>>982 >不登校に関していえば、現実に全国規模の団体を組織したことで有名なのは
>奥地圭子の「登校拒否を考える全国ネットワーク」だと思うが、
>ここの欠点は当事者性が薄いことだ。
それまでの「引き出し屋」系の組織よりはずっと当事者性が濃いと思う。
その意味で画期的だった。
奥地氏が登場するまでの不登校児は、単に治療や矯正の客体とされていて、
その指導に黙っておとなしく従うべき「問題児」に過ぎなかった。
>基本的に親のための会なので、親が主体になっており、本人は二の次になっている。
親の会は存在したが、本人が主体になる居場所づくりの必要を問題提起した
のは、奥地氏を代表とする会だったと思う。
>その対象年齢も低い。
学校信仰を相対化するならば、同時に学生年齢期間の観念も相対化して、
生涯学習の理念を全面に出し、年齢階層に因われない学びのネットワーク
づくりが必要だったかもしれないね。