを床に落とした
カナは膝を抱え顔を埋めて啜り泣いている
「ごめん」
サキがもう一度呟くようにして謝った
「少し・・・眠ろっか」
サキはそう言うとカナの肩に手を軽く乗せた
カナは啜り泣きながら頷いた
ベッドの中に入った二人は向き合い、サキはカナの髪を優しく撫でた
その瞬間カナの中で抑えられていた感情は決壊し流れ出した
カナはサキの胸に顔を埋めて、幼い子供のように声を出し泣いた。とても大きな声で。
あんなビデオを見せられたからだけではない
サキは何も言わず、ただカナの爆発した感情全てを受け入れた。母親の様に。
部屋にカナの嗚咽が響く
しばらくしてカナの嗚咽は小さくなりそして消えた
「カナはとても綺麗だよ」
そのサキの言葉はカナには届いてはいなかった
カナは眠っていた。とても安らかに。
サキはカナの唇に軽くキスをした
そしてカナの頭に両手を回し、再び自分の胸に顔を埋めさせると目を閉じた
サキもまた眠りの中へと落ちていった
カナは夢を見た
とてもよく晴れた草原の中にいる自分
心地よい風が吹き草々が揺れる
その草原の中に白いワンピースを着たサキが立っている
裸足でサキを追いかける。でも中々追いつけない
何かに足をとられ転んだ
立ち上がるとサキは消えていた
後にはただ草々が風にさざ波を立てるだけ
肩を軽く揺する振動でカナは目を覚ました
「もうチェックアウトしなきゃ。休憩の時間終わりだって」
ベッドの脇にある電話に視線をやりながらサキは言った
もうサキは服を着て、すっかり身支度が整っていた
「そっか・・・」
そう言うとカナも起き出し脱ぎ散らした服をそそくさと着始める
不思議なくらい、とてもすっきりした気分だ
身支度を整えると、二人はエレベーターを降り支払いを済ませ外へと出た
外はほんのり朝日が顔を覗かせ、やや強い風が吹いていた
一番冷え込む時間帯だ
サキが携帯の時計をチェックする
「5時半」
「あと30分以内に家に戻らないとやばいかも」
二人は早足で海沿いの歩道を歩く
朝日で空はピンク色に染まっている
新聞配達のバイクが二人を追い越していった
二人は無言で帰路を急ぐ
「じゃここまでだね」
二人はそれぞれ別の方向にある家の分岐点にくるとサキはそう言った
「うん。サキありがとう『さようなら』」
「さようなら」
二人は初めて「またね」ではなく「さようなら」で別れた
家まで残り数百メートルの道を歩きながらふと、もうサキとは会えないかも知れないとカナは思った
今夜もきっと会える。でも、もうそれは昨夜以前のあたしとサキじゃない。もう戻れない。そう感じた。
大きく息を吸い込む。風と一緒に。
空を見上げると大きな渡り鳥が海の方へ飛んでいくのが見えた
カナは微かに笑みを浮かべると真っ白な息を吐き出した
道はどこまでも続くけれど、どこへ行けばいいのか誰も知らない <了>
乙。
結構おもしろかったよ。
読んでないけど
今月の生活費も底をつき僕は途方にくれていた
「ほーっほっほ。おこまりのようですな」
「え_そうなんですよ。よくわかりましたね」
「ほーっほっほ。それなら私がお金を貸してさしあげましょう」
「え_本当ですか」
ほーっほっほは僕に200万円手渡し去っていった。
「やった_200万円だ」
僕はさっそくパチンコへ行った
「猪木ボンバイエ猪木ボンバイエ」
チャリチャリー確変→5連
「よっしゃー」
チャリチャリチャリ
「あれー玉がないぞ」
200万円−3万円
「くそ負けちゃったよまだ197万あるからいいか」
その夜僕は回る回転寿司で500円皿を狂ったように頼みまくった
「あと194万か」
僕は残りの使い道を考えていた
「あ、インパルスガンダムだ」
僕はプラモデルを衝動買いしていまった
「ふー明日から大変だな」
明日は家でプラモデルを作ることにした
「あーくそ肩こるなチクショー」
僕はプラモデルを作ってたが肩がこるので気晴らしに外へでた。
「あ、任天堂DSだ。前から欲しかったんだよな」
僕は任天堂DSを買った。
そして昼は吉野家でカレーを食べた
でもまずかった。
「あーどうしよー家かえってDSやろうかなー」
でもなんだかもうすこし歩くことにした
「助けてください。うちの家内が病気なんです。治療代100万円いるんです」
変なこじきが僕に喋りかけてきた
可哀想なので100万円あげることにした
「ありがとう。ありがとう。」
僕は満足気な笑みを浮かべて空を見上げた
雨が降ってきた
急いで帰ると家が燃えていた
しょうがないのでホテルに泊まることにした
ふとズボンを見ると破けていた
お金がまたなくなってしまった
ーどうしようー
「ほーっほっほ。おこまりのようですな」
またあのおじさんがやってきた。
「おじさんもっとお金ください」
僕は単刀直入に言った
おじさんの下半身から黒くてでかいイチモツが顔をのぞかせた
「これをくわえなさい」
僕は言うとおりくわえた
「上下にしゃぶりなさい」
僕はシュッシュッしゃぶった
「うぅイクー」
僕の口の中ににがいものがながれこんできた
「なかなかよかったぞお礼の500万じゃ」
僕は500万円手に入れた
一応
677 :
暁:05/03/10 23:52:25 ID:DiPL5EXi
長くなったから書き上げる前に前半とかうPってアリ??
あまり長いようならどこかにうぷの方が、じっくり読めて良いかも知れませんね。
と、自分もここに少しずつカキコさせてもらってましたが。
衣服からは喫煙者特有の匂いが漂っている。吐き出す息も不快なものであった。
車内にも主と同じ匂いが立ちこめている。助手席側のシートベルトも薄汚れている印象を受けた。
ドリンクホルダーの右側に口の開いた缶コーヒーが立ててあるのがわかる。
オーディオからは昨年のチャートを賑わせていたアーティストの曲が流れ、
その一曲一曲が始まるごとにこちらに向かって話しかけてくる。
出身地、ブレイクのきっかけ、アーティスト間の交流など、
大抵はテレビなどを通じて流布され尽くした情報だったが、それでもできる限り沈黙を避けようと懸命であった。
携帯電話の着信音がその一方的な交信を断ち切る。
運転席の脇から電話を取り出し、画面を見て舌打ちすると、車を止め通話に入る。
電話の相手はわりあい関係の深い人間なのだろう。くだけた会話、時々怒鳴るような口調。
話のさなか、こちらに視線を向けまたすぐに視線を逸らす。
そういった行為が数度続いた。
荒れた休耕田、みかん畑、ビニールハウス。人家の明かりは遠くで弱々しく輝くのみ。
寂寞をさえぎり、暗闇にほんの一時の心強さを添えるのは、時折騒音と共に通り過ぎる車のライトだけ。
土と草の香りに溢れたひなびた風景も、日が落ちてしまえばただ恐ろしいばかりであった。
一台の車が照らした影を長くのばして通り過ぎる。
だが今度は少し先で後部に赤いランプを灯すとそのまま端へと止まった。
道を教えてほしいんだけど。
開いた窓の中から発せられた言葉である。
同じナンバーをつけた車が先ほどから何度も通り過ぎているのには気がついていた。
隠された本心も既に悟っていた。散々聞いていた手口であったから。
しかし促されるままに乗り込んでしまったのだ。
何となく、哀れに思えたから。
680 :
でいじい ◆XdeIECS7Og :05/03/19 19:10:23 ID:fEYBrAb+
僕はさっき保健の先生に貼ってもらったシップの上から腕をさすった。
傷自体はそんなにたいした物ではないのだが
廊下の固い床に打ちつけたために多少腫れ上がっていた。
少し休んでいなさいと先生に言われてそのとうりにしているところだ。
僕の横には同級生で僕がケガをした原因の一人である
一之瀬美雪が付き添っている。
「ごめん。私のせいでこんなケガしちゃったね・・」
「別にいいって・・」
「でも」
彼女は悲しそうな顔で僕を見上げた。いかにもイナカの高校生といった感じの
オーソドックスなセーラー服を着る一之瀬美雪は
そのルックスのおかげで素朴さと純真さに満ちた清楚な女子高生に見える。
「オレのほうも不注意だったから。それより一之瀬さんは授業戻りなよ。
大丈夫だからさ。オレはちょっとサボりたいから・・」
僕はそう言ってベッドの上に寝転んだ。
「あ、ずるいな・・。じゃあアタシもサボっちゃおうかな」
美雪も僕と同じようにベッドに寝転んだ。
「おいおい・・」
「平気だよ。」
僕は美雪と友達のことや部活のことを話したりして時間を潰した。
その終わりのほうで僕は何の気なしに「彼氏はいるの?」と聞いてみた。
681 :
でいじい ◆XdeIECS7Og :05/03/19 19:12:41 ID:fEYBrAb+
一之瀬美雪が札幌の北大に通う医学部の学生と付き合っているという噂を
前に聞いたことがあったのでそれを確かめてみるいいチャンスだと思ったのだ。
「・・付き合ってたけど別れちゃった。やっぱり遠距離恋愛なんてつらいもの」
「そうなんだ」
「わりと最初は平気だったわ。でも・・」
確かに札幌から高速バスで1時間以上かかるこんな辺鄙なところに住んでいたら
デートも大変だろうなと思った。
保健室ではストーブの上のヤカンが音を鳴らしていた。
校舎3階にある保健室の窓からは雪をかぶったピンネシリの頂上が見えた。
頂上に設置された無人レーダー施設はガスがかかり、かすかに見えるくらいだった。
美雪はふいに僕の顔に自らの顔を近ずけた。
「私と付き合わない?」
意外な問いに僕は心臓がドキンとした。彼女の表情は明るい。
NEETの妄想乙。
683 :
でいじい ◆XdeIECS7Og :05/03/19 19:57:10 ID:fEYBrAb+
「それは・・かまわないけど・・」
「本当?よかった」
彼女はうれしそうな顔でなおも僕に迫ってくる。僕は苦笑いした。
結局、僕は昼休みまで保健室でさぼっていた。
彼女はあの一方的な「付き合おう宣言」のあと
すぐに保健室を去った。
放課後、僕は彼女の所属する陸上部へ足を運んだ。
保健室での出来事がどうにも冗談半分のような気がしたので
彼女に真意を確かめたかったからだ。
陸上部は冬季の間は体育館での活動が主となる。
女子陸上部の部室の前で僕は足を止める。
胸と背中に校名と陸上部の名前が入った
オフホワイトのジャージを纏った美雪がいた。
「よ、よう」
僕はなんとなくきまずいような気がして下を向いてしまった。
「あーどうしたの?」
僕はなにか言葉をつなげなければいけないと必死に言葉を探した。
だが力尽きてとうとう黙ってしまった。
「あのさ、保健室で言ったこと・・」
「一之瀬、早く練習行けよ」
後ろから美雪に陸上部の顧問が声をかけた。
「あ、はい。今行きます」
「ごめん。邪魔した。また明日でいいよ」
せかされている彼女を引きとめることはできない。
「待って。今日は体育館、バスケ部と庭球部も使うからウチは早めに終わるんだ」
「そうなんだ」
「1時間後にまた来て?ダメかな」
美雪は照れたようにそういうとそれほど長くない
髪を黒いゴムバンドで纏めた。
結局、僕は陸上部の練習が終わるまで待つことにした。帰宅部の強みだ。
でいじい死ね
685 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :05/03/19 20:09:00 ID:zlxNue9B
暁の自作小説読みたいな。
でいじい=ヌルー?
まだあるよ
あらやさん本読んだよ
でいじいって書きこむっていってから半年かかってやっと載せたのか。
しかも、他の人が書いたのにもっと比喩とか使おうよっていってるくせに
自分のにはまったく比喩ないじゃん。
あ、本当だ。アタシもカスみたいな小説を書いてる。
死んだほうがいいな。
693 :
(-_-)さん:2005/03/27(日) 17:32:45 ID:zyShTg26
生きろよ!逆にね!
694 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/03/28(月) 00:20:35 ID:aMZj35br
誰でも批評家になるのは容易いけど、自分の作品を出すのは勇気がいることだよ。
みんな恐れずにガンガン書き込んで愉しんだらいいんじゃないかなぁ。
あってめヌルまだいたんか
697 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/03/29(火) 00:50:12 ID:64xrIUrb
私には何かを描きたいという意欲に欠ける、ダウナー期とアッパー期の中間の
無気力な状態なので今は読者として愉しみたい。
同様の境遇にある人々がどのような夢を抱きどのような描き方で表現するのか、
その背景を読み取るほうがイイっちゃあイイw
修羅波に継ぐ女流文芸の才能があるのではないかと推測する暁の物語を読みたい。
修羅波は頭がよくて素直な文章で愉しませてくれた。
700 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/03/29(火) 19:29:03 ID:R6zhOZ/v
>>698 よくわからんが癒されなかった。
>>699 ひきこもり長くなると言い訳もといエクスキューズもとい詭弁の機会が増えるは王道。
ああそうさ私はタンパク質と水と詭弁と妄想でできている人間さ、それでいいじゃないヒッキーだもの。
まぁ、かくいう私も同様のスレを何本も立ててきたがいちいち批評されるのにムカついて
というか他の人の作品ばかり求めすぎて自分からはあまり書かなかったな。
とりあえず滝本竜彦や乙一のような作家がこのスレから生まれるのをまたぁり希望。
ひきこもりの芥川賞とか誰か。まぁ2ちゃんで徹底的に作品の質ではなくその境遇出自から
叩かれるのは間違いないがw
え?すでにここから誕生したんじゃないの?<ヒキ作家
まあ俺らに出来る事して、育ったら本懐だな。
703 :
でいじい:2005/03/30(水) 00:52:07 ID:???
うpするよりねちっこく批評するほうが楽しく思えてきた。
だがこのスレはうpする者と批評する者のバランスが均等ではないので
それがかなわないんだよね。まあ、俺の作品(作品なんて言うのもおこがましいが)の場合は
あまりにも糞すぎて誰も批評なんかしてないがw
とりあえず2時間で書いたエロ小説の出だしを載せてみたが
続きを載せなくて正解だったな。スレ汚しごめんなさい。
ちょっと待て。
書いて見せる事を繰り返して、文章上手くなれば万々歳じゃないか。
めげるな、でいじい氏。
走るテロテロ星人を止めようとして無事にすんだものはいない。それはこのドックリタウンでは常識となっている。
今朝もまた力自慢の男達によるテロテロ星人の捕獲が行われてたが、その結果は無残なものだった
体色を緑色に変えられてしまった男もいれば、奇妙な模様を体につけられた男もいた
他の住民は黙ったまま彼らを看病していた。テロテロ星人が怖くて喋れないからだ。
奴らは耳がいい。テロテロ星人の名前を口にしただけの老人が瞬速でかけつけたテロテロ星人に手を増やされた噂はドックリタウンでは有名な話になっている
奴らは無意味にそういうことをする。無意味なだけにたちがわるい
また明日の朝もあの足音
トットットッっと悪魔の足音が聞こえてくるに違いない
いつまで続くのか、この街の住民に安眠はない
続く
706 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/03/30(水) 19:27:22 ID:Ov8QXdht
707 :
(-_-)さん:2005/03/30(水) 19:56:38 ID:nl+ScME1
>>706 『神様への手紙』『虫の知らせ』『ホウキ星』
の三作。普通に上にあるよ
708 :
(*´・ω・`*)つ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/03/30(水) 20:00:14 ID:Ov8QXdht
ヒキ板出身の作家がいるんか、凄いな。
別に凄くねえよ
705
意味不明
悪魔の足音だけ笑った
>>705 自分こういうの結構好き
好感が持てる文章だ
で、ヒキイタからでた作家ってだれよw
714 :
(-_-)さん:たぶん2005/04/01(金) 12:45:32 ID:X5FVqZI1
そんなやつ聞いたことない
ぐぐれ
あったよ。一応。
デビューまではしてない。
716 :
(-_-)さん:たぶん2005/04/01(金) 14:56:31 ID:sOo6qlcn
デビュウしてないのに作家って・・・・・・
まあ、こんなとこに書いてるだけで作家を名乗れるなら
最高だよな。
テロテロ星人が物を盗んだらドックリタウンの警官は追いかけなくてはならない。
そうしないとテロテロ星人が怒るからだ。最初この街に奴らが来た日の警官との追いかけっこがやみつきになったらしい。゙お気に入り゙にされたのだ
テロテロ星人との追いかけっこ中の警官の顔はもう正義に燃えるそれではない。ただ与えられた義務をこなさなくてはならい奴隷と化している。
「あの時追いかけたりしなければ・・・」
そんな無意味な後悔し続けてもう四年になる。
当然だ。高速うごき。弾も当たらない。ヒモのように細い奴らを誰が本気で追いかけたりしようか。
だが警官はもう奴らの暇潰しとして目をつけられてしまった。よく分からないが、「拳銃」が奴らにとってたまらないらしい。他の住民は見て見ぬフリだ。
警官の足の指と鼻は今は無くなっている。以前テロテロ星人との追いかけっこをすっぽかした時に罰として消されたのだ。
そして今日も
トゥルルル・・・トゥルルル・・・
ガチャ
巡査「はい、警察です・・・」
女性「奴らがまた・・・」
巡査「・・・ハイ、今彼らはドアのところから僕を見ています・・・これから捕まえますんで安心してください」
女性「・・・・・・・・・・・・ご苦労様です」
巡査「・・・・・・」
続く
719 :
岸羅文:たぶん2005/04/01(金) 16:54:39 ID:???
「ただいま〜。」
俺は誰もいない部屋に入り、形だけの挨拶をする。
「ふぅ・・・虚しいね。チャリンコとこの部屋の物だけが、俺の家族か。」
いつものように、一人で愚痴る。
そうだ。俺が独り暮らしを始めたのは、丁度一年前だ。
あの日は、桜が異様に舞っていたな。
・・・一年前。
俺はいつものように、MTBで学校から家に帰ってきた。
「ただいまーっす。今日もお勤めご苦労さんと。」
「おかえりー。アニキー。今日は母さんの得意な極うまカレーだよ。」
そう言って片手におたまを持って走ってきたのは、俺の妹である澄子だ。
「そっか。そりゃ嬉しいね。本場のカレーなんざぁ邪道だからな。」
そう言いながら、部屋に戻る。
そして速攻で着替え、台所へ向かう。
「お帰り。雅也。もうちょっと待ってておくれ。」
母さんはそう言いながら、カレーの味見をしている。
「えーっと、何か手伝おうか?」
俺がそう言い切る前に、
「もうちょっとだから、お皿運んでくれるかい。」
母さんがそう言うので、俺はカレー皿をテーブルに運ぶ。
そう、これが俺の家族。たった三人だが、そこそこ幸せな普通の家族。
月一回の楽しみは、この極うまカレー。
親父が失踪してから三年、ずっとこうしてきたのだ。
そう、あの事件が起きるまで。
720 :
岸羅文:2005/04/09(土) 00:37:26 ID:???
『そいつ』はいつの間にかキッチンにいた。
俺たちは気づいた瞬間、全員冷や汗を流しながら固まっていたが、
最初に声を出し、『そいつ』に叫んだのは澄子だった。
「あんた、何でここにいるの!強盗するなら、家間違ってるよ!
お金もちなのは、お隣りの田中原さんでしょ!」
『そいつ』は、この世のモノと思えないような笑みを浮かべながら、
「すまないねぇ。美味そうなニオイがしたのでね。いや、美味いね。カレー。」
そう言いつつ、いつの間にか皿に盛ったカレーを食っていた。
俺が切れると同時に、母さんの平手が炸裂した、
「あなたね、お腹がすいているなら、きちんと挨拶くらいして上がるのがマナーでしょ!
別にこっちは、そこまで鬼じゃないんだからね。」
久々に母さんの怒った顔を見た。だが、『そいつ』は涼しい顔でカレーを食い続けると、
「ふぅ、ごちそうさま。いや、メインディッシュはこれからか。」
そう言った瞬間、母さんのいた場所に、『そいつ』がいた。
「ふふふふ、これはもっと美味いね。次はどっちかな?」
俺は訳がわからなかったが、その一言で完全に切れた。
『そいつ』が動けないよう胸倉を掴み、2,3発殴り質問する。
「はぁはぁ、てめぇ!一体何者だ?母さんをどこにやった!」
『そいつ』はやはり涼しい顔をして、
「そうだね。僕の名は白鬼。白面の鬼と呼ばれているよ。
そして君の母さんは、ここにいる…いや、いたと言うのが正しいね。」
鬼と名乗った奴は、自分の腹を指しながらニヤリとする。
ふと澄子を見ると、どこからか持ってきた木製バットを振りかざしている。
俺は何かヤバイ気がして叫ぶ。
だが次の瞬間、バットは真っ二つになり、澄子のいた場所に鬼がいた。
アブ板の小説スレがみれねぇよ。
誰か保管庫しらね?
723 :
(-_-)さん:2005/04/15(金) 23:44:01 ID:cN4l2T69
ageage
まだやってたんだ・・このスレ
じゃあ終わり
726 :
でいじい:2005/04/22(金) 01:19:16 ID:qODzWSNa
終わりなのか・・
あうあう
声って どっかからの転載じゃね?
729 :
(-_-)さん:2005/05/05(木) 14:59:49 ID:NAijxLAP
つうかここで発表されてる作品ってレベル高いのか低すぎるのかワカリマセンw
吐く息も白く
肌寒い今日この頃
731 :
(-_-)さん:2005/05/06(金) 22:56:38 ID:7/oVU0QK
>>729 >>443とか書いた人はレベル高いと思う。
暁は低いけど。なんで暁がマンセーされてるのか謎だ。
732 :
(-_-)さん:2005/05/06(金) 23:14:04 ID:7/oVU0QK
あげ
733 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/05/07(土) 21:41:35 ID:rW5KBKa+
暁が修羅波を連想させる才気活発な女の子だから。
芥川賞受賞したのが女の子だったと同じような理由で?
暁の作品を読んでみたいな。
734 :
(-_-)さん:2005/05/07(土) 22:31:39 ID:??? BE:240910799-#
あーくそ腹たつなボケ。僕はおもむろに部屋にある鏡にメリケンを装備した鉄拳を放った。
鏡は勢いよく割れ破片がちらばる。あー何やってんだろ。親がやってきた。事情を説明するのが面倒になった僕は
秘密兵器のカッターナイフをとりだし切りつけた。親は狂ったように逃げ出した。いつも偉そうにしてるくせに情けない。
笑いがこみあげてきた。笑ってると怒った顔した兄貴が部屋に乱入。思わず逃げ惑うもつかまれ蹴りいれられる。
蹴りで悶絶してる中蹴り蹴り蹴り。思わず謝ってしまう。兄貴は何か発狂してたがとにかく謝る。兄貴が油断し
背中を見せたスキにズボンをおろしてケツに挿入。思わず喘ぐ兄貴に母は絶叫。近所からギャラリーが集まる。
アンアンアン僕らは仲良し家族。はやくおとうちゃん帰ってこないかな
チョンマゲ。それは、漢(おとこ)の象徴っ!
チョンマゲ!そいつは、流行の最先端っっ!!
チョンマゲェェェェ!!ゲフッゲフゥ…
ス、スマン、ちょっと力みすぎた。
だが、チョンマゲが、今回のキーワードであった。
736 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/05/09(月) 20:37:09 ID:bwqwpzz6
夕暮れの魚のはらわた色の空の下を
『SALMON GO HOME』
僕は鮭。イエーイ。さっき生まれたばかりの新鮮だよ。
お腹に大きな栄養が詰まった袋がついてるから、しばらく何も食べなくても、へっちゃらさ。いいだろ。
それにたくさんの兄弟もいるよ。
でも、お父さんとお母さんは、もう死んじゃったんだ。
大人の鮭に聞いたんだ。なんでも鮭はみんな大きくなったら、この川を下って
海ってとこに行かなくちゃいけないらしいんだ。
海って、この川よりとっても広いんだって!凄くない?この川より広いんだぜ!
海に行ったら、たくさんご飯を食べて、立派な大人の鮭になれるんだよ。
そして素敵な恋人を見つけて、またこの川に戻ってくるんだって。
僕のお父さんとお母さんがしたように、僕もそんな人生を送りたいな。
だって、とても楽だもの。来た道をひょいと振り返って戻る人生。
帰りはきっと行きよりも、うまく泳げるはずだよね。
僕は楽しみにしてるんだ。来た道を戻る人生を。<了>
739 :
(-_-)さん:2005/05/18(水) 01:37:12 ID:0X5xPb6Y
初代まとめサイトの管理人ですけど、まだこのスレあったなんて驚きです。
記念age
740 :
あこがれ 1/3:2005/05/19(木) 00:16:21 ID:dwiQA9Tq
ついに修洞窟まで攻め込んだサンドリア王国獣人討伐隊。
しかし、前線は明らかに押されつつあった。
狭く足元のおぼつかない環境に戸惑う兵士、恐怖に打ち負かされ自失する兵士。
だが獣人は敵味方所構わず凶悪な鈍器を振り回してくる。
後から後から送り出されて来る獣人に、力尽きるように命が消えてゆく。
幾多の傷を作り、息を切りながら、自ら死へと向かうかのように特攻していく兵士を、
果たして勇敢だと言うのだろうか。
気が触れたのか、狂気に満ちた笑い声を上げている者もいる。
切り落とされた身体の一部を捜している者もいる。
幼い戦士は冷たくなっていく骸の側に座りこんでいた。
急激に膨らんだ悲しみに恐怖をも混ぜて吐き出されたかのように、
静かに眼前の攻防を見つめていた。
(いっそここでやられてしまったほうが、楽かもしれない)
その胸は、そんな自棄的な感情に支配されつつあった。
心細い戦場と言う場所で見つけた拠り所。
幼い戦士は、それを喪失したことで、命への執着がわずらわしく感じられた。
そっと立ち上がる。ゆっくり歩を進める。一歩、二歩、−−−
「待て」
不意に、銀色の手甲に幼い戦士の歩みは制止された。
741 :
あこがれ 2/3:2005/05/19(木) 00:17:07 ID:dwiQA9Tq
「ナイトさん・・・」
白を基調とし、銀で縁取られたその鎧姿は誰もが知っている。
重要な戦闘では常に中心的な役割を果たして来た、サンドリア王国が誇る英雄。
「しっかりするんだ。いいかい、戦場に飲まれちゃダメだ。君はここで待機するんだ」
「・・・いえ、いいんです。行かせて下さい」
幼い戦士の肩に手を置き、諭す様に語りかけるナイト。
しかし、頑なにそれを拒否する幼い戦士。
ナイトは腰を落とし、神聖と称えられた瞳でまっすぐに幼い戦士を見つめた。
「そうか、では無謀な特攻を許して、私は君の母上になんて言えばいいんだい?」
”母”とう言葉に少年の心が脈打った。
「なんでかあさんのことを・・・」
「気が付いた居なかったのか? 君はずっと”かあさん”、”かあさん”と呟いていたよ」
流したばかりなのに、幼い戦士の瞳はまた溢れそうになる。
しかし、今度は涙だけはこらえるように、嗚咽を繰り返すだけだ。
ナイトは勇気付けるように乱暴気味に幼い戦死の頭を撫でた。
「そこにいるんだよ。いいね」
「ナイトさん、その力でみんなを救って下さい!」
「幼き戦士殿、明日の遊びの予定を立てておく事だ」
微笑みで希望を受け止め、ナイトは前線へ駆けて行った。
少年にはその背中は眩いほどの光を伴って見えた。
742 :
あこがれ 3/3:2005/05/19(木) 00:17:51 ID:dwiQA9Tq
「さぁ、ここからが正念場だ! ここまで攻めて、今更引き返すことは出来ぬぞ!」
ナイトが前線の兵士たちに声を掛け、鼓舞する。
「私が最前線を張る! 後に続け!」
決して太くは無いが良く通る声は直接的に兵士たちの士気に作用する。
「ナイト殿! みんな、ナイト殿が到着されたぞー!!」
洞窟内を満たしていた狂気が、一人の騎士の存在によって払拭されていく。
ナイトは中央へ躍り出る。獣人の攻撃を盾で受け流し、剣技を叩きこむ。
その剣は、右から左から高速に振られ、下から突きあげ、上から叩き落とされる。
重力というものを知らぬ円舞のごとく自在な剣さばきは味方ですら見惚れた。
進行を続けながら詠唱される回復魔法は、短く素早く周囲の負傷者に照射される。
ナイトを中心にして切り刻まれた獣人が、絶え間なく円状に弾き飛ぶ。
「赤魔道士は残っているか! リフレシュを頼む!」
「黒魔道士、狩人は私の後ろから攻撃を仕掛けろ!全力で行きたいならな!」
「負傷した前衛は後ろへ退け! 白魔道士に治癒を願い出ろ!」
的確な指示が飛ぶ。混乱の極みにあった討伐隊が正常に機能してゆく。
(すごい・・・。世の中にはこんな桁外れの戦闘を出来る人がいるんだ)
この光景は幼い戦士に永遠の記憶として残るだろう。
破壊力をともなった軽やかな動き、アーティファクトの輝き、血生臭い戦場を一瞬に洗礼するその力。
全てが幼い戦士を魅了して止まなかった。
幼い戦士は微熱を伴った感動でもってナイトの一挙手一投足を追っていた。
ええっと、話が飛びひしすぎて見るきがうせた、まあ、俺も誰かさんに批判されて
むかついたから、多くは言わんが、また漏れも描いてみようかな?
そんときは、おてやわらかに、つまんないとか言わんでね才能を潰しかねないから
これコピペだろ?
たしか3レスで1話作れみたいなのだった気がす。
まぁ、Web版というか、掲示板用って感じの書き方だな
746 :
与太郎:2005/05/22(日) 00:18:36 ID:???
747 :
(-_-)さん:2005/05/24(火) 11:56:56 ID:xBMRU3ed
保守age。
ついでに小説投稿。
ふと、時計を見ると、既に夜の十二時を過ぎていた。
―あぁ、泣きつかれて寝てたのか…。
寝起きの頭で、先ほどまでのことを思い出していた。
――信じていた人に裏切られた。
誰もが一度は経験するだろう。
…ただ、私にとっては一度どころじゃなかった。
二度、三度、四度、五度…
何度裏切られたか、わからなくなるくらい。
もう人を信じまいと思っていたあの頃。
半分ひきこもりと化していた私に、あの人は声をかけてくれた。
「元気だしなよ」
「頑張れよ」
「つらかったら相談しろよ」
――何気ない一言。
それでも私は嬉しかった。
この人なら信じられると思った。
…その矢先のことだった。
あの人は話をあわせていただけだった。
自分の友人に、私の写真を見せて嘲笑っていた。
……何もかもが嫌になった。
私を励ましていると見せかけて、裏で嘲笑っていたのか。
他人の不幸を自分の友人に話して、ばかにしていたのか。
―――やりようのない怒りと悲しみを自分にぶつけて、私はまた眠った。
今日めちゃ面白い映画を見てる夢お見た
750 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/05/24(火) 22:40:38 ID:pZugTKqO
>>740 「だが獣人は敵味方所構わず凶悪な鈍器を振り回してくる」まで読んだ。
それなりに読めるじゃん
752 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/05/26(木) 18:24:55 ID:1dyRQwl+
よくできましたっ(*´・ω・`*)
丸々太った豚は言いました。
僕の性欲は豚相手じゃ満足しない。人間とやりたい、人間とやりたい。
正直このままじゃ死ねない。僕ら豚も生きる意味とか考えたりするんだよ。
豚にも意識がある、人生に悩んだり、途方にくれてしまうこともある。
お前と同じように引きこもりでうつ病の豚も友達にいる。
そいつのことは皆避けてる、一緒にいると疲れるんだとよ。
富岡はいいかえそうとしました。でもできませんでした。
その豚の友達のことを思うと自分と重なり合い
なんだか悲しくて悲しくて何もいえませんでした。
754 :
(-_-)さん:2005/05/26(木) 19:27:02 ID:??? BE:104097375-#
よし今日こそヌルー殺すぞ。僕の名前はヌルーキラー略してヌルキラー。みんなからはヌルーって呼ばれるナイスガイ←(笑)
いつもいつも頭に来るレスしやがって。さっそく街にでかけるとヌルー発見。宗教の勧誘をうけている。ディワ!
宗教を勧誘してる婆に蹴りをいれた後ヌルーにむかいおもいっきりチョップ。チョップ。チョップ。チョップ。
思わずひるむヌルーに今度は唾を吐きかえる。ペッ。ペッ。ゲロ。思わず嫌な顔をするヌルー。チャンスだ。
トドメにティッシュを投げつける。唖然とするヌルー。そのまま黙々と家に帰る。それが俺の日課だ。
755 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー ◆9pXiBpy0.U :2005/05/26(木) 23:22:27 ID:32U+VfoM
「よし今日こそヌ」まで読んだ。
もっとさぁ、パトスあふるる悲壮感、幻影と共に通過儀礼までしちゃうようなのがないか。
そういえば『誰もしらない』という邦画、まだ観ていないながらもなにか相通じるヒントがあるような。
『ユリイカ』『リリィシュシュのすべて』あたりの邦画っぽさがあるといいねぇ。
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
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と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
と、自分は書かないくせに何を〜w
あげまつ
758 :
(-_-)さん:2005/05/31(火) 06:10:50 ID:DZHvpOkn
今度こそ
760 :
(-_-)さん:2005/06/08(水) 22:50:38 ID:VMQWZzwG
age
>>743 おまえも「才能を潰しかねない」こと言ってんじゃん。
763 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/06/10(金) 04:08:02 ID:7SGJMnX2
パラノイア気味の多重人格ヒッキーの日常をきぼんぬ
君が書けば
ニセ多重人格が書いた話は大抵つまらん。
感想が批判?なのか?被害妄想強いね。誰かさんは。
769 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/06/11(土) 01:11:31 ID:ERUv+L2S
パラノイア(偏執狂)やな。
なんかなぁ、社会復帰成し遂げる物語性を求めてしまう。
YOUがCANしてDOしちゃえばいいじゃん
>461
ぷっ低脳が書き込んでるよwwwお前も二度と書き込まなくていいよwwwwww
759-766は同一人物かな?740-742の小説は意味が不明で面白くなかったから教えてあげたんだよ
ま、わざわざ低脳丸出しの小説なんて誰も読みたいとは思わないからねwwww才能も皆無だし(爆笑)
このスレの住人に面白い小説かけるやつなんていないでしょwwwww
いやーそれにしても740-742の小説は意味不だなー
743って最低なやつだな。
>>772 >このスレの住人に面白い小説かけるやつなんていないでしょwwwww
おまえも含めてということ?
ステキな才能あふれる
>>772先生に執筆依頼を(嘲笑
>774
いや、お前も含めるという意味ww774揚げ足はいいからさっさと失せなさい!!
才能皆無な776にこの世の地獄を(爆笑)
で、才能あふれる772先生のお話はまだですか?
781 :
休日ヒッキーN:2005/06/11(土) 19:35:43 ID:P6PzrqKp
小6の時、好きな女の子に「音痴ー!!!」って怒鳴られて以来、
女の子にこんな感情を抱いたことはなかった・・・。
今年で24になる。休日はもっぱら家でやばめのエロサイト(若い子)
を見ながらオナニーしている。当然友達はいない・・。
職場では、女性に普通に話し掛けることはできるが、はっきり言って
一歩引いてしまう。
だってそうだろう?休日はオナニー三昧、友達だって居ない。
こんなやつが恋愛・結婚したってうまくいくはずがないんだよ・・。
って思ってる。
そんなやつが、たまたまいっつも同じ職場で働いている女性と二人っきり。
仕事においては、こっちは信頼している(向こうはどうだか知らないが)。
まあ、二人っきりなんだから日常会話もするよね?
もっぱら会社に対する不満だったけど、結構楽しく過ごしていたよ。
けれどある出来事があいつを襲っちまったんだ・・。
帰る直前に向こうが「今日はどんなモノ(料理)作ろっかな〜?」って
言ったんだ。そいつは、喜んだよ。前から彼氏がいないって聞いてたから
彼氏ができたんだって思ったからさ、こういったんだ。
「料理がんばってください。」ってね。
そしたら襲ってきやがったんだ。あの感情が・・・。
彼女が見えなくなってすぐに涙がポロポロでてきたんだ・・・。
なんなんだよーーーー この感情はーーーーーーーーーー!!!
>780
頭の悪いカスは基本的に書込み禁止でwww
784 :
(*´・ω・`*)っ†ヌルー:2005/06/14(火) 00:13:28 ID:ivZMNA3S
妙な流れになっているが。
ヒキコモリの同人誌とかいいなおい。
だから、あんたが書いてくれってwwww
ロクなものが書けない奴ばかり。
でも多少でも長文が書ける奴はこんなとこで発表しないわな。
残ったのは変なのばっか。